短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
[短編小説]瞳に映る最後の君は
ミーンミンミンミン… セミがうるさく鳴いている。 「ふわぁ~、セミのせいで起きちゃった…。…って、もう12時!?」 私は慌ててデジタル時計を見た。 表示は、【11時57分 8月22日(土) 30度 63%】だった。 「なんだ、土曜日か…、よかった…」 私は、ベットから起き上がった。 あ、私は三上鈴。 「あ~、それにしても暑い!暑すぎる!もう昼だからな~…」 リモコンを押すと、ピッと音がして、エアコンがついた。 やっと涼しいと思い始めた頃… \ピンポーン/ 1階からチャイムが鳴った。 「はーい!今出ます!」 バタバタ、と音がしたあとは、ガチャっと扉が開く音が聞こえた。 その後は…。 「まあ、さっちゃんじゃないの!入って入って!今、お菓子用意してくるからね!」 そんなお母さんの声と、 「いや…、俺は鈴に会いに来ただけだから…。言いたいこともあるし」 「言いたいこと!?告白じゃないの!頑張ってね!」 「いや告白じゃないて…」 大分興奮気味のお母さん。 「さっちゃん」は、幼馴染の新田朔(にいたさく)。 最近はあんまり話してなかったから、いきなり家に来てびっくり… 「鈴の部屋は、階段登って左よ。」 げっ。 部屋来るの…!? ガチャッ 「え…?どうしたの、なんでそんな顔してんの…。あ、もしかして、寒い!?エアコン消すぞ、いいな」 「いいえ、こんな顔してるのは、あなたがいきなり入ってきたからです」 とは言わない。 どうせ機嫌悪くなるに決まってるし。 「消さなくていいから~!…で、なんなの?何を言いたいの?」 強気でいいながらも、実は期待していた。 生まれて初めて告白されたかった。 朔のことが好きだった。 『幼馴染』として好きなんじゃない。ただ、『恋』として好きだった。 だけど、次の言葉は、思ってもみなかった。 「俺、引っ越すから。俺は…っていうか、俺の家族たちみんな、隣のヤツと仲わりーんだよな。だから、みんな嫌って言って、引越しすることになったんだ。 」 ははは、と苦笑いする。 ………え? そんなの嫌。 でも、そんなこと言えない。 “幼馴染”だから。 朔の家族のみんなのためだから。 何より、朔に幸せになって欲しかったから───。 「あ、会えるのは最後だね、今日で。元気でいてね」 私は、零れそうな涙をぐっと堪えて、精一杯の笑顔で言った。 言ったはずなのに。 「嘘ついてるだろ。お前を見ればすぐ分かる。我慢すんな!我慢されてたまるか!」 朔の言葉が心に染み付く。 私は、堪えていた涙を出した。 「会いたい…。いなくなるなんて嫌…。大好きなの、朔……」 沈黙。 長い、でも数秒の沈黙。 「うん。俺も好きだよ。幼馴染としてでは無い。純粋に、恋…なんじゃないかな」 朔の顔が赤い。 こっちの顔も赤いと思う。 「うん…」 言った通り、朔は引越しして会えなくなってしまった。 でも…、最後、私の瞳に映った朔は、今までで1番…、かっこよかったな。 ★作者から★ ゆあぽよです♪ 如何だったでしょーか! 是非コメントお願いします! この後2人は自然消滅しかけましたが、偶然にも大学が一緒で、元に戻りました。 こんな偶然無いかもしれないけどw
ろくわりバナナ。
『つかれました』 ソファの上に、彼女が落ちている。 化粧も落とさず、仕事着のままで、ぐでんと落ちている。 『じょうしのむちゃぶりがすごくてつかれました』 しゃべり方が幼児化している・・・ということは相当キテるんだな。 『まあでも』 『にんげんのいでんしはろくわりバナナといっしょなので』 『ろくわりバナナにしてはがんばったとおもうんですよね』 六割バナナ。 彼女は疲れると、なかなかのパワーワードを発する傾向がある。 この前は「人間は半分以上水なので」とか言っていたな。 『バナナにむちゃなようきゅうをするほうがわるいです、わたしはバナナなのに』 六割だけじゃなかったのか。そもそもお前は人間で、バナナじゃないだろ。 『ちなみににんげんのいでんしのうち99%はゴリラといっしょです』 俺は99%ゴリラだったのか。そう思うと少々複雑だな。 『のこりの1%にかんしゃしましょう』 それは・・・大いに感謝しておこう・・・ まあ、何か嫌な事が起きた時なんかには、 俺は六割バナナだから仕方ないと思うことにしよう。
(小説)美少女の予言
「おーい!霧崎くーんっ!」 ん?これ………南さんの声じゃね? 南さんはいつもこうやって名前を呼んでるからわかる。 っていうか霧崎ってオレ? 「なに?」 振り返るとやっぱり美少女の南さん。 すると南さんが唐突に言った。 「霧崎くん、デートしよっ?」 「…………………」 グシャッ はっ。突然すぎて飲んでいた牛乳パックを握りつぶしてしまった。 「うえきたねっ!お前何してくれんだよこのパーカー自分の小遣いではじめて買ったパーカーなんだよ新品なんだぞぉぉ!」 ………前の席の上田くんの(新品の)パーカーに牛乳がかかってしまったようだ。 上田くんマジごめんでも今それどころじゃないのだよすまん。 「んー?霧崎くん、返事は?」 「いや……ちょ……まあ……」 言っとくが南さんはウチのクラス1の美少女。 それに比べてオレはどこにでもいるかお……………… ………ん?これおかしくね?どこにでもオレの顔がいたら怖ぇよ。(比喩表現ですよー) 「ほらー言葉濁さないで?」 オレにせまる美少女・南さん 「いやっだってオレたち彼氏彼女とかでもないわけですし……!」 「んー……私、予言者の子孫なんだけど。私たち、一ヶ月後に彼氏彼女になるらしいけどなぁ。 ちょっと気になるから未来見ちゃった。っていうかデートって、カップルだけのイベントじゃないでしょ?」 **.`。-☆**.`。-☆**.`。-☆ どうも!小説初投稿! どうでしたか?この後どうなったかはご想像にお任せします~ アドバイスあったらぜひ教えてください!
