短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
隣の部屋の住民
隣の部屋の住民がうるさい。 毎日夜中になると、人が寝ているのをいいことに騒ぎ出してくる。 そのせいで俺は不眠症になりかけているのだ。 ある日、耐えられなくなり会社の友人に相談してみた。 「隣の部屋の住民が、夜中になると騒いで迷惑なんだよ、そのせいで俺、不眠症になりかけてるのにな」 「直接迷惑だって、言いにいったことはあるのか?」 「あるよ、でもいつも不在なんだよ、確かにいるくせに、居留守でも使ってるのかっつーの」 「俺もそういうこと昔あったんだよなー」 「…どうやって対処したのか?」 「そうだなー、隣のカップルがあまりにもうるさいんで、隣の部屋から般若心経唱えてやったら、メッチャ静かになったwww翌日何か知らないけど謝りに来たよ」 「そりゃ怖いだろwww夜中に般若心経聞こえたらwww」 その夜、その手を使って隣人を脅かすことにした。 いつものように、隣人が騒ぎ出す。 待ってましたと言わんばかりに俺は、録音しておいた般若心経を大音量で流してやった。 これでやっと隣人が静かになるのなら、 周りにヤバい奴だと思われても別に構わなかった。 すまん。無関係な住民よ。 しばらくして、隣の部屋からうめき声のようなものが聞こえてきた。どうしたのかと思い、そっと息を潜めて耳をすませた。何か言っているようだ。悪夢でも見ているのかもしれない。 全く、悪夢を見る暇があるなら謝りに来てほしいものだ。 般若心経が終わる頃には、隣人は静かになっていた。 それからはずっと静かになり、久しぶりによく眠れた。 翌日。 朝大家さんに会い、しばらく世間話をしたあと、昨晩の話をした。 「いやー、それにしても隣の住民がずっとうるさいもんだから般若心経流してやったら静かになって。久しぶりによく眠れましたよ。」 「…君、何号室だっけ?」 「203号室ですけど」 「隣の部屋ならずっと、誰も住んでないよ?」 「…え?」 「不眠症できっと疲れてるんだよ、今日も早く寝なさい」 嘘だ。そんなはずはない。 急いで隣の部屋まで駆けつけた。 鍵が空いていたので開けて覗いてみた。 そこには誰も住んでいた形跡はなく、がらんとした部屋があっただけだった。 一瞬にして俺はパニックになった。 その時だ。後ろから声がした。 「ぐ、苦しい…苦シイ…タスケテ…」 俺は意識を失った。
届け、桜の花びらに乗せて
桜の花びらが降る頃、思い出す。 お元気ですか。楽しくやってますか。私のこと、覚えていますか。 拝啓、親愛なるあなたへ。 小学6年生の時。私・春花香(はるはなかおり)は片思い中だった。 相手は桜田ちり(さくらだちり)くん。 イケメンだし、声もいいし、運動神経もバツグンだし。いわゆる完璧男子だ。 それに比べて私は何もできない。 ある日、体育のベースボールで私足を引っ張ってばかりだった。落ち込んでいたら、同じチームの子に励まされた。 「大丈夫。いつでも支えるから。1人じゃないよ」 それが、ちりくんだ。 その優しさが、本当に好きで。6年生終わり頃の3月。校庭のブランコ。もう満開の桜の木の下、桜に見守られながら告白した。 「ちりくん、すっ、好きです…!」 その答えが… 「おれも、好きだよ。好きだから、あの時話しかけたんだ」 まさかのOK。こうして私たちは付き合って、ハッピーエンド。 …とはならなかった。 卒業式前日、先生から発表されたまさかの事実。 「桜田は今日休みだ。…それで…このまま桜田は、お父さんの仕事の都合でアメリカへ行くらしい」 「え…」 教室が少しざわめく。 「卒業式も参加できないらしい。つまり、もう会えない」 (…そん、な) せっかく、両思いだったのに。会えない?離れ離れ? いやだ、いやだよ、ちりくん… 涙が一滴、こぼれ落ちる。 ----『大丈夫。いつでも支えるから。1人じゃないよ』---- 「…!」 …そうだ。私は1人じゃない。離れても、心はつながっている。想い合っている。 きっと、アメリカでも。 卒業式当日、校庭のブランコへ向かった。 桜はすでに散りはじめていて、またそれも綺麗だった。 「…ちりくん、好きだよ」 ぽろっと、そう呟いた。 「寂しくなったら、私を思い出してね。私も、いつでも支えるから」 “さようなら”は嫌だから。 「…また、会おうね。またね」 大量に流れる涙を拭いながら、言った。 3年後 中学校の帰り道。小学校のそばを通ってみることにした。 (うわー、全然変わってないじゃん) 見慣れた光景、校庭。 「…あ…」 目に留まった、満開の桜。 ブランコで男の子と女の子が楽しくこいでいる。 (…楽しそう) 楽しかったな。あの時も。 体調崩してない?学校は楽しい? …きっと、大丈夫だ。 だって私たちは、支えあっているから。
今日の私
今日の私 私は学校が嫌いだ、何故かって?嫌いな人がいるからだ私はカレン高校2年生だ いじめをされても先生にも取り合ってもらえない だが私でも楽しみがあるそれは、母親を殺す瞬間を動画にっとっているからだ。 いじめている瞬間の動画も、もうすぐで「春奈ちゃん」の誕生日だ、春奈とは 私をいじめている人の名だ。私は明日その動画をネットで拡散する。 今日学校に行けばもういじめは明日からないと思った。今日こんじょうでがっこうにいった そこには、春奈がいた。「おはよう」とニヤニヤしながら言ってくる。私は不審に思った。席につこうと思ったその瞬間 私は正面が真っ暗になった何も考えられなかった。 私が目を。こじ開けるとそこは病室だった下半身が痛かった。看護師らしき人が来てこう告げた、 全治約.4週間の骨折だった。