短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:4

彼がくれた15本の薔薇の意味

私と彼の間には机があり、向かい合う。 不穏な空気が流れる中、彼が口を開き何度目かの『誤解だよ!』を口にした  こうなった理由は彼が浮気をしたからだ。彼が風邪をひいたあの日、私はお見舞いに行こうとして彼の家に向かった。家に向かう途中、私の親友と腕を組んでいる彼が私の前を横切った。彼と親友は私の存在に気付いていないらしく、2人で笑い合いながら何処かへ歩いて行った。  状況を理解してしまった途端息が苦しくなり、私は目の前の現実から逃げる様に走って家に帰った。 肩で息をしながらメールを開き「風邪大丈夫?ちょっと心配」そう送った。既読がついて数分経ち『頭も喉も痛くて身体中だるい……到底家から出れない』完全なる嘘。 それでも認めたくなくて静かにスマホを閉じた。 彼の"風邪"が治って私は「私の家で泊まらない?」と提案した。返事は勿論『いいよ』。 彼が寝た時、私は確かめる為に彼のスマホを開いた。悪い事と言うのは充分分かってる。それでも私は彼と親友のメールを見た。 彼が最後に送ったのは『好きだよ、澪。』文末には可愛らしい絵文字が付いている 私は確信した。  そして今に至る。彼の口から出てくるのは『誤解』『信じて』たったの2言。必死に嘘を吐く彼の姿を見て私は「もういい」そう言ってコートを羽織り、ネットカフェに向かった。 止めてくれるかな、と言う期待と止めてくれないだろうな、と言う諦め。 案の定彼は止めてくれなくて、ドアの開閉音が聞こえるだけだった。  朝になり私の家に向かった。鍵を開け、玄関を見ると彼の靴は無かった。 「やっぱり……」独りなのに小さく呟いた リビングへ向かうと彼が置いていったのか15本の薔薇が机の上にあった。 「薔薇が15本…?意味あんのかな」調べると私は彼と別れようと決めた。 終 こんにちは、のうです。 今回はカップルが別れる物語を書いてみました。相変わらず下手ですが許して下さいね(笑) 15本の薔薇は「ごめんなさい」を意味するそうです。 間違えていたら御免なさい。 あ、物語の「私」は「彼は浮気をしたと言うのを認めたから置いていったんだな」(長い)と思ったので別れた、という物語です コメント、待ってます!

短編小説みんなの答え:3

夢の中にずっと居る

彼はすごく優しい人だ。だけど、情熱も持っているし、ときにはちゃんと怒ってくれる。 こんな人、本当に世界にいたんだね。いちばんすごい人。きっと。 そんな彼が日本に、この町に、この学校に居るのが奇せきだと思う。そして私も、この学校を選んだのが奇せき。 彼に出会えてよかった。もし会えてなかったら、今の私はどうなっていただろう。そう思うと泣けてきたぁ~! こんな夢の時間がずっと続いたらよかったのに…。 1か月前、彼は私に手をさしのばしてくれた。泥の沼におぼれていた私を。優しい、温かい手だった。 私には、人の心が見える。優しくて正直な人は周りがポカポカしている。心がキレイにすんでいる。 温かい風がふいている。悲しいときも、周りに迷わくをかけないように、ニコニコしている。 彼もそうだった。優しい風が私のそばを通る。ほほをなでてくれる。 そして昨曰は私をだきしめてくれたんだ。あの時と同じようにすごく温かかった。なのに…なのになんで? 今日、見てしまった。となりのクラスの人にもだきついていた。同じクラスの別の人にもだきついていた。 そんな人だったんだね。私の目もまだまだだな。今の彼は、するどく冷たい針のようだった。 ひどいよ!!ひどい!!もう顔も見たくないっ! …。でもあきらめきれなかった。あのいっしゅんのことを忘れられなかった。 まだ胸のどこかに希望がある…。 キッ力です。がんばってかきました。見てもらえるとうれしいです。

短編小説みんなの答え:1

君と君の青い約束

side~優翔~ 俺の名前は、神楽 優翔(かぐら ゆうと)。俺には、彼女がいる。その、彼女の名前は、大月 七瀬(おおつき ななせ)。七瀬は、優しくて、友達思いで、成績が良くて、男子からは人気があった。ある日の帰り道。 「ねぇ、優翔君。今度、二人でどっか行かない?」 七瀬は、頬を、紅色に染めて、照れたように言った。 「そうだな。どっか行きたいな。あっ!そうだった。七瀬に言わなくちゃいけないことがあるんだけど。」 「ん~?なぁに?」 いつにも増して、甘えたような声で、俺の顔をのぞく、七瀬がたまらなく可愛い。 「今週末、日向が、お兄さんの、誕生日プレゼントを買いにいきたいんだって。それで、どんなのが良いか分かんないって言うから、二人で買い物に行くことになったんだ。」 日向こと、倉木 日向(くらき ひなた)。俺の幼なじみ。 すると、さっきまで、甘えたような可愛い顔で、俺の事を見ていたはずの、七瀬は、傷ついたような顔をして、 「嫌だ。行かないで。私、優翔君の彼女なんだよ?」 と言った。いつも、何でも「いいよ」って言ってくれる七瀬だから、今回も笑顔で「いいよ」って言ってくれると思ってた。でも、 「他の女子と一緒に、買い物行くって、、、嫉妬するに決まってるじゃん!」 そう言って、走り去ってった。彼女が泣いているのが、俺には、見えてしまった。 (いつも我慢してたのかよ。なんで何も言わねーんだよ。) side~七瀬~ (優翔君っ、、、!ひどいよっ、、、!) ~翌日・放課後~ 「あの、さ、ゴメンな!日向との約束、断ったから!七瀬の気持ち、考えてなかった。いつも七瀬に甘えてた俺が悪かったんだ。」 「ううん。私も悪いの。自分の気持ちって、言わなきゃ人に伝わらないもの。勝手に、怒って、泣いて、ごめんね。」 「でも、なんでだ?他の女子とかとどっか行くって言ったらなにも言わなかったじゃねーか。我慢してたのか?」 「なんでだろうね?私にもわからない。でもきっと、日向ちゃんだから、焦ったんだと思う。日向ちゃんと優翔君、昔から仲良かったから。 あのさ、して欲しいことがあるんだけど、やってくれる?」 「ん?なに?」 「ぎゅってして欲しい。だめ?」 「ん。」 そんな声が聞こえたかと思うと、 『ぎゅっ』 私は、優翔君の腕のなかにいた。あったかくて、優しくて、私の大好きな、優翔くんの、腕のなかに。やっぱりここが落ち着く。 「ねぇ、優翔くん、大好きだよ。」 「ん、俺も、大好き。」 優翔くんは、ぎゅっとする力を強くした。 その後、私たちは手を繋いで帰った。もちろん、指を絡めた『恋人つなぎ』で。 【あとがき】 こんにちは!みあです♪ ここまで読んでくれて、ありがとうございます! 今回のお話はどうでしたか?私もこんなことされてみたい、、、皆さんの、こんなことされてみたいって言うのがあったら、教えて欲しいです!私は、七瀬ちゃんみたいに、好きな人にハグされてみたいです(笑) 感想など、めっちゃ嬉しいです! 感想・アドバイスなどがあったら教えてくれると嬉しいです♪ 長文失礼しました。

