短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
永遠の親友だから。
「スズノ、自分の部屋を片付けておいてね!」 お母さんが言う。 でも、私はどんなにこの言葉を言われても絶対にそんなことはしたくなかった! そう、1ヶ月くらい前のこと・・・ 「スズノ、お父さんの仕事の関係で引っ越すことになったよ。」とお母さんが言ったのだ。 そのときは「えっ!?!?」と驚いていた。 しかし、今は驚くどころではない。 悲しくて、さびしくて、泣いている。 引越しするなら、 友達との「友情」 大好きな家の「温もり」 幼なじみと暮らせる「喜び」が 全部失われてしまうから。 自分の部屋を整理する=いつでも引っ越せる状態にしておく と言うことだ。 多分、私が何をしても「引っ越す」という事実は変わらない。 その事実に押しつぶされそうで、何もできない。 何もできない自分が情けなくて、泣きたい。 悲しみの連鎖が続いている。 いよいよ引越し当日。 友達の笑顔が見れなくなる。 二度とこの家に住めなくなる。 親友と会うこともできなくなる。 『ああぁぁぁーーーーーーーーーーーーー』と大きな声で泣き叫びたい。 そんなことができる場所はないけど。 いろいろ考えていたら、一番の大親友、アイラちゃんが横にいた。 私は「あっ。ごめんね。引っ越すことになって・・・もう会えないんだ。」と話した。 その後、アイラちゃんはこんなことを言った。 [[引っ越したからって、親友じゃなくなるわけ、ないじゃん!!!]] その一言で、私は変わった。 (そうだ。友達は友達!引っ越したからって、仲悪くなるわけじゃないじゃん! 一緒に過ごしたこの空間、ずっと心で覚えてるんだ。 またどこかで会えるかもしれないし、新しい友達だってできるはず!) 急に楽しみになってきた。 楽しさが悲しさを吹き飛ばすような感覚だ。 そして、お別れの時だ。 アイラちゃんは「ずっと忘れないからね!」と笑顔で言った。涙は一滴もない。 私も、「心はずっとつながってるからね!」と笑顔で言った。涙は一滴もない。 アイラちゃんとは、永遠に親友だから。 この日の1年後・・・ 「おはようございます!」いつもの教室に入る。 みんなも返事をしてくれる。 休み時間は友達と遊んで、 帰りは一緒に帰って。 新しい場所にすっかりなじんでいる。 この空気が大好きだ!! 引越しを心配していた私なんて信じられない。 でも、前の学校の友達だけは、離れていないかのようにに覚えている。 だって、心でつながっているから。永遠に親友だから。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき どうだったでしょうか? 長い文を読んでくれてありがとうございました! 私も転校生と別れるのが辛い時がありました。(私は転校は経験したことはありません) でも、「心でつながっているのが永遠の親友」です!! 気に入った方は感想を書いてもらえるとGOODです!!
新聞記者ミズキ、今日も挑め!!(感動系)
こんにちわ~、元あきこでーす。 最近あきこから本名のなぎさに変えました。 渚と書いてなぎさと読みます!! 覚えてね!! やっほー、あたし伊集院ミズキ。 恋する乙女、じゃなかった、将来の夢新聞記者の12歳。 実質一人暮らしの小6。 えーっ、小6で一人暮らし?!って思う人もいると思うけど本当なの。 5年前にお母さんとお父さんは病気で死んで、祖父母は死んだ。 いわいる孤独って感じ。生きてる意味はあるのか。そして親戚の純子さんに引き取られた。 まあ、その親戚には感謝してる。もう少しで孤児院に入れられるところだったから。 でも、その親戚、仕事が忙しくて、しょっちゅう出張。こんな不幸なことある?あたしだけなんでこんなめに合わなきゃいけなかったの? もっとお母さんやお父さんといたかった。さみしくて、泣いていたその時、お母さんの優しい笑顔が見えた。お母さんは言った。 「ごめんね、みーちゃん。あえて良かった。お母さんの分までしっかり生きて、夢を叶えてね。嫌なことがあったら、純子さんに言ってね。 お母さんが入院してるとき、純子さんはお母さんが死んでも私がミズキちゃんを守るって言ってくれたのよ。 ごめんね、悲しい思いさせて。さようなら。」 それは夢だった。もしかしたら、お母さんが夢に出てきてくれたのかも。 お母さん、お父さんありがとう。おばあちゃんとおじいちゃんもありがとう。純子さんもありがとう。 あたし、みんなに愛されてたんだ。やっと気づいた。今日から、ちゃんとお母さんたちの分も生きて夢を叶える。 10年後 あたし、伊集院ミズキ。 新聞記者。きょうもみんなのために情報を届けるわ!! 終わり ありがとうございました!! 感想書いてね!! みんなに幸あれ、ばいちゃー
みんなは私を無視する
私は、沙羅。絶賛みんなに無視をされている。(クラスのみんなじゃなくていつも一緒にいた4人グループの2に) 沙羅「なんでみんな無視するかな」 花「なんでだろう?」 花は私の唯一の親友 沙羅「センセーにチクろっかな…」 花「いんじゃない?」 海「花ー!」 花「海に呼ばれてる!行ってくるね!また明日!」 沙羅「うん」 海は私を無視する子の1人だ。もう1人は明里という女の子だ。 〜次の日〜 沙羅「おはよー」 花「…」 無視!花が!?犯人がわかった!海だ!海のせいだ!あんとき行かせなかったら!海のことしばいt…その時だ小さい声で花が 花「成仏してあげるから…安心してね」 沙羅「!」 そうだ…だからみんな無視をするんだ…海ごめん…! 明里「花ー!沙羅のことまだ成仏してたの!もう帰るよ!」 花「ごめん!今行く!私のせいで…ごめんね…」 初めて作ったので読んでくれるとうれしいです !
