短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
怖い話 ~かくれんぼ~
A子(かくれんぼしよーよ!! B子(いいね! C子(さんせー! E太郎(いいじゃん!やろーぜ F太郎(やろー! 私達は古い公園に言った。 皆(さいしょはぐー、じゃんけんぽい! A子(わたしがおにだー。 B子(A子、絶対に見つけてね。 A子(う、うん… よく分からなかったけど、みつけられるでしょ。そうおもってた A子(嘘、B子だけ見つかんない!! E太郎(まじかよ! C子(えっ!? F太郎(帰ったんじゃね?笑 B子以外(ありえる!! ・・・と言って私達は帰ってしまった・・・ B子は公園にある、ふるいものがぐちゃぐちゃにおかれているところの れいぞうこのなかにはいっていたそうだ。なかからはあけられないから、 「絶対に見つけてね。」と、言った。 そのおかれているばしょはいまになってビルになった。 A子はそこで働いている。 かくれんぼのことなんか忘れていた。 A子がエレベーターに乗り、ドアが開いたとき・・・ B子(絶対に見つけてって言ったよね?
僕らの小説
水谷さんは天才だ。あんなにすごい小説が書けるなんて… でも僕だって負けられない。絶対にあの人よりも面白い小説を…書いて…やるんだ… でも今はスランプ中。彼女と自分を比べると、自信がでなくって… 「ねえねえ萩浦くん!」 「わあっ!…あ、水谷さん!何か用ですか ?」 「萩浦くんも、小説書くの好きなんだよ ね!」 「水谷さんほどすごいものは書けないけ どね。」 「…実は、萩浦くんの机の中からこっそり 出して、萩浦くんの小説読んじゃったん だけどさ…」 「…面白くなかったんですよね…」 「ううん!逆!とっても面白かった!特 にあのシーンがさ…」 「それを言ったら水谷さんのあのシーン こそ…」 こうして、僕たちは休み時間のチャイムが鳴るまで小説について語り合った。 その後、僕のスランプは終わり、最高傑作とも言える作品が出来上がった。 僕たちはライバルだ。永遠に。紙とペンがあるかぎり…
【恋愛小説】運命の係決め
今日、運命の係決めがあった。 「今年こそは、大樹(だいき)と一緒の係になってやる!!!」 今回の係決めではどうしても大樹と一緒の係になりたかった。だって、前は私のライバルに奪われたんだもん!!! 私のライバルはすごい美女で、みんながうらやましがるようなスタイルだ。でも、性格は真逆で、とても気が強く、すぐ嘘をつく。そして、自分の思い通りにいかないと納得がいかないらしく、思い通りにいかなっかった原因の人を責め続けるのだ。 私はそんな人と戦うことになってしまった。 (うわ...やっば...) 考えるだけで、怖くなる。でも、彼のためなら、と頑張れる。 「はいじゃあ係決めを始めます。まず理科係、そして社会係...」 先生が係の名前を次々に黒板に書いていく。 私の作戦はこうだ。 まず、先生が係を黒板に書いている時に大樹の顔を見て、大樹が入りたい係を推測する。次に、自然を装ってさっき推測した係に入る。そして、無事、大樹と同じ係に入る!!! しかしそう簡単にはいかなかった。なんと、大樹と同じ係を第一希望になれたのはいいものの、ライバルの子も同じ係を第一希望としていたのだ。 「前も一緒になってたじゃん!!!」 私は少し頬を膨らませる。 その時、大樹と目が合った。 大樹はにこっと笑っている。 「キャー!!」 心の中でそう叫んだ。 「実子(みこ)顔、めっちゃ赤くなってるよ。イチゴみたい!」 突然、隣の子から言われた。 「えっ?うそっ!やばっ!!」 私はもっと顔を赤くした。 「こら、そこ、何しゃべってんだ。みんなもう係事に集まってるぞ」 「えっ!!」 先生は私たちを怒りながら早く集まれ、とせかした。 「すいませーん」 隣にいた子は走りながら係のところへ走っていく。 「すみません」 私は謝りながら立ち上がり、ゆっくり係のところへ進んでいった。だって大樹と話せるんだから。ドキドキが止まらないのだ。 「大樹く~ん。仲良くしてよね~」 私が向かうと、もう私のライバルは馴れ馴れしく大樹君に話しかけていた。 「おう。よろしく!」 大樹君は笑顔で返している。 私は馴れ馴れしくするライバルにもう腹が立っていた。 「あの...遅くなってすみません。同じ係になった、丸山 実子(まるやま みこ)です。よろしくお願いします。」 私はライバルと大樹の会話を妨げるようになるべく大きな声で言った。 「おお。実子さん、よろしく!」 「よろしく」 大樹はいつものような笑顔で言ってくれた。しかし、ライバルはにらみながら言っていた。 (やっぱり、敵なんだ) そう確信した私はお返しとしてライバルをにらんでやった。 あぁ、これから戦いが始まる こんにちはこんばんは!ムーン♪です! 読んで下さり、ありがとうございます!! どうだったでしょうか...?? 感想・アドバイスをお願いします!!(辛口はおやめください)