短編小説みんなの答え:4

ゆめの命

私は未来。高校一年生。動物が大好きでうまれたときから飼い犬のゆめとずっと一緒。ゆめは私や家族の事が大好きだった。どんなときでもしっぽをふってくれていた。私が辛いときは私の頬をペロペロとなめてくれていた。楽しいときはまるで自分のことの様にしっぽを振ってくれていた。私の言葉がわかってくれていたのかはわからないけれど、まるで人間のように感情豊かな子だった。毎日散歩に行き、私が学校に行ってる以外はずっと一緒にいた。 ある日私は念願の高校に受かり初の登校日。私は動物についてを深く学ぶことのできる高校を受験した。将来は獣医師になりたいのだ。そのために私は毎日勉強をして今までにないほど勉強の日々を過ごした。自分でもすごく頑張ったと思う。そのおかげで憧れの高校に受かることができた。たくさんの友達をつくって将来の夢を叶えたい。そう思っていた。 それからすごく楽しい日々を過ごした。大好きな動物についてをたくさん学び、たくさんの友達ができた。毎日がすごく楽しくて学校に行くのが楽しみになっていた。 その日、家を出る前にワイシャツの襟を整えていたら、トコトコとゆめが寄ってきた。もうすっかり年をとってしまった。珍しくゆめは私にワンワンと吠えた。「ゆめ、どうしたの?学校いってくるね!」そう言って家を出た。でもゆめは私のスカートをひっぱったりしてなかなか行かせてくれなかった。お母さんにゆめをだっこしてもらって無理矢理家を出た。学校の帰り、お友達とプリを撮ったりして遊んでいた。するとお母さんから急に電話がかかってきた。 「未来!大変!ゆめが倒れた!早く帰ってきて!!」と。何がどうなったのかわからないが緊急事態が起きてるのは間違いない。遊んでいた友達に謝って走って帰った。今までにないほど冷や汗をかいた。そして家のドアを開けリビングに入るとゆめが毛布にくるまれて倒れていた。お母さんとお父さんに撫でられて。「ゆめ!」そう叫んでゆめの頭を撫でた。ゆめはうっすら目を開けてこちらをみた。お父さんが悲しそうに 「ゆめは心臓が昔から悪くてな。年も年だしもしかしたら死んでしまうかもしれない」と。私は信じられなかった。本当に死んでしまうのかと。急に現実を突きつけられ私はゆめを撫でることしかできなかった。 私はふとゆめとの思い出を振り返った。ゆめと散歩の途中に細い道を見つけてそこを通ってくっつきむしだらけになってお母さんに怒られたこと。私の大切なおもちゃをゆめが壊して喧嘩したこと。私が友達と喧嘩したときずっと隣にいて頬をペロペロしてくれていたこと。考えると考えるほど思い出がよみがえってくる。よく考えると最近は全く遊んだり散歩に行ったりしてあげられていなかった。 ごめん。ゆめ...ほんとごめん。今から反省しても意味ないのに後悔ばかりしてしまう。 自分は獣医師になりたいと思っているけど一番大切な飼い犬を大切にしてあげられていなかった。自分の目の前にあることに精一杯になってまわりを見れていなかった。 気づくと私の目からは大粒の涙が溢れていた。するとゆめはのっそりと体をおこし、私の頬をペロペロなめた。そしてそのままゆめは息を引き取った。 ゆめにとって楽しい一生だっただろうか。ゆめとの思い出を振り返りながら私はずっとゆめを抱いていた。 ふと今日の朝のことを思い出した。ゆめは私のスカートを引っ張っていた。あれは私に、最後くらい遊んでよ、一緒にいてよってゆめなりに頑張って伝えてくれていたのかなって。 これから毎日を大切に生きよう。ゆめが教えてくれたことを活かせるように。ゆめの命を無駄にしないように...! このお話を読んで少しでも命の大切さを考えてくれると嬉しいです!感想待ってます(*´ω`*)辛口コメントはやめてください...( >Д<;)

短編小説みんなの答え:1

捨てられないCDは貴方のせい。

カチカチと貴方と二人だったら聞こえなかったはずの時計の秒針の音。 耳が痛くなる程の静寂の部屋の中にポツンとたった一人私が蹲っていた。 貴方の笑顔。 貴方が好きだと言った歌。 貴方の匂い。 貴方の口癖。 思い出されるのは貴方との思い出だけ。 「…ははっ。もう、遅いのにね」 乾いた笑い声と誰も返してくれない独り言が部屋に響く。 冷たい涙がいつの間にか頬を伝っていた。 涙は拭っても拭っても止まらない。 私が未練がましいみたいじゃん。 貴方がこの部屋から居なくなってから、もう2ヶ月が過ぎた。 頭を駆け巡る思い出。 貴方が好きだと言ったから、長い髪をばっさりショートにしたし、貴方が好きだと言ったから興味の無いロックを聞いた。 机の上に適当に置いてあった忘れられていたCDを手に取る。 この興味の無い歌が詰まったCDも全部貴方が好きだったから、私の特別になった。 馬鹿馬鹿しい、そんなの分かっていたけれど、でもやっぱり貴方が好きだったから。 「はぁ、私って結構溺れてたんだなぁ」 静寂を突き破る独り言。 勿論だが誰も返してくれない。 …そうだ。 髪をおもいっきり伸ばそう。 私の好きなバラードを聞こう。 貴方が好きな甘い香水なんて捨てて、私の好きな柑橘系の香水をつけよう。 そうしたら、貴方を忘れられるよね。 忘れさせて… ね?お願い、神様。 手に取ったCDをゴミ箱に捨てようとしたその時。 私の手はピクリとも動かなくなった。 震える指先は冷たくて、CDを捨てるのを拒んでいた。 全部、貴方のせいなんだから。 ずるいよ。 忘れさせてよ。 貴方となんて出逢わなきゃ良かった。 END 皆さん、こんにちは!しゅがーです!!! またまた失恋系ですねぇ。 他も書きたいんですけど、失恋系が大好きで。 少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 感想やアドバイスお待ちしています!