0度の魔法
「できた!」私の手元から先程折り終わった折り紙の鶴が飛び出す。「わあ!」 「すごいね!」と周りの学園の友達は私に駆け寄る。 私は特別な魔法が使えた。作ったものに命を吹き込む魔法だ。他の魔法はからっきしだったけれど私はこの魔法が大好きで私の自慢だった。 ある冬の事だ。 この地方では珍しく雪が沢山降り、今までで見たことがない程積もった日に私ははしゃぎながら雪だるまを作った。 「よいしょっと」重くて大きい雪玉を二つ重ね、バケツを背伸びして頭にかぶせマフラーを巻いてあげて、お目目とおててをつけてあげた。 北風が吹き、私が寒さにブルルと震え、少しお家の暖炉に当たろうかと考えていた時、後ろから「ありがとう」とお礼の声が聞こえたので後ろを急いで振り向くと雪だるまが喋っていたのだ。「ん?どうしたんだい?君がつくってくれたんだろう?」そっか...私が作ったから... 「よかったら、話相手になってくれるかい?可愛いお嬢ちゃん」雪だるまさんはそう優しく微笑んだ。「うん!もちろん」 その日から毎日、毎日雪だるまさんと遊んだりお話ししたり、沢山の事をした。新しい友達になったのだ。 気づくと雪だるまさんは小さくなっていて季節は春を迎えようとしていた。 「今日は暖かいねぇ。よかったねぇ」彼は私の足元でそう笑う。「そうだ!最期にハグしてくれないかい?」「でも...そんな事したら雪だるまさんが...」私が言葉を言い終わる前に彼は「お願いだよ。可愛いお嬢ちゃん」とパァァと明るく笑う。私は涙を拭き、彼を抱きしめ「命をくれてありがとう...楽しい冬だったね」と呟いた。 あれ以来季節が巡って冬が訪れて雪が積もっても雪だるまは作らなかった。 もう悲しい思いはしたくないし...それに... 私はアイスを食べようと冷蔵庫を開ける「やあ。おかえりなさい」 「ここんとこアイス食べすぎじゃないですか?」「えー。だって暑いんだもん、そっちはどう?」と私は笑いかける。 「いつもひんやりで魔法のようです!」 「いやぁ。ここに来た時を思い出しますね。ハグされたと思いきや、ここに押し込められて...おかげで命乞いしました」 「あーあ。早く冬来ないかなぁ」と私はアイスを齧りながら呟く。 これから季節が巡って雪が降っても、雪だるまを作ることはないだろう。だって冷蔵庫は彼とアイスでいっぱいなんだから。
【#短編小説】最後の望み
これは、脱獄を推奨するものではありません。 俺はケンタ。一緒にいるのが、友達のベンとシンジ。実は…強盗殺人犯として、捕まっちゃったんだ。ま、冤罪なんだけどね。何回抗議しても変わらなかったから、諦めたんだ。それでベンが、 「脱獄しちゃう?」 って言って、脱獄をすることになった。俺達は、夜になると探索をする。作戦会議もこの時間だ。昨日は、看守休憩室に忍び込んで、スタンガンを手にいれた。今日、脱獄を実行する。今あるスタンガン、非常口の鍵、ピンセット、懐中電灯、ロープを使って脱獄をしなければならない。 「ふぅ…緊張するな。」 心臓がドクドクと鳴る。 「ここまでやって来たもんね!」 「夜、どう行動するか、確認しとく?」 あ、それいいかも。 「えーと、確か…」 「ん、それで…」 話し合いの結果、今いる側構に入って、食堂に向かう。着いたらそこからでて、階段を下りる。そこから二手に分かれて、俺はピンセットで鍵を開ける。2人はその間の見張り。開いたら向こう側にある非常口から脱獄。っていう流れになった。 「んじゃ、夜、この側構でな。」 そうベンが言って、俺達は別れた。 「よし、揃ったな。」 そのベンの声で、俺達の脱獄計画は、幕を開けた。まずは食堂に向かう。 「ふぅー緊張するぅー!」 「落ち着けって、大丈夫。」 「ほら、食堂に着いた。」 俺達は、側構を下り、階段へ。 「じゃ、ケンタ、任せたよ。」 「おう!」 俺はピンセットを取りだし、鍵の開錠をする。 「くそっ!」 なかなか開けることができない。初めてだからか。 ~20分後~ 「ふう…。」 鍵の開錠に成功した。 「二人を呼ばないとな。」 俺は階段を上がった。しかし、誰もいない。 コツ…コツ… 靴の音だ。 「ああ、二人とも、そこに_」 いたのは… 「見つけたぞ。ここにいたんだなぁ。」 看守だった。 「!!」 階段を下りると、扉がある。向こうの非常口の鍵は、持っていない。前には看守。絶対絶命だ。 「ここまでか…!」 俺は、最後の望みを2人に託し、看守に捕まった。 「シンジ!」 「ケンタ!?」 なんと連れてこられたところには、シンジもいた。 「お前逹、脱獄しようとしたな?」 看守が言った。 「は、はい……。」 「残念ながら、この刑務所は、厳重に警備されている。ほぼ不可能だ。もう1人も、もうじき捕まるだろう。」 (ベン…) 「お前逹は、10日間ほど、この独房に入ってもらう。反省するようにな。」 「はい…。」 「分かりました…。」 やっと出たのは消えかけた声。それぞれ独房に入れられた。運良く、シンジとは隣になった。 ズ… シンジが壁に背をつける音が聞こえる。会話を試みた。 「うーん…。鍵は開けれたんだけどね。」 『ベンは、どうなったんだろう。』 会話は、できるようだ。 「あいつだから、もう抜け出したんじゃない?」 『そうかもね…僕たちは、どうなるんだろう。』 「さあ…。」 『助けて…くれるかな。』 言葉を探している、そのときだった。 『ベン?』 「ベン!?」 シンジのところに、何かあるらしい。 『ああ、やっぱりいた。それにつかまって、通気口から出てくれ。』 ベンの声だ。やっぱり、シンジのところに何かがある。紐のような音と、金属の音がした。シンジとベンは、少し会話を交わすと、通気口からロープが垂らされてきた。 『じゃ、ケンタもそこから出てくれ。』 ロープにつかまると、どんどんひかれていった。通気口から出てみると、ベンとシンジがいた。 「これで俺達…」 「抜け出せたね!3人で!!」 溢れ出しそうな感情を押さえながら、俺逹は森走った。 「楽しいね。」 シンジがそう言った。 「ああ、そうだな。」 俺とベンが同時に言った。この時間、これからもずっと続いてほしいな。 どもこん!さっぴでーす!!皆さん、いかがでしたか?感想、お待ちしてまーす!!では!
