短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
空から君を見守っている
その少女は、何かを叫んでいた。 『美穂、気を付けて……気を付けて……!』 美穂ってーー私の名前じゃないか。 叫んでいたのは、白いワンピースをまとった髪の長い少女。目から、宝石のような涙がこぼれ落ちている。 『美穂!』 ーーそこで、目が覚めた。 自分の部屋のベッドの上。朝日が眩しい。 「なーんだ、夢かぁ」 呟いて、布団の上で伸びをする。 ……っていうか! 「遅刻じゃん!」 目覚まし時計の秒針を見た私は、頭を抱えて、ぐしゃぐしゃと髪をかき回す。 「あぁー、んもぅ!」 数分後。 「行ってきまーす!」 ドアに体当たりするみたいに外に飛び出し、ランドセルを揺らしながらアスファルトの上を駆ける。 あいにく今日は蒸し暑い。汗がだらだら垂れてくる。 ーーん? 私は、体に異変を感じて足を止めた。なんだか足がフラフラする。立っていられない。目の前がぼやけていく。 ーーまさか、熱中症? ついに私は、倒れた。 『あーあ、朝、あんなに警告したのにさ』 気が付いたら真っ白な空間にいた。振り返ると、今朝の夢に出てきた少女が、ため息をついている。 少女は私を見て言った。 『いい、美穂。あんたは本当はこのあと、熱中症で倒れて重体になって、病院に入院する予定だったの。で、あたしがそれを変えにきた』 「だ、誰?」 おずおずと尋ねると、少女は呟いた。 『私の名前は橋野 風子……これでわかるでしょ?』 え! 私は驚いた。 「それ、私のお姉ちゃんの名前よ! 私が小さい頃に天国に行っちゃったけど。じゃあ、あなたは私の死んだお姉ちゃん……?」 少女は小さく頷いた。 『美穂に長生きして欲しかったの。だから、あなたの運命を変えにきた』 それだけ呟いて、私の肩に手を当てた。 『今からあなたの熱中症を治す。ちょっと待って』 私は肩を押さえられたまま叫んだ。 「『待って』ってこっちが『待って』よ! もうお姉ちゃんとお別れなの?」 『これ以上ここにいると、美穂は元の世界に帰れなくなるの』 淡々と告げるお姉ちゃん。しかし、いきなり優しい顔になった。静かに話し出す。 『ねえ美穂、聞いてくれる?』 「……うん」 『私、美穂のこと大好き』 お姉ちゃんは泣き出した。 『もっともっと話したい。でもこれは美穂のためなの。これ以上この世界にいたらあなたは消えてしまうから。私はあなたに長生きしてほしいから。私の分まで』 私も泣き出した。 「お姉ちゃん……」 そのとき、私の体が透明になってきた。お別れだとさとった。 「お姉ちゃん、ありがとう!」 出来るだけ大きい声で叫ぶ。後ろでお姉ちゃんも叫んでいた。 『あたし、あなたのことずっと見守ってるからね!』 次の瞬間、私は元の道路にいた。お姉ちゃんは、いない。 でもきっと、お姉ちゃんは、私を見守ってくれている。 空を見上げた。なんだかそこで、お姉ちゃんが笑っているような気がした。 久しぶりの投稿です、むぎわらぼうしです!感想よろしくお願いします。辛口なし、タメオッケーです!
最後の一本、誰が飲む?
「あっじゃあ心音の家でいい?」 「あー良いよ、そうだ彩花、久美子も誘おう。久美子も今日遊べる?」 「うん。遊んでいい?」 「どんとこい、私の家は駄菓子屋なのでね、お菓子は大量にあるぞ」 「ふふっ、体重超増加コースだね」 ということで遊ぶことになった。私は、天野心音、中学2年生。そろそろ約束の時間だから来ると思うんだけど、なかなかこない。だから、ラムネを用意した。昔ながらの強炭酸のやつ。準備をしている間に2人は来た。なんてタイミングが悪い。まあいっか、と二人を迎えた。 「おおっ、いらっしゃい、中、冷房効いてるよ」 「ありがと、お邪魔します」 「ほい、ラムネですぞー、今日もキンキンに冷えてるよー」 私は彩花と久美子にラムネを手渡した。それを飲みながら、喋ったり、テスト勉強をしたり…… 急に久美子がこんな話を振った。 「ねぇ彩花と心音、もしさ、このラムネ、次が最後の一本だったら、3人のうち、誰が飲む?」 「いや、それはもう私でしょ」 「心音、私でしょ」 「いやそこは3人で分けようよ」 久美子が仲裁に入った。まあ確かにそれが一番だよね。 「じゃあさ、もし最後の一本になったら3人で分けて飲もうね」 『うん!約束だよ!』 こんなことはないはず、だけど、とりあえず約束した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「朝………か」 私は岡本心音、28歳。