短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
君の隣は 私がいい。
一目惚れ。 ホントにあるんだね。 "ねえ、最近元カノと復縁したんでしょ?" "可愛いよね、あの子。" "別れたの?まだ付き合ってるの?" "別れたらしいよ、本人に聞いた。" 今カノはいないみたい。 逃げ出したい。色んな声が聞こえてくる。 私の好きな人は、可愛い元カノがいる。 数学の授業でわからないところを教えてくれたし、プリントを渡すときいつもありがとうって言ってくれる。 私にとって君は栄養源。 でも、元カノがあんなに可愛い子なら、私は無理だ。 他校の人もその子に手を振ったり連絡先の交換を持ちかけようとする。 華奢でポニーテルが似合う可愛いあの子とスポーツ万能で格好いい君はお似合いだと思った。 " 好きです。 " __やっといえたのに。やっぱり駄目だ。 わかってたのになんで?なんでこんなに苦しいの? 私が告白したこと、恋をしていたことは誰にも広まらずにひっそりと消えた。 おそらく私が悲しまないように。 だから好きなんだよ。 私はまだ未練タラタラ。 自嘲的な笑いが漏れる。 あの子と復縁したことを知った。 告白してから2週間だよ?馬鹿みたい。 廊下で2人仲良く喋っているのを見た。 ふたりとも楽しそうで、キラキラだ。 私があそこに入る隙なんてなかったんだ。 なんてアホだろうと思った。 けどやっぱり、どうしても 君の隣は私がいい。
シニガミ様のいうとおり
さあさあ、どうぞ。 お座りください。 歩き疲れた事でしょう。 え?気づいたら此処にいた? 自宅に返してほしい? まあまあ、そう焦らずに。 貴方に待ち受けるのは生か死か。 ご興味ありませんか? _ Q.貴方は誰。 A.ただのしがない死神でございます。 Q.なんで子供の姿なの。 A.子供の方が気楽に会話ができるでしょう。高身長の骸骨よりは。 Q.なんで私は此処に来たの。此処は何処なの。 A.ふふ。ここは生死の境目ですよ。貴方を待ち受けるのが生か死か、それを判断しに来たのです。 私は死神。 人の生死を決める存在。 今日も、ここの生死の境にくる方が沢山。 しっかり決めてさし上げなくちゃ。 コンコン この部屋の大きな扉からノックの音。 この部屋で生死の判断をする。 私の格好は真っ黒な足元まである大きなフード付きローブ。 7、8歳の容姿をしているが、数千年死神を続けている。 まだ人生歩む道のある人間を無駄に怖がらせたくは無い。 私は鎌を部屋の隅に置く。 私の背丈よりはるかに高く刃が鋭い大きな鎌。 歩む道のない人間は、この大きな鎌をひとふり。 それだけ。 生きている頃の資料を見て、じっくり見極める。 運命は私次第。 『どうぞ。お入りください』 『怖いですか?うふふ。え?黒いオーラが見える?面白いことを言うのですね。少し暗いからでしょうか』 『まあまあ落ち着いて。自力で帰ることは絶対にできませんよ』 『無理にしようとすれば彷徨う幽霊になってしまいます。なりたくないでしょう?』 『後ろの鎌?気にしないでくださいよ。隅にあっても大きいですから目を引きますよね』 『うんうん。頑張って生きていたようですね』 『地獄か天国かを決めるのは私じゃないですよ。他の者の仕事です』 子供の姿ながらに、大人びた口調、声。 さあて、仕事だ。 『うふふっ』 『決めましたよ』 『貴方の運命をね』 シニガミ様のいうとおり _ 読んでくれてありがとうございます! #零乃。…REINO…です。 初小説です! 誤字脱字とうあったらすみません。 温かい目で読んでもらえるとうれしいです。
巡り巡ってディステニー!?
