短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

双子のハートフルストーリー

僕は五月 病(さつき やまい)、17歳。 僕には双子の弟、冷(れい)がいる。冷は僕に対していつも素っ気ない態度しかとってくれない。だから僕は冷に仕返しをしてやろうと思う。 今日から3日間、冷に話しかけない事にした。そうすれば冷も僕の気持ちを分かってくれるだろう。3日後が楽しみだ、グフフフ… 1日目。冷に話しかけたい。道にカツラが落ちていた事を言いたい。笑わせたい。などと考えている時、冷が僕に向かって言ってきた。 「兄貴、邪魔なんだけど…」 僕は泣きそうになった。言い返そうとしたが我慢した。気を紛らわすため、今日は早く寝た。 僕は冷が「なんか今日の兄貴元気ないな…?」と呟いているのに気付かなかった。 2日目。今日は早起きしたので一人で服を買いにいくことにした。いつもは冷と一緒に行くのだが、今日はそんな気分ではない。 玄関に向かって「いってきます。」と呟く。ああ、やっぱり冷は僕に興味が無いんだな、そう思いながらゆっくりドアを開けた。後ろから足音が聞こえる。なんだ?と思い振り向くと、後ろに寝癖だらけの冷がいた。 「ちょ、兄貴どうしたんだ!?昨日といい今日といい、様子おかしいぞ!?」 あれ?と一瞬戸惑った。こんな冷は初めて見た。なんとなく恥ずかしかったので、すぐに家を出た。 服は買いに行かずに、夜まで近所の公園で暇を潰すことにした。 「二人だったら、こんな時間すぐに終わるんだけどなあ…」 そう思いながらうたた寝した。 3日目。今日はとても体調が悪い。公園に長時間いたせいか、風邪を引いたみたいだ。僕は自分の部屋で休むことにした。誰にも会いたくない気分だったので、部屋に鍵をかけた。 意識がなくなりそうになったその時。 「おい兄貴!!!!!!!ドア開けろ!!!!!開けなかったら蹴破るぞバカ兄貴!!!!!!!!」激しいノックと共に誰かの大声が聞こえる。 「もう誰だようるさいなあ…」と呟きながらゆっくりとドアを開ける。そこにいたのは冷だった。 「え…なんで…」そう言うより前に、冷が僕に抱きついてきた。凄くやつれた顔をしている。泣いているようだったが、恥ずかしいのか顔を隠している。 「冷、何してんの…?学校は…?」と聞く。 すると冷が涙でぐちゃぐちゃになった顔を僕の顔に近づけ、今まで聞いたことのないくらいの大きさの声で僕に言う。 「そんな事どうでもいい!!!!なんで俺に体調悪いって言わなかったんだよ!!!!凄い心配してたんだバカ!!!!!」 僕は泣きそうになった。なんで冷に仕返ししようなんて考えてしまったんだろう。なんで冷を悲しませるようなことしてしまったんだろう。 そう後悔し、涙を流した。冷の頭を撫でながら「ごめん…」と呟く。冷も「ごめん…」と呟く。 それから二人ともずっと無言だったが、二人とも笑っていた。 ~おまけ~ 「ハックション!!!!!!」冷が大きなくしゃみをする。 僕は「ほらー僕に抱きついたりするから風邪移ったじゃんバカだなー」と言う。すると冷が恥ずかしそうに 「あの時は必死で…って何恥ずかしい事言わせんだバカ兄貴!!!!!」と叫ぶ。 なんかこの喧嘩、幸せだな…僕はそう思った。 こんにちは、作者のおのです!! 自分のオリキャラをイチャイチャさせただけの自己満小説でしたが、楽しんで頂けたでしょうか? 是非感想などお待ちしています!!