短編小説みんなの答え:6

叶わない。でも伝えたい…

大好き。大好きだった。 小学校も中学校も高校も大学も、ずーっと一緒だったじゃん もしかしたら…って思ってた私がバカみたい 「結婚おめでとう」 って素直に祝えないよ… 「おい美花ー!」 「あ、相太くん…えっと…、結婚おめでとう…」 「ありがと!」 「美花さん…ですよね」 あ、この人が相太くんの奥さんになる… やっぱきれー…! 「相太からいつも聞いていたんです。『美花ってやつはな、小学校も中学校も高校も大学も同じだったんだよ!すごくね?』って」 「そう、なんですね」 未だに私の話をしてくれてたのはものすごく嬉しいし、キュンとした でも、相太くんはもう、他の人のもの… 「結婚、おめでとうございます」 結婚式が終わってもモヤモヤ 本当に結婚しちゃったんだとか 2人っきりで話すこともないかとか 相太くんの家に遊びに行けないなとか… でも1番は… 私の気持ちを伝えられてないということ このままじゃ…ダメだ!! 相太くんにこの気持ちだけでも… 「相太くん!」 タキシードから着替えて休憩してた相太くんがいた 「おおどうした?忘れ物?」 「相太くんこそ…奥さんは?」 「奥さんっていう言い方照れるわぁ(笑)着替え中だよ。それを待ってるの」 「へぇ…」 今がチャンス 奥さんも、誰もいない 「私、伝えたいことがあって。」 「何?」 「私…」 「相太くんの事が好きだった」 「…え」 「つ、伝えるの遅すぎだよね、ごめんね、ほんと、相太くん、結婚してるのに…」 「…ありがと。嬉しかった。でも…ごめんなさい」 「…うん」 ダメだ。涙が… 相太くんの前で涙なんてこぼしたら…恥ずかしいし… 「ありがとねっ…!」 トイレに駆け込む こんなに泣いたのはいつぶりだろう これが「失恋」って言うのかな… いや、私の失恋はちょっと違う… でもありがとう!相太くん! この経験をいかして、私もいい男見つけるぞーー!! ー終わりー ーーーーーーーーーーーーーーーー 最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 初めての小説投稿なので、緊張いたしましたが… どうでしたか?感想お願いします! ありがとうございました!

短編小説みんなの答え:4

〔短編小説〕不安定な好き。

「なんで、なんで、なんでなのよ!」 私は、初めて人に対してこんなに、どうしようもない気持ちになっている。私の彼氏である、圭(けい)がいつの間にか、この世界から消えていたから。誰が悪いわけでもない。 病気なんだから。 それでも、諦めは付かなかった。せめて言って欲しかった私には。 圭の彼女なんだから。 ------------------------------- 「ふぅ、ふぅ、はぁ、はぁ…」 私は、今マンションの屋上の1歩足を出せば、人が豆粒程に見える下に落ちていける。正直、圭が居ないんだったら生きている意味が無い。 「これで、終われる。楽に…なれる…。」 私は、深く息を吸う。 「ちょっと、待て!!小春(こはる)!」 「…!?」 後ろには、聞き覚えのある声が聞こえる。でも、圭の声ではない。 「なんで、なんでこんな所に居るんだよ!!良いから、そこを降りろ!」 「唯(ゆい)…。」 「俺は、圭の事を悲しむな。とは言わない。だけれど、この世から小春も消えちゃ、圭も悲しむだろ。圭が自分のせいで小春が死んだ、俺のせいで…。そう思う似決まってる。そんな、想いをさせるのが彼女なのか!?」 確かに、そうかもしれない。 圭には、自分のせいで悲しんで欲しくない。それは、彼女じゃないかも…。 そんな、考えが頭の中をグルグルと回り、その考えが頭の中に住みついて、離れない。その後、圭との思い出が一瞬にして、蘇る。 気がついたら、頬が大粒の涙でぬれていた。 「確かに、そうかもしれない…。ごめん。」 「また、辛かったら俺に相談しろよ。」 「うん。」 そうして、私はこの世界から消えることという選択肢を捨てた。 ------------------------------- その日から、毎日毎日、唯に相談した。 私のことなのに唯は、親切に、優しく、丁寧に聞いて、答えてくれた。 私の、好きは少しずつ、少しずつ唯の方へ傾いていった。完全には、傾かないだろうけど…。 もしかしたら、私は隣で笑ってくれる人が欲しかったのかもしれない。でも、この気持ちは、本当なんだって私は、思った。私は、我慢しきれず後ろから唯に抱きついてしまった。人の温もりが恋しかった。 「暖かい。人ってこんなに暖かいんだね。」 それを、唯は、黙って聞いている。 「あのさ、私おかしいんだけど、完全に好きは、傾かないかもしれない。だけど、唯が好き。こんな、不安定な好きに応えてくれるとは、思わない。だけど、この気持ちどうにも出来ない…。こんな、不安定な好きだけど、応えてくれませんか…。」 最期は、目から止めどなく出てくる涙を流しながら、言った。 「今の、小春の支えになれるならそんな、不安定な好きでも構わない。完全に好きになれとも言わない。少しでも好きならそれで良い。」 「うん。ありがとう。唯。」 ポタッ 背中から通していた腕に、生温かい水が当たる。 「ごめん…。俺も我慢できなかった…。」 震える声で、唯が言う。 その時、これからは、私も唯の事を支えていきたい。そう思った。   ~END この話は、フィクションです~ どうも、こんにちはルナ猫です!! アイデア思いつき次第、また投稿するので、名前だけでも覚えてください!! 感想もお待ちしてます。 貰えるとかなりモチベが上がります!! 読んで下さる皆さん大好きです!! それでは!!