新学期の今日、久しぶりに幼馴染がこの街に帰ってくる。そして俺の学校に通うことになる。まぁ、側から見れば転校生なやけどねぇ。俺の幼馴染の彼女は事故で記憶喪失になり、ここ3年間隣町の病院で寝たきりだったわけやから。 今日まで、彼女のことを一瞬でも忘れたことがないし、彼女に会えるのが楽しみすぎて昨日の夜は眠れなかったくらいやもん。んで、俺が大好きな彼女が、、、小林智鶴が通うことになっとる隣町の学校に受験して今日を迎えたわけ。 でもまぁ、俺も千鶴が記憶喪失のこと忘れてたわけじゃぁないんやけどな、、、、。 急いで学校に行った。別に急がんくても間に合うのはわかってたけど、クラス替えの表に千鶴の名前があるのを確認したかったから。別にクラスが違うくてもいい、、、なんて思ってたけど、実際にクラス違うかったからちょっとがっかり。 千鶴の顔を早くみたかったから、来るのを待っていた。千鶴とは、少しずつ距離を縮めていこう。そう思ってると、、、。 千鶴だ。彼女はあの時とそんなに変わっていなかった。サラサラのストレートロングヘアに伏せ気味のまつ毛。モンのすごく綺麗なわけじゃぁなくて、どっちかというと可愛い感じの彼女。話しかけるつもりはなかったって思ってたのはほんと。でも、話しかけずにはいられなかった。 「千鶴!」 びっくりした顔で俺を見た千鶴は、眉を顰めて、首を傾げた。記憶喪失なんだから、覚えているわけがない。 それでも俺は十分だ。千鶴のそばに駆け寄って、真っ直ぐに彼女を見た。 「千鶴、久しぶり」 彼女は困ったように笑って確かに、そう言ったのだ。 「初めまして、と言いたいところだけどそうだね、久しぶり誠太」 俺の名前を彼女はなんで知っているんだろう、、、、
私と彼の秘密の恋
私は人気アイドルグループ「スタームーン」のセンター 月夜 美果 自画自賛みたいだけど私はみんなに才色兼備と言われているし、母親は人気モデルの月夜 美里 父親は元人気男性アイドルグループ 「ブラック・ホワイト」のセンター 月夜 零 私が通っている学校はアイドル学校花園学園 そこで好きな人ができて・・・でも相手は人気男性アイドルグループ「ブルースター」のセンターで、私も彼も恋愛は禁止されているから告白もできない・・・あーあいっそのことアイドルなんてやめちゃおうかな。あっ学校行かなきゃ急がないと 学校 「おはようございます。」「礼儀正しいですね。月夜さん。」「ありがとうございます。」なんて会話をしながら教室まで来た。 ガラッ教室のドアを開ける「あっ美果ちゃんおはよう。」「おはよう。」「おっ美果はよー」この人が私の好きな人片桐 蓮君 「おはよう。」席に座る。先生が来た。授業が始まる。 放課後 私はクラスの中心的存在の美音さんに呼び出された。いきなりこう言われた。「あんたなんていなければよかったのに・・・」ドンッ おされた そういえばここは階段の前。体が宙に浮いた。落ちる。目をつぶった。ガシッ 「え?」蓮君がいた。私のことを受け止めてくれたみたいだ。いつの間にか美音さんはいなくなっていた。 「大丈夫?」「う、うん。」「よかった。」「実は俺、ずっと言いたかったことがあるんだ。」え、もしかしてこれって・・・ 「ずっと好きだった。付き合ってくれ。」「は、はい。」チュッ彼の唇が私の唇に触れた。 あの時からずっと私たちは秘密で付き合っている。今日は私のステージ。彼も見に来てくれる。「出番でーす!」よし。頑張ろう。 「みんなー!今日は来てくれてありがとう!」「じつはみんなにおしらせがあるんだ。」「実は私は蓮君と付き合っているの。でも、これからもアイドルは続けるから、心配しないで。」「今日はステージ、楽しんでいってね!」 ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ もりあがってる。 終わった後 「おつかれさま。」「ここでいうのもなんだけど・・・」「俺と結婚してくれる?」左手の薬指に指輪がはまった。「はい。」 5年後 あれから5年。今日は出産予定日。私のね。 「うっ じ、陣痛が・・・きた」「大丈夫?すぐ病院に・・・」「うっううう・・・おなかが・・・い・・・たい」 病院 ホギャー 赤ちゃんが生まれた。可愛い。双子で、男の子と女の子。名前は、水連と美玲。 それから5年後 「水連ー、美玲ー、きをつけるのよ。」フフッ今日は公園に遊びに来ている。蓮君が私の手を取った。「これからも大好きだよ。」 チュッ 私たちはアイドルを続けながらもこういう時間を大切にしている。子供たちと遊んだりね。 今、とっても幸せ。 「蓮、私も大好き。」チュッ今度は私のほうからもキスをした。 やっぱり幸せ。よかった。 おわり あとがき こんにちは!EMARINNです!恋愛もの書きました!どうでした?少しへたかもしれないけれど、ここまで読んでくれてありがとう! またどこかで会おうね。