短編小説みんなの答え:1

あなたはそんなことを思っていたんだ

私は沢口愛。重い病気だ。入院生活で,お見舞いに来る人なんて居ない。 だって,家族も友達も居ない。友達が出来てもすぐに居なくなる。 そんな私の唯一の楽しみは病院の裏庭のとても綺麗な花畑で花をつむこと。ある日私は寝ていて目を覚ますと声がした。 「こんにちは僕は宮島聡志。君名前は?僕の事は聡志君で良いよ」 「・・・愛,沢口愛。よろしく」 「愛ちゃんかー可愛い名前だね」 えっ・・・今まで名前なんか可愛いって言われたこともないのに・・・ 「・・・そうかな?ありがとう,聡志君」 私は聡志君ととても仲良くなった。まるで家族だ。毎日が楽しい。  私達はよく花畑で色々喋っていた。でもそんなある日,聡志君が倒れた。 「聡志君!?誰か!!助けて!!」急いでお医者さんやナースの人が来てくれて手術をしたけど,助からなかった。私は大泣きした。聡志君が亡くなって3日。 聡志君と出会う前みたいに1人になった。いつも通り花畑へ行った。 すると,そこには花束があった。綺麗にラッピングしてある。 花はキキョウ,クロッサンドラ,ゴールドコイン,シオン,スイートピー,ゼラニウム,ツルニチニチソウ,ナナカマド,ベゴニア,白いツツジの花だった。私は花に詳しかったからすぐに分かった。 愛ちゃんへ 伝えたい気持ちは花言葉を調べてね 聡志より と書いてあった手紙も付いていた。 あぁ・・・貴方はそんなことを思っていたんだ・・・ 〈花言葉〉 キキョウ・永遠の愛 クロッサンドラ・友情・仲良し ゴールドコイン・あなたは魅力に満ちている シオン・君を忘れない スイートピー・優しい思い出 ゼラニウム・尊敬・信頼・真の友情 ツルニチソウ・楽しき思い出 ナナカマド・私はあなたを忘れない ベゴニア・愛の告白・片思い・親切・幸福な日々 ツツジ(白)・初恋 どうでしょうか?長くてごめんなさい! コメント&感想お願いします

短編小説みんなの答え:0

本当にあった出来事

あなたならこの出来事にどんな題名をつけますか?考えて感想のところに書いてください。 注意 大阪に住んでいるので大阪弁混じっているかもしれません。 私は小学五年の普通の女子!みんなからはナツと呼ばれている。 「ナツ!学校終わったら遊べる?」 自分はこんな何気ない日常がとても幸せに思う。 そう思ええるようになったのは多分あのことがあったからだ。 □ 自分は小学二のときすごく言葉に出来ないほど苦しいときがあった。 仲が『良かった』友達から無視されるようになった。 そこに誰もいないように。 原因は今もわからない。 無視されるようになったのは夏休みのことだった。 自分の親は共働きで、学童に通っていた。いつも通りに友達とすごしていた。 なのに、何故…こんなことに… 無視されるようになってからマンガばかり読んでいた。 いわゆる現実逃避だ。 現実逃避しても現実は変わらない。 そのせいか、無視が8ヶ月間続いた。 今思えば誰かに助けを求めたら良かったのかもしれない。 けど小学二の自分は助けを求められなかった。誰にも。 この頃の胸の痛みの名…いじめを知ったのは昨年のことだったし、助けを求める勇気もなかった。 けど心の支えになった人は一人いた。 その子はときどき自分に話しかけてくれた。 その時が一番幸せだった。 この子がいなければ自分はこの世に居なかった… 自殺してたかもしれな…この話しはあまりにも思い出すと嫌なのでこれ以上は話せない。 その無視をするように仕向けた『元』友達…は転校した。すると仲が『良い』友達が無視するのをやめた。 「ごめん」なんて言葉は一言も聞けなかったが一緒に遊べる、話を聴いてくれる、何より自分の存在を認めてくれることが嬉しかった。 この瞬間自分は何かに解放されたみたいな気持ちになった。 行きたくなかった学校も行きたいと思えるようになったんだ。 □ そして今日、道徳の授業があった。 だから意見としてこの事を言った。こんな思いをするのは自分だけでいい。 二度とこの苦しさを誰にも経験させないでほしい。そんな思いで発言した。 この事は誰にも言ってなかった。赤の他人はもちろん、家族にも… すると、後ろの席からこんな声がした。 「同じだね。」 びっくりした。その子も小学二のときいじめられてたらしく、私とは違って外に出て苦しい気持ちをどうにかしていたらしい。 しかもいじめるように仕向けた人が自分と同じ人だった。しかも同じ学童に通っていた。 もうこれは奇跡だ。何故か嬉しかった。 その嬉しさで涙が出そうになった。 そして最後に。 皆さんにこの事を書たのはこの過ちを二度と繰り返して欲しくなかったからです。 友達に嫌なことがあればそのまま無視したり、いじめたりするのはよくありません。 そんな時は本人に言いましょう。言うとケンカになってしまうかもしれませんが、いじめに発展し誰かが命を落とすよりはましです。 ケンカはだいたいは仲直りできるものです。 そしてもう一度幸せになれます。 自分の場合いじめの主犯が転校し、心を支えてくれる人がいましたがこれは本当に奇跡です。奇跡が積み重なり自分はここにいます。 けどこの奇跡が起こったのはたまたまです。だから皆さんは本当に気をつけてくださいね。 [あとがき] どうでしたか? 感想お待ちしています。見てくれてありがとうございました!

