短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
二人で、主人公に
「倉田くんって好きな人いるの?」 その言葉を紡いだのは私。くらた、は私の好きな人の苗字である。 倉田くんと私は今、二人で一緒に帰っている。 別に付き合っているわけじゃないけど。私と倉田くんは友達として、そのくらい仲が良いのだ。 「えっ、急」 倉田くんは顔を強張らせた。そして、 「そ、そういう葦田は?」 と慌てたように聞き返して来る。あしだ、は私の苗字。 良くある返しだなと思う。質問返し。でも私は慣れてるので。 「私は好きな人いないかなー」 そう、流れるように嘘をつく。 ここで顔を赤く染められでもすれば、いくらか可愛いげがあるだろうに。 「で?」 と言えばまた倉田くんは、逃げられなくなる。 「あっ、えと」 うろたえている倉田くんを見て、思う。 (……この感じは、好きな人いるなぁ) それが自分である確率なんて、何パーセントだろう? 五パーセント? 一パーセント? それとももはや、小数でしょうか? でも可能性がある限り私は、それに賭けたくなってしまうのだ。 「いるの? 誰!?」 と、噂が大好きな女の子のように声を出す。 すると意外なことに、 「……誰にも言わない?」 と倉田くんは言った。 (あれ、教えてくれるの?) それが少し意外で。 倉田くんは、自分の恋愛話を人にしない。倉田くんの好きな人の話題など、どこで出されているのも見たことがないし。 ……だからこそ、期待してしまうものがあった。 もしかしたら、僕が好きなのは葦田だよって、言ってくれないかなって。 「もっ、もちろん!」 そう言って倉田くんの顔を見ると、すごく真剣な瞳と目があう。 綺麗な瞳に魅せられて。 真剣な顔に胸を高鳴らせて。 ……二度と、目をそらせなくなりそうだった。 「僕の好きな人は」 「うん」 少しだけ間をおいて、倉田くんは口を開いて、 「──柳山さん」 と言った。 やなぎやま、という名前を理解することに時間がかかって、一秒くらいしたあとに、 (あ、ゆなちゃん) と気がつく。 「あ……へーっ、そーなんだ!」 そっか、ゆなちゃんか。 ゆなちゃんならしょうがないか。 可愛いもんね。 優しいもんね。 だからあの子、モテてるもん。 そうやって自分を納得させようとするほどに、まるで心を絞め殺されているような苦しさが襲う。 ……なんで? 私はそりゃあ、ゆなちゃんより可愛くないし、性格だって、ゆなちゃんより良いわけない。 誰にでも分け隔てなく、なんて無理な人間だけどさ。 でも、ゆなちゃんより倉田くんのこと知ってるし、好きだし。 好き、なんだよ。 ──あぁでも、諦めてあげなきゃかな。 笑顔をつくって 「じゃあ協力するよ!」 と、言う。 「いっ、いいの!?」 「いーよ」 「ホントに!?」 「ほんとだよ」 まるで自分に言い聞かせるかのように、肯定の言葉を吐き出す。 「ありがとう」 と、言われるだけで十分……そう思い込む。 私じゃない人を好きな、倉田くん。 あなたを喜劇の主人公にするために、頑張るような。 ただの脇役としてでいいから、側にいさせてください。 END 読んでくださりありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです。 臣です。おみ、と読みます。ちなみに私は彼氏はおろか、好きな人すらおりません。恋には懲りているので、しばらくはいいかなと思っています(笑) 感想やアドバイス、お待ちしています。喜んで読みます! ※自分がされて傷つくことは、絶対にしないでください。
