短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

高校入学式。

怖い。 中学も不登校な俺がまともに挨拶できると思うか?無理だ。絶対無理。恐怖して泡吹いてブッ倒れるに違いない。 しかもなんだこのクラス…陽キャしかいない。またいじめられるに決まってる。先生はなんでこんなド陰キャを光の中へ放り投げ…いや、ブチ込んだんだろうか? そんなこと思ったって、いかなくてはいけない。 (でも、足が動かないんだ。) 体育座りで、俺は靴箱付近で震え続けていた。 そんなとき、フワッと優しい、花の柔軟剤の香りが鼻腔を擽った。 視界には影ができている。おまけに俺のじゃない髪が少し見えた。 恐る恐る顔をあげると、そこには_______ ___美少女がいた。 ただ、それを認知するのは数十秒後である。なぜなら… 『ついてきて!』「っえ、え?あっちょっ、助けッ『しーっ!』アッハイ…?」 彼女は俺の手をとり、俺をつれて廊下を走っていった。…勿論俺も。陽キャに無理矢理つれていかれるのは好きじゃない。大嫌いだ。 だがこの子は違う。こんな弱い俺でも、ちょっと力を入れれば簡単に振りほどけるほどの力加減で手を握っている。 まるで優しさの権化ではないか。 走ってから、十数秒。ついたのは、音楽室であった。 扉をしっかり閉め、彼女は扉を背にしてこう言った。 『あー!案外遠かった~!ね、大丈夫…じゃなさそうだね?ごめんね急に連れてきちゃって…これ水!よかったら飲んで!』 俺だぞ?小中不登校の俺だぞ?大丈夫なわけがないだろ?っていうことで、ありがたく頂戴した。 ホームルーム…というものまでかなり時間があるから、ちびちび飲みながら彼女と少し時間を潰すことにした。 どうやら昨日学校探検に行って、忘れ物をしたそうでここへ着たらしい。 なぜ俺をつれてきたかは分からないが、まぁあそこから連れ出してくれたから問わないことにする。 『はぁ…一回休憩~… あ、そういやそれ______』 彼女は小声でいっているようだが、あいにくここは外の音が遮断されているためよく聞こえるのだ。 さぁ、この俺が飲んでるペットボトルがなんだって言うんだ? 『私口つけちゃったやつじゃん…?!』 聞かない方がいいまであった。 こんな美少女と間接キ…いやいやいや、考えるだけでもおこがましいわ! 『…ごめんね?』 「アッいえ、大丈夫ですよ…?」 そこには赤面した二人の男女がいた。

短編小説みんなの答え:5

初めての彼女

俺の婚約者の話だ。 初めて彼女を見たのは、どこにでもあるような歩道橋だった。階段を登っていた俺に、上から降りてきた彼女が足を滑らせ、俺の上に降ってきて、俺は体ごと下に落ちた。 幸い軽い打撲で済んだが、彼女は全力でお礼をしてくれた。その姿が小動物のように愛らしかった。そこから彼女との付き合いが始まった。 友達すらいない俺は、女性との付き合いなんてサッパリだった。だから、彼女に何をすればいいのかも分からず、付き合って初めての彼女の誕生日には豪華な花束をあげた。彼女は持ってから花束と気づき、その重さに驚いていたように思う。喜んでくれたが明らかに戸惑っており、俺は、自分がプレゼントのセンスが皆無であることを初めて知った。 初デートは水族館だった。俺が誘った。 彼女はたくさんの魚たちを見ても、何も言わなかった。ずっと、ただ見ていた。嫌だったかなと後悔しかけたが、彼女は「いいね」と口を動かし、ニコッと最高に可愛く笑った。その笑顔が見れただけで、俺はあと30年は生きられると思った。 昼食の時、彼女は俺と同じものを頼んだ。俺が指をさして店員さんに伝え、ほどなくして料理がきた。トマト系のパスタだ。とろーりチーズが旨さを倍増させている。 俺は何度か食べたことがあるので美味しさを知っているが、彼女は初めて食べたという。弾けるような笑顔から美味しいというのが伝わり、食の趣味が同じであることが嬉しかった。 2回目のデートは夏祭りの時期だったので、一緒に花火を見に行った。大通りを歩く時、彼女はずっと俺にしがみついていた。それがめちゃくちゃ可愛かった。彼女がとても楽しそうで、それを1番近くで見られる俺は、なんて幸せだろうと1人でニヤついた。我ながらキモかったなぁ。 3回目のデートで、俺は彼女にプロポーズをした。夢の国のお城の下に憧れたけど、俺には勇気というものが全くないため、断念した。 家で、いつも通りを装い、指輪と花束を渡した。 今度は豪華すぎるわけでもなく、だからといって質素すぎるわけでもなく、ちょうど良い花束を選んだつもりだった。 彼女は、泣いた。 俺にはどうして泣いているのか、分からなかった。泣きながら何かを言っていたけど、また俺には分からなかった。でも笑って抱きついてくれたので、良い返事であることは分かった。 俺の初めての彼女との付き合いは、なんと成就したのだ。こんなに嬉しいことが俺なんかにあってもいいのか、と不安になったほどだ。 その後、彼女のウェディングドレスを探すため、色々と店を回った。 いつものように杖をついて歩く彼女と腕を組み、俺は隣で見守る。 純白のドレスを試着した彼女は、童話の中のどのプリンセスよりも美しかった。 俺は絶対に彼女を幸せにする。 月並みだが、本当に、そう覚悟をした。 俺は生まれつき耳が聞こえない、聾者だ。 そして、彼女は生まれつき目が見えない、全盲の女性だ。 これから先、結婚して子どもが出来るかもしれない。この上なく嬉しいが、大変なことの方が多いはずだ。俺たちは特にそうだろう。 でも、彼女とならどんなことも乗り越えられる。乗り越えてみせる。 君がそばに居てくれるなら。 【END】 初めて小説を書きました!! 何でも良いので、感想をお願いします! 長文失礼しました。