短編小説 「鈴虫」
静かに雨が地上におりる。 ひんやりとした秋の空気に、鈴虫の鳴き声が響いた。 雨はずっと降りやまない。 私は、サアーッという雨音に逆らうように上を見た。 一粒の雨が目の中に落ちた。 涙が雨と混ざって景色がにじんだ。 何も見えない。 静かな 静かな雨のはずなのに、その 一つ一つの音が私に突き刺さって落ちた。 …いつの間にか、雨は やんでいた。 さっきまであんなに曇っていた空は、すっきりと晴れている。 「おねーちゃーん!」 妹が、凄いスピードで私に飛びついてきた。 「えっ!どうしたの?何かあった?」 妹は、もう泣きそうな顔だった。 「おねえちゃんったら、何も言わずに出かけちゃうんだもん。いなくなったかと思った。」 「ふふっ。ごめんごめん。じゃ、帰ろうか。」 鈴虫は、また辺りに声を響かせながら鳴いた。
後、10秒。
「はぁ……」 [どーしたの?顔色悪いで?] 「頭痛くて…。ゲホッ…」 私は入院した。入院した理由は、脳の数cm単位の傷が出来たから。 私を治す方法は、ない。 「はい、充希さん、電話よ」 「はい……どなた……」 「俺!陽輝だよ!元気かー?」 陽輝か……結唯かと思ったんに。。 「はいどうも」 「もう良いの?」 「はい。」 私は話したくない相手だったから、話をしなかった。 しかし、陽輝は毎日毎日私に電話をした。信じられないほどしつこかった。 1年ちょっとたった頃に、私は陽輝に恋をしていた。毎日電話を掛けてくれる人なんて、3年間誰もいなかったし。 「元気か?早く戻って来いよーじゃーな。」 私は、あと30分しか生きれないらしい。悲しかったけど、あと30分もあるなら、話せるかもしれない。 「あ……陽輝!待って!」 「え?」 「私は、あと30分しかこの世にいられない。だから……あと30分……30分だけ話して……お願い」 「充希…。」 10秒の沈黙が駆ける。 「充希、わかった。話す。」 「陽輝、ありがとう……。」 私と陽輝は、1分1秒を争い、色んな事を話した。だけど、あと1分と言うところで、私は容態が悪化した。すぐに電話を切られ、抵抗しようにも脳の神経が壊れかけていた。 「陽……輝……」 私は、ほぼ死にかけだった。しかし、愛の力は凄かった。私は電話にすがり、陽輝に電話をかけた。 「充希!?」 「陽……輝……私……あと10秒だけ……なら話せる……好き……だっ……た……」 「充希ーー!」 [ツーッツーッ……] 私は、あの世からも陽輝に電話を掛ける。 harmonyヾ(*・ω・)ノです! 力作です!感想よろしくです!
席替えと勇気と
8番…あ、後ろの方じゃん。ラッキー。 ただ今うちのクラスでは席替えをしていて、教室はとても盛り上がっている。 「ちょっ…俺一番前なんですけど!?」 後ろの方のやつ変えてくれよぉ~、なんて言ってる男子がいたり。 「お前…交換無しだって言ったろ?」 なんて呆れてる先生がいたり。 「席の移動始めて~」 学級委員長の女子が声をかける。椅子を机の上にあげて、運ぶ。たまに持ち上げてごまかして、先生の目がなさそうなら下ろして、引きずったりしながら。 一通り移動が終わると、よろしく~とか、お前近く?イェーイ、なんて声が聞こえて来る。 えっと、私も隣の人に挨拶しなきゃ…と思い隣を見ると 「あ、よ、よろしくお願い、し、します」 The 陰キャと名高い井口くんが、こちらを見て挨拶していた。 「…よろしく~!」 普通に返事をする。 ―――神様、こんなことってありますか? (好きな人と隣…!嬉しい…っ!) そう、彼は私の好きな人。彼と隣になれる確率なんて低いし、無理だろうなと思って諦めていたのに。 私の好きな彼、井口くんはとってもいい子。落ちた消しゴムは拾ってくれるし、教科書を忘れた子には見せてあげるし。さりげなく黒板を消したりしたりもして。 そんな彼の些細な優しさに触れたら、いつのまにか目で追っていて。 …好きなんだなって気がついた。 「班長を決めてくださーい。決まったら私に伝えに来てー」 学級委員長が呼びかける。 井口くんは班も同じで、顔がニヤつかないように抑えるのが大変である。 「なぁ、俺やってい?良いよな?」 そう言い出した男子がいたので、みんな喜んで譲る。あの男子は学級委員長が好きなんだっけ。少しでも喋りたいんだなぁと他人事のように思いながら、井口くんを眺める。 井口くんは、所在なさげに本を読んでいた。いつもの井口くんの姿。 …何の本を読んでいるのだろう。 いつも気になって…でも聞けなくて。話しかける勇気もなく、私はただ、いつも彼を見つめているだけ。 (今日も聞けないかなぁ) そう思っていると、彼がふっと顔をあげた。 「ぼ、僕何か、しましたか…?す、すみません」 「えっ、あ、いや」 なにか勘違いをされたようで、別に何も、と言おうとしたとき。 ふと、 (今聞かなきゃダメだ) そんな気がして。 「な、何の本読んでるんだろうなぁ…って」 やった、言えたっ…! 自分の鼓動を感じながら、彼の返事を待つ。 「べ、別にたいした、本じゃ…こ、これです…」 彼が本を軽く閉じて、表紙を見せてくれる。 見ると、知っている本だった。 「これ知ってる!面白いよね!」 「え、ほ、ほんとですか…?」 いわゆる名作、と言われる本で、同世代で読んでいる人は少ない作品。でも面白い。 「うん!どこまで読んだー?」 そうやって会話を広げて…普通に話すだけで、心の中があったかくなる。 ちょっと勇気を出したら、こんなに楽しいことに出会えるんだ。 (…聞いてよかった) それに、そう思わせてくれる井口くんのことが、やっぱり好きだなとも思った。 END 読んでくださりありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです。 臣です。おみ、と読みます。私も席替えをしたのですが、まぁそれはそれは何とも言えない席になりまして(笑)理想の席替えを書いてやる!と思って書きました。 感想やアドバイス、お待ちしています。喜んで読みます! ※なりすまし、盗作等はとても悲しいです。絶対にやめてください。
浮気。
『はぁー。』 小さなため息が、白い煙となり、空へと空へと飛んで行く。 それをぼんやり見てた。 『梨ー花!どしたし?』 元気で少し天然なマユカがいつもより、元気な声で話しかけてきた。 『ほんとにどしたの?梨花』 大人っぽくて、男子とわず、女子にもモてる、清香(さやか)までも聞いてきた。 『実は……』 『梨花ーーーー!』 言いかけた瞬間、梨花の彼氏、悠叶(ゆうと)が梨花を、大きな声で呼ぶ。 誰もいない秘密の場所に響き渡った。 『あ……ごめんね。二人とも。また話すね』 そういって、梨花は悠叶のもとへ、パタパタと走っていった。 もともと小柄な梨花がパタパタと走っていく姿は、小動物のようだ。二人はその様子を眺めた。 キーンコーンカーン 誰もいない放課後。 清香は梨花の話の続きを聞きにきた。 一方、マユカはというと…… 今日、購買の超人気パン、《カレーパン》が、売り切れていたらしく、明日には取っておくようにと購買のおばちゃんのもとへ、言いにいっている。 『よし、三人集まったね。』 清香が透き通るような優しい声で話す。 『で、どしたの?』 マユカが淡々とした声で聞く。 『あのね。わ、私の彼氏の悠叶……ね。実は……浮気してると思うんだ。』 自信気のない声で、ボソッと呟いた。誰もいない教室に、響き渡った。 『……は?しょ、証拠は?』 さっきまで元気だったマユカが驚いたような顔でこっちを見る。 『何かきっかけはあったの?』 冷静な清香は震えていた梨花を治めながら、聞いた。 『実は……』 * 『ねぇねぇ。悠叶、!クリスマスイブって……空いてる……?空いてたら出掛けたいんだけど……』 『あー。ごめん。俺、その日バイトあるから。』 『え……わ……わかった。じゃあね……』 * 『って感じだったんだけど……』 泣きそうな声を押し殺しながら言ったその言葉は、清香とマユカの心に刺さった。 『……それ絶対浮気じゃん!あんのヤロォ。ぶっ殺すぞ。』 自分の事のように怒るマユカ。 『確かに。クリスマスイブに恋人との楽しみを断るなんて…… 』 梨花に共感する清香。 二人の良いところは、きっとここなんだろう。そう静かに梨花は思った。 『だ、だからさ、イブの日、彼氏の浮気が本当か、調べたいの。だから、バイト先に付いてきてくれない……?』 不安気な声を挙げながら、上目遣いで二人を見つめる。 『やってやろーじゃん。』 『マユカ。落ち着いて。浮気してると決まった訳じゃないから。』 この二人の調子は、いつものことだ。2人が付いてきてくれるだけで、自信が持てた。 そして、イブ当日。 悠叶のバイト先に着いて、悠叶らしき人を見つけた。サンタの格好で、ケーキを売っていた。 『うーん。今の所以上なし!』 探偵のように楽しむマユカ。 『探偵みたいね。』 落ち着いている清香。 『浮気なんかしてないよね……?』 不安がる梨花。 すると、悠叶の前に、セクシーな格好をした、歳上っぽい女の人がやってきた。 『ねぇー。悠叶。遊ぼー?w』 『ちょっとまってろよ。このバイト代で婚約指輪買うからさ。』 声は少ししか聞こえなかった。でも、梨花には聞こえたのだろう。恋する乙女の耳は、地獄耳なのだから。 すると、反対側から、真面目そうな、眼鏡をかけた黒髪がよくにあう、女の人がやってきた。 おそらく、同い年だろう。 『え!?悠叶くん!?その人だれ!?』 『え!?綾香!?なんでいんだよ。!』 『え!?悠叶!?このじみ女誰!?』 これが本当の修羅場という物なのだろう。清香とマユカはそう思った。それを見ても、何も言わない梨花。 『みんなごめん!こんなことに付いてきてもらったのに。』 何事も無かったかのような笑顔をしている。それがまた怖い。二人は思った。 『帰ろっか。』 それから一度も、梨花は後ろを振り返らなかった。 そのあと、梨花は悠叶のことを、ぶっ叩いたそうだ。 恋する乙女は、怖いこともあるらしい。 二人は恋について、学んだ。