私の手、貴方の手。
私は冷めているのだろうか。 相手からの連絡がない限り、こちらからはかかわらない。それで恋人関係だった人物からも別れを告げられ、家族には冷めているだとか、元友人には絶交と言われる。 「私はただ、待っているだけなのに。」 ずっとそうだ。 やろうとすれば待てと言われ、待っていたら何故動かないと言われる。 元から行動に移すのが遅いということもあるのか、私は積極性に欠けているようだった。 「そんなことないよ、アンタは充分あったかい。」 誰だったかな、私に手を差し伸べてくれたのは。 頼りなかったような、そうでもないような、あのぬくもり。冷たい私の手を、温めてくれたあのぬくもり。 そんな手に、私は藁にすがる思いで握り返したのを覚えている。だが、誰かも思い出せない。相手にはぼんやりと影が差していた。 見つけた。 探し求めていた手を握る。 手当たり次第に相手の手を握っていた訳ではない。が、これは絶対彼奴の手だ。 でも、あの温もりは消えていた。 あたかさを表現するような、ほんのり赤かった手。今は青白い彼奴の手を、自分の頬に当てた。 冷たい。 夏場の暑い時期でも、熱すぎる彼奴の手は好きだった。でも今はこんなにも冷めきっていて。私は涙を流すことしかできなかった。 「ねえ、貴方のぬくもり…、どこにあるの。ねぇってば…」 何度も問い掛けたが、返ってくるのは光のないその視線だけ。 お願いだから手を握って、目を開けてと言っても意味がない。私達の周りには人集りが出来ていた。 私は彼奴の、貴方の手が好きだったのに。 貴方も私の手……好きでしょう? 「一回でいいから。手、握ってよ…」 嗚呼、貴方のぬくもりは何処へ。
アザミ
「先生、あの花の名前は何ですか。」 5年前、ただの疑問を目の前の「先生」にぶつけた。 あの時の先生の返答を、私は今だに思い出せない。校庭の隅に健気に咲く、綺麗な花を。 ・・・ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ うるさいな。いつまでも寝ている分わけにも行かないので、勢いよく上半身を起こす。ぼんやりとしていた頭が、意識が、はっきりしていく。 何と無く鏡を見るとしかめっ面したボサボサ頭がこちらを覗き込んでいる。いや、睨んでいるのか?まあ、どちらでもいい。朝は忙しいのだからゆっくりしている時間は無いのだ。ええと、起きたら次は、、、その瞬間、爆音が轟いた。「・・・・・・・・・・!!」 無言だが、早く起きろという意思がひしひしと伝わって来る。心の中で、いきますよ、という意思表示する。 さっさと朝食を済ませて高校に向かう。頭に浮かぶのはあの紫色の小さな花。あの時先生は何と言っていたのだろう。何と無く下を向きながら歩を進める。雑草達の森を踏み潰しながら歩いていく。その雑草達の中に紫色を見つけ、目を留める。そして観察してから目を見開く。その花は、五年前見た花と同じ種類だった。その花が何という花なのか、自力では確かめられないので、スマホの「画像検索」を開き、写真を撮る。そこに出てきた名前を見て、なんだかスッキリした気持ちになった。
今日も明日も続くはずなのに。