短編小説みんなの答え:5

青色のクレヨン

~君はいつも絵を描いている 青色のクレヨン、一色で紙は染まる~ 私の名前は薫。ぼっち高校生。 同じくぼっち高校生の康太に恋をしている。康太は絵を描くのが大好きなのだ。 康太の絵は少しユニーク。全部青色のクレヨンで絵を塗っているのだ。 私はいつも日記に康太のことを書き留めている。 『今日は青色の馬を描いていました。 青空の下で走る馬。すごく素敵でした。 世の中に青色の馬がいるか。そんなこと誰にも分からないと思います。 7月5日』 何故康太は青色のクレヨンで絵を塗っているのか、私にも分からない。 でも、この気持ちを本人に伝えられるように、私は日々努力する。 end

短編小説みんなの答え:3

世界で一番の笑顔。 ~恋愛短編小説

俺は川口 陽太。一応高校3年生だ。 何で一応かって?俺は不良。学校は行きたい時に行ってる。(まぁほぼ行ってないけどな。)そして今は、朝の6時。 俺は家に居るのが嫌で飛び出してきた はぁ…もうやだな… ??「あのぉ…」 陽太「んだよ。誰だよ!」 桃音「磯崎 桃音って言います。川口さん…ですよね?」 陽太「何で俺の名前知ってんだ?」 桃音「去年同じクラスだったので…」 陽太「マジで?全然覚えてねぇわ。」 よく見ると可愛い顔してやがる。 それから沢山喋った。好きな事や好きな曲、ふざけたりもした。気付いたら 7:30になってた。 桃音「あ、大変!学校行かなきゃ!」 陽太「待って!一つだけ聞きたい事がある。」 桃音「何~?」 陽太「好きな人は…いるか?」 桃音「フフッな~いしょっ!」 君は飛びっきりの笑顔で言った。 陽太「そっ…か。また明日同じ時間に会えるか?」 桃音「うんっ!じゃあまたね!」 急いだ足取りで去っていった。初めてのこんな気持ち。あの笑顔。俺は今日 世界で一番の笑顔を見た気がする。そして、心を奪われた____

短編小説みんなの答え:0

よろしくね!(小説、見てねっ)

1初めまして! 一こんにちは。Y県から来ました、森崎まどかです。 これから、よろしくお願します一 ぺコリと頭を下げた。 そう、私、まどか。星学園に来た。父の転きん。 「森崎さんはまど側の一番後ろのあの席ね亅 女の先生。きら先生は、私に向けて言った。 「はい亅 席に着いたとたん、となりの男子と目が合った。 その子は、少しほほ笑んで小声で 「よろしくね亅 「はい亅 何か、カッコよかった。 前の席の男子もこっちを見てる。けどすぐ前を向いた。 「授業、始めま-す!亅 きら先生がそう言って、学校生活が始まった・・・・。 2自己紹介 授業が終わって休み時間。 数人の女子に囲まれた。 「森崎さん!質問いい?亅 リ-ダ一っぽい子。 「いいよ亅 「何でコッチ来たの?亅 「父の転きん。あの、名前聞いてもいい?」 「あ、そうだね。私、山崎真名亅Γ私、花野優亅Γうち、城百合亅 何人か教えてくれた。 「うん、わかった。ありがとう亅 「キョ一ダイいる?亅 「お姉ちゃん、いるよ亅 「何才?亅 「14だよ亅 「えっ。うちらと同じじゃん?亅 「そう、私双子なの亅 「へぇ一いいな-亅 「何で?亅 「う-ん、うらやまし一亅 そんな感じで話した。チャイムがなって休み時間終了。 3そうじの時間 「ねぇ、森崎」 ふり返ると、となりの席の子。 「何ですか?亅 「敬語ナシ。んで俺、秋木星斗ね。亅 「秋木くん、何か用あるの?亅 「あ、そうそう。そうじの場所同じになったから亅 「えっと、ドコ?亅 「図書室亅 「?亅 「連れてってやるよ亅 秋木君は優しいし、話しやすいなぁ。 そんなこんなで好きになっちゃった。 ある日のこと。 私は言った。 「付き合って亅 「俺も。見たときから好きだった亅 「よろしくね!亅

