短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

消しゴムの行方

私は◯△中の2年。最近友達も多くて、いじめも受けていない。仲良くしている。 家族も優しい姉と優しい母、父と□アパートに暮らしている。       はずだった。。。。。 あるごくふつうの日。 もうすぐで夏休みだというのに、クラスのほぼ全員が体調不良で休んでいるのだ。 そして、私の親友も、休んでいるのだ。 ついに、先生と、私、それから、普段あまり喋らない大人しそうなAさん(女)の、合計3人になってしまったのだ。 私はなぜこんなにみんな休んでいるのかわからなくて、怖くて、学校に行けなくなってしまったのだ。 そして、ついに迎えた夏休み初日。 私はいつも通りに起きて、朝ごはんを食べた。 そして、心底ウザい夏休みドリルをすることにした。 文字を間違えてペンケースの中から消しゴムを取り出した。 それから、文字を、消した。消したあと、ちょっとやる気がなくなってきて、しばらくボーっとしてた。 ちゃんとやろうと思い、消しゴムをペンケースの中へ入れようとしたその時、「4ね」とマイネームで書かれた消しゴムが目に入った。 自分では書いていないし、いつの間に、だれが、いつ、書いたのだろう。私は比較的嫌われてなくて、友達も多いと思う。なのに、こんなふうに思う人がいるんだと怖くなって、私はついに病気になってしまったのだ。 ピーポーピーポー。。。 朝、目が覚めると私は病院?のベッドに寝ていた。理由も分からず、近くにいた看護師?のような、人に声をかけてみた。 「あなたは、一人でいるときに、倒れたのですよ。」と美しい声で言われた。 ちなみに私は母子家庭で、母は毎日朝から晩まで、おかし工場で働いている。 そして、あの消しゴムのことを思い出した。 もしかして、あのAさん?と思ったが、絶対違うと思う。あんな大人しくて喋らないAさんが書くわけないだろうが、と自分で自分を責めた。 そんなくだらない話を思い出していたら、母がまだ働いていない頃のときに、いつかは忘れたけど、ボソリとつぶやかれたことがあった。 「私達の家系は、体が生まれつき弱く、最悪の場合は20までも生きられないのよ」 と言っていた。 あれ、ここはどこだろう。真っ白な肌に、金髪で、ポニーテールの私よりも小さい、体の弱そうな女の子が立っていた。 私、死んでしまったのかな? 。それから、私は何も記憶がない。

短編小説みんなの答え:1

反対の言葉で繋がれて (恋愛系)

流音side 「こんなのもできないの〜?w w」 「、、、、」 僕は締凪流恩(しめなぎるおん) 僕は三ツ川彩美にいじられている 理由は一つ、幼馴染だから なんだって 幼馴染だからっていい訳ないじゃん もう、疲れた 楽になりたい 彩美side 本当は伝えたい、大好きだって伝えたい 男子が憎い 羨ましい 言ったら楽になれるのに 「(なんで言えないの)」   流音side 「ここで、楽になれる」 僕は目を閉じ楽になろうとした、 けど、、、 ガシっ え? 「流音っ!」 「彩美!?なんで」 「いいからっ」 彩美は僕が嫌いなんじゃ 「あたしね、流音に謝りたかった、ごめん」 「なんで、、、」 「あたしね、あんたが好きなの!こんな意地悪いっぱいしてきたけど、やっぱ苦しくて」 「そんなん」 「でもっ」 「伝えてくれないとわかんないよ!好きだったのに突然裏切られたような気がして苦しかった」 「流音、、、」 「言うなら、僕から言わせてよ」 いまだ、僕の十年間の片思いを今 「彩美、好きです。付き合って」 「NOの反対は?流音」 「NOの反対はYESでしょ?」 「行こっ教室」 「あ、待ってよ〜!」 これから僕らの青が始まる 〜END〜〜 いかかでしたか? まだ初心者だからおかしいところがあるかもしれないです ではっ!

