短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
(怖い話)4人グループ
私、亜由美、彩、舞はいつも仲良し4人グループだ。いつもその4人でおしゃべりしたり、遊んだりしている。 そして今日4人で遊ぶことになったんだ。ほんと楽しみー! 「じゃあ、ここの児童館で待ち合わせね!また後でー!」 私は急いで家に帰り、準備をして児童館へ急いで向かった。あ、彩たち来てる!急がなきゃ! 「遅れてごめーん!じゃ、いこっか。」 そして私達は今日遊ぶ公園へ向かった。 「ついたね!じゃあ鬼ごっこしよう!」 「えー鬼ごっこー?しょうがないなあ、いいよ。」 そして鬼ごっこが始まった。私が亜由美にタッチした瞬間。亜由美がしゃべりだした。 「あんた。私達が誘ったのは一緒に遊びたかったからじゃない。あんたを殺すためよ・・」 「はあ?どういうこと亜由美。私を殺すなんて・・私達友達でしょ・・」 その時。舞がしゃべりだした。 「違うよ。みんなあんたが大嫌いなんだよ!いっつも自分をえらそうにして、私達を家来みたいに扱って。さっきは笑ってたけれど、ほんとは全然笑ってないから。みんなあんたを呪ったんだから・・」 そう言ってみんなが私の前にわら人形を出した。わら人形には釘がたくさん刺さっている。 「何よみんな、人の前に呪いのわら人形を出して・・もう帰る!」 私はバッグを持つと走って公園から出て行った。その瞬間。こっちに車が走ってきた。しかも足が止まらない。助けて。いやああああ・・ ぐしゃーーーー! そして私は死んでしまった。しかしその時。彩達の笑い声が遠くから聞こえた。血まみれになった私を見ながら・・
月の夜に太陽はいなくなった。
いつもいつも元気に騒いでいるあの女を見ていると、正直言って疲れる。 まるで四十度越えの真夏日にトライアスロンをしている感じだ。 すると、騒がしい陽キャの女と目があってしまった。 ずんずんと俺の方に歩いてきた。 「ねぇ、一ノ瀬君。君、課題出してないでしょ。もしかして、課題忘れたの?」 あ、しまった。 「ちょっと待って。 (…あ、あったあった。) はい、どうぞ。」 「はぁい、今、ありがた~く課題を受け取りました。…ってかてか、一ノ瀬君って隠キャなの?」 いきなり何を聞くんだ。この女は。 「知らないよ。それがどうかしたのか。」 「ふふふ。別になんでもないよぉ~。じゃ、まったね~、一ノ瀬君!」 あー、はいはい。どうしてこの女はこんなに慣れなれしいんだ。 ふぅ、やっと落ち着く。 「ねぇねぇ」 「うわああああああああっ。…って、また君か。今度はなんの用なんだ。」 それにしても、静かに背後から来るとはな。気づかなかった。 「もう、『君、君』ってさ。私にも【結菜(ゆいな)】名前というあるんだからねー。 …あ、でさでさ、今日の放課後、屋上に来てくれないかな?大事な話があるからさっ。お願いね!」 そう言って、結菜という女は走り去っていった。 …憂鬱だ。 〈放課後〉 どうしてあの陽キャの結菜という女が、隠キャの俺を呼び出したのか。 そして、話とはなんだ。恐怖しかないぞ。 すると、結菜が走ってきた。 「おい、結菜という女。3分ほど遅刻だぞ。」 「細か、一ノ瀬君。それに、『という女』はいらない!…んで、話なんだけど。」 急に結菜は真面目な顔になった。 俺の脳裏は、『告白か!?』という勝手なことを考えてしまった。 でも、それとは正反対のことが告げられた。 「私、病気なんだ。病名は秘密だけどね。 …ねぇ、一ノ瀬君。これから私が言うこと、絶対の絶対に誰にも言わないでね。」 ごくり。 「余命……一ヶ月。」 なんだ、この感じは。 俺の母さんが余命を告げたときみたいだ。 そして、母さんを守れなかったときみたいだ。 「…私ね、もともとはクラスでいじめられて、隠キャ。中二までは。でも、転校をきっかけに、変わろうと思ったの。『今年、新しい学校では隠キャ克服して、新しい自分に生まれ変わるんだー』って。 …でも、ある日突然体調が悪くなって、病院に行ったら病気だったって。しかも余命宣告までされてさ。もううんざりだよ。なんで私が?って感じ。 だから私、決めた。 今を思う存分楽しむの。後悔のないようにしたいから。」 後悔のないようにしたいからー その言葉で、ズキンとした。 俺は、結菜を守らなくてはいけない、守りたい。後悔のないように。 もう、二度とあんな思いをしたくない。 「俺、その話聞いて思った。『こいつは本気で一生懸命生きてる』ってこと。結菜の言葉で、すごく生きる意味が分かったっていうか、勇気出た。…だから俺ら、友達にならないか。」 結菜の顔がパァッと明るくなった。 「いいよっ。私たち、友達ね!」 結菜はこれ以来、学校に来なくなった。 体調不良で病院に入院しているらしい。 すぐに俺は結菜の病院にお見舞いに行った。 結菜は、少し顔色が悪いが、体調は大分良くなったらしい。 普通に話せるし、飲食もできるから大丈夫だろう。 俺は行ける日は必ず結菜のお見舞いに行くことにした。 この時の俺は、これからのことを何も知らなかった。 結菜が入院してから三週間三日が経つ。 もうそろそろ…一ヶ月。 だが、余命を信じてもいけない。余命宣告されても死んでない人は山ほどいるのだから。 それにしても、今日は結構遅れた。もう夜だ。 ガラガラっと病室のドアを開けると、 「はぁ、はぁ、はぁ…」 結菜が痙攣(けいれん)を起こしていた。 ……嘘…だろ? 俺はすぐに看護師を呼び、結菜の手を握った。 だが ピーー 月の夜に、太陽だった結菜は、もう動かない人形になってしまった。 伝えられなかった。 俺は、結菜のことが 好き *あとがき* こんにちはぁ!エナガ大好きなシマエナガでーす! 今回は、初めて切ない&失恋物語を書かせていただきました!(なんか落差激しくないか) 結菜は一ノ瀬君のことを、どう思っていたのでしょうか・・・? 皆さんの意見是非聞けたらいいなーと思いまぁす。(答えなくてもいいよ) 関係ない話ですが、意外に夏って短いもんですねぇ。もう9月か~。 でも、まだまだ暑い日は続きます!油断は禁物ですよー! では!