短編小説みんなの答え:3

それでも世界は前に進む

 今日、夜澄 舞 が亡くなった。 私の昔からの親友だった。 もともと、病気がちで最近入院していた。なかなか、退院しないなとは思ったけどまさか、亡くなるなんて…。 戻ってきてほしい。私は、心からそう願い続けた。 ずっと私の心は、舞が亡くなったと聞いて、悲しいという気持ちでいっぱいになっていた。 心から楽しい思うことがなくなった。面白いと思うことがなくなった。 ただ、悲しいという気持ちだけだった。 家族からも友達からも「元気をだして。」とか言うけど。 元気なんかとてもじゃないけど出せないよ。 舞が亡くなってから何日か経って、元気を出すために、私は街を歩いた。 (あ、この公園、よく舞と遊具で遊んでたな。) 舞との懐かしい記憶が溢れ出て、そのたびにああ、もうあの楽しい日々はもう戻らないんだなと分かり、 涙が止まらなくなった。 (舞に会いたい。時間を引き戻したい。) でも、この世界は誰かが時間を戻したいと願っても前に進み続けるのだ。 ある日。 「ねぇ!千歳!舞ちゃんからあなたむけの手紙があったんだって!」 「てが、み?」 『〈千歳ちゃんへ〉  こんにちわ、舞です。  私が結構前から病気で入院してるのは聞いてるよね?  そのことについてです。  私、もうだめらしいです。  私が死ぬ前に伝えたいことがあるから手紙で伝えるね。  私が死んだら、千歳ちゃん悲しんじゃうのかな…?  わかんないけど、結局、人ってね死んじゃったらもう、もう戻らない。  どんなに願ってもね。  世界は前に進むんだよ。  だからね、千歳ちゃん。お願いがあるの。  せいいっぱい前に進んで生きてください。  楽しく過ごしてください。  図々しかもしれないけれど、これが私からのお願い。  ホントはもっと千歳ちゃんと楽しい時間過ごしたかったんだけどね。  この手紙はいま泣きながら書いてます(笑)  千歳ちゃん約束ね。  私、死んでも千歳ちゃんの見てるからね。  じゃあ、さよなら。 〈舞より〉』 「…舞。約束守るよ。絶対。絶対だよ。」 涙を流し私はそう誓った。 誰かが時間を戻してほしいと願っても、… 人類全員がそう願っても それでも、世界は前に進む。 だから、私も前へ進むんだ。

短編小説みんなの答え:1

恋なんかしない、そう思ってた。

恋なんかしない、そう思ってた。 でもそんな俺に好きな人ができた。 俺が好きになったのは 『 二次元だった 』 恋なんかしないと思ってた俺だが、そんな想いは簡単にくつがえされた。 そもそも小さいころから恋愛なんてものには興味がなかったし、関わるつもりもさらさらなかった。 だが好きになってしまった以上どうすることもできない。 親に言ったら馬鹿にされた。友達に言ったら笑われた。 お前らまぢ覚えとけよ?どいつもこいつもむかつく。 オタクを馬鹿にするな非常識人めが リアルで恋すんのはいいのに二次元に恋したらなぜ変わった目で見られるんだ 俺はおかしいのか、そう想ったときもあったがそんな簡単に想いはとめられるものじゃないし俺は考えることをやめた。 だが俺は決めた。 もう恥じることはしないと、なんでかって決まってるだろ 推しにアンチしてるやつがいたらむかつくよな。推しを否定されんのってうざいよな。 でもさ、俺が推してることを恥じだと思っていれば推しの活動を恥ずかしいって思ってることになるだろ いわば同じなんだよ、推しを否定してることになる それは俺は嫌だ。だから否定しない。恥じない。 たとえこの恋が叶わなくても推しが活動を楽しいって思ってくれればそれでいい。 推しが笑ってくれるなら俺もうれしい。 俺は大好きな推しを全力で推す。そう決めた。

短編小説みんなの答え:4

夢の中でお母さんと。。。

私の名前は由奈。 高校一年生だ。 今から話すのは不思議な夢のお話。。。 『ねぇ、由奈?元気かな?  そばにいてあげられなくてごめんね。    でも話せて良かった。  大好きだよ、由奈。  いつでも思い出して、お母さんのこと。』 私はいつまでも追いつけない背中を追いかけた。 ずっと目が覚めたくなかった。 でもすぐに現実に引き戻された。 理想と現実は程遠い。 なぜなら、お母さんはまだ私が幼い頃に ガンにかかり、亡くなった。 まだ若かったのに、、、。 なので今は幼稚園児の弟と お父さんとの3人暮らしだ。 でも相談したりする相手は、 夢の中のお母さん。 弟はまだ言葉が分からないし、 お父さんからは毎日の虐待。 きっとお父さんはお母さんが亡くなって 病んでしまったのだろう。 でも私は家族が大好き。 お母さんを誇りに思う。 私の夢は政治家だ。 もう私みたいな苦しい思いはしたくない。 私、由奈は一歩ずつ未来へ進んでいったのだ。 お母さんはそれを空から優しい目で見つめていたー *・゜゚・*:.。..。.:*・''finish・*:.。. .。.:*・゜゚・* よかったらコメントお願いします!