短編小説みんなの答え:7

みずたまり

………私,赤井 まり(あかい まり). 女子小学4年生. 友達は,葵ちゃんと 茜くん. 葵ちゃんは,学校一の おしゃれなの !! 茜くんは,学年一のイケメン !! 何度も告白されたけど,断ってるんだって. 「俺には好きな人がいる.ごめんね…」って言って. 後,私のお母さんとお父さんが離婚 することになったんです. そして,新しく結婚しました. 名字が,「水田」になりました. 私は猛烈に反対しましたが. なぜって?? 「水田 まり」→「みずた まり」→「みずたまり」 になるから. でも,学校ではこれを隠していこう.と心に誓いました. でも,事件は起こったんです. 先生「赤井の苗字が『水田』になったから,みんな,よろしく.」 え- !!先生,それ言っちゃうと… ふざけ男子「じゃあ,赤井はみずたまり だなっ !!」 私は,泣きそうだった. 「やめろよっ」 まり「……茜くん??」 茜「みずたまり だろ-が まり は まり だろ !   まり は,そういうのを言ってほしくなかったんだろ.」 私は,泣きそうだった. でも,‘悲しく’ではなく,‘嬉しく’て. 茜「あと…」 ??? 茜「俺,まり のこと,好き.」 …………… 葵「茜くんが告白 !!??」 もぶ「茜くんが好きだった人って…」 もぶ「まり ちゃんだったの !?」 え…ちょっと待って,理解不能… 茜「大丈夫?まり.」 茜くんに顔を覗き込まれた… まり「私でよければ…」 葵「じゃ,カップル成立 !!」 チュッ 茜「これからよろしくなっ !まり !」 まり「///」 ここで,私は初めて名前が「水田 まり」でよかった.と感じた もぶ達「キャーーーーー!」 もぶ達「茜,やるぅ.」 もぶ達「待って,私の初恋が~…」 もぶ達「お幸せに~♪♪」 まり&茜「///」 ゴーン ゴーン 「茜さんはいつでも まりさんを守ることを誓いますか?」 茜「はい,誓います.」 「まりさんはいつでも 茜さんと 協力し合いますか?」 まり「はい,誓います.」 「それでは~…誓いのキスを !!」 _____そして,私の唇と茜の唇が重なった. ーーーーーーあとがきーーーーーー ども☆作者の歌恋 です. う-ん,ちょっと結婚式のところをもう少し上手く書けたらよかったのに… 誤字・脱字があったらごめんなさぃ… 感想待ってます.

短編小説みんなの答え:2

入れ替わり。(ホラーかも?)

短編小説初めてです。 誤字、脱字があっても温かい目で見てくれると幸いです。      俺は何歳に見える? 多分、七歳以下にしか見えないと思う。 でも、それは大はずれ。そんなに若くない。 信じられないと思うが、俺は今年で35歳になる。 あり得ない? いいや、嘘じゃないよ。 ただし、その年齢だったのは『前の体』だったときだけど。   そう。僕はこの体を手に入れたんだ。 入れ替わったんだよ。 とある『呪術』を使ってね。 以前の俺は人生に絶望していた。 友人から「絶対に儲かる」と言われ、手を出した投資が大失敗。 多額の借金を背負ってしまったんだ。 今勤めている会社の給料じゃ、とても返せる金額じゃない。 よく考えもしないで、友人の言葉を信じた自分のバカさ加減を呪ったよ。 借金取りに追われ、家賃や光熱費も払えない状態。 持ち物を、少しでも金に変えようと部屋を漁っていた時に、一冊の古いとある本を見つけたんだ。 すっかり存在を忘れていたが、その本は、叔父が亡くなる前に、形見としてもらったもので、古今東西の呪術__『オマジナイ』が載ってある本だった。 最初は友人を呪ってやろうかと思ったが、とある呪法を見て、心変わりした。 それは『体入れ替え呪法』といって、その名の通り、体を入れ替える呪法らしい。 すぐに思った。  __これで人生をやり直せる! 翌日になると、俺は、近所の公園に足を運んだ。 小学生が5人で遊んでいる。 大人の姿がないのは都合が良かった。 体入れ替え呪法は自分も含めて三人以上がその声を聞くとそのうちの二人の魂がランダムに入れ替わってしまう。 本の文面には『対象の者の耳以外には声が届かないように、完全に密閉された部屋で行うこと』と書かれてあった。 流石に子供を連れて密室に連れて行くのはやばい。というかその時点で通報されてしまうだろう。 でも安心した。問題は無かった。 今は夏だから、蝉がうるさいのだ。 大声でも出さないと声は遠くに聞こえない。 俺は、トイレの近くのベンチで待つことにした。 案の定、すぐに少年がこちらに走ってきて、トイレから少年が出た後に大袈裟に声を出して、俺は言った。 「あれ?おかしいな。どこいったんだろう?」 少年はこちらに近寄ってきて、 「どうしたの?おじさん。何か探し物してるの?」 と言った。 俺は、財布を落としてしまったみたいだと伝え、 「探し物を見つけるためのオマジナイをしたいんだけど、協力してくれないかな?」 と続けた。 「別にいいけど。」 と頷いた少年をベンチに座らせて、目を閉じさせた。 周りを見る。 他の人がこちらに来る様子はない。 よし、今のうちだ。 自分も目を閉じ、暗記した呪文を唱えた。 一つでも間違えたら死んでしまう。 そんな恐怖感を覚えながら、最後の一言を言い終えた。 失敗か? すると、シャツの不快な感覚が消えた。 目を開ける。 視界はぼんやりとしていたが、だんだん鮮明になってくる。 おじさんがベンチに座っている。 よく見ると、そのおじさんは自分だと分かった。  呪術は本当だった。 か細くなった自分の腕を見つめていると、 視界に入っていた自分の体が目を開けた。 しばらくキョロキョロと周りを見たたが、彼は怖くなったのか、言葉にならない叫び声をあげて猛スピードで走って行った。 大人が奇声を上げながら公園から走って出て行ったので、遊んでいた子供達が、唖然とした表情を浮かべていた。 その時、端から声がした。 「良かった。探し物のある場所が見つかったんだね。」 それは、声変わりもしていない高い声だった。     (語り手が喋っているのは気にしないでください)

