短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
恋のキューピット参上!
部活終わり、友達の結(ゆい)と昇降口まで歩いてきた私桃田みどりは、廊下の向こうから歩いてきた人影に思わず「げっ」と言ってしまった。 「おつーw」と言いながら半笑いを浮かべ、こっちに片手を上げたそいつは、私のクラスメイトの神門颯(みかどはやて)。サッカー部所属、顔面は普通、身長は低め、性格は最悪。 「お前wなにそれ髪クシャクシャじゃんw」 「うるさい黙れ」 「うわ桃田さん怖っw」 そう、何かにつけてコイツはひたすら私をイジってくる。初めは、体育の授業のひょんなことから、クラスの中で私と颯だけがスキップができないことが判明し、そこからコイツはしょうもないことで私にマウントを取ってくるようになった。 「お前指パッチンもできねーのかよw」 「逆にできて何になんの?しょうもな」 「できねーよりできた方がいいに決まってんじゃん」 「あっそ」 そんな私たちを見て結は笑う。 「仲良いねえ」 「は、どこが?」 「颯って絶対みどりのこと好きだよ」 「え、な、わけないじゃん?」 なぜかドキッとした。結はただ笑うばかりだった。 「ていうかそもそもね、私結と帰るつもりだったんだから邪魔しないでよ」 「邪魔してねーし。俺も通学路こっちだから」 「じゃあさっさと歩いていってくれますー?」 こんなことを言いあってる間に、私の頭にこの前の結の一言がよぎった。 コイツ、私のこと好きなの? いや、まさか。 「……え、お前黙るのはナシだろw」 やば、色々考えてた間にまた颯になんか言われてたっぽい。 「あのさ、」 「何?」 「颯って好きな人いる?」 「……いや、急にマジな質問やめろって」 「聞いてんのよ」 そうキツめに言った瞬間、颯がふっと視線を逸らした。歩みが止まる。 え、どうしよ、自分が言い出したのに。この先どうしたらいいの?てかこんな颯の姿初めてだし! 慌てて結の方を見る… 「え、結?」 いない?!ちょ、颯と通学路2人きりってなんなの? ☆☆☆ 相変わらずあの2人…いつも見ててキュンキュンしてたけど、さすがにそろそろくっついてもらわないと周りが困る。何気に2人ともモテモテだし。 いい感じになりそうだから、私はこのまま帰ろ。 電信柱の影から見守っていた結は、夕焼けの町に姿を消した。
あの子の魂の行方
ある日の夕方、私「佐藤ゆか」は家に帰るため薄暗い路地裏を通っていた。 すると、背後から何かが転がる音…、ボールが転がってきた。 (誰かの落とし物かな…) 私は転がってきたボールを手にする。 すると、後ろから 「それ、私のでーす!!!」 と、なんだか聞いたことのあるような声が聞こえてきた。 私と同じくらいの年頃の女の子。 ボールを取りに私の目の前にくる。 私はボールを渡して、家に帰ろうとした。 そのとき、その女の子の足下に目がいった。 「え…?」 なんと足がない。下半身がないのだ。身体が宙に浮いている。 (おばけ…!!!) 私は逃げようとした。そのとき…、 「ゆかちゃん!」 女の子が大きな声で言った。 なぜこの子が私の名前を知っているのか。 その子の顔をじっと見てみると、 それは、二年前転校した親友の「高澤ももな」だった。 「え…っ、ももな?!」 私はひさしぶりに親友に会えた喜びと共に、 なぜ下半身がなくなっているのかという疑問が浮かんだ。 「もっ、ももな、なんで、足、え…っ。」 「あのね、ゆかちゃん、私ね実は交通事故に遭っちゃって。 今病院で意識不明な状態なんだ。それで、この私は魂なんだ」 「え、交通事故…?」 私は突然の出来事に頭が真っ白になった。 でも、ももなは淡々と話し続ける。 「多分ね、物凄い奇跡がない限り私は死んじゃうんだぁ だから、最後に親友のゆかちゃんに会いに来たんだ」 「え、死っ…?」 親友との再開で、死ぬかもしれないと告げられる。 私は驚きと悲しみの感情が溢れ出し、いつの間にかボロボロと涙をながしていた。 「嫌だよ、ももな、私、ももなが初めての親友でっ、 ももながいるから毎日学校楽しみだったのっ。 転校してからも、ももなも頑張ってるって自分を元気づけてて…」 私は動揺していた。自分が何を言っているかが分からないくらいに。 ももなは泣きながら笑い、 「私もだよぉ、ゆかちゃん。 でもっ、でもっ。多分、もうっ…」 「「「馬鹿っっっ」」」 私は大きな声で叫んだ。 薄暗い路地裏に声が響き渡る。 「絶対にももなは生きるんだぁ、私が死なせないぃぃぃ」 私は小さな子供のように大泣きしながら言った。 すると、ももなの身体がさらさらと欠けていった。 どんどんと身体が無くなっていく。 「あ、れ、ゆか、ちゃ、ん、なんだろ、こ、れ」 「え、え、ももなっ…」 「あ、もしか、して、私、無理、だっ、た、かな…」 ももなは笑顔だったが、とても悲しい表情をしている。 「嫌だよ、ももなぁっ!」 「・・・バイバイ、ゆ、かちゃ、…ん、!」 そう言葉を残し、ももなは私の目の前からいなくなった。 翌日、ももなのいた病院を知り、そこに行くことにした。 ももなはもういない。そう考えるだけで胸が苦しい。 ももなの病室の前。私は大きく深呼吸をする。 そして、力強く扉を開けた。すると、、、 「ゆかちゃん」 ももなの明るい声が聞こえた。 私は目を大きく見開いた。 何か夢を見ているのか、ももなが病室のベッドに座っている。 体中傷だらけだが、元気そうに笑っている 「なんで、ももな…?」 「私、あの時魂が消えたのは 死んじゃったからじゃなくて、 生きれるから魂が体に吸い込まれたからなのかも」 ももなは嬉しそうに話す。 私は一気に嬉しさがこみあげてきて、涙を流した。 「よかった、よかったぁ、死んでないっ、生きてるっ」 「生きてるよ、生きてるよぉ」 ももなもつられて泣き出す。 私たちは病院だと言うことを忘れて大声で泣いていた。 こんにちは、彩です 普段から相談を送らせていただいていたのですが、 今回は初の短編小説に挑戦してみました。 初めてでつたないところもありますが、 どうか楽しんで読んでくれていたら嬉しいです!