短編小説みんなの答え:3

アステロイドの真実

あなたは、この物語の真実にたどり着けますか? 古い歴史のある街、アステロイドには白亜の壁がそびえ立つ宮殿があった。 その宮殿にはある一人の姫君がいた。 「あたし、いつ外に出られるの?ここにある本は全て暗記してしまったし、お人形さんたちもボロボロなのよ!」 うさぎの人形をきつく抱き締めながらそう訴える、まだ幼い少女ヴァイオレットは アステロイドの姫だった。 「いけませんお嬢様。外は危険であふれております故、決して外に出てはならないのです。」 食事を運びに着た召使いは、足にまとわりついて来るヴァイオレットを追い払いながらそういう。 「いやったらいや!そうだ、お父様を呼んできてちょうだい。新しい遊びをまた作ったから…」 最後まで言い終わらないうちにドアをバタンとしめ鍵をかけると、さっさと消えてしまった。 「ひどいわ!みんな口を揃えて私を守るためだというけれど、あたしが望むことを何もわかってないのね!」 そういって地団駄を踏むと、彼女はぬいぐるみの耳をぐしゃっとひきちぎった。 「もう、奴を閉じ込めて何年になる?…早めに始末したいんだ。」 頬がすっかりこけて青白くなった肌を持った国王は、白髪を掻き毟りながら呻く。 それを聞いていた召使いの一人のシエラは、怪訝そうな顔をした。実の娘になんと酷いことをいうのだろう。 王様は王妃様が亡くなられてからヴァイオレットを隔離し始めた。死んでほしくないのは分かるが 何もそこまでしなくても… ヴァイオレットを可哀想に思ったシエラは夜中にこっそり寮を抜け出し、ヴァイオレットのいる部屋に向かう。 カツカツカツカツ…広く暗い宮殿の虚空に足音だけが響く。石造りであるためより一層冷たい空気が肌を突き刺す。 彼女をこの一夜だけ外に連れ出し、美しい花や月、町並みを見せてやろう… コンコンーーーノックをしてみたが返事はなかった。マスターキーをそっと差し込みドアを開ける。 すると部屋の真ん中に背中を丸めて座っているヴァイオレットがいた。 「お嬢様、夜分遅くに申し訳ございません。お父様には内緒で、今夜外に出てみませんか。 きっと楽…し、い……」 シエラは話しているうちにヴァイオレットの異変に気がついた。 何か、恐ろしく、凶暴な獣のような雰囲気と、ドロッとした殺意がメルヘンチックな部屋を満たしていた。 ヴァイオレットはゆっくりとこちらを振り返る。 紅い眼、白く尖った牙。 それはまさしく吸血鬼の姿をした怪物だった。 「甘いにおい。チョコレートでもない。金木犀でもない。もっと、もっと、美味しそうな…!」 全身から嫌な悪寒と汗が噴く。本能が叫ぶ。逃げろ!逃げろ!!目の前に、怪物、がーーーーーーーーーーーー 獣のような速さでシエラに乗りかかり、押さえつける。 「助け、て。お、じょう、さま…!」 助けを呼ぼうと叫ぼうとしたが、ヴァイオレットがシエラの喉笛に喰らいつく方が早かった。 「いやあ…あ…ぁ…!!!!!」 饐えた血溜まりの中で薄れゆく意識の中、シエラは全てを察した。 ヴァイオレットを監禁していたのは ''外の世界からヴァイオレットを守るため''ではなく ''ヴァイオレット『から』外の世界を守るため''だった事に… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうも。古今東西(ここんとうざい)です。 今回のお話はちょっとホラーです。 ぜひ感想と、書いて欲しい物語とか、教えてください! ではでは!

短編小説みんなの答え:2

眠れる夜街の喫茶店。 ~悩んでる貴方の居場所になれたら~

コツ、コツ、コツ。闇が滲んだ道路に、独り乾いた足音を立てる。 時刻は夜23時。向かうは最奥、あの喫茶店まで。 暗く雲が立ち込めて、星の欠片ひとつも見えない。街灯に照らされる雨上がりのコンクリートから夜の空気が私を包む。 はぁ、と溜息をつけば白い息となる。さすがに10月の夜は寒くて、薄いカーディガンで来たのを後悔する。 下に向けていた視線を上にやると、温かい灯が目の前に。思わず胸がほっこりして自然に口角が上がる。 【月夜のやみいろ】 古びた看板は、いつもと変わらなくてなんだか不思議な気分。今日も嫌なことがあったのに。 そっと木のドアに取り付けられた金属製のドアノブを握る。ギギギ、と軋みながら開くドアの奥から、幸せの匂いが立ち込める。 カウンターに四つの椅子があるだけの小さな場所。狭いくせにごちゃごちゃと古びたがらくたがたくさんおいてある。あんてぃーく、というのだと最近マスターに聞いたなあ。 マスターは奥で作業しているらしく先に席に座る。秘密基地みたいな、自分の家のような感覚に目をつむる。ほのかにジャズが聞こえる。なまめかしい音色のサックスが私をやすらぎへと導く。 それといろんなコーヒーの香り。 別にコーヒーが大好きってわけでもない。むしろ紅茶派。でもなんだかここが良くて、毎夜会社帰りとか、眠れない夜とかに来る。月夜のやみいろ、っていう店名のようにここは夜を主に営業している。そんなことで稼げるのか、と聞きたいところだがなんだかマスターは株やら何やらをやっているようで、前に延々とそういう話を受けた。 自分の好きなことを語るマスターは子供みたいで面白いのだ。だから興味ない話でもずっと聞いてられる。 目を開けると、すぐ前にマスターがいて少し驚く。彼は少しかすれ気味の声で“こんばんは”と笑いかける。 軽い会釈で返し、肩の力が抜けるのを感じる。マスターは早速コーヒーの支度をすすめる。いつもマスターのおすすめと小さめの日替わりケーキ。ケーキじゃなくて、プリンとかシュークリームとかいろいろある。 確か裏の通りでやってるケーキ屋の店主とマスターが知り合いで、割安で売ってくれるのだそう。そこのスイーツは絶品で、よく雑誌にも取り上げられる。確かに頬が溶けそうなまでに美味しい。 ふわぁっとコーヒーの香ばしい香りが鼻をくすぐる。ここだけには”時間“なんて概念はなくて、時計はそれの赴くままに針を動かすだけ。 まぁ、たまに夜更かししすぎちゃうときもあるんだけどね。 どうぞ、と真っ白いカップに闇色の泉が満ちる。添えた手に温度が移って身体全体に広がっていく。 香りを胸いっぱいにかいでから、ひとくち。さすがにブラックは身に沁みる。眠りかけていた頭が目覚めて来るのを感じる。ほのかな酸味が微妙にマッチして、コーヒーマニアでもない私にでも美味しい、とわかる。でもちょっと苦いので一緒に出してくれたお砂糖を1杯入れる。 ”今日のは酸味の強いトラジャブレンド、です。“ と、とらじゃ?ここに通いはじめて思ったが、コーヒーの名前はなんとも分かりにくい。聞けばなんでも説明してくれるマスターはすごいと思う。 今日のスイーツはプリン、だ! 様々なスイーツがあるけれど特にプリンは大好物。しかもこのプリンは今流行りのとろとろじゃなくて、固めプリンなのだ。カラメルがほろ苦くて、卵いっぱいのプリン生地とホントによくあう。最高だ。昔、どこかで食べたことのあるようなノスタルジックな味。気付けば一瞬で半分を食べてしまった。マスターが洗いものをしながらこっちを微笑ましそうに見るのでなんだか少し気恥ずかしいような。 でもこのプリンにはかなわん、と甘いで満たされた喉をコーヒーでリセットする。そのままのコーヒーも美味しいとは思うがやはり甘いものと一緒に食べるのが世界一だと思う。 ほっとひといき。今日はなんだか人と話したい気分。じゃあマスターにあとで話し掛けよう。マスターはいい人で話したくないときは話しかけないでくれるし、辛いことを吐露すると一番欲しい言葉をかけてくれる。 湯気を立たせる熱々のコーヒーと食べかけのプリンと優しいマスター。 ...確かに今日も嫌なことあった。多分明日もあるし、ずっと未来にもある。でも、こうして美味しいもの食べるだけでも幸せ、と感じる。 この小さな幸せを胸にして嫌だなんて言いながらまた、今日を乗り越えてきてしまうんだ。でもそれで悪い気はなんだかしない。 こうやって息抜きできる幸せ。また、ここに来よう。また、明日へ歩もう。 まだ、生きてみよう。 +あとがき?+ 私のここ(キッズ相談)に対する思いを喫茶店に重ねました。安らぎの場所はこの話のように現実になくてもいい。ネット空間でも全然いいと思います。それで貴方が前を向ければ。貴方に、少しでも幸せと感じられる時が多くありますように。