短編小説みんなの答え:1

【感動】女の子のとなり。

女の子のとなりには、 いつも白い犬がいる。 雨の日だっていつも一緒だ。 綺麗な白い毛が雨で濡れて、土で汚れても 女の子は犬を気にかける様子すらなかった。 私はその光景をただただ「いつものこと」だと思っていた。 ある日、女の子のとなりに 白い犬はいなくなった。 代わりに大きくて強そうな黒い犬になった。 それを見て私は思った。 ーーあぁ、あの犬死んだんだーー すぐに違う犬に乗り換えるなんて可哀想。 この女の子、白い犬に対してなんて薄情なんだ。 とも思った。 それから何年経っただろうか。 私は今ならそんな考えなんて絶対にしない。 私にはあのとき白い犬が死んだのかもわからない。 ただ一つわかったことがある。 女の子についてだ。 向かいに住んでいるおばさんに聞いた。 「女の子は目が見えなかった」と。 .ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー.    読んでくれてありがとうございます!     女の子の事情を知ったからこそ   犬に対して女の子はどんな気持ちでいたのか      考えて欲しいなと思います! .ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー. ※辛口でも全然大丈夫なのでコメント頂けると嬉しいです!!

短編小説みんなの答え:1

1%の恋

毎日毎日その人のために働いて その人のために可愛くなって 今日も遠くにいるあなたに手を振るよ。 私だけを愛してくれることなんてないけど ずっと私は好きを言い続ける。 1%の恋が叶うことを夢見て…

短編小説みんなの答え:4

SNS依存症。

パチン! 私は思わず、いえ、意図的に頬を引っ叩いた。 ことの始まりは10分前。 私は彼氏の健(けん)から、衝撃的なことを聞いた。 「俺さ、藤(ふじ)さんから、告白された。」 何を言っているの?藤さんーー美優(みゆう)は、私の親友だ。 「だからーー別れてくれない?」 「は…!?」 それから、私は、美優のところへ行き、頬を引っ叩いたのだ。 「あんたっ…何してくれたの!?親友の彼氏に告白するなんて!」 「ご、ごめ…。でも、好きになっちゃったの…。」 美優はほろり、と涙を流し始めた。 ぞろぞろと人が集まってくる。 「なに?」 「麗愛(れいあ)ちゃんが…」 いつもの展開。いつものように、皆私を非難する。 確かに叩いたのは悪かった。けれど、美優も悪い。 それから、ただでさえ低かった私の評判は地に堕ちた。 悪いはずの健と美優は皆から祝福されて。 美優は、わざと私に近づいたんだ。 健を、奪うために。 ひどい、ひどい、ひどい…!! 私は、インターネットで救いを求めるようになった。 健が、 「依存症になっちゃうよ?」 と言ってきたので、 「あんたには関係ないでしょ?いつまでも彼氏ヅラしないで。」 と交わした。 美優が、 「麗愛ちゃん、大丈夫?美優、心配…。」 と言ってきたので、 「裏切ったのはどっちかしらね。私はもうあんたの友達じゃないわ。」 と交わした。 そうやって周りから自分の存在を孤立させ、ますますインターネットに打ち込むようになった。 「大丈夫!」 「あなたは悪くない!」 そう言われるたび、SNSが大好きになった。 「ねえ、会ってみない?」 そう言ったのは、私と同い年だと言う女の子。 「うん!」 警戒なんて言葉は私には通用しなくて、二つ返事で返した。 「依存症だよ。」 「麗愛ちゃん、流石に会うのはやめた方が…。」 「大丈夫って。」 私を心配してくれる人からのアドバイスも無視。 いざ会ってみるとほんとに可愛い同い年の女の子だった。 「はじめましてー!」 「こんにちは。」 けれど、ちょっと怖い…? それから、買い物に出かけたり、たくさんお話したりして、だんだん親しくなった。 もちろん、SNSでも会話して。 会って10回目、彼女は最後、別れ際に海に連れていってくれた。 「すごいよね。ここは、大きな崖があるんだよ。」 「た、たかい…。」 「ねえ。登ってみない?」 「え、流石にそれはちょっと…。」 「え…?嫌なの…?」 彼女の瞳はすごく、怖かった。 逆らえず、結局登ることになった。 海の景色はとても綺麗だった。 「すごいね。」 「うん、死ぬならこういうところがいいよね。」 一瞬ぎょっとしたが、なんとなくわかる気もする。 「うんうん。」 頷いた。 刹那ーー。 おされ、た…? 「じゃあね。」 にこにこと手を振る彼女が遠ざかっていく。 ああ、どこから間違えたのかな…? ーーーーーーーーー 主人公はSNSに依存しすぎたせいで、ネット上の人を信じ、結局人生は終わりを迎えました。 SNS、怖いですね…。