短編小説 [ 最強モンスターを倒せ ]
わたしは、ナナ。地球からある星に転生したの! そこでは、なぞの最強モンスターが住んでいる。 その名前は「パワーデビル」、強力な悪魔だ! そいつを倒すために、ある組識がある! その名も「モンス隊」だ! 私は、モンス隊の人に出会った。 「君はきっと、特別な力を持っている。この組識の者となり、戦ってみなさい!」 ___ それから私は、弓の鍛錬をするように言われた。 とてもきつかった。 だけど、モンス隊のつよい人からは「頑張って」と、助言をうけてなんとか頑張れた。 さらに、魔法使いや剣士など、いろんな人と仲良くなった。 気づくといろんな体カが付き、弓技もパワーアップしてきた。 ___ ある日、おどろくべき話が伝わった。 「パワーデビルが復活した」…と。 私達モンス隊はそれぞれの武器を手に、パワーデビルの場所まで 足を運んだ。 ___ 激しく、終わらない戦いだった。 弱い者は次々と旅出ち、強い者も体カが尽きそうだ。 そんな中残ったのは、「魔法使いルナ」と「剣士クロト」と、私。 2人は、もうぐたぐた。 勝ち目はない。ルナの魔法の効果は弱まり、クロトの力もだめだ。 「どうだ、おれには勝てないだろう。残念だったな」デビルの声がきこえる… そのとき! 私は、弓の最後の技を閃いた。そのいちげきで、彼を倒したのだ。 私は、そのあと力尽きて倒れた。 ___ 長文になっちゃった!
僕のつらい毎日
僕の名前はミスリル 僕は毎日毎日学校でいじめられてお母さんに相談したら 「あんたがきっかけを作ったんだろ。」 そう言われて続けている。 いじめが激しくなっていってお母さんの怒り方もひどくなっていってある日そう思った。 「ああ、もう生きるのは辛い明日死のう。」 僕はそう思ってきた。 その日こんなことがあった。 「ミスリルくん。ごめん。」 「本当は仲良くしたかったな。」 「悪口を言いすぎてしまったよ。」 その時7年前に亡くなったおばあちゃんがそう言った。 「私は天国から君の成長をずっと見ていた。」 「でもねぇ、君がいじめられていたり、悪口を言われているのを見て私は悲しいのよ。」 「とくに君が死にたいと思っている時はとっても悲しいのよ。」 おばあちゃんがそう言った時僕はそう思った。 「僕はいじめられていて死にたいと思って悲しんでいる。いじめの相談はこれから、お母さんじゃなくて学校の先生にしておこう。」 「うん。そうがいいと思うよ。」 「おばあちゃんありがとう。」 僕はそう言った。 「あっ。夢かでもおばあちゃんありがとう。」 僕の家の階段にはおばあちゃんの写真があるから見に言った。 「おばあちゃん。夢で僕につたえてくれたことてって本当なの。」 「うん。そうだよ。」 おばあちゃんはそういった。 学校に僕は行った。 学校でも誰にもいじめられない。 「ああ。あのおばあちゃんの夢にみんながでできたのはおばあちゃんがそれは伝えたかったのかな。」」 僕は思った。 「おばあちゃんありがとう。」
くそ猫とくそニート。
「あ…、もう昼か…。」 いつも起きた時には昼だ。起きても何もないのに、流石にもう寝ることはできない。 汗くさい敷布団を横に押し付けて、ひんやりとした床に寝そべる。私の頭も十分くさいようだけど。 三日間もシャワーを浴びていなければ臭くもなるだろう。それより猛烈に腹が減った。何か食いてぇ。 こんな不健康な生活始めたの、いつからだったっけな…。 私はもう23歳。親元から離れた一人暮らしの独身女だ。未だ親の金に頼っている。 男と関わるのはもう散々だ。特にどうってこともなかったんだけど。 男じゃなくても私になんて近寄りがたいだろう。 もう、しばらく外にも出ていない。久しぶりに散歩でもしようか…。 シャワーを節約しながら浴びて、カスッカスの歯磨き粉を使って歯を磨く。 節約くらいしないと、家賃も払えない。この前だって大家さんに長々と説教されちまったから。 外に出るのも案外いいもんだな。毎日は勘弁だけど。 中学生たちがキャッキャ言いながら戯れてる。私にもこんな時あったっけなぁ…。 自分が中学生だった時には何も感じなかったのに、今になっちゃキラキラと見える。 そんなことを考えながら歩いていると、足に何やら箱が当たった。 「まおぉーう」 足から声が聞こえたもんだから、本当にびっくりした。 何だこれ、猫か?今時捨て猫とかいるんだ。それにしても可愛げのない鳴き方するもんだな…。 猫がギロッと私のことを睨め付けた。人間に、なんか嫌な思い出でもあんのかな。 「…。」 何だか、その猫と自分を重ねてしまった。 人間に嫌われ、人間を嫌い、一人でいる今の私。 この猫も、もしかしたら私と同じなんだろうか。 「おい猫、お前捨てられたのか。可哀想になー。金の事情で飼うことはできないけど、話し相手になってくれねぇか?」 自分で話しかけながら、自分で呆れる。全く私もロマンチストなものだ。 「むあーおぉ」 と低い声で鳴いた。何だか本当に猫と会話してるみたいで、言ってることもわかる気がした。 「キャットフードをくれって?そんなもん私が食べたいわ。