短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
本物偽物
『君はなんでずっと笑っていられるんだ?』 「だって、辛い時こそ笑わないと!」 君はずっと笑っている。 家族が死んでも。 爆弾が落ちても。 『もしかして君はアンドロイドなのかい?』 彼女に問う 「どうだろうねぇー」 そう言って君は笑顔を見せた。 ある日この街に爆弾が落ちた。 人がたくさん死んだ。 怪我をした人もたくさんいた。 彼女もその一人だ。 『大丈夫か!!今手当をしてやる!』 怪我をした彼女の腕の裾をあげる。 そこには血が出ている腕ではなく、 導線が切れたアンドロイドの腕があった。 『君はやっぱり。アンドロイドか。』 彼女は笑ってた。
学年一の秀才の話
こういう時、頭の良い人は口が立って便利だな、と思った。 「寂しい」なんて微塵も思ってないくせに。 僕は今年、「そいつ」と初めて同じクラスになった。 この中学校に入学して早くも二年が経つが、一年生の時からそいつは、秀才として有名だった。 定期テストはいつも一位。勉強も運動もできるそいつに、最初はみんな興味津々だった。 「放課後遊びに行こうぜ」とか「なんのテレビ好きなの?」とか、まるで突如現れた転校生に群がるみたいに、みんなはそいつに質問していた。が、そいつの返事はいつも素っ気ない。遊びに誘っても「塾がある」の一言だけで、誘ってくれたことに感謝もしない。テレビのことを訊いても、音楽のことを訊いても、「興味ない」で片付けてしまう。 「面白くねーやつ」。それがみんなが下したそいつへの評価だった。らしい。去年そいつと同じクラスだった友達から聞いた話だ。そんな話もまた、瞬く間に学年中に広がった。「勉強の邪魔をしちゃいけない」、そんな大義名分を掲げ、僕らはいつしか、そいつに話しかけなくなっていった。 実際、その方が四六時中問題集とにらめっこしているそいつには好都合だったのかもしれない。方程式なんかを解いてる最中に人に話しかけられると、どこまで計算していたかわからなくなってイライラする。それは秀才であるそいつも、凡才な僕も同じだ。多分。 そんなわけで、そいつが有名な私立中学の編入試験を受けていたことなど、誰も知らなかったのだ。 帰りの会の最後に、担任が「残念なお知らせですが……」と口を開いた。 「依田くんが、お父さんの仕事の都合で転校することになりました」 依田くん。ああそういえばそんな名前だったな、と誰もが思っただろう。 その依田くんは、担任に手招きされて教卓の前に立った。 初めてまともに顔を見た気がする。 「父親の仕事の都合で転校することになりました。僕としても寂しいですが、新しい学校でも頑張ります」 依田くんの転校先の中学校の名前を聞いてわかった。 そこが偏差値が高いことで有名な私立中学だと。親の仕事の都合で行くようなところではないのだと。 「転校まで残り少ないですが、最後の日までみんな依田くんと仲良くしてください」 他人事のように担任は言った。 「仲良くする」ことなど依田くんはきっと望んじゃいない。そう思った僕は結局、最後の日まで一言も依田くんに話しかけなかった。中には一言二言、話しかける人もいたが、依田くんは最後まで誰とも親しくすることはなかった。 「僕としても寂しい」なんて言っちゃって、そんなこと微塵も思ってないくせに。 きっと頭の中は新しい学校のことでいっぱいなんだ。僕たちのことなんて、小難しい英単語や数学の公式に埋め尽くされて、頭の中からすぐに消えてしまうに決まっている。 はずなのに。 どこかで、本当に寂しいと思っていないか期待する自分がいた。依田くんみたいな秀才でも、僕みたいな凡才と同じように、寂しいと思ってくれてるんじゃないか。本当は誰かと友達になって、みんなとテレビの話や音楽の話をして、放課後には友達の家に遊びに行くような、普通の中学生らしい生活がしたかったんじゃないか……なんて。凡才の僕は安易にそんなことを考える。でも、もしかしたら、ひょっとしたら……。 確かめようと思っても、明日からもう依田くんは来ない。 学年一の秀才のことを、僕は忘れたくても忘れることができないだろう。 親しい友達でもないくせに、これから先、頭の片隅にそいつは居座り続ける。後悔の二文字と一緒に。