「じゃあ、行ってくるね~」 そう言って僕のたくさんの家族と別れる。これから食料を調達しに行く。 何故なら僕らの家族は砂漠に住んでいるからだ。 何かあるかな…… あったあった。よし。これを運ぼう。 ガチッと掴んで家まで運ぶ。軽い軽い。僕力持ちだから、自分より重いものも運べるのだ。 着いた。さあ、これをどうぞ。そっちにもね。 今日も一日終わった。また明日も頑張るぞ! さあさあ、今日も食料調達に出かけよう。 何でだろう。今日は太陽光が時々隠れるな。それに砂埃がすごい。 あ、また暗くなっ… ぶち。 「よっしゃ一匹倒したぜ!」 主人公は蟻でした。
大切な人とこの先も2人で
「ずっと」や「永遠」は 誰しも望むことだと思う。 だってそれはないから。 今.傍にいて笑い合ってる人が. 明日は笑い合えないかも知れない。 そんなのいやだし. 後悔や未練は残したくないよね。 「終わり亅や「別れ亅を常に意識する 必要はないけれど 今.大切な人がいること。 今.親しい人がいること。 今.会いたい人がいること。 それはかけがえのない人で. 当たり前の存在じゃない ってことを忘れないでほしい。
マスク女子。【恋愛短編小説】
「風邪?」 桜吹雪が髪をそよがせる四月。 俺は人生初の片思いをした。 片想いの相手は、黒い長髪の女性だった。 でも、いつもマスクをしていた。 「風邪?」 俺は聞いた。 そしたら、そっと頭を振った。 「じゃあ何で?」 すると彼女は、左側に頭を傾けた。 「暑くないの?」 そう言った時、南風がカーテンを揺らした。 七月ももう終わる頃。 制服も夏服に変わり、暑さにくたびれる生徒が多くなってきた。 「暑くないの?」 俺は、彼女に聞いた。 こくんと軽く頷くと、窓側に向かい、風を取り込むように手を伸ばした。 「暑いんじゃん」 すると、頭を振ってから俺を呼んだ。 「うん、涼しい。ありがと。」 すると彼女は、にっこりと微笑んだ。 マスク越しでも、分かるくらいの。 ある日の放課後。 彼女は、俺の服の袖を引っ張った。 「ん、どうしたの?」 俺が振り向くと、マスクをそっと外した。 よく、マスク美人という言葉を聞くが、思っていた通りの美しい顔立ちだった。 「あ…のさ?す…き。」 初めて聞いた声とその言葉の内容に、涙が頬を伝った。 すると、彼女が涙を拭ってくれた。 「泣かないで?」 そして俺は、そっと頷いた。 初めて会った日の彼女のように。
君となら
萌は、男子が苦手。小さい時からずっと苦手。でも、今は違う。そう、あの人に出会ったから。 萌には姉がいる。絵里。高校生だが、背が萌より低い。絵里は私と違って男子と良く喋る。彼氏もできたんだって。そんなこと私に起こる訳無い。 いいな。そんなことを考えながら、学校に登校する。「萌~。英語のノート見せて!たのむ! 一生のお願い!」席につくなり、一人の男子が近っ寄ってくる。木村大貴。イケメンらしいが、男子に興味がないのでよくわからない。 「ハイ。先生に見つからないようにしてね。」大貴に英語のノートを渡すと「あざーす」っと意味がわからない事を言ってペラペラとノートをめくる。「はい。」席につこうとすると、机の上にノートを置かれた。「え?めくっただけじゃん」ちらりと大貴を見ると「ぜーんぶ暗記した。俺をだれだと思ってるんだ。」とドヤ顔。ハアーーー。大貴、ふざけるのほんとやめてほしい。修学旅行。バスの座席を決める時、2人1組になってっと先生が言ってたから同じ班の大橋ふみかちゃんとペアを組もうとした。そしたら、じゃあ、萌と俺がペアだなって大貴が言い出してしまった事がある。なんか、大貴と一緒になる事多いなー。 バレンタイン。萌は、親友にチョコをあげるために早く学校に来た。教室に入ると、大貴が窓辺にもたれて外を見ていた。 萌は、そーーっと席についた。「萌、いままで黙っていてごめん。ずっとすきでした。俺と付き合って!」突然の告白に心臓がバクバクする。「なんで私?」やっとの思いで声を出す。「俺の初恋なんだ。」顔、真っ赤じゃん。きっと私も真っ赤だろう。「はい!」誠意一杯返事をする。 それからは、毎日のようにデートしてる。男子が苦手って意識もなくなった。