水林檎と少女。
私の目の前には、林檎が落ちている。 普通の林檎かと思い手を伸ばし触ると、まるで中に水が入っているかの様にぷるんと震えた。 これは、林檎じゃないのかもしれない。 小さい頃に『林檎なんだろうか』的な絵本を読んだことがあるが、まさにこれはその通りだ。 …そもそも、林檎はこんなにぷるぷるしていない。 いや、腐っている可能性も否めない。 腐っていても、こんなになる…? 近づかない方が良いのかもしれないが、興味がとてもある。 思い切って手に取ってみる。 少し冷たくて、つるつるしている。 でも、林檎だ。 私は幻覚を見ているのだろうか?? これは確かに外見は林檎だ。 不思議に思い、少し力を入れて握る。 ぷちゅ。 何かが切れ、甘い香りがする。 これは林檎の香りだ。 つまり、これは林檎。 でも、林檎っぽくない。 家に持ち帰るべきか…どうするべきか? よし、持ち帰ろう! そう思い立ち上がると手が滑り…なんとその林檎を落としてしまった!!! ぺしゃ。 まるで水風船が割れる時のようにその林檎は弾けた。 中からは果汁らしきものが流れている。 その液体は真っ赤だ。 まるで、鮮血の様に。 「!?」 しばらく立ちすくんでいると、その林檎は溶け始めた。 ゆっくり、ゆっくりと。 あっけに取られていると、その五分後には林檎は消えていた。 残されたのは鮮血の様な果汁だけ。 私は林檎の匂いが鼻をくすぐるのを感じながらあの林檎を“水林檎”と呼ぶことに決めた。 まるで水が入っている様な林檎だったからだ。 そして、翌日にも林檎を見つけた道へ行ってみたのだが果汁は何一つ残さずに消えていた。 完 もっけ飴です(*´∀`*) またまた謎作品…こんな違和感たっぷりの駄作を読んでくださりありがとうございました! コメント頂けるととても喜びます(*≧∀≦*) 辛口&タメ口OKです♪ それでは~。
君と過ごす最期の夏
夏真っ盛りと言っても差し支えないであろう今日この頃。ついこの間まで梅雨前線が停滞し雨続きだった日常も、ジリジリと肌を焦がす太陽が見事に夏らしく塗り替えてしまった。太陽めがけてぐんぐんと育つひまわりはそれは見事に咲き誇り、グリーンカーテンとして育てられたゴーヤもそろそろ収穫ができる頃だろう。 そんな太陽が自己主張をする日に、先程からだらだらと留まることを知らない汗を、向葵(あおい)は心底不愉快そうに腕で拭い顔をしかめた。 「あっぢぃ......」 「ははっ、向葵暑そうだね」 あまりの暑さに意図せず漏れた向葵のぼやきを、汗ひとつ流さず涼し気な顔で拾ったのは陽菜(ひな)だった。どこか揶揄ようなその言い方に向葵ははぁと深くため息をつき、今も尚暑さを感じさせない顔で隣を歩く陽菜をじとっと見つめた。 「お前なんでそんな涼し気なんだよ」 「まぁ、私死んでるしね」 まるで明日の天気晴れらしいよ!と同じ要領でニカッと笑いながら言ってみせる陽菜に、向葵は特段驚きもせずあー、そういやそうだったなと返すとぱたぱたと手で仰いだ。 「いつまでここに居られんの」 「んー、あと10分ってところかな」 「......そか」 陽菜は可愛らしく小首をこてっと傾げたまま簡潔に述べた。 あと10分。タイムリミットがもう目前まで迫ってると言う事実を知った向葵は、どこか悲しそうに、けれどなるべくその事が陽菜に悟られぬように視線を向日葵に移した。太陽の光をいっぱいに吸い込んだ黄色が嫌味ったらしく笑いかけてくる。 「でも中々に楽しかったよ!ほら、私がここに戻ってきてすぐ行ったお祭りとか!向葵ったらかき氷にがっついて頭キーンってしてさ!」 数秒の沈黙で何がを察したのであろう。陽菜はなるだけ意気揚々と思い出を語ると、意地悪そうに目を細め向葵に視線を移した。バチりと視線が交わり、そのことは忘れてくれと言わんばかりの向葵の恥ずかしげな表情が、陽菜の瞳いっぱいに映し出される。向葵は話を逸らすように再度暑いと呟いた。 それから、たわいもない話を淡々と繰り返す。あの時のあれ楽しかったねとか、あそこから見た景色は綺麗だったとか。特に中身はなくて、それでもこの当たり前で日常的な時間が、向葵はどうしようもなく心地よくてしかたがなかった。 