短編小説 負け
ある日”ソレ”はやってきた。形のないモヤのような存在で。ある日人々は感じ取った。言葉ではない何かで、 これが伝えられている種族の中で1人実験隊となってもらう。 と。その時日本人は初めて理解した。ソレがUFOだと。 国からお告げがあった。このことは海外では全く話にならず、日本だけで起こっていると。そして生贄となる人をどう決めるのかを…… じゃんけんだ。最後まで残った1人が生贄だ。 放送でそう聞こえた。人々がパニックになったり逆に余裕そうにしている中、30代の1人の男、Aがニヤリと笑っていた。 「こいつは金になりそうだ。」 数日後、準備が整った。ここまで待ってくれているUFOにありがたみを感じながらAは対戦相手を見る。見たところ20代前半のサラリーマンだ。もうすでに青い顔をしている。 バカだな。極端な話、1億2000万分の一だ。当たるわけないだろう。 そうほくそ笑みながらじゃんけんをしようとしている相手に言う。 「2万でどうだ。」 「は、はぁ?」 一瞬驚いたような顔をしたが、彼は急いで財布から2万出して渡した。 「んじゃ、パー出すから。」 途端に彼は疑い深い顔をしたが 「嘘なんかつくかよ。こんないいビジネスだ。一回でやめるかよ。」 というと納得したようなしてないような顔をしてしっかりチョキを出してくれた。もちろんAはパーだ。そうしてAは次々と金を巻き上げて行った。だが彼は軽率だった。こんなに多くの人がいるんだからじゃんけんは100回くらいになるだろうと。だが実際は30回前後だ。どれだけずれようと±5以上の差は出ない。そして気づいたら彼は残りの数十人に入っていた。 「あれ?もしかして、俺、、、ヤバい?」 ようやく気づいたAだが彼は… 「い、いや。あと一回は負けれる。 …2回はいけるな。」 もうすでにタダで金をもらえることに快感を覚えており中毒となっていた。そして… 残り16人、 「そ、そろそろやらないといよいよまずいな」 彼は負けた。 「!?っっ!くっ、くそ!!……いや、まだ全然希望はある…」 残り8人、彼は負けた。 「いっっ、いや、まだっ!まだ2回ある。2回、2回、2回、2回2回2回2回2回…」 彼は狂いつつあった。 残り4人、彼は負けた。 彼はもう何も言えなかった。相手も驚きと喜びで腰を抜かしている。そしてあまりの恐怖に彼は気絶した。 数時間後、冷たい風がなびく深夜にあまりの寒さで起きた彼は、壊れかけていた。 「はは、ははははは、冗談じゃない。1億2000万分の1が俺…?こんなにも金をかき集めたこの…お、れ?」 最終試合、彼は負けた。 「、、、は?、、、、、、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだイャアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!………………………………」 すでに壊れかけていた彼は発狂したのち廃人となっていた。多くの人々がその映像を撮り、ネットにアップした。見る人みんなが笑い、まるで人ごとのように彼のことをダサという。 そんな彼のその後を見たものは誰もいない。 ある日”ソレ”はやってきた。絶望を連れて。 ある日人々は感じた。怒りを。 ある日たった1人の男がたったの1億2000万分の1を引き当て、廃人となった。 その日”カレラ”は憤慨した。送られてきた物を自身の故郷で開封したら”器”しか無かったことに。 その日━━━━━ 地球は滅した。
愛餓