ショックを受けていると、看護師が出ていく、 私は松葉杖で外に出た何か疲れていたのか倒れこんで寝てしまった。 何か男の人の声がすると思うと何故か安心して眠りについた。 また起きたら次は、赤いカーテンの綺麗な部屋にいた、テーブルに何か置いてある、 メモと瓶に入ったガムだ メモを読んでみた おはよう、お嬢さん 悪いが携帯をみせてもらった 今まで頑張ったんだな この事を言うつもりはないが ガムをたべて神上 ヒカルという名前で学校に行って 春奈に仕返しをするんだ。 ここにいる間は衣、食、住を確保しよう。 とかかれていた ガムを食べてみたすると 骨折はなおり、顔は美少年になっていた!! 私は行けると思った そして私の復讐劇は始まった。 ありがとうございました。 宜しければコメントもよろしくお願いします。 長文失礼しました。 (^_-)-☆
いつか叶うなら
わたし、高宮りんか。中学二年生。 わたしは、大好きな人がいる。 その人は、同じ少人数の塾の福山一生(ふくやまかずき)くん。 福山くんはいけめんで、この前わたしのことを「かわいい」と言っていたらしい。(福山くんの友達に聞いた。) 嬉しさ爆発しすぎて、本人を意識しすぎて、まぶしくてまともに見れないよ。 塾のコースは違って、ABCって3コースあって、Aから順に頭がいいとされている。 私はAで、福山くんはBだ。 塾のクラスは違うし、学校も違うし、、だけどね。一回だけ、ABCのみーんな(20人くらい)が集まって勉強会(という名の遊び)をしたことがあるんだけど、そのときに知って、性格もよくてイケメンでかわいくて、声もかわいくて、運動神経もいいことがわかった。 そこからわたしは実質一目惚れして、LINEを繋ごうと誘った。「え!いいよっ!」とOKしてくれた。(めっちゃかわいいあああああああ) それからはたまに、LINEをしている。 好きだよ福山くん。わたし、わたし、前からずーーーーっっと好きだったよ。 だから、今から告白する。 私のこと、かわいいって言ってくれてたんだから、少しは期待しても、いいよね? 「福山くん」 「なーに?高宮さんっ」 はぁ、、もう。めっちゃかわいいよ。『なーに?』だよ?犬系男子最高すぎる。 ずっとかくしてた、わたしの恋。 でもね、今日だけは言わせて。 「わたしねーーー」
たとえ距離は違えど
小学校のときからずっと一緒だった。僕は短距離、あいつは長距離でいつも1位だった。 あいつの名前は瞬輝(しゅんき)といった。あきらかに速そうな名前である。 中学では二人とも陸上部に入り、もっと速くなった。 顧問の先生も僕たちにいち早く目を付けてくれ、たくさん特訓を受けた。 中3のときの大会で、僕たちはとある高校にスカウトされた。 僕たちは喜んだ。 しかし、瞬輝は別の高校に目を付けられ、そっちに行ってしまった。 まだスマホなどない時代だったので、連絡先も交換できなかった。 大学でも瞬輝とは会えなかった。正月の駅伝に有名な大学で出ていたので、そこにいるのだろう。 僕も陸上が強い大学にいたし、大会にも出ていた。でも瞬輝とは会えなかった。 大学卒業のころには、僕も瞬輝も日本代表だった。 たとえ距離は違えど、あいつとはまた会える。ずっとそう思っていた。 それがそろそろ実現しようというのだ。 2年後に世界陸上がある。僕はそれに出たい。いや、出るんだ。 瞬輝も出たいはずだ。いや、出るんだ。 そこであいつと一緒にメダルを取るんだ。 ―2年後― <100m> 実況:さあ始まりました。世界陸上男子100m決勝!日本からは二人の選手が出場です! そして同じく別の会場でも男子マラソン決勝が行われています! 日本代表、早川瞬輝は現在2位です!どちらも頑張ってほしいですね。 解説:そうですね。 実は100m代表の風早とマラソンの早川は幼馴染だったらしく、 とても仲が良かったそうですよ。もう一人の朝霧も合わせて、3人ともメダルを取ってほしいです。 実況:さあそろそろ始まります。風早は4レーン、朝霧は6レーンです! On Your Mark Set パン!!!! 実況:さあいいスタートを切りました。現在風早1位!行け!行け! あーーっっと!!ここで2位になってしまいました!でも行けーーーーー!! ・・・風早2位、朝霧4位でゴール!!日本人選手8年ぶりのメダルとなりました! 解説:いいレースでしたね。あ、ちょうどマラソンもゴールしそうです!みんなチャンネル変えて! <マラソン> 実況:いけ早川!現在2位!ここで1位がゴール!!行け!!ラストスパート!! 解説:ラストスパートぉぉぉぉぉ!!! 実況:早川2位でゴール! 僕は銀メダルを握りしめた。僕はいろんな意味でうれしい。あいつも2位だったというのだ。 早く会いたい、と強く思う 俺は銀メダルをかみしめた。あいつも2位だったらしい。久しぶりに会いたいもんだ。 今、僕はとても疲れている。終わってすぐはどうともなかったのだが、今になって足が痛い! というわけで選手村に帰っている。 ふと、とある男と目が合った。 俺は一瞬で分かった。あいつだ、と。 今話さなければもう話せないと思う。僕は口を開いた。 俺は思い切って口を開いた。 同時にその言葉を発した 「「おめでとう」」 と。 FIN ※このお話はフィクションです
気づけなかった恋心と