「あっ!そういえば私、明日誕生日だった!」 時間的にもこれが最後の会話になるだろう時。先に口を開いたのは陽菜の方だった。今、思い出したと言うように、大きな声で目を見開き言う陽菜に向葵はあー、と適当に言葉を零した。 「そういやそうだったな」 「何、向葵も忘れてたの?」 「はっ、まさか。言ったら陽菜誕生日プレゼントせがるだろ?わざと言わなかったんだよ」 「何それ、酷いな。幼馴染じゃん。誕生日プレゼントくらいちょうだいよ」 頭の後ろで手を組みぶっきらぼうに答える向葵に、陽菜は拗ねたような声音でぷんすと向葵とは反対の方向を向いた。もう少しで消えてしまうというのに。何ら変わりない様子の陽菜を向葵はちらっと横目で見た。 「......分かった。何が欲しいんだよ」 「え?いいの?って私もうすぐ消えるし意味無くない?」 「墓に持ってってやるよ」 「ほんとに!?やったー!!」 向葵の優しい提案に、ひよこのようにぴょこぴょことはね回る陽菜を、向葵は面倒くさそうに、けれどどこか幸せそうに制止した。 「んで?何がいいんだよ」 優しく問いかける向葵に、陽菜は数秒黙り眉間に皺を寄せ考える素振りを見せ、かと思いきや今度は真剣な顔で言葉をつむぎ始めた。 「物とかさ、そういうのはいらないから向葵、毎年お墓参り来てよ。私の誕生日に」 「は?」 陽菜の意外な答えに、向葵は素っ頓狂な声で陽菜を凝視した。 「向葵は1番の親友だからさ。それだけで私は嬉しいよ。それとも何?嫌?」 しょぼくれた様子で言う陽菜に向葵は嫌じゃないけど......と口ごもった。それを聞いた陽菜はありがとう!と向葵の前でにぱっと笑った。 「そんなのでいいのかよ?」 「そんなのがいいんだよ」 最後の確認にも動じず、堂々という陽菜に向葵は呆れたようにため息をついた。 「じゃあ、私そろそろみたいだから」 「あぁ」 お別れにしてはあっけなく、あっけらかんと言ってしまうのがなんとも陽菜らしくて。向葵は優しく微笑えんだ。 「約束通り毎年来てよね」 「あぁ」 「健康には気をつけてよ」 「あぁ」 「勉強も頑張ってね」 「......あぁ」 「何、その間は」 「るせぇ」 「......向葵、大好きだよ」 「俺もだよ」 「んふふ、知ってた。......それじゃあ元気でね」 「じゃあな」 心地よい温かさを乗せたそよ風が向葵の頬を優しく撫でた。まるで陽菜が笑いかけてるような。向葵は何も無い宙に手を伸ばした。 太陽がやけに眩しかった。
転校生さとりくん、現れる。
「今日、転校生来るらしいよー」 「え、ホント?男子、女子?」 「男子ーーーー」 はああああああん(怒) 女子がいいよおおおおおお! 男子増えてもうるさくなるだけじゃん!! 私は山西 梨奈(やまにし りな)。 今、友達の池田 瑠璃(いけだ るり)と話している。 はああああ… 憂鬱な日々… 私には好きな人はいない。 というか、男子ってバカだし、うるさいし…! いやなところしか思いつかないんですけど! まあ、静かな男子もいるけどさあ… かっこよくないじゃん!? 静かな男子って大抵かっこよくないし… 私ってわがまま?? あーそうですか! ごめんなさいねーーー! 「はい。転校生を紹介します。こちらへ。」 わお! お母さんめっちゃ美人!! 優しそー! 「僕は、望月 さとり(もちづき さとり)です。よろしくお願いします。」 うわあ ちょーかあわいい! しかもイケメン! 静かそうだし! タイプー! 「では、望月さんの席は…山西さんの隣で。」 はああん!マジー! 「山西さんだっけ…?よろしくね。」 「うん、よろしく!」 かわいいなー 帽子かぶってるー! 「山西さん、なんかお母さんと似てる!」 えええ! わ、私が美人ってこと!?!? さとりくん、私のこと美人だと思ってんの!? 「ちがうよ??顔じゃなくて、せ・い・か・く!」 …え 性格なのか… でもそれって私が優しいってこと?? それでも、うれしい! …あれ?でもなんで私が思ってること、わかったんだろ?? 顔に出てた? 心、読めたのかな?? 「ふふ!秘密っ!」 かあわいい! それ言ってる場合じゃないって! 秘密…? 「こっち来て!屋上…一番上?」 「うん…?」 なんだろう… 告白なわけ…ないか… 「山西さん、君だけに話すよ。気づいたようだしね。」 「うん…」 「僕ね、さとりなんだ。心が読める。これで読むんだ。」 さとりくんが言うと、帽子の中からひものようなものが。 先には丸い球がついている。 「内緒だよ??」 「うん!」 さとりだろうが、私の気持ちには変わりない。 さとりくんのことが好きだと。 END こんにちは! りてるんです! どうでしたか?? もし本当にさとりくんがいたら、 ぜったいにすきになってますね!!