First Love ~初恋~
私の名前は坂本七波。 4月から中学1年生になった。 私は地元の中学に進学したため、 私の通ってたA小とB小の児童が合流する形になっていた。 入学前はすごく緊張していたけど、 B小の子もすごくいい子ですぐに仲良くなることができた。 他のクラスにも友だちができた。 名前は川嶋京介。 私は京介に一目惚れをした。 見た目がドタイプすぎたからだ。 それに、気遣いもできて、優しくて、なにもかもがタイプだった。 私は学校に行くのが毎日楽しみだった。 1-5のみんなはいつも賑わっていて、いじめなどもなく、穏やかな学校生活が続いていた。 しかし、6月。ある男子2人が私の連絡先を拡散するという事件があった。 どうやらその男子たちは私に恨みがあったらしく、親友と二人で私をいじめようとしていたのだ。 私は誰に送られたのかもわからずただただ混乱していた。 すぐに京介にも相談をした。 「俺にできることがあれば何でもするから言ってね」 そう言ってくれた。 そんな中、送られてきた連絡先を追加して、私に連絡してくれた人がいた。 名前は伊藤純真。隣の6組の男子だった。 「あなた、写真もさらされてますよ」 と教えてくれたのだった。 その翌日、私は先生のもとに行き、このことを相談した。 放課後に2人と話をし、無事解決することができた。 すぐに対応してくれた先生方にはすごく感謝をした。 もちろん、京介にもお礼をした。 そして、その日の夜。夢にも見たことが起こった。 「七波。俺、七波のことが好きです」 そう言われたのだ。 私はすごく嬉しかったし私なんかでいいのかと思った。 戸惑いながらも私は、 「私も京介のことが好きです」 と返すことができた。 「付き合ってくれますか」 その言葉に 「もちろん!!」 と言った。すごく嬉しかった。 これが、私の初恋。 10年後 私達はすごいことに、10年間のお付き合いを経て結婚した。 そして「川嶋七波」に名前が変わった。 今は子どもたちと4人で暮らしている。 名前は「京士郎」と「波音」 いつまでも幸せが続きますように。 end ー登場人物ー ・川嶋七波(かわしまななみ) ・川嶋京介(かわしまきょうすけ) ・川嶋京志郎(かわしまきょうしろう) ・川嶋七音(かわしまなのん) ・伊藤純真(いとうしゅんま)
水溜り
水の打ち付ける音と、強風による轟音が響き渡る。 ずいぶんと綺麗で、皆それぞれの間隔で落ちながらも、どこか不揃い。 ただ落下していく集団に、なぜか綺麗さを覚えていた。 私は雨上がりの虹が好きとか、そういう訳ではない。 ただ単にこの匂い、見た目、感触。全てにおいて愛していたと思う。 あれほど愛しているものはなかっただろう。 下の方を眺めてみれば、そこにあるのは少し大きめな水溜り。 某塩湖ほどに美しいわけでも無いが、そこに映っていたのは第二の空とも言えるようなものだった。それを踏む大人に、無邪気に飛び越える子供たち。 真上にある空は掴めないが、そこにあるのは掴める空だ。きっとすぐに掴める空だ。 私は、今その境界に立っているのだろう。 ふと思ったのだが、もしあれを私自身が作れたとすれば、人はそれに映り込むだろうか。 