夜。私は自分の部屋の窓に歩み寄り、枠に肘をついて空を眺めた。 冬のひんやりした夜空に、星がキラキラ瞬いている。 ……あっ、オリオン座。 それを見て、いや、それを見る前から、私は一年前のことで頭がいっぱいだった。 冷たい冬の夜。私は、少し前を歩く男子の隣に駆け足で追いついた。 「ね、健斗。寒いね」 「な、寒いな」 私の言葉に一言だけ返して、黙り込む健斗。 しーんと二人の間に沈黙が流れた。 相変わらず、健斗は口数が少ない。 だけど、この沈黙は全く苦しくなかった。 言葉を交わさなくても、健斗とは一緒にいるだけで安心できた。心がポカポカした。 「……あっ、あれ」 突然健斗が空を仰ぎ、つぶやいた。 「ん?何?」 「星。あれ、オリオン座だよ」 「オリオン座? ……って……?」 「ほら、あの三つ並んだ星。あれだよ、オリオン座」 私がいまいちピンとこない顔をしていると、健斗はくすっと笑った。 「……ったく。相変わらず奈菜は自分の興味ないとこにはとことん興味ないな」 その笑顔を見て、急に私の心臓はバクバクし始めた。 ただの幼馴染なのに、なぜこんなにドキドキするのだろうか? 健斗は照れたように私から視線を逸らすと、少し速足で歩き始めた。 その後ろ姿をぼんやりと眺めていた私は、気づけなかったんだ。 「――あ、健斗!危ない!!」 「え?」 健斗の振り返る動作が、スローモーションみたいに見える。 キキーッ 甲高いブレーキ音と、衝突音。 目の前の景色がかすんだような、そんな気がした。 キラキラ輝くオリオン座。 君も今、私と同じように、この星を眺めていたりするのかな。 ……ない。そんなわけはない。 「……もっとはやく、気づいていればなぁ……」 私のつぶやきは、冷たい夜空に吸い込まれていった。
EYE-アイ-
僕は藍枝もくめ(あいえだもくめ)。 幼馴染の目黒愛子(めぐろまなこ)に絶賛片思い中。 自分で言うけど僕はモテる。でもみんな『僕』をみてくれない。 僕は生まれつき色素がとても薄く、瞳の色は青緑という。 いつもサングラスをかけているため、瞳の色を見たいって理由で女の子は近づいてくる。 でも愛子は違う。『僕』のことをみてくれている。 それがとても嬉しくて、好きになった。 「もくめ、おはよ」 「へぁっ、おっおはっよう」 こういう風に、いつも愛子の方から話しかけてくれるから恥ずかしがり屋の僕にとってありがたいし、嬉しい。 …なのに今日、向こうから話しかけてくれない。 朝学校に来たら愛子は準備が終わっていて机に伏せていた。 (ど、どうしたの~…?) って聞きたいけど、聞けない。 だってさ、ほんとは寝てるだけで話しかけたら起こしちゃった!ってなったら悪いじゃん!? 疲れてるんだとしても、僕がねちっこく心配してたらきもいとか思われないかな!? っていう感じの不安が生まれるばかりで、消えない。 …でも僕は、幼馴染だし、愛子のことが好きなんだし。 (もうどうにでもなれ!話しかけよう!) そうしてなぜかそろーりそろーりと愛子の席に近づき、話しかけた。 「ま、愛子~?元気ないけど、だ、大丈夫、そう?」 すぐに返事が返ってきた。 「うん、大丈夫。だから、近づかないで」 「…ぇ」 …なんて? 「本当に大丈夫だから。心配しないで。近づかないで」 なにその、言い方…僕、嫌われてる…? (…っ) 愛子に嫌われてるって思うと、胸がぎゅっとなった。 でも… 「…わかった。近づかないけど、…なんで元気ないの?」 僕は愛子から離れながら言った。 「…え、っと…」 少し間があった後、愛子は顔を上げてこっちを向いた。 その顔には。 「…眼鏡?」 「うん。…昨日かけはじめて、でも私っぽくないデザインだし…もくめに見られたら、どう言われるかって…」 …それで、見られたくないからって、僕を避けてたの? 確かに愛子がかけている眼鏡は、べっこう柄に丸い縁という大人っぽい感じだ。 でも、 「すっごく、似合ってるよ」 「え…」 いつもと雰囲気違うし、びっくりしたけど、すごく… 「可愛いなって」 あ、言っちゃった… 愛子の方を見ると、愛子はすごく顔を赤くしていた。そして 「ありが、とう」 と言いながら愛子は笑った。その笑顔にどきっとして顔をばっと下に向ける。 誤魔化すために話題を少し逸らす。 「眼鏡の縁が丸型って、僕とお揃いだ…」 “お揃いだね”と言いかけている時僕は流れで顔を上げていた。 僕の顔は熱かった。愛子の顔も真っ赤だった。 モジュールが始まるまで、2人の間に沈黙が続いた。
それでも私は君が好き。
「ごめん、晴陽(はるひ)とは付き合えない」 誰もいない夕方の教室で、私は幼馴染である黒峰月斗(くろみね げっと)に告白した。 そして、見事にフラれた。 こうなることなんて、最初から分かっていた。 第一、私たちはただの幼馴染。 小さい頃からずっと一緒にいるのだ。 月斗が私に特別な感情を抱いてくれるなんて可能性は、ゼロに等しい。 さらに、校内の女子たちの心をあっという間に鷲掴みしてしまう月斗に対し、私はごくごく平凡。 そう。私たちじゃ、全然釣り合っていない。 分かってた。分かってたけど――想いを伝えずにはいられなかった。 欲があったのかもしれない。 たとえ月斗が可愛い女の子と付き合っても、私が好意を寄せていたことを忘れないでほしいと。 私をフッた月斗は、苦しそうな顔をしていた。 去り際に、彼の咳き込む音が耳に入る。 幼い頃から彼を苦しめてきた、喘息のものだった。 そうだよね、と私は自分に言い聞かせる。 私よりももっと可愛くて、そして、病弱な彼をちゃんと支えてあげられる人じゃないと。 だから、私は月斗に相応しくない。 心の中で、呪文のようにそう念じ続けた。 そうしないと、我慢できなくなりそうだった。 月斗にフラれた日から数ヶ月が経った頃。 月斗に彼女ができた。 隣のクラスの灰原明日花(はいばら あすか)さん。 モデルのように可愛くて、才色兼備なしっかり者。 それを知ったとき、私は嬉しかった。 いや、嬉しいと思い込んだ。 月斗に相応しい彼女ができてよかった。 灰原さんなら安心だ。 でも、心の奥はそんなに潔くなかった。 「どうして私じゃ駄目なの?」 