【短編小説】【恋愛】 熟れた杏は僕にだけ微笑まない
初めて教室に入ってきた時、僕は目を疑った。 金色でさらさらの髪。透き通った青い目。 彼女…杏珠はアメリカ人と日本人のハーフで、 僕…唯斗(ゆいと)の初恋の人だった。 杏珠(あんじゅ)が転校してきて1ヶ月程経った。 彼女は美少女だった。そして、クールだった。 彼女にはすぐに友達ができた。 陰キャな僕にもそんな能力が欲しいと、つくづく思う。 僕は勇気を振り絞って、杏珠に話しかける。 「こ、こんにちは…。」 杏珠はギロッと僕を睨んだ。僕は足がすくんだ。 「あ、はい。」 ぶっきらぼうな返事が返ってきた。 しばらく僕が彼女の周りをウロウロしていると、 杏珠はこう言った。 「さっきから、何でこの辺ウロウロしてるの。 キモいんですけど。」 僕のメンタルにクリティカルヒット。ダメージでかい… ああ。僕は、好きな人に嫌われているんだ。 学校から帰る時、突然雨が降った。僕は折り畳み傘を 常備しているので何の心配もなかった。 僕は、靴を履いて校舎を出ようとした。 その瞬間、彼女と目があった。そう、杏珠だ。 杏珠は傘もカッパも持っているような様子ではなかった。 僕は傘を差し出して、こう言った。 「これ、使って。返すのはいつでもいいから。 それじゃあ、さよなら。」 僕は無理矢理彼女に傘を押しつけた。 彼女は無表情(どちらかといえばむっすり)で少し頭を下げた だけだった。 僕は、後ろも振り返らずに雨に打たれながら走って下校した。 (…っ冷てっ!) 翌朝学校へ行くと、案の定昨日杏珠に貸した傘が机の上に 置いてあった。 僕は彼女をちらりと見る。彼女は僕から目を逸らした。 やはり、避けられるのは胸が痛い。 もういっそ、告白してフラれたほうが気が楽になるのでは……。 僕は放課後、杏珠を体育館裏に呼んだ。 やはり、告白の王道スポットといったら、ここだろう。 「…何?唯斗…君。」 彼女はもじもじとこちらを気にしている。 よし…フラれる覚悟はできている。僕は息を吸う。 「杏珠!僕は…僕は君の事が好きだっ!」 杏珠はむっすりとしてこう言った。 「君、そんな事伝える為にわざわざここに呼んだの…? 馬鹿みたい。」 ああ、やはりフラれる。僕は俯いた。 「私はどこで君が告白してきても、「はい」って言うのに。」 …え?今、なんて言った? 「私は…唯斗の事が好き。」 赤面した杏珠。僕の心は躍り上がった。 彼女は、やっと僕に向かって微笑んでくれた。 綺麗なオレンジ色に熟れた杏のように。 end 読んでくださってありがとうございました! *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 感想お聞かせください~(^ ^)
【恋愛短編小説】初恋は実ります。
『俺、好きな人がいてね』 「、、そうなの?」 いま目の前で。 散った、私の初恋。 『その人はね、』 初恋は実らないなんて本当だ。 『可愛くて、雰囲気が柔らかくて、』 「、、うん」 『声が綺麗で、しかも甘くて、』 『髪がさらさらで、さわりたくなって』 「変態じゃん、、、」 『え..そう?』 「うん」 『えー、、、でね、』 まだ続くのか、 『肌が白くて、でもほっぺはピンク色で』 聞いていられなくなって、よく聞く言い訳。 「私、、帰んなきゃ」 『あ、待って、あと1つ言わせて』 泣きそうなのを知られたくなくて背を向けたまま。 「なに?」 『今、泣きそうになってる人が好き』 「…え?」 『好きです。伝える勇気なんかなくて、 こんな形になっちゃってごめん』 「、、、」 『俺のこと好き?』 「なんで、なんで伝える勇気、ないの」 『だって初恋は実らない、って言うじゃん』 「私は実ったよ」 『え?』 「初恋」 『ふふ、俺も』 「初恋は実らないなんて嘘だね」 『ほんとだね』 「実ったもんね」 『そうだね』 「恋愛史、書き変えちゃおうか」 『え、なんて?』 「初恋は実ります、って」 『それいいね』 「最高だね」 『最高だな』 ー*ー よかったら、感想聞かせてください。
短編小説[恋愛]
行く時、友達の剛くん(ごうくん)と会う。なんか言わないと… 「髪、切った?」 おどおどしながら言う私。 「え、うん…」 引かれた…? 「伊藤さんも切ったよね?」 「うん。長かったから。でも、似合わないんだー。髪下ろすと。」 「下ろしてみて」 「えー!やだー」 「いいじゃん」 髪を下ろす私。 え。と言う表情をした剛くん。 「ごめん笑。引いたよね?」 慌てて髪を結ぶ。 「そんなことないけど。なんでそんなに嫌がるの?」 「そりゃ、こんなとこ、好きな男子に見られたから…え!あ、なんでもない!ごめん!忘れて」 引いたような表情の剛くん。 最悪だ。 「それ本当?」 私は赤くなりながらも、うなずく。 「迷惑だよね。ごめん。ほんと、忘れて。」 私が走り出す。 腕を掴まれる。 え? 剛…くん!? 「何勝手に、迷惑とか決めつけてんの?それは俺が決めることだから!」 そう言って抱きしめられた。 「それに…俺も…だし。」 「え?」 赤くなる剛くん。 そっとハグを仕返す。 2人で笑った。 昨日まではそこまで仲良くもない友達。 今日からは仲良しのカップルです。 この物語はフィクションです。