短編小説みんなの答え:8

17年間の思い出、思い出したら『Kissしよ。』

【はじめに】 この作品には、少しだけ事故の様子を書いています。苦手な方は、申し訳ございませんが、ここで、この物語をご覧になるのをおやめください。 なんで思い出せないの? でも、この人が大切な人なのはわかる。 こんな自分が大嫌いだ。 2019年8月の終わり頃、私は君に会いに行くために自転車に乗っていた。横断歩道が迫ってきた。止まらないとっ… キィィッ!人生で一番嫌いで嫌な音が鳴り響いた。その直後、ドンッと鈍い音がして…私の全身に痛みが走った。痛すぎて、辛すぎて、私は手から意識を手放した。それがいけなかった。それと一緒に大切な記憶も手放してしまった。 私が目覚めたのは2020年の1月。約5ヶ月も眠っていたらしい。でも、久しぶりの明るい光と同時に見た先は、少し茶色がかった髪色をした、の見知らぬクール系(?)男子高校生だった。でもそのイメージはすぐに崩れた。その男子高校生は、顔をグシャグシャに濡らしながら、私の名前を呼んでくる。なんで、私の名前を知ってるの?と思うと、それが顔に出ていたのか、世界の終わりが来たかのような絶望の顔をした、さっきまでは笑顔で泣いてたのに。不思議な人だなぁと思ったら、 『ほんとに覚えてないの?』 としつこく何回も聞いてくる。私は、 『ごめんなさい。わからないです』 と言った。でも、なんか、喋っていると心がすごく暖かくなる。その後、医者の方が来た。男子高校生の人は、外にと言われたのでいなくなってしまった。その後、告げられたのは、私が「記憶喪失」になってしまったこと。そして、さっきの男子高校生は私の彼氏だということ。全く思い出せない。思い出せてもすぐに頭が痛くなって見えなくなっていく。なんだかそんな自分に腹が立ってしょうがなかった。 私の彼氏らしい人が戻ってくると、私に頼りない鼻をすする音と同時にこう言った 『俺、待つよ。』 えっ。 『17年間の思い出を思い出すまで。』 一息ついてまたその人は口を開けた。 『だからさ、思い出したら、Kissしよ。』 きす…? 『キス。ねっ?』 といい私を見てくしゃっとした無邪気な笑顔を私に見せてくれた。 2023年の8月。 私は今、その人と甘い、甘いキスをした。 手放したはずの記憶をまた手に握って。 【作者より】 読んでくださり、ありがとうございます!もし良かったら感想をお願いします!

短編小説みんなの答え:3

君の優しさに惹かれた。

「凛花ちゃんてさあ…。」 あああああ。いやだああ。私は、岡田凛花。優等生とよく言われる。いつも皆私の頭脳しか見ない。私は運動が全くできないのに…。皆、私のいいところだけを見て私を判断する。前からそうだ。だから、私は彼氏がいない。親友にも、周りにもだいたい彼氏がいる子は多いのに…。でも、1人だけ違った。 「凛花?大丈夫か?」 こいつだ。白石浩介。幼馴染でもなければ、親も知り合い同士ではない。ただ単に席替えで隣になったやつだ。 「大丈夫!!ていうか、何か教えてもらいたいんでしょ!!」 「う…。うん。えーと、ここがよくわかんなくてさあ…。」 「ここは…。」 いつもこんなふうに私に接してくれて、勉強を教えてくれというのは浩介だけ…。私は、浩介が好きだった。前に、私が失恋した時も、結局隣にいてくれたのは浩介だった。 「ありがとう…。」 「うん!!」 いつもこんな感じだ。あれ?浩介の字で書かれたメモがあった。最初ら辺の字は消えていて見えないが、【…、放課後屋上に来て。】と書いてあった。 「あ…。ごめん。それ俺の…。」 浩介がメモを取って行く。浩介誰かに告るんかな?そんなことを思って授業にも、集中できなかった。 ~放課後~ 浩介について行った。怖かった。わかってくれている浩介に彼女ができるのが…。 「好きです!」 「はい………。」 浩介が告っている声がする。辛くなってきた。帰ろ…。いつもより、家に早く帰れた。色々なことを考えていたからだろうか?まあいいや。宿題をやり、いつも通りに夕食を食べ、風呂に入り、テレビを見てそれから寝る。 ー翌日ー 学校に行くのが辛かったが、親に言われてやってきた。今まで一緒に登校していた友達も彼氏ができて、一緒に登校できなくなった。下駄箱で靴と上履きを履き替える。あれ?なんか…。メモが入ってる。浩介の字じゃん…。 【凛花、放課後屋上に来て。】 え?なんで私?私は、隣の席の浩介にあっても聞くことはなかった。でも、気になってしょうがなかった。やっと、放課後が来る。 「ごめん!遅れた……。」 浩介の指が唇に当たる。これって期待していいんですかね…。 「俺さあ、お前の妹の美香が好きなんだ…。」 「はあ…。」 やばい。目に涙が溜まる。透明なものが出てきた。なんで?美香が…。なんでよ…。なんで、期待させたの?もう、こんなの嫌だ。 「うううう。2人で仲良くやってね…。私…。浩介が好きだった…。」 透明なものが止まらない。 バッ 誰かに抱きつかれた。へ? 「うーそだ!お前、勉強できるくせにそういうとこダメだよな…。俺は、お前が大好きだ…。付き合ってほしい。まあ、答えはオッケーでいいんだよな…。また、教えてくれよ…。勉強。」 「うん。」 よかった。よかった。私の大好きな人…。温かい浩介の腕の中は気持ちよかった。 ちょこっと解説!! 浩介が告っていたのは、あれは練習です。浩介は、凛花のことが好きです。 ーフィクションです。実在の人物がいても、全く関係ありません。ー