全然わかんない
あなたの気持ちなんて全然わかんない 今何を思ってるの? 私に、いや誰にも教えてくれないよね あなたは自分の気持ちが出せない だから痛いことをするの? だから動こうとしないの? しょうがないか。私だってわかってあげれない だってあなたは動物だもん 気持ちなんて分からないけどこれからもよろしくね こんにちは目高です。 詩?をやってみました。私のうちは犬を飼っています。鳴き声は聞こえないのですが どんなことを考えてるのかな?って思います あんまり得意じゃないのでアドバイスどしどしくださいね
足
「るるちゃん、片足立ちうまいねえ!」 「足が、きれたみたいねぇ!」 「るるちゃんだいじょぶー!?」 「はえてきたね、よかったねえ!」 「るる」は、ペットのセキセイインコ。 このあと本当に足がきれるとは。 るるは、病院で足をきられた。 はさまっちゃったんだ。 足をきった、つぎのひ。 るるには、足があった。生えたんだ。 るるは、セキセイインコじゃなかったんだ。 るるには、おばけが憑いていた。 このこも、おばけがうつって おばけになった。 ぼくは、食われた。 ーぼくは、るるの腹の中で永遠の刻を過ごす。 コレカラモ ヨロシクナ
夏祭り
ド-ンド一ン 花火が上がっている 私はみなみ! かれ氏の太洋は焼きとうもろこし屋にならんでるの あ~あひまだな~ 「ねぇお姉さん遊ぼ」 「やめてよ」 「いいじゃん一人だし」 「かれ氏がいます」 「へ-どこに」 やばっ なめられてる 絶対私より小さい 私は18 相手は う~ん 15くらい? 私は15Ocmしかないのに 相手は180cmは絶対あるな 「ほらいないでしょ」 ぐっとうでを引っぱられる 「おい!」 「オレのかわいいかの女に手だしてんじゃねぇよ!」 「ちっ」 「かれ氏いんのかよ」 「お前みたいな祭り一人でナンパもできねぇやつとみなみはつりあわねぇよ」 すごいほめてくれる 「んだよ」 「たくっ一人にするとあぶねぇな」 「ごめん」 「じゃあオレを満足させて」 「はい?」 「だから助けたお礼」 わぁ~すっごい悪い顔 ていうか太洋ってこんなにSでした?! 「オ一ケ一?」 「はぃ」 ここからはみんながてんかいを考えて! 回答に書いてね ばいば~い こんにちは ピンクXホワイトです 回答 アドバイス よろしくお願いします! では!
私は悪役だから。
私は物語の悪役。どんだけ頑張っても結末はバッドエンド。周りは「王子と姫が結ばれた!」なんて勝手にハッピーエンドにする。 ねぇ。悪役の気持ち、考えた事ある? きっと無いよね。考えても理解できないよね。 私は絶対に貴方と一緒になれる事は無い。 貴方とヒロインを結ぶ為の、ハッピーエンドにする為だけの登場人物 苦しい思いをしてるのはきっと私だけだろうな。 私は悪役だから。どれだけ足掻こうが悪役って事には変わりないから。
(怖い話)イ・レ・カ・エ
私は亜由奈。私ってね、すっごい美人なの!しかも家は金持ちで高級マンションに住んでるんだ。 でもクラスにはサイテーな女子がいる。名前は文美。その子めっちゃブスなの!ほっぺにはそばかすがあって、来てる服地味だし、しかもそこにメガネで住んでるマンションも地味でめっちゃ汚いし太ってる。もう見てるだけで嫌になっちゃう。だから私そいつに嫌がらせしてる。教室の外に貼ってある文美の絵を破ったり、体操着をゴミ箱の中に入れたり。今日は文美のノートに落書きをして文美がやったことにした。それで文美は先生に怒られた。私はその時下を向いて笑った。 でも次の日から私は目が悪くなってしまい、めがねをかけるようになってしまった。