さようなら
高校の同級生が癌にかかった。 私は早速、お見舞いに行った。 「増渕椿(ますぶち つばき)。久しぶり」 私は病室の椅子に腰掛けると、笑顔で言った。 増渕は元気そうだった。 戸惑ったような表情を見せたが、すぐに微笑を作った。 「久しぶり。香(かおり)。今は大学生?」 私は首を振った。 「ううん。社会人。短大だったの」 「へえ。どこで働いてるの?」 私が勤め先の商社を答えると、椿は目を見開いた。 「一流商社じゃん。エリート!」 「違うよ。エリートじゃない」 しばらく増渕と話した私はお見舞いの品を袋から出して、渡した。 勤め先近くの、老舗和菓子店で買ってきたものだ。 その店の和菓子は全て美味しいが、中でも、買ってきた餅はとても美味しい。 増渕は餅が好物らしい。目を輝かせて、餅が入った箱を眺める。 「ありがとう。香」 「どういたしまして」 私は笑顔を維持したまま、ベッドの脇に置いてある背の低い棚の上を見た。棚の上には花瓶が乗っていた。花瓶には何も生けられていなかった。 「椿。その花瓶に、花を生けてもいい?」 増渕は首を傾げたが、頷いた。 私は自分が育ててきた植物を袋から出した。 私は病院を出ると、ふっとため息を出した。 増渕のいじめに耐えられなかった妹、怜花(れいか)。優しく、可愛かった怜花は増渕が入っていた部活に入部した。入部してからすぐにいじめられ、退部してもいじめは続いた。 それから、精神的に追い詰められ、限界に達した妹は私の前で自殺した。ナイフで喉をついた。真っ白だった首は血に汚れ、セーラー服には血が模様を描き、両腕、両手には血のペイントが出来た。 妹は自殺する直前、私に言った。 「お姉ちゃん。私、もう生きていけない。じゃあね」 妹が死んでから、いじめのターゲットは私に変更された。 私は耐えた。必死に耐えた。 妹の仇を取るためには生きないといけないから。 これは、私と怜花の復讐なのだ。 花に詳しいから知ってるよね。 私は花を育てるのが好きだった。 自分が育ててきたあの花がまさかこういうことに使われるとは思ってもいなかった。 増渕。 あの花の花言葉、知ってるでしょ? 香が帰ってから、私は花瓶の花を眺めた。 香の気持ちを表しているのだろう、トリカブト。 トリカブトの花言葉を私は知っている。 騎士道、厭世家、栄光、人嫌い。 そして。 復讐。
どんなに遠くでもあなたを
私は山奥に住んでいる。 食料はあるし湧き水もあるから住める場所だった。 ここは気温差がなく一年中住みやすい気温だ。 昔は絶景が観られると観光客で有名だったがクマが出て人が少なくなった。 実は家を建ててはいけないのだが小さな小屋だし別にいいだろうと思った。 私はルールに縛られたくないなのだ。 ある朝食料を取りに出た。気温が下がり気持ちよかった。 フユイチゴを見つけて食べた。 ジャムにすれば美味しいだろう。 そう思っているとガサガサと木の葉が揺れた。 ついにクマかと思い身構えた。 出てきたのは、、、クマ。 じゃなくてクマの服を着ていた男性だった。 驚いて尻餅してしまった。あぁ何て恥ずかしい。 男性はこちらを見ていた。 『大丈夫ですか?』 『大丈夫です。恥ずかしいところを見られてしまって』 『はははは。でもなかなかいい尻餅でしたよ』 『そうですかっ よかったです』 いや本当はこいつ何言ってるんだと内心思った。 でもなぜか憎めない人なんだよな。 良さそうな雰囲気だった。 ふきのとうを摂ってきてくれた。 よく冷やして食べた。これが美味しい。 でも彼は気に入らない様子だった。 『何で冷やして食べるの?揚げたりした方が美味しそうじゃね?』 『そうですか?冷やして食べた方が美味しいかと』 『変わってるね。ふきのとうを冷やして食べる人に初めてあったわ』 恥ずかしい。おかしいだろうか? いや彼がおかしいのだ。 その後帰ってくれるのかと思ってたら大間違いだった。 彼はクマが出るから泊めてと頼んできたのだ。 『お願い。泊めさせてくれ』 彼は死んでしまうよと言うように頼んできた。 さすがにそれはなくもないけど、ないでしょと内心思った。 『いいですけど一泊だけですから』 『分かった』彼は安堵した。 夜彼の寝てる姿を見てて可愛いいなと感じた。 こんな人たちもいるんだ。 世の中から目をそらしていたが興味が湧いた。 次の日、彼が出て行こうとした時お願いをした。 『あの迷惑だと思うんですが、町へ連れて行ってもらえませんか?』 『いいけど。』彼に連れて行ってもらうことにした。 町は輝いていた。人も沢山いる。活気に溢れている。いい。 彼が車を止めて私を降ろした。 『お土産みたいの買ったら?』 『でも何買ったらいいのか。』 『じゃあ俺が選ぶよ。最高のやつをさ。』 数分後、彼が袋をぶら下げてきた。 自信満々に渡してきた。何だろう。開けてみた。 何か絵が多くない?中は白黒。 