結婚もして、大人っぽくなって、まぁまぁいい企業にも就けて結構幸せな人生を過ごしていた。朝が苦手なのは子供の時から変わらないけど。 ちょうど2ヶ月前くらい、パパが死んだ。59歳と、早死にだった。今はママがひとりで駄菓子屋を営業してる。ママはしっかり者だからしっかり営業できているみたい。今日はその様子を見に、彩花と久美子と私で駄菓子屋に行くことにした。 「わぁっ、久しぶり!彩花も久美子も髪切ったのね、さっぱりしてる」 「うん………どうかな?」 「やばい、めっちゃ似合ってる」 喋りながら駄菓子屋の前まで来た、その時だった。 「ああっ、心音ちゃん……だったっけ、お母さんが……」 知り合いのおばさんが声をかけた。駄菓子屋の中には、お菓子の棚と、最後一本のラムネと倒れたママがいた。急いで救急車を呼んで、ママの意識が戻るのを病室で待った。でも、ママは還ってこなかった。泣きながらも駄菓子屋に帰った。その頃にはとっくに夜だった。いつものテーブルで二人に慰められた。そして久美子が何かを思い出したかのように、ラムネのボトルを持ってきた。昔ながらの強炭酸のやつ。 「二人とも、覚えてる?あの約束。」 「そういえば…… 「ねぇ彩花と心音、もしさ、このラムネ、次が最後の一本だったら、3人のうち、誰が飲む?」 「いや、それはもう私でしょ」 「心音、私でしょ」 「いやそこは3人で分けようよ」 久美子が仲裁に入った。まあ確かにそれが一番だよね。 「じゃあさ、もし最後の一本になったら3人で分けて飲もうね」 『うん!約束だよ!』 「ほら、3人で分けようよ、これが最後なんでしょ?跡継ぎしないらしいし。」 「……そうだね、せっかくだから、中学の時お気に入りだったあのグラスで。」 そう言って、私は三つのグラスに出来るだけ均等に分けた。 「それじゃあ………」 『乾杯!!!』 最後のラムネはいつもの強炭酸のやつのはずなのに、今までとは違う『青春の味』がした。すぐ飲み終わっちゃったけど、なぜかいつもより美味しく感じた。 『じゃあ、彩花、久美子、そして私も。この味を永遠に忘れないでね!』 『もちろん。絶対忘れない。』 私たちは、指切りを交わした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー もちもちです。感想とか書いてくれると嬉しいです^_^是非次も見てくれると嬉しいです。
淡青色の涙。撫子色の頬
私は結きゃっ!あっ。すいません!!ゆ…結花です。 私はとっても泣き虫で。 ちょっとしたことですぐ泣いてしまうんです。 みんなに迷惑かけちゃって私ったら本当 馬鹿みたいだなぁって…… ばかみた……い……ふぅ……うっ…… あぁーあまた泣いちゃった。 「何泣いてんの?」 「ふぇ?」 「あ…な……誰?……ちょっと待ってください!! 泣き止みますから……」 「あ。そう。」 「はぁ…泣いたっていいじゃん。結花。」 ゆ、結花!?呼び捨て?? 「な…ん………で?……誰?貴方…」 「俺は羅。何でって…綺麗だよ。」 綺麗?何が?泣いて迷惑かけて? 面白がってんの……!!? 「何が……??面白がってんの?」 今度は怒って…喜怒哀楽激し過ぎ…… 「綺麗だよ。君の涙。淡青色でとっても。」 たん…せいしょく…… 綺麗? 「本当?」 「あぁ」 「ら、羅!!」 「ん?あ。待って。言わないで。」 好きだから。なんて言おうとしちゃった。 迷惑だったか…… 「俺は恋しちゃダメだから。でも。君のことは大好きだよ。」 「な…で…」 手を差し出した。 ふわぁ 触れない。触れられない 「俺は生きてるかもわからないから……ごめん…ごめん…」 ……恋しちゃダメ……!!なら… 「うわぁ!!」 私は羅を引っ張った 「!?結花…」 キスした。 ふ……れれる………? 「キャァッ!!」 視界が光って何も見えない 「ん…ん………羅?」 「れれる………」 「え?」 「触れれる。物に……物に触れれる!!」 「結花!!」 「うわぁ!!」 お、お姫様抱っこ!? 「俺と結婚してくれないか?」 羅…!私も…… 「私も…!羅と結婚したい!」 「結花の顔撫子色。」 「ふふふ!」 淡青色今撫子色に変わる
車椅子の君と秘密の箱庭。