「自身の人間像」とかいう話ではない、ただただ、見にくる人がいるかどうかがわからない。 きっと見に来ることはないだろう。 どう足掻いても、どう弁明しても、きっと誰1人興味を示すものは現れないだろう。 自身の犯した罪がわからない。でも、おそらく大罪は犯していた。 人と関わることさえも途方に暮れる作業で、その作業にも価値はなかった。 そんな中でも、私をただ見てくれるだけの人はいた。 それ以上でもそれ以下でもない。ただ見るだけの人だ。 それが救いだった。ただただ愛していた。そうだ。そのはずだ。 ここから10分後には、豪雨によって雨足が強まると予想されている。 そして今、その前触れかの如く風が強まる。 誘っているのではないだろうか。このざわめきは。 きっと私を導こうとしている。そういうことだろう? ...呼びかけて応じる者はいなくて当然だが、私は高所にて一人そう確信した。 私。そして雨足の強まった12:50。 気づいた時には身を委ねていた。 雨が速すぎるのか。それとも私たちが遅すぎたのか。そんな生き様のあらわれ。 粒とまた一粒が、何を残すでもなく降下していった。 まるであの頃と同じだった。 体感5秒にも満たない時間の中、私は2人で空を掴み取っていた。 少しだけ暖かい気がした。 あっ、そうだ。一つ残せたものがあるんだった。 私だけのものではない。私の恋人と、混じり合ったものであろう。 あんなにも明るかった空も、今となっては赤く染まって見れたものじゃなくなった。 もう、見せ物でもなんでもない。 そんな水溜りがひとつ。
カンドウモノガタリ?
ボクには両親がいない。 ボクに心臓を移植した母、体の弱かった父、父に似たボク。どんな人だなんておぼえてない。 ひさしぶりに母の部屋に入った。1つだけ開けていない箱を開けようと思ったのだ。 中には、ビデオテープがあった。再生して、ノイズに混じった声を聞いた。母がボクを呼んでいる。 「……今あなたがこれを見つけたころには、お母さんもお父さんも……いないでしょうね。 あいつ、父さんは、血のつながっていない私より、自分とあなたを大切にした。そう、私はただの、<心臓を子に移植したやさしい妻>。 だから、あいつも、あなたも、ミチヅレにする。さようなら」 音も光もない部屋にとり残され、始めて体の異変に気づいた。心臓は、父のもの。もしくは、手術なんて……。 父さんと母さんと、同じところへ、ボクも。
シオン
ファ~はよ…「今日はあの子の誕生日と命日だな…」高1の柴田 愛梨(しばた あいり)がこう言った。部屋の中にはまだ片付けていない中学のスクールバックと制服があった。カーテンもしめていて部屋がやけに暗かった。カーテンを開けた。そこにはシオンの花が咲いていた。毎年この季節になると、咲く。シオンという言葉が頭をよぎったら涙がポロポロと出てきた。急いで家を出た。久しぶりだ。走ってた。ついた所はお墓だった。愛梨はそこにシオンの花を置いた。泣いて声が上手く出ないが、声を絞ってこう言った。「忘れない!!!!!君を忘れない!!!!!シオン!!!!!」花を置いた場所は幼馴染のシオンの墓のところだった。 シオンの花言葉は「君を忘れない」
じゃあ俺の彼氏になってくれませんか?