『それは噂のロコロコミックだ』 えっ何?っていうか、これどう見ても女に渡すものじゃないでしょ。 『ありがとう』彼が選んでくれたものだ。 何かよく分からないけど大事に取っておこう。 彼は優しい人だ。 顔が熱くなった。 別れの時。何か悲しかった。 『じゃあな。泊めてくれてありがとう』 『こちらこそ』 さよなら。名前も知らないけど忘れないでおこうと思います。 初めて優しい温もりを感じたような気がした。 今は自分の気持ちの表し方が分からない。 嫌いな訳でもないし、普通でもないし何というのだろう。 何というか友人でもないし。ただあの人といると何か楽しい。 何か幸せ。 彼のことを忘れないよう毎日ロコロコミックを読んだ。 夏だ。 私が一番嫌いな季節だ。 気持ち悪くなる。私の命に関わってくるのだ。 私は昔から夏は無理。外に出たくない。 だから日陰があるこの場所を選んだ。 彼に会う夢を見た。 起きた時彼に会えるような気がした。 私は町に降りて行った。 暑い陽が私を照らす。 ついて辺りを見回す。何だか見覚えがある。彼だ やばい。体が段々、、花だけでも渡せれば、、、私は紫蘭の花を用意してきた。 こうなると分かっていた。彼の手に必死に花を伸ばした。文字が書けないから想いが届けば。 どうせ私の命なんて短い。最後にあなたに伝えたい。私の体は溶けた。。 んっ、花?綺麗。可愛い花だ。 町では原因不明の雪が降り続いていた。 どうでしたか?紫蘭の花言葉はあなたを忘れない、思い出、遠くの人を思う。という意味が込められています。考察できる人はしてみてください。感想、アドバイス宜しくお願いします。
[恋愛小説]恋と友情とライバルと
「七桜と気が合いそう、これから仲良くしない?」 それは4月、新学期のことだった。 私、相馬七桜(あいばなお)は、内気な性格もあって、あまり話しかけることができなかった。 そんなとき、私に声をかけてくれたのが、今の親友の、成川架恋(なりかわかれん)! 趣味も一緒、誕生日も同じ! 私は、そんな架恋が気になっていたのだ。 9月、修学旅行があった。 私は、もちろん架恋と同じグループになって、他の子たちとも恋バナで盛り上がった。 「私、海斗くんが好き!」 架恋が暴露する。 実は、私も海斗(かいと)くんが好き。 でも、親友だし、黙ってた方がいいよね! 私は、その場で「好きな人はー、いない!」とごまかし、乗りきった。 12月、クリスマス前。 「よかったら、私と、付き合ってください!」 「俺も好きでした!」 うそ! 海斗くんと架恋が、つっ、つっ、付き合った!? 「おめでとう!」 みんながお祝いする。 私は、その場に立ち尽くすしかなかった。 私の中の『恋』という名の何かが、ぷつりと切れた。 その日の帰り道、架恋はうれしそうに歩いていた。 「私と海斗くん、両思いだったみたい!」 「なんなの、こっちの気持ちも考えて!」 私は、架恋に怒ってしまった。 「は?なんなの!」 「架恋なんか嫌い!」 家に帰って、私は反省した。 なんであんなこと言ったんだろう。 自分が勇気を出して告白しなかったのが悪いのに。 それから2ヶ月後、2月。 私は2ヶ月も架恋と話していなかった。 私は、『あること』を言おうと決めた。 「架恋!」 「何?」 「もう、2ヶ月も前のことだけど、あのときはごめん。実は私も海斗くんが好きで、架恋が奪ったと勘違いしてた。でも、私には彼氏ができた。やさしい貴生くんなんだ!」 そう、私には新しい彼氏、武田貴生(たけだたかお)くんができた。 「七桜、私こそごめん。あの帰り道、自慢っぽく言っちゃったの、私だもん。2ヶ月、ちゃんと考え直したから!」 「架恋、これからも仲良くしよう!」 「うん!」 私は、幸せだ。 やさしい彼氏と最高の親友を持っているのだから! -end- お笑いが大好きなしずかです! 初めて恋愛小説を書いてみました! 感想お待ちしています!
時には過去を振り返って
「ほら前を向いてください。振り返ったらダメですよ」 お医者さんに言われた 「はい。わかりました」 ものすごく沈んだ気持ち 「頑張ってくださいね。さよなら」 そして病室を出て行った 電車に乗って 家まで歩いて 一緒に帰る そんな日常はどこかに逃げてしまった 「ただいま」 いつもだったらおかえりって言うのに。誰もいない部屋にただ懐かし匂いがするだけ 「思い出すな思い出すな」そう自分に言い聞かせる そんな毎日に慣れてきた時だった 今日も仕事が終わり玄関のドアを開け 「ただいま」 誰もいないはずだが明かりがついてる 「おかえり、空。」 あれは私の兄、陸の声だ 「陸?どうしたの?」 しっかりと陸の姿がある。 「どうしたの?って大丈夫?今日お盆だから」 ということは 「海は?」 そう海は私の弟 「いるよ。姉ちゃんおかえり」 私はその場に泣き崩れた。