無理無理。」 その後色々と雑談(妄想)をした。猫とはいえ、話し相手がいるだけで何だか軽くなった気分になる。 その後、毎日その猫のところへ行った。いつか飼い主が見つかるかもしれないから、できるだけ多く会いに行った。 隣のおばさんからもらった魚をほんの少しだけ持って行ったりしながら。 ある日、気がついた。この猫のお腹の中には、赤ちゃんがいる。 「お前の赤ちゃんも、愛想の悪い猫なんだろうなぁ。」 そんなことを言ったけど、本当は見てみたい。こいつの子猫。 最近やけに猫の調子が悪い。ぐったりとしている。もうすぐ生まれるんだろうか。 今日は雨だ。朝、雨の音に気づいて一番に考えたのがあいつのことだった。 早くあいつに傘を持っていかないといけない。走って、あいつのところに行った。 「いでっ!」 雨ですっこけたけど、それよりも先にあいつだ。猫は濡れるのが嫌なんだろう。 やっと猫のところに着いた。何か、あいつより高い鳴き声が聞こえる。 「みあーお…みぁーお!」 「はっ…やっと産まれたのか…!!よかったな!猫!…猫…?」 数匹の子猫を見た後、何だか猫の様子がおかしいことに気づいた。まさかと思って、脈を測る。 「え…おい…これって…。」 脈がない。猫は、息してないんだ。 「おい、起きろ!!早く!お前には子供がいるんだろ!?早く起きてあげねえと…!!こいつらが悲しむだろうが!!」 私は猫を揺さぶって起こそうとしたけど、猫は起きなかった。 それ以上、私はしばらく何も言わなかった。雨で、目から流れる水を紛らわせる。 「…分かった。お前の子供は、私が引き受けた。」 眠りについた猫に箱の中に敷いてあった毛布をかぶせ、傘を置いて猫のところを離れた。 絶対にあいつの子供を誰かに引き取らせるために。私は傘もささないで、そこら中を走り回った。子猫を抱き抱えて。 絶対守るからな、見とけよ、猫。安心しろ、くそったれ。
今もこれからもずっと、世界一幸せな...
『あぁ、今私は世界一幸せな女!!』 『あぁ、今俺は世界一幸せな男!!』 私は、瑞原梨乃。(みずはらりの)私には、大好きな彼氏がいるっ!! 名前は、上城祐介(かみしろゆうすけ)だ。カッコよくて、優しくて、運動神経抜群で、もう完璧彼氏って感じっ!! そんな私たちは、1週間前から12:00に近くの公園で待ち合わせをして一緒に遊園地へ向かう約束をしていた。 遊園地に行く前にお腹が空いたと言って、私たちは近くのファミレスでお昼を食べた。 ファミレスでは、私の大好きなハンバーグに、佑介の大好きなラーメンを食べていた。とても、幸せな時間。 ...でも、食べている最中なのに、たまに佑介が悲しそうな,どこか遠いところを見ているような顔をする。 私が、どうしたの?と聞いてもなんでもない!大丈夫だよ。と言うばかりで、まるで本当のことを教えてくれない。 私は、佑介のその顔が気になりつつもお昼が食べ終わり、さっそく遊園地へと向かった。 遊園地での佑介は、さっきの悲しそうな、どこか遠いところを見ているような顔は一切せずに、全力で楽しんでいるように見えた。 私の気のせいだったのかな?と考え、私も純粋に遊園地を楽しんでいた。 それから私たちは、遊園地を目一杯楽しんだ。 閉園時間まで、あと一時間となった頃に佑介がメリーゴーランドの前で立ち止まる。 どうしたの?と聞くと、「梨乃、話があるんだ。」とさっきまで楽しんでいた表情をしていた佑介の顔が急に真剣な表情へと切り替わる。 私も、切り替えて佑介を真剣な眼差しで見つめる。 すると、「別れてほしい。」と言われた。私は、佑介からの思わぬ言葉に理解をするのに時間がかかった。 『どうして。。さっきまであんなに笑ってたじゃんっ!なんで急に。。なにか、佑介に嫌なことした!?』 どう考えても、佑介が私と別れたい理由が分からなかった。 でも、ふと思い出す。 『はっ!ファミレスでの佑介の様子がおかしかったのは、そのせい、?でも、私と別れたいのになんであんな悲しいような表情を。。』 やっぱり、どう考えても、分からなかった。 すると再び、佑介が口を開き「でも。今も、これからもずっと、大好きだよ。。」と小声で言っていたのが聞こえた。 「意味がわからない!別れたいのに、私のことが大好きだなんて。。私だって、大好き!愛してる!けど、佑介の本当の目的を教えてよ!!」 私は、大泣きしながらも佑介に訴えかけた。 すると「実は、俺もうすぐ死ぬかもしれないんだ。」と言ってきた。 「えっ?」私は、佑介の思わぬ言葉につい、声が出てしまった。 再び佑介が話をする。「1か月前から、体調が悪くて病院に行ったら癌(がん)ステージ1だって。」 佑介のその言葉に、言葉が出なかった。 『えっ?癌?聞いてない!しかも、さっきまであんなに元気だったのに。。』 そんなことを考えていると、佑介が「まだ、ステージ1だけどさ。医者によると俺の、癌の進行が早いらしくて早くとも1年で死ぬらしい。本当は、梨乃にいち早く伝えたかった。でも、心配かけたくなかったし、言うのも言われるのもつらいかなって。。ははっ。ごめんな。。」 