そして1週間たつとなぜか太ってしまい、そばかすもほっぺにできた。 また1週間たつとパパが働いてる会社がつぶれることになり、家を売って、地味で汚いマンションに住むことになった。 でも文美はほっぺからそばかすが消え、めがねもかけなくなり、前よりやせた。しかもお父さんの仕事がうまくいき、高級マンションに引っ越した。 私がいつも着ているブランド物の服を着ようとしたら、いつの間にかママに売られていた。だから私がいつも学校に着て行っている服は地味な服だ。ていうか私、文美に似てきているじゃん! その時。前に5歳くらいのかわいい女の子が現れた。 「あ、あなた・・だ、誰!」 「私はカオル。あなたは幸せ者で文美ちゃんは不幸者。でもあなたの1番の幸せは文美ちゃんをいじめること。だから私は文美ちゃんがかわいそうだと思ってあなたを不幸者にして、文美ちゃんを幸せ者にした。1番いいやり方があなたと文美ちゃんを入れ替えることだったから入れ替えてあげたの。フフ。」 そう言って消えた。 そんな・・私はこんな姿で生きていくんだ・・これからも・・ずっと・・
夏色入道雲~流れ星の君へ~
「ねえ、今日、流星群…見えるよね?」 「あぁ」 私、星夜(ほしよ)。 今日…7月7日は、流星群が見える日。 横では、流斗(りゅうと)が「う~」とのびた。 流斗は、私のおさななじみだ。 「今日さあ、星ノ山で2人っきりで、流れ星、見よう」 「お一!いいな」 話はすぐまとまった。 「バイバ~イ」 「おうっ!」 「ほっ、星夜!流くんが!じこ!ひかれたの!」 えええ!? 病院のベッドに、流斗がねむる。 ほんとにバイバイしたくないよ! 「星…夜…」 「!」 「オレ、もうムリ。オレの分まで願ってくれ」 「だめ!いかないで」 「…オマエが…好きだった」 「!?」 「オレは、お前の心の中…に…い…」 ピ一! 流斗は、亡くなった。 あの時、空を見上げた。 入道雲は、夏の色。
ただの愚痴でも
これはただの日頃の恨み辛みを吐いたものだ。嫌ならば聞かなくて良い。 私は、知っているのだ。両親が共働きをしていて、自分の事を養ってくれているんだと。ここまで育ててくれたんだと。 だからたとえ、理不尽な事で怒られたとしてもそれは、疲れていて仕方のない事なのだと、自分の中で処理している。 私は、知っているのだ。この世に虐められていたり親から暴行を受けている子供の事を。だから親から愛されて、友達のいる私は幸せなのだ。 だからクラスメイトから心無い言葉を言われてストレスを感じるのは、自分の器が小さいせいなのだと、自分の中で処理している。 我慢せずに暴言を自分に吐いて、それで自分が我慢していたとしてもそれで誰かがすっきりしてストレスが少しでも少なくなるなら、それで良いのだ。例え、自分が傷付いてストレスがたまったとしても。 正直言うとまだまだ物足りないが、ここで止めておかないと止まらなくなってしまう。こんなところまでただの愚痴を聞いてくれた物好きな君。ありがとう。 それと、ところで、君は自分のストレスを他人にぶつけたりしているかい? そうされたその人はきっと、私と同じような気持ちを抱えて日々生きているだろう。言いたい事は色々あるが、暴言は駄目だからね。人を傷つけてしまう。 それじゃあ、きかいがあったらまた、何処かで。・・・コメントは励みになるから、してくれると嬉しいかな。
また明日
友達と別れるとき、なんて言う? 私は、「また明日~!」 って言っちゃう。 でも、考えたんだ。 また明日っていう保証は無いんじゃないかって。 だって、もしかしたらその後事故に遭っちゃうかもしれないし、いきなり病気で倒れちゃうかもしれないから。 それでも、また明日って言う。 私は、また明日会えるって思っていたいから。 だから、私は、ずっとまた明日って言う。 終わり 作者のキラキラです。 久しぶりに投稿させていただきました。 いつも、友達とかと別れるとき、なんて言っていますか? 感想、アドバイスお願いします。
昔みたいにはできない!?