とある日夏木立には女の子がいた。
いつも林の中駆け走っていたのは俺、月夜だ。 しかし俺は昔重病でドクターストップされていた。 でも運が良かったのかほぼ治った。 「よっしゃ、今日も走るか」 立派な夏木立がある小さい公園まで走った。 だが何故か女の子が見える。 夏木立に背中をかけながら。 俺は話しかけてみることにした。 「何をしているの?」って。 彼女は首をあげて、 「えっ?」と困惑していた。 俺はその瞬間心になにか刺さった。 初恋だった。 そして彼女はこういった。 「私は神です。あなたは数日後天国へと旅立つでしょう」 え?え?俺なんかした?と慌てふためいた。 天国へと旅立つのもひびったけど、 「俺神に恋をしたの!?」 -俺は天国へと旅立った。あの神がいた。再会した。 そして神は消え入りそうな声で 「私を生涯愛してくれた君のこと私は覚えてます」 ※小説書くのは初めてです。誤字等は鼻で笑って許してください
虚夢
ある日私はとても素敵な夢を見た気がした。 全ての嬉しさと楽しさを集めて煮詰めたような濃密な夢だった。 私はいつも寝る前にこの夢がまた見れるように願い続けた。 現実は退屈だ。 そう思えるほどにあの夢を求めた。 一週間、二週間、三週間、一ヶ月 それでもあの夢はやってこない。 現実を少し歪めた話しか見ることが出来ない。 二ヶ月、四ヶ月、半年 あの夢は現実に飽きた私が、自分で創造した物だと思えてきた。 そして何故あの夢を忘れられないのか気になった。 そして半年と四ヶ月 寝る前に願う事も飽き、少しずつあの夢も記憶から消えていく。 そんな時についにあの夢を見ることが出来た。 うろ覚えの夢は ただの日常だった。 それも数年前。 もう記憶から消えたはずの日常は、頭の片隅の片隅に残っていたのかも知れない。 今でも幸せだけど、それが当たり前になって何も思えなくなった。 数年前の日常は、当たり前の幸せを思い出させるのに十分すぎるほどだった。 その日は今までで一番気持ちの良い朝だった。 私があの夢をどうしても忘れられなかった理由が分かった気がした。
なぞなぞ
夏休み。公園のブランコに乗ってボーッとするのが楽しい。 「ママはママでもみんなに嫌われるママってなんだ?」 声の方を見ると私と同じくらいの年の背格好をした男の子がいた。 「なんですか?急に。」 「何ってなぞなぞ出してるんどけど?」 「見ず知らずの女子にそんなことしないと思うんですけど……」 「一人だったから話そうと思って。」 そう。私はずっと一人。クラスの子にはいじめられ、親は仕事ばかり。 「……ワガママ。」 「せいかーい。じゃあまた。明日この時間にここ来てね」 ポツンと残され呆然とする。何?急に。 ~次の日~ 昨日のようにブランコにいた。 「いっつも門にぶら下がってるケーキはなんだ?」 昨日のように男の子が問題を出してきた。 「モンブラン。ね、名前くらい教えてよ」 「たすく。君は?」 「ゆき。」 それから毎日会うようになった。 「好きなフルーツは?」 「マンゴー。たすく君は?」 「俺もも。ももは正義だぜ☆」 明るくて優しいたすく君を私はどんどん好きになった。 「学校どこなの?」 「秘密。ゆきは第4小だよね?」 「うん」 たすく君は秘密が多い。でも、そんなミステリアスな部分さえ好きだった。 「ゆき。好きな人居るの??」 「え?なんで?多分居るけど……」 するとたすく君は少し寂しそうな顔をした。なんで?なんでそんな顔するの?私が好きなのはあなたなのに。 夏休み最後の日に事件は起きた。 「見てよ!陰キャゆきがぼっちで公園いるんだけど!」 「まじ……やっば!」 クラスの女子たちだ。あいつたちは私に近づいてきて砂をかけたり、蹴ったり。もういや! 「やめろよ!」 「あんただれよ!」 「人をよく楽しそうに苦しめられるね!恥ずかしくないの?」 「っ。とりま帰るよ!」 たすく君…… 「大丈夫?」 「うっうっ。怖かった…怖かったよぉ」 好きな男の子の前で泣きじゃくるって…もう消えたい…… 「落ち着いた?」 「うん。ありがとう。」 「木は木でも、俺が大好きな木は?」 木?木?わからない。今まで簡単だったのに。そういえばもも好きだったっけ? 「ももの木……」 「ブッブー!正解は……ゆきだよ。好きです。秘密にしてたことも全部教える。俺なら、ゆきを守れるよ。だから、付き合って下さい。」 「はい。喜んで。」 こうして私の初恋は実った。この先何十年も愛し合ったとさ。完 ありす子ちゃんです☆急に降ってきたので忘れないうちに急いで書きました。 長くてごめんなさい! 感想お願いします!辛口でも全然大丈夫です。お願いします!!