過去を振り返らずに生きてきた自分がこんなかを思い出して 「いいよ。時には過去を振り返ろ?そんな前ばっか見ても苦しいだけだろ?」 陸が私の肩に冷たい手を置いてくれる 「そうだよ。俺思い出してもらわないと来年帰れないよ」 海も手を置く 「うん。ありがとう。」 そして三人でご飯を食べて三人で寝る またむかしの日常が戻った 「姉ちゃん俺もうそろそろ帰らないといけない」 あの日から3日経った。 「また来年思い出してくれよ」 「うん。大丈夫。いつも思い出してるよ」 笑顔で送り出したい 「じゃあな。苦しくなったら、また後ろを振り返ってもいいんだよ」 涙がこぼれる 「わかった。さよなら、また来年絶対会おうね」 そして海と陸の冷たい手をはなした。その途端1人だけの部屋になった また今日も少し前までの日常が始まる end 目高です。 海と陸の亡くなった理由なんだと思いますか?事故ではないですよ。 最後まで見てくれてありがとうございます
いつまでも
僕の名前は“鈴木和音(かずね)。 この前、知り合いになった人がいるんだ。“琴音(ことね)”って名前。僕と同じ下の名前に“音”がついてて嬉しくなった。僕はいつのまにか琴音が好きだったんだ。優しい声に桃色の頬。本当に今までで一番好きになった人だ。 「かあさーん、遊びに行ってくるね!」 「最近いつも遊びに行っているわね。お友達でもできたの?」 「うん!琴音って名前の子。」 「…そう。じゃあね。いってらっしゃい。」 「行ってきまーす!」 いつもの道を走る。琴音のことを思って。 「琴音ちゃーん!」 「あ!和音。今日も来てくれたの?ありがとう。」 「今日は何をするの?」 「そうだなぁ。そういえばそろそろ弟の誕生日なんだ。」 「へー。花でもつんでプレゼントしよか?」 「うーん、でもいい。自分でやるわ。」 「へー。弟思いなんだね。」 「…ありがと。」 次の日。 「琴音ちゃーん!」 「和音!聞いてほしい話があるの。聞いてくれる?」 「もちろん!琴音ちゃんの頼みだもん!」 「あのね、守護霊って知ってる?」 「ええっと、亡くなった人が今生きてる人のことが心配でそばにいる」 「ええ。守護霊ってどんなイメージがある?」 「えぇ、怖いなぁ。だって僕が気づかないうちに僕のことをずーっと見てるんだよ。気持ち悪いな。」 「……へー、」 次の日。 「琴音ちゃーん!琴音ちゃーん!いないのぉー!」 琴音ちゃんが急にいなくなった。どうしたの?僕のこと嫌いになったの?僕は悲しくて悔しくてしくしく泣いた。琴音ちゃん、どこに行ったの?好きなんだよ。 夕食で大好きなカレーでも僕は元気にならなかった。 「和音、どうしたの?何かあったの?話してみなさい。」 母さんが優しい声で聞いてくれた。少しだけ楽になった。 「…はい。この前言った琴音ちゃんがね、今日いなかったの。僕何もしてないのに。悲しいよ。」 最後は涙声になってしまった。 「どんな会話をしたの?」 「ええと、守護霊の話。守護霊って気持ち悪い、って言ったんだ。それ以来何も話してない。」 「原因はそれよ。明日いつものところにお母さんを連れて行って、お願い。」 「…別にいいけど。」 「和音、ありがとう。明日は琴音ちゃんに会えるわよ。最後になるかもしれないけどね。」 …?最後?そう聞こえた気がしたけど聞き間違いかな。明日は琴音ちゃんに会えるといいな。僕の誕生日だから。 いつもの場所。 いつもなら琴音ちゃーんって呼ぶけどそんな元気がない。だってドキドキしてるんだもの。 「琴音!琴音!」 お母さんが琴音ちゃんを読んでいる。どうして?お母さんは琴音ちゃんに会ったことないのにね。 「……」 琴音ちゃんだ!琴音ちゃんの目には涙がつまっていた。そして涙の膜を壊した。 「おかあさん!おかあさん!」 「琴音!琴音!」 お母さん? 「和音、ごめんね。和音のお母さんは私のお母さんなの。…私たち兄妹だったのよ。」 …びっくりして声も出なかった。 「琴音ちゃん…」 「そうだ、和音。お誕生日おめでとう。ほら、和音の好きな花、コスモスだよ。」 ………そうだ!思い出した!小さい頃から僕には姉がいてコスモスをくれたんだ。でもどうして忘れていたんだろう? 「和音に私のことを思い出して欲しくなかったの。そしたら和音、泣いちゃうからさ。私の記憶を消した。でもこうして最後出会えてよかった。」 「……最後?」 「和音、今日は琴音が亡くなって四十九日経つから“あそこ”にいかなきゃならないの。」 「今までありがとね。和音、お母さん。」 「琴音…」 「琴音ちゃん…」 「じゃあね!どこにいても私がいるから!」 「待って!」 「……和音。」 「言わせて…、、、お姉ちゃん大好き!」 「和音…ううん、私の弟、大好きよ。」 「「「じゃあね!」」」 まばたきする間にお姉ちゃんは消えていた。
【恋愛小説】大好きだけど、大嫌い (スクロールしないでぇ!)