と佑介は悲しそうな顔をして笑う。 「笑えないよ。。心配かけたくないってなに?私たちはカップルなのに?ずっと黙っていられてる方がつらいよ。。」 私は、今まで黙って佑介の話を聞いていたが、思わず耐えられなくなり言葉を発した。 続けて私は「癌でも、進行が早くてもそれでも私は、私は!死ぬ間際まで、佑介と一緒にいたいよ。。」と泣き崩れながらも言った。 すると「そうだよな。俺が間違ってた。俺も、死ぬ間際まで梨乃にずっと隣にいてほしい。」と言う。 梨乃は「うん...!!ずっと、一緒にいよう?」 佑介も「あぁ、これからもずっと一緒だよ。」と言う。 「佑介。大好き!愛してる!」 「俺も、大好きだよ。愛してるよ。」 それから、二人は遊園地の閉園まで沢山話しながら1日を過ごした。 そして、二人はこう思う。
笑顔でこんにちは!
私はある人に恋をした。 彼は、誰にでも優しいいわゆる人気者だった。 私はとういうと、、地味な陰キャだ。 彼は私にとってとても遠い存在だった。 昨日までは 昨日突然私の運命を変わった 彼が私の笑顔を褒めてくれた こう 「なんだ 笑うとかわいいじゃん。いつも笑ってたらいいのに」 「それでこんにちはって言ってみなよ!」 「...こんにち、は」 「もっと笑顔で」 「こんにちは!」 「うん めっちゃ可愛いよ」 「これから笑ってなよ」 笑顔でこんにちはこれが私と彼だけの合い言葉
あの頃、、
私は海の波風に髪をなびかせながらつぶやいた 「あの頃は楽しかったな」と 1年ほど前に友人が亡くなった、交通事故だ 友人は最後まで頑張った 生きよう と でも思いは届かず、2日後に亡くなった 私はつぶやいた「もっといろんなことをして、いろんなところに遊びに行って、、」 私の額からは大粒の涙が流れ落ちた。 「もっと一緒に居たかったっ、、」 「私だけ残さないで、、一緒にお互い頑張ろうって、、」 「一度だけどいいからまた会いたい」 私はこの海が好きだ この海にはあの頃の思い出がたくさん詰まっているからだ。 涙をぬぐい、髪をなびかせながらつぶやいた。 どうでしたか? 感想お待ちしております!
私の楽しみ
(あ、いる…) バスに揺られながら、私は思った。 3歳から通うスイミングスクール。 専属のバスがないので、いつも一般のお客さんと一緒に 揺られている。 このバスで行くのは、私と友達の数葉だけのはずなのに、 最近、新入りが入った。 私の一つ下のクラスのこ。 名前なんて、知らない。 (すごく綺麗な子…) 初めて見た時はそう思った。 綺麗、なんて感情を異性に抱いたのは、初めてだった。 家族が海外の人なのか、色素の薄い髪と青い目がバスの中で 目立っていた。 ー名前も学校も知らない”君”のことを探すのが楽しみだった。 (声、かけてみようかな…) いつもなら、とっくにしていたことで悩むなんて。 (私らしく、ないなぁ…) なんて声をかける? 無視されたらどうする? 変な人って思われたらどうする? 驚いた。 いつもは考えもしないことで悩んでいるから。 それとー そう思われてもいいから、”君”のことが知りたい。 そう、思ったから。 いつもはいらない勇気を出してみようか。 だって、”君”を知りたいから。 「ーねぇ」 私の楽しみは、”君”とバスに揺られること。 それからー ”君”と話すたびに、新しい自分の一面を、知ること。
捨て猫
「なんなんだ、コイツ。全然懐かない」 「もう、捨てちゃおうよ」 「そうだな。可哀想だし、たくさん食べさせてから捨てようか」 「確かに。段ボール準備しよう、『拾ってください』って紙も置いておけば、大丈夫だよね」 嫌だ、捨てないでよ。「いやだ」という意味を込めて鳴いてみる。 しかし、全くこっちを見てくれない。 なんで。なんでこんなことするの。懐かないからなんて、ひどいよ。 もう一回、鳴いてみる。今度は、「かなしい」の意味で。しかし、また反応はない。 たくさんのご飯とおやつがのったお皿が置かれる。いつもだったらすぐに食べるはずだけど、今は食べる気になれない。 「なんだ、食べないのか。じゃあ、もう捨てるか」 そういいながら持ち上げられた。 「やめて」と鳴いてみるけど、そのまま茶色の箱に入れられる。 もう、私、死ぬのかな。 私はあきらめて、そのまま眠りについた。 眠りから覚めると、私は外にいた。 それにしても、お腹が減った。あの時、ちゃんと食べておけばよかった。 茶色の箱には、よくわからない紙と、毛布が置かれている。 私、本当に捨てられたのか。まあ、どうでもいい。私は、アイツらのいないここで、一人で暮らすんだ。 そう思いながら、私は昼寝をしはじめた。 三十分もしないうちに、目が覚めた。 理由は、気づいたら知らない箱にいたからと、その箱が激しく揺れているから。 もしかして、アイツらが、私を戻そうとしているのか。私は、連れ戻されたくないのに。 必死に箱からでようとすると、知らない女の声がした。 「ほら、ついたよー。車から出よっか。」 声がした直後、箱が持ち上げられる。 「こわい」と鳴いてみると、また、声がした。 