ドキドキメーターが満タンなのでこれ以上昔みたいにはできません_!? 「…ツ、ツンツンッ…」 ほっぺを人差し指でつつく。 中学生にもなって異性にちょっかいとか恥ずかしすぎる…。 『(笑)ヤラせ感はんぱない…』 顔をくしゃっとしながらハハハと笑っているのは幼なじみの佐伯サエキ流リュウだ。 なぜこのような状況に至ったかというと私の家に勝手に遊びに来た流が昔のアルバムを持ってきて私が流にツンツンしている写真を発掘したためやれと言われたからだ。 やらないという選択肢もあったはずだが私はそれを選ばなかった。 それもそのはず、流が昔から…それこそあの写真を取られた頃から意識しはじめた存在だったから。 おそらくこのツンツンが原因だろう。 まだ恋を知らなかった私が異性に近づき、顔を触るということ。 それが恋の始まりを示していた。 「なんでツンツンしはじめたの?」 我ながら意味が分からない質問だ。 『さぁ?俺はし・ら・な・い~↑』 いや絶対知ってるだろその態度は。 それを言ってそっぽを向いた流。 髪サラサラだなぁとか肌焼けたなぁとか見惚れていると、流が振り返った。 「えっ/////////な、何?」 平然を装うように髪をかきあげてみせたけどバレバレなんだろう。 自分でも分かる。顔が真っ赤ってこと。 『可愛すぎるんだよ。…中学生にもなって顔触らせんの好きな奴しか嫌だし…/////…ってかっこわりぃな、ごめんいきなり』 な、何て言った?可愛すぎる…?? 「幼なじみの関係は終わりにしよ!!」 私は流に抱きついた。 私も、流も顔が真っ赤だろう。end ゆはのあとがきすぺーす こんにちは~!!ゆはです。 …最近暑すぎますよね。(関係ない) 夏バテには気をつけてくださいね(( 作品の内容的に私だいぶハッピーエンドに無理矢理しやすい傾向があるの分かりました?((誰もわから…ゴホッゴホッ 前からそうなんですけどだいたいが無理矢理ハッピーエンドなんですよね。 皆さんは小説を書くときハッピーエンドばっかりになったりしないんでしょうか?? あ、感想お願いします!! ※もちろん辛口なしです。 ※悪用は必ずお辞めください。
貸し借り(恋愛小説)
私、くるみ。 今、学校中で人気の幼ななじみのりょうへいと私の家でお話中!(立ちながらネ一) り「くるみさぁ一、ケガ大丈夫だったか?」 く「大丈夫!それより、私のことをおんぶしたりょうへいは大丈夫?」 り「へ?いやなにいってるんだよ。俺、元気ですよぉ一!」 く「いやいや、ファンクラブの子たちがさ、もしかしてりょうへいくん、くるみのこと好きなの一?ひどっ!みたいなのは大丈夫かって。」 り「まぁ、いないといったらウソだけど。俺は、お前のことが好きってことはないしぃ。」 く「ひどっw」 り「おんぶしてもらったことにかんしゃしろヨ一。あっ!じゃあ借し1ってことで!」 く「借し1ぃ?んじゃあどうやって返すんだヨ一!」 り「どうやって、ってこうだけど?」 く「!」 いきなり後ろからだきしめられた。 り「俺、1回くるみのこと、からかってみたかったんだよ。」 く「...。」 り「あれぇ一。俺が「からかった」だけで声が出なくなるんだ。」 チュ 優しくほっぺにキスされた。 く「い...今ので貸し借り0だよ。」 り「ば一か。もっと「からかいたい」からダ一メ。」 りょうへいの甘くささやいている声と吐息が私の耳をくすぐる。 その後、ようやく「からかう」のやめた。 り「おっ。赤くなった!かわいい。 もしかしてお前、俺のこと好きに...?」 く「それはない!りょうへいの方が私のこと好きなんじゃないの一?」 じょうだんでいったつもりだった。 り「あっ。バレタ?俺ずっとお前のこと好きだったんだけど...。」 くΓへ?人気者のりょうへいが?んなわけないでしょ。」 り「本気だよ。 くるみ、俺と付き合ってください。」 く「はい。」 口から自然と「はい。」って言葉がでてきた。 私も、もしかしたらりょうへいのことが好きだったのかも? り「え?マジ?やった一!これで俺たちカレカノだな!」 く「うん。そうだね」 その後、りょうへいのファンクラブはなくなった。 一終わり一