私はみんなに愛されたいの。 それも重く、重く愛されたいの。 私だけを胸いっぱいに抱いて、言ってほしいの。 「愛してる」って。 私を愛するためだけに、全てを捨ててほしい。 私の為に、誰かを貶めたり殺めたりするくらいが丁度いい。 それでも、私の為なら自分の命も投げ出せる人がいい。 最低? 何を言っているのかしら。最高じゃないの。 歪? そんなの知ったことではないわ。 私は愛に生きて、愛に殺されたいの。 この簡略化された文章にも共感できないなら、あなたは一生私を理解できないでしょうね。 もしそうなら、そんなあなたは必要ないわ。 だって理解できないのに、私を愛せるわけないじゃない。 ……でもまあいいわ。今日は機嫌がいいから。 私の事を愛せても、愛せなくても、話くらいなら聞いてあげる。 あなたは私にどんな言葉をプレゼントしてくれるの? 考える必要なんてないでしょう? 私に言う言葉は、端から決まってるはずだもの。 ――ほら、最初に言ったでしょう? " 私はみんなに愛されたいの " " それも重く、重く愛されたいの " " 私だけを胸いっぱいに抱いて、言ってほしいの " "「愛してる」って " 私の言葉、忘れたとは言わせないわよ。 一言一句聞き漏らさず、覚えていないと許さないからな。 ……「愛してる」! そうそう、よくできました。 流石に、ここで間違えるようなあなたじゃないわよね。 私、大勢からその一言を貰いたいの。 そして、自分が価値に溢れた人間だって証明してあげるわ。 そうすればきっと、私を嘲笑った彼も、手のひらを返して私を求めるわ。 こんな方法、不正ね。正しくないわ、きっと。 でも、そうでもしないと彼は私の事を見向きもしないの。 虚しい恋愛なんて、こっちから願い下げよ。 本当に欲しいのは、彼からの重愛。 あなたたちの獣愛は要らないわ。本気なのは逆に不快だし。 私は愛に生きて、愛に殺されたいの。 そうできたら、きっと最高の気分になれる。 この曇りきった人生のモヤを晴らせる。 孤独じゃなくなる。 ……こんなことしても彼が私を見てくれないのなら、私はきっと、偽り共を壊して、全員殺して、彼も終わらせる。 彼の生死はどうだっていい。 ただその記憶に鮮明に焼き付きたいだけ。 そのためなら、彼を死んでも、彼が死んでも呪い続けてあげるわ。 私の生死もどうだっていい。 ただ彼を縛りつけたいのよ。 そしたら、私の孤独もきっと殺めてあげられるんだろうな。 ――私は愛に生きて、愛に殺されたいんだ。
燈
ある日、幼馴染が病気になった。 治す方法は見つからず、このままだと4ヶ月で亡くなると言われた。 7月…今年の夏には、もうー ー煇と出会ったのは、1年前の事だった。 * 高校生になったその年。隣の席は煇という人だった。 明るくて元気な性格で、俺とも仲良くしてくれた。 趣味なども似ていて、話題が尽きる事はない。 次第に秘密などを打ち明けるようになった。 今思えば、この時から、煇の事が好きだったのかもしれない。 時は過ぎー 修学旅行に行った。京都だ。 煇と班も同じになったので、ずっと煇と話していたのを憶えている。 …同じ班の人には、迷惑をかけてしまったと思う。 告白のチャンスだったが、俺にそんな勇気はなかった。 それからずっと、チャンスを逃していた。 * そして今。もう5月になった。あと、1ヶ月。 未だに「好き」ということを伝える事ができていない。 なのに、このまま終わってしまうのだろうか。 ー俺には、どうする事もできないんだろうか。 * そして迎えた6月。 医師ももう限界だろうと言っていた。 伝えるなら、今しかないんだ。 「煇」 煇は何?とだけ言った。 「ー俺、煇の事が、好きだ」 外には、激しい雨が降り注いでいた。 * 「あ!財布忘れた!」 「えー!じゃあ俺出すわ…」 「ごめん、後で返すね!」 「煇ってちょっとドジじゃない?」 「そんなことないよー」 「俺よりは絶対ドジ」 「んーちょっと酷くない?」 「ごめんごめん」 「もー、ごめんって思ってないでしょー!」 ーそれは、暑い夏の事だった。
永遠のバイバイ
俺は極フツウの小学生。そう…極フツウ… 実はそれを目標に演じていた。 なぜなら、「イジメ」と言う代物のせいだ。 言葉が少し違うだけ。見た目か少し違うだけ。文化が少し違うだけ。 ただ少し違うだけなのに。誰も受け入れてくれない。 自分でもそれらを直す努カはしている。でもそう簡単ではない。 何度も何度も何度も何度も。 言葉も、見た目も、文化も、全て直した。 さぁ、もう俺は自由だ。 自由は1秒で終わった。 ケラケラと笑い、多人数で俺を殴る。 なぜ…なぜなんだ。約束は果したはず… あぁ、そうか、そうなんだ。だまされてたんだ。 ならば今日までの俺の努カはなんだったんだ。 