天邪鬼な君の嫉妬。
彼女が俺を無視します。 「凪~?」 「、、、。」 「ねぇ、凪~。なんで喋んないの?凪さ~ん?」 彼女の名前は早川凪。今日はせっかくのデートなのに、喋ってくれません。、、喋らなかったら楽しくないじゃん。 、、、よし。こうなったら意地でも喋らせてやる。 「ねぇ凪、俺さ、最近仕事忙しくて中々休めてないんだよね。」 あ、無視だ。いつもは大丈夫?とか言ってくれんのに。 「でも、凪とデートできてるからもう休みとかいらなくなったかも。」 あ、こっち睨んだ。でも、耳は赤い。 凪は照れると耳が赤くなる。 凪は天邪鬼だからな。 そういうとこが可愛いんだけど。 「凪は仕事どうなの?」 「ふつー。」 あ、喋った。俺は嬉しくなって凪の頬を手で挟んだ。 あ、めっちゃ嫌そうな顔してる。けど、耳はさっきより赤い。 「ねぇ、凪。なんで無視してたの?俺、凪とのデートめっちゃ楽しみにしてたのに。」 「、、、。」 あ、また無視かな。 「私とのデート楽しみでも、早苗に誕生日に花束渡すんだ?」 「え?うん。毎年ね?」 「、、私にはくれないのに?」 あぁ、そういうこと。 要するに俺が早苗(俺と凪の友達)に誕生日に花束渡すことに嫉妬してんだ。 可愛いなぁ。 「凪も欲しい?」 「要らないよ!」 「もーわがままだねえ。」 「うるさい!そんな私がいいくせに。」 「!」 あーもう耳ちぎれそうなくらい真っ赤じゃん。ったく可愛くてしょうがない。これだから、、 「あー凪ちゃん!大好きだよ!」 「気持ち悪っ!」 「そんな俺が好きなくせに。」 「っ、、、!」 ほら、また耳が真っ赤になった。
あなたは悪くないよ。
私の中学校には、いじめがある。 凛「ねぇ茜、今日の放課後、この教室に来てよね。 来ないと次の日はどうなるのか、分かっているよね?」 私の名前は佐藤茜。1年3組。成績優秀、そして優等生で代表委員だ。 そして今は同じクラスの杏奈と凛にいじめられている。 私「分かったから、その代わりもう二度といじめないでよね。」 杏「そうなるといいね~、だけどあんまりウチらを舐めない方がいいよ」 そう、私はちょっとした暴力をいつも受けている。 それにしては左足の膝と右腕の肘にアザと傷が出来てしまい、少し触ると痛みを感じる。 「佐藤さ~ん」 後ろの女子に呼ばれた。だが怖くて返事が出来ない。 怯えるままに相手は傍に寄ってくる。 私「な、何……?」 私を呼んだのは鈴本美澪さんだった。 鈴「佐藤さんの事について今から話を聞きたいんだ。だから、 トイレに来てくれない?」 彼女の目は真剣な目だった。私と、どんな話がしたいんだろう。 そんな事を思いながらも私はそそくさとトイレに向かった。 鈴「佐藤さん、あなたいじめられているでしょ?」 私は弱いから誰に聞かれても助ける事はない。 私「いじめられている訳がないでしょ。」 鈴「そう言われても、私にはあなたが今でもいじめられているのが分かるの。 だって右腕の肘の左足の膝にはアザと傷があるじゃない。 私、そのような事をする人が嫌なの。だからあなたを助けたい。」 私「本当に、鈴本さんは私を助けたいの?」 鈴「そうだよ。あなたを助けるしかないじゃない。」 この時、私は彼女を見て救世主なんだと思った。 信頼していのだと思った。 END