短編小説みんなの答え:2

私たちの日常【短編小説です。気が向いたら読んでください】

ジリジリジリリ!うーん…6:00、私たち家族は騒がしい目覚ましの音で飛び起きる。急いで準備をして、学校に向かう。5:00頃帰宅して…と当たり前のようで目まぐるしい日常を送っていた。ポチッーテレビをつけた。「台風15号の影響が関東全域に出るようです。特に東京都の皆様はしっかり対策を…」ポチッーテレビを消した。バカバカしいなと思いながら、気をつけなきゃとか怖いなぁって思ってる自分がいた。夜、自分の部屋のベッドに潜り込んでからもヒューヒューと言う音が気になって眠れなかった。ん?突然爆音がして…気がつくと朝になっていた。そういえば昨日、家の中に物入れたっけ…?眠い。屋根が落ちている…眠気なんか吹っ飛んでしまった。あ!大事な自転車も!電柱も倒れて…馬鹿にしてたからバチが当たったんだ!地震みたいになっちゃってる……けが人が何人も出たそうだ。自然災害とは恐ろしいものだ。私たちが当たり前に生きていた日常が壊れてしまった。当たり前じゃないんだ。日常って。今の大切な日常が、なくならないよう、気をつけなきゃ。 -end- 話が飛びすぎたり、とても短くなってしまったりして申し訳ありません。備えあれば憂いなし、と言う言葉がぴったり合う話になったと思います。私たちも自然災害には気をつけるべきですね。ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。思ったことがあったら遠慮なくコメント、アドバイスをお願いします。習いたての漢字や、見たことがある字、言葉などを使っているので誤字脱字、言葉づかいがおかしいところはご指摘おねがいします。

短編小説みんなの答え:0

夜、君のそばで

もしも もしもね 願い事が ひとつだけ 叶うのなら あなたのそばで眠らせて どんな場所でも いいから 君とずっと 一緒にいたいから 星が瞬き 織姫様と彦星様が 一年に一回出会える 特別な夜 今日も願いを 天の川にのせて 届けます

短編小説みんなの答え:0

川遊び

私は、川谷菜穂。10歳 川遊びの危険性について、私の体験に基づいて話すね。 川で遊んでいたある日のこと。 「楽しい!」 私の学校では、緊急の理由がない限り、 川に入ることを禁止されていた。 私は、一人でひそかに遊ぶことがマイブームになっていた。 今日は川の流れが早いなあ… 向こうから、大人の女の人が歩いてくる。 どうしよう…バレたら怒られる… 焦ってしまい、私はバランスを崩した… 水に流されていく… 気づいて… 私は、一生懸命に叫んだ。 「助けて!」 ここで私の意識は途絶えた。 気づくと病院にいた。 「菜穂!」 心配した家族が既に病室にいた。 「よかった~菜穂。このまま目覚めないかもしれないと  言われていたのよ!あの方がいなければ菜穂はどうなっていた事か‥」 そうか… 話によると、女の人が、陸に運んでくれたらしい。 そして、すぐに救急車で運ばれて、九死に一生を得た。 「あの女の人にお礼を言いたいよ。ねぇどこにいるの?」 「……」 聞こえていないのかと思ったので、その話はやめた。 後日、ニュースを見て、驚いた、 『10歳女児 無事救助』 問題はアナウンサーの読み上げたことだった。 「○月○日 川谷菜穂さん(10)が川に溺れ、 近くにいた女性が救助しました。 川谷菜穂さんは、意識があるということです。 救助をした女性 戸川美紀さんは、今も意識不明の重体です。」 「え…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、退院した。 女の人は、同じ病院に入院していた。 『戸川美紀』 コンコン、ガラリ… そこには美しい女性が眠っていた。 「ごめんなさい、私のせいで…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、目覚めたとき、病院にいた。 手紙が、おいてあった。 「戸川美紀様へ  私は、あなたに助けられた、川谷菜穂と申します。  あの時、あなたがいなければ、私は、助からなかったでしょう。  感謝してもしきれません。  ニュースを見て驚きました。  あなたまで、巻き込んでしまって…  申し訳ございませんでした  一回謝っただけで許してもらえないことは分かっています。  助けてくれたあなたのこと、ずっと忘れません。  川谷菜穂より」 そして、私は感謝状をもらうことになった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、授業で作文を書くことになった。 お題は自由。 私は、一番に決めた。 題名は『私を助けてくれた人』。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    