短編小説みんなの答え:9

#修学旅行は恋の日です。

今日は、待ちに待った修学旅行の日。 「うわぁ~きたぞ!奈良・京都!」 そう叫ぶと、同じ班の友(とも)に頭を叩かれた。 「…った!ちょっと何すんの!?」 意味わかんないんですけど! 「うるっせーから。ほら、早く大仏見にいこーぜ。」 そんなことわかってるし…。 友と言うのは、クラスでも私にうっざい事をしてくる人。 はっきり言うと苦手だ。 「美奈(みな)、とりあえず行こ行こ。」 親友の柚乃(ゆの)が苦笑いをした。 「うん…。」 この1泊2日、6年間1番の思い出になるのだろうか_ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 早速私たちは大仏を見にきた。 「え、思ってたよりめちゃくちゃでっかい!すご!」 大仏は思ってた以上にデカくて、びっくりした。 「マジででけーじゃん。すげえ。」 男子達ももちろん興奮。 「美奈、凄いね!」 「そうだね!」 大仏って教科書よりもめちゃくちゃ迫力あるなぁ。 「次いこーぜ!」 え、もう? 「まだ…。」 そう口にした時はもう男子達は移動していた。 はあ? なんで勝手に行動すんのよ…。 「美奈、どうする?」 「…行くしかないよね。」 このままじゃ私達はゆっくり楽しめないよ。 「そうだね、行こっか。」 嫌々思いながらも私たちは歩き出した。 次は鹿せんべいをあげる事に。 「か、可愛い…。」 つい声が漏れる。 可愛すぎる。 「可愛いねえ…。」 柚乃の顔がほわあといつもより倍可愛い顔になる 「鹿せんべいくださーい。」 友達が言った。 「はーい。どうぞ。手渡しで渡してね。」 「わかりました~。」 どんな反応するのかな…って、もう友の近くに数匹の鹿が! もしかして、鹿せんべいって言うの覚えてるのかな!? そうだったらすごい! 鹿せんべいを食べる姿は可愛くて目が離せない。 「可愛い…私たちもあげよ!」 「だね!」 こうして、鹿は約30分見た。 まあ、どこに行ってもいるんだけどねw こうして、1日目は終わった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜。 「お風呂気持ち良かったねー!」 「うん!」 私と柚乃はホワホワな状態で部屋に戻った。 「あ、そうだ。せっかくだし行っちゃいけないけど男子の方行く?」 クスクスと柚乃がイタズラっぽく笑う。 「いいかもw友たちのとこ?」 「なに、友んとこがいいの?w好きなわけ?」 えっ!? 「違うよっ!?何となく同じ班だと思って!」 「あはは、冗談冗談。よし、行こ!」 友たち、どんな反応するかなぁw どんどん 「わっ…誰?」 友の声が聞こえた。 クスクスと私たちは耐えられず笑ってしまった。 「はっ?美奈?」 ギクッ。 バレるもんなのか…。 「そーだよwぷくく、面白いね。」 「お前らなあ…!」 流石に可哀想になり、ごめんごめんと付け足す。 「はあ…ま、良いとこかも。ちょっと美奈来れる?」 へっ? 予想外だ。 「いいよ?」 なんか用なのだろうか。 「おっ、告白かもよ。」 私の耳元で柚乃が言う。 「んなわけないでしょっ。」 「ついてきて。」 私は柚乃を睨んで、友について行った 柚乃が変なこと言うから、緊張するじゃんっ! 少し歩き、人気のないところへ来ると立ち止まった。 「あの、さ。」 「うん?」 なんだろう。 「俺、好きなんだよね。」 え? 『おっ、告白かもよ。』 柚乃の言葉が蘇る。 な、ナイナイ! 「だ、誰が?」 少し間を開けて友が言った。 「お前のこと。」 「本気で言ってるっ?」 「嘘つくわけねーじゃんw」 軽く友は笑うと、私をジッと見つめた。 返事は?って意味だよね。 私、友のこと好きとかで見たことない。 でも、考えるとどうなんだろう。 好きなのかな。 でも、苦手だもん。 だけどいつも私、友のことばっか考えてる、よね。 それって、好き? いや、違う? じゃあ、なんで今ドキドキしてるんだろう。 しかも、すごく嬉しい。 もしかして…好き? 私が?友のこと? 「やっぱ…無理?」 友がゆっくりと口を開いた。 すると、突然口が勝手に開いた。 「そんなことない。」 私、なに言って!? 「…え?」 私、本当に友が好きなんだ。 確信した。 「好きだよ、私も。」 「マジ、で?」 友が顔を赤らめた。 「嘘なわけないでしょ?」 「まあ。」 あはは、なんか可愛い。 私が笑うと怒ったように友が言う。 「笑うなよっ。」 「ごめんごめん。あと、言い忘れてた。付き合ってくれませんか?」 「反則!でも、はい。」 この時、私達を満月の光が照らしていた。

短編小説みんなの答え:3

ごめんなさい (いじめのお話)

ごめんなさい…ごめんなさい… 謝って済むわけないって事くらい、分かってんの… これで2人も命を落としてしまったんだから…。 ただ何もしない。それだけで私には何も被害が及ばない。 そんなの、共犯者なんだ。見えない凶器を振りかざして嘲笑う輩と同じ罪を背負うんだよ。分かってるよ…分かってんだけど!! 「あははは! 何やってんの、××。」 「××ちゃん、まーた学校来てるぅ。」 ああ、またやってる。私達は誰も味方しない。あの子の友達もね。 あの子には見えない傷と見える傷が日に日に増えていく。 はぁ…頭が痛い。吐き気がする。気が狂いそう。 睡眠も出来ず何が楽しいんだか分からなくなってきた。 あの子がいなくなれば次は誰の番になるんだろう。 嫌だ…選ばれなくない…!! 今日もまた嘘つきな私を着飾った。 そんな私が大嫌いだけど、それよりあの子を嫌いにならなくちゃ。 自分のため。自分の生きる場所を確保するため嫌いになる。 手を差し伸べることもしちゃダメなんだよ… ゴメンナサイ

短編小説みんなの答え:2

スキ キライの境目で僕は君に恋をしている

 僕は、山田 詩緒(やまだ しお)。 僕は、好きな人がいる。柊 悠奈(ひいらぎ ゆうな)。  でも、彼女にとっては、全然足元にも及ばないだろう。 君に好きな人はいる? 君に、嫌いな人はいる? 僕は、その間で彼女のことを好きになっている。 好きでもない、嫌いでもない。  でも、恋をしている。 よくわからないと思う。自分でもよくわからない。  僕は、彼女のことが好きだ。 友達と話しているときのしぐさ。優しいところ。 そういうところに惹かれる。  僕は、彼女のことが嫌いだ。 男子にたいして、悪い口をいう。手が出る。 そういうところは引く。  どっちもあるんだ。 今日は、好きだと思った方。嫌いと思った方。と。  いつまでたっても決まらないじゃん。ずっと思ってる。 でも、毎日、毎日が揺られる、心を揺さぶられる。 まだ決められない。決めたくない。 それで好きなの?って言われても、二つだから。ごめん。  僕は、スキ キライの境目で君に恋をしているんだ 終わり 作者のキラキラです。 感想、アドバイスお願いします。