練習
目の前の彼が私を見つめる 『ずっと、陽が好き。俺と付き合って欲しい。』 「…え?」自分の顔が赤らんでいくのが分かる 『…ダメかな?』「その…私で良ければ」『ほんと?』 こんな私に初めて彼氏が出来た… 「これからもよろしくn『俺の告白どうだった?キュンとした?』「?どういう事?」『いやーこれさ、告白の練習だったんだよ。で、どうだった?』 私の頬に温かいものが伝う。怒りと悲しみが同時に込み上げてくる。 直ぐに涙を拭いて「うん、キュンとしたよ。告白、成功するといいね」と作った笑顔で言う。 『で、何言いかけてたの?』「もう、何でもないの。忘れて」『?おう。じゃあ、また明日!』 そう言って走る彼とその後ろ姿を見つめる私。 「こんなの、嘘告とほぼ同じじゃん。」 私の声は震えてる。 「朝だよ、朝だよ」そう繰り返す目覚まし時計。私は乱暴に目覚まし時計を叩く。ああ、だるい。 鏡を見ると目が腫れてた。1日中泣いてたからかな。 重い足で学校に向かう。 学校に着いてしまった。会いたくない人物がいるのに。 1時間目、2時間目、3時間目、4時間目、そして給食。 私の好きなカレーが出たけど美味しく感じなかった。無味に感じた。 昼休み 親友の葵が私に話し掛けてくる。…けど今日は来なかった。 そう言えば、あの彼もいないな。 昼休みが終わって、掃除の時間。 気力が無いのに嫌々やる。こんなの直ぐ汚くなるのにする必要なんてないでしょ。なんて思いながらホウキをはく。 放課後 葵が私の方に来た。 『ねぇ、陽。』「何?」口を開くのも面倒臭い。『あのね、私昼休みに××君に告白されたの』…は?それが何?嫌味?なんて言える訳もなく、「へぇ、そうなんだ。それで?」と態度で示した『彼、何て言ったと思う?』「さぁ。」『陽に言ったのと同じ台詞よ』「…何で知ってんの?」『実は私もあの場にいたから。』「…へぇ」『だからね、私こう言ったの』一呼吸置いて葵が言う。 『ええ、いいわよ』って。「……」『そしたら彼は物凄く喜んでた。』やっぱ嫌味じゃん。と思ったけど、違った。葵は続けてこう言ったの 『勘違いしないでくれる?これは私が本当に好きな人に告白された時の練習よ。…ってね。』 一瞬で倦怠感が消えた
短編小説です!2000文字ギリギリだったから文が変。
私の名前は中野綾音!なかのあやねって読むよ! 今日は,待ちに待った夏祭り!花火もあがるんだよ! あ~早く学校終わらないかな~! 好きな人と一緒にまわりたいな~。 「よぉ,中野!今日,お前夏祭り行くの?」 『そりゃあ行くよ。皆,行くでしょ。』 好きな人って,こいつの事!名前は佐藤優輝!(さとうゆうき) 容姿端麗,頭脳明晰,スポーツ万能,とにかく難しい漢字を いっぱいならべる人なの!そのうえ優しいし,イケメンだし, 何でもひょいとこなす!クラスのモテ男子! 「へぇ,中野も浴衣着んのか?」 『ん~着ようかなって思ってるよ!』 「ふーん…彼氏と行くの?」 『いないよ!彼氏なんて!』 「へぇ?そーなんだー(棒)じゃあ,友達と行くのか?」 『いや?今年は1人で行くの!』 「何でだよ。ボッチかよお前!」 『だって,綿菓子とか,たこ焼きとか, いっぱい食べて太る瞬間見られたくないし。』 「へぇ?俺は見たいな~太る瞬間!だから今日,一緒にまわろーぜ!」 『えっ!?』 「どーせボッチだろ!面倒見てやるから迷子になんなよ!」 『何で一緒に行く前提なのよ!』 「さー早く帰って行こーぜ!先についた方は待っとけよ!」 もう!…でも好きな人に誘って貰えるなんて…! 口では喧嘩腰なものの,内心凄く嬉しい。 ーーーーーーーーーーー夏祭りーーーーーーーーーーー 『ごめん佐藤!遅れちゃった!…待った?』 「すっげー待った。」 もう!そこは,全然待ってないよ。って言うとこじゃん! 『よし!じゃあ行こうよ!まずはどこ行く?』 「んだよ。断ってたわりにはノリノリじゃんか。 『えへへっまーね!あっ!みてあれ!写真とってもらえるみたい!』 「あー行ってらっしゃい。」 『えっ!なんでよ!一緒に行こうよ!』 「冗談だよ。バーカ!」 『もう!』 カシャッ!カシャッ! やった~佐藤とのツーショット! 『わわわ!やったー!超超嬉しい!嬉しすぎる!ありがとう佐藤!』 「そんなに嬉しいのか?女って本当に写真好きだよな。」 『うん!嬉しすぎる!佐藤も1枚もらってよ!』 「っ…べっ別にいらねぇけど…どうしてもって言うなら… この俺が特別にもらってやっても良いぜ!感謝しろよ!」 『あはは!はーい!』 「『あー!佐藤くんがいる~!やったー!一緒にまわろ~!」』 「えっ…でも……」 クラスの子達だ!佐藤が私の方を見る。ヤバい!どうしよう… 『私,トイレ!』 私は走り出す!まだ佐藤とまわれてないのに… まわるのは後でもまわれるか…でも… 『もう花火が始まっちゃうよ……佐藤~!』 