短編小説みんなの答え:1

彼女は言った。

「どうして現実は残酷なのかな?」 これが彼女の最後の言葉だった。 この後彼女は。 消えてしまった。 探して探して探し続けてまた探して、 やっと見つけたんだ。 「見つけた。」 ずっと雨が降っていた空はいつの間にか晴れていて 彼女は言った。 「どうして現実は残酷で美しいんだろうね」 それが彼女の最初の言葉だった。

短編小説みんなの答え:1

愛なのに。 ※LGBTQのうちGの要素有り

寂れた公園の隅のベンチに彼と二人座る。 「なぁ、裕太。」「何だよ、ひろと」 問いかける彼にこう答える。さっきからこれの繰り返し。 他愛も無いことを喋る。 ただ、それだけ。 それしか出来ない。許されない。 だって俺達が男同士だから。いや、男同士で付き合っているから。 いつもは家でデートし、絶対に外には出ない。だが、遊びに行っていた彼の家の周りでいきなり反対運動が始まったのだ...。それも同性のパートナーシップ法の。 パートナーシップ法っていうのは結婚とは違うけどそれと似たようなものだ。 彼等は何を思って言ってるのだろう。しかも炎上を避けるためか反対の根拠をまるっきし言っていない。 どうせ気持ち悪いのだろう。きっとただただそれだけだ。 他に何があると言うのだ?誰がそんなに困るんだ? 彼の前だというのに涙がひとつ、ふたつとどんどん零れ落ちていく。ひろとは驚いた様子で俺の背中をさする。 あぁ、優しいなあ。こんな人なら可愛い女の子と結婚して幸せな家庭を築いていけるだろう。なのにこんな俺ばっかり見ててくれるんだろう...。 そう思うとまた土砂降りの涙が頬を伝う。 あまりのことに彼が俺を抱き締める。とても、暖かい。本当はこのまま寝てしまいたかったけどさすがに彼の家まで来てそこまで甘えるつもりはなかった。「よしよし」なんて心地の良い低く暖かな声にナメンじゃねーっとか思ったけど案外悪くもなかった。 泣きやんだ俺の手をとり外へ向かう。デモ隊は運良く、ドアの方にはいまなかった。だが、全速力で駆け抜ける。彼、ひろとはよっぽど急いでいるのか繋いだ手を離さないままだ。通行人の驚愕や嫌悪、好奇の混じった視線を身体中に浴びる。俺が手をふりほどけばよかったけど、まるで普通のカップルのようで嬉しくてそのままにした。 木が繁った公園は少し薄暗く遠くの広場で子供の声が聞こえてきた。 走った後買った缶コーヒーの冷めた温度が俺の手を冷やす。デモのことを思い出したり、度々来る雰囲気の違いに気づいた人らが先程と同じ視線に小さなパニックにまた陥っていた。冷たい秋の空気を必死で吸い込む俺の手に彼の手が重なる。 とても自然で不自然な繋ぎ方。彼の温度が俺の心を溶かしていく。 ねぇ、誰も認めてくれないかもだけど。おれ ずっと、ずっとずっとそばにいてもいいですか? 掠れた呟きに答えるように俺の手がきつく握られた。

短編小説みんなの答え:7

輝き放つ波紋

まぶしい 光った 照らすように まぶしい けど やさしい 光る 照らされて まぶしくやさしく光る 君は光

短編小説みんなの答え:1

手紙/忘れられないあなたへ

忘れられない貴方へ、愛を込めて 貴方の最後の言葉覚えていますか 「もう行くよ、ごめんね」 ああもう一度逢えたら、そう思うことが何度あったでしょうね 貴方からの最後のプレゼント受け取ったことにさっき気付きました 中身は新しくきらめく世界でした 何て貴方らしいんでしょう?瑞々しく色を取り戻した世界 新しい世界を手に入れても貴方のことは絶対忘れられません 今だからこそ言えます、涙を拭いて 「ありがとう、そしてさようなら……いいえ、新しい世界で逢えたら」

