短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
福寿草に花言葉は似合いません【短編小説】
私は森 安寿(もり あんじゅ) この度、彼氏の叶多(かなた)が死にました。私の誕生日の前日に。 ベランダから誤って落ちて。 私は世界が暗闇に包まれた様な気分になった。 ‐後日‐私はトボトボと中学校に行った。 ドンッ!誰かにぶつかった。 「ご…ごめんなさい。」 あれ?その後ろ姿は叶多に瓜二つだった。叶多の双子の兄かな? 叶多には良夢(りあむ)という兄がいた。叶多は良夢とは違い、黄色の瞳をしていた。その人は、私をチラッと見ると走ってどこかへ行ってしまった。黄色の瞳が見えた。 ‐放課後‐夕焼けに向かって吹く風が、私の頬を撫でた。あれ?良夢?私は良夢に向かって走った。良夢はこっちに振り向いた。叶多だ。 「何で居るの?」私がそう言うと叶多は、「…。」黙ったまま、私の誕生花の福寿草をくれた。「福寿草の花言葉は悲しい思い出。オレ達にピッタリだろ」そう言うと叶多は光になって消えた。 華やかな福寿草に似合わない花言葉。 私は光になった叶多に向かって泣きながら、「ありがとう。」と呟いた。
君への恋歌
目の前には白と黒で作られた鍵盤が在る。 左右それぞれの指一本一本に神経を集中させ、リズム良く鍵盤を押してゆく。 ここは音楽室。場所は3年生の教室と生徒会室の間。 私はいつも放課後にピアノを弾いている。 理由は色々。 グランドピアノがあるから。 心置きなく弾けるから。 でも私がここでピアノを弾いていることの一番の理由は、 毎日この道を通って生徒会室へ行く先輩に私の演奏を聞いてもらう為。 彼からしたらこの音楽はただのBGMかも知れない。 それでも良い。 私が創った、私だけの音楽を貴方だけに聞いてもらえればそれで良い。 貴方の耳にさえ入ってくれれば本望だ。 私はここでピアノを弾きながら貴方を待つ。 毎日毎日。 貴方のための 「君への恋歌」 を弾きながら ここまで読んでいただき有り難うございます!作者の詩音です! 良かったらコメントくれると嬉しいです!辛口でも一言だけでも良いので、、、m(_ _)mオネガイシマス 他のも書いてたりするので暇があれば見てもらえると嬉しいです! それでは!
【短編小説】ありがとう、生きててくれて
人生は山あり谷ありだよね。 楽しい事もあれば、辛い事もある。 今、すっごく辛いっていう人はいるんじゃないかな? 色々と悲しい事、辛い事が重なって逃げ出したいって思ってる人もいると思うよ。 でもね、頑張って立ち向かうあなたは凄いよ。誇りに思って。 これからもたくさん逃げ出したくなって辛くなる事を経験するよ。 逃げたくなったら逃げて良いよ。 自分のペースで進もう? 自殺とか選んでしまう人もいるけど、これを見てくれてるって事は まだ、頑張ろうって思ってくれてるって勘違いして良い? あなたは偉いよ。凄いよ。 自分のペースでゆっくりでも良い、しっかり進んで行こう? 焦らすような事はしないから。 ありがとう、生きててくれて。 辛い事に立ち向かうあなたに幸あれ。 作者のブルーです。 読んでくれてありがとうございます。 感想・アドバイスをお願いします。
魔法の花園~海のブーケ~
「行ってきます!」 私は、海辺 舞子。小学4年生。 「行ってきます!」 そして、友達の花町 花代。 私たちは、海にむかった。 海ではいっぱい泳いだ。 「ねぇ、舞子。貝殻を拾わない?」 そして、貝殻を拾って、また泳いで、着替えた。 そして、帰りのバスから降り、私は、家に帰ったはずだった。 「あれ?こんな森あったっけ?」 私は、ずんずん進んでいった。すると、森の中に、小さな家と庭があった。私は、目を見開いた。 第一、駅前に広い土地が売り出されていたし、こんな森に家を建てるなんて、よっぽどの物好きだ。私は、その家のドアをノックした。 「すみません。」 私は、声をあげた。すると、中から黒髪のロングストレートの女の人が出てきた。彼女はぶっきらぼうに言った。「いらっしゃいませ。花園薬草薬店にようこそ。私は、フリル。あなたは、新商品の海のブーケをご所望?」 私は、とりあえずそれを注文した。 「海のブーケで。」 フリルは魔法の歌を歌った。 「海の中には、サンゴショウ。 夏の花なら、向日葵で。 貝殻、魚、草花よ。すべての物を包み込め。 夏の最後の思い出を。」 私は、驚きのあまり、数分間 うん。しか言えなかった。フリルは言った。 「店から出たら、私の庭から花を摘んで、花束に差して。」 私は、花束を抱えて、店を出た。 そして、言われた通り、花を摘んだ。 まず、魔法の向日葵。海の青だ。 そして、魔法の早咲きコスモス。 花言葉は、「奇跡」。 次の日。私は、社会科の先生に花束を渡した。いつも、バカにされてたから。すると、みるみるうちに奇跡は起きた。なんと、みんなから尊敬される存在になったから。 でも_ あと一年後に、この先生が校長先生になるなんて、知るよしもなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは!作者のちぃです! ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 感想お願いします!タメ口、年下、OK、辛口ほどほどにお願いします!