「ここが私のお気に入りの場所なの」 と、彼女が扉を開けた瞬間、懐かしいような爽やかな風が僕らの頬をかすめていった。 ーあれは今から1週間前のこと… 「涼、ちょっとだけバイトしてみない?夏休みの間だけ。」 と母が言った。普段そんなこと言わないのに。 「バイト?なんで?」 「そのお嬢さんが車椅子なんだけどその友達の家って広くて移動が大変なんだって。あと人手を足りないらしいし」 特に部活動にも参加していない俺はそのバイトをやってみることにした。 「…こんちわ、涼です。今日からお願いします。」 「はじめまして、私は美奈と申します。こちらこそお願い致します。」 彼女は、生まれつき歩けないらしい。それから1週間、俺は彼女の足となった。そしてある日 「私のお気に入りの場所へ涼君も行きませんか?」 お気に入りの場所…秘密基地的なところかと想像し、承諾した。 「はい、そこを右に。そしてそこの本棚をゆっくりずらしてみて下さい。」 ズズズ… おぉ…開いた。 「ここは私だけが知ってる場所なの。小さい時から何かあったらここに逃げて来たんです」えへへと彼女は笑う。そういえばこのバイトはあと3日で終了だ。 「あの…このバイト、続けることってできますか?」 「え…続ける…?」 「はい、貴女のことをもっと知りたくなりました」 すると彼女は笑った。 「とても嬉しいです。私のことなんて、誰も見てくれなかったから」 「俺がずっと一緒にいるよ。」 「はい…!」小鳥の鳴き声が弾むように、響いていた。 ーend-
まりおねっと。(考察要素アリ)
苦しい。 息ができない。 悲しい。 そんな気持ちが、いま私の心の中を渦巻いているなら。 君はどんな顔をする? 悲しそうな顔? 心配そうな顔? 嬉しそうな顔? 君のどんな顔だって美しいだなんて、言えないが。 私が出てくる悲劇の物語など、稚拙な悲劇の物語。 きっと、きっと、 君が主人公の方がいいはずだ。 君がヒロインで、私が悪役。 これが最高の組み合わせ。 君が喜ぶ顔が見たい。君が悲しむ顔を見たくない。 そんな思いは、私の立ち位置ではかなわないのだろうか。 小さな、小さな箱の中。動かされる私。 意思もない幸福を得た私を見て、幸福を望む君は悲しむだろう。 小さな世界で、運命が決まった私たち。 感情を、失って。操り人形になって。 哀れなヒロインなんて、表側。 ひとつひとつ君を傷つける言葉を放って、心では悲しんでいる。 だから、私は。 ヒロインは悪役を守りたいのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうも、夜です。 考察要素を入れた物を書いてみました。 自由に彼女の物語を想像してください。返信欄に書いてもいいです。 滅茶苦茶わかりやすいですよね?すぐわかったなら教えてください…アドバイスと小説のネタも・・(おい) ばんばんリクエストください。書けるかどうかは別として。(おい) 今度リメイクして書き直そうかな… あ、恋愛小説は書けません。無理なんです。(駄作者の極み) えぐい戦闘物とかは書けます。普通の人は逆ですよね? あ、長くなりました。それではここで。 さようなら。 by夜@米民
幼なじみに片思いしています
「証、覚えてる?」 私は心の中でつぶやく。 あかし、とは、私の幼なじみ。 そして私の、好きな人だ。 私は、証との思い出を思い出していた。 幼なじみでカラオケに行ったこと。 証の家で遊んだこと。 どれも小学校の頃の思い出。 証はなにも、覚えてないんだろうな。 証は私のこと、ただの幼なじみ、って感じていると思う。 私は、「幼なじみ」という単語を聞くたびに、 証のことを思い出して 体が反応するというのに。 私の切ない、片思いだ。 「あのさ…」 私がげた箱に向かっていると、声をかけられた。 証の声だ。 私じゃなくて他の人に話しかけたのかな、 と思いつつ、後ろをふり向く。 そこには証がいて、私を見ている。 中学生になりクラスがはなれ、 証と話すことはあまりない。 私に話しかけるなんて、めずらしい。 「島崎。」 しまざき、と、私の名前を呼ばれた。 2人きりのときは下の名前で呼ぶのに、 学校だと苗字で呼ぶよね。 「なに?」 「最近元気ないみたいだけど大丈夫?」 ええ!心配してくれたの! 「うん。」 大丈夫、とは言ったけど、元気ではない。 あなたとしゃべれなくて落ち込んでるんですよ~。 証は気楽でいいよね。 そういうところ、ずるいと思う。 「大丈夫ならいいけど。」 証は手をポケットにつっこみ、 私の顔をのぞきながら言った。 どきどきどきどき!私絶対顔赤い! 「じゃ、ばいばい!」 私のこと見ててくれたの?…そう聞きたかったけど、 勇気がなかった。 ま、いっか。 私は証と話せただけで満足。 とてもうれしい! 私は、証が帰っていく後ろ姿を見送った。 いつの間にか大きくなったな、と思いながら。END 読んでくださりありがとうございます。 私も、幼なじみに恋してたことあります。 感想待ってます!