短編小説みんなの答え:7

四字熟語の会議

暇な時に読んでいただけたら幸いです。 四面楚歌、それは周囲が敵、反対者ばかりであること… 私は今、「四面楚歌」になっている。 今の私の周りには敵…というより、嫌いな人たちばかりがいる。 四字熟語や横文字ばかり使う人、それが私の嫌いなタイプの人たちだ… まあ、そんな言葉を知らない私が悪いのだけれど… そんな嫌いな人たちと、緊急の会議に参加しなくてはならなくなった。 知識不足の私の肩身が狭い。 何かの手違いで中止にならないだろうか。 弱々しく歩いていると、勢いよく扉が開かれた。 「みんな、緊急事態だ!! 前代未聞の事件だ!!」 あ、今日は四字熟語好きな人の集まりか。 一人の声を聞いて、私の横から次々と人が駆け込んでくる。 「あいつらが一緒にいるなんて、呉越同舟じゃないか!」 「臥薪嘗胆していたと聞いていたのに!?」 「こ、このままでは老若男女に迷惑をかけてしまうじゃないの!!」 むむ、ゴエツドウシュウ?ガシンショウタン?… 意味がわからない、どうしよう、頭がこんがらがってしまう。 人々に押され、私は会議室に入ってしまう。 これから地獄の時間が始まってしまう… まあ私が会話に入ることはないだろう、空気のような存在だから。 さて、妄想でもするかな。 あ、今日の夕ご飯は何にしよう… 「時期尚早ではないか?」 「いや、もう時間はないんだ!」 「そうよ、少しの時間しかないのよ!」  「彼らに粒々辛苦という言葉を与えた私が阿呆だった…」 「極悪非道の奴らめ!!」 次々と話は進んでいくが、私はまったく意味が分からない。 まあいいや。 そう考えていた時、一人の人が大声をあげた。 「みんな、いったん落ち着いて!!閑話休題、一旦本題に戻ろう。」 「そうだな、心慌意乱になっている場合じゃないな。」 「さすが、私たちの部長!!大胆不敵ね!」 「まずはこの事態をどうするかだ。深謀遠慮で、泰然自若でいこう。」 「そうね。」  「そうだな。」 「うんうん!」 何か話に進展があったのか?そう思ったが、時すでに遅し。 「まずは計画を練らなくては。君、何かいい考えはないかい?」 「……え? わ…私ですか!?」 どどど、どうしよう…私に話が… 話聞いてませんでした、というわけにはいかない… ここはいっそ、「思いつきません!」というべきか??いや、そんなこと言ったら… そうだ!ここはみんなの使っている四字熟語を言うべきだ!! いやいや、私全然四字熟語知らないし!!唯一知っている言葉といったら… でも内容に合わない、うーん…もう、投げやりだ! 「そ、そうですね、い、一石二鳥!で、いきましょう!!」 私は吹っ切れた。 授業中に浮かんだ話なので、あまり面白くない内容かもしれませんが… 感想待ってます。

短編小説みんなの答え:2

遥か彼方 空の君へ。

ちょっと悲しい系です! 遥か彼方、空の君へ。 あなたは今、幸せですか? 私は幸せです。 お手紙ありがとう。 ちゃんと約束守ります。 あなたと交わした約束を。 だから絶対に戻ってきてね。 今までありがとう。 また今度会おうね。 解説 これは、亡くなった大切な人へ向けてのメッセージです。最後に残した手紙を読んでお返事を書いています。 また会おうね。は、『生まれ変わって帰ってきてね。』という意味で作りました。 感想、お待ちしております!よかったら、どんな受け取り方をしたのかも教えていただけると嬉しいです! 読んでくれてありがとうございます!