「あっ!ユアン君」あっいっちゃた〜 私今日こそユアン君に話しかける。(勇気なんて出ないよー) 「あ・か・りおーい」「なっなに?」ユアン君?じゃないよねそんなわけ無いって?え?「はっユアン君?」 どうしよう見られてたんだ最悪好きな人に見られてんるなんて恥ずかしいよ!つい耳と顔が赤くなって体中が熱くなってきた。 「あははは、あかりーいつまで寝てるんだよ?これで居眠り俺が見た中で12回目」 「え?そんなに見られてたの?え恥ずかしんですけど!」えーま・じ・で? 次の日・・・ キャーユアン様ー いつもイケメン かっこいいー 彼氏になってくださーい キャー ユアン君ー 「あーいつもあんな感じで囲まれてるんだーイケメンだしねー」「ミサキそんなこと言って無いで早く彼氏つくりなー」「は?あかりだっているの〜?」「えっいぃません。ごめんなさい。」「よっーあかり」ん?この声はもしかして「ユアン君?」やっぱりユアン君「え?あかり彼氏ユアン君なの?」そんなわけ無いじゃんこのブスあかりが!ってかこんな彼氏いたら最高だよーもう最悪「ちっちがうし」 「じゃあ俺の彼女になってくれませんか?」えぇぇ!かっかか彼女〜〜?「はっははい〜〜」 「彼氏できたじゃんfromミサキ」 「彼女出来たじゃんfromユアンの友達ハルト」 こんな早く終る恋なんてある?こんなしあわせもすぐつかめる私は幸せものだ〜〜
きみがすき
ねぇ、せんぱい。 私のこと、見て欲しいです。 ねぇ、せんぱい。 一緒に、どこか行きたいです。 ねぇ、せんぱい。 私のこと、もっと知って欲しいです。 ねぇ。せんぱい…。 先輩と出会ったのは、図書室だった。 静かな静かな図書室。 誰一人居なくて、少し寂しげな図書室。 私は、そんな図書室が大好きだった。 先輩は、明るくて、元気で、陽キャ。 私なんかとは大違い。 「良いな」なんて、こっそり思ったりして…。 先輩は、きっと私のことなんか気にかけてないだろう。 たまたま図書室に行って、そこに居た私に声をかけた。 ただ、それだけ。 何も、変わったことじゃない。 きっと、私は。先輩に、意識なんてされてないだろうな。 でも、私は。 きみがすき。 俺は、好きな人がいた。 1つ年下の、可愛い女の子。 いつも図書室にいて、本を読んでる。 やっと出会えたきみに、俺は声をかけた。 きっと、俺は。あのこに、意識なんてされてないだろうな。 でも、俺は。 きみがすき。
なぜか、普通の文みたいなのに怖い (文章結構怖いので注意!)
おもしろそうなアプリを見つけた。 お母さんに賞状を見せた。 まずは、弟に見せて一緒に遊んだ。 「まめにコツコツと頑張ってたものね」 えがおになれたよ! えがおで答えてくれたよ! かぞくにも見せたけれど、とても好評だった。 はみがきをした。 らんどせるから、宿題を出した。 わたしの歯がもっとピカピカになったよ! こまったなぁ~、分からない。 たくさんの出来事があったなぁ~。 ろうそくをつけて読書をした。 しらないこともいっぱいあったしなぁ~。 しっている情報がふえたから、嬉しかったよ! のびーっとベットで伸びをした。 てーぶるを整理して、おやすみなさい! みかんのにおいがしたから、食べたくなってきた。 やることがいっぱいあって、疲れちゃったよ~。ちかくにもしかしたらあるのかな? るんるん気分でそのまま寝たよ。 づけ野菜のにおいだったよ~(´;ω;`)ウゥゥ…。 れもんの香りっていいにおい! だれかがキッチンに向かったみたい…。 こんにちは!hinaです! 初めて短編小説を書いてみました!結構文が怖いかもしれません…。 感想など、おまちしております! (コメント内で、ネタバレ可能です!)
リーダー
リーダーっていいよね。 クラスの子を巻き込んで何でもしていい最高の位置。 羨ましいな。いいな。 3ヶ月後――― あれ?でも…。 私がリーダーになったらバレちゃうな。 あの子と付き合っていることが。 あの子と幼馴染で親友だったことが。 そう。私の彼氏は、飯田凌駕(いいだりゅうが) ○ouTube登録者数400万人の超人気小学生トップモデル。 しかも国宝級イケメンランキング子供版1位だし、 国際映画祭の助演男優賞にノミネートされている。(最年少ノミネート) そんな人と幼馴染で、さらにつき合っているなんてことがバレたら凌駕が…。 だから私は今日も陰キャでモブキャラ。 だけど今はもう別にいい。私はリーダー…いや誰よりも幸せで最高の位置にいるから。 大好きだよ 凌駕。