おかしいアイツとワラ人形(こわい話)
M「呪いなんて、あるわけないじゃん?」R「は一?」 オレはR。小五。今は、休み時間。Mと、他のやつら2人と話している。 M「あとさ、神とか信じるヤツ、バ力だよ」R「何言ってんだ」 こいつはM。ユウレイとか、守ごレイは信じるくせに、呪いと神を信じねえ、おかしいやつ。 R「何で、ユウレイとか信じるくせに・・」 R「お前、呪ってやんぞ~?」他の2人「あはははは~っ」 家についた。 別にオレだって信じてない。とゆ一か、興味ない。 ホントにやっちゃおっかな~ワラ人形とか。 ワラとか何か知らんし、公園にあるかれ草をてきと~に集めて、輪ゴムでしばって人がたにした。 ど一しよっかな~・・・・・ もしも!もしもの時のために・・けがみたいなのは・・そうだ! テ一プでがっちり自分の部屋のべットにはりつけて、身動き取れないようにした。じゃ、オヤスミ~ 先生「Mさんは、休み・・」R「・・え?(小声)」 だれか「ど~してっすか?」 先生「何かね・・体が動かないって・・」ザワザワ「え?ビョ-キ・・?」・・ヤ、べ・・どうすれば・・ じゅぎょうなんて、頭に何も入ってこなかった。 家であせってビビりまくった。そこでオレは思った。「そうだ!ワラ人形をビリビリにして、無くしちまえば、こう果が無くなるかも!」 あせりすぎて、オレはどこかがおかしくなっていた。すぐにワラ人形を、ちぎって、バラバラに、無くして・・・。 先生「みなさん、よく、聞いて、くださいね・・M、さんが・・お亡くなりに、なりました・・・亅 先生は、泣きながら、確かに、そう言った。その後、二ュ一スで見た。 「OO県△市で、Mさんという方11才が死亡しました。死体は、バラバラにされていて、はん人は分かっていないようです。」 「・・・あ・・・・」このころだった。オレが、正気にもどったのは。 私はKです。△市で、小五の先生をやっています。クラスせいとのMくんのなぞの死で、日常がふつうではなくなりました。どうして・・ 今、二ュ一スを見ています。あれ・・? 「OO県△市で、Rさんという方11才が死亡しました。はん人は、分かっていません。死体はバラバラになっており、 けいさつは、3日前のMさん死亡事けんと、関連があるとみています。」 りんりんです!初小説~! 最後は、ナゾエンドにしてみました!考察コメントおねがいします! 私は、4つ説が思いうかびましたよ。4・・不吉・・, これからも書いていくつもりです!よろしくおねがいします!!
吸血鬼が恋しちゃダメですか?
みんなは、大切な人っているかな? 私は…こころに決めた男がいるの!種族?そんなの関係無い…!自分が愛している人を愛して何が悪いのよ…!でも、彼は、私に振り向いてくれない。。 [魔界学校のとある休み時間] 生徒A『おい人間お前魔法も使えねぇんだろw?』 レイ「うるせぇよ、別に魔法だけが学問じゃねぇだろ?」 生徒A『負け惜しみかよぉ!w』 レイ「はぁ、、、」 生徒A『来たぞw例の女子だなw』 吸鬼「うぉぉぉいっ!レイくーーーんっ!バシンッ」 生徒達『クスクス…』 レイ「痛ぇよぉ…w」 吸鬼「えへへっ…ごめんね…!」 ~そう、私の前ではどんなときにもレイくんは笑ってくれる~ ~そう、吸鬼がいるから俺が笑える~ 吸鬼「ねぇ、なんでレイはぎこちない笑いしかみせないの?違う表情も見てみたいなぁ…!」 レイ「う~ん…それは…いつか一緒に人生を添い遂げるパートナーにならない限り違う表情を見せないっていう俺のモットーだ…w」 いつか、絶対にレイの違う表情をみたい…添い遂げられるようなパートナーになってみせるんだから…!