短編小説みんなの答え:5

果汁100%

あの頃、僕は君が大好きだった。 なぜ別れてしまったのかは、もう憶えていない。 君は、僕のことが好きだったのかな? 今更そんなことを考える。 もう遅いのは分かっていた。 一口、オレンジジュースを飲んだ。 何をしていても頭の中には君がいたあの頃、僕は幸せだった。 君は幸せだったのかな? 別れたって、僕は君が好きなのかもしれない。 情けない。 きっと君は、もう新しい彼氏を作っているんだろうな。 電話が鳴った。 「祐樹。」 彼女だった。 「元気?」 「あぁ。元気だよ。」 僕の声は少し震えていた。 「そう、良かった。」 「どうしたんだい?僕ら、もう別れたんじゃなかった?」 「うん。ごめんね。」 「別にいいよ。」 「今、祐樹のこと、考えてたの。」 彼女は嘘なんかつかない人だ。 「僕も、君のことを考えてたよ。」 「祐樹はあの頃、幸せだった?」 「もちろん。」 「私も。」 ドキッとした。 「君は、僕のことが好きだった?」 「うん。好きだった。」 「そうか、なら良かった。」 「なんで電話したか、聞かないの?」 「聞いてほしいの?」 「うん。」 彼女は嘘なんかつかない人だ。 「なんで電話したんだ?」 そんな彼女につられて、僕も素直に聞いた。 「オレンジジュース。好きだね。」 もう少ししか残っていないオレンジジュースを飲んだ。 「君のせいだろ。」 彼女はいつも、オレンジジュースを飲んでいた。 「そうだね。」 そう言って彼女が少し笑った。 「祐樹は私に影響されたんだもんね。」 「私、今でも好きだよ。」 ドキッとした。 「僕もだ。」 「なら、、、、。」 「あぁ。それがいい。」 「祐樹。大好きだよ。」 「僕と、付き合ってくれ。」 「祐樹にはもう、新しい彼女がいるかと思った。」 「僕を好きになる物好きは、君くらいだよ。」 「そうだね。」 そう言って笑った彼女は嘘なんかつかない人だ。 「また、オレンジジュース飲みたいな。」 「分かった。すぐに会おうか。」 僕らは、一人じゃ生きていけない。 だから、何かに頼ってしまうんだろう。 誰かに会いたくなるんだろう。 終 ー果汁100%ー

短編小説みんなの答え:6

私が居なくなっても…

私は黒咲まゆ、18歳。お母さんと2人で豪邸に住む一人っ子のお嬢様。ちなみにお父さんは病気で亡くなってる。 恵まれた容姿とお金で欲しいものは全て私の手にある。だからこそ、そんな毎日はつまらない。たまにはドキドキのスリルも味わいたい。 そんなことを考えていた毎日に突然変化が訪れた。お母さんが再婚したんだ。その時に、私は彼女に出会った。 彼女とは2つ年下で16歳の義理の妹、千代ちゃん。再婚したお義父さんの娘で、私の義理の妹となった。 千代ちゃんはとてもしっかり者で、誰に対しても敬語を使う。そんな千代ちゃんは私と同じ高校へ通うことになった。 『千代ちゃん、学校はもう慣れた?クラスはどう?』 「まゆさんのお陰で慣れました。クラスも明るくて楽しいです」 『んもう、千代ちゃん。私にはタメ口でいいっていつも言ってるでしょ?あと、まゆさんじゃなくて、お姉ちゃんかまゆがいいなぁ』 「い、いえ…その、それは…大丈夫です。はい。」 『もー!千代ちゃんの頑固!』 そう言いつつ、私は千代ちゃんに微笑んだ。千代ちゃんの隣にいると、暖かくてとってもドキドキして楽しい。もしかして、これこそ私が求めていたスリルなのかもしれない。 でも…千代ちゃんのお陰で私は楽しく過ごせているが、千代ちゃんは楽しいのかな。私にタメ口を使わないから、つまらないのかな…私も千代ちゃんになにか恩返しがしたい。私に出来ることはないかな… すると、わかったことがあった。千代ちゃんは女優になりたいらしい。小さい頃から演技が大好きで、今現在も夢見ているらしい。 …私が出来ること。それは千代ちゃんの夢を応援すること。そして…叶えてあげなくちゃ。 そう思った私は早速事務所やオーディションについて調べた。隅から隅まで調べて調べて調べまくった。そうしたら、近々オーディションが行われる大手事務所を見つけた。 『やった!見つけた…ってあれ?…女優…女優って…私も幼いころ、夢見てたような気が…』 そう。私は小さい頃、女優になりたいって思ってた。あることがきっかけでやめてしまったけど…でも…チャンスがこんなに近くにあるなら… 『…もう、大丈夫だよね。私も受けてみようかな…』 今夜、千代ちゃんのためということは伏せて千代ちゃんに話をしよう。きっとあの子なら受け止めてくれる。 『千代ちゃん。私ね、女優に興味があるの。それでね、オーディション受けられる会場見つけたんだ。1人だと心細いから、一緒に受けてくれないかな?』 「まゆさんが心細いって珍しいですね。ですが、私なんかで良ければご一緒しますよ」 『うん!ありがとう、千代ちゃん!』 大手事務所だし、オーディションに受かる確率も低い。だけど、受けるに越したことはない。千代ちゃんの夢を応援しつつ、私たちは夢への第一歩を踏み出した。 それから数日後。事務所から合格書が届いた。しかも2枚。 『千代ちゃん、千代ちゃん!合格書が届いたよ!私たち、2人とも受かったよ!』 「えぇ!?本当ですか!?」 『うん!ありがとう、千代ちゃん!』 2人の笑い声は耐えなく響き渡った。 「私が…女優…」 『これからも、頑張ろうね!』 「はい!」 千代ちゃんはとても嬉しそうだった。ねえ、千代ちゃん。いつもありがとう。楽しい毎日をありがとう。楽しさを教えてくれてありがとう。私ね、もう明日も明後日も何年後も楽しみだよ! …だけど2年後のこと。私の身体に癌が見つかった。幼いころの癌の再発だったらしい。発見が遅く、もう手遅れの状態だった。もう私の身体はもたないみたい… 実は私が女優を諦めた理由は、幼いころに癌になってしまったから。小学生の頃、奇跡的に治ったけれど、再発の可能性があるからということで女優を諦めていた…やはり癌には勝てないみたい。 私は途切れそうな意識の中、千代ちゃんに最期のお願いをした。 「…だから!そのお願いだけは聞けないと何度も言ったじゃないですか!ダメですまゆさん!逝っちゃダメです!お願い…!まゆ…お姉ちゃん!」 千代ちゃんは泣きながら何かを叫んでいたが、私にはほとんど聞き取れなかった。私が聞き取れたのは最後の「お姉ちゃん」だけ。 ずっと聞けないと言っていたけど、おそらく千代ちゃんは叶えてくれる。千代ちゃんならきっと、やり遂げてくれる。千代ちゃんを信じて…未来は千代ちゃんに託して…私は静かに目を閉じた。 最期のお願いは… 『私が居なくなっても…大好きな演技を続けてね』