短編小説みんなの答え:3

未来を知ってしまいました。

「もしもし、未来教えましょうか?」 一通の電話が来た。その内容は、未来を教える。と。 ただし、未来を教えてもらうには対価がいる。価値のすくないものだったら 小さな出来事。価値の大きいものだったら、大きな出来事。 試しに、サバ缶を代償にしてみた。 「あなたは1分後財布を拾います!」 そう言われた。なんだそれ。と思って歩いていると、足に何かがあたった。 財布だ。本当だった。スマホを見ると、ちょうど1分経ってた。 とりあえず交番に届けた。 「どう?ちゃんと当たったでしょ!」 幼いような大きな声が聞こえた。俺は楽しくなって、 「つ、次は・・・・あ!このぬいぐるみはどうだ!?」 「はいはーい!あなたは、30分後に急な雨に打たれます!結構な大雨です!」 空を見ると快晴だった。でも、もしやと思いコンビニで傘を買った。そして 散歩していると、大雨が降ってきた。 当たり。 「当たったよ!当たったよ!」 そんのことで二ヶ月が過ぎた。 俺には何もなくなっていた。 未来が知りたくても何も持っていなかった。 そして、俺の頭の中にまた聞こえていた。 「未来知りたくない?」 俺は何も持っていないのに、言っていた。 「知りたい。」 そして今に至る。俺はその日から 帰らぬ人となった。 「君の命もらうよ♪あなたは、1秒後通り魔に刺されて死にます。」 言葉を聞き終わる前に意識は薄れ始めていた。 今でも聞こえるんだ。 「未来、知りたくないですか?対価をくれれば教えてあげるよ!  ね、そこの君!私たちを見てる君だよ! 知りたくない?知りたくない?教えてあげても、良いんだよ!?」

短編小説みんなの答え:1

子猫

俺は佐藤大樹。19歳大学生。俺は今、アパートの前に捨てられている子猫を見つけた。ダンボールの中に3匹いた。箱の中には、餌とおもちゃ、そして、手紙が入っていた。俺はとりあえずアパートの部屋の中に箱ごと入れ、手紙を呼んでみた。 「これを見る人が心優しい人だと、願っております。私はこの子猫たちを捨てた張本人です。本当は捨てたくありませんでしたが、引越し先がペット禁止の場所だっため、〇〇アパートの前に捨てに行きました。本当に酷いことをしたと思っております。ですが、これからはあなたが、この子猫達をお育てください。お願い致します。宮川英二より」俺は、その手紙を読み終わったあと、破り捨てて叫んだ。「ふざけんじゃねぇ!他人に迷惑かけんな!」だが、すぐに後悔した。破らなければ、何もなかったように元に戻せたのに、と。 でも、そんな考えはすぐに消えていった。なぜなら子猫たちが、起きたからだ。「ニャー、ニャー」子猫たちは何かを欲しがっていたが、俺はすぐには、分からなかった。試しに、餌をやると3匹ともがっついて食い始めた。そして、食べ終わったあと、3匹仲良く丸まって寝たのを見て、俺は腹を括った。この可哀そうな子猫たちを育てて、もらってもらうと。 そこからは忙しい日々だった。大学から帰ってくると、すぐに餌と水をあげ、パソコンを開いて子猫をもらってくれる人をネットで探す。時々、学校の友だちにも「猫をもらってくれそうな、人がいたら教えてくれ」と言いに行く、というのが、何ヶ月も続いた。そして、子猫をアパートの前から拾って、10ヶ月が過ぎた。今日も、家に帰ってすぐに餌と水をあげたあとパソコンを開いてみると、3件の通知が来ていた。なんだろうと思って、開いてみると、子猫をもらいたいという、お話だった。しかも、3人とも子猫はちがった。俺は、飛び跳ねそうなほど、喜んだ。すぐに、その人たちと連絡を取った。そして、日付を確認し、子猫たちの貰い手が決定した。だが俺は、その時その日にどれだけつらくなるかまだ、知らなかった。 数日後、子猫たちが貰われていく日だ。俺は最初、喜んでいたが、今はこの子猫たちと離れたくないという気持ちが大きくなっていた。10ヶ月以上一緒にいたから、愛着が湧いてしまったのだ。俺は刻一刻と、すぎていく時間の中で、ずっと子猫たちと遊んでいた。 そして、子猫が貰われていく時間になった。 俺は、涙をがまんしながら、子猫を新しい飼い主に、渡した。そして俺は渡す際に小声で「元気に生きろよ」といった。そして、子猫たちも別れがわかるのか飼い主に渡る際に俺の方を見て姿が見えなくなるまで、ずっと、鳴いていた。「ニャーニャー」「ミャーミャー」と。まるで、「どうして?」「私達を捨てるの?」「やめて」と言っているようで、全員を渡したあと、すぐに家へ戻って、静かに嗚咽を漏らしながら、泣いた。 そして、18年後子猫たち全員が幸せに暮らして、18年前に渡した、家族のところで生涯を閉じたという。