短編小説みんなの答え:0

初投稿 もう一人の自分

それは、あまりに突然の宣告だった。 小さい頃から体が弱く、友達もいなかった私 希沙は、脳の病でなんと余命宣告をうけた。 正直言って自分でもかなりショックだった。 そりゃ体が弱くて、学校へ言ったって病気で自分をコントロール出来なくなる。でも信じられない。 父は、何も言わなかった。 母は、泣いていた。   何だか、みんなに悪い。そう思うと、涙が溢れた。 余命宣告されてからは、毎日が真っ白。生きた心地もしなくて、一日中発作と戦っていた。 発作になると、我を忘れ、暴れたり、うつ状態になり、精神科医に運ばれた事もあった。最近は、私もみんなも、発作が起きても焦らない。   私自身も、正式に宣告を受け入れた。 そして、気付いた。私が戦っているのは、病気でなく、宣告に怯え、不安がっているもう一人の自分。 そうだ。病気だろうが、臆病だろうが、関係ない。  自分らしく、歩もう。 限界の先まで。     

短編小説みんなの答え:1

クラヤミさま

最近学校で話題の、クラヤミさま。 昔、ある神社に行った女の子が悪ふざけで柱に貼ってあったお札をちぎったらしい。 その子が帰ろうとすると来た道はなくなっていて、ただただ暗闇が続いていた。 そこからずっと、女の子は帰り道を探して暗闇をさまよっている… こんな話が何度も耳に入ってきた。あまり都市伝説は得意ではないが、登下校の道にその神社があるためさすがに気になる。気づけば私は薄暗い神社の鳥居をくぐっていた。 ひんやりした空気。耳の奥がぼわ、と揺れる。気味が悪い。 やっぱりダメだ。帰ろう。そうだ、今度は友達と来… バサッ 何かが落ちた音がする。突然すぎて心臓が跳ね上がる。音的にゴミ袋か何かだろうか。止まらない動悸。思わずよろけて、柱に手をつく。 ビリッ そんな音がしたかと思えば、空が黒く染まる。周りの景色も急速に色あせていき、漆黒の闇に溶けていった。 「なぁなぁ知ってる?」 「クラヤミさまのこと?」 「それはそうなんだけど…」 「じゃぁ何?」 「クラヤミさま、2人に増えたんだって」

短編小説みんなの答え:4

初投稿!

「おーい!きく!これ運んでくれ!」 「いいよ!いまいくー!」 僕の名前はきく。14才、みんなから頼られものがちなんだ!今は大事な食料を運んでいるよ! みんなのために働かないとね! 「よし!おわったぁー」 「ありがとなぁきく!」 「またいつでもたよってね!」 「ただいまー!」  「おかーさん!きょうこんなことがあってね!」 ぼくはきょうのことを話した。 そしたら、 「きく、あなたはわたしの子じゃない!」 「わたしの家からでてって!」 ぼくは人生で一番悲しんだ。とても苦しかった。 五年後。母が死んだ。でも、もう関係ないことだから、ぼくは悲しまなかった。 数十分後。 ぼくは、家来に呼び出され、おおきみのもとへいった。そして、あの死んだ母親からの手紙を渡された。 おこってごめんね。 まえから言いたかったのに‥ えをかいていて、きずいたの。 だれかをたすけるあなたがすごいと思った。 けらいにつれてこられたでしょう? ずる賢く優しいあなたは自慢の息子よ。 ルールもなにも、文句を言わない。 言えなくてごめんね ぼくは理解した。この母親は嫌いだと。

短編小説みんなの答え:2

僕がいる意味とは

俺は林来翔(はやしらいと)。毎日のように学校に通っている。でも、言いたいことはあるが、皆無視をして、話を聞いてくれない。発表のときだってそうだ。良いことを発表しようとしたのに、手を上げていても指してくれない。そのまま先生は「つぎは、…」と言って、話を進めた。なんで…僕は先生にこう聞いた。「なんで無視すんの?」タメ口だった。やはり無視。やはり…。僕はもう分かっていた。死んでいるということを。僕はもうとっくに死んでいて、必死に手を上げても無視をするんだ。ああ、ぼくがいる意味、なかったな…。生きることは…出来ないんだ。 後書き こんにちは、花乃です。初投稿ですが、色々お願いしますね!感想、待ってます!