「大丈夫、大丈夫。よぉし、ここがおうちだよー。」 と声がしながら、箱の壁が開く。 「よし、こっちおいでー」 また、知らない女が話しかけてくる。 怖い。けど、なんだかあたたかい。 少し、箱から出てみた。 「よしよしよし、いい子だねぇー。よし、今、ご飯準備しようか。お腹減ったでしょう?」 声がしてからまもなく、私の前にご飯の入ったお皿が置かれる。 前は食べる気がしなかったけど、今度は、すぐに食べ始めた。お腹が減っていたから、だろうか。 「おぉ、すごい食べるねー。前、ハナ飼ってたの、思い出すなー」 といいながら、頭をわしゃわしゃされる。 「あ!名前、言ってなかったね。ナナちゃんにしよう!今日が、十一月七日だから、ナナだよ。」 ナナ。私の名前? 「わかった」の意味をこめて鳴いてみる。 「おお、気に入った?よし、よろしくね。私は、マナっていうの。ナナは、私たちの家族だからね!ここが、ナナのおうち!」 ここが、私のおうち。 嬉しくて、マナに向かって、何回も鳴いてみた。「嬉しい」という意味を込めて。 ~後書き~ おはー!都姫*だよ! 最後までよんでくれてありがとうございました! 感想くれると嬉しいです!! アドバイスもください!! 読んでくれてありがとうございました! それじゃあ、ばいちゃ!
花火を背に、私はそう答える。
うぅー!楽しみ!早く行きたいなぁ! 私の名前は天野そな。中3です! これから私は、好きな人と夏祭りに行く。 その人の名前は、青天りく。 私たちは、苗字に「天」が入っているという共通点から、仲良くなった。 それからたくさん話すようになって、私はどんどん彼の魅力に惹かれていった_。 「気をつけていってくるのよー」 「はーい!」 お母さんに返事をして、慣れない下駄を身につける。 そのとき『本当にお祭りに行くんだな』と、改めて思った。 やっぱり浴衣、可愛いけど動きずらいな。 そう思いながら玄関のドアを開けると、そこには、私服姿のりく君がいた。 え…?りく君私服じゃん! どうしよう、私だけ張り切ってるみたいで恥ずかしい! 「…行こ」 「う、うんっ!」 やっぱり、この浴衣、私には似合わないかな? せっかく準備してきたのに、意味ないじゃん…。 「……浴衣、似合ってるよ」 「え!」 うぅぅ~っ!嬉しすぎるっ! 「ありがとう!りく君のために、張り切っちゃったんだ!」 「そうなんだ。可愛い」 え…えっ!今、可愛いって……! もうやばい!私今日で4んでもいいかも(よくない)! 「もうすぐお祭り始まっちゃうから、急ご」 「そうだね」 こうして私たちは、早歩きでお祭りの場所に向かった。 …ん?、なんか、足が変な感じする…。 まあいいや!気にしない気にしない! 「ねえ、どの屋台行く?」 あっ、そうだよね!お祭りと言ったら…数え切れないほどの屋台でしょ! 「えーっと、私はりんご飴が食べたいな!」 「わかった。」 「うーんと、これください!」 「はいよーっ!」 私は欲張って、一番大きいりんご飴を選んだ。 お、おいしそう… 「早く食べなよ」 「う、うん!…おいしいぃ!」 「よかったじゃん」 めちゃうますぎ!…だけど、こんなに食べられるかな? よゆーで全部食べれるかと思ったけど、意外と大きいな…。 「…こんな大きいの食べれるの?」 「う、うーん?もしかしたら、完食できないかも…」 「じゃあ、ちょっとちょうだい」 「えっ!?」 りく君はそう言うと、私の手を自分の口に近づけて、りんご飴を少しだけかじった。 これはいわゆる…間接キス!? 「んー、うま」 りく君はのんきに、りんご飴の感想を言っている。 え、えーーっ!どどどっ、どうしよー! 顔が…熱い! 「顔真っ赤。かーわい」 「…っ!うるしゃい!」 あ、噛んじゃった。 「…ふはっ!俺たこ焼き食べたいから、あっち行ってみよ」 「う、うん」 うわぁ、もう…恥ずかしいよ! ″ズキッ″ 「痛っ」 やっぱり、足痛かったんだ。 でも、りく君に迷惑かけたくないし…頑張って歩くか… 「どした?」 「えっ」 少しだけ足を引きずりながら、ゆっくり歩いていると、りく君がそう聞いてきた。 「別にっ、なんでもないよ!」 「…嘘。足、血でてる」 わっ、ほんとだ…こんなにも悪化してたなんて… 「歩ける?」 「うん…大丈夫だから!」 ほんとは辛いけど…という言葉をぐっと飲み込んで、私は下手くそな笑顔をした。 気づいて欲しい…なんて言えない。 「…のれよ」 すると、りく君が急にしゃがみ込んだ。 え、どーゆーこと…? 「ほんとは辛いんだろ。知ってるよ、そんなこと」 「…っ」 「ほら」 私は仕方なく、目の前の背中にのった。 その瞬間、体がぶわっと浮き上がる。 おんぶされたのなんて…小学生以来かも。 「…重くない?大丈夫?」 「全然平気。むしろ軽すぎ」 「~っ!…ばか」 『ヒュルルル_ドカーン』 空には、綺麗で大きな花が咲いている。 「花火」という名前の、空にしか咲かない花。 大きな音を立てて、咲きほこっている。 「話したいことがある」 「…なに?」 足の痛みがおさまり、屋台から少し離れた場所についたとき、りく君が急にそう言った。 「俺さ…お前、じゃなくて…そなが好きなんだ」 「っ…えっ!」 頭の中が、全然整理できない。 夢…だよね? 「だから俺と、付き合ってください」 ほっぺをつねってみる。…痛い。 じゃあ、目の前にいるりく君は、夢じゃないんだよね? 告白の返事…しなきゃ。 _花火を背に、私はそう答える。 「はい!よろしくお願いします!」