苛めは終わっても終わらない。(全て仮名)
「おはよっ」 私はすごく目立つほど明るい女子、 樹(いつき)だ。 毎日が本当に楽しくて…幸せだった。 ーあの出来事が起こるまではー 「汚ねッ、近づくな。」 「ブスw」 多数の男子から私はいつの間にか 暴言を吐かれるようになった。 私自身も負けず嫌いで反論してたが あの人だけにはできなかった。 特に暴言を吐いてきた…山君。 怖い。 私はそんな苛めから逃れるために 改善方を探した。 段々私は自分を攻めてまうようになり 「この明るい性格がだめなんだ」 と思うようになっていった。 私は性格を変え、努力した。 ーそしてやっと卒業の日が来た。ー やっと幸せに…は、なれなかった。 男子から苛めを受けたために起きた 男性恐怖症。ストレスで起きた起立性調節障害。コミュ力も失い他人を怖がるようになった。会話は最低限、頷くか首を振る。 自分の顔が嫌いになりマスク依存にもなってしまった。 …苛めは決して終わっても終わらない。 一生人の心に残り続ける。 誰かを苛めていたら…やめてほしい。 誰かに苛められていたら助けを求めてください。 長文失礼しました。
きれいな場所
見渡すと、一面じゅう花畑が広がっていた。 「きれい…」 私の名前は綾瀬ゆか。5さい。今日、私が公園で一人で遊んでいたら、知らないおじさんが来て、「いっしょに楽しいところに行こう」って言わて、楽しいところは大好きだからついていったら、ここに来た。 「ねえねえおじさん。あのくるくる回っているのは何?」 「あれは風車だよ」 「そうなんだー」 本当に楽しい。私はお花の間を走り回って、走り回って、走り回って、疲れておじさんがいるところに戻ってきた。 「楽しかったかい?」 「うん!!」 …あれ?いつの間にかお花畑から広い野原になってる。まあいいか。私は野原に大の字になって寝た。こんなところ、ママたちとも一緒に来たいな…。なんだか、お家に帰りたくなってきた。 「おじさん。お家に帰りたいよう」 「なんでだい?」 おじさんは柔らかい笑顔で聞いてくる。 「ママたちに、会いたいから」 「そうか…」 おじさんは笑顔を消して、困ったような顔をした。 「ねえ、おじさん」 「…それは無理なんだ」 「どうして?」 「ここはね、お空の上なんだ」 「おそらの、うえ?」 「そうだよ。…ゆかちゃん。今のお母さんの様子を見せてあげるよ」 すると突然、空気中に映像が流れた。そこにママがいて、…ママは泣いていた。ママの前には、私の写真があった。この光景、おじいちゃんが死んじゃったときにもー。 「ゆかちゃんが、今の自分を受け入れることを願っているよ。」 おじさんはそういった。そうか…。私、公園からお家に帰ろうとして、道路に飛び出して、そこに来たトラックに…。私は、ゆっくりと消えていった。 ありがとう。ママ。それと、ごめんね 完
大好き!