短編小説みんなの答え:0

君がいた夏

リーンリーン 風鈴が風で透き通るような音を響かせる。 私こと、夏樹莉子(なつき りこ)は夏休み中は実家に帰省することになった。ここは祖父と祖母が住んでいる兵庫県。親が夏休み中、長い出張に出ることになったため、私はわざわざ香川県からこちらで過ごすことになった。5.6…いや7年前ぐらいだろうか、私が10歳の時に一度、半年ほどこの家で過ごしていた。その時に、たしか小さい女の子に出会ったような覚えがー「莉子ちゃん。アイス持ってきたよ」と、祖母が暖かな手で私に2本のアイスを差し出してくる。「チョコとみかん、どっちがいいかい?」「あ…みかんで。ありがとうございます」私はそう受け答えた。「まあ、近所の子供たちはみんなチョコレートを選ぶのに、莉子ちゃんは珍しいねぇ」…たしかに、今の子はチョコの方が好きか。「いえ、昔みかんばかり食べていたので。その馴染みです」記憶の片隅にそんな記憶がある。7年ほど前の…8月の下旬ぐらいだったかな。「おや…このあたりにはみかんの木などないはずなんじゃが…ここはスーパーも遠いしのぉ…」…そうだったけ。「アイス、ありがとうございました。私、少し涼みに滝の方に行ってきますね」「ああ、分かったよ。あ…でも1つ気をつけてね。7年前、あそこの森の滝で1人の少女が溺れて亡くなったって言う噂があって…」7年前…少女が溺れて…ズキッ「…っ」頭が痛い。急になんで…。早く涼みに行こう。ーーーザァァァァ滝の音が聞こえてきた。「わ、凄い景色。やっぱりここは涼むのに快適だな」私は滝の方に少し足を進ませようとしたその瞬間、グイッと誰かに引っ張られた。「…そんなに近づいたら落ちちゃうよ」真っ黒なロングヘアに色白な肌。綺麗な平行二重に細い腕。…そして頬に貼られた絆創膏。私は彼女に問いかけた。「大丈夫だよ。こんなぐらいで落ちやしないもの」「…そっか。ごめんね」彼女少し落ち込んだかのように顔を伏せる。「…はぁ、これあげるよ」私はみかんアイスを彼女に差し出した。彼女はすぐににこやかな笑顔にもどり、「ごめんね。もう私行かなきゃ」そう言い、姿を消した。…あっちに民家なんてあったっけ?ーーー次の日、私はまたあの滝に来た。…また彼女に会えるかもしれないと、心のどこかでそう期待していた。「莉子ちゃん」そう聞こえた。振り返る。「また…来てくれたんだね」いた。彼女が。「…暇だったから」「そっか」彼女はまたにこやかな笑顔になる。…また、頭がズキズキと痛くなる。なんだか、ありもしない記憶が遡っているような…その瞬間、ガタッと音が鳴った。「え、?」足場が崩れる。しまった、ここは足場が脆いところだったんだ。…ああ、なんだっけ。あの思い出したいような、思い出したくないような記憶は。「莉子ちゃんっ!」彼女は白い手を伸ばしてきた。私は咄嗟に振り払う。「ばかっ!君まで落ちちゃう!」「っ、別にいい!!莉子ちゃんに私と一緒の死に方なんてさせたくない!」…??一体どういうことだろう、そう考える暇もなく、私と彼女は深い滝に落ちてしまった。水に体が叩きつけられる。痛い。怖い。苦しい。私は咄嗟に彼女の手を繋いでいた。滝の下は深く、どんどん私たちは沈んでいく。ーっ、息、が…っ苦し…ッ……………それから何時間後だったのだろうか。私は目を覚ました。「ッはあっ、はあっ!!」私…はたしか、滝の中に…「りこ…ちゃ…」目を向ける。そこには、真っ青な顔色で私の名前を呼んでいる彼女がいた。「だっ、大丈夫!?と、とにかく誰か…っ」そうだ。ここは滝の下の崖の空洞。なんとか彼女が私をおぶってここに避難したのだ。しかし、こんな細い腕でどうやって…いやそんなことよりもまずは彼女を助けるのが先だ。「ごめっ、んね…、私のせいで…、莉子ちゃんが…っ…」私は無意識に涙が溢れ出した。「っ大丈夫。ずっとそばに居るから。だから」彼女の動きがピタッと止まった。呼吸も目も口も。「…本当?ずっと…?」「…うん」しばらくはこうしていなきゃこの子は死んでしまうだろう。「…なら、」彼女は深く、そして美しい眼をこちらに見せた。「…なら、一緒に死んでくれる?」「なに、言ってるの…、?」「莉子ちゃんが私といてくれるのなら…それなら心配要らないもの」いったいどうしたんだろう。何故か、その時の彼女は私にとってとても恐ろしく見えた。…そういえば、彼女に名を言ってないのに、何故彼女は私の名前をー「ねえ」「…っ」怖い。その感情だけがわたしを支配する。「…嫌っ!!は、離してよっ!」彼女はハッとしたかのように目を見開く。「…酷いよ…莉子ちゃん…昔は、昔はずっと一緒にいてくれたじゃん…そういえば、なんであの時急に私の事押してきたの…?私、もう何も分からないよ…」私が…押した…?彼女を…?「もういい」その彼女の一声で私は崖から突き落とされた。「ばいばい。」