短編小説みんなの答え:6

いじめ

夕日が奇麗で、幼馴染3人と放課後の教室に佇んでいた時のこと。 今日の朝、衝撃的な事実を言われた。 「皆さんに、報告があります」 いつも明るい先生が急にかしこまった。 「私達のクラス6年B組の仲間...柊しずくさんが亡くなりました」 私...叶がいじめてしまっていた子だ。 持病の悪化と言われた。 同じいじめていた友達・鈴音と紬も呆然としている。 そして昼休みに、三人揃っていたけれどみんな何も言わない。 私はしずくの机をゆっくりと撫でた。 「しずく...」 そこに先生がやってきた。 「叶さん、鈴音さん、紬さん、放課後先生のところに来てくれる?」 紬はもう泣きそうになっていた。 「...はい」 鈴音は覚悟したような表情で返事をした。 そして放課後。 私は鈴音の手をぎゅっと握っていた。 「これ...しずくさんのお母さんから叶さんたちに渡してほしいって」 私はその手紙を受け取り、封筒を開けた。 『叶、鈴音、紬へ 私は叶たちになにか気に触ることをしてしまったかな? 叶たちが嫌がるようなことをしてしまったかな? 私はずっと自分のことを責めていました。 でもそうしているうちに、いじめもエスカレートしました。 苦しくて苦しくて、逃げようとしても逃げられなくて。 そうすると、精神的な病気になりました。 それが私が元々持っていた病気の悪化にも繋がりました。 それから余命宣告され、残り半年になったあの日。 私は叶たちに話しかけたことがあったよね。 あのときはまだ、叶たちを許してた。 でも話しかけた瞬間、死ねとか、話しかけてくんなとか言った。 だから死んであげたよ。 みんなの望み通りに、死んだよ。 ホントは私のこの病気を治す治療法があった。 でも私が断った。 だってみんなは私に死んでほしかったんでしょ? 何回私は死ねと言われたか。 お前らには分からねぇだろ。 この苦しさが。 痛さが。辛さが。 心を泥がついた足で踏まれたような気分だったんだよ。 もう許さない。 死んでも許さない。 柊しずく』

短編小説みんなの答え:1

キラキラ

ある日、私は星になった。今でもあの頃を思い出す。 「ねぇねぇ胡桃ちゃーん!胡桃ちゃんって好きな人だれ?」 私の名前は胡桃(くるみ)。小学5年生。今日は友達の珊瑚(さんご)ちゃんと一緒に公園でコイバナの最中だ。私はこの質問に答えたくなかった。正体を知られてしまうからだ。私が魔法学園に通う前、美津(みつ)という名前で光幼稚園に通っていた。そこで大事件が起きた。私には泰雅(たいが)という好きな子がいた。珊瑚もその子が好きだったのだ。そんな事実を知った私は怒りのあまり泰雅を殺してしまったのだ。珊瑚は泣いていた。正体を知られようとも私は答えた。 「泰雅くん」 「やっぱり。胡桃ちゃんはみっちゃんだったんだ」 バチバチバチ 私はゾクッとした。珊瑚ちゃんが誰にも解除できない星の呪文を唱えていた。 「さよなら。みっちゃん」 珊瑚は泣いていた。星のようにキラキラと。

短編小説みんなの答え:4

戦争=人殺し=悪意

 人はなぜ、戦争をするのだろう。 戦争をする人って、自分の家族が戦争で死んじゃったら・・。とか考えてないのかな。 主に領土略奪とかなんだって。 領土?命を落としてまで、国の名誉や各国の称賛が必要なの? それに命を賭さないといけないほどのものなんて、あるのかな。 例えば、他の人の救助とか? でもそれって、善意からの行動だよね。 戦争=人殺し=悪意 この感覚ってないのかな。 世界を見渡す。 あそこも、あそこも、あ、あそこも。また戦争をしているよ。 国vs.国とかもあるし、内戦だってある。 そろそろやめない?って考えにならないのかな。 戦争をする人って、小さい頃は「戦争はだめ」という気持ちがあったのかな。 成長の過程で「戦争は仕方がない」と思うようになるのかな。 私たちがそうなったらどうしよう。 日々、戦争のことを考えてみるのも大事じゃない? 今日は終戦の日。 みんなで、戦争について話す、いい機会だと思う。 みんなで、考えよう。 戦争のことを。 __________________________________________________ 作者:元miileのMihiro☆です! 今日は終戦の日。色々、まだ書きたいことがあるけど言葉にできなくて・・。モゾモゾするのですが、それでも、戦争はダメ!という考えを常に持ち、話し合うことが大事かなと思います。 ぜひ、ご感想をお寄せください。

短編小説みんなの答え:1

辛い日々

「よし…」 やっとこの日がきた。やっと自由で楽になれる。今日は母の誕生日。大嫌いな母へのささやかな復讐のつもりで今日まで頑張ってきた。 私の右手にはカッター。カッターが左手首に触れる。 「あれ…」 どうして。手にしずくが。 気づけば目から涙が次々とこぼれ落ちてきた。 あんなに辛かったのに。あんなにタヒにたいと思っていたのに。体が拒絶する。 いつも私は一人だった。 この世界に居場所はなかった。 学校ではいじめ。 家でも一人。 両親は帰ってこない。 ただ、一人だけ親友と呼べる人がいた。はずだった。おととい裏切られた。初めてみんなと一緒に私をいじめた。今までで一番ひどいことをされた。悲しかった。今までで一番悲しかった。 私はこの世に生きる意味を見失った。いや、もうずっと前からそんなものなかった。 涙は止まらない。タヒぬのが怖いわけではない。どうして。 私は手からカッターを離した。 その後涙がだんだん止まっていった