ずっとそう問い続ける私もいた。 そんな私の本音に気付いたのだろうか。 ある日、灰原さんが私に話しかけてきた。 「白谷(しらたに)さん」 「何?」 近づいてくる美貌に、私は顔が強張ってしまう。 でも、灰原さんの表情は、優しかった。 「白谷さんは、月斗くんのことが好きなんでしょ?」 私はどう答えていいか迷った。 だって、相手は月斗の彼女だ。 迂闊に肯定はできない。 でも、それが杞憂だったとすぐに分かった。 「遠慮しないで。私はあなたに嫉妬しているわけじゃないから。私はただ、あなたたちに幸せになってほしいの」 そして、次の言葉で私は目を丸くした。 「月斗くんが本当に好きなのは私じゃない。白谷さんなの」 「――どういうこと?」 しばしの沈黙を破る、私の微かな声。 「月斗くんは白谷さんが好き。だからこそ、私と付き合ったの。月斗くんは体が弱いから、あなたと付き合ったら、色々と迷惑をかけてしまう。だから付き合えない。そう言ってた」 ――知らなかった。 月斗がそんなことを考えていたなんて……。 「だから、あなたを諦めさせるために、私と付き合ったんだって。でも、それじゃ駄目だと思うの。遠慮してちゃどっちも幸せになれない。このままじゃ駄目だよ」 目が熱い。 その熱が頬を伝う。 気付けば涙が溢れていた。 「――私、月斗と会って話したい」 「行ってらっしゃい。私、さっき月斗くんをフッたんだ。きっとまだ教室にいると思うよ」 私は涙を拭って走り出す。 一刻も早く月斗と会いたかった。 教室に着くと、華奢なシルエットが見える。 月斗だ。 「月斗!」 私は月斗のところに駆け寄る。 月斗は発作を起こしていた。 私が灰原さんと話している間に発作が出たのだろう。 「はる、ひ……」 月斗が弱々しい声で私を呼ぶ。 その口に吸入器を近づけてしばらくすると、月斗の発作は落ち着いた。 「月斗」 私は月斗の瞳を見つめる。 目が腫れているかもしれないが、そんなことは気にしていられない。 「もう一回言うね。私、月斗が好き」 すると、月斗が口を開いた。 「ごめん、俺は――」 「ねえ、遠慮とかしないで。私、月斗と一緒にいたいの。病弱とか関係ない。私は、体が弱くても頑張って生きてる月斗が好きだから」 「でも、俺……」 ああ、なんと言えば伝わるのだろう。 私は月斗が好き。 月斗のために生きたい。 この気持ちよ、届け――! 「灰原さん、言ってたよ。これじゃあ誰も幸せになれないって。私は、月斗と一緒に生きたい。月斗のために生きたい。」 月斗の本当の気持ちを、教えてよ――。 「月斗は、本当はどうしたいの?」 「俺、は……」 月斗が躊躇いがちに言った。 「俺は、晴陽が好き。体が弱いから、俺じゃすごく迷惑かけると思う。だけど――」 その声色が、真剣なものに変わる。 「こんな俺でよければ、付き合ってくれますか?」 私が待っていた言葉。 一度は止まった涙が再び溢れ出す。 それでも、私は泣きながら笑みを作った。 「もちろん!」
星ちゃんの秘密
私の名前は風間夢翼(カザマユズハ) 私のクラスには変わった女がいる。 彼女の名前は流群星。(リュウグンキラリ) 名前からして夜空に関係があるのかな。 「夢翼さんでしたっけ?違ったらごめんなさい」 「合ってるけど…この前自己紹介したわよね。」 「そうでした?星、あんまり覚えれなくて…」 「そっか。別に覚えなくても良いんだけど…」 彼女は覚えが悪いそうだ。 ずっと同じ事を言っても覚えてくれない。 本当に彼女っておかしいのかな。 でも彼女の待ち受け画面にはある秘密が隠れていた。 彼女の画面には彼女と彼女の父親のような姿が映っている。その後ろには家のような部屋の壁。 彼女に画面の写真を聞いてみると。 「この写真?…えっと、な・な… あ、なんでもないよ。適当に選んだらこれに…」 「なーんだ。聞いて損したわ。変なの。」 その後、彼女は教室の窓を向いて小さく泣いていた。 私は何かあったのかな。としか思えなかった。 本当は自分のせいなのに… 「星ちゃん、どうして泣いているの?」 「いや、泣いてないよ。別に君には関係ないよ」 (彼女は我慢しているのかな?もしかして私?) 彼女のお姉さんに話を聞いた。 星ちゃんの秘密とかあるんですか?」 「ちょっと長くなるんだけど…良いかな? 5年前の話なんだけど 私達の父親が亡くなったの。 星は父が好きだったから忘れたくないので写真をたくさん残しているのよ。 星の秘密は父の死よ。よっぽど悲しかったのだろうね。」 「そうだったんですか…ごめんなさい。」 私は泣きながら走って行った。星の元へ… 「星ちゃん、ごめんなさい! 私、あなたをいじめていました。本当にごめん」 「全然良いよ。逆に謝ってくれてありがとう。」 星ちゃんから色々事実を聞いて画面の意味を教えてもらった。 「これは私の父。父は5年前に亡くなっていて 私は父が大好きでした。 なので忘れないようにと…」 「凄い良い話だよ。星ちゃん。素晴らしいね! 私は星ちゃんのお父さんじゃないけど褒めれる 嬉しくないかもだけど私は受け取って欲しい。 この素晴らしい気持ちを届けたいんだ。」 「夢翼さんは良い名言を残しましたね。 その気持ちを受け取りたいです! 夢翼さんの気持ちは絶対無駄にしません!」 その日から私と彼女は親友、いや大親友になった 「これからもずっと友達でいてね。星ちゃん」 「夢翼さん、こちらこそよろしくね。永遠だよ」 「私達の絆は永遠に続くんだから!」 END
聖なる夜のお別れ