夢花火
空の彼方に打ち上げ花火 横から見たって 下から見たって全部綺麗だ。 そぅ。綺麗だ。 あの花火はまるで もぅいない君の笑顔のように…… 5年前 俺は名前も知らない君に花火大会に誘われた。 あまり話したことはないが、 少し頬が赤く染まっていたので オッケーにした。 当日君は浴衣を着てとても綺麗だった。 「あの……に、似合ってる…その…浴衣」 「本当!!!ありがとう!!遥希!」 着付け頑張ったというドヤ顔と 褒めてくれて嬉しそうな照れ顏 とても愛おしかった ………… 「あ!花火、もぅすぐ上がるよ」 「だな。あ!上がった!!」 「ヒューん!!」 口を開けて…少し……震えてる? 「逃げて……」 え?逃げる? 「え?……あの…」 「逃げて!!早く!!!」 俺は君の手を引っ張ろうとした。 が。鼻緒が切れて転んでしまった 「…っ……わ、私のことは構わないで!逃げて!」 口をギュっとつぶんで 俺は事情も知らずただ逃げた。 ……………… 「昨日午後八時◯◯町花火大会にて 爆竹事故のため女子児童1人死亡。 ◯◯高校二年 花井 紗倉」 この写真君だ!!!紗倉……だ…… 爆竹事故?あ……君は気付いたんだ。 なんで助けなかったんだろう……!! 悔しい 悔やんでも君はいない 辛い 辛いけど君はいない 悲しい 悲しいけど君は……!! 「紗倉……」 夢のように咲き誇り 夢のように消えた。 夢じゃない俺は君に会った 夢花火 空の彼方に咲き 消えた。 君との思い出も…… 「っ……忘れられないよ………!」 ……… 俺は今花火を見ている。 隣には君がいる。 花火を見るたび思い出す笑顔。 俺は今でも忘れない。 君の笑顔は紗倉にそっくりで この人がいいと思ってしまった。 紗倉。ありがとう。 また来るよ。
『死にたい』と言った友達への言葉の返し方。
『死にたい…。生きる意味を教えてよ…。どうしても生きなくちゃだめ?』 そう、君が言った。 「生きる…意味?」 『うん』 「じゃあ、例えばさ。君がセミだった場合ね。」 『セミ?』 「うん。もし、君がセミだったら…」 私は君に歩み寄る。笑顔で言う。 「君はもう、死んでるだろうね。」 『え…。」 「一般的に、セミは7年間土にいると言うけど、実際はそんな長くない。日本のセミの場合、ツクツクボウシが1から2年。アブラゼミで3から4年、クマゼミが4から5年、と言われているんだよ。土からやっと出たと思ったら、1週間程で死ぬ。だから、君がセミだったら、今頃、死んでるよ。君、もう14でしょ?」 死ぬ、と、唐突に驚いた君。 涙は止まっている。 「セミだったら良かったのにね。すぐ死ねる。大切な一生を、たったの1週間で捨てられる。一生が、辛い君にはぴったりだね。いっそのこと、なってみたら?屋上から飛び降りて死んだら、生まれ変わったら、セミになれるかもよ?」 私は笑顔を向ける。 『死んだら、生まれ変わるわけ無いじゃん!バカみたい…。私は人間なんだよ?セミになんかなれない。』 君はうつむいた。 「なんだ…。君が一番わかってるじゃない。」 『え?』 「そうだよ。うちらは人間。セミなんかなれるわけない。」 『だから、そう言ったじゃん…』 「あんたは人間!んなことわかってる!セミなんかより、何倍、何十倍と生きられるんだよ!?人間は!もったいない…。あんたそれなのに、死にたいだって!?あんたが生きる意味それは、 …あんたが人間だからだよ。 人間だってだけで、生きる意味がある。生きる価値がない…そうやってなげいている間に、価値作ればいいじゃん。 ピアノ始めたら?伴奏だってできる。 勉強頑張れば?有名な難関校なんて、夢じゃない。 そうやって、価値、意味は自分で作るんだよ。」 『私が死んでも誰も悲しまない!!両親は虐待、友達からはいじめ、先生からも見捨てられる!おまけに、うちは貧乏だ。こんな奴、死んだって生きたって同じだ』 「じゃあ!」 「もし君が死んだら、私が死の世界までついていくよ。」 私はまた君に笑顔を見せた。