私咲希!最近、初カレの拓哉くんができてすごい幸せ! でも、拓哉くんは、ちょっと恥ずかしがりや‥ だから、私が話しかけるときは、いつも男友達と一緒にいる。 いつも無視するし…ちょっとさびしいけど そこが好き! 今日も大好きーとラインで送ってあげた。 既読はついたのに、返事はこない。 拓哉くん勉強してるのかなあー? でも明日は、拓哉くんのおうちでおうちデートだしね! ~次の日~ あっ拓哉くんだ! 私「拓哉く~ん!」 拓哉「…」またか…もう!恥ずかしいからって冷たくない!?でもしょうがないのかなぁ… まあそれでも私は拓哉くん大好きだけど!放課後のデート楽しみだなぁ~ ~放課後~ 1人で歩いている拓哉くんがいた。私(あっ拓哉くんと帰り道いっしょに帰ろう!) 私「拓哉くん!いっしょに帰ろー!いまなら、友達もいないよ☆拓哉くんの家いったら何するー?」 拓哉くんはおどろいた顔をした。 拓哉「もうやめて…」そうつぶやき、拓哉くんは走っていった。 私(えっ!?なんで!?…あっそうだきっとドッキリだ!なんだあ~びっくりした… 私をおどろかしたいのね!もう拓哉くんったら!) ~拓哉家~ 男友達「拓哉ー例のストーカーどうだ?」 拓哉「今日断ったけど…まじ怖えーラインだって教えてもないのに…毎日100通はくるよ…きもちもわり一しよ…」 男友達「いやっそれガチじゃんやベーって警察行けよ…」 拓哉「やっぱそうだよな…」 2人が話している部屋のドアから小さい声が聞こえた。 「拓哉くん大好きぃー☆」
真逆
日本で一番有名な電気会社、○○電気。 そこでは、客の信用を第一に考えており、全ての商品はとても便利だ。例えば、ボタンを押すだけで果物や野菜の皮を剥いてくれる機械。これは大ヒットして、なんと約8200万個も売れたのだ。 また、本のあらすじを言うだけで、コンクールに入賞するくらいの読書感想文を書いてくれる機械も、子供たちに大ヒット。売れた数はなんと4000万個!! ○○電気は、面倒なことをささっとやってくれる機械を何個も作ってきた。 今、○○電気の開発部では、混乱が起こっていた。 「な、なんだこれは!????」 「こんなものを作れと!?」 「会社のモットーにもあっていないのに!」 「いや、でも社長の命令だ。やろう」 『○○電気の新商品、「真逆の扇風機」が、本日、発売されました。昨日などはまだ不明なのだそうです……』 東京のボロアパートに、一人の青年が住んでいた。その青年は貧乏だった。だが、とても借金ばっかりしていて食べていくので精一杯というわけではない。ギリギリテレビが買えるくらい。 青年はこの扇風機の機能がとても気になっていた。どこが『真逆』なのか!?なぜ教えてくれないのか!? 「どうすればわかるだろうか?○○電気に突入、はできないか…」 この青年の短所は、今のように非現実的なことしか考えず、物事を行動に移すまでに、とても時間がかかってしまうこと。 二時間後 「あっ!そうだ!友達に聞こう!」 これが一番現実的。 ちなみにここまでで青年は、「社長の娘と結婚して会社に近づく!」「火星人にあって火の操り方を教えてもらい、社長を脅す!」なんてことを言っていた。どうやら、精神年齢が5歳で止まっているようだ。 青年は、○○電気のファンの友達の家を訪れた。そしてその機能を聞くと、「真逆だったよ…。」という答えしか返ってこなかった。 (あいつらなんか企んでるな!?) いくらなんでもおかしい!青年は、その扇風機を買いに行って確かめることにした。(もちろん二時間くらいかかって答えを出した結果。) デパートに着くと、その扇風機には半額シールがついていた。 「スーパーか!」 財布の中は… 「うっ!か、金がない!!!!!!!!!!」 貧乏。だがそんな青年に、奇跡が訪れた。その扇風機のお試しコーナーがあったのだ! 「よし!じゃあ、使うぞ!」 ピッ! ゴーーーー! 「っ!なにこれ、暑い!」 そう、扇風機からは、熱風が出ていたのだ。 青年は、今、全て理解した。