ヤバい!涙が……でも,佐藤に迷惑かけられないし…変な噂されたら 佐藤に迷惑になる……。私が我慢するしかないんだ…うぅ…佐藤… 「ここにいたのか!」 !?佐藤!?何でここに…?ビックリして声がでない…! 「何で急に走り出すんだよ!やっぱり迷子じゃねーか!バカ!」 『クラスの子達は…?一緒にまわらないの…?』 「俺は今日,中野とまわるって言ったろ!ったく!何泣いてんだよ! このガキ!バーカ!迷子の癖に!」 『なっ!ガキでもバカでも迷子でもないもん!泣いてないもん!』 「泣いてんじゃねーか…はぁ…」 『うぅ…佐藤~!』 「クラスのやつらはまいてきたから…ここには,お前と俺しかいない」 『っ…ありがとう…』 「だから…泣きたきゃ泣けよ!泣きたいときは…泣いて良いぞ!」 『佐藤…ありがとう!』 ドンッ! 「あっ!悪い!静かにして!花火が始まった!」 『うん!』 ドンッ! 「好きだ。」 花火の音と同時に,佐藤が言う。 『えっ…!?』 「おい。聞こえなかったのか?もう言わねーぞ!」 『今…告白…?』 「あぁ…好きだ。返事は?」 『っ…何で私なの?私のどこが好き?』 「え…っ…優しいし…今日のお前は…綺麗だ。」 ドキッ! 『えっ…って!今日は綺麗って事は,いつもは普通なの!?』 「バカ!違うって!今日は綺麗で…いつもは…可愛ぃ…し…。」 声が小さくなってく。照れてる…?からかっちゃえ! 『優しい,カッコいい,頭良い,スポーツ万能,その他』 「は…何いってんの…?」 『これ?私の好きな人の事。』 「中野…好きなやついたのか…?」 『うん。初めて会ったときから,ずっと好き!』 「誰だよ!それ!」 『佐藤優輝』 「えっ…俺…なのか?」 『うん。だから告白の返事は,OKだよ。私も,大好き』 「ありがとう!綾音!」 『何勝手に呼び捨てしてんの!…優輝くん』 ハッピーエンドです!長文失礼しました。 将来は漫画家を目指してます!第一歩として書きました! 感想が欲しいです!よろしく!
お試し彼氏。
「お試し彼氏?なにそれ」 私_須田スダ捺未ナツミ 16歳。 『だから俺とお試しで付き合うの!』 「はぁ…。なんで私なのよ」 『いいじゃん。お試しだからさっ』 井原イハラ翼ツバサ。幼馴染みだけど恋愛対象にはなったことがない。 お試し…どうせ軽い気持ちでやってるんだろうし。まぁいいかな。 「はいはい。分かりました」 とりあえず家に帰りたくて解散。 携帯で友達とやり取りしているとお母さんが飛び込んできた。 『翼くんが……車に…』“グラッ” 「お試し彼氏?なにそれ」 『だから俺とお試しで付き合うの!』 (え?さっきの記憶………?なんで?) 「はいはい。分かりました」 さっきと同じように私は家に帰ろうとしている。 (なんで私はこんなことに…?) 一つ一つ思い出していく。 「あっっ!まさか……」 私は分かったとは言ったけどお試しだからと“好き”と言えなかった。 分かった途端ドキドキと胸が高鳴る。 私が言う言葉はこれしかない。 「ねぇ。翼!」 振り返った翼に私は言った。 「お試しじゃなくて私とちゃんと付き合ってほしい!」 翼は顔を赤くしながら私を抱きしめてこう言った。 『やっと気づいたな笑。バカ』 作者のゆはたこです! 本人もよく分からない作h((おい 改善点やアドバイス、感想があると喜びます♪
舞台裏から始まる恋
私は藤宮 加奈! みんなからは【加奈ぽん】って呼ばれてるんだぁ! そして私!友達は多いくせに 好きな人も彼氏のいません! 初恋がまだだからって【ピュア】って言われるけど どーゆこと?あと天然~とか あとね!あとね!今日は文化祭の劇の役を決めるんだぁ 私は気の役とかがいいなぁ~(笑) 「文化祭。今年はシンデレラをやる予定です。 代役はくじ引きで決めます。」 男子が固まった。あっ次私や 「ガサガサ」 きーでろきーでろ……(気の役はありません(笑) はぁっ!私の役は 【君が主役シンデレラ!】 「木じゃなかった!」 おっきい声を出したのでみんなが笑った 「加奈ぽん結局役なんだった?」 「えっとねーきーみがぬしやく?シンデレラ」 「「ざわぁっ!」」 「あんたそれ主役w」 「まじか!」 【おーじ様役は?だぁれ?】 「こいつ!成瀬」 成瀬くんは女子からも人気な イケメン…とか聞いてるけど よくわかんないヤァ あとなんか視線を感じるけど…… まぁいいや。 「成瀬くんよろしくね。」 「あぁよろしく。藤宮。」 私はそれから練習に時間をつぎ込んだ。 必死に必死にやってもぅ2週間 役柄をマスターした。 「ついに明日だね!りっちゃん!(親友」 「そうだね加奈ぽん」 次の日。 【続いて。2年A組によるシンデレラですどうぞ。】 私は練習の成果を発揮し、みんなを魅了させた。 「さぁ、シンデレラ。 このガラスの靴を履いてみてください。」 