視線と初恋
ああ、綺麗だ。僕は彼女のことをさりげなく見る。 艶やかな髪、優しさにあふれた目、いつも上がっている口角。 彼女の全てが美しい。ずっと見ていたい。そんなことを思った時、彼女がいきなり僕の方に振り向いた。僕は慌てて視線をずらす。 授業なんてつまらない。こんなことをしているくらいなら、彼女と話していたい。 僕は退屈な授業を終わらせ、図書室に向かった。 僕が本を探していると、不意に「好き」の字が目に映った。 僕はその本を手に取る。 「好きなおかずを作ろう」 なんだ、料理本か。 なんか最近、「好き」とか「恋」とかの字に敏感になった気がする。 自然にそういう字に目がいってしまうんだ。 面白そうな本を見つけられなかった僕は、教室に戻る。 外からは騒がしい声が聞こえ、教室からは誰かが弾いているピアノの音がする。 そのピアノの演奏に聞き入っていると、少し前の曲がり角から、彼女が突然現れた。 やばい、目を合わせられない。 かと言って、ずっと目を合わせなかったら変に思われるかもしれない。 僕は少しだけ、彼女の方が見る。すると彼女と目が合った。 心拍数がどんどん上がっていく。 「...」 「...」 ...これ以上目を合わせられない。僕は視線を窓に移し、駆け足でトイレに逃げ込んだ。 顔赤くなってなかったよな?髪型変になってないよな?一通り確認し終えると、僕はトイレから出て、教室へ向かった。 なんだか教室が騒がしい。僕は人が集まっている黒板の前へ向かった。 黒板には、「席替え表」と書いてある下に、たくさんの名前が書かれている。 席替えか。僕は自分の名前を探す。 あった。一番後ろの席か.....黒板の文字が見えるか少し不安だけど、まあいいか。 隣の席は... 「...ッ!」 そこには、彼女の名前が書いてあった。 ああ、こりゃ大変なことになりそうだ。喜びながら、僕はそんなことを思った。
いろいろないろ
赤「俺はいろんなところに使われるから、嬉しいけど… 減りがはやい…」 白「紙も白だから僕は…あまり使われないんだよねぇ…」 赤「俺がいるからいいじゃんか! 赤と白混ぜたらピンクになるよ!」 ピンク「私の出番が減るじゃないの!」 白「やっぱり僕はいらないんだ…」 赤「そんな事ないよな…なぁ、ピンク。そうだよな」 ピンク「そうだよー あ、青がいるじゃない! 青と白を混ぜたら…水色!」 水色「呼んだぁー?青と白を混ぜるって話でしょ? 僕がいるからその必要はないよ~」 ピンク「ちょっと水色!そんなこと言っちゃ…!」 白「僕はいらないんだね」 水色「そんな事ないよぉ~。僕たち白くんがいないと寂しいよ。」 白「でも、使われないんだから僕はいらな…」 その瞬間、クレヨンの蓋が開けられた。 持ち主の子だ。 白を手に取る。 「あ、白だ!綺麗だね~やっぱり黒の画用紙には白だよね~」 ピンク「良かったわね、白。」 水色「白くん~良かったね!」 赤「良かったな!」 白は明るく微笑んだ。 白「ありがとう!僕、みんなに支えられてたね。 これから、僕も頑張るね。」 赤、水色、ピンク「一緒にこれからもがんばろう!」 そう、画用紙は白だけじゃない。 みんな誰だって、活躍の場がある。 それを見つけられるまで、どのくらい時間がかかるのかは分かりませんが 希望を持ちませんか?