写真の真実
「写真は人の魂を吸いとる。」 私はこの言い伝えを信じて写真を避けて生きてきた。 写真を嫌がる私は皆から嫌われた。 私には写真が嫌いということで仲良くなった友達がいた。その友達は先週事故で亡くなった。そこから私は一人になった。 ある日その友達のお母さんに家に呼ばれた、 「あの、これ娘の写真なんだけど…君が写真が嫌いなのは分かるけど、受け取って欲しいの…」 「分かりました。もらっておきます。」 私は怒っていた 「写真嫌いじゃなかったの?なんで写真があるのよ。」 そういい私はその写真を見た。 私はそれを見たら涙が出てきた。 「写真が魂を吸い込むってこういうことだったんですね。」 「娘はその事に気付いて君に直接伝えようと家を急いで飛び出し君の家に向かう途中で事故にあったの…」 次の日私は同級生に話かけた 「一緒に写真撮ろう!」 「いいよっ!」 ーーー解説ーーー 写真が魂を吸いとるとは、魂を写真に閉じ込めみ、写真を見る人にその魂を届けると言う意味です。
雪降る街に、君と二人
空は灰色に染まり、降り続く雪が街をおおった。 白く冷たい世界が目の前に広がっている。 忙しく歩き回る街の大人たちを横目に、私は閑散とした街路を歩いた。 私の息が白くぼやけ、そして消えた。 隣を歩いている君の横顔を見る。 ドキッ。君を見るだけで、いつもドキドキする。 これって恋? そう思うと、顔が火照った。 彼は、紺色の傘を右手に、いつもと変わらぬ様子で歩き続けていた。 彼の左肩に雪がかかっていた。 彼は構わず歩き続ける。 どうしよう。考える前に、私の体が勝手に動いた。 私は彼にそっと近づき、その雪を手で払った。 ひやりとした冷たい感触が手に広がった。 私の手の雪は、水となって白い地面に滴った。 彼の顔を見て、私は微笑んだ。 「冷たいね」 彼は、私をじっと見つめた。 照れるよぉ、なんてね。 私は目をそらし、 私は氷のように冷たくなった自分の手に、 はぁっと息を吹きかけた。 すると、彼の温かい手が私の手を掴んだ。 「えっ」 私は彼を見上げた。 彼の赤く染まった顔を見て、私はうつむいた。 正直、ちょっと、嬉しかった。 かわいいな。 私は微笑んだ。 私はさらに彼に近寄り、手を繋いで歩いた。 しばらくの間、二人の間に沈黙が流れた。 降り続ける雪は、街灯に照らされ、突然吹いた風で紙吹雪のように空を舞った。 私はその美しさに見とれ、寒さを忘れた。 『綺麗』 彼は、私と同時にそう言った。 私たちは顔を見合わせ、笑い合った。 その場がふっと緩み、私たちのいるこの世界が、 暖かく、眩しいものに見えた。 彼のマフラーをそっと外し、私の首に巻いてくれた君。 顔を近づけて、優しい顔で微笑んでくれた君。 距離が一気に縮まった、そんな気がした。 温かい君の温もりが、私のからだ中に染みわたった。 君と私の足跡が、真っ白い雪に浮かび上がった。 今降っている雪が、二人のこの足跡を消してしまう前に、 もっと、 もっと、 もっと君と近づきたい。 そう思った。 君が、私のことを、ずっと、温めてくれたらな。 私は彼に、優しく微笑んだ。 君は、私を抱きしめ、微笑んだ。 雪は、いつの間にか、止んでいた。 -------------------- 読んでくれてありがとう! 恋愛物語、楽しんでくれたでしょうか? このお話で、みんなも温まって欲しいな! コメント待ってます!