冷淡女王の恋
冷淡女王の恋 私は黎明晴夏。中学1年。 入学式の日、私は恋をした。 こんな感覚は、はじめてだった。 でも、君が振り向いてくれないことは、目に見えている。 成績優秀、どんなことが起きても、表情一つ変えない、猫のような、冷淡女王。 そんな私に君が寄って来るはず無い。君のような、明るく、面白い人は。 ...なのに、なぜ、言ってしまったのだろう。私らしくない。 君の答えを待つ私は、「冷淡女王」という名に似合わぬ顔をしている。すごく赤い。 「いいよ。」 ...君の答えに、私は、はじめて、表情を顔に出した。
向日葵の君へ
8月_向日葵が咲く時期になった。 向日葵を見ると、あの女の子の笑顔がどうしても頭に浮かんでしまう。 去年の8月、僕は暇だったので散歩をしていた。 すると、見たこともない量の向日葵が咲いている場所を見つけた。 しばらく向日葵を眺めていると、なにか気配がした。 後ろを振り返ると、すぐ僕の後ろに女の子がいた。 女の子は少し年季の入った麦わら帽子を被り、白いワンピースを着ていた。 茶色の長い髪が風になびく中、女の子は言った。 「この辺の向日葵すごい綺麗でしょ。」 「...そうだね。」 「でしょ!?久しぶりに人と話せて嬉しいや。」 女の子は満面の笑みを見せた。 女の子の第一印象は向日葵だと思った。 天真爛漫で素直で堂々としていて、優しさに包みこまれていくような感じだ。 「君は何しに来たの?」 「いや、ただその辺を散歩していただけだよ。」 「ふーん。中々運がいいね。」 「...それ、どういう意味?」 「そのまま。あ、そうだ。私が育てた向日葵あるんだけど、見る?」 僕が返事をするより先に、女の子は僕の手を引っ張って歩いていた。 その手には温もりを感じなかった。 「どう?綺麗でしょ。」 向日葵畑のちょうど真ん中に一本、他の向日葵よりも大きくて美しい向日葵が咲いていた。 美しすぎて返事もできなかった。 「私一人で頑張って育てたの。」 「...すごい。どうやってこんな大きい向日葵に育てられたの?」 「そりゃ何十年もここの向日葵を管理してるからね。...あ、口が滑っちゃった。」 何十年?見た目からして女の子は10歳くらい。 どう考えても計算が合わない。 「...君が最後にこの向日葵を見てくれて嬉しいよ。ほら、向日葵も喜んでる。」 向日葵が揺れ、太陽に照らされてとても輝いて見えた。 「じゃあね。またいつか。」 女の子はこれまで以上に笑顔で言った。 次の瞬間、ものすごく強い風が吹き、目を開けると女の子はいなくなっていた。 次の日、また僕は一人で散歩をした。 どうしてもあの向日葵が見たい、そう思ってまた向日葵畑を探していた。 すると、向日葵畑は見つかったが、向日葵畑の真ん中にはあの大きな美しい向日葵などなかった。 土があるだけで、枯れた跡も何もなかった。 こんなに急になくなることなどあるのだろうか。 近くにいた農家さんに、あの向日葵について聞いてみた。 「ああ、あの向日葵か。たしか50年前、10歳くらいの女の子が一人で一本の向日葵を育てたんだっけな。それがとても大きくて美しくって、村中で評判になってたんだよ。だがその女の子は急に重い病で死んでしまってな。その向日葵を村長たちが育てたんだが、急に枯れてしまったらしくてね。だから村中の人がその向日葵が咲いてた周りに向日葵をたくさん植えてな。今じゃあんなに美しい向日葵畑になったんじゃ。」 「...ありがとう、おじいさん。」 僕はお礼を言ってすぐあの向日葵畑へ向かった。 そっか。女の子はもういなかったんだな。 僕はグッと手を握りしめた。 今度向日葵の種を買って、あの場所に一本植えよう。 できれば大きくてとびきり美しいのに、僕が育てるんだ。 そして、その向日葵をいつかあの女の子にプレゼントするんだ。 そしたらきっと、君はあの向日葵のような笑顔を見せてくれるだろう。 _____________________________________ こんにちはー!アネモネです。 向日葵がとても出てくる話ですが、最後の場面に出てくる「一本の向日葵」の意味を調べてみるともっと読みが深まると思います! じゃね(^^)/~~~
予想外