「大人になったら、結婚しようね」 私、絵理乃は、彼氏の、春陽くんと、そんな約束をした。 ずっと、ずっと、仲良しでいられたらいいな、と思いながら… 今日はクリスマス・イブ。 クリスマス・イブの夜は、デートをするカップルが多い。絵理乃と春陽も、そのうちの一組だった。 待ち合わせは、最寄りの駅。17時頃からデートをすることになっている……はずだが。 18時になっても春陽は現れない。 LINEで何回も話しかけたが、既読はつかない。 (あした、遅れないでねって、約束したのに…) そう思った直後、電話がきた。春陽に急用でもできたのだろうか。 そう思いながら電話にでると、知らない女性の声がした。 そして、春陽の家に向かうよう言われた。 春陽は、交通事故で亡くなった。 亡くなったのは、17時前の、デートの約束の直前だった。 春陽のお母さんは、 「デートに、遅れそうだから、焦ってた、みたい。私が、もう少し、早く、出れるように、言えば、よかった、のに…ごめん、ね、絵理乃ちゃん。せっかくの、デート、だった、のに…」 そう言いながら春陽のお母さんは泣き崩れた。 自分の息子が、死んでしまったのに。 私のせいで、死んでしまったのに。 なんで、この人はこんなに優しいんだろう。 (春陽くん…) 大人になったら、結婚、したかったのにな… 春陽くんの死の後のクリスマス、私は自分の部屋で過ごした。 実は、クリスマス・イブの時、春陽の家に行った時、クリスマスプレゼントになるはずだったペンダントを、春陽のお母さんに渡してもらった。 ペンダントは、雪の結晶の飾りがついている。 とても綺麗で、いつもの絵理乃なら大喜びしたはずなのに、喜ぶ気にはなれず、重い気持ちでそれを眺めていた。 あの日、約束の時間をずらしていれば。 遅れないでね、なんて言わなければ。 そもそも、私が春陽くんと付き合わなければ。 こんなことにはならなかったのかもしれない。 クリスマスプレゼントに、とても綺麗なペンダントをもらって、大切な春陽くんを失った。 こんな綺麗なものなんてほしくないから、春陽くんを返して欲しい。 そんな願いも、外に降る雪に吸い込まれていくようだった。 雪は、まだ降り止まない。 ~後書き~ こんちゃっちゃ!ゆきみ大福だよー! 感想くれると嬉しいです!
保健室
筋肉を動かす。 地面を蹴る。 息を吸う。 息を吐く。 ジリジリと鬱陶しい暑さが身体中を蝕んでいく。 足がもつれる。 視界の端からモヤが迫ってくる。それと同時に力が入らなくなって・・・・・・ 「あいつって走り方変だよな・・・運動音痴やん ダサっ・・・」 そんな会話が聞こえてきた。いつもの事だけど でもその時には意識が・・・ 「・・・?」 冷たいものが頭に引っ付いているような感じがして目を覚ました。 私は白いベッドの上に居た。 辺りを見回そうと身体を起こす。 周りには私が寝ていたベッドをグルッと囲うようにクリーム色のカーテンが下がっていた。 "ほけんしつ" 不意にその単語が頭をよぎる。 ドサッ・・・ 私が起きると同時に頭に乗ってた保冷剤が落ちた。 冷たい"モノ"の正体はこれか・・・と保冷剤をボーっと眺めていると、 「楓花(ふうか)さん起きた?」 カーテン越しから女性の声が聞こえてきた。 「っ・・・はいっ!」 私は少しびっくりして声が大きくなった。 「カーテン開けるわよ?」 「・・・どうぞ」 声の正体は養護教員の"魚海円海"(うおみまどか) 海という漢字が2つも入っていて覚えやすい名前だった。 「・・・えーと、佐藤楓花さん、ね。体育の時校庭で熱中症で倒れたの覚えてる?担任の先生も心配してたわよ?」 「・・・そうですか・・・。」 「今日は気温が36℃なんだから、水分補給ちゃんとしなきゃ・・・」 「水筒忘れて・・・」 「・・・じゃあこれ飲んでなさい。あと今日はもう早退して病院行ってね?顔色悪いし・・・」 円海先生はそういうとペットボトルに入ったスポーツ飲料を渡してくれた。 なんだか急に寂しくなって、でも何か幸せで、不思議な感情が湧いてきた。視界がぼやける。 ポロ・・・ 気づいた時には涙が目からこぼれ落ちていた。 「・・・何か嫌なこと・・・あった?」 前を向くと円海先生が心配そうな顔で私を見つめていた。 二重のまぶた、鼻筋が通っている鼻、長いまつ毛、人形の様な小顔。そこら辺の雑誌の表紙にモデルとして載ってても違和感はないような、そんな顔だ。 私はハッとなりすぐに目をこすった。 人前で泣くなんて、恥ずかしい。泣いて良いのなんて赤ちゃんまで・・・。 ・・・最後に泣いたのいつだっけ? そう思うと何故か涙がまた出てきそうになった。涙を堪えているからか喉の奥が熱くなる。 そんな私を円海先生はじっと見つめる。 「馬鹿なんじゃないの?そんな高校行けるわけないでしょ?」 「あいつって不細工だよね。クラスにいるだけであたしらの価値下がるんだけど。」 今ままで心配された事あったっけ。 それに気付いた瞬間涙が止まらなくなった。ダムが決壊したみたいに今までの感情が溢れ出してきた。 親の期待を裏切った時の感情、友達から見捨てられた時の感情、全部 全部。 でも、何故か円海先生の前なら泣いても良い気がした。理由はわからないけど、そんな風に感じた。 そんな私を見ながら円海先生は優しい声でこう言った。 「話せないなら無理に話さなくていいよ。何か嫌なことがあったらいつでもここにおいで。どんな事でも相談していいよ。 楓花さんは1人じゃないからね。私がついてるから・・・。」 嬉しかった。この人なら頼って良いと思った。地獄に一本の蜘蛛の糸が垂れてきたみたいな、そんな感じだった。 20分後、母が迎えに来た。 なんだか、いつもより母が優しいと感じた。 なんだか、いつもより足が軽く感じた。 なんだか、なんだか 前よりも明日が楽しみに感じた。 END (*´Д`*)読んでくれてありがとうございます😭 コメントくれるとありがたいです!!