「………はい」 「………!!君があの謎のお姫様だね。」 私はにっこり微笑んだ。 「僕と……結婚してください。」 「もちろんです。王子様。」 あれ?成瀬くん顔赤い そして無事舞台を終えたのだ!! 舞台裏。 「藤宮!!藤宮の演技サイコーだった!!」 「あ、ありがとう!成瀬くん!」 「俺さ、藤宮に言いたいことあるんだ。」 「ん?なぁに?」 「俺、藤宮のことが好きだ!付き合ってくれ」 「……!!は、はい!」 「やぁったぁ!」 成瀬くんは私を抱き上げキスしてくれた。 「!?な、成瀬くん!?」 「藤宮大好きだ。」 「私も!」 10年後 私たちはついに結婚する。 「本当に私で良かったの?廉(成瀬の下の名前」 「なんだよ。今更。はぁ…前も言っただろ。 お前がいいの。」 そしてつに私たちは結婚の誓いをした。 その結婚式はまるで シンデレラのラストシーンのように りっちゃんも由美ちゃんも 私にたくさんの幸せを与えてくれた みんなと 好きな人がいて ただ【幸せ】だった。 この恋は。 ただの劇から始まった。 初キス。 異性との付き合いも。 それでも最後は こんなに幸せなんて 私は幸せ者だ。 「廉。愛してるよ。」 「それ俺が言うんじゃないの? まぁいいや俺も。愛してるよ。」 「ふふふ」 私と廉は2度目のキスをした。 私は~この人と人生を歩むんだ。~ ーーあとがきーー ラストシーンをどうしようか迷って 結構長くなりました。 誤字、脱字があるなら伝えてくれると嬉しいです。 懸命に書いたので コメント。いただけると嬉しいです。
意味こわ(みたいなかんじ)
ある夜わたしはこわいえいがを見たせいか 一人だけの家にだれかいるようなきがする 全てのへやにでん気がついているのをかくにんしておふろにはいった へやからものおとがしておふろからあがった へやにでんきをつけておそるおそる入った いみ さいしょにでんきはつけてたのにきえてる ということは家のなかにだれかいた みてくれてありがとう
満月の夜、君を待つ。(恋愛?)
君と出会ったのは満月の夜。 優しい光に照らされて、 1面の紫色のアネモネの中に、君は立っていた。 彼女は俺に気づいたようで、ゆっくりと振り向き、 「こんばんは。今日は月が綺麗ね」 と言って優しく微笑んだ。 その姿はとても美しく、思わず見とれてしまう。 「あっ、そうだな。ところで君、そんなとこで何してるの?もう夜8時だけど・・・」 「あなたこそ、何してるの?」 「俺?俺は・・・ちょっと1人になりたくてさ。」 「そう。私は心月(しづく)っていうの。心の月って書いて、しづく。」 質問に答えなかったり、いきなり自己紹介してきたり。 何だか独特な子だ。 「ねぇ、あなたは人間?」 「何言ってんだ?当たり前だろ。俺は人間」 「そう・・・。私は人間、と言えば人間なんだけどね」 「?」 俺が不思議そうに首を傾げる。 「私は月の国の住民なの。だから、満月の夜しか、この地球に居ることはできないんだ」 悲しげな笑顔を浮かべ、彼女は言う。 「月の国?」 「うん。だから明日にはもう居ないんだ。今日は地球人と話せて良かった。ありがとう」 「え、ちょっと待ってくれよ。明日にはもう居ないって、今日しか会えないのか?」 「そんなことはない。私は、満月の夜には必ずここに来るから。もしかしたら、また逢えるかもね」 彼女の笑顔は、とても儚い。 そして美しい。 「来月も、俺待ってるから。また逢おうぜ?」 「そう言ってくれて嬉しいわ。また来月・・・待ってるから」 そういって、俺の前から姿を消した。 心月が居なくなったことは、俺はどうしようもなく切なかった。 そこで気づいたんだ。 俺は、心月にどうしようもなく惚れている、と。 「来月までなんて待てねーよ・・・。」 どこの人よりも遠距離恋愛だな。 逢いたい。 毎日、そう思う。 1ヶ月なんてあっという間なはずなのに、長く感じてしまう。 そして、1ヶ月後・・・。 「心月!」 「!」 「もしかして、ずっと待っててくれたの?」 「あぁ、まあな・・・。だって心月に逢いたかったから」 今まで心に留めておいた気持ちが溢れ出す。 「ありがとう」 そういって心月は微笑んだ。 そして、満月の夜、月の光に照らされながら、俺らはお互いの唇を・・・。 「待ってるから。来月も、来年も。だから、逢いにきてくれよな?」 「もちろん。待ってて。待っててくれるの、信じてる」 そう言うと、心月は俺の前から姿を消した。 あなたを信じて、来月も、来年も ここに来るから ーーーーーーーーーーーーーーーーーー あーやです^^* 恋愛なのかファンタジーなのかよく分からん小説ですが、読んでいただけると幸いです! 最初に出てきた紫色のアネモネの花言葉は、「あなたを信じて待つ」です。 素敵だなって思って、それを使って作りました! 感想、アドバイスなどお願いします!