なんだろう。ー気に力がぬけた。 悔しい。悲しい。うれしい。はらだたしい。 全ての感情がぬけていくような感覚。 その後、俺は植物人間化してしまった。 食べることも、伝えることも、あたり前のことも。 何もできなくなってしまった。 当時イジメて来た子達はどう思っているだろう。 何も思ってないだろうか。それとも、0.1mmくらいは心配してくれてるのだろうか。 フフッ…もう永遠にバイバイだね。 _バイバイ__ ===あと書き=== 最近イジメ多いですよね。私もイジメられている1人です。 この短編小説には、イジメがなくなるようにって願いをこめています。 こんなちっぽけで弱虫な子でも戦えるんだって言いたい。 勇気をもらえた人がいたなら本望。このことが世界に広がるといいなと思ってます。
ー死者は蝶にー
ベランダの小さな樹。 金柑の樹だ。 金柑や蜜柑などの樹には、鳳蝶が卵を産みつけにくると聞いたことがあるから、この樹を選んでお気に入りの鉢に植えた。 毎日、手入れをしているからだろうか。細く頼りない枝々についた葉が、少し強い陽光に反射して、夏の水面のように輝いている。それを眺める。この時間が好きだ。 少し暑くなってきた。そろそろ部屋に戻ろう。 私は昔、飽きっぽい子供だったらしい。何かを続けるというのが苦手で苦手でしょうがなかった。 でも、毎日樹の手入れは必ずやる。 どこかでこんな話を聞いたことがある。 『死んでしまった人の魂は、蝶となり生まれ変わる。そして、1番会いたい人の元へ会いにくる』 と。 私は本気で、と言うわけではないが、信じている。 もし、あの子が蝶になって私の元に来てくれるなら、私は嬉しい。 あの子が死んでから、5回目の命日。 ロケットペンダントを開く。あの子が、笑顔で向日葵に囲まれている写真。 夏休み、一緒に行った旅行で撮った写真だ。 私とあの子の、最初で最後の一緒に行った旅行。 「次の旅行も一緒に行こう」 そう言ったのに、約束の時は未だきていない。 「遅すぎるよ……、一緒に行こうって言ったじゃんっ………!」 私は声を振り絞るようにして言った。 涙が零れ落ち、床や写真に影と光を落とす。 開けっぱなしにしていた窓から、初夏の爽やかな風が吹き込み、どこか遠くへ流れていく。 私は、涙で滲んだ視界をなんとかしようと立ち上がった。 涙を拭き、冷たい水で顔を洗うと、なんだかすっきりする。 部屋に戻り、またベランダを見る。 1羽の鳳蝶が、金柑の樹に止まる。 少しだけ、こちらを見たかと思ったら、すぐに飛んでいってしまった。 あの鳳蝶は、あの子だった気がする。あんなことを伝えるのは、あの子だけだもの。 「泣くなよ。旅行の約束の代わりに、いつか一緒に、見たことのない景色見せる。今度こそ、約束」 って。 FIN. 【あとがき】 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!秋葉です。 途中に出てくる「死者は蝶に生まれ変わる」と言うのは、どこかで伝わっているお話です(本当に)。 ちなみに鳳蝶は「アゲハチョウ」と読みます。 ついでに向日葵は「ひまわり」と読みます。 なんか時間軸がチャリーンしているのは気にしないでください(変になっているの意(伝われ では、またキズなんで会いましょう! ばいちゃ!
雨が降る日
私は泣いた。 雨が降った。 もっと泣いた。 大雨になった。 涙が止まった。 雨がやんだ。 傷が治った。 にじが出た。 私が泣くと、雨が降る。 私の心に雨が降る。 涙がとまると雨がやむ。 傷が治るとにじが出る。 私は雨の子。
番犬
「コタロー、愛してるよ」 そう言ってくれる、最愛の恋人の‘レイコ’は、歌舞伎町に君臨する唯一の女王だった。 俺は、組長の子息としてこの世に産まれてきてから、20年以上も錆びた鎖に縛られ続けていた。 数年前、歌舞伎町を練り歩き、艶やかな紅い口から発せられる言葉からのらりくらりと躱していた日。 ただ、一人の女性とすれ違っただけなのに、あんまりにも美しい香りがして咄嗟に振り返り、彼女に声をかけた。 すると彼女は、哀しそうに喜んでこう問いかけた。 「私、綺麗?」 マスクを外した彼女はこの世のものとは思えないほど綺麗で、思わず口が先に言葉をこぼしてしまった。 その日、俺とレイコは全てを解り合えた。 自分のことを話す事は殆どなかった。 