いつもと同じ放課後。でも違う気持ち。(恋愛じゃないです。)
「もっと走り込みしろ」 私は陸上部に所属している。だが先輩が怖すぎる 「あのー、すいません。山里先輩。少し休ませてもらっていいですか?」 勇気を振り絞って言う 「ダーメ、ほら遅れてるぞ。走れ」 自分は走らないくせに、ろくに走れないくせに 「はーい終わり。また自主練してこいよ」 「はい!」 正直飽き飽きしている。こんな先輩、もう嫌だ。まあリーダーだししょうがないか 「大丈夫?未風、だいぶ疲れてるよ」 友達の茅星が心配そうに話す。 「うーん、先輩がねえ」 そういえば茅星と先輩って名字同じだな 「あーごめん、それ私の兄だ。山谷 芽月でしょう」 「えっそうなの?えーーーーーーーーーー」 大きい声を出してしまった。びっくりした 「ごめんねほんとごめん。帰って怒っとく」 茅星が何回も頭をさげる 「いいよいいよ。まあいい運動だしね。そいえばさー山里先輩ってなんで走らないの?」 この機会に聞いとかなきゃ 「私が小4の時にほら地震あったでしょ、その時タンスが倒れてきたの。で、私をかばって足を怪我して動かなくなっちゃった」 茅星はどんな気持ちなんだろう。ただでさえも気持ちが読みづらいのに余計にだ 「足が速かったから大会にも出れなくなっちゃったの。だから頑張ってほしいと思う」 普段嫌いな先輩がこんな思いがあったなんて 「そうだったんだ。なんかごめんね」 本当に申し訳ない 「まあ部活頑張ってね」 「ほら今日も走り込みしろ」 「はい!!!」 いつもと同じ放課後 だけど、いつもとは違う気持ちの放課後が私を呼んでいる 登場人物 ・高松 未風(たかまつみふう)未風 ・山里 芽月(やまさとめづき)山里先輩 ・山里茅星(やまさとちせ)茅星 こんにちは目高です。 全員名前の漢字が読みにくかったですよね。すいません、 私自身一番楽しく書けました。ぜひみなさん他のも読んでみてください
ずっと好き。(恋愛小説です。)
彩蓮・中1・2組・慎のことが好き。 慎・中1・4組・霖と親友。 美菜・中1・4組・霖のことが好き。 霖・中1・5組・慎と親友。 莉奈・中1・3組・慎のことが好き。 -本編- 「慎と莉奈、付き合っているらしいよ!!」 1週間前親友の美菜から聞いた。慎は私の好きな人だ…今は中1なんだけど小3の時から好き。 でも、1週間前叶わぬ恋だと知った。本当なのかは分かんないけど…。 「はぁー…」 私は大きなため息をつく。 「どうしたの?彩蓮?」 (…っ!!) 慎にきかれてた…!? 「えっ!?…えっ…あっ…えっ…何でもない。」 「めっちゃ大きなため息してたのに?」 バレてる…(汗) 「うっさい」 「ふーん」 こんな時素直になれたらいいのに…。まあ頑張ったって意味はないだろうけど…。 「彩蓮~帰ろ!」 親友の美菜。美菜は私の好きな人を知っている。私は『うん』と頷いた。 「ねぇ、日曜日遊ぼうよ!慎と霖(美菜の好きな人)も誘ったよ!」 笑顔で言う美菜。1週間前に言ったことなんて忘れているだろう…それに… 「いいよ」 とこたえてしまう私も馬鹿だ。 どうしようかな…告白しようかな。前から決めてたし。バドミントンのランキング戦で1位取って、英検準2級も取ったら告白しようと思ってたし。てか決めてたし。あたって砕けよ!! ー日曜日ー ドキドキしている。頑張ろ! 「やっと着いたね、美菜。」 「そうだね、彩蓮。」 「彩蓮と美菜、やっと来たじゃん!」(慎) 「遅えよ!」(霖) 「ごめん」(二人) 落ち着く… ー今は美菜と霖がゲームしている。交代でやっているんだ! 「…ねぇ、彩蓮サッカーしよう!」 「あっ、うん!」 誘われて嬉しくなる私。単純だな…でもこれはチャンスだ!!怖いけど… ー外。落ち着こう。告白するって決めたんだから!頑張ろうよ? 「ねぇ、慎…」 「ん?何?」 「慎って好きな人いる?」 私震えてる… 「…う…ん…彩蓮は?」 いるんだ…好きな人… 「って、私?」 「うん」 「私…も…いる…よ」 やばい…ドキドキしまくってる!でも勇気を振り絞って…!! 「あ---」 「あのさ!!」 私が言うより先に慎が言った。 「…何?」 なんて言われるんだろう… 「彩蓮の好きな人って誰?」 どうしよう?正直に言う?私はパニック状態だった。 「ごめん。今の忘れて」 と慎が言う。これで終わっていいの?決めたじゃん!告白するって! 「待って!!」 “ドクンッ ドクンッ” 鼓動が高鳴る。私は深呼吸をした。 「私の好きな人は、慎なのっ!!つ、付き合ってください!!」 言った…言ってしまった。もう後戻りは出来ない… 「ホント?」 慎は驚いてるようだ。迷惑だったかな… 「………」 黙り込む私… 「…実は…」 慎が話し始めた。振られるのか私。怖くて目を瞑りそうになる。全身震えてる。聞きたくない。 「…僕もずっと彩蓮のことが好きだった。付き合って欲しい!!」 と慎が言った。 「嘘…莉奈と付き合っているんじゃないの?」 信じられなくて聞いてみる私。 「その噂は嘘だから。本当は莉奈のこと振った。」 嗚呼…信じられない…こんな奇跡みたいなことあるのだろうか…? その途端私の目から大量の涙が出てきた。 「ごめん。嬉しくて…!!叶わないと思ってたから…」 「僕も…彩蓮は違う人のことを好きなのかと思ってたから…」 この日 私と慎はカップルになった。 この夜、私は嬉しすぎて、全然眠れなかった。-End-