「もうお前、俺のこと大嫌いだよな。」 突然、もうすっかり冷めた目を向けられながら言われた。 「そんなことないよ」 優しい顔で君を見つめながらそう言おう、と思った。でも、その言葉はしまっておくことにした。だって君がこの屋上に来させたのは、私に別れを告げるためだから。私、見ちゃったんだ。君が他の女の子に告白してるとこ。きっとその告白が成功したら私に別れを告げることにしてるんだね。 成功...しちゃったんだ... 私は今にも流れそうな涙をグッとこらえた。 「うん。大嫌い」 そう言おう、そう言おう。そう言わないと君が私に別れを告げにくくなっちゃう... 「うん。大...」 何故だろう。言えない... あと3文字なのに。言えない。言えない... 「大好き...!」 思わず、言ってしまった。 「え?」 君は迷惑そうな顔をしている。 だよね。そうだよね。私なんか、迷惑だよね。 「大好きだけど、大嫌い。」 大嫌いだけ言うのは、あまりにも難しすぎて、少し難易度を下げた。 「大嫌いだよな。大好きは申し訳なくてつけたんだろ。正直に言えよ。俺のこと、大嫌いだよな。」 君は真剣な顔で私を見つめてくる。 「う...うん...」 私はコクリとうなずいた。 うなずくしかなかった。君はうなずいてほしそうだったから。 「そうだよな」 君は急ににこりと笑った。 何故だろう。いつもは君の笑顔が大好きで、君の笑顔を見るたびに私まで笑顔になるのに、今日は君の笑顔を見ると胸がとても苦しくなる。 「突然なんだけど、俺、好きな子できたんだよ。だから別れてほしい。お前も俺のこと嫌い、いや、大嫌いになったみたいだし、いいだろ?」 君はちょっと笑ってる。 はいって答えなきゃ。 さようならって言わなきゃ。 「さよう...」 ああ、また言えない。 「さよう...?」 君は私のさようならを求めている。 「さようなら...」 言ってしまった。 君はやっぱり笑ってる。 「じゃあな」 君はくるっと私に背を向けて屋上を去っていく。 ねえ、覚えてる? 君が私に告白したのはこの屋上だったんだよね。 心なしか、屋上の色が冷たい色に見えるよ。塗り替えしたのかな... 君が告白した時は、暖かい色だったよ。 屋上の色は、君の心も塗り替えてしまったんだね。 私は君のことを一旦、大嫌いにならないとね。君が他の子と付き合ってるのを見ても、「ああ、幸せそうだな」っていつか笑いながら見られるように。君に話しかけられてもいつか普通に返せるように。 ばいばい。 私の好きな人。 ばいばい。ばいばい... こらえてた涙が1粒、こぼれ落ちた。 大好きだけど、大嫌い。 おわり こんにちはこんばんは!ムーン♪です! 初めて恋愛小説を書いたので変なところもあるかと思いますが温かい目で見てください>< 感想・アドバイスをお願いします!! 最後に... 見てくれてる方、見てくれてた方!ありがとうございます!!! 私がした相談の答えの中に、「いつも見ています」など書いてあると、とてもうれしいです!! これからもよろしくお願いします!!! ☆バイムーン♪☆
私と彼の身長差
さっき、運命の身体測定をした。 「ぐぬぬ…」 また身長が伸びていた。 止まっていろ、あわよくば縮めと願ったのに、無慈悲にも伸びていた身長。これが私の悩み。 クラスの女子の中ではもちろん、男子にも引けを取らない。可愛くなるためにダイエットしたり、メイクの勉強をしても、こんな男みたいな身長じゃ無意味なのでは?とさえ思えてくる。 あーあ、とため息をついていると、頭の上にポンッと何かが乗った。 大きい手。 後ろを振り向くと彼氏がいた。 「なによ」 むすっとしながら彼を見上げる。 私の彼氏は私よりも、余裕で身長が高い。だから見上げることができる。 「俺、1.7伸びた」 彼は私を見下ろしながら、自分の成長具合を報告して来た。 「えっ、ほんと?私1.3!」 身長差広がった!と喜ぶと、 「別に小さくなくても、俺の彼女は可愛いですけど?」 と、そんなことを言ってくる。 お世辞でも嬉しいなぁなんて思っていると、彼がまた口を開く。 「てか小さくなりたいならさ…」 「え、なに、なんか方法あるなら教えなさいよ」 食い気味に質問をする。 熱量すげえな、なんて苦笑しながら彼は 「俺の部活入れば?」 と言った。 俺の部活…って、彼の部活は男バスだ。いや…。 「それは身長生かす方法でしょ?てか私はまず男子ではない。酷いぞ」 私は小さくなりたいのだ、あくまでも。そして私は女子である。 「いやちげぇって」 「何がよ」 違くないだろうと思いながら彼を見上げる。 すると、彼は軽く首を掻きながら、口をぱくぱくさせた。 「や、その…」 煮え切らない態度に、言いたいことがあるなら言いなさいよと催促しようとしたその時。 「男バスのマネになってくれねえ…か?」 彼は、視線をさ迷わせながらそう言った。 「え、マネージャー?」 「その…バスケやってる奴ら、身長高いし、あんま気にしなくて済むんじゃねぇの…?」 彼の耳が赤い。 (もしかして、前から思ってたりしたのかな…?) そんなことを察する。 前から、帰宅部の私にマネージャーをやってほしくて。 でも言えなくて。 今だ!って思って言ったの? …なにそれ。 可愛い。 そんな彼を知ってしまったら、無下にできなくなるのは当然で。 「じゃあ今日、見学行っていい?」 そう言うと彼の顔がパッと明るくなって、 「いっ、良いのか!?」 なんて聞いてくる。 「良いよ、それに」 彼氏のカッコイイとこ、見たいし。 そう付け足すと、彼の耳がさらに赤くなったのがわかった。 END 読んでくださりありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです。 寝る前に思いついて深夜テンションで書いたので、展開が速かったり辻褄があっていなかったりするかもですが、すみません…!しかも良くあるネタ…。 そんなこんなですが、感想やアドバイス待ってます。喜んで読みます!