不思議な脱出ゲーム。
不思議な脱出ゲーム 「アナタハ幸セ者デス。ナノデ招待イタシマシタ。脱出デキルコトヲ祈ッテイマス。必ズ成功デキルハズデス」 機械音が耳に入ってきて消えた。 「脱出ゲーム ~不思議な世界~…」 確か昨日はちゃんとベッドに入っていたのだから夢に違いない。 でも賞金を見て私は目を輝かせる。 「叶えたいこと一つ叶えます…!?」 これはやる意味があるんじゃないか。 『…妃、妃和ヒオ?なんで!』 横に人が_好きな人がいたのだ。 「えっ…輝?夢じゃない…の?」 好きな人だから夢に出てきてもおかしくはないけど…。 『とりあえず…読み解くか…』 私は頷いて目の前の問題を見つめる。 “K K H K ←OUAU” (→○←) 『なんでKKHKは間が空いているんだろう…。OUAUは狭いが…』 確かに。間違いではなさそうだし…。 「あと絵文字があるのも不自然」 こんな不自然なのに絵文字は…。 輝も苦戦しているのか黙りこんでしまった。 …ん?矢印が間の○を示している。 間…??まさか…。これは! 「輝のことがずっと前から好きでした。私と付き合ってください…」 (解説)“間”はOUAUにはないけどKKHKは間がある。 ということは間のない方にそのOUAUを入れればいいんです。 だからKO、KU、HA、KU。 告白になるんです。 だから主人公は告白をしたということになります!! 分かりにくくてすみません(†^†) 多目にみてくれると嬉しいです。 ゆはのあとがきすぺーす 最近ネタがめっちゃ思い付きます!! だいぶ良くなってきたかな…? まだまだだとは思いますが改めてこれからもよろしくお願い致します(†^†) ちなみに好きな絵文字は(†^†)ですw 小5なんでできる限り小説は毎日掲載されたらいいなぁと。 一応毎日投稿してるんですが私に毎日は無理ですよねぇ…。 辛口なしで感想お願い!!
僕という道具
僕は人か? 僕は道具か? 僕の人生は僕のものか? 必要とされていない人としては。 ~学校編~ 「お~い、おいっくそたいどわりぃ~、まあこのゴミ拾てとけよ同じ仲間としてww」 Γうける~」 「キャハハハハ」 「あれ~友達のお願い聞いてくれないの~」 「返事は?」 「・・・はい」 時間ないのにやめてよ けど友達という言葉でいつもやってしまう こいつらにとって僕は遊び道具でしかないのに ~家編~ 「はぁ~なんでお兄ちゃんもお姉ちゃんも頭もよくて顔もいい運動もできるのにあんたはできないの~」 「・・・ごめんなさい」 これが母のロぐせ 確かに事実だ でも僕なりにがんばってる ぷつん 今何かが僕の中ではじけた 決めた もうこの生活からぬけだそう ~学校公開~ 「え~ということでこの数式を・・・」 クラスの授業の声が遠ざかる トイレというロ実を使いぬけだした ダッシュする 「はぁはぁはぁ」 やってきたのは放送室 かぎもあいてる スイッチオン 「カチッ」 「ス一ッ聞いて僕の居るクラス3一2はイジメがひどいひがい者は僕だ。親もひどい先生もひどい誰か助けて」 言えた きんちょうがとけその場にしゃがむ そこへ校長と3-2の中心メンバ一がきた イジメはやんだ 僕はあの一言で変わった みんなも変われる さぁ勇気を出して ピンクXホワイトです 初とうこう 書いてほしいジャンルアドバイス&感想、コメまってます ^^
ホワイトデー
「なぁ!葵!」「んあっ!」教室で眠っていると幼馴染の世張 祐一(よばり ゆういち)が急いでいる様子で来た。 「うーん…何?寝てんだから…」「ホワイトデーのお返しをしたいんだよ!」「誰に?」「え?あ、それ…は…」 顔を赤くして言う。告白でもすんのかなと思ったら心がキュッとした。恋?いやいや…「うん、分かった…じゃあ家 来て…」 『ピーンポーン』インターホンの音。ドアを開けるとエプロンをつけた祐一がいた。「気合い入れすぎでしょ…家来る時にエプロンつけなくていいのに…」「母ちゃんには止められたんだけど、こんくらいの気持ちがなきゃ!」 すると祐一はキッチンに走っていった。「あ!おばさんいないんだ!何だ…」おばさんとは私の母のことだ。てか、 何だって何だよ…「ま、作ろ。」「うん!」 「何すればいい?」「薄力粉100グラムと砂糖50グラムとなたね油大さじ3を入れて、混ぜて。ボウルそこ。」 そう言うと、ボウルを取り出して腰を振りながら踊っている。「あ、手で混ぜてね。手で」 「出来た!」「じゃあ、16等分して丸く形整えて。手伝おうか?」「いや!いい。俺がやる!」また腰を振りながら 丸くしている。踊る必要あんのか?そして私はその間にオーブンを180度に温め始めた。 「そしたら、天板あるでしょ?あれにオーブンシート引いてクッキー生地並べて。15分くらい焼くよ。」 「えっと…天板って何だっけ?あれ?」「それお皿」「うーん…教えてよ!」「あ、あれ…」 『チーン!』