好きだけど好きじゃない
矢本先輩っ……! そう話しかけたい。話しかけたいんだけど話せない。 なんだか神様が矢本先輩とは話したらダメ。っていってる感じがする……。 好きだけど好きじゃない。 正直に言うと私はそんな状態。 だって……。 矢本先輩には彼女がいるから…。 それから一ヶ月ほどたったある日。 『愛、聞いたかー?!矢本先輩、彼女と別れたってよ!』 クラスの男子の声が教室中にひびく。 (やった!) と少しでも思ってしまった私がいる。 ああ。これじゃあ矢本先輩の彼女なんてムリ。 それどころか友達もムリだよ。 噂によると、矢本先輩の方から別れを切り出したらしい。 あーあ。もう!こんなだから彼氏ができないんだよ。 「もうやだっ!」 涙があふれる。瞳に入りきらない。 自分自身もこんなことは思ってもみなかっただろう。 愛が一時間後、矢本先輩に告白されることを……。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー コメントまっております!(ゝω∂)
【恋愛小説】鬼ごっこ
【鬼ごっこ】 ーー私の名前は星川アヤ。中学1年生で友達は結構多い方。あ、一応好きな人もいる。 サナ『ねえね!町内鬼ごっこやってみない?』 ナツ『ええ!たーのーしーそぉ!』 リア、ルカ『え?暑くね?』 ーーこの4人は仲のいいLINEグループのメンバー。何か夏休みの思い出を作ろうと思って、集まって遊ぼうということになった。 レン『えぇ?あっつ』 ユウ『俺強制参加?えっ』 ソウ『普通に楽しそう!』 ーーこの3人が男子組。鬼ごっこをするってLINEとチャリを使ってなんとか集めたメンバー。ちなみにさっき愚痴をこぼしてた生瀬レンが私の好きな人。内心めっちゃドキドキしてる。 ナツ『やろやろぉ!こんなんそうそうできないよ?』 アヤ『いいよ~!範囲は?』 ナツ『じゃあ~私の家から地区体育館のとこまでね!牢屋はあの空き地ね!』 ユウ『あーおけおけ。俺ん家の近くやろ?』 ルカ『知らんがなぁ!』 サナ『はははっじゃあ、とりま男子が鬼ね?』 レン『まじで?ええ~~』 リア『いいじゃんいいじゃん!やろやろ!』 ーーということで町内鬼ごっこが始まった。女子5人が逃げて、男子3人が鬼。なんか某番組に似てるなと思いながらも暑い中鬼ごっこスタート! ナツ『きゃぁ~にっげろぉ!』 アヤ『なんか集団で行動したらバレそ~』 サナ『まあいいのいいの。怖いじゃん』 リア『だってサナは足速いからいいんだよぉ。』 ーーという風に5人で行動していた。絶対バレる。持久力は自信あるけど男子には勝てないよ…。 ルカ『やば!ソウが来た!』 サナ『うわぁ!やばいやばい!』 ソウ『ああ~見つけた!』 アヤ『嘘!ソウってサッカーやってるよね?速いって…。』 ルカ『ね、まって…』 ソウ『タッチ』 リア『嘘?ルカ捕まった?』 ナツ『それよりユウも来てない?!』 アヤ『きゃぁあーー』 ーーソウ、ユウが来て必死に逃げた。でも、周りには誰もいない。えっ!もしかして私はぐれた?!嘘…。ひとりぼっちじゃん! サナ『アヤー!どこぉ!』 アヤ『サナ!ここだけど……って』 ーー必死に呼んでも返事は無し。はあ。絶対無理。しかも暑い。 レン『あっ…!アヤいる!』 ーーやべ!レンに見つかったんだけど!しかもレン足速いし、もう隠れるしかない。 タッタッ… アヤ『はぁ。ここまで逃げればもう安心?かな?』 ーー私は近くの地区体育館の裏に隠れた。しかも日陰だし涼しい。 レン『あっ…』 アヤ『あっ…』 レン『みーつけた』 ーーえっ、見つかった?! レン『もう逃がさないからなっ?』 ーーうそうそ!えしかも何?今のセリフ… ドンッ! アヤ『…!な、何してんの?!』 ーーか、壁ドン…?! レン『あれっ?なんで逃げないの?』 アヤ『ずるいよ。逃げれないに決まってる』 レン『ふぅん。じゃあ10秒待つから逃げていいよ?』 アヤ『やだ、逃げたくない…。』 ーーレンってこんなにSだっけ?でもこんなレンも悪くないな…って!何考えてんだ私!普通に考えてこの状況やばい!しかも私しれっとやばいこと言っちゃった! レン『そっか~じゃあアヤはどこでタッチしてほしい?ココ?』 ーーそう言ってレンはニヤニヤしながら自分の唇に手を当てた。ん?まってこれってキス? ちゅっ レン『はい、捕まえた』 アヤ『な、なんでそ、そ、そんな…』 レン『ダメ?だって俺、おまえのこと、好きだから』 アヤ『もうっ。ずるい』 レン『じゃあ、付き合お。アヤ』 アヤ『うんっ』 ーーそう言ってもう一度レンは私を「捕まえて」くれた。 【end】