喫茶MORE ふわとろパンケーキ
カランカランカラン…涼しい音を立てて鳴る風鈴。 カウンター席に着き鞄を下ろす。 すると奥から人が出てきた。 「いらっしゃいませ…あら彩ちゃん」 腰にエプロンを巻いて現れたのはこの店の店主、碧彩さん。 何歳かは不明だけどお母さんの妹だから…36くらいかな。 「どうしたの彩ちゃん」 タオルで手を拭いた碧彩さんが聞いてくる。 「カフェオレ頂戴。甘めね」 「OK」 何ヶ月か通っているから碧彩さんは私の好みを分かっている。 断然甘党だ。 「で?彩お嬢何か悩みが?」 「…」 やっぱ碧彩さんは分かってる。 私がMOREカフェに来る時は悩みがある時。 いつも碧彩さんに相談している。 「…私ってさ、悪いとこしか無いよね」 ポソッと呟く。碧彩さんはカフェオレを作りながら問いかける。 「具体的には?」 「えーと、不器用で協調性無くてトロくて…」 「ストーップ!!!」 店内に響く声で言う。びっくりした… 「彩?貴方悪いところしか見てないわね?」 「だって具体的に言ってって…」 「そうだけどさ。はいカフェオレ」 湯気がたったカフェオレを差し出してくる。 うん、いい香り。 味わいつつ碧彩さんの話を聞く。 「結局、ひとつに偏ったところを見ていてちゃ駄目なの。色んな視点から見るの。良いところ、ダメなところ。分けなさいよ」 いつの間にか隣でぎしぎし椅子を揺らしていた。 んなこと言われてもねえ…実感が持てない。 スプーンでかき混ぜていると急に碧彩さんが急に立ち上がった。 「彩、貴方明日MOREに来なさい。叔母さん命令よ!」 意味不明な事を言い放ち、奥に引っ込んでしまった。 「え…何よ碧彩さん…」 とりあえずカフェオレ代を机に置いて出て行った。 それにしても明日何が起こるんだろう…一晩中悶々と考え続けた。 「碧彩さんこんちはー」 来ようか迷ったが来た。 何が起こるか分からないけど。 いつも通りカウンター席に着いてゆったりする。 そういや今日は業者さんの移動が多いな…トラックが多い。 「彩ちゃん!」 「きゃっ!」 声のする方を向くと碧彩さんが居た。 「ビックリさせないでよ」 「うふふふ。あ、出来たかしら待っててね」 急に来たと思ったらすぐに行ってしまった。 一体何なんだろう。 その数分後、何かを抱えて(?)碧彩さんがやってきた。 「じゃん!パンケーキよ」 パカっと開けて出てきたのは色とりどりのフルーツが飾られたケーキ。 美味しそう、うっとりしていると何か碧彩さんが手招きした。 えーっ、早く食べたいのにぃ… 「こっち見てみて。何のフルーツのってる?」 「え?…林檎と梨と葡萄とキウイ」 「せーかい。じゃ次」 ナメてんの碧彩さん。そんくらい分かるわ!!! 「こっち。フルーツ教えて」 「桃とマンゴーと苺…」 「じゃ次」 あーもう嫌。早く食べたい。 「これよこれ」 「メロンと蜜柑と桜桃」 「大正解!色んな視点から見れた?」 …あ、そゆこと? 私に色んな視点から、を理解して欲しくてパンケーキを…? 「あはっ、彩ったら悪いところしか見てないからそんな追い込まれてるのよ。違う視点から見てごらん。違う世界が見えてくるよ」 最後はウインクして珈琲入れてくるって言って奥に入った。 「私の良いところ…」 呟いてみる。良いところは無いけど悪くないところはあるのかな。 今まで何難しい事考えてたんだろ。 何か碧彩さんのお陰でスッキリしたじゃない。 業者さんが来たのもきっとフルーツを沢山頼んだから。 意外に碧彩さん優しい。 って、こんな事思うなんて…事実だけど認めたくないな… もう、食べてやるんだからね!! テーブルに置いてあるフォークを取ってぱくりと食べた。 その直後碧彩さんが来て「あ、ズルい!」と子供のようにはしゃいでいた。 フルーツケーキは今までも食べたことあるけど今日のは人生で一番美味しかった。 こんにちは初奈です。 字数省略で漢字が多くてすみません… 読んでくださいありがとうございました。
青春(アオハル)になれない私達。
小説や漫画の世界だけにある青春は、残念ながら私達には存在しないのだ。 「よっしゃ!じゃ、ジュースはヨッシーのおごりで~」 今時、たかがジュースの為にわざわざジャンケンをして、騒ぐ女子高校生がいるだろうか。 「くそぅ…。チョキ出すべきだったぜ。俺今月金欠なんだけど~」 今時、小学生の男子並にくだらないことで後悔する男子高校生もいるだろうか。 「はいはい。逃げないー。あ、私烏龍茶で」 残念ながら、いるのだ。 私の目の前に二人。 「わあったよ…。千捺は?」 千捺…というのが、私の名前。 片寄千捺(かたよせちなつ)なんてどこかで聞いたような響きのする名前だけど割と嫌いじゃないな。 「私は~、『アメリカンバナナレモンティー』」 私がそう答えると、ヨッシーこと宝良樹(たからよしき)と赤井沙久(あかいさく)が決まってつっこむ。 「いや、またそれかよっ」 「名前からして怪しげな輸入飲料なんですけど~」 二人の少々おふざけも交えたつっこみは、最近笑い不足の私に笑顔を与えてくれる。 「あはっ。あ、でも味は確かなんだから!」 私がそう推すと、珍しく良樹が自動販売機をしげしげと眺め、 「ふーん…。なら買うか」 そう言い小銭を入れ、飲み出す良樹。 すると… 「…おおおおおおおぉ」 突然良樹が叫び出した。 「やっぱ、まずい?」 「美味いでしょ?」 サクと私が交互に聞く。 私的には、バナナとレモンが絶妙にマッチしたあの味が美味しいんだけど…。 「クセになりそうな…」 「だよねっ!」 「まずさ。」 「ええ~!?」 その会話にサクが腹を抱え笑い出す。 私達は、幼なじみでも何でもないけどいつもこんなくだらない会話で盛り上がっている。 私的には、どんな青春よりも平凡なこの日常が好きだ。 すると、良樹が私にその『アメリカンバナナレモンティー』の缶を差し出す。 「捨てんの勿体ないしやる。」 私は、「ああ」と言い受けとろうとしたのだかその前に、サクが小さく悲鳴をあげた。 「えっ、ちょっ…」 既に受けとった缶を私が飲むと 、サクは更に悲鳴をあげた。 「サク?どしたん」 私がそう聞くと良樹も頷く。 