相合い傘って柄じゃない(コメディー)
「うっそ…」 部活が始まったころに降り出した雨。体育館で部活をしながら、凄い雨だなとは思ってたけど、置き傘があるだろうと油断していた。 過去の自分を信じるんじゃなかった。 「え、どーしよ」 もういっそ諦めて、濡れて帰ろうか。いやー、それは…と思ったところでふと思い出す。そういえば、家とは反対方向だけど、ちょっと行けばコンビニがあったな、と。行ったことないけど近いよね?近いはず。 そこまで走って、ビニール傘を買って、その傘を差して家まで帰る。 (お、完璧じゃん) ちょっぴり濡れることに関しては目をつむる。 よし、そうと決まれば…! 「あれ、玉木。どしたん?」 「げ」 名前を呼ばれて振り返ると…やっぱり。幼なじみの寺山がいた。寺山勇太郎。幼い頃はゆーくんと呼んでいたけれど、恥ずかしくなってやめた。 その寺山が口を開く。 「げって…失礼な。で…あ、もしかして傘」 「黙ろうか」 「さーせん」 茶番に乗ってくれる辺り流石寺山である。ってかこんなことしてる間に雨強くなってない?早くしなきゃ… 「あ、てことはコンビニ」 「言うなぁあっ!?」 「すみませんでした」 光の速さで謝るなコイツ。 じゃなくて!だから早くしないといけないんだって!と思いだした私は、じゃあばいばいと言おうとしたのだが。 「俺さ、傘あるのだよ」 私より、寺山が先に口を開いた。 「ん?うん。生粋の母親気質ですもんね?」 「黙りなさい」 「ウィッス」 茶番しちゃうのはもう癖である。いつからこうなったのか覚えてない。 「ごほん。まぁそれでだ。俺の傘、割と大きいわけだよ」 「は?…はぁ」 こいつは何が言いたいんだ? 「二人くらいなら入れるわけだよ」 ん?それは。 「へっ!?え、や、それはだって、え、そんなことはできなひっ…」 無理、無理無理!ってか噛んだ…! 何言ってんだ寺山!そんなの無理っ、恥ずかしくて死んじゃう…! だって、何を隠そう(いや隠したいけど)私は寺山のことが好きなんだから、その、好きな人とあ、相合い傘って…無理だって恥ずかしい…!し、なにより! (好きだってバレたくない…!) 「ふはっ」 「…っ!?なんで笑って」 「だって顔真っ赤だから。面白くて。冗談に決まってるじゃん」 冗談かよビビったな!…ってか、そんな冗談言えちゃうとか。寺山にとって私って。 (マジでただの幼なじみなんだな) わかってたけど。 「もー!寺山ー!」 「ごめんって。はい傘」 「え?」 平然と傘を渡される。なになに…? 「お前、風邪引きやすいから。俺は健康だから大丈夫。じゃ」 「え!?待っ」 足の速い寺山は、ものすごいスピードで走っていってしまった。 濡れながら。 私は渡された傘を見る。 「え…?」 え、私これ差して帰るの?マジで? ……しょうがねぇ。 「おし」 腹をくくって傘を差す。 何故寺山が仮面ライダーの柄の傘を持っているのか、私は本当に疑問です。 END ラブコメです。読んでくださりありがとうございます!ずいぶん前に書いたものですが、楽しんでいただけたら幸いです。 感想やアドバイス、お待ちしてます。喜んで読みます!
蛍と少女とりんご飴。
一年に一度の夏祭りの日。 僕は、不思議な出会いをした…。 屋台で買ったりんご飴をまだ食べずに手で持ち、僕は座る場所はないかと歩き回っている。 そして段々人が少なくなってきた辺りに木製の古いベンチがあったので、そこに腰を下ろす。 「!」 すると、横には水色の浴衣を着た僕より少し年上であろう少女が座っていた。 女の子は僕を見て、優しく微笑んだ。 「夏祭りって良いわね」 「あ、はい。」 見ない顔だ。 しかも、結構な美少女である。 「…わたし、灯里(あかり)って言うの。あなたは?」 「僕?僕は、光(こう)。」 「まぁ、良い名前ね。灯里と光…どっちも明るい名前。」 灯里さんは、不思議で、どこか儚げな雰囲気を纏っていた。 口調も、どこか大人びている。 「灯里さん」 「なぁに」 「これ、上げます」 僕はまだ食べていないりんご飴を灯里さんに渡す。 「え、良いの?」 僕は頷く。 灯里さんは、まだ溶けていない飴が赤く光る綺麗なりんご飴をペロリとなめた。 「まぁ、とても甘いのね。」 そして灯里さんは十分後には綺麗に食べ終わっていた。 「ありがとう、光。…そうだわ!」 「?」 灯里さんは手をパン、と叩いて緑色の目を光らせて言う。 「付いてきて。見せたいものがあるの」 「?」 「早く」 僕は歩き出した灯里さんを追い、彼女が入っていった森に飛び込んだ。 夏祭りの夜の森はいつもと違い幻想的な雰囲気だった。 「すごい…」 「ふふふ。もうすぐよ」 そして、灯里さんは古い赤い橋に足を踏み入れ、立ち止まった。 「光、見て!」 「え?」 僕も赤い橋で立ち止まり、その下を見る。 すると… 「!!」 透明に透き通った水が流れる小川の上…草の周りや水面に、たくさんの蛍が飛んでいた。 「蛍!?」 「あまり知られていないみたいだけれど、綺麗でしょう?」 「綺麗ですね…!」 