今日も死神は罪を償い続ける。
私が生きてる意味って、あるんだろうか。 私が生きてる必要なんて、ないんじゃないか。 私が生きても、みんなが不幸になるだけなんじゃないか。 みんな、私のことなんて嫌いでしょ? 私、知ってるよ。 お母さんが、本当は私のこと「いらない子」だと思ってること。 お父さんが、私を「邪魔」だと思ってること。 お姉ちゃんが、私が妹で「恥ずかしい」と思ってること。 友達が、本当は私のことなんて友達でもなんでもないって思ってること。 男子の友達が、私を「菌扱い」してること。 先輩が、部活で「足引っ張ってばっかり」っていつも私を責めてること。 先生が、私を「学級の恥」だと思ってること。 赤の他人が、私を「根暗な人」だと思ってること。 知ってる、知ってる、知ってるから! もう、私をほっといて! やめて!やめて!やめて! 私をいじめないで! お願い!お願い!お願い! お願いだから……………。 「もう、怖くないよ」 男の子の声が聞こえる。 「こっちにおいで」 ーーーもう、全部捨てちゃおうーーー 私は、男の子についていくことにした。 「どこにいくの」 「とっても綺麗なところだよ」 私は、その景色を目の当たりにする。 あぁ、私、なんでついていったんだろう。 本当は、いきたくなかった。 「いきたくないよ………」 「何言ってるの」 男の子は、笑っていた。 「もう、逃げられないよ」 男の子は、私を"綺麗なところ"から突き放す。 「君はこっちじゃないから。じゃあね」 *** 「"鈴香"、嘘でしょ!?」 四十代くらいの女性が、眠っている少女に向かって叫んでいた。 「戻ってきてよ!お願いだから!」 その隣で、女性と同じくらいの歳の男性と、制服を着た女子高生が静かに涙を溢していた。 「鈴香、なんで死んじゃうのぉ………」 少女の友達らしき人物が大粒の涙を流している。 「鈴香、俺、本当は好きだったんだよ」 少女に片想いをしていたらしき男子中学生もいた。 眠っている少女、石川鈴香は、もう既に死んでいる。 石川鈴香は自分から死を決断したのだ。 俺は、石川鈴香を地獄へ運んであげただけ。 俺は、そういう運命なのだから。 彼女は、本人が思うより、ずっとずっと周りから愛されている。 彼女は、人を信じようとしなかった。 自分で自分の心に蓋を閉じていたのだ。 俺だって、彼女はあの世に行くべきじゃないってわかってた。 だけど、俺は何もできない。 俺も、自殺を図った人の内のひとりだ。 俺は人生がうまくいってなくて、自殺を決意した。 だけど、俺の未来は地獄だった。 自殺した者は、「自殺者専用の死神」になること。 自殺した死者を地獄まで見届けるのだ。 今日もまた、俺は罪悪感を抱いて生きていく。 これから彼女も、罪悪感を抱いて生きていくことになるだろう。 もう、死神を増やして欲しく無い。 人手は充分に足りてるんだから。 せめて死ぬなら、人生に満足してから死んでくれ。 ん?人は何のために生きてるのかって? そんな、意味なんてない。 だけど、生きる権利はある。 生きていけないなんていう義務はない。 今、生きているということを、誇りに思え。 人生を、楽しめよ。 今日も死神は罪を償い続ける。
[小説] 多数決
「潰せ潰せ。潰すな潰すな」 ここは話し合いの場。 そう、話し合いの場……。 「ワタシ、コレ、イヤダ。ダッテ、ムズカシイ…。コトシハ、ジカンガナイシ」 「ワタシモ、ソウオモウ。ダッテ、ジュンビ、タイヘンジャン」 「ジャア、ケソウ。」 その意見潰せ。 だって、私は反対だから。 てきとーな言い訳つけろ。 ナイフ投げろ。 「エッ…。デも、私はイイと思「投票デイイジャン」 「ジャア、多数決ニしヨう。」 目をつむれ。 投票だ。でももう勝ちは分かっているでしょう? 「結果は、こっちでした。」 多数派のイケンが勝ちました。 少数派のイケンは負けました。 多数派の人達の考えは生きています。 少数派の人達の考えは死んでいます。 「多数派ノ意見ダカラ文句ナイデショ?少数派ノ人達、ワガママイワナイデ。 ミンナニアワセナヨ」 「デも……。ワタシたちの意見モきいテよ。」 「モウキマッタ。クチダシシナイデ。」 ………タスウケツが嫌い
短編小説「あなたが心配」
あと1ヶ月。あと1ヶ月で私は死にます。 私は不登校になって、もう3年。 3年前、いじめを受けて学校へ行きたくなくなったのがキッカケ。その時はまだ学校へは頑張って行っていた。両親から強制的に行かされてたと言っても良いだろう。両親はいつも私にこう言った。 「あなたが心配」 これを聞いているとだんだんストレスが蓄積され、不登校となった。 どうせ、こんな綺麗事、嘘だろう。 どうせ、私が死んでも人は悲しまない。 でもこの子だけは、愛犬のマルだけは。 ごめんね、マル。あんたは私みたいな死に方しないでよ。今までありがとね。 そう言い残して私は死んだ。 天国へ来れた。私が辿り着いたのは地獄じゃなくて天国だった。私は幸せだったのだろうか。 ここから家族が見える。両親が泣いている。1週間、夜になるとずっと泣いていた。側にマルがいた。 あなたが心配。 あなたが心配だよ。マル。