それなのに、彼女以外に自分の味方は居ない、 二人だけが、お互いの理解者にしかなれないように造られた、 そんな世界だと確信した。 24歳の誕生日、俺はレイコと結婚した。 指輪を贈り、入籍届を出す。 見惚れるような彼女の指にあるだけで、ダイヤも真珠もついていないただの銀色だった指輪は、どんな宝石よりも美しかった。 きっと自分達の式は、結婚式場よりも葬式場の方が似合っていると思った。 ずっと、家に縛られていた自分を棺に押し込み、その上に立って永遠の愛を誓う。 「一緒のお墓には入らない、コタローが入ってきたらアタシずっと墓地にいる事になっちゃう。」 そう言って彼女はわらった。 桜の木の近くに埋まることを提案したら、もっとわらって 「うん、それが良い。それだったらアタシの墓に入ってくれても良いよ、二人だけのお花見ができるから。」 と目を閉じて抱き寄せてきた。 「あ、でもアタシが先に死んじゃう事になってるから良くないかな。コタローはうさぎさんだからね。」 狼でも虎でもなく、うさぎ。 そんな何気なく彼女の紅い唇から放たれた言葉で、目から涙が生まれた。 「泣き虫だね、コタローは。」 次の日の朝、いつも通りに固い施錠がされていたはずの“家の自分の部屋”のドアが開いていた。 開けるとそこには、大きな大きな人が一人入ってしまえそうなプレゼントボックスがあった。 「虎太郎、24歳の贈り物」 とだけ書かれたカードが貼り付けられており、気味の悪さを感じた。 誕生日プレゼントなんて、この家で貰ったことが一切ないのに。 そう思って、箱を注視してみると、下部に赤いシミができているのを見つけた。 嫌な匂いもする、そう、路地裏よりももっとキツく残酷な匂い。 “人一人入ってしまえそうな” まさか、と思って焦って箱を開く。 その中を見た瞬間から、俺の記憶はない。 ▫︎▫︎▫︎ 気がつけば、静かなレイコを抱きしめたまま橋の下で、向こうでは雨が滴を打ち付けていた。 れいこ、れいこ、 声の一音でも出すのが難しい。 それでも必死に名前を呼ぶ。 あれ、レイコって、こんなに赤かったか。 前は、もっと、綺麗で、白く美しかった。 真っ白な陶器の肌に、映える紅の口紅と、真紅の瞳だったはず。 れいこ、 息をしてない、心臓が動いてない、身体が冷たい、 俺の言葉に耳を傾けてくれない、一緒にいるのに笑顔を見せてくれない。 あ、そっか。 レイコは、タヒんだのか。 脳では理解していたことが、心に到達して途端に吐瀉物と涙が一度に出てしまった。 嗚咽をしながらも、頭の中だけはぐるぐると回って止まってくれない。 なんで、なんで、あの箱、レイコは、ころされた? だれ、組のひと、組員、おやじ、あ。 見たことある、あの字、カードの字、親父の。 許さない、許せない、何もかも奪われて、もう散々だ。 今度は俺がお前から奪う番だ。 全て奪って、奪い尽くして、復讐する。 ___ああ、でもその前に、桜の木に墓を立てよう。二人だけの。
写真
パシャリ 彼女は苦笑いで、カチコチな表情で高校の卒業アルバムに写っていた。 「わたし、写真撮られるの苦手なんだよね。、、え?君って写真撮るの好きなんだ!」 ー10年後ー パシャリ 彼女は暖かい、ひまわりのような表情で写真に写っていた。 「あなたが撮ってくれるなら写真撮られるの、好きだよ。」 ー30年後ー、 パシャリ 彼女は2人の子供に囲まれて、写真に写っていた。 「綺麗に撮れてる!ねー、ゆずは!マリ!」 「うん!」「お父さんにしてはなかなかよく撮れてるじゃん。」 ー50年後ー 彼女は2人の娘と、孫と一緒に写真に写っていた。 「あら、あなた昔から本当に撮るの上手いわね。これからも撮ってもらうわよ。ふふ。」 彼女はなんだか嬉しそうな表情だった。 ー70年後ー 彼女は遺影に写っていた。その表情は、ひまわりのような、暖かい笑顔で昔と同じ表情だった。 ちーずばーがーです。短編小説で、ある2人の一生を書いてみました。文章がおかしくて分かりにくいかもです。あと、10年後っていうのは、最初の文章から10年後ってことです。だから、70年後は主人公は88歳です。※高校を卒業するのは18歳だから。
君が行く前に