短編小説みんなの答え:1

不細工けれども、あなたが好き。

私は知っている。見た目で差別して見た目が優れている人は位が高い。不細工な人は位は低い―。 私は芽久実(めぐみ)。不細工な人です。位は低すぎて人の目に映る価値はないらしい。 いっぽう奏翔君は(かなと)琥珀色の瞳が特徴。 あ、琥珀色ってのは具体的にイエローとゴールドが混ざった感じの色だよ。 その瞳を見せたくないのかいつもサングラスしている。見たい、見たいっていって近づくらしい。 その分告白も多いらしい。全部ふってるけど。 え、そんなに知ってるのなんでかって?全部友達の雲母(きらら)から聞いたから。 放課後 雲母のバスケが終わるまで体育館で待っていた。 奏翔君もいるのか部活人数が多い。 はぁ、今日も奏翔君奇麗だな。こんな私に比べたら。 足元を見るとサングラスがあった。誰のだろ。 「ねぇ、そこのサングラス拾ってくれない?」 あ、奏翔君のだったか。 「あ、どうぞ。」 「ありがと。あと、このこと内緒ね。」 「あ、うん。」 「じゃあ。」 奇麗だったな。奏翔君の瞳。あと優しかったな。この片思いという思いはしまっておこう。 ―夏休み― 弟につられてスケボーにつきあっていると、 「きゃあ!かっこいい!」 「うっさい。はなれろ。」 「あの~。サングラスはずしてもらえます~?」 「やだね。」 「え~!」 何でいるんだよ! 「ねぇ、ねーちゃん。あの人幼なじみ?」 「なんでわかるのよ!」 「顔に書いてあった。」 「うっさいわね!」 「へーいだ。」 あ、ばれた。こいつのせいだよ!もう! 「あ、芽久実ちゃん。」 「え、なんで名前知ってるんですか?」 「え、雲母から聞いた。」 「へぇ、そうなんですね。」 「うん。」 「ねぇ、もしかしてねーちゃんの幼なじみ?」 「うん。そうだよ。」 「これからもねーちゃんのことよろしくお願いします。」 なにいってるんねん。 「うん、僕そこよろしくね。」 …へ?なんで? 「で、キミの名前は?」 「あ、僕は連です。」 「へぇ、連君ね。」 「はい。よろしくね。」 すごい。 「で、なんで芽久実ちゃんはきてるの?」 「え、連のつきあいです。」 「ふーん、連君スケボー得意なんだ。」 「うん!」 「お兄ちゃんが教えてあげようか。」 「うん!ねーちゃん教えてくれないから!」 「ふぅん。」 1時間後 「すごい!すごい!」 「やったー!」 「ねぇ、夏祭りの日あいてる?」 「あ、特には…。」 「じゃあ、一緒に花火見よう。」 「いいですよ!」 「うん、」 「じゃあ僕は帰るから。」 「お兄ちゃんばいばーい!!」 「でさ、ねーちゃん。あのお兄ちゃんなんていう名前?」 「え、奏翔君だけど。」 「へー、奏翔兄なんだ!」 8月24日 「山の上の方が奇麗に見えるよ。」 「うん。」 今日もサングラスはかけてるんだ。 「なに?さっきからジロジロ見て。」 「え、何でも無いよ!」 やばいやばい。 バーン! 「ねぇ、僕はさ、芽久実のこと好き。」 「…へ?」 「見えてるよ。君の心の中。」 「…へ?」 「だってサングラスはずしたら心の中丸見えだからさ。あとみんなと目の色違うし。」 「うん、」 「でも芽久実はさ、ふつうに接してくれたんだ。でさ、返事は?」 「…私でよかったら!」 スッ。 サ、さんぐらすをはずした! 「やっぱり、心の中丸見えに見えちゃうな…。」 「え、そうなの。」 「でもキスにはじゃまだからな。」 「ん?」 上から甘いキスが降りかかった。 「好きだよ。芽久実。」 「こんな不細工な自分でもいいんですか~。」 「今聞くの?まぁ、バレバレだけど。まぁ、おもしろくないからサングラスかけよっと。」 ふぅ。心の中読まれずにすんだ。 「でも、芽久実の心の中おもしろいからいいや。」 「えぇぇぇー!」 片思いってうれしいな。がんばろう!初恋を!

短編小説みんなの答え:1

おねがい

 母は私を捨てて去っていった。父も交通事故で死んでしまった。そして―今までずっと優しくしてくれた祖父まで亡くなった。私の周りには誰もいない。いや、嘘だ。正確にはまだ1人残っている。柏木。この江崎家にずっと勤めていた執事の柏木だけは残っている。  どうにかして柏木だけには、そばにいてもらわなくては。  私は三大財閥である江崎グループの一人娘だ。江崎樹里。両親が高い金を払って、高名な僧に付けてもらった名だと母に教えてもらった。もっとも、こんな事は昔の話である。  今まで生活には何も困らなかった。ただ御大層な家柄に資産がつけば血の繋がりは温もりよりも猜疑と争いの温床だ。金がある分、跡取りを巡ってのは争いはえげつなかった。そして母は他に男をつくって出ていった。私は母に捨てられたこともだが、母が親権争いで親権をあっさりと手放したことがショックだった。要するに新しい生活には私は『邪魔』ということだろう。中学生の今なら受け入れられるが当時小3の私には耐え難いことだった。  リスカに食欲不振、鬱にまでなりかけた。私の世界には黒しかなかった。死のうと思った。そんな私の世界に光をもたらしてくれたのが、柏木だった。私が5歳の頃から、柏木が大学生の頃からこの屋敷に勤めてくれている。両親が忙しかった分、いつも柏木が私の世話をした。褒めてくれるのはいつも柏木で時には、私を叱ってくれた。そんな柏木が部屋でそっと手を切って死のうとしているところを止めてくれた。死ぬほど叱られた。そして何故か―柏木は号泣していた。こんなにも他人がこの私のことを想ってくれているのだと知って、私はホッとした。    だから祖父まで亡くなった今、柏木だけには残ってもらわねばならない。だが、今まで勤めていた使用人が皆辞めてしまった。子供と満足な主従関係がこの先ずっと得られるわけがない。当然だ。賢明な判断である。どうする?柏木はまだ20代、まだ若者で未来もある。いつしか柏木が私の元から去っていくのは時間の問題だと思った。そうだ。なら私が死ぬまでの間なら。病気になって余命宣告をされれば。それなら柏木の負担にもならないし、柏木は優しいから『不治の病に罹った可哀想な樹里』を見捨てたりはしない。そして私は医者に金を積んで嘘の診断書を書かせ、私の専属の医者として屋敷に勤めさせることにした。勿論、医者は治療なんて事する必要はない。全て嘘なのだから。そして余命半年の診断書を見せると、案の定柏木は残った。だが嘘は時間が経つほどに私を苦しめた。もういっそのこと全てを柏木に打ち明けたい。  「私の傍にいて。あなたが好きなの。」  そんなことが言えるくらい大人だったら良かったのに。  そしてこんな大きな嘘は隠し通せるはずもなかった。  偽の診断書を作らせた医者とのメールのやり取りを柏木に見られてしまった。  終わりだ。柏木は呆れて、きっと私を嫌いになるだろう。私も一人になって一人で死ぬんだ。………そんなの、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。そばにいてほしい。柏木にそばにいてほしい。 「ッごめんなさっ」 泣きながら謝罪の言葉を口にしようとした時、思い切り抱きしめられた。柏木に。びっくりした。言葉が出なかった。 「随分酷いことをなさいましたね。」 当然だ。軽蔑されても仕方ない。そう思ったのに次の言葉で私はまた言葉が詰まった。 「去って行った使用人と私が同じと思っていたのですか。そんな嘘で脅さないと私があなたを見捨てると。」 「何かして欲しい時はどうするんですか。」 諭すように叱る声は昔から少しも変わらない。忙しかった父より叱る回数の多かった柏木は誤魔化せとも脅せとも教えなかった。 「私のこと、嫌いにならないで。」 ぼろぼろ涙が出て止まらない。そうだ柏木は昔からそう言っていた。なにかして欲しかったらちゃんとお願いしないといけなかったのだ。 「私が病気じゃなくてもずっと私の傍にいて。かわいそうじゃなくても見捨てないで。」 言いつつ柏木が強張っていた私の手を包んだ。 「私からもお願いしてよろしいですか。もう二度とこんな嘘は吐かないで下さい。――あなたが死ぬなんていう嘘は。」 厳しく咎める眼差しが逆にどれほど大事にされていたか悟らせた。 何か言おうとしても泣き声にしかならない。柏木はそんな私を、昔より少し遠慮がちに抱きしめてくれた。 :end :あとがき ご覧いただきありがとうございました!書いていて楽しかったです(*´ω`*) 今回は小さい頃の出来事が原因で自己肯定感の低い女の子の物語です。切ないですね…。 柏木の優しさと樹里の今まで味わってきた寂しさを表現するのに苦労しました!感想頂けると嬉しいです! 改めて今回はお読みいただきありがとうございました。またいつの日かご縁がありますように。