運命の花火大会
私は、長島りお。高校1年生。 私の好きな人は、森原悠生くん。 森原くんはすごくかわいくてイケメンで、勉強もできるし、面白い。背は165くらいで男子にしては普通。でもそれがいい。 そんな森原くんに私は今から告白をする。 すうっと、空気を吸って。 「森原くん」 「ん?あっ、長島さん。どうしたの??」 「も、森原くんっ、これ…読んで?」 そういって、一通の手紙をわたした。 なかには 『森原ゆうせいくん わたしは森原くんのことが好きです 付き合ってください』 と、シンプルな告白の内容。 「できれば早めに、返事くださいっ」 「ええっ…?!あ、っ、わかった…!」 ーー翌日 「長島さん!!これ!」 「森原くん!もう書いてくれたの?ありがとう…!」 「う、うんっ!!」 なかをあける。 『長島さんへ。 長島さんが俺のことそんなふうに思ってくれてたなんて、すごく嬉しい。俺も気になってました。俺からも言わせてください。 俺と付き合ってください。そして、来週の花火大会、一緒にいきませんか?』 「ええええええええ?!?!」 驚きすぎて、つい、へなへなと座りこんでしまった。えっ、えっ、う、うれしいっ… 読み終わると、少し遠くに、彼の姿が。 「ゆうせいくーん!!!!」 赤面した顔で振り向いてくれる。あぁ可愛い。 「りおちゃん!!」 「ゆうせいくん、花火大会、いこーね!」 ーー花火大会当日 今日は、花火大会。気合いをいれて、着物も買ったし、メイクもしたし、髪に飾りもつけた。お母さんにしてもらうと、いつもの私と全然違う。かわいくなれたかもしれない。 慣れない下駄で、花火大会が行われる公園へ向かう。 「悠生くん!!!」 私の大好きな名前を叫ぶ。 「りおちゃん…!……っ、りおちゃん…」 「どうしたの?悠生くん」 「りおちゃんめっちゃかわいい…抑えられない。ハグしていい?」 ふわっと、悠生くんが近づいてくる。 いつもとは違う私服姿の悠生くんが、赤面して緊張しながらしてきたハグが、一番の思い出になった。
ブルースター
そうだ。手紙を書こうかな。 相手はもちろん君。 伝えたいことを何となく力が抜けていた右手に込める。 ちょっとよろよろした字になっちゃったけど。まぁ仕方ないよね。 さて、どうやって君に渡そうかな、、、 うーん。直接は会えない。 ママに渡してもらおうかな。 でもママが君に会うのって、結構先か。その場に多分僕いないし。 できるだけ早く伝えたいんだけどな。 あ、そうだ。ここにいる人に頼んどけば、君がここに来た時にすぐ渡せるか。 後で渡しておこう。 でもこの文章、なんか気に食わない。直すか。うん。 あ、言っとくけどラブレターってわけじゃないよ? なんて言えばいいんだろ。日頃の感謝を伝える手紙みたいな感じ。 うん。いい感じな文章になったかも。 よし。これで準備万端。いつでもいける!! ピーーーーーーーー 僕の部屋に高くてキンキンするような音が鳴り響いている。正直言ってとてもうるさい。 多分、あと、、、3時間くらいかな?すれば学校が終わって帰ってきた君がここに来てくれるはずだ。待つかーー長いなーー。そのときに手紙はわたしてもらうことになってるから。 「はぁ、はぁ、はぁ、、、はるとっ!!」 はると。それが僕の名前だ。 「はると、、、」 僕の名前を淡々とつぶやく君。 「なんで、、、」 「早すぎるってば、、、」 やっぱり、僕早いよねー。僕もそう思ってた。 「あ、これ、、、」 君が来たのを見計らってここにいた人が手紙を渡してくれた。 無事渡せてよかった。 「え、、、」 どうだろ。僕の思いが伝わってるといいんだけどな。 「なんだよっ、、、はるとのくせにっ!」 君は感動したのか泣きながら言った。 そんなに感動してもらえるとは思わなかったなー!うれし、 じゃ、もうそろそろ無理みたい。ばいばい。ありがとう。 「君」サイド 学校から帰ってすぐ。 「ちょっと!急いで病院行くわよ!」 「え?もしかして、はると、、」 「急いで!」 ママにそう言われて急いで病院へと走った。 「はぁ、はぁ、はぁ、、、はると!」 そのとき、もうはるとの病室には 「ピーーーーーーーー」 という、甲高い音が響いていた。 うそでしょ。 「はると、、、」 やだ。