言いたかった 卒業式 らんは言った 卒業っていいもんだね笑 ゆうはまだ行かないでっているのにな 初めて話しかけてくれた時嬉しかった後輩はそんな扱いされるのって思ったんだ嬉しいとか悲しいとかそういうのはどうでも良くてメッセージのやり取り、遊びの約束が決まった。嬉しかったずっと部屋に引きこもっている自分が、鳥籠のドアの鍵を開けた瞬間みたいな未知の世界に行くんだ。電車が走る、そして事故にあった、らんの最期のやり取りは 卒業っていいもんだね笑 そう、高校を卒業する3日前だったのだ お葬式に出た、きっと天国で あーあ最後がゆうの隣で良かったとか言ってるよ らんの友達の裕太だ。 自分は、助からなくても良かったのに。
『ありがとう』
私はあいか、中学生、私には好きな人がいた。 ゆうき君。ゆうきはいつも明るくて、 面白い人だった。 ~2024年3月9日~ 俺はゆうき、どこにでもいる中学生。 俺には、好きな人がいるそれは... おっと塾におくれる。 急がないと。 キ―――――――――――――――――ッ 「...」 『大丈夫ですか!はっ...息を...していない...』 『き、救急車だ!救急車をよべ!!』 結局助からなかった 「ゆうき...会いたいよ...」 ゆうきは、もうこの世にはいない、 だから会えるはずがないのだ。 「ゆうき...(泣)」 「あれ?...」 私は今、家にいた。 「こんなところに手紙が...」 『あいかへ 俺は、あいかのことがすきだ でも恥ずかしいからいえにあそびにいったとき、 こっそり隠したんだ。 ○○公園の木の穴に、 プレゼントを隠しておいたんだ いつでもいいから探してみてくれ』 ゆうき 「ゆうきッ!(泣)」 私は、走った。 ~5分後~ 「はぁはぁはぁ 木の穴だよね... あった!!!」 そこには、紙があった 紙には、こう書かれていた。 『あいかへ 読んでくれたんだね、 嬉しい 『あいか!付き合ってください!』』 ゆうき 「ゆうき..(嬉し泣き) 天国に行ったらね 空で待っててね」 『ありがとう』 「へ?今何か... 気のせいか」 <あとがき> 同でした~?あいかとゆうきの ラブストーリーでしたね~! <思ったこと> 家に手紙隠すなんてすごいね~! あと、自分でも泣きました~! 感想、アドバイスなどをいっていただけると嬉しいです! ばいば~い!(≧▽≦)
なんで。(意味怖・ご想像にお任せします)
なんで。ー僕はこうなるなんて、この日まで思ってもなかった いつものように家をでて、学校に行く。 いつものように教室に入る。 僕のクラスは27人と先生。休んでいる人が多いのはいつも通りだったけど今日はもっと多くて13人いなかった。 教室は、少し暗かったけど、あかるくて、しずかで。この静かさはいつまでも続いた。
親からの最初で最後の贈り物
私達の親は、父も母も私が生まれてから 1週間も経たずに死んだ。父は、 病院と会社を行ったり来たりしていた。 でもある日、事故に遭った。即死だったそうだ。母は、私達を産んだ影響で私の 誕生日の五日後に死んだ。 私達が親から貰った、たった1つの物。 それは、名前だ。私は双子。 私の名前は夏希。そして、 双子の妹は…優花。 私の名前の由来は、夏の輝く太陽のように、みんなを照らし、希望を与えられる存在になって欲しいから 妹の名前の由来は、優しく、花畑のようにみんなを笑顔で輝かせられる存在になって欲しいから 私は名前に誇りを持っている。 私は周りの人を笑顔に出来る、夏の 太陽のような人になる。 親からの最初で最後の贈り物 end
キューピッドの初恋
はじめまして、リンです! 見た目は普通の中学生だけど、実は神様の娘で、キューピッドをしてるんだ。 あ、このことは内緒ね…! 今まで叶えてきた恋は99個!あと1個で100個の大台にのるよ。 私がひとたびキューピッドになると、誰も私のことが見えなくなるの。 私は恋のきっかけを作ったり、恋心を動かしたりしてる。みんなの恋が叶うたび、とても幸せな気持ちになるの! マナ「おはよう!リン!」 親友のマナも、私が恋を仕掛けた1人。 マナ「今日もナツくんが手ふってくれたの!」 リン「やったじゃん!」 マナ「リンも恋すればいいのに」 リン「私?うーん、まあそのうちね。」 ―放課後の部活 先生「これから七日間で人物の絵を書いてね。モデルは誰でもOK。では、スタート!」 どーしよ、マナは部活で忙しそうだし、お父さん(神)もお母さん(女神)も出張でいないし、モデルいないじゃん! レン先輩「ねえ、お互いに書き合わない?」 フタバ「先輩!!わ、私なんかでいいんですか?」 