短編小説みんなの答え:3

絶対に守る、君だけは。(ちょっとメンヘラっぽいかも?)

私は分からなかった。 ずっとずっと、楽しいはずなのに、なぜか楽しくなかった。 周りは面白いっていうのに、私はとてもつまらなかった。 その時から、自分は周りと違うってわかった。 だから、離れた。私が一緒にいてもどうせつまらない。 でも、あの子だけは、私に何故かついてきてくれた。 私がみんなから離れたら、あの子も一緒に離れて、私についてきた。 なぜ私についてきたのか、今でもわからない。でも、あの子だけは、絶対に守る。何をしてでも。 あの子がいたから、私はここまでこれた。私がとても辛いときも助けてくれたあの子。 あの子は、私の宝物。 これは、私の覚悟だ。他人とは全く違っても、あの子を守るための覚悟は、絶対に捨てない。 だからこそ、この気持ちも伝えない。、、、だって、あの子は優しいから、絶対に自分の思いを言ってくれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 俺は、自分がなにか分からなかった。 他の人が楽しいなら、自分も楽しいんだ。他の人がつらいなら、自分もつらいんだ。 自分がどう思ってるのか、これは面白い?面白くない?それすらも分からなかった。 だから、彼女に惹かれていったんだと思う。他人とは違くても、自分の考えを殺さない彼女に。 彼女は、周りから距離を取ることを選んだ。きっと、自分はいらない存在とでも思っているのだろう。 そんなことないのに。だからだろうか、彼女は俺がついていってることに疑問を抱いていた。 俺は彼女が笑顔でいてくれたらそれでいい。 この笑顔を守って見せる。これは、神に誓ってだ。 この覚悟を捨てるつもりなんて滅相ない。 だからこそ、言えないんだ。彼女にこの思いを言ってしまえば、離れていってしまうかもしれないから。 そんなの、絶対に嫌だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お互いがそんなことを思いながらも、時は流れるように過ぎていった。 ある日のこと。 A「ねぇねぇ、あの子いつもそこにいるよねー。」 B「あー確か、違野さん、だっけ?遠野 瑠璃(えんの るり)さん」 A「そうそう、ずっと、立花 唯斗(たちばな ゆいと)くんと一緒にいる子!」 B「立花くんって、顔いいし、頭もいいし、運動神経もいいから、まさにハイスペって感じよね」 A「それなぁ!まじであんな彼氏欲しいわー。てか、遠野さんもあれだよねー。立花くんをずっと独り占めしてるっていうかさぁ」 B「うんうん、なんかずるいって感じちゃうよねー。」 A「しかも、遠野さん、成績トップだからってなんか、『私が一番頭いいし、あなた達とはかくが違うから、話しかけんな』てきな?」 B「そういえば、この前プリント渡したときとか、私遠野さんに睨まれたんだよね。」 A「え、マジヤバすぎでしょ。あの人上から目線すぎない?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『遠野視点』 なんだ、私の陰口か、心配して損した。 最初はそう思っていた。でも、あの子、いや、唯斗はたしかにハイスペだけども、それ以上にとっても優しくていい子なんだ。 そんな事も知らずに、あんな彼氏欲しい?ふざけるなよ、もとから外側しか見てないお前らにそんなできるかよ。 唯斗がかっこいいのはよく分かる。だってずっと見てきたから。 あんな子たちと将来唯斗は付き合うのかな、、、。 だったら、ちょっと、嫌だな、、、。 私は唯斗を守る。だったら、、、根回しはしとかないと、ね? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『立花視点』 、、、それを聞いた瞬間、殺気でおかしくなりそうだった。 彼女、いや、瑠璃のことをアイツラはなんと思ってるんだ。あー、ナイフがあったら今すぐに刺してたわ。 瑠璃は、お前らとは違ってちゃんとした考えを持ってる。 そして、勉強だってちゃんと努力してる。上から目線?それはお前らだ。瑠璃のこと全く知らないくせに。 睨まれたとかお前の勘違いだろ。俺見てたけど、ちゃんとお礼言って受け取ってたじゃん。 、、、瑠璃がこの学校で笑顔で過ごすためには、あの存在は邪魔だ。 俺は瑠璃の笑顔を守る。そのためには、やることは一つ。落としてやるよ、奈落の底にな。 その後、、、 先生「AちゃんとBちゃんが、急遽転校することになりました。」 二人は両片想いだ。 ぱっと見では、可愛い恋愛、最後まで見れば、恐ろしい狂愛。 でも、お互い愛が重いほうが上手くいくのかも、なんてね。