短編小説みんなの答え:6

リップクリーム香り付き

今日は校外学習。みんなで公共交通機関のバスを使って移動するため、家に帰る人たちの方向はそれぞれ違う。降りるバス停もそうだ。 ここはだいぶの田舎だから、バス停が田んぼのあぜ道の入口にある。人や車通りも少ないから、山や小川がよく見える。私が降りるのは、いつものバス停、「芝風駅前」。 今日はイレギュラーな日だから、いつもはそこで降りない人が一人だけ私と一緒に降りる。 「翔太くんか…」 「どうした、タイプだった?」 友達の花音だ。 「べ、別に。そんなんじゃないし。」 「そっかなーほんとかなー」 「ほんとだってば!」 でもいつも一人ぼっちだったから、異性とは初めて。ちょっとドキドキ…しないことはない。けど…だめだめ。期待したらがっかりするだけ。そんな気持ちをおしころしながら、帰りのバスに乗る。翔太くんは…私の前にいる。っていやいやいや!何目でおってんの!おかしいでしょ、もー。 無理くり視線を窓の外に向ける。どこを見るわけでもない。ただただ、いつもどおりの田んぼが見えていた。山に山に、山。って山ばっかりじゃん。 「はあー」 変な時間だから同じクラスの人しかいない。 「どした?なになに、翔太くんー?」 「ち、違うし!そんなんじゃないってば!」 見透かされてる。花音は目ざといな… すると花音は駅員さんの真似をして、 「次はー芝風駅前ー芝風駅前ー。」 「ってちょ、おどろかさないでよ!」 「へへ、早く翔太くんと帰る風華が見たくて。」 「勝手に見ないでよーってか、一緒に帰らないし!」 「あははは!」 田舎だからか、時間がゆっくり流れるような気がする。窓に頭をくっつけながら、壁にもたれかかる。 「次はー芝風駅前ー芝風駅前ーお降りの際は、段差にお気をつけください…」 「やば!おりにゃ!」 「じゃ、二人の時間を楽しんでー!」 「二人じゃねえし!じゃあね!」 「うん、また明日ー」 にやにや笑ってるよ。あ、もしかしたらリップクリームの香りに気づいた?今日は寒いしかんそうするといけないと思って、おしゃれの意味もかねて、香り付きのリップクリームをぬってきたのだ。 「ふう、寒い!」 バス停を降りると寒気がおそってきた。マフラーを整える。はく息は白い。あ、いつの間にか雪も降ってんじゃん!結構ひどめだな。まあ、風がなくてよかった。よし、帰ろうっと。 「風華!」 「え、柊太くん?!どうしたの?おりるのここじゃないだら!?」 「いやあの…こっからでも歩いていけるし。」 どうしたんだろう、いつも真面目な柊太くんが? 「あのさ、風華、おれ…好きです、風華のことが。」 ふうん。なんだ。そんなこと…えええええ!!?? 翔太くん、気まずそうに帰っちゃったし。 ちょっと…無理かも。 「ごめん、私と柊太くんは、つり合わないと思う。変に迷惑かけたくないの。ごめんね。」 「そっ…か。そうだよね!ごめん。」 「ううん。じゃあね。これからもクラスメイトでいようね。」 そう早口で言って、家とは逆の方向にかけていった。翔太くんが近づいていく。別に柊太くんと私がつり合わないわけじゃない。ちょうどいい言い訳が見つからなかっただけだ。私は…片思い中だから。 「翔太くん、あのね!好きです!」 ねえ、いいよって言ってよ。 君のために、リップクリーム、ぬってきたんだから。

短編小説みんなの答え:1

楽しみを求めて

「…。はぁ、この羊育てるゲーム、つまんなーい」 わたしは天童あまね。自分でいうのもなんだけど、なんていうの? 代々続いてるお金持ちっていうのかな、いわゆるお嬢様。 子供ながらに何でも買ってもらうから、飽き性な性格になってしまった。 これはある日のこと。 「おじいさま。これ、買っていただけますか?」 わたしは、お父様のお父様、つまりおじいさまに、大人気の化粧品をねだった。 「おぉ、いいぞ、大切にしなさいねぇ」 しわがれたやさしい声で話すおじいさまは、私にパソコンを買ってくれた。 そのころは、おじいさまは”お金”を出してくれてやさしいな、と思った。 半年後 わたしが学校に行っている間、お母さんからこんな電話がかかってきた。 『あまっねっ!お、おじ、おじいさまが…。』 「?どうしたのかしら」 『た、倒れてしまった、の…』 「おじいさまが!?だ、大丈夫なの?」 『それが、、、今はまだわからないけど。今から、○○病院に来てちょうだい。』 「わかった。」 …そういえば、おじいさまには物を買ってもらったことしかないな。 病院で わたしの目の前には、白の地に青いラインが入っている服を着たおじいさまがいた。 「おお、あまねか」 「はい、おじいさま」 「すっかり大人になったな」 「ありがとうございます。それで、大丈夫なんですか?」 いや、なぁ、とおじいさまは頭をかきながら答える。 「もう年になってしまった。これから、長くはないだろう」 え...。私は言葉をなくした。 おじいさまは、わたしのことを一番かわいがってくれた。 少なくとも、お父様よりは。 お父様は、女だからといってわたしを嫌った。女は後継ぎになれないんだ、と。 でも、そんなわたしをおじいさまはかわいがってくれた。 「こんなかわいいのに、なんでかわいがらないんだ」 わたしはおじいさまにあまえて過ごしていたんだ。 ところが、わたしは欲しいものがたくさんできた。 ゲーム機、パソコン、チョコレート…などなど。 でも、お散歩とか、一緒に遊んだことはない。 おじいさまには、買ってもらうことしかしていない。 もっと、遊んでおけばよかった。仲良くしておけばよかった。 どう、恩返ししたらいいのだろうか。