短編小説みんなの答え:1

薬屋

カランカラン… ドアのベルが可愛らしい音を立てた。 ベルといったら、チリンと金属音をたてると思うが、このベルはさび付いて、そんな音も鳴りそうにない。 「いらっしゃい」 僕がドアを開けると、若い男の人がそう言った。 「子供なんて珍しいね…」 やけににやついている。 「君はこの店が何の店か、分かってる?」 「いえ…」 「じゃあ君はこの店に何の用があるんだ?」 「気になって入ってみただけです…」 なんだか恐ろしい雰囲気に、僕はぞっとした。 「この店は…簡単に言うと、客の願望を叶えてあげる店。実はね、この店は用がある人にしか見えないんだ。君も何か願い事があるんだろ?」 僕は目を見開いた。 「はい。そうですけど願い事を叶えるって…」 「おっと、大事なことを忘れてた!この店の商品は、お金ではなく“寿命”で支払ってもらわなくちゃいけないんだ」 「例えばこの瓶」 男の人は、青い、海のような柄の瓶を手に取った。 「これは海が描かれているだろう?この瓶を買った人は、海に行くっていう夢を叶えられる。この瓶を買う時には、一カ月の寿命と交換するんだ」 「あとこの瓶は…」 次は紫色の渦巻きが描かれている瓶を取った。 「魔法が使えるようになる瓶だよ。夢みたいだろ?でもね…この瓶と交換する寿命は…」 「買った日以外の全部だ」 「つまり…、君がこの瓶を今日買ったとすると、君に残った寿命は今日だけ、ということになる」 僕は言葉が出なくなった。 「この店に誰が来るのかは、もう予知していたから、君が来ることは分かっていたよ。君の願いは何かな?この店はどんな願いも叶えられるように、沢山の瓶があるんだ。どれにする?…とその前に、君の寿命をみせてくれ」 男の人はひとしきり喋った後、僕の額に手をかざした。 男の人の動きが止まった。 「君の寿命は一週間だ」 「え?」 でも心当たりがあった。 「僕、病気をもってて…」 「そうか…。さて、どれにする?」 「あの…これ下さい」 僕は、オレンジ色の瓶を取って言った。 「それは“正直になる薬”…?どうしてその瓶を買うんだい?」 「えっと…いつも家族にありがとうって言えてないから…」 「そっか。それは…もらう寿命は3日だ。寿命は今日も合わせてあと4日。本当に、それでいいんだね?」 「…はい」 「どうぞ。水に薄めて飲んでね」 僕はこの瓶を買って店を出た。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ーあの少年が店に来てから、5日。 やはり、あの少年は亡くなったらしい。 自己紹介が遅れた。僕はこの店の店主、ルグレだ。 カランカラン… また誰か来たみたいだ。 「こんにちは」 やってきたのは女の子だった。 「いらっしゃい♪」 明るく言ったが、少女は暗かった。さっきまで泣いていたような、涙の跡がある。 「どうしたんだい?」 「私の友達のベレトが…死んじゃった」 「え?」 「べレトヘイトっていう名前の子。私はべレトって呼んでる。その子が病気で死んじゃった」 あの少年のことか…。 「で、何でこの店に?」 「えーと…“探し物が見つかる薬”が欲しいの」 「何でその薬が必要なんだい?」 「えーっとね…」 「ベレトのお墓参りに行くとき、私のネックレスを置いて行ってあげようと思ってたの。私がそばにいるって思ってもらいたくて」 「でも…。私が置いていこうと思っていたネックレスが見つからなくて…」 少女は泣きそうになりながら必死に言った。 「この瓶を買うことは、命を削ることだと分かっているかい?」 「ええ」 「じゃあどうぞ。水に薄めてね」 僕はきれいな真珠色の瓶を渡した。 「この薬は3カ月分の寿命と引き換えだよ」 少女は店を出ていった。 ―――――――――――――――――――――――――――――― だが次の日。 カランカラン… 「あれ…君、きのうもきたよね?」 「はい…。ネックレスは見つかって、お墓参りにも行ったけど…」 「どうした?」 「やっぱりベレトに会いたい!」 「店長さん、“会いたい人に会える薬”を頂戴!」 「…分かった」 一番奥の棚の黒い瓶をとって、渡した。 「ありがとう」 これが、この少女との最後の会話。 僕は薄暗い店内をぼーっと見ていた。 少女に渡したのは“苦しまずに死ぬ薬”だ。 べレト君はすでに死んでいる。 べレト君に会うにはこの方法しかない…。 そもそも、僕が人の寿命を取るようになったのは、この店に宿る魔女様の願いを叶えるためだった。 魔女は不死身になりたいと言った。 そのためには、多くの人間の寿命が要る。 途中で何度もやめたくなったけど、契約してからではもう遅い。 けど、もうすぐで十分な量が集まる。 そして僕は、魔女様に命を捧げて…終わる。 僕は紫色の渦巻きが描かれている瓶をとり、 「これ下さい」 と誰もいない店内に言った。

短編小説みんなの答え:6

いつもからかってくる男子(恋愛小説)