みんな助けてくれないんだね。 期待外れだった。 そう思ってまた転校する。 ー2XXX年… 最近は技術も進み、遠い場所からでも仕事ができるようになり、親の都合で転校する人が減っていった。 私はそんな中、何回も転校している。 「いじめ」だ。 何回も経験してるから慣れているけど、やっぱり過ごしにくいから転校する。 いつもは都内を転々としていたが、今回は島の方の学校へ転校する。友達を作るつもりはなかった。 だって、どうせいじめられるからー… ー転校当日 先生「今日は転校生が来るぞー!」 みんな「まじ?やったー!きゃー!」 「…えっと、〇〇中学校から来た芽莉菜です。よろしくお願いします。」 休み時間。私の机にはクラスほぼ全員来た。クラス全員と言ってもクラスの人数は7人。ここに来たのは6人。 まずは、芽莉菜という名前をキラキラネームとか言って馬鹿にされるのが鉄板だが… 「芽莉菜ってかわいー!私なんか由衣だよー笑」 え…。 どうやら島は転校生が少ないらしく、都内から来たなんてもうすごいそうだ。 あと1人、とても顔立ちが整っている男の子だ。 「あの子は…」 「あいつは翔!女の子に可愛いなんか言わないし、めっちゃ塩対応だよ!まあ、イケメンだからモテるんだけど笑」 私は話しかけた。どんな感じの人か知っておかないと…。関わり方を考えなきゃ。 「えっと、翔だっけ?よろしくね」 「あー、芽莉菜…」 「うん…?」 「あんま溜め込むなよー。あと、ここはいじめがないからな。コソッ」 え!分かったの?あ、手の…傷。 カッターで切り付けられたもの。痛かったなぁ。 転校と傷なんか、大体わかるか。 「あー、後。」 「可愛いと思う」 え、 ー予想外 ドキドキした。ただそれだけで恋と決めつけるのは難しい。 でも、恋だね。多分。今までと違う。 本当に予想外。 明日は私からあいさつしよう… みんなと仲良くなれるように…
初恋
子供の頃。 君とは、いっちばんの仲良しだった…。 ー詩翠パートー 「あ~。今日テスト…。やだなぁ………」 『も~!詩翠ちゃんはすーぐ諦めるんだから。あきらめたら終わりって言ってるのに…』 「そーだけど…」 『言い訳はいらないっ!」 わたしは、玻璃夢 詩翠*harimu sisui*。 このずっと喋ってる子は、学星 魔衣*gakuhosi mai*。 わたしの友達。でも最近は、受験日が近づいてきてるからピリピリしてるの。 魔衣ちゃんと喋っていて、思い出すのはツンデレな瑠璃夢 詩音*rurimu sion*君。 幼馴染で生まれた日がいっしょ。そして生まれた病院もいっしょ。生まれた時刻もほとんど同じ。 でも、双子じゃあない。そんな実質、双子みたいな私たちはいつも一緒だった。 でも、詩音くんが引っ越してから変わったんだ。もう詩音君はいない。 大阪からじゃぁ遠い遠い北海道まで引っ越しちゃったんだから。 寂しいなぁ。私はいつもそう思うよ。手紙だって、もう何日も詩音くんから帰ってこなくなった。 寂しいよぉ… ー詩音パートー 「あぁ、算数か…。苦手だ。」 『お前まだ初恋引きずってんのか! 初恋をずっと引きずってるって事は街湖詩 未栗*matikosi mikuru*さん気にならねぇのか?』 「あぁ。」 『マジか!学年で一番人気な男子と女子ってベストカップルじゃねーの?』 「なんだその考え!マジウケる!」 『えぇ…。お前の街湖詩 未栗さん気にならない方がどうかしてるぜ。』 俺は、瑠璃夢 詩音。こいつは、蔓山 玲央*zuruyama reo*。とにかくうるさい。 あぁ、こんな奴と話しているとなぜか思い出す。俺の初恋の人。 名前は、玻璃夢 詩翠。ちょっとおてんばで可愛かった初恋の人。 あー、手紙送れてないなぁ。そろそろ送ってやりたいなぁ。 次はいつ会えるかなぁ?死ぬまで会えないかもな。 あーでもじじぃが引っ越すって言ってたな。また戻るって。会えるかな?詩翠と。 ー詩翠パートー 『今日は転校生が来ます!』 「はじめまして。瑠璃夢 詩音です。よろしくお願いします!」 詩音君!?一体なぜ? まあ会いたいって思ってたからいいけど。 〈休み時間〉 「詩音君、久しぶり!」 『えぇ!詩翠のこと知ってんの!』 「いやっ………。しらねぇ。」 えっ………。詩音君…? わたし、嫌われてる………? ー詩音パートー ああは言ったけどどうしようかなあ。 俺は詩翠のこと知ってんのになぁ。詩翠、落ち込んでるかもなあ…。どうしよ。 あっ! 放課後、呼び出して話そ! いいじゃん俺! ー詩翠パートー うーん。なんかあってああ言ったのかなあ。 それなら、話せばいいじゃん! 放課後、空いてるし屋上で! よしっ!言おう! [バッタリ] 「えぇっと」 「あのさ、」 「「放課後、屋上で話そ!」」 「「wwwwwww」」 お腹いたぁーw! 「「じゃあまあ放課後に!」」 意外とこれはいけるかも! 〈放課後〉 「あのさ」 「ごめんな。俺、詩翠と仲いいって言い切っていいのかわかんなくてさぁ。」 「なんでぇ?私はいつまでも詩音と友達でいたいって思ってるよ!」 「そうなんだけどなぁ。俺、手紙かけてなかったからさ。好きな人落ち込ませたのにさぁ、言っていいのかなぁって。」 「いいよ!」 「わたし、詩音のこと好きだから!」 「あぁ先言われた!俺も言いたかった。」 「駄々っ子は変わんないね。詩音って。」 「////////」 「////////」 「なぁ、恋人になってください。」 「こんなわたしでよければぜひ!」 「「あはは!」」