悩み事
思い。 私、栗原千代(くりはらちよ)。生徒会の書記なんだ。 でも、頭がいいとかじゃなくて、普通に受かった、って感じ? だから頭は正直いって悪い。 しかもそれに悩んでる。 で…問題集がぜんっぜんわかんないんだよ…。 うぅぅ…。 「…栗原、うるさい。」 目の前にいたのは、この前転校してきた柴 蘭(しば らん)くん。 なんでも完璧ですっごいモテるんだよね…。でも、本人は全員振ってるらしい。 …無愛想なんだなぁ…。 「わ、私…うるさかった…?」 「うるさい。勉強の邪魔。わからないとこあるんなら教える。」 「へっ?じゃ、教えて!」 「…どこ?」 「全部。」 一瞬で無愛想な顔がしかめっ面に変わる。 「えへへ…。」 「…時間がかかりそうだから家行くぞ。」 「え?」 柴くんの…お家!? 柴くんのお家かぁ…。いってみたいかも! 「わかった!行く!」 「…嬉しそうだな…。」 「いやぁ…まぁねぇ…。」 「…はっ?」 「入れ。」 ちょ、ちょっと待って!?柴くんの家が豪邸なのは知ってるけどこんなにすごいの!? 私の家の30…いや、50倍くらいなんだけど!? 「あ、お兄ちゃん、お帰りーっ!」 「…お茶とお菓子。客だ。」 「はーい!」 えぇっと…柴くんのことをお兄ちゃんって呼んだってことは…弟? かわいいなぁ…。 全然似てない…。 「まずはここから。………。」 「終わったーっ!」 「はしゃぐな。早く帰れ。僕はこれから勉強する。」 こ、これから勉強!?私が考えてる間ずっと勉強してたのに!? 「遊ぼうよー。サッカーとかさー。お前運動神経抜群だもん。」 「無理。…僕は勉強しなきゃ…。」 「?そっかあ…。」 勉強しなきゃ?まぁ…いっかぁ…? トントン… 「あ、もう帰るの?」 「あ…」 あの言葉の意味、聞いちゃおっかなぁ…? 「ねぇねぇ、どうしてさ、柴くんって勉強しなきゃいけないの?」 「ふふっ…。」 弟くんが笑う。柴くんとは全然似てないけど、なんとなく目尻とかが似てるような気がする。 「お兄ちゃんね、発達障害なの。もともと頭すっごい悪くて、みんなにバカにされてた。それがお兄ちゃんは悔しくなって人一倍…いや、もっとかな、勉強を始めたんだ。でもね、やっぱり覚えたことは忘れちゃう。だから…。」 「ずっと勉強してる…の…?」 「そう。」 そういった弟くんの顔はニコニコしていた。 「あ、ありがとう。じゃあね。」 「うん。さようなら。」 「柴くん…。」 ふと視線を後ろに戻すと、さっきまでいた部屋の窓が目に入った。 「そうなんだぁ…。」 どんな子だって悩んでるもんなんだなぁ…。 優秀な柴くんは悩んでる。 私も悩んでる。 きっとニコニコしてる弟くんだって悩んでる。 どんな人だって、悩むんだよ。 完璧な人なんて、いないんだよ。 「…気が楽になったなぁ…。」
良いんだよ【短編小説】
ねぇ…どうして死んじゃったの…。 あなたが居ない世界で私はどうすれば良いの…。 あなたが居なかったら、私は生きている価値なんてないよ…。 お願い。戻ってきて…!一生のお願いだから…! あぁ。どうしてあの時、喧嘩しちゃったんだろう…。 喧嘩をしなければ、一緒に帰ってた…。それで私が轢かれそうなあなたを庇えたはず…。 後悔してるよ…。許して…。 神様…!どうか、彼を、彼を…!私が世界一愛してる彼氏を…また、また、生きさせてあげて…! 15年しか生きられないなんて…。可哀想すぎるよ…! 死ぬなら私が良かった…。いじめられている私が死んだら良かったんだ…! …私と引き換えてでも良いから。私が死んで彼が生きるでも良いから。 なんでも良いから早く彼を長生きさせて…。 あ、懐かしいなぁ。この手紙! ま、触れないけどね。 ん?外で愛しの彼が走ってるじゃーん!!元気そうでなによりですなぁ。 …でも、君は私のことが見えないんだよね。 会ったってことにならないんだよね。 まぁ、いいよ。死んでも。いじめてた奴らも相当な目に遭ったんだし。楽に死ねたんだし。 一番の理由は彼が元気に生きてくれてるってこと。 これで私は十分。 そう…。十分なんだよ…! 気がつけば、大量の涙が出ていた。 そんな自分に、私は無理矢理笑顔を作った。 はーい!久しぶりのゆ~ぴんどぅえーす! 主人公は幽霊になっちゃいました。残念!(軽いな) でも主人公が望んでいたんですし…と思いきや泣いてますしね! 辛口はやめてください!私の心がぶっ壊れます! 感想待ってます!