私は笹川唯華(ささかわゆいか)、中学2年生。 私にはいっつもいっつも、からかってくる男子がいるの。 そいつの名前は、松林隼斗(まつばやしはやと)。 同じクラスなんだけど、休み時間になるたびにからかってくる。 松林「ゆいか、虫ついてるぞ?w」 唯華「え、どこどこ!?」 松林「うっそでーすw」 唯華「またやられた!くっそー!」 松林「残念でしたーw」 って感じで今日もからかわれた…。 何なんだろう!?やめてほしい! って訳だけど、私には好きな人がいる。 もちろん、松林じゃなくて、神宮冴一(じんぐうさいち)くん! 神宮くんのおかげで、イライラをしずめられるの笑 実はもうすぐ、告白しようと思ってる。 めっちゃ優しくて、面白くて、運動もスポーツもできる…。 完璧な人?笑 そして、今日の放課後、呼び出した。 校庭の、金木犀の木の下。 すると松林が聞いていたらしく、 松林「ゆいかが告白すんのか!?w」 唯華「しーっ!何が悪いのよ!」 松林「へ、ゆいかがかーw」 唯華「応援するとか何とかないの?!笑」 松林「残念だけど、俺は応援できない。」 唯華「え…?まつばやし?」 松林「じゃあな。」 と、行ってしまった。 何で急にあの松林が真面目にあんなことを言うの…? モヤモヤが晴れないまま、金木犀の木へと急いだ。 既に神宮くんはいた。 神宮「話ってなあに?」 唯華「前から好きでした。付き合ってください。」 神宮「え?っちょw」 唯華「え…?」 神宮「ごめんw無理w」 と、走って帰っていってしまった。 私、フラれたんだ…。 笑いながら無理とか、あの優しい神宮くんじゃない…。 すると、雨が降ってきた。 すごくどしゃ降りの雨。 私は濡れたい気分だった。 校庭をとぼとぼと、ゆっくり歩く。 今日は松林も神宮くんも冷たかった。 私の体も冷たくなっていく。 そのまま帰り道に。 明日から、学校行くの嫌だ。 神宮くんはバラすだろうし、松林はからかってくるだろうな。 すると、後ろから何かに包まれた。 タオルか? 私はビックリと、恐怖で、しばらくふり返れなかった。 傘もさしてくれているようだ。 ?「風邪ひくぞ。」 この声は松林? 唯華「まつ、ばやし?」 松林「そうだ。」 唯華「な、何でここに?」 松林「あの告白、見てたんだ。」 唯華「え…。見られて、たんだ。」 松林「ごめん。でも神宮、噂があって。」 唯華「え、なに?」 松林「告白させては酷いフリかたする。」 唯華「私、まんまと引っ掛かったんだ。」 松林「そうだ。」 唯華「教えてくれれば良かったのに。」 松林「そうだな。でも教えてたら、今、こんなことできなかったぞ。」 すると、タオルの上から抱きしめられた。 松林「寒いだろ。」 唯華「う、うん。」 松林「応援できないもう1つの理由。」  唯華「え…?」 松林「唯華の事が好きだから。」 唯華「えっ?」 松林「からかってごめん。」 唯華「う、うん。」 しばらく沈黙が続いた。 確かに、私は松林のこと、考えてばかりだった。 神宮くんはそういうことをさせただけであって、好きではなかったんだ。 私、松林のこと、好き、なの? 私はふり返り、松林の方を向いた。 唯華「あのね、私も好き。」 松林「え?」 唯華「神宮くんは告白させただけであって、私は松林のことが好きだったんだ。」 松林「なんかややこしいけどw」 唯華「そうだね笑」 松林「付き合ってください。」 唯華「はい、お願いします!」 あのあと、私は風邪をひいちゃったけど、隼斗が看病してくれた笑 私は松林じゃなくて、隼斗って呼ぶことにしたんだ! 神宮くんは、あの事がバレて、キャーキャーしてた女子もこそこそしている。 私は、隼斗とめっちゃ幸せに暮らしてます! どうでしたか?マメトラです。 オリジナルです。 感想やアドバイスなどもらえると嬉しいです!

短編小説みんなの答え:8

紅い糸の、初恋

私、聖羅(せいら)。高校一年生。幼なじみの、瞬(しゅん)に、片想い中。瞬は、サッカーが好きな、男子。自分では自覚してないけど、「爽やか少年」って呼ばれてて。すっごいモテてる。噂だと、ファンクラブもあるらしい。でも、瞬は私を特別扱いしてくれる。だから、今は良い。でも、いつか、私を女の子として、見てくれる日が、来ると良いな。 ある日の帰り道。瞬が、不安そうな顔で、聞いてきた 「なぁ、聖羅。お前、俺が怪我したら、一番に、心配してくれるよな?」 そんなの、決まってる。 「当たり前じゃん!瞬、どうしたの?なんか変だよ?なんか心配事があるなら、私に言ってよ!親友じゃん!」 今は、これしか言えない。前は、そばにいれるだけで良い。聖羅って呼んでもらえるだけで良い。特別扱いしてくれるだけで良い。って思ってたけど、ずっとそばにいると、思っちゃうよ。瞬の、瞬の特別になりたいって――――― 学校に帰ってから、私は、ボーっとしてた。あんな電話が、かかってくるまでは。 『もしもし?聖羅っ?』 「ん?お母さん?どしたの?そんなに慌てて。」 『聖羅っ!急いで、七種羅病院に行きなさいっ!』 なんで?七種羅病院(ななくさらびょういん)は、ここ、七種羅市で一番大きな病院。何か、あったの?誰に?何が?そんなことを考えている内に、お母さんが、話を切り出した。 『あのねっ、聖羅、落ち着いて、聞いてね。瞬くんが、カーブを曲がりきれなかった、車に巻き込まれたんだって。そんなに大きな怪我じゃないみたいだけど、まだ意識が戻らないんだって。』 「嘘、でしょ」 私は、病院に着くと、瞬の病室めがけて、一直線に走った。部屋のドアを開けると、瞬のベッドに歩み寄った。 (瞬の手、冷たい) 「瞬っ!まだ、死なないで、、、私、瞬に言いたいこと、まだ、ある!瞬、私、こんなに瞬の事、好きなのに。瞬っ!死んじゃ嫌だよー!」 「聖羅。大丈夫、死んでないよ。それと、さっきの本当?俺の事好きだって」 「しゅっ、瞬!あれは、忘れてっ!恥ずかしい。」 「嫌だ。忘れない。」 「なんでっ?」 恥ずかしさで、いっぱいの私に、瞬は、少し照れたような顔で言った。 「だって、俺も、好きだもん。聖羅の事。」 【ぎゅっ】 (えっ?) 「瞬?本当?本当に?」 「だから、さっきから、そういってるじゃん。」 照れたような、瞬の声が、耳元で聞こえる。 (私、瞬に、バグ、されてる?) (瞬の体、あったかい。瞬、私、瞬の事・・・) 「ねぇ、瞬。私、瞬の事、大好きだよ。」 「ん。ありがとう。俺もだよ。」 瞬は、抱き締める、手を、もっと強く、ぎゅーっとやった。 【10年後】 私たちは、結婚した。赤ちゃんが、私のお腹の中にいる。 「ねぇ、瞬。私、瞬と、付き合った日の事、覚えてるよ。瞬は?」 「覚えてるに決まってじゃん。」 といって、私を、抱き締めた。いや、私たちを、かな? 【あとがき】 こんにちは!みあです♪ ここまで読んでくれてありがとうございます! 皆さんの感想、いつも励みになっています! 自分でかいときながら、瞬くん!かっこよすぎる!私は、好きな人がいるので、両想いになりたいな~!って思いながら、書いてたら、私の’好き’が詰まった作品になってしまいました。(苦笑) 私、聖羅ちゃんになりたいっ!なんて。書いてほしい、ジャンルとかあったら、教えてくれると嬉しいです♪ 感想・アドバイスなどがあったら教えてくれると嬉しいです 長文失礼しました。