泣き虫弱しでも強い。
「あ…あ…ああ…ああああああああああぁぁぁ…ぁ……ぁ」 何度泣いたか 何日泣いたか 私はもぅ覚えていない。 でも。 あの日あの時君がいなくなってから 私は狂ってしまった。 「れーん!起きて!!!」 ドアをガンと開け怜を呼んだ 「ん~…母さん…もうちょい寝かせてぇ~」 ブッチーン!!! 「母さんじゃねーよ!!! 私だよ!!雪菜だよ!!はよ起きろ!」 「ん~…あぁ雪菜か……わーたよわーた」 「はぁ。朝食できてるからはよ来てね。」 「へーい。」 私と怜は同居してます。 でも、ただの同居じゃありません。 私たち、結婚してるので 同居…なわけではありません。 「今日は目玉焼きかーうまそうだな!!」 「んー美味しい!!」 「うま!!」 「あ!そういや今日!早い出勤だった!! お弁当玄関!!戸締りよろ」 「おぉ。いってらー」 「いってきー」 あぁ!!今日も一緒に最後までご飯たべれなかったし!! 明日はちゃんとそろわないと。 ガチャ 「ふぅーただいま」 って寝てるか。 洗濯しないと!皿洗いも! ふわぁ… ん?匂う……洗濯物だ。 !?香水?浮気? でも……いや…ありえな…… 聞いてみないと 「怜…起きてくれない?」 「ん?な…?よるやん………」 むくりと起き上がった 「このスーツから香水の匂いがしたんだけど。」 「それには…!事情があって……」 「はぁ……浮気でしょ……もぅ分かってるよ。 私はも…出て行くから……」 「雪菜!まっ…!!」 ん!!ダッ!!走り出した。 「雪菜ー!!!!!」 「来ないでよ!!」 「危ない!!」 ふぇ?? 「キキキキィィィィィィ!!!!!!」 「あ。」 バッ!!! 何かが私を庇った ん…目を開けると れ……ん…………… 病院!!電話! あ…あ…ああ… はぁはぁテンパってもぅおかしい あ…怜の手……ゆ……びわ…… 渡そうとしてくれたのに!! 私は!! 「ぴ。ぴ。ぴ。ぴーーーーーーーーー…………」 「ああああぁぁぁぁ!!!!」 「れい!!れ…い…れいぃぃぃぃ!!!」 怜は死んだ。 あぁーぁ あぁ………ぁ ぁ…っ…… れい……… 怜が消えてもぅ3年 彼氏もいないで怜と歩いた道を散歩する。 ふわぁ バッ!!! 怜と同じ匂い 「あの!!」 「はい?」 「れ……い?」 泣き虫。 しかも弱い でも強い私の 二度目の恋はじまる
[短編小説]甘いハチミツ
私、澤田瑠璃香(さわだるりか)。 恋したいんだけど、恥ずかしいし、なんかまだよく分かんない…。 「ね、夏美。夏美は恋したい?」 「え、全然!男子なんてガキしかいないし」 彼女は、小倉夏美(おぐらなつみ)。 同クラで、私の1番の友達。 言われてみれば、確かにさっぱりしててキリッとしてるから、かなり恋には興味無さそー…。 夏美は私に質問をする。 「逆に、瑠璃香は恋したいの?」 「うん…。したいけど、恥ずかしいし、イマイチピンと来ないんだよね…」 「なるほどぉ~。それはあるあるだわw」 「そうそう。どうしたら恋できるかな…」 「うーん…。」 悩んでいるうちに、\キーンコーンカーンコーン/。 「ああ、チャイムが…。じゃあ後でね、瑠璃香」 「うん!」 …ゲッ。 次、古文じゃん…。 あの先生苦手なんだよ…笑 ~次の日~ 「このクラスに転校生が来ることになった。坂本、出てきなさい」 「はい」 坂本…。坂本君。 「初めまして、坂本颯(さかもとはやて)です。卒業まで同じクラスだと思うので、2年間よろしくお願いします」 ハキハキした喋り方。 透き通った声。 日焼けしたごつい体。 キリッとしたイケメンな顔。 思わず、持っていたシャーペンをボトっと落としてしまった。 「みんな、仲良くするように」 「あーい」 みんな、面倒くさそうな返事をする。 私は、返事をする気にもなれなかった。 …好き。惚れた。 後で夏美に報告…。 「夏美~!実はね…」 「まじかー!ガンバ!応援するよ!」 「ありがとう!ウルウルw」 「じゃあ今日告白したら?早くしないと取られるぞ~」 「そっか。そーだよね」 しっかりとした夏美だから、こーゆーのも取られないように早めに行動するんだね。 「ありがとう!でも、どうやって?」 「それはね…」 「さ、坂本君…」 「ん?何?」 優しい目で、優しい口調。 ほんと、好き…。 私は勇気を出して誘った。 「一緒に裏庭に行かない?案内するよ」 「ありがとう!どんなところか知らないし」 『裏庭はどう?あそこ落ち着くし、静かだよ』 これは夏美。 『いいね!誘ってみる。恥ずかしいけど』 そして、今。 私は告白します…! 「ここ、いいね。気に入った。教えてくれてありがとう」 「どういたしまして。それで、言いたいことがあるんだけど」 「ん?」 「私…、坂本君のことが好きです…。いきなりごめんなさい。あ、名前は澤田瑠璃香。惚れちゃったの」 スルスルと言葉が出てきた。 名前なんて言う必要ないのに…。 「…俺も、惚れちゃったよ。…こんな一生懸命な君に」 それから。 坂本君は、私を包み込み、 「好きだよ、瑠璃香ちゃん」 と言った。 まるで、甘いハチミツのような恋。