星降る夜に
俺の名前は山田だ。 俺には好きな人がいる。 だが、もうすぐ引っ越すらしい 俺はそれを聞いた日、気分転換に夜空を見に山へ行った。 するとまおも来た。 まさか家が近いとは思ってもいなかった。 喋るのがすごく緊張した。 「まおもここよくくるの?」 「ううん。気分転換に。 もうすぐここから遠くに行くから これからは多分無理なんだ」 (二人)「ん?」 流れ星だ。 今日は獅子座流星群の日だ。 何かお願い事しないとな。 そう思っているとまおはいなくなっていた。 もうすぐ行っちゃうんだなと思うと、 一粒の涙が出た。 そしてまおが引っ越して1年がたった それから俺は毎日のように夜空を見ていた。 ある日だった。 いつものように、夜空を見ていると、誰かの人影が見えた。 「ん?誰だ? まお?! 久しぶり!」 「久しぶり」 俺は思った。 (チャンスは今しかないな) 「あ、あのずっと好きでした。つきあってください!」 「いいよ」 その言葉に俺は人生を賭けたもんではなかった。 そして付き合ったものの離れて過ごしているのであまり話していません。 俺はまおに一言のメッセージを送った。 「離れても心は繋がっているよ」 END どうもーヤヨイです。 どうでしたか? あまり出来は良くないかもしれませんけど、 コメントやアドバイスお願いします。 では!
ジグソーパズルみたいに
「失礼ですがあなた…誰ですか?」 僕たちは至って普通の恋人関係。 初めは僕が一目惚れして猛アタックした 結果、付き合うことになった。 今まではとても幸せな日々だった。 空が赤く染まる頃、僕たちは一緒に家に 帰っていた。同棲を始めようとして 新居に行く日だった。 「楽しみだね。」 「そう、だね。」 そんな他愛のない話をしている中 ある交差点についた。 信号が青になりゆっくりと歩き始めた。 「っ危ないッ!」 ドンッ 彼女の声が聞こえ鈍い音がなり 僕は道に投げ出された。 痛みが身体中を走る。 何が起こっているのかがわからなかった。 でも彼女を見た瞬間理解した。 彼女は真っ赤に染まって倒れていた。 どうやら信号無視してきた車が 猛スピードで僕に突っ込んで来たらしい。 それに彼女は気づき、 僕を守り自分を犠牲にした。 次に彼女に会ったのは二週間後。 僕自身の怪我の治療が一段落ついた頃 彼女の病室に行った。 でも返ってきた言葉は 想像していなかった言葉だった。 「失礼ですが、あなた…誰ですか?」 絶望した。 医者から僕を忘れている可能性が高い。 いわゆる記憶喪失。 でも記憶が戻る可能性はある。と… 僕の大切な人が僕だけを忘れている。 そんな現実を受け止める事は そう簡単ではなかった。 それから僕は毎日彼女の病室に 見舞いに来ている。 相変わらず僕の事は 思い出せていないみたいだけれど ジグソーパズルみたいに、 崩れてもまた作り直せばいい 僕との想い出を取り戻すまで。
魔女の見た夢
「さよなら、師匠様。私ね、師匠様と一緒にいられて楽しかった」 「今までありがとうございました、師匠。貴女がいたから、僕たちは生きることができた」 そう言って弟子の双子が息を引き取ったのは、いつだったか。 もうそれすらも思い出せない。 黒髪の少女は木製の揺り椅子に腰掛けながら物憂げに窓の外を眺める。 ここは森の中にある小さな小屋。 川のせせらぎと鳥のさえずりしか聞こえない静かな場所。 今年で少女は2630になる。 この森に来てからは1000年ほど経っただろうか。 魔女と疎まれ人の世を追い出されてから、少女は各地を転々とし、 その先でも忌み嫌われ、やがてここで暮らすようになった。 時折街に降りては食料や生活用品を僅かな買う以外はほとんど外に出ることはない。 たまに動物たちが少女と戯れに来ることはあるが、基本的に孤独だった。 その寂しさを埋めてくれたのが弟子である双子だ。 もとよりただの気まぐれだった。 廃墟の神殿に魔力の変化を感じて訪ねてみたら少女が眠っていたから、 強い魔力を宿していると分かったから、拾った。 森の獣道に傷だらけの少年が気を失って倒れていたから、 死体となって腐臭を放たれたくはなかったから、拾った。 それだけだった。 なのに死ぬ間際の双子の酷く安らかな顔を思い出す度に胸が締め付けられるような感覚を覚える。 双子の寿命はただの人間のそれよりも遥かに長かったが、それでも少女にとっては瞬きよりも短く感じられた。 ここに迎えたときは二人ともまだ幼さが残る子供だったというのに、今は――棺に入っている二人は立派な紳士淑女だ。 人の世は無常で無情だと少女は常々感じ、そして同時に自分が人から外れた存在であることを、 決してもう時の流れに追いつくことはできないことを思い知らされる。 少女は窓から目を離してテーブルに置いてある茶器を手に取り、口をつける。 香草茶特有の香りが鼻腔を満たした。 ここ数年はいつも同じ味ばかり飲んでいる気がする。 別に飽きているわけではないし、むしろこの穏やかな虚ろの時間をやり過ごす上ではなくてはならないものなのだが、 やはり少しだけ味に変化があってもいいのではないかと思ってしまう。