昔みたいに呼んでよ。
5歳の頃の私(松木枝菜)は、谷村堅のことを『けんちゃん』と呼んでいた。しかし、けんちゃんは7歳の時転校した。 現在、枝菜15歳。のんびりと学校生活を送っている。どうやら今日、転校生が来るらしい。 ーガラガラ 見覚えのある顔。 「谷村 堅です。宜しく。」 頭がいっぱいで、あっという間に昼休みが来た。 「ねぇ。」 肩を誰かに叩かれたので、後ろを振り向いた。けんちゃんだ。 「覚えてる?」 「谷村君!久しぶりだね。」 昔みたいに、けんちゃんって恥ずかしくて言えなかった。 「えな。昔みたいに呼んでよ。けんちゃんって。」 けんちゃんは、イジワルにアゴクイをしながら言った。 「けっ…けんちゃん。」 「えなだ!!」 赤い顔の私をけんちゃんはギュっと抱きしめた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 語彙力が欲しい…!! 「昔みたいに呼んでよ。」って言われてみたいナ(( 楽しんで読んでくれると嬉しいです♪
私を守ってくれるのは…
私、花岡凛(はなおかりん)。 お父さんとお母さんは三年前に事故で他界した。三年たった今、私はまだそのことを受け入れられていない。 「凛ー?移動教室だよー」 「あ、ごめんごめんー」 友達は出来たけど、やっぱり受け入れられない。 でもそんなある日のことだった。 「花岡凛様で間違い無いですね?」 「は、はぁ?」 なんなんだろう、この人。 「では、家にお送りします。」 は…?意味不明なんだけど?! まさか、ストーカー? ダッシュで家に帰った私はふと思い出す。 なんかあの人普通の服ではなかったなあ。 でもストーカーなんだし、それは別にいっか。 その翌日、朝。 「起きてください。花岡凛様。」 ……?!なんでいるの?! 戸締りしっかりしたし。なんで?! 「現在の時刻は7時27分です。花岡凛様は8時に家を出るのですよね?」 「……なんで知ってるの?」 色々怖くて不審だったけど、まずはそこを聞いてみる。 「いつも、見てますから。」 やっぱり変質者だ!家の中まで入るなんて! 「あと、朝御飯も作っておきました。では、お食べください。では私は業務時間終了となりましたので帰らせて頂きます。」 え…?業務?どういう事? 聞けないままその人は帰った。 そして夜、昨日会ったところにやっぱりその人はいた。 「花岡凛様、お待ちしていました」 「あのっ!朝、業務とかって言ってましたよね?」 「あの、花岡幸様からお聞きしていませんか?」 幸ってお母さんの名前だ。 「お母さん…?」 「聞いていないようですね。では説明します。私の住んでいる世界は人間界ではなく魔法界です。そこでは魔法を覚えます。魔法を用いて人間を助ける事も可能です。ただ、人間にこの事をバレてはいけません。」 …… 「幸様はとても優しい方でした。 私が人間界に初めて来た時確か13歳ですね。幸様にバレてしまったのです。でも幸様は人間にはバラしませんでした。そこから幸様と頻繁に会うようになりました。」 ……正直信じられない。 「でも事故にあって幸様は」 その先の言葉を予測する。 「あの、それって嘘では無いですよね?」 「当然です。」 お母さんと三年前に会っていてそのとき13歳ってことは私と同い年なんだ? 「同い年?」 「そういう事になりますね。」 次の日の朝、やっぱりその人はいた。 「あのー、今日学校まで送ってくれる?」 いろいろ聞いてみたいことがある。 「花岡凛様の願いなら。」 「あのさ。名前ないの?あと、私のことは凛って呼んで」 「私の名前はそうですね。じゃあ…」 「自分で決めるのー?なになにー?聞いてみたーい!」 「危ない!」 ブーーーー! 自動車にぶつかりそうになったみたい。 「……あ、ありがとう守ってくれて。」 初めは信じられなかった私だけど、次第に守ってくれるようになって私はいつの間にか恋心を抱いていた。 「凛!危ないですよ。」 「あーごめーん、岸。」 名前は騎士→岸にした。 凛呼びはあの日以来ずっと呼んでくれている。 そして。私は岸に恋をした。 今が伝えるチャンス。 「岸さ。私、岸のことが。」 「何でしょう?」 「好きだよ。」 「……そうですか。」 え?それだけ? 「では私の業務はこれを持って終了させて頂きます。」 え?え? 「花岡凛様のボディーガードでいられなくなった以上もう側にいることは出来ません。」 何で?だったら取り消すよ 「だったら、やっぱ……」 「が、ボディーガードとしてではなく恋人としていつまでも花岡凛様の側にいます。」 え…………? 「いいの?」 「私も花岡凛様の事が」 少し間をおいて言った。 「好きです。いつまでも」 end 初投稿でーす! ここまで呼んでくれて本当にありがとう! アドバイスよろしくお願いします!