短編小説みんなの答え:1

短編小説 夏の太陽に消えた「あの娘」

「あの娘」に恋をしていた事を気付いたのはいつだったのか僕はそれを覚えていない。むしろ覚えておいた方が良い事なのか?僕としては「あの娘」を好きだった事の方が大事だと思う。 僕は当時まだ高校生で気付いたら高校生初めての夏休み前日だった。 僕は照りつける太陽を背に放課後駅前に用もなく来ていた。そんな時に出会ったのが「あの娘」だった。日本人なのに薄らと赤髪で色白。透き通るような白のワンピースは彼女のために作られたかのようだった。それくらい綺麗な娘だった。年齢は僕と同じくらいか、もしくは一つ下くらいの女の子だった。だが、僕は綺麗だからと言って声をかけるような男ではない。声をかけてきたのは「あの娘」からだった 「ねぇ…私と…そーだなぁ…2時間くらい遊んでくれない?」 なぜ僕を選んだのか不思議だったが、拒否する必要もない僕は「いいよ」とだけ言うと彼女と遊んだ。 あっという間に2時間は過ぎた。ゲームセンターに行ったり、ボーリングしたりしていたらすぐだった。多分この時から僕は「あの娘」に恋をしていた。 「もう2時間経つんだね。2時間でこんなに君と仲良くなれたのも不思議だよね私って人を選ぶ才能があるのかなぁ?」 まだ僕は名乗ってもないし、名乗られてもない。だけどここまで遊んだのは久しぶりだった。「そうだね」それしか言えなかった。 「私、そろそろ帰らないといけないんだ。今日楽しかったなぁ…また次に会えたら遊んでくれる?」 「あの娘」は僕の目を見つめて言った。「もちろん。次も会いたいな」そう答えると彼女は急に立ち上がり 「ごめんね。もう早く帰らないと…サヨナラ…」  涼しい風が吹いた時、彼女は笑いながら泣いて、早足で帰ろうとした。 「待って!名前…せめて名前だけ教えて!」僕はそう言いながら「あの娘」を追いかけたが、突然辺りが光り、目を閉じてしまった。 目を開けると「あの娘」は居なかった。 太陽は沈んでいた。 この心は「あの娘」以外には持たないのだろう事を悟った。 そして、「あの娘」は人間じゃないと言うことも同時に悟っていた。それでも僕は「あの娘」に恋をしている。 夏の太陽に消えた「あの娘」を僕は好きなんだ。 今となっては本当の記憶なのか妄想なのか、わからなくなってしまっている自分がいる。だけど、「あの娘」以外に恋心を抱いたことはなかったと思う。

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