短編小説みんなの答え:2

もういない君と、死んだ僕。

「ほら、真昼、挨拶は?」 最近、近所に男の子が引っ越してきた。 私と同じ、4歳。 「こんにちは」 真昼と呼ばれた男の子がぺこりとおじぎをした。 「こんにちは」 私も返す。 これから、君と私は幼なじみとして生きていくー 大切な人が、死んだ。   幼なじみで 初恋の人だった。 「真昼っ危ない!」 真夏の下校中、後ろから友達の声が聞こえて振り向くと そこには大型トラックがー 目が覚めて辺りを見渡すとそこは何もない白だった。 「おっはようございまーす!目は覚めましたかぁ?」 あなたの声で目が覚めました、 そう言いたくなるほど甲高い声が聞こえた。 大きな白い羽 茶色がかった長い髪 ぱっちりとした大きな目 声の主は天使だった。 「きみ、誰?」 「神内真昼くん、こんにちは。 わたくし、君の”これから”をサポートする天使・まのん でーす!」 天使・まのんがにぱっと笑う。 どこかで見たことのあるような笑顔だった。 「”これから”?」 「君死んじゃったから、来世を決めなきゃなんないの。 天国とか地獄ってないんだよ。生きてた時の罪、死んでからも ぶり返されるって嫌じゃん。 それにしても最近、多いんだよねぇ。君くらいの年で死んじゃう子。」 ”君、死んじゃったから” ”君くらいの年で死んじゃう子” 「あ、じゃあー」 ー川上琴って知ってる? そう聞こうとするとまのんが歩き始めた。 「いいねぇ、君たちは。”これから”を決められて。」 「どう言うこと?」 「私たち天使はね、なりたくてなったわけじゃないの。 ここにいるってことは死んだってことなんだけど、 前世のことは何にも覚えてない。 神様に指名されて、天使になった。」 「もう、戻れないの?」 「誰か、私の前世を知っている人が私のことを、 お前は〇〇だったんだ!って言ってそれが当たってたら 私は君みたいに”これから”を決められるんだけどね。」 そう言いって笑った。 悲しい笑顔だった。 ーどこか、引っかかる。 まのんの笑顔に見覚えがあること。 俺が川上琴のことを聞けなかったこと それってもしかしてー 「…川上琴。」 「へ?」 まのんが俺を見る。 大きな瞳で真っ直ぐ。 「お前、…琴…だろ?」 川上琴は、2年前に死んだ俺の幼なじみ。 そして、初恋の人。 琴が死んだのは、俺たちが両思いになった 次の日だった。 俺と同じで交通事故だ。 まのんが呆然としたように俺を見た。 まのんの髪がだんだん短くなって まっすぐ切りそろえられた前下がりの ショートボブに変わった。 「…真昼…」 まのんの、琴の目は涙でいっぱいだった。 「会いたかった…」 琴が俺に抱きついた。 また、やり直そう。 同じ人生を送ることはできないけど、 また、来世で出会おう。 どこかで、また会える奇跡を願う。 「ほら、夏希、ご挨拶。」 最近、近所に女の子が引っ越してきた。 僕と同じ、6歳。 「こんにちは」 夏希と呼ばれた女の子がぺこりとおじぎをした。 僕もお辞儀をする。 ー久しぶり どこかで、そう聞こえた気がした。

短編小説みんなの答え:2

ヒロイン

「____ちゃん可愛いよね」 「ヒロインって感じ」 みんな____の事ばっかり... 私がヒロインでしょ? なんでみんな____の方に行くの? 私の好きなあの子も 「____が好みだな」 なんて言って。笑えないよ。 ____のどこがヒロイン? ただ笑ってる____が。 夢でも見てるんでしょ。 ____がヒロインなんて以合わない。 むしろ私の方が以合う。 キミの横も、みんなの前も。 でも私じゃ不満なのね。 明日からはちゃんと____がヒロインになるから。 ____、安心してよ。 こんな私のようなヒロインなんて 最初からいなかったようにするからさ。