俺の思いは誰にだって負けない。
俺は、遠藤 堅凜。 そして俺の親友、西野 優羽。 実は親友に恋をしている。 叶わないのは十分、分かっている。 優羽は俺のことを親友としか思っていないから。 優羽と同じクラスの颯人に聞いた。 「優羽、最近悠平と仲がいいんだよねー。もしかして好きなのかな?悠平も嬉しそうだし。」 俺は焦った。 もし、告白しないとどうなってしまうんだろう。 悠平と優羽がリア充になってデート…あぁぁ!!無理。考えられない。 優羽を譲れるもんか! 俺の優羽に対する思いは誰にだって負けない。絶対。 3年生の時、リコーダーが苦手だった俺と一緒に練習してくれた。 優しかった。うれしかった。 俺は初めて恋をした。 『初恋』ってヤツなのか、颯人に恐る恐る聞いたら「堅凜、絶対恋だって!!」と、興奮気味に言ってきた。 そうなのかー。やっぱり。 この気持ち伝えたい。卒業までに!って思ってたけど…。 少し早めに告白しなきゃいけないのかぁー。 もう6年だもんな。 頑張れ!堅凜! 今、廊下に優羽がいる。 よし!!チャンスだー!!! いけっ!! 「優羽。ちょっといいかな?」 言えた!!自分でもびっくり。笑 「いいよー。」 オッケーしてくれたーー! 待て待て、まだそっちのオッケーじゃない。早とちり過ぎる。 「俺、優羽のこと、好きだった。」 「そうだったんだね、ありがとっ!」 優羽は笑顔で答えた。 そして、俺が一番言いたいこと!! 「付き合って下さい!」 「はい!」 まさかまさかのオッケーか!!!!! やったぁぁぁ! 俺の思いは伝わった。
初恋イルミネーション
私は中二の【沙織(さおり)】 じ、実はねっ! 〇〇パークのチケットが四枚当たって、【佳奈(かな)女】と【裕貴(ゆうき)男】と【聡太(そうた)男】と私で明日行くことになったの! 〇〇パークは、イルミネーションがものすごく綺麗なんだって。 私たち四人は、吹部で同じパートで、今年同じクラスになったから仲良くなったんだ。 だからほんっとに楽しみで、『うわぁぁぁぁ!』って叫びたくなっちゃうよ。 …私、好きな人がいるの。 それは聡太君。 だから、明日は恋のチャンスなんだ! 早く、明日が来てくださいっ! 〈次の日〉 「あ、みんな。お待たせ!遅れちゃってごめん!」 お洋服とか選んでだから遅れちゃったよ。 今日はちょっぴりおしゃれしてきちゃったんだ! こげ茶のジャンバー、赤いタータンチェックのスカートとか。 おしゃれって思っていたより大変。 それに、髪の毛もネットとか雑誌で調べて、編み込みしてきたんだよ。 不器用だから、ちゃんとできてるか心配。 でも、私だって女の子だもん。可愛くなりたいよ! 「よし、そろそろ行くか」 聡太君が言った。 「「「レッツGO!」」」 よーし、今日は思う存分満喫してやるぞ! 最初は、超大型ジェットコースター。 でも私、高いのも速いのも苦手。 でも、何事も挑戦は大事!行くぞぉ! …とか最初は思ってたけど。 う、うう…ぎもぢわるいっ! 挑戦して後悔したよ。これは完全にトラウマになる…。 私が気持ち悪そうにしていると、聡太君が駆け寄ってきた。 「乗り物酔か。まず、新鮮な空気を思いっきり吸い込んで。それを繰り返す。そしたら治るかも。」 す、凄い! 「あ、ありがとう。……すうぅ、はあぁ、すうぅ、はあぁ」 それをずっと続けていると、とてもすっきりしてきた。 「治った!ほんっとにありがとう、聡太君。」 聡太君はちょっと照れていた。 それからの事。私たちは昼飯を食べて、いろいろなアトラクションに乗った。 そして、もう夕方。 早いなぁ、一日って。 でも、これからが本番。 イルミネーション! みんなでイルミネーションなんて、ほんと憧れちゃう! そんなことを考えていると、辺りがぼわっと明るくなった。 そっか!ここ、〇〇パークでは、イルミネーションの時間帯が少し早いんだよね。 わあぁぁ、綺麗! 青、赤、黄、緑。 沢山の色が一気に世界を照らしている。 すると、聡太君がいきなり私の手を握ってきた。 ふ、ふぇっ!?いきなりどうしたの!? すると、聡太君は走り出した。どこまでも走り続けそうな勢いで。 私を連れて建物の影に隠れると、聡太君は大きく口を開けた。 「好きです!……返事はいつでもいい…から。」 聡太君がそれを言った瞬間、ハートのイルミネーションがチカチカと光出した。 私たちを照らすように。 これが、私の初恋なのです。 「私も…好きです」 *あとがき* こんにちはぁ!エナガ大好きなシマエナガです! 今回のお話は、またまた恋愛のお話。 これは、私の理想の恋です。笑 たまたま写真でイルミネーションを見て、このお話が思いつきました。 …というか、この話季節外れすぎ!笑 今夏だろ! この小説を読んでくれた皆さん、ありがとう!あとがきまで読んでくれてありがとう! では!