ずっと一緒にいられますように
七夕の日の事だった。 『そ~う~たっ!誕生日おめでと~!』 ドンッ!!! 『わぁっ!急に押すなよ、優奈~』 私の幼馴染の颯太。 いつも、優しくてかっこいい。 そんな彼が大好きだった。 そして私は、 誕生日に告白しようと決めていた ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3時間目の、体育の時。 私はグループの子とバスケをしていた。 ヒュ…ヒュ……シュダン…スッ…… ピピーッ!! 『入ったぁ~!』 颯太の顔を思いながら とびきりの笑顔で笑った。 『ナイス優奈!』『優奈ちゃん凄い!』 みんなこう言ってくれた。嬉しかった。颯太に話しかけようとした時… ……フラ……………バタッ……… 颯太が倒れた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あの後、 颯太は早退し、病院に運ばれた。 颯太は昔から病気がある。 病院のベットの前で、私は泣いていた。 『ゆ……うな…?』 颯太が目を開けた。 『颯太…!うん…、優奈だよ…!』 私は、泣きながら笑う。 『颯太…あのね、伝えたい事があるの… 私っ……私ね、颯太が好き。』 『…ニコッ……』 颯太は苦しそうに笑いながら、 目を閉じた 『颯太…颯太…!まだ…返事……聞いてないよっ…。目を開けてよ…!』 窓の方を見ると、笹が置いてあった。 紙には、 優奈とずっと一緒にいられますように というお願いが書いてあった。
小さな恋のおはなし
「俺は光晴が…」 私は光晴。(みつは)中2の女子! 私には好きな人がいる。それは…… 「わっ!!!!」 私 きゃあっ!ビックゥゥゥ 「うん、元気がよろしい!!」 と言って肩を叩いてきたのは隣の席の 桜大(おうた)。そう、このひとが私の好きな人。 「ああ、びっくりした!」 桜大「くく…ほんといい反応w」 おーたの優しい低音な声。くしゃっとした笑顔。 「光晴とおーた、ほんと仲いいね」 クラスの男子がからかう。 桜大「ちげーよ、今日も光晴が正常か確認しただけ」 「そ、そうだよ!第一おーたなんて…」 ガラッ 教室のドアが開く。 「あの、光晴さん、ちょっといいですか?」私を呼んでいるのは隣のクラスのイケメン男子、上野くんだ。 クラスメイト「うわ、まって告白じゃん!どうすんのおーた!」 桜大「なにがだよっ」 桜大(光晴……) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「じゃあ、返事よろしく。」 うそ、私告白なんて初めて…しかも上野くんに。でも私は桜大が… ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 桜大「おーい光晴ぁ、帰るぞー」 「あ、う、うん…」 「……」「……」 どうしよう、めっちゃ気まずい!! 桜大「…で、どうすんの」 「え?どうすんのって…」 桜大「上野だよ。告られたんだろ?」 「うん…でも…」 桜大「光晴に好きな人がいるなら、その人を選べ。光晴の好きなようにしなね」 心がぎゅっとなって、切ない。私の好きな人は……… 「ねえ、おーた。もし私の好きな人は君だよって言ったらどうする?」 桜大「え、何急に笑 別に…嬉しいけど」 感情が溢れそう。そんな優しい瞳で見ないで… 「っ、私は、!」 桜大「俺は光晴が好きだよ。」 「……ふぇ?」 桜大「くく…変な声wさすが、光晴!」 かああっ…顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。まさか桜大が私のこと…… 桜大「でも、光晴の好きなようにしなね。」 「おーた、私、断る。私もおーたが好きだから」 桜大「……//あの、手、繋ぎませんか」 「う、うん///」 見上げた空は、綺麗な茜色に染まっていた。
今まで大切にしてくれて、ありがとう。【恋愛系小説】
……………… 俺、赤井 凛馬(あかい りんま)中学3年生は、自分の部屋でがらにもなく、泣いていた。 俺には姫野 有栖(ひめの ありす)という名前の同級生の彼女がいた。 彼女は、クラスで一番の美少女だった。 そんな彼女が今日の深夜3時16分に… 亡くなったのだった。 死因は自殺。 自殺の理由は…クラスメイトによる、“いじめ”だった。 それを聞いてから俺は悔し涙が出た。 俺が、気づいていれば。 俺が、心のケアをしていれば。 そんな悔やみがふつふつと俺の体の中に湧いてきていたのだ。 そんな中、俺は机の上に紙を見つけた。 ………有栖の字だ。 そこにはこんなことが書かれていた。 「凛馬、ごめんね。 一緒にこの場所にいられなくて。 本当は私、すごくいじめられてて、もうずっと死にたかったんだ。 そんな中でも、凛馬は私を大切にしてくれた。 最後の、最後の、私からのお願いよ。 泣かないで。 そして… 今まで大切にしてくれて、ありがとう。 さようなら。 凛馬。」 それから俺は涙を無理矢理止めた。 「ずっと、見ていてくれよな。 …有栖。」 どうでしたか? 是非、感想お願いします!