短編小説みんなの答え:6

夏と恋

ピピピッ…ピピピッ… 「んー…」 ピピピッ…ピピピッ… 「今何時だ…?」 寝ぼけた目をせえいっぱい開いて時計を見る 「…!!もう8時!?補習8時半からだったよね!?!」 私は急いでご飯を食べ家を出る 「いってきます!!!」 私の通ってる高校は徒歩で行くと30分以上かかる いつもは自転車を使って通学してるが、弟が自転車を使っていて無い 「遅刻確定だ…」 チリンチリン 自転車の鈴の音が後ろから聞こえる 「おーい!花山ー」 幼なじみの大我だ 「お前自転車は?」「弟が使ってて無いの」「ふーん…」 大我は顔を少し赤らめてこう言う 「後ろ乗れよ…」いつもならこんなこと言わないくせに 「乗ってく…」大我の自転車に乗せてもらいながら、彼の背中を見る ちっちゃい頃は私の方が背でかかったのになぁ 「…好き」私は無意識にその言葉を発した。そしてすぐさま言い訳をする 「今のは間違えて!!ほんとにミスっていうか…!」 「…俺も」大我の低い声で言う 「え?」私は動揺してしまった 「だーかーら、お前のこと好きって言ってるんだよ。なんだよダメか?」 「ううん…嬉しい」私は大我の背中をぎゅっと手で包み込む 「ちょっ!?おい!!」「このまま学校まで連れてって」 このまま時が止まっちゃえばいいのに__ この夏は一生忘れられない思い出になった__

短編小説みんなの答え:3

桜が咲いたあの日から

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ピぃーピぃー…」 桜の下で鳥のひなが鳴いていた。 可愛そうにと思った私は周りをキョロキョロ見回してその子を巣に帰してあげた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キーンコーンカーンコーン 「おはよー!」  「おっ!おはー!」 様々な声が飛び交っている。私の名前は山本 真夏。今日から高校3年生。友達0、恋人0。高校生活なにもせずに終わってきた。よく周りの大人は言う。友達いないの?いないんじゃない。作らないだけ。一人が好きだから。 花の高校生、みんなはプリクラ撮ったりメイクしたり、好きな人にアピールしたり彼氏作ったり…私はさっぱり。このままずっと独り身でいる覚悟はできていた。 「おはよー!!真夏!」 「あ、おはよー」 彼女は唯一こんな私の友達になってくれた、高峯 魔美。たかみねまほろと読む。 「なに?そんなお通夜みたいな顔しちゃってさー!」 「だって私にとっては新学期も普通の日も変わんないもん!いいよね。魔美は。キラキラした部活はいって、勉強頑張って。」 魔美の部活はテニス部だ。塾にもいってアメリカに留学する。 「真夏だって頑張ればできるよ!だって…ほら、血液型ABだし。」 「関係ないって。ABはめんどいよー(※個人の見解です)」 「いやいや、Bもめんどいよー(※個人の見解です)」 「ま、でもめんどくさくっても真夏は変わんないよ!いつだって私の大好きな真夏だもん!」 魔美は明るくて大好き。こんな私を好きになってくれて嬉しかった。 「そういやさ!魔美が告白したがってる子とクラス一緒?」 「そうだよ!何回いっても名前覚えないねー」 男子なんて興味ないから。恋愛経験0だし。 「ほら、あそこの山内 竜くん!カッコよくない?」 「そお?わかんない!」 「キャー!!手、振ってくれた!」 「はいはい。よかったですねー」 その隣には学年1のイケメン山下 快(こころ)がいた。 「おーい!みんなぁーちゅーもく!今から快が誰かに告白するってよー!!」 「キャーキャー!!」 「え?いきなり!?ねぇ、どーする!どーする!」 「落ち着け、落ち着け!私たちには関係ないんだからさぁ!」 そう言っていると快くんが近づいてきた。 気づくと目の前にいた。あたりが静まった。 「真夏さん。ずっと好きでした。桜の下で出会ったあの日から。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ピぃーピぃー」 「うわぁ!ひなが落ちてるよ!助けてあげたいけど~」 すると君が来た。あたりをキョロキョロ見回すとそっとひなを助けてあげていた。僕はその日から君をずっと目で追っていた。 「…ん?」 「もしかして、気づいてなかった?」 私はうなずいた。 「じゃあ今から僕のこと忘れるなんてできないようにしてあげるよ!」 そういうと私の唇にキスをした。 「付き合って、くれるよね?」 「は、はい!」 「キャー!!キャー!!」 ものすごい恥ずかしかったけど嬉しかったので私から快くんにハグしました! すごい関係のカップルになりそうです!

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