12年間の思い出は
「和樺、行ってきます」 私は、中学校へ向かう 私の名前は、白戸 和叶(わかな) 私には 双子の姉がいた… 白戸 和樺(わかば)だ 和樺は私よりずっとかわいく お芝居もでき 子役をやっていた 和樺は仕事でなかなか 会えないけど 私たちはとても仲が良かった 一日にLINEは100回以上やりとりしたかも でも そんな日はあっという間になくなった その時は 私たちは12歳だった 和樺はちょうど 「天才子供の刑事ドラマ」 の撮影をしていた 内容は 天才の子供が 刑事になって難事件に挑む という感じ その撮影していた会は 和樺演じる、みのりが 犯人の男に殺害されるシーンだ もちろん 刺すフリをするのだが 犯人の男を演じる人は 刺すフリ ではなく 刺したのだ それで 和樺は殺されてしまった その男を演じる人は 和樺に恨みがあったらしい 生活は違うけど お腹の中にいた時から 一緒にいた 姉妹であり 大親友だった 和樺が殺された 私はショックを受けた しばらく学校に行けなくなった それどころじゃなかった ある日 とある私と和樺のやりとりを思い出した 「私さ、撮影とかあって…なかなか学校行けないじゃん」 「たしかに、そうだね…」 「学校ってその年齢じゃないといけないところだよね…」 「うん、そうなのかもね」 「私、運動会も修学旅行も撮影で行けなかった」 「あぁ、そうだったね」 「和叶…」 「なに?」 「私の分も学校楽しんでね」 そうだ 私、和樺と約束したんだ 私が学校行かないと 和樺…いや、大親友の約束を破ってしまう 私は次の日から学校に行った その後 無事に卒業し 今は中学校だ 和樺も生きていたら 中学生か… 当たり前だけど 私は、中学生になってから 芸能の道に進むことになったよ 和樺の意思を継いで…
ただ恋をしただけなのに
田舎の小さな町。 初めて彼女と出会ったのは、高校1年春 今から約…5年くらい前の話。 中学で少し失敗した私にとって彼女は光だった。オカルトが好きな変な女の子。「パラレルワールドって信じる?」が口癖だったのを今でもはっきり覚えている。 知り合いが誰もいない私に笑って声をかけてくれてそばに居てくれた素敵な人だった。 そんな彼女に私はいつしか恋心を募らせてしまったのだ。 勿論必死に心の中で否定し続けた…何より、彼女の善意を勝手に好意だと勘違いする自分が嫌で嫌…ただただ彼女に申し訳なくて…。 「…ねぇ、理佐」 「ん?どうしたの凪」 「私が好きって言ったら、どう思う?」 そう質問した時の理佐の顔を、私はきっと忘れられない。 信じられない、怖い。そんな理佐の顔を見た瞬間、しくじったと思った。急いで質問を無かったことにしたけど…言った言葉が消えることは無い。 「はぁ」 スマホを弄りながら考える。 何で好きになってしまったんだろう。1番仲良かった、ましてや同性に。 この気持ちを今ネットに書き込めばきっと色んな人が私も同じですと返信をくれるだろうけど、現実そう甘くないんだ。 ネットと現実は違う。ましてや漫画と現実なんてもっと違うさ、漫画のように上手くいくわけが無い。 何がおかしいんだろう。 男が女を好きになるのと何が違うんだろう。本能的に、偶然彼女を好きになっただけだ、どうしてそれだけの事にこんなにも悩まされなきゃ行けないんだ。 世間では多様性だの何だの色々言っているが、そうやって問題にしている時点で、私のこの感情はおかしいが理解してあげようよ、というお節介にも感じてしまう私は相当性格が悪いのだろうか。 私はただ、彼女が好きなだけ。それなのに、それを伝えることさえ気持ち悪いと思われるのが怖くて億劫になってしまう。 理解して欲しいわけじゃない、認めて欲しいんだ。私も普通だって、女が女を好きになる事は自然なことだって。 まぁ、こんなこと考えたって誰も分かっちゃくれないだろうけど。 「寝よ。」 このあとすぐだった。理佐に彼氏が出来たと知ったのは。 涙は出なかった。分かってたから、私の気持ちは重荷でしかないって。 だからそっと、自分のLINEを消した。 理佐もこの間のことが気まずいからか話しかけてくることは無かった。まぁ、必然的に縁が切れたのだ。 私はその後、東京に行くことにした。ただ何物でもない自分にただなりたくて、舞台の道に進むことにしたのだ。 今でもたまに考えてしまう。私にこの気持ちがなかったら、まだあの関係性のまま仲良くできたのかな。今日の、私の主演舞台を彼女が見に来ていた世界線もあったりして。とか。 「ねぇ、パラレルワールドの私…そっちでは、理佐は私の舞台見に来てくれてる?」 end
これっていけないことですか?