こんなの、、、認められるわけない。 「なんで、、、早すぎるってば、、、」 なんでそんなに早く逝っちゃうの? もっと私のそばにいてよ。 いつも通りの笑顔を見せてよ、、、 「あ、、、これ、、、」 はるとのカーテン越しに隣にいた患者さんにはるとが書いたと思われる手紙を渡された。 そこには、弱弱しい字で、 「いつもありがとう。あんまり悲しまないで。すぐ立ち直ってほしいな。君の笑顔は多分、空まで届くはずだから。」 「なんだよ、、、はるとのくせにっ!」 泣いちゃうじゃん、、、笑えないよ、こんな状態で。 認められない、いや、絶対認めない。 教室の机には白い花が入った花瓶。 家の表札のはるとの名前は消されていた。 そんな状況のひとつひとつが、はるとがいなくなったことをはっきりと強調させる。 いやだ。はると、、、 そんなとき、はるとの声が聞こえた気がした。 「笑ってよ。もっと。笑った顔が見たいんだからさ。」 「無理だよ、、、」 「いや、僕全然元気だし。いつでも見てるよ?安心して。」 「でも、、、」 「でもじゃない。僕のためにも、笑って?」 「わかったよ、、、頑張ってみるよ、、、」 そんな幻聴が聞こえたような気がして。 取りあえず。頑張って笑えるように立ち直ろう。 空の上で見守っているはるとに顔が向けられるくらいに。 前を、向こう。 そうしないと何も始まらないから。 何も手に負えないから。 この姿勢が、はるとになんとか伝わっていると信じて。 よしっ! 君の病室に飾ってあった花、ブルースター。 花言葉は信じあう心、、、だったかな。 わたしは「見ている」と言ってくれたはるとの言葉を信じるし、はるとには私の「笑えるように頑張る」という言葉を信じてほしい。 って思いも、はるとにはお見通しなのかな、、、なんてね。 「いつも、ありがとう。信じてくれて、ありがとう。」 こんにちゃー!作者です! なんとなく、死ネタの隠ぺいを頑張ってみました!(前半、はるとサイド) そして、最後の「ありがとう」これはどっちが言っても成り立ちます。 皆さんはどっちで想像しましたか? 答えはないです。ご想像にお任せします。 最後に!ほんとに、感想ください!
【ホラー注意】僕の祖父が死んだ。
僕の祖父が死んだ。冒頭から物騒であるが、これは事実だ。子供の時からよく遊んでくれた祖父で、とても悲しかった。僕は、祖父が死ぬ前日に少女が祖父の家に入って行くところを見た。ちなみに、幼少期から僕は霊感が強いと感じていた。その少女は見たことがなかったので少し不思議に思った。 あれから3ヶ月、4ヶ月経った頃、同じ少女が今度は友達の祖父の家に入って行ったのを見た。その翌日、その友達の祖父が亡くなった。ある日、僕はその少女とすれ違った。心臓が一気にドクドクしたが、何もなかった。その日、僕は少し遠い親戚の家に行った。その翌日、親戚が亡くなった。僕は怖くて夜しか眠れなかった。 いつしか僕は死神のような存在になった。少女は最近いないし、すごく困った。 そんな時、すごい不安そうな顔をしている少年とすれ違った。その日から、僕が行った家の人は死ななくなった。そして、すれ違った少年が死神になった。 終
ツンデレな君は私のタイプ
彼はツンデレ 私のタイプ 私の名前は山口二葉。 最近付き合い始めた彼こと真口翔呼び名は翔 向こうからは二ちゃんって呼ばれてるんだー! 彼は顔良し 中身良し 全て完璧だと思っていたのになぁ… 彼はなんと性格バツ何故かって?ツンデレだから この前だって一緒にユニバに行った時も 私「翔、今日、楽しかった?私は楽しかった!」 翔「別に。普通だし、俺あんま好きじゃないし」 私「まったまたー、いやー翔お得意の嘘ですか」 翔「嘘じゃねーし。俺は事実だ!」 私「フッ、そーですか。笑」 とか言って来たんだしー、ね?ツンデレでしょ。 彼は私のどこが好きなのかなぁ? 私はツンデレな彼に一目惚れした。 今からしたら「何で?」って思うけど。 だって親友の夢穂は港斗くんって言う最高の彼氏が居るんだって。 お土産を買う時も 「俺が買ってやるよ。何が良い?」 なんてキュンとしちゃぅー! ね?ずるいでしょう。 でもね、彼はツンデレだけど良いところは褒めてくれる人だからそこだけで見ると良い人なんだ!