天死病
私「天死病…ですか…?」 病気にかかったのは、突然だった。 医師「背中から生えた翼が、 体内の栄養を吸収し大きくなり 最終的には死んでしまう病気です。」 信じられなかった。 今まで大きな病気にかかった事は一度も無かった。 母「治療法は…」 母が聞くと、医師は静かに横に首を振った。 母「そんな…」 母が泣き出したが、私は現実を受け止められなくて呆然としていた。 ドッキリなんじゃないかとも思ったが、確かに昨晩、小さい翼が生えていた。 その日から私の入院生活が始まった。 日に日に大きくなる背中の翼。 増えずに、どんどん減っていく体重。 もう訳が分からなかった。 一度、ハサミで翼を切ったがまたすぐに生えてきた。 私「気持ち悪い…」 ほとんど毎日泣いた。 頭がグルグルして、何かをする気力も無くなっていった。 そんな私のゆういつの楽しみは、親友の結香がお見舞いに来てくれる事だ。 ガラララ… 結香「光菜ちゃん、来たよ」 私「ありがとう」 結香「親友として当たり前の事だよ~!」 結香が満面の笑みで答える。 私「そっか」 でも、私は笑えなかった。 翼が生えて2か月目、私はもう限界だ。 窓を開けて、空を見上げる。 綺麗な夕日が私の大きな白い翼をオレンジ色に照らした。 ここから飛ぼうかと思ったが、やめた。 一週間後、私はまともに呼吸をする事すら出来なくなった。 母と父と弟が呼ぶ私の名前も、次第に遠退いていった。 私の目には白い天井が見えるだけ。 私が目を閉じようとすると、結香が乱暴にドアを開けて入ってきた。 結香「光菜ちゃん!!」 私「…結香…」 私が声を絞りだして名前を言うと、結香は大粒の涙を流した。 結香「あのね、私ね、光菜ちゃんと親友になれて楽しかったよ!」 私「うん…」 結香「それでね、あのね…」 私「…ぅ…ん」 結香「…わ、たしね、光菜ちゃんの事忘れない、よ!!」 私「そっ……かぁ」 私は入院して以来、初めて笑顔になった。 家族は静かに泣いていた。 私「楽しかったよ」 私「バイバイ」 私は飛びっきりの笑顔で最後の言葉を発した。 ピーーーーー…… _私「ねぇおばあちゃん!お花集めたよ!」 おばあちゃん「すごい綺麗だねぇ。おじいちゃんにも見せてあげようねぇ」 私「うん!おじいちゃあーん!」 _終わり
ヒロとリョウ
「風が気持ち良いな~」 リョウにおんぶされながら、ヒロがこうつぶやく。ヒロは、生まれつき体が弱く、リョウと友達になる前から病院に入院している。 「ヒロ、いつでも屋上に連れて行ってやるからな」 リョウがヒロに言う。そう言った時のリョウの目には、わずかに涙が浮かんでいた。リョウには、ヒロがどんどん軽くなっていくのを感じていた。 …ヒロの病気は悪化していた。食欲は徐々になくなり、次第に体重も減り、痩せ細っていった。 (軽くなってること、言った方がいいのだろうか…?) リョウがこう思った瞬間、ヒロが突然苦しそうに咳をした。 「ゴホッ、ゴホッ…」 「おい、ヒロ!大丈夫か!?」 ヒロを抱えながら、リョウが言った。近くにいた患者さんが、先生を呼んでくれた。 手術はすぐに始まった。しかし、病気はひどく悪化していたため、ヒロは亡くなってしまった。リョウは涙が枯れるまで泣いた。そして、こう呟いた。 「あいつの分まで生きる。一生懸命生きようとしていた、あいつの分まで」
ありがとうの言葉を_
ありがとうの言葉を_ 私と仲良くしてくれてありがとう。 私を褒めてくれてありがとう。 私に居場所をくれてありがとう。 私を構ってくれてありがとう。 私を見てくれてありがとう。 私に希望をくれてありがとう。 私に勇気をくれてありがとう。 私に笑顔をくれてありがとう。 私に出会いをくれてありがとう。 私を認めてくれてありがとう。 私を信じてくれてありがとう。 私にすべてをくれてありがとう。 私に夢をくれてありがとう。 神様、命をありがとう。 お母さん、私を産んでくれてありがとう。 私は世界で一番幸せな人です。 あなたに出会えて本当に良かった。 この世のすべてにありがとうを。 ~end~ ~ゆはのあとがきすぺーす~ ありがとうの言葉って恥ずかしくてなかなか口に出せない人も少なからずいるとは思います。 でも毎日感謝の気持ちを忘れないことがやっぱり一番大事かなと思います。 あっこの作品は自分の想いです! 感想お願いします!! ※辛口はなし
逆さ合わせの運命