すると、サクが珍しく頬を赤らめた。 「いや…それさ…か、間接キッスてやつじゃん…」 今の「キッス」のようにサクは、言いにくいことは伸ばしてしまう癖があるらしい。 私は心の中で、「確かに…」と思ったがそれが何?という感じ。 良樹も同じなのか、当たり前のようにサクに言った。 「別に俺は気にせん~。特に相手が千捺だし?」 「はぁ!どーいう意味よ」 すると、何故かどんなときも笑顔のサクが顔を曇らせた。 そして、私の手を引いた。 「千捺と話あるから。」 私は良樹から離れた場所に連れてこられた。サクったらどうしたの? いつもの100倍くらい顔が真面目なんだけど。(何気に失礼) すると唐突に語り出した。 「私高校入ってから、ずっとヨッシーが好きなの」 少し絶句した。多分口がポカーンと開いてると思う。 「それでね。ヨッシーが千捺の事が好きな事も知ってるの」 …ん? 「でも。私はヨッシーが好きだから諦めないよ。」 「あの、私別に良樹の事なんか」 私が口を挟むと、サクが「それも知ってるから諦めないの」と真っ直ぐ言い、良樹の待つ場所へ戻った。 私も混乱した気持ちで戻った。 「なぁ。今度さ俺らで夏祭り行かん?」 良樹がいつものノリで誘ってきた。「何の話だったの?」と聞いてこないのが良樹の良いところだ。 「おっ。私は行くよ~!千捺は?」 そう聞いてきたサクの目が闘志に燃えている気がして、思わず「行く!」と返事をした。 サクの反応が気になったけど、いつもと同じ笑顔だったので安心した。 そして。私は一瞬良樹の目が半月型に笑ったのが見えた。 そして、気付いた。 "私は良樹が好きなんだ" 平凡な日常がアオハルに変わる瞬間を私は知っている。 ひとまず、夏祭りに向けて大好きな良樹と、大親友のサクと楽しめるようにしないとね。 END どうも!作者の利久です~ サクちゃんは、いい子で笑顔だけど本当は辛い、という気持ちを感じてほしいです。 感想やアドバイスがあれば、書いてくださると嬉しいです。
8月31日の憂鬱
「結局今年の夏休みも何もしなかったなぁ...」 興味の無いダイエット商品のテレビショッピングを横目に、アイスにかぶりつく。 冷えていて美味しい。火照った体を心地よく冷やしてくれる。 本当は宿題も終わっていないが、今はやる気がどうしても起きない。 「明日も夏休みが続けば良いのにな」なんて馬鹿らしい事を思ってしまう。 恐らく暑さで頭がどうにかしてしまったのだ。 まあ良い。このアイスを食べ終わったらまた宿題を再開しよう。 全ては暑さのせいだ。全て暑さに文句を言えばいいんだ。 こんにちは、大福餅です。 本来ならまだ夏休みだった人も多かったのだろうなぁと思って書きました(私は学校の都合でコロナウイルスが無くても少し早く始まる予定でしたが)。因みにこの主人公のモデルは例年の私です(笑) 毎年最終日まで宿題を溜め込んじゃって夜までやってます。まだ前半か~、まだまだ長いなぁとか思ってるとすぐ後半になって終わっちゃうんですよね(笑)意外と呆気ないもんですよね... なんの変哲も中身も無い小説(なのか?)ですが、良ければ感想お願いします(^^) ではまた!
【短編小説】【恋愛】 病弱な貴方へ
愛する貴方、エディへ 貴方はいつも喫茶店の端の席で、ホットココアを飲んでいたね。 いかにもブラックコーヒーを飲んでいそうな雰囲気だったから、 少しびっくりしちゃった。 私にフレンドリーに話しかけてくれたのは、凄く嬉しかった。 会社では、いつもお世話になりました。 私が困っていた時、よくアドバイスをくれたよね。 貴方は、病弱でもありました。 いつも持病の薬を持ち歩いていて、よく咳も出ていた。 辛かったよね。救ってあげられなくてごめんね。 だけど、私はだんだんと貴方に惹かれていきました。 優しくて、何でも見透かすような透き通った目。 温かみのある雰囲気で、一緒にいると安心した。 ある日、貴方は私に一本のバラを差し出して、こう言ったよね。 「僕と結婚してください」って。 つきあっていた訳でもなかったけど、私はすぐにokしたよ。 ずっと、大好きだったから。 (後で知ったんだけど、一本のバラの意味って『私にはあなただけ』 だったんだね。私も同じ想いだよ。ありがとう。) 結婚式、一生で一番素敵な思い出になりました。 しばらく普通の生活を送っていたけれど、ある日突然貴方は 難病にかかってしまいました。 毎日私は病院にお見舞いに行きました。 だけど、貴方の調子はどんどん悪くなっていったの。 そして遂に、お医者さんは言いました。 「もう助かる見込みはない」と。 私は泣きました。だって、当たり前でしょう? 私にとって、貴方は最愛の人なんだもの。 貴方に残された余命を充実したものにしようと、 私は毎日貴方の側にいました。 でも、とうとうこの日が来てしまいました。 貴方はふっと目を閉じて、そのまま目覚める事はなくなってしまった。 悲しい。貴方が私の人生の全てだったのに…。 長い手紙になってしまいました。 全部読んでくれたかな。 私はいつも、貴方の幸せを願っています。 貴方が次生まれ変わった時、楽しく生きられる事を願っています。 私はここでずっと、貴方の事を誰よりも想い続けます。 だから、貴方にもし出会う事ができたなら、私は貴方を真っ先に 抱きしめる。それぐらい、貴方の事を想っています。 貴方の次の人生に、幸せがありますように。 幸せが、見つかりますように…… 貴方の恋人 キエラ end 初めて大人の恋愛を書きました。手紙形式も初めてです。 コメント待ってます 私の過去の作品も見てくださると感激です(^○^)
アルバム