短編小説みんなの答え:6

【短編小説】【恋愛】 キンモクセイの香る頃

キンモクセイの香る頃。 キンモクセイは、秋になると良い香りを俺達の元へ届けてくれる。 届くのはいつも、あの初恋の香り…… 俺、早坂楓(はやさかかえで)は今日、憧れの中学生になった。 入学式が始まり、俺は新クラスメイトと出会った。 だが、新学期の興奮よりも、他の事で頭が埋め尽くされていた。 あれは、小学六年生の頃… ……『皆さん、こんにちは! 今回司会を担当させて頂く、生徒会長の栗原桂花(くりはらけいか)です。 短い間ですが、よろしくお願いします!』 凛とした声がマイクを通じて体育館中に響き渡った。 俺は、小学校と中学校の企画で中学校内見学に来ていた。 生徒会長、栗原桂花先輩が、とても綺麗な人で。 その日、中学校の説明を沢山してくれた。 俺はその瞬間に、栗原先輩に初恋をしたのだ…… 『皆さん、初めまして。 去年、私と会ったことがある人がいるかもしれません。 生徒会長の栗原桂花です。皆さんを、心からこの中学校へ歓迎します! 初めての中学校生活、不慣れな所もあるかと思います。 分からないことがあれば、気軽に2、3年生に聞いてくださいね!』 新たに3年生(つまり最上級生)となった栗原先輩は、 さらに大人びた姿になっていた。 生徒会長の話が終わり、栗原先輩はぺこりと頭を下げた。 その途端、拍手が沸き起こった。 どうにかして、栗原先輩とお近づきになりたい。 どうすればきっかけが作れるのか… それが、俺の頭を埋め尽くす悩みである。 入学から数日後。 俺は素晴らしい情報を手に入れた。 栗原先輩が入っている部活は美術部であるというのだ。 俺は幸い絵を描くことが好きなので、しめたと思った。 俺は迷わず、美術部入部届を顧問の先生へ提出をした。 「皆さん、美術部に入部してくださりありがとうございます! 私たち3年生が部活に参加するのは残り僅かですが、 その間、一緒に頑張りましょう!」 栗原先輩がにこりと笑った。 今回入部したのは殆どが女子。ていうか、男子は俺しかいない。 女子たちが次々とグループに分かれていく中、俺は孤立してしまった。 「早坂君、初めまして。よかったら、私たちのグループに来ませんか?」 栗原先輩が、明るく声をかけてくれた。 俺は、栗原先輩のグループで作業をすることになった。 季節は移り変わり、秋になった。 俺は深呼吸をした。涼しげな空気が肺に行き渡る。 学校には、キンモクセイの香りが漂っている。 「早坂君、話って何かな?」 栗原先輩が、約束通り体育館裏に来てくれた。 言うんだ、好きだと。 「け…桂花先輩っ!お、俺、ずっと先輩のことが好きでっ…」 先輩はきょとんとしていたが、すぐに笑顔になった。 そして、こう言った。 「ありがとう。明日の朝、早坂君の靴箱の中にお返事入れておくから。 ……キンモクセイ、いい香りだね」 栗原先輩は、俺に一度手を振ると、去っていった。 翌朝、俺は緊張しながら靴箱の中を見た。 中には、キンモクセイの押し花と手紙が入っていた。 手紙を開く。 俺がその手紙で何を知ったかは、読者の皆には教えない…… end 読んでくださりありがとうございました! 今回は、皆さんに結末を想像していただく形で書いてみました。 (ヒント。物語の中に出てきたあの花の花言葉は……) 感想、考察待っています!

短編小説みんなの答え:5

卒業式の奇跡

私、玲菜。 好きな人は、光輝。でも、光輝の好きな人は友達の陽花。 私は、光輝を好きなことを陽花に隠している。だって、友達を応援したいから。この恋は、叶いっこない、諦めよう。そう思っていた。 …でも、それが激変する事に… 卒業式。 『退場した後、各教室でいてもいいし友達といてもいいですよ。それと……』 友達と、か。私は、無理だろうな。陽花、卒業式に光輝に告白するって言ってたから。 「玲菜。話、いい?」 教室にいた私を呼ぶのは、光輝。陽花のことはいいの? 「さっき、陽花に告白されたんだ。」 やっぱり、付き合う報告か。 「でも、断ったんだよ。何でか分かる?」 …他に好きな人がいる? 「他に好きな人ができたとか?」 「…ううん。それは……玲菜を好きだから。」 えっ… 「…それを陽花に伝えたら、玲菜の方がいいって言ったんだ。陽花、玲菜が応援してるのも知ってて本当は僕を好きって事も知ってるんだよ。」 陽花…。私、私……。ごめんね… 「私も、光輝が好きだった」 やっと伝えられた思い。 ずっと我慢して……。 ごめんね、陽花……。 それから、中学も一緒に行った。付き合う楽しさが、分かったのかもしれない。 ______________ どうでしたか? もうすぐ控える卒業式をメインにしました。 恋って切ないところがありますよね……。 またかけたらいいな~(^^)

短編小説みんなの答え:4

もし君が僕を好きじゃなかったとしても。

「蒼太~。一緒に帰ろーぜ!」 俺は野々村蒼太(ののむらそうた)。 中学2年生。 『おう!帰ろーぜ!』 俺はクラスメートの佐々木智也(ささきともや)と帰り道を歩く。 『…………あのさ、智也ってさ、好きな子………とかいんの?』 前から気になっていたことをさりげなく聞いてみた。 「んん~。好きな人ぉ?…………強いて言うなら綾乃かな。」 綾乃って言うのは、智也の幼馴染み、楠木綾乃(くすのきあやの)のこと。 『そっ………かぁ』 「そっ…そんなお前こそ、好きな子いんのかよ?」 『おっ…俺かよっ。え…お…俺は………』 「俺はぁ~?」 『……美雪先輩…………かな』 「美雪先輩ぃ?って、3年生の福田美雪(ふくだみゆき)先輩かよ。」 『おう……。そ…そうだけど何かっ!』 強めの口調で言ってみた。 好きな人なんて聞かれると、耳の方まで熱くなってくる。 まあ、聞きだしっぺは俺だけど。 「あ、俺こっちだから。じゃ、また明日なぁ~!」 『おう、また明日。』 __________________ 「おはよう蒼太くん。」 『わっ、って、楠木か。』 「蒼太っ、おはよ」 『おー、智也。おはよー』 「やばいよ、二人とも!一限目始まっちゃうよ!」 楠木が急かすと、 「うわっ、マジじゃん、急げぇぇっ」 智也も楠木も俺も、教室にダッシュしていった。 __________________ 『智也~。一緒に帰ろーぜ』 「悪ぃ。俺今日直接塾行かなきゃでさ。 」 『そっか。じゃ、また明日』 「……あっ…あのっ………!」 __美雪先輩。 振り向くと、キレイな髪を1つに結んだ美雪先輩が何かを持って立っていた。 『はいっ………』 「あ……す…すみませんっ!……人違い…でした」 『そう……ですか。』 寂しかった。悲しかった。辛かった。 美雪先輩にフラれた。ような気がした。 でも。でも。 __もし美雪先輩が俺を好きじゃなかったとしても。 ずっと俺は君を好きでいるから。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー いかちゃんですっ♪ コメントまっております(^-^*)

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