カッパの昔語り
昔、我は名も無きカッパだった。あの時代、名のあるカッパは偉かった。 だから我はそんなに偉くなかった。 まあ、そんなに偉くなかったからこそ、とてつもなく面倒な書類仕事をしなくてもよかったのだが。 ん?ああ、昔は治安が悪くてな。暴れガッパが多かったのだよ。そのことを書いて、お偉いさんに渡さねばいけなかったのだ。この作業を書類仕事という。 さて、話を戻すぞ。 で、我はとてつもなく暇なカッパだったから、河から流れてくる野菜を近所のおばちゃんガッパに持っていって、わちゃわちゃしておったわけだ。 あ、そうか。お主は分からぬか。我の家は河の中にあるだろう?昔は人間のおばちゃんがドン引くほどぺらぺら喋りながら野菜を洗っておったのだ。まあ、その手から野菜が落ちて河にドボンするのは想像できるだろう?その野菜が流れて我らの方に流れてくる...これでわかったか? で、何か面白い話が聞けないかとブラブラそこら辺を歩いていたら、人間とばったり会ったのだ。人間は驚いてアホ面をかましておったのだ。 思わず三秒間人間と見つめあってしまったわ。我も人間も二度見ならぬ三度見してしまった。あれはシンクロしておったわ。 で、奴は聞いてきたのだ。 [あなたはカッパですか?] とな。 今思うと、あの時から我は奴の掌の上で転がされておったのだろうか?まあ、それは後で考えよう。で、我は反射神経でこう答えてしまったのだ。 [そうだが、何か問題があるか?] と。 それから其奴は色々な話をしてくれた。どれも面白かった。 おっと、時間が来てしまった。また次を楽しみに待っておくといい。 また後でな、我が孫よ。 [うん、またね、じいちゃん。楽しみにしてる(*>∇<)ノ ] ども!小説初投稿のsuyumiだよーん(⌒0⌒)/~~ このお話は、孫に昔あったことを面白く教える、おじいちゃんカッパのお話です。誤字脱字があると思いますが、大目に見てください(_ _) またいつか会いましょう! それではまたねー ( ´ ▽ ` )ノ
あの時言えなかった「おめでとう」
「おめでとー!!」 「やったな!星絆!」 「さすがイケメン!羨ましいぞ~」 クラスのみんなは星絆くんを囲んでる。 もう、叶わない恋。 _朝_ 今日こそ、星絆くんに告白するんだ! 心臓がドキドキする。 5年1組の教室に向かう。 「おは…」 「咲空ちゃん、ダメ!!」 莉々愛ちゃんが叫ぶ。 どうしたんだろう? 「おめでとー!!」 「やったな!星絆!」 「さすがイケメン!羨ましいぞ~!」 クラスのみんなが星絆くんを囲んでる。 なんとなく察した。 星絆くんに、“彼女”が出来たんだ。 莉々愛ちゃんは、申し訳なさそうな、泣きそうな顔をしている。 私は気付いたら、体育館にいた。 莉々愛ちゃんも追いかけてくる。 そういう事か。 莉々愛ちゃんは、隠そうとしてくれてたんだね。 私が傷つかないように。 「私、失恋しちゃったんだね。莉々愛ちゃん、今まで応援してくれてありがと」 莉々愛ちゃんは、泣いていた。 何も出来なくてごめんね、って。 私の方こそ、振りまわしてごめんね。 後から聞いたこと。 星絆くんの彼女は、2つ上で小6の “乃々先輩”だったこと。 星絆くんから告白したこと。 もう、叶わない恋だって、分かってる。 分かってるのに。 どうして、諦められないんだろう。 _中1_ 私は、中学生になった。 私は、今でも星絆くんが好き。 莉々愛ちゃんは、私を励まして、応援してくれている。 あの後、星絆くんと乃々先輩は1ヶ月も経たないうちに別れた。 乃々先輩を“嫌がらせ”から、守るためだって。 星絆くんは、乃々先輩は、今、誰を好きなのか分からない。 でも、もし2人が両思いだとしたら… 今日も2人は、肩を並べて、楽しそうに話しながら帰る。 あの時は、素直になれなくて、言えなかったけれど。 もうすぐ近づいて来てるよね。 2人に、「おめでとう」を言える日は。 _END_ 〈登場人物〉 涼風咲空(すずかぜ さく) 白雪莉々愛(しらゆき りりあ) 夜空星絆(よぞら せな) 小森乃々(こもり のの)