【短編小説】 ひとつだけ願いを叶えるなら ~風に乗せて~
夏休み。風鈴(ふうり)は、縁側に座ってチョコミントアイスを食べている。 そよそよと気持ちの良い風が吹いてきた。 気付くとそこには、小さな女の子が立っていた。 「あなたは誰?」 風鈴は尋ねた。すると、女の子は言った。 「わたしは風華(ふうか)。忘れちゃったかな、『お姉ちゃん』。」 風鈴はその名を聞いて、驚きを隠せなかった。 「えっ…」 ー数年前に遡るー 風鈴は5歳だった。 風鈴には、一つ下の妹がいた。名前は風華。 ある日、二人は家の近くの道で遊んでいた。親は、 二人から目を離して話していた。 風華は、走ってきた車に気付かず、車道に飛び出した。 風華は病院に搬送されたが、そこで亡くなった。 病室のベッドには、マリーゴールドの花束だけが残っていた…… マリーゴールドの花言葉は、『悲しみ』…… あの時からだいぶ経ったので、風鈴は妹の顔を忘れかけていた。 だから、突然風華が現れた時は、それが風華だとはわからなかったのだ。 「わたし、死んじゃった後は風の精霊になったんだ。 風に乗せて、お姉ちゃんの願いをひとつだけ叶えてあげられるよ!」 風華は笑顔で言った。 「…何でも?」 風鈴は質問する。 「うん!なんでも叶えるよ!普通じゃできない事も、ぜーんぶ!」 風華は、とても一度死んでしまった子供とは思えない程にこにことしていた。 風鈴は悩んだが、今すぐには決められそうになかった。 「ちょっと考えさせてもらってもいい?」 「いいよ~!それじゃあ、また明日同じ時間に来るね!」 風華がそう言った途端、風が吹いた。 風華は、忽然と姿を消した。 夜。風鈴は、布団の中で考えていた。 (やっぱり、恋愛成就かなぁ…。でも、賢くもなりたいな…。 どうしよう……決められないよ~) 布団でゴロゴロと転がっていた時、ふとある願いが風鈴の頭に浮かんだ。 (確か、何でもいいんだよね…。だったら、これも……!) 風鈴は何を願うか決めた。明日が楽しみだ。 「お姉ちゃん、願いは決まった?」 約束通り、風華が来た。 「うん」 風鈴は答える。 「それじゃあ、わたしの耳元で囁いて!」 風鈴は、風華の耳に囁く。 「…………。」 「おっけー!それじゃあ、願いを叶えるね!」 風が吹き荒れる。風華の姿が見えなくなる。 (お姉ちゃん、『また後で』会おうね……) 風鈴の頭の中に、直接風華の声が響く。 風鈴は微笑んだ。 うん。また後で。 気付くと風鈴は、縁側に座っていた。 風華はいなかった。 しかし、風鈴はわかっている。 また会える、と。 数日後。突然風鈴の母が女の子の赤ちゃんを身篭った。 母は風鈴に尋ねる。 「この子、どんな名前がいいと思う?」 風鈴は迷わず答えた。 「風華!」 母と父は驚いた顔をした。 「風鈴、亡くなった人の名前をつけるのは、不吉じゃないか?」 父が言った。風鈴はこう返す。 「これから生まれてくるのは風華だから!風華でいいの。」 母と父は少し考えてからこう言った。 「…わかったわ。また風華が生まれてくるのね。 それじゃあ、この子の名前は風華にしましょう。」 「やった!」 風鈴は嬉しくて、思わず声を出した。 待ってるからね。風華。 風鈴は自分の部屋で日記帳を開く。 風華に何を願ったか、ここに記録しておこうと思ったからだ。 『私が風華に願った事。それは… 「また風華がこの家に生まれてきますように。」』 風鈴はさらさらと文字を書く。 そして、縁側へ行く。 数ヶ月後風華に再開できる事を楽しみにしながら、 風鈴は今日も縁側に座ってチョコミントアイスを食べる。 end 読んでくださってありがとうございました♪ 姉妹ものです。どうでしたか? コメント欄に感想よろしくお願いします!