インコ系男子
私の彼氏はインコみたいだ。 まず、 「ほんと、優君って小さいよねぇ」 「うっさい、結構気にしてんだからな。」 「かわいいなぁ」 体が小さくてかわいい。 つぎに、 「なに食べてるの?」 「ん、これ?コンビニで売ってるお菓子。最近ハマってるんだ~」 「へ~、おいしそ!一口ちょうだい?」 すごく好奇心旺盛。 つぎに、 「うわあぁぁぁぁああぁぁあ!!」 「声でかっ!だからホラーはやめようって言ったのに。」 「だって由香ちゃんと一緒に見たかったんだもおぉぉぉぉおうわああぁぁああ!!」 怖がりですごく声がでかい。その小さな体でどこからそんな声が出ているのだろうか。 つぎに、 「由香ちゃ~ん、大好きだよ!」 「私も好き~」 「好き好き好き~!!」 「もう、わかってるよ~」 とにかく愛情表現が激しい。まあ、悪い気はしないけれど。 そして、 「ねぇ、さっき誰と話してたの?」 「えっ、友達だけど。」 「友達っていったって男じゃん。そんなに仲良くしないでよ、ムカつく。」 「もしかして、嫉妬?」 「はぁ?そんなんじゃねーし」 「もう、素直じゃないなぁ。かわいいんだから!大丈夫、私は優君だけだよ。」 とにかく嫉妬深い。 まだまだたくさんあるけど、紹介しきれないくらい私の彼氏はかわいい。 でも、優君はそれを認めようとしないけれど。 「ほんっと、優君はかわいいよねぇ」 「は?かわいくねーし。俺よりも由香ちゃんのほうがかわいいよ」 といった具合。 本人は絶対に認めないけれど、私は優君のことを犬系男子ならぬ、インコ系男子だと思っている。 「なんだよ!インコ系男子って!」 「んー?優君みたいな人のことー」 今日も優君はかわいい。
成長
出そう 勇気 君なら できる 勇気を出して 成長しよう 成長って言うのは 昨日までできなかったことができる っていうことだよ だから 成長しようって思い始めるのも成長だよ つらいことがあって いじめちゃったり自殺しようと思うこともある それでも一生懸命生きよう みんなだって頑張っているんだから 一生懸命生きるってことは 自分の大切な人が言いたかった言葉 だから この言葉を大切にしてほしい 自分も失敗することあるけれど みんなも みんなと一緒に頑張ろう ―――― こんにちは!ナガレボシナガレボシです。 どうでしたか? 感想まってます いつでもまってるよ。
時計修理店の客
「こんにちは...」 小さな声で自信なさげに呟くのは初めて来る客。 そりゃあ当たり前だ。外には大きく「カネヤマ時計店」と書いてあるのに、建物は古いし小さいし、玄関には錆びた自転車を置いていてとても店とは思えない。 「すみませんねー、こんなにボロ臭くて」 店長の妻、サチエはいつもこう言って怪しい雰囲気を和ませていた。 しかし、この店には1人、通い慣れた常連客がいる。 修理店に常連客なんてあまり聞かないが、話によるとその客はアマノという時計コレクター。今売れば車1台買えるくらいの古いからくり時計から、最新のメロディ時計まで、幅広い世代の時計を集めるマニアだと言う。 その客は30年前からずっと通い続けていて、やはり今日も来た。 「こんにちは、アマノです。用があって来ました」 そう言ったのは常連客のアマノさん。しかし、ハットに隠れているその顔はアマノさんではなかった。狼のように毛むくじゃらで、口元がとがっている。 明らかに人ではないが、態度を変えては失礼だと思い、サチエはいつも通り接した。しかし、その声は震えていた。 犬のような口元に隠された、鋭い牙で肉を引き裂かれるのでは無いかと心配していたのだ。 「どうしました?サチエさん。ところで、店長はいらっしゃいますか?」 何故だろうと不思議に思いながらも、仕方なく店長である夫を呼んだ。 「お、アマノさん!久しぶり!用があるんだってね!ん?あれっ」 「お父さん、30年前のこと、覚えていますか?一緒に笑いましたよね。死ぬなら店と一緒に死にたいと、30年後くらいに、と...」 「おい、なあアマノさん...」 アマノさんは店長が異変に気付いたことを一切無視し、話を続けた。 「私はお父さんが好きです。そしてこの店のことも。もう30年が経ちましたよ。 私は昔、人喰い狼でした。でも、あなたと出会い、人を食うことをやめた。30年後まで食べないと決めたのです、あの時に」 「30年後って、今?おい、もしかして...や、やめろよ、そんなこと」 店長も次第に顔色が悪くなり、汗が吹き出した。足はがくがく震えている。これからすぐ起こる事を察したのだ。 「ばあちゃん、店は死んだ。もうたたんでくれ」 その言葉を最後に、店長は狼と共に消えた。