決して交わらない心と心。 それは、そういう運命だから。 全ては巡り逢い、そして別れていく。 それは、そういう運命だから。 これは、逆さ合わせで出逢った儚い少年と不老不死の少女の譚。 禁忌の出会い・・・ 争いが絶えぬ世、一人、森の中を歩く者がいた。 その少年は、髪が蒼くワスレナグサの様だった。 「そろそろ帰ろ。」 少年は、早足で小屋へと進む。 すると、ガサガサと葉が揺れた。 少年はその方向を見た。 葉の中から出てきた少女は、とても傷があった。 そして、少女はぐらりと地面に倒れた。 少年は、少女を抱え小屋へと向かった。 廻り出す歯車・・・ 僕の名前は、彗(けい)。 帰っている途中に急に少女が現れ、ドタンと倒れたので、小屋に運んでやった。 中々目を覚まさないなと待っていると、少女がゆっくり目を開けた。 「此処は何処..?」 「此処は、森の中の隠れ家。」 名前を尋ねると、彼女は、誌音(しおん)と言った。 髪は、名の通りシオン色だ。 そして、僕達はとても仲が良くなった。 誌音の怪我も治った頃、僕はある事を尋ねた。 「ねぇ、誌音は何処から来たの?」 すると、誌音は俯いてこう言った。 「決して交わらない、そんなところかな。」 それから何度も話してみたけど、帰ってくるのはその言葉だけだった。 「彗は、何処から来たの?」 「う~ん。僕は、元々王子だったんだよね。」 すると、誌音は驚いた顔をした。 驚くのも無理はない。 「今、戦争があるから、小屋まで逃げてきたんだ。正確には、逃げろと言われた。」 「そう、だったんだ。」 そんな平和な日々が何日も続いた。 争いの燈・・・ 僕が、小屋へ歩いていると、何か、焦げ臭い匂いがしてきた。 その方向は、小屋の方からした。 僕は、急いで小屋へと向かう。 すると、突然炎の矢が飛んできた。 ギリギリで躱し、小屋へと急ぐ。 小屋の近くまで行くと、木が薙ぎ倒されていた。 「まさか..」 ふと、頭に思い浮かんだのは戦争。 おそらく、敵の軍が此処までやってきたのだ。 僕は、木と木の間を通り、何とか小屋へ抜けた。 そこには、小屋は無く火の渦が巻いていた。 真ん中にいるのは...誌音。 僕は、誌音の方へ向かう。 「誌音!」 「彗!私は大丈夫。」 すると、誌音は火の渦へと進んでいく。 「誌音!!!」 必死に手を伸ばすが、その手は虚しく虚空を切る。 僕は、その場に座り込んだ。 すると、後ろから声がしてきた。 「何処にいる!彗!」 この声は..敵の軍団! 僕は、火の渦を避け、必死で森の外へと向かった。 森は、抜けられたが大人の足には勝てない。 僕は、取り押さえられたしまった。 その時、後ろから聞き覚えのある声が響いた。 「彗!」 交わらぬ、逆さ合わせの運命・・・ 「誌音!?」 僕は耳を疑った。 だが、後ろを振り向くと本当に詩音がいた。 「何で、生きているんだ!?」 「実はね、私..」 誌音の次の言葉を僕が紡ぐ。 「まさか..不老不死なのか?」 「うん。多分彗、もう少し前から知ってたでしょ?」 誌音が不老不死だという事は薄々気づいていた。 昔、読んだ本に誌音の事が書いてあったからだ。 『シオンという少女は不老不死であり、決して交わらぬ逆さ合わせの世界にいる。』 でも、そんな事は信じられなかった。 もう一つの証拠。 それは、出逢った時、誌音が「何処から来たの?」と言った事だ。 何故違うところから来た事を知っていたのか? その時、誌音目掛けて軍の者達が一斉に走り出した。 「あの、誌音という化け物を殺せ!!!」 僕は、動かす事を封じられている手を、振り解こうとする。 振り解いても何もない事を知りながら。 不老不死なら死なない、けどこれ以上誌音を傷つけたくない。 何とか振り解き誌音へと走る。 が、腕を掴まれる。 ヒヤリと、頸にあたるのは鋭いナイフの様な物。 「彗!!!!!」 誌音が此方へ走ってくる。 僕は、届くかも分からない言葉を零す。 「誌音。キミと会えて良かったよ。キミだけは逃げて。それと.. 僕の事、忘れないで。」 花言葉・・・ 少女は走り出す。 陽の方向へと。 少年の最後の言葉は、少女に届いた。 ワスレナグサの花言葉。 それは僕を忘れないで。 そして少女はシオンの花言葉を零す。 「大丈夫。彗の事、絶対忘れないよ。」 どうも。ハッピーライクです かきのみから、変えました 10歳も11歳に変えました あともうちょっとで誕生日なので 辛口、タメ口okです ぜひ、感想下さい(^∀^)!
僕はその花を綺麗だと思えない。
あの日、君は道端に咲いた一輪の花を見て言った。 「綺麗だね。」 僕は反射的に言った。 「本当だ。綺麗だね。」 口ではそう言ったが、僕は心からその花が綺麗だとは思えなかった。 こんなちっぽけな花、どこにでもあるじゃないか。 彼女はこの花のどこが綺麗だと思ったのだろう。 「ねぇさっきの花、なんで綺麗だと思ったの?」 彼女は真っ直ぐな瞳を僕に向けて言った。 「だって、綺麗じゃん。」 予想外の答えに、僕は思わずたじろいでしまった。 そんな惨めな僕を置いて、彼女はしっかりとした足取りで歩いていく。 やっぱり、駄目だ。 彼女はあの花が綺麗と思えるのに、僕はそう思えない。 彼女の心は綺麗なんだ。だからあの花を綺麗だと思えるんだ。それを僕が汚してはいけない。 そもそも、こんなこと最初から分かってたんだ。 僕と彼女は正反対の方向へと歩き出した。 「さようなら」の一言も言わずに。