短編小説みんなの答え:1

あの子が私をいじめる理由

私はいじめられている。 始まりは私が転校してきた時からだ。 「今日からこの学校に来ました。桜田美月です。よろしくお願いします!」 私がそう言ったとき、いじめの主格犯ー宮坂彩葉がこっちを見て驚いたような目で見ていた。 そこからいじめは始まったのだ。 「桜田ってほんときもい」「転校生だからって調子乗ってるよね笑笑」 陰口は毎日のこと。私なんもしてないはずなんだけど…な 転校してから2週間がたった頃からだろうか。 いじめはヒートアップしてきた。 私が花壇のそばでお花を見つめていたとき、宮坂がじょうろの水を私に注いできた。 「あら、いたんだWごめんね、存在感なくって気付かなかったーWW」「彩葉やばーい笑」 宮坂にべったりついているもう一人は“中田百合”だ。こいつも私に構ってくる。 いじめを私は正直全然気にしていない…というか、あまり悲しくなったことはない。 だって私は悪くないんだから。いつもいじめられても無表情で見つめ返す。それが面白くないのか、さらにいじめは加速する。 私はとうとうめんどくさくなり、彼女らに言った。 「何で私をいじめるの?しょうもない。」 そういうと、衝撃的な言葉が返ってきた。 「は?あんたも同じことしてきたでしょ?」 「は……?」私は訳が分からなかった。 「私らが小五のときよ。覚えてないの?あんたが私をいじめてきたじゃない。中田と一緒にね。」「え…?」 「私はあんたに脅されて宮坂のことをいじめてた。全部忘れてるのね…」中田はそう言った。 「いじめてから数ヶ月たった頃にあんたは引っ越してった。そのときからキッパリいじめはなくなっていった。でもそこからあんたのことをずっと憎んでいたのよ。辛かったから。」 私がそんなことを…?全く記憶に無かった。 でも、宮坂たちの話を聞くと納得いく所があったりもして私は記憶を取り戻していった。 「あのときの…宮坂だったのか……」 完全に相手も忘れていると思っていたのに。 なんで?なんで?私が悪者なの? 私はとうとう頭が混乱した。 「おねがい…。謝るから、許して…」 そんな願いは叶わなかった。 「私があの時どれだけ辛かったのかわかってんの?同じ辛さを味わせてあげる。」 怖くて、怖くて、 私は意識を失った。

短編小説みんなの答え:6

お母さん、世界で一番大好きだよ。

※感動的な話です。苦手だったり嫌な人は閲覧するのを非推奨します。あと、長長長いです。ご了承ください。 私のお母さんは私が小さい頃に亡くなった。居眠りしていたおじさんのせいで、交通事故が起きた。お母さんと横断歩道を渡っていた私。目の前に信号無視したトラックがある。そう、居眠りをしていたおじさんが乗っているトラック。もう、死ぬと覚悟した時。お母さんが私を歩道に突き飛ばした。 「お母さんっ!!」 「あなたは…、生き…て…!」 “キキーッッ” 「お母さんーーっっ!!」 「ハッ!」 ハァハァ、と荒い息遣いで目が覚めた。ゆ、め、か。あの光景は今思い出しただけでも胸がズキズキと痛む。でも、あの時私は決心したのだ。お母さんを殺めた、あのおじさんに復讐するってー…。私はナナ。中2だ。お母さんが亡くなった時、私は小1だった。7年経った今。復讐に向けて色々準備をしている。計画やら武器やらー…。その為に不登校になったのだ。私がベッドから起き上がり、服に着替えようと鏡の前に立つと、急にフラッとした。 「うっ…」 何?頭がクラクラする。うまく立てない。そして私は鏡に頭をぶつけ、意識を失った。 「ん…、ど、こ。ここ…」 私はバッと起き上がり、辺りを見回す。公園らしきところだ。 「はぁ…。なん、で。こんなところに…」 すると後ろから母親と子供が楽しそうに遊ぶ声が聞こえた。振り返るとそこには…。 「お母さん…!?と、小さい頃の私…?」 私のお母さんとしか思えないほどそっくりな母親。隣には私の面影がある子供がむじゃきに遊んでいる。 「あなた、大丈夫?顔色悪いよ?」 その母親私に近づき、話しかけて来た。 「だ、大丈夫です…」 「そう。よかった。あなた、ナナによく似てる」 母親はその子供を近くに寄せながらそう言う。ナナ!?わ、私なの!? 「あなた、名前は?お母さんはいるの?」 お母さん、という言葉を聞くと、急に涙が溢れて来た。望んでいなくても、後から後からボロボロ出てくる。 「うっ…うっ…」 「あらあら。どうしたの?私でよければ話聞くよ?」 こういう誰だろうと構わず、優しくするところもお母さんにそっくりだ。私は我慢できず、涙を出しながらお母さんのことについて話した。 「そっか。じゃあ、私をお母さんだと思って、たまってたこと、全部吐いちゃえ!」 「っ…。お母さんともっと一緒にご飯食べたかった。反抗期の時に親子喧嘩だってしたかった。お買い物だってしたかったし、…。もっともっと、お母さんと一緒にいたかった…!!!」 誰にも言えずにいたこと。ずっと、復讐っていう痩せ我慢だけして、自分自身を密かに傷つけてー。 「お母さんに、ギュッて…。してほし、かった…!!」 その時。 “ギュッ” 「え?」 「ナナ、世界で一番大好きだよ」 …っ!!涙がさらに溢れる。 「わ、私もっ…、お母さん、っ…、世界で一番大好きだよっ…!!」 私がそうやって“お母さん”をギュッと抱きしめ返した時、眩い光が私の視界をいっぱいにした。 目を開けると、そこはもう、自分の部屋だったー。 END.

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