Story~私と漫画と君の恋物語~
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。 ~「お前は俺が守って見せる‼」 「助けに来てくれたの。嬉しい!」~ 「よっしゃー!いけいけー」 ここはY高校。放課後の空き教室、一人の少女が叫んでいた。そう、彼女の名前は遠江沙也加(とおえさやか)。この物語は、漫画が大好きな少女が主人公の物語である。 「なーにやってんだ。沙也!」 この少年は、松田徹である。沙也加の幼馴染でお隣さんの関係だ。 「あっ、徹。見てわかんないの?漫画を読んでるの!」 呆れた顔で徹は、 「んなの分かってるよ!お前、もう高校生だぜ。恥ずかしくないのか?」 と言った。 「何よ。徹だって、コソコソ隠れて漫画読んでんじゃない。この漫画だって、あんたの部屋に隠してあるの美香ちゃんに教えてもらったんだからね。」 美香。松田美香。徹の姉である。 「ち、違げぇよ。くそ、美香の奴。」 (俺も漫画は好きだけど、本当に好きなのは…) 「とにかく帰るぞ!もう下校時間だぞ。」 「えっ、嘘!本当だ。急がなきゃ!」 急いで駆け出す沙也加とそれを追いかける徹。これは二人の間を駆け抜ける青春ラブストリーである。 ~オタク?~ 「おっはよ~」 朝から元気いっぱいの沙也加のあいさつが教室に響き渡る。すると、教室がいっきに静まり返った。不思議そうな顔をしながら、教室に入っていく沙也加の耳元に、 「うわっ、オタクじゃん。」 と聞こえてきた。 (私の事?) 不思議に思いながらも一日が始まった。 ~好きなことなのに~ キーンコーンカーンコーン 休み時間だ。そこに、ロッカーに次の時間の準備に行く沙也加の姿があった。すると、ロッカーの前まで来ると、ふと立ち止まった。そこには破り捨てられた漫画があった。 (誰がこんなこと。徹に相談する?いや徹は別のクラスだし…) 沙也加は、破り捨てられた漫画を手に持ち、バックに入れた。しかし、それは一か月も続いた。しだいに、沙也加は漫画を読まなくなった。 ~隠す自分~ 「沙也~帰るぞ、って今日は漫画読んでないんだな?」 「うん。」 「どうした?珍しいな。なんかあったのか?」 真面目な顔で心配してくる徹の顔を見ていると、目の奥が熱くなってきた。 「何でもないってば。もう先帰る‼」 「おいっ、沙也加!」 駆け出す沙也加。その目には涙がこぼれていた。 この先は、予想でお願いします。
☆正夢☆#みんな読んでみて~☆
俺は「まさき」!! 運動が出来てめっちゃカッコいい、モテ男さ。ははっ☆ そんな俺に起こったある出来事をみんなに話すぜ。誰にも話すなよ...?? 「わー!!!」ガバッ 俺は飛び起きた。めっちゃ怖い夢を見たんだ。 その夢は、俺が危険な目にあう夢だ。 どんな事かとゆーと... ・トラックにひかれそうになる。 ・頭に看板が落ちてくる。 ・水に溺れる。 そしてそのあと俺の視界が真っ暗に... 「これが正夢だったらヤバいな~。」 と俺は呟いた。そして、 「行ってきまーす!」 元気よく学校に行く...だけのはずだったのに、横断歩道を渡っているとき...!? 「キッキー!!!!!」 「わぁっっっ!!!」 トラックにひかれそうになったのだ。 ゾクゾク!!俺は寒気がした。だって、これじゃあ、今日の夢と同じじゃんか!! ううん、たまたまだ。たまたまだから。 と自分に言い聞かせ、この日は気を付けながら学校に行った。 ところが、下校の時には全部忘れていた。。。 もう少しで家につく!せっせと歩いていたら... 「ギシギシ...ドーン!」 頭の上から看板が落ちてきたのだ。 そのときに俺は今日の出来事を全部思い出した。 ヤバイヤバイ...!!!!! そのままメチャクチャに走って家へ帰った。 その日のおふろ。あの出来事を忘れるはずがないから、俺はめっっちゃ気を付けながらおふろに入った。 ボーッとしながらおふろに入ってるうち、バカな事に「もう何にも起きてないから、大丈夫だろう」と思った。 ちょうど水泳が近いので、俺はちょっとだけ息継ぎの練習をしようかなと、おふろの水にもぐった。そのとたん!!!!! 「ゴブッ...たす..けて...!」 なぜか溺れたのだ。しかも出られない。そして、誰にも気づいてもらえなかった。 一気に目が覚めた俺。あがいてあがいて...やっとおふろから出られた。 だが、すぐ... 目の前が真っ暗になった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ こんちゃ(。・ω・)ノ月光です(o^-^o) 辛口NGでお願いします>ω< では、さよならー!(。・ω・。)ゞ
また、天国で。
僕、奏夜の彼女の琴凛が、交通事故で亡くなった。 琴凛はちゃんと、歩道を歩いていたのに、高齢者ドライバーが突っ込んできて、事故にあい、病院で息を引き取った。 僕がそれを知ったのは、琴凛が事故にあった翌日の朝だった。 琴凛の親から、電話がかかってきて、琴凛が事故にあったことを伝えられて、琴凛の家に来るように言われた。 琴凛の家に着くと、琴凛の母親は、真っ赤に充血した目をこちらに向けながら、 「あなたが、琴凛のクラスメイトの、奏夜くんね。琴凛が、奏夜くんに渡してほしいものがあるって言っていて。」 なんだろう。琴凛は事故で死んだはずだから、遺言などは残せなかったはずだし、琴凛に何かを貸していなかったはずなのに。 そう思いながら受け取ったのは、小さな手紙だった。 可愛らしいデザインの、小さな封筒に、紙がぱんぱんに詰められているのがわかる。 「琴凛から、奏夜くんへの手紙よ。読んでみて。」 開くと、そこには、小さな丸い文字で、紙にぎっしりと文字が綴られていた。 『奏夜へ これは、奏夜への手紙。遺言っていうやつ?書いてみたくて、書いてみたの。 病気のこと、話すの、遅くなってごめんね。奏夜に、いつも通りに接してほしくて、黙ってた。 実は私、内臓に病気があったの。大人になる前に、死んでしまうかもしれないって、お医者さんにも言われてて。 封筒に、紙がたくさん入ってたの、わかったでしょ?あれ、全部、奏夜と私が写ってる、写真だから。好きな写真、好きなだけ持って帰っていいよ。 その代わり、お願いが三つあるの。 一つ目のお願い。 私の部屋の掃除をして。遺品整理…って言うのかな。 親はもう、だいぶ歳だからね、任せるのも気が引けるから、奏夜にしか頼めないの。 ちゃんと掃除してくれてるか、空から見張ってるから、絶対絶対やってね。 二つ目のお願い。 別れて。 奏夜のことは大好きだし、私が死んじゃって、奏夜が私に興味なくなっちゃうのは辛いけど、それよりも、奏夜が、私のことだけ気にして、彼女ができないと、そのほうが辛いなって思って。 三つ目のお願い。 私なんかより、もっといい彼女を作って、結婚して、子供も作って、長生きして、孫にも恵まれた人生を歩んでいって。 そのあと、私に会いに来て。 何十年後かに、家族たちの話を聞かせてよ。 また、何十年後かに、デートでもしようよ。 あ、けど、もう別れちゃったからデートはできないか。 まあ、とりあえず、何十年後かに会おうね、約束だよ。 天国で待ってるから。 琴凛より』