コーヒーの香り
その日は土砂降りだった。 人生への絶望 未来への不安 現状への不満 もう何もしたくない──── 数々の悩みを抱え、身も心もずぶ濡れの私が見つけたのは、一件のカフェだった。 ドアを開けたらカウンター席と、その横にテーブル席。 コーヒーがふんわりと香る。 「素敵な雰囲気のカフェだなあ」 そうぼんやりと思っていたら、奥から若い男性がでてきた。 あ、コーヒーのいいにおいだ 「貴方、どうしたんですか!?びちょびちょじゃないですか!!ちょっと待っててください、今タオル持ってきますね」 私をまるごと包むような柔らかい声。なんだか心がじゅわっと暖まるように感じた。 戻ってきたあの人は、ふわふわのタオルで私の髪をわしゃわしゃとふく。 あ、やっぱりコーヒーのにおい 「もう、何があったんですか!!見たところ傘も持っていないし!!こんなに濡れて!自分のこともっと大事にしてあげないとだめでしょう!」 怒ってる?なんでだろう 「どうしてこんなところに?」 「…」 私は答えなかった。 あの人は困ったように微笑んで、 「今コーヒーをいれますから。座っていてください。」 と、私をカウンター席まで連れていった。目の前で作られるコーヒーを私はじいっと見つめていた。 数分後、私の目の前にコーヒーが置かれた。 いいにおいだ 「どうぞ。飲んでみてください。コーヒーをいれるのだけはうまいんですよ、私」 誇ったような顔をしたあの人を横目に、私はコーヒーに手を伸ばした。一口飲んだ瞬間、 「あちっ」 予想以上に熱かった。舌を火傷してしまった。 「ふふ」 笑い声?ふと顔をあげると、笑い声のもとはあの人なのだとすぐに理解した。 屈託ない笑顔。今までの紳士っぷりからは思いもよらないな、と思った。 「くく、ふふ…」 声を殺して笑っているようだが、しっかりとばれている。そんなに舌を火傷したのが面白かったのかな。 …ツボが浅い人らしい。その後もずっと笑っていた。でも、悪い気はしなかった。 「また来てよ。いつでも待っているから。」 急にタメ口だな、この人。 「…はい」 驚いた。私が初対面の人と話せるなんて。 「あの、お代…」 「いーっていーって!!またきてくれればそれでさ。」 あの人はまた屈託ない笑顔を私に向けた。 その後もたくさん通い、私は常連客と化していた。客は常連が2、3人いる程度。お店としては少ないが、私にとってはちょうどよく、居心地のいい場所だった。 「俺はコーヒーをいれるのは得意だけど、そのほかはてんでだめなんだ。まあ、そんな俺も大好きだけどな。」 この人、この期間でキャラ変わりすぎじゃないか? 「お前、好きな食べ物とかないのか」 「…オムライス」 「オムライス!?案外かわいいとこもあんだな」 「うるさい」 「二週間後、テストがあるんだ、私。絶対いい点とって見せにくるね。」 「ああ、楽しみにしてるよ。お前に取れればの話だけどな。」 「はあ!?」 「どんな点数でも慰めてやっから。頑張ってこいよ。」 「…うん」 「明日は最後の大会があるんだ。もうこのメンバーでは出来ない。ぜっったい、勝ち進んでやる」 「おーおー気合い入ってんな。頑張れよ。お前ならできるさ。」 「うん!」 その日は土砂降りだった。 また、身も心もずぶ濡れだ。私は。 カランカラン… ふんわりと香るコーヒー。 ずぶ濡れの私にあの人は一瞬びっくりして、その後優しい笑顔で微笑んでくれた。 「待ってろよ。今タオル持ってくっから。」 ふきかたは変わってない。 「…負けちまったか」 「…」 私は答えなかった。あの人は困ったように微笑んで、私をカウンター席まで連れて行った。 「今日は特別メニューがあるぞ。」 と言って、私の目の前にお皿を置いた。 今日は私の隣に座ってくれるらしい。 それを見た瞬間、私は泣き出してしまった。ぼろぼろぼろぼろ止まらない。それは、 オムライスだった。卵がすこしボロボロだけど。ケチャップで、『おつかれさま』と書いてある。こんなん、元気出るに決まってるわ、ばか。 私は思いっきり、あの人に抱きついた。 「大好きだよ、ありがとう」 声が震えてしまった。でもどうしても、どうしても今伝えたかった。 あの人は私の背中に手を回して、 「ああ。おつかれさま。」 と、優しく声をかけてくれた。 優しいコーヒーの香りがした。