懐かしい匂いにつられるのは何故だろう。 戻りたいからかな。 楽だった頃に。 気楽で毎日が楽しい頃に。 けど、戻った先にはこれから起こることを知らないあなた。 そんなあなたに私は普通に接せる自信がないよ。 全てを知ってる私に楽しみはあるのかな。 懐かしい楽しみを味わうのは幸せかも知れないけど、将来を知ってるのは平和すぎるね。 けどなんも知らないスリルが欲しいわけじゃない。 何にも知らずに笑いかけてくるあなたに、私は笑い返せるのかな。 戻ったら、また未来に戻りたいって思うのかな。 進むこと考えられないよ。 結局自分勝手で、完璧主義で、失敗なんて罪で。 決めつけてるのは自分。 傷つけてるのも自分。 嫌だしか出てこない脳みそは過去が嫌い。 私が嫌い。 アルバムを見るたびに思い出す、 後悔と懐かしさ、戻りたさ。 また私はコンベアに乗って進んで、今の頃を懐かしむのかな。 なんなら止まっていたい。 思考停止状態で、みんな止まって、動かない世界。 進歩も、後退もない世界。 一番平和なのかもしれない。 アルバムを閉じて、横たわる。 どっかの世界で私が止まる。 コメント 手短に…。 なんか目覚まし時計おっことして秒針どっかに行ったのでおもいつきました。 読んでくださりありがとうございました。 ではまた次の機会にー。 by地縛霊
[短編小説]満月の夜は
「好きです!付き合って下さい!」 私、内田美咲。 部活終わりの、満月の夜。 勇気を出して誘って、勇気を出して告白した。 こんな勇気を出したのは生まれて初めてだ。 相手は、桃山レイ君。 イケメンだけどぶっきらぼう。 でも、そのぶっきらぼうな所が人気の秘訣。 返事は───── 「ごめん」 …そっか。そうだよね。 こんな平凡女子を好きになる人なんて誰もいない。 私は下を向きながら涙を流し、その場から立ち去った。 「待ってくれ!!」 私は涙を流しながら後ろを振り返った。 「え…?」 ハアッと息を整えて、真面目な顔で私を見た。 「ごめん。そういう意味じゃない。お前に先に言わせてごめん。俺も好きだ」 「え…?」 「悲しませてごめん。俺は、中1の時からお前のことが好きだった。でも、自信なくて言えなかったんだ。女の子に言わせるなんて、ダセーよな。…でも!これからは、こんなことさせない。俺が守る」 …! 「あ、あり、ありがとう…!…優しいね」 「…俺ぶっきらぼうだから。優しくするのはお前だけ」 !! ドキドキと、私の胸が鳴る。 「守るから。一生…」 「…なんか、プロポーズみたいだね///」 「え…///そういうつもりはなかった。でも、そういうつもりがいい」 「私も…。ずっと一緒にいてね…」 「…そーゆーのは、男が言うんだぞ」 ぷくっと頬をふくらませる。 私は思わず言う。 「可愛い」 「ずるい!そーゆーのは俺が言わなきゃ…」 「そんなの関係ないよ。…お互い好きなんだから」 まん丸な月の下に、ふたつのシルエットだけがが並ぶ。
貴方の頑張りに、かんぱいっ!
人生、何があるかわからないよね。 わたしだって、わからないもの。 でもね、生きているってすごいと思うの。 だって、辛いことや悲しいことを乗り越えてここにいるんでょ? それって、すごいとだよね。 誰も認めなくても、分からなくても。 頑張っているあなたはすごいから。 きっと、自分を誇りに思える。 あなたのこれからの人生に。 辛く、悲しいことを乗り越えてきたあなたに。 あなたの強さに、すごさに、頑張りに。 かんぱいっ! 終わり 作者のレモンです。下手ですが、感想聞かせてください! よろしくお願いします!
短編小説「十五夜草」
ぼんやりとした朝だった。 「別れよう」 その一言だけが送られてきた。 彼とは三年くらい前から付き合っていた。仲は良かったが、だんだん疎遠になっていった。自然消滅というやつだ。だから、このメッセージが届いた事にもあまり驚かなかった。今更か、とさえ思った。 答えは決まっている。 「そうだね」 私はそう文字を打ちかけて、手を止めた。というか、手がうまく動かなかった。これじゃまるで、私の本能が彼を繋ぎ止めようとしているみたいじゃないか。お互い、とっくに気持ちは冷めているはずなのに。 しばらく、彼と付き合ってからの事を思い浮かべた。三年前、告白したのは彼の方だった。買い物や遊園地に出かけたり、毎日それなりに楽しかった。疎遠になっていったのは、確か別々の大学に入ってからだ。 そこでふと考えた。私は彼に、自分の気持ちを伝えた事があっただろうか。告白したのも別れを切り出したのも彼だ。関係が希薄になってきた時も、会いたければ会いたいと言えばよかったのに、変なプライドが邪魔をした。本当に素直じゃないなと我ながら呆れた。でもそれも今更か。過去を引きずるなんて私らしくない。 「そうだね。今までありがとう。」 そう送った。 なんだかすっきりしない気分だ。少し散歩にでも行こう。 一休みしようと公園のベンチに座ったところで、傍らに咲いた淡い紫の花に気づいた。多分「シオン」という花だ。幼い頃、植物に詳しい母が教えてくれた。花言葉は確か…。 思い出し、私は苦笑した。 こんにちは、作者のみよはです。 私は素直になれない事が多いので、書いていて主人公に共感することがありました(笑)。 シオンの花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」です。 ちなみに題名は、シオンの別名です。秋に咲くからだそう。 それでは、またどこかで。
魚のキモチ(読んでくれると嬉しい!)
僕の名前は「アジ」家族のみんなも「アジ」。 今日も海の中での生活が始まる。 しかし! 「アジ!」「危ないぞ!」と父アジと母アジが言う。 後ろから迫ってくるのは…「網」だ! 「兄アジ!」と家族が叫ぶ。 僕はそのまま網に絡まって海の外へ出ていってしまった。 「△□#ー~」人間の言葉は分からない。 だけど何か言っていることは分かる。 そんなことを考えていると、僕は船から放り出されなにやら氷と水が入った箱に入れられた。 ……僕は今食べられている。もう僕は死んでしまった。 だけど、こうして僕を食べている人のことは見える。死んでしまったためその人の声も聞き取れる。 僕を食べているのは女の子だ。 「ママ!このアジとってもおいちぃよ!ママも食べるでちょ?」とカタコト語でお母さんに言う。 「あーん」 「本当においしいね!」 僕の心はあたたかくなった。 君も大事に僕のことを食べてね。 【タンタンから】 本当はありえないけど、ちょっとジャンル変えてみました! 辛口は控えてもらえると嬉しいです。