レン先輩「オレがモデルじゃやる気でないかw」 フタバ「いえ、そんなこと…ちょうど私も描く人がいなくて。うれしいです!」 レン先輩「じゃ1日目スタートね」 (でもなんで私なんだろ?先輩、人気者なのに。) ―こうして1日目終了 レン先輩「モデルがいいと進むなー。いい絵が描けそうだよ」 リン「そ、そんな、わ、私も先輩の絵、うまく描けそうな気がします」 先輩「うん、じゃ明日もよろしくね、ばいばーい」 (笑った顔もかっこいいな…って、キューピッドがそんなこと思っちゃダメ!!) ―そして絵を描いて3日目 私は毎日レン先輩と絵を描いた。 恋するとこんなに景色がキラキラ見えるんだ。 私はきっと、レン先輩のことが好きだ! ―美術部からの帰り道 レン先輩との時間、今日も楽しかったな。 でもなんだろう、このモヤモヤは…。 私は恋のキューピッド。 誰かの恋が叶うことが私の幸せ。 そして私は普通の人間じゃない。ダメに決まってる。そんなに恋愛は甘くない。そんなの私が一番わかっているんだから。 …明日から描きにいくのはやめよう。会ったらもっと好きになっちゃうから。 ―それから3日後 リン「あ、レン先輩…!」 レン先輩「今日もサボり?オレ、絵完成できないんだけど」 リン「すみません…」 レン先輩「どうして来なくなっちゃったの?」 リン「なんでもないんです、失礼します。」 レン先輩「待ってよ、オレ、楽しかったんだよ。リンちゃんと絵を描くの」 リン「私もすごく楽しかったです…でも…」 レン先輩「でも…?何でも聞くよ。全部話してよ!ねぇ、リンちゃん。」 リン「私、普通の人間じゃないんです!神様の家に生まれたキューピッドなんです!」 レン先輩「…」 リン「そんな私がレン先輩と楽しい時間を過ごすなんてダメ。それに、そんな女の子イヤですよね?」 …何も言わずに行っちゃった。 恋ってこんなに辛いんだ。 ―翌日 あー、昨日なんであんな事を言っちゃったんだろう。 神様の家なんて頭おかしいって思われたかな。 レン先輩「あ、リンちゃん!」 リン「すみません。あの話、忘れてください!」 レン先輩「別に気にしてないよ」 リン「それに、絵完成しなかったんですよね、すみません私のせいで」 レン先輩「はい、これ」 リン「描き終わったんですか?でもどうやって…」 レン先輩「リンちゃんの笑顔、忘れるわけないでしょ」 リン「レン先輩…!」 (キューピッドのリンの姿の絵) リン「え、これって、この私、キューピッド!?」 レン先輩「オレの恋も叶えてよ。この絵の人が好きなんだけど」 リン「いいですよ。私に叶えられない恋はありません!」 私が叶えた100個目の恋は、なんと自分の恋でした。 キューピッドが恋してもいいよね?
夕日に溶け込む私と夕日に照らされている君
テレビの番組のことで喧嘩しちゃった。 それでね、○ねなんて言っちゃた。 本当に情けないよね。ごめんね。 でもね、番組のこともだけど、リモコン投げてきた君も悪…い…んだよ…? ってあれ?なんで私泣いてんだろ… わけわかんないや 「気持ち悪い」よね。 ごめんね。 どうしよう。 涙。 止まんないや。 気持ち悪いよね。 本当にごめんね。 本当に、本当にバカな彼女でごめんね。 意地悪してごめんね。 叩いちゃってごめんね。 何にもできなくてごめんね。 譲ってあげなくてごめんね。 部屋にこもってごめんね。 悪いことしてごめんね。 本当に本当にごめんね。 今ね、学校の屋上だよ。 景色。 綺麗。 日が山と重なる時に私ね。空を飛ぶね。 まだあと少し時間があるんだ。 だからね。ずーーーーーーーーーーーっと反省するね。 最後に私なんかが幸せな事考えてたら本当にバカじゃん? あ。 もうその時が来ちゃったね。 私達はお別れだ。 君の人生が。 いや、君たちの人生が。 あの美しい夕日のように。 明るく、眩しく、ほららしく、そして末長く、幸せになりますように。 私なんかみたいに、夕日に溶け込んで、夕日に当たんない人生になりませんように。 じゃあ今から空を飛ぶね。 夜の空に行って来るね。 最後に一つ。 ありがとう。 そして。 ごめんなさい。 -あとがき- こーち!いちご丸です! こんな長いお話読んでくれておおきにな! 貴方の人生はちゃんと夕日に照らされていますか? 貴方たちの人生がいつまでも、夕日に照らされますよーに! 出来れば感想お願いします!(一言でもいいので!) そんじゃあばよぉ~