私(星野りりん)には好きな人がいる。「竹本ゆい」という、となりのクラスでおさななじみの同級生。 ある日、学枚の中で好きな人の話が出た。するとクラスメイトの川崎に言われた。「りりんの好きな人ってだれだよー。」私はとまどった。でも、みんな答えていたし…「えーっとねー、ゆい!」クラスがしーんとなった。「女子が女子好きになるとかおもろW」「りりんって変な人だよねW」「え?そんな人が好きなの?」私はみんなの声に頭が真っ白になった。急いで教室を出て考えた。(これってだめなことなの?女が女を好きになったらだめなの?好きになるって変なの?ゆいってだめな人なの?)“キーンコーンカーンコーン”チャイムがなった。あわてて教室にもどる。やさしかったクラスの目が冷たく感じる。こそこそと私を笑って話している人もいる。(ゆいを好きになったらだめなの?) * 6時間目が終わり、帰りの会が始まった。今曰、私は日直だ。「今から帰りの会を始めます。...」クラス全員が私をにらみつけた。あの時、ー緒に話していなかった人も… 「これ…………を…………ま……。」あまりの怖さに声が出なかった。 「ゆい!帰ろっか!!」ゆいの前では、必死に笑顔をつくった。「そうだね!」家にランドセルを置いた後、すぐにゆいの家に行き、いつもの公園で遊ぶことにした。「ねぇ、私って変な人かな…。」思わず口がすべった。「どうしたの?急に。りりんは変な人じゃないよ!だって私の友達だもん!そんなことよりも、遊ぼ!」「友達…?」 * 次の日 今曰はSDGsの男女平等化について学びまーす。先生が言った。「男女平等化なので、男、女は関係ありません。男同子、女同子の結こんもゆるされますし、自分らしく生きていけば良いのです。...」 休み時間。川崎に呼ばれた。「おい、りりん!ゆいが好きなら告ってみろよ!女同子なんてゆいが認めるわけないさ!そもそも女が女を好きになるなんておかしいんだよ!」私は悔しくなった。「これってだめなことですか!?!?」大きな声でさけんでしまった。そんな私の大きな声にゆいが来た。「りりんに何やってんの!昨日からりりんは元気がなかった!あんたがりりんがきづつくことをしたら私、ゆるさないからね!」それだけ言ってゆいはもどった。 私は思った。(ゆいは、私のー番の友達だ。でも好きだ。今日、絶対言う。必ず、ゆいに好きだということを伝える!) * 「ゆい、さっきはごめん!帰ろっか!」今日は心の底から笑顔だ。「そうだね!」家にランドセルを置いた後、すぐにゆいの家に行き、いつもとはちがう公園で遊ぶことにした。胸の音が高まる。トクトク… 「あのね、ゆい、話したいことがあるの。実はゆいのことが好きなんだ。」 「えっ(〃・・〃)うれしい!ありがとう!私もりりんのこと、大大大大だーい好きだよ!」 私たちの恋が始まった。 そしてー週間後、私たちのうわさは、学校中に広まった。そして、クラスのみんなもそれを認め、毎曰しあわせです!
出立
玄関の扉を開けると、冷ややかな夜の匂いが鼻先を掠めて通り過ぎていった。 息を殺しながら外に出て、音を立てないように、そっと扉を閉じる。 思いの外、緊張しているのかもしれない。生まれ育った屋敷の門構えを見上げながら、ぼんやり思う。何だか夢の中にいるようで、今ひとつ現実味がない。 私はもう、二度とここには戻らない。 不確かな決意を固めるようにして、小さく呟いた。 時刻は早朝。ワンピースの裾を翻しながら、まだ真っ暗な畦道をひた走る。最低限必要な荷物を詰め込んだトランクが、体が揺れる度にガタガタと鳴いた。 待ち合わせの場所を脳内で復唱する。約束の時間に、少し遅れてしまった。今はとにかく、急がないと。 走っている内に、待ち合わせの場所が見えてきた。 街の外れにある廃墟。その門に凭れ掛かって立つのは、私と同じようにトランクを抱えた横顔。 彼が、こちらに気づいて振り向いた。 凛と涼やかな、切れ長の瞳。私を見つめる時はいつも、彼の瞳はやわらかに解ける。 「やっと来たか」 いつもと変わらない、落ち着いた声。優しい掌が、ぜえぜえと息を切らす私の肩を支えてくれた。 「走って来なくても良かったんだぞ?」 気遣わしげに眉を顰める彼に、どうにか笑顔を返してみせる。 「だって、1秒でも早くここへ来たかったんだもの」 汽車が出る時間には、まだ早い。 朝一番の便に乗って、出来るだけ遠くへ行く。それ以外何一つとして決まってはいない、行き当たりばったりの逃避行。 今にも揺らぎそうな気持ちを押し隠しているのは、きっと彼も同じだろう。 私達はこれから、逃げ出すのだ。 自分達の出自も、名前も、生まれ持った運命でさえも投げ捨てて。 微笑み合って、離れないように手を繋ぐ。それだけで、もう言葉は要らなかった。 白み始めた空に向かって、同じ歩幅で歩き始める。 願わくば。 この旅の結末が、心から笑い合えるようなものでありますように。