オーブンの音がすると祐一が走ってオーブンに向かう。「うわ!美味そう!」「あ、ねーねー。誰に あげるの?」「え、あ、それは…あ!あお…い…」「…!え?じょ、冗談でしょ?ああ、友チョコね…」 「いや!ほ、本…命…」2人とも顔が赤くなる。 「は、はい…どうぞ…ホ、ホワイト…デー…」「あ、ありがと!うん…」「あのさ!俺と…付き合って…くれない?」 「ほ、本当に?」「うん!む、無理?」そう言われ、私は祐一をぎゅっと抱きしめた。「…っ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 見ていただきありがとうございます!今回のレシピは実際に作れます!ぜひ作ってみてください! ホワイトデーのお返しには意味があるらしいんですが、ストーリーを考えてクッキーにさせて頂きました。
甘く苦いコーヒーと恋
「あっち!に、苦い!!まだダメかぁ……」 コーヒー……今でも飲めずに苦労ばかり 私橋本 美衣。 なかなかブラックコーヒーが飲めず…… 大人な女性になりたいのに!! 甘いコーヒーならまだ大丈夫か…な? 「あっ!!」 つい!!熱い!! でも美味しいなぁ…… 「あぢ!!にっがい!」 隣の席から……私と同じ悩み持ち 男の子だ。 じー… 「な、何?」 うわぁ!見つかった 「コーヒー。苦いんだなぁって……」 「笑ってんのか?」 「いや!そうゆうことじゃ……」 「私も……飲めなくて…」 「あ、そう。じゃあお前も俺と克服しような。」 「うん…」 名前も知らない男の子と 私は1日…2日……3日4日 何日も一緒に飲んだ。 「からんころん」 あれ?まだ来てない。 待ってよー 1時間後 2時間後 3.4時間後 「あの。お客様もぅ閉店の時間で」 「すいません。もぅ帰ります……」 風邪 ……か…な? 次の日 次の日 その次の日君は来ない 「お客様。お客様宛の手紙が届けられています。」 私宛? かさっ… あっ……… "コーヒーが苦手な君へ" 最近来れなくてごめん。 でも、俺はもぅカフェには来れない… ごめん… ブラックコーヒー… 一緒に克服したかったのにごめんな… 最後に言い残したことだけ言わせてくれ 俺はお前が好きだ。 さよなら。 麻有斗より。 麻有斗…って名前………か… なんで?直接言ってよ もぅ来れないだって 好きだ。だって…… 好きだのところ 涙で滲んでる……… ぽろぽろと涙が出てくる 私も……麻有斗が大好き…… 手紙を抱え家に帰った。 私はその日初めてブラックコーヒーを飲めた。 10年後 麻有斗のことは 幼き頃の夢だと私の中では 小さな思い出と心の中に閉じている あ。やばい遅刻急ご。 ピクッ… 黒いフード 見たことのある目つき 「あ……ゆと…」 その男性が振り返った。 「はい?あ……君は……あの…」 風邪が吹きフードが外れた 「麻有斗だよね!!ブラックコーヒーの!! 美衣だよ!一緒に飲んだ!」 「美衣……」 幼い頃の甘く苦いコーヒー 私はもぅ夢に目を向けない 今はもぅ 甘く苦い恋となって 花が咲いた。
君の目
あいつ一一堀田歩美は優しくて真面目で、勉強も出来て、俺の彼女。 たまにさびしそうな顔をする。いつもは笑顔なのに。歩美のさびしそうな顔を見ると、俺は心配になる。 何かあったのかな一一そんな風に、さびしそうな歩美に聞いても、答えない。歩いていくだけ。代わりにいつも、友達の加奈が答える。 「つかれたんだって」 うそだ。つかれただけで歩美はそんな表情(かお)しない。 「また明日」って言っても、返事はない。俺は不安になる。 次の日。歩美は、いつもの笑顔で笑っていた…と思った。確かに、他の奴が見たら、いつも通りと思うかもしれない。 その日の歩美の目は、何かちがった。いつもは明るい目だ。見ていると照れてしまうような、透き通った目。 でもその日の目は一一にごっている訳では無かった。逆にもっと透き通っている。でも明るくない。深い海の底のような、暗いような明るいような、冷めた目。表情はとても明るい。でも、目だけが暗かった。無機質な、半分死んだような、ビ一玉みたいな目だった。 「堀田」 休み時間。歩美に声をかけた。 「何か…あった?」 歩美は俺を屋上に連れて行った。 「つかれたんだ。家の事とか、友達とのこととか、学校の勉強とかテストとか、クラスメ一トのこととか。考えなくちゃいけないことがありすぎて。何で誰も助けてくれないのかなぁ」 そう言って、背伸びをして笑った。 そして俺の方を向いた。いつものやわらかな明るい、透き通った目だった。 気付いたら俺は歩美を抱きしめて、言っていた。 「1人じゃない。俺がいるから。何かあったら言ってほしい。一緒にいる。考える。だから1人で背追うなよ。大丈夫だから。」 歩美は泣いていた。俺は絶対、歩美のとなりにいる。心に決めた。 一一一一一一一一一一一 どうも作者のyです。9月初トウコウ一!!8月、書けなくて申し訳ないです……。男のコ目線で書くの初めてで、彼氏に男心を聞いて参考にしましt((((((殴 ご意見ご感想、お待ちしてます。