違う世界(主人公は自分)
私「このトンネルの先に、何があるというの?」 そう言って私は先に進む。 トンネルの先には、人間の世界とは全く違う世界があった。 目に見えるのは青い大空と芝生。少し強い風が吹くけど、橋がある場所までに進んだ。 周りを見渡したら肉屋ばっかりだった。何があるのか 分からないままで、ただ歩いているだけだ。すると目の前には大きな橋がある。下には電車があり、電車の下には水がある。 私「電車だ」 後ろに人の気配を感じた。振り向いたら本当に人だった。 ○「何をしているんだ?」 私「え?」 私と同じ年齢くらいの少年がいる。 ○「お前、人間だな。この世界では人間という生き物は珍しいんだぞ。」 私「そう、あなたは誰なの?この世界はどういう世界なの?」 ○「俺は勝(まさる)だ。この世界は、誰が何を望んでも全て望み通りに 出来るんだ。俺はお前と同じ人間。人間の世界に生まれた。」 この少年の発言には、驚いた。 私「私の名は玲奈。この世界に紛れ込んだ人間よ。」 夜になり、周りにはよく分からない黒いやつが歩いていた。 私「何あれ?」 勝「言っただろ?この世界では人間は珍しい生き物だって。別に何も 気にしなくていいんだぞ。あ、そうだ。いまから俺の家に行こうぜ。 ここでは何も教える事が出来ないし。」 私は勝と手を繋いで橋を渡った。 勝「さぁ、今から空を飛ぶぞ。」 ぐーんと空に浮かんだ。 勝「ここが家だ。入るぞ。」 扉が開いた瞬間、豪華な階段があった。 私「あなた結構お金持ちね。」 勝「金持ちだよ。それは置いといて、俺が何者かを玲奈に伝える。それと、世界のリーダーを教えてやる。」この世界に来た事には理由はない。 勝「俺は魔法使いだ。この世界のどこにでもいる魔法使いだ。 魔法使いは、人の心を読めるんだ。玲奈が今に望んでいる事だって俺に も分かるよ。それから、この世界のリーダーは神様だ。でもな、 この世界で嘘つきは許されないんだ。すべて正直に申さないといけない。あ、ちなみに俺もこの世界に紛れ込んだ。それ以外の理由はない。」私「これで、話は終わりなの?」 勝「終わりだ。あと、俺は玲奈と同じ年齢だ。」 私「明日、私の望みについて話してあげる。そして、私の部屋はここで 良いかしら?」勝「そこでいいよ。空き部屋だからな。」 窓があってベッドひとつだけの部屋。どうも不便だ。 END
【短編小説】溶けたアイス (今辛い人へ)
暑い昼の夏場の事。 外を歩くと ギラギラ光った太陽が私の肌を焼いていくのが分かる。 私は早足でコンビニに行き 見慣れたアイスを手に取り 会計をすませた。 「はぁ。やっと帰れた」 しかし私は 家に帰った安心感と涼しい極楽感に満ちてたら いつの間にか寝てた。 うるさい上司にブラック企業。 全てを飲み込むように。。 『じゃ、森川くん。今日もこれが終わるまで残業ねー』 この上司はいわゆる世辺り上手で人によって上手く態度を変えて行く。 そんなところも 嫌いだ。 「分かりましたー。あぁ、めんどくさい。 あっ、…」 心で言ったつもりの愚痴が思わず口に飛び出した。 『…、森川くん。ボクはいつだって君をクビにすることが出来るから。じゃあ罰として明日の土曜日も昼まで仕事。はい決定ー!』 最後は小学生のように締めくくり会社から出た。 私が仕事を終えて時計を見たら もう夜12時。オマケに明日も出勤。 「嫌になるなー。」 だけどこの会社を抜けることは出来ない。ような気がするだけだけど。 「ハッ!ね、寝てた…。って、ヤバ!」私は 机を見た。そこには溶けた棒アイスが無惨にもドロドロに溶けてて食べるなんて考えも出来ない状態のアイスがあった。 だけど捨てるなんてもったいないことできないから ツイてないなー、と思いながら 棒アイスを口にした。 このアイスは美味しい。確かに溶けているけれど マズイ、と決めつけたのは完全に自分だ。 私は暑い事もあってか パクパク口にした。 「はぁ…」 あれ?おかしい。 美味しかったのに 何でため息が出るの? まあ、理由は分かってる。全てあの上司と会社のせいだ。 私はアイスのお皿と棒を捨てようと 二つを取ると思いもよらない事が起きた。 「えっ!?あ、当たり!?やったーー。」 そう、25年間生きてきて初めてのアイスの当たりが出た。 私は幸せに浸る。 心の余裕が今は無い状態だけど これから頑張る。 いや、頑張らない。 気ままに緩くやっていく。 私はそれからあの会社をやめ 自分の趣味の仕事を始めることにした。 確かに収入は不安定だけど 心に余裕がなきゃ 何をしても楽しくない。 私は楽しく 新しい職場へ歩いた。