僕がそう言うと、灯里さんはどこか儚げに微笑んだ後、こう呟いた。 「でもね、一週間ほどでこの命の灯火は消えてしまうの」 「そうか、蛍は一週間ほどだから…」 「私、とても寂しいの。誰かに、この蛍を見て欲しかった。あなたで良かった気がするわ。 ありがとう…、光」 「そんなこと…」 「ねぇ、お願い。また一週間後にここに来てほしいの」 また、一週間後? 蛍がいなくなる時期だ。 きっと灯里さんは蛍が大好きなのだろう。 「良いですよ。また来ます」 「良かった!」 灯里さんは、花の様に笑った。 「じゃあ、また会いましょう…!」 そして、気がつくと僕はベンチにりんご飴を持って座っていた。 灯里さんはどこにもいなかった。 僕は不思議に思いながらも溶けかけているりんご飴をぺろりと舐めるのだった。 一週間後。 僕は必死にあの道を思い出しながら森の中の赤い橋に向かっている。 やがて息を切らしながら赤い橋に辿り着いた時には、既に灯里さんが蛍を見つめながら佇んでいた。 「灯里さん!」 灯里さんは僕に気づき、ゆっくりと振り向き、あの時と同じ…花の様な微笑みを浮かべる。 しかし、その笑顔は前にも増して儚く見えた。 「光くん、来てくれたのね」 「…それで、灯里さんは何故ここに?」 「最期にあなたといたかったからよ。 りんご飴の恩も忘れないわ」 『さいご』って、まさか…死ぬのか? 「灯里さん!!」 灯里さんは僕に近づき、僕の手を握った。 その手はとても暖かかった。 「…まだまだ会ったばかりなのにごめんなさい。いきなり“さよなら”なんて悲しいけれど…また来年も私を見つけて?」 また、来年も?? それに、『一週間後』の約束…。 まさか、灯里さんは。 「灯里さんは…蛍?」 そう言うと、灯里さんはふふふと笑った。 「…お見事ね、光。私は一週間の命なの。でも、またこの季節は来る」 何故だろう、まだ会って一週間なのに、僕の目からは涙が溢れていた。 「灯里さん…」 「来年は、私がりんご飴をあげるわ」 「待って、灯里さん!!」 僕は彼女の手を引こうとしたが、すり抜けてしまった。 どんどん薄くなっていく灯里さん。 (ありがとう…) そんな想いを残して、やがて灯里さんはこの世界からいなくなった。 赤い橋に一人ぼっちになった僕の手には、まだ新しいりんご飴が握られていた。 「来年も、絶対見つけますからね。」 まだ数匹だけ蛍が光っている。 僕は空気に溶けていった声が灯里さんに届けば良いな、と思いりんご飴を舐めた。 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、作者のあおねこです! 感想お待ちしてます♪ 辛口&タメ口OKです。 では!
二・ロク・ゼロ・二・ヨン (気になったら読むべし!!)
キーンコーンカーンコーン 「え~、ここで転校生の紹介です。どうぞ、入って来て下さい」 「新しく入って来ました。リアです。よろしくお願いします。」 パチパチパチパチ… 私は、リア。 今回は、古くて、全校生徒が少ない今まで来たことの無いような学校に転校して来た。 私が自己紹介をした後、新しいクラスメートが私の事を歓迎しているのか、拍手をしてくれる。 このクラスなら皆と仲良く出来そう!! 私は、何度目かの引っ越しで初めてこんな気持ちになった。 ------------------------------- 「ねぇ、ねぇ、リアちゃん?私ハナって言うの!!お友達にならない?」 「え!本当にお友達になってくれるの?」 「もっちろん!皆そう言ってるよ!!」 皆の方に顔を向けると、皆が最高の笑顔で頷いてくれた。 「これからこのメンバーでずっと一緒にいようね!!」 「もっちろん!!皆よろしくお願いします!!!」 「そんなに改まらなくて良いよ!!よろしくね、リアちゃん!!」 1人のクラスメートが言ってくれる。 「うん!!!」 私も、最高の笑顔で返した。 本当にいい人しかいないじゃん!! 心からそう思う学校、クラスに転校して来れた。本当に嬉しかった。 ------------------------------- 転校してきてから6カ月。 私もこのクラスに違和感無く馴染めるようになった。 そして、この学校の友達、第一号のハナが来たことの無い、気味の悪い公園に連れて来てくれた。 「ハナ?ここって何?」 「……。」 「ハ…ナ?」 「あった、あった!!ねぇ、この花食べてみてよ!」 その花は、真っ赤で気色が悪かった。 「え?何で?なんか毒入ってそうだよ。」 「良いから!!食べてみなよ!!美味しいよ!!」 「え~、でも…。」 「いいから、いいから!!」 「う…うん。」 ハナに言われるがままその花を食べた。 パクッ、ムシャ。ムシャ。ムシャ… 「うん、普通に美味しい。」 「でしょ!!でも、この花ある呪いがかけられているんだよ!!」 「え…?それって?」 「二・ロク・ゼロ・二・ヨン…だよ?」 「え……。なにそれ…。……そういう事!?」 意味が分かると怖い話。 全てが分かった後にまた読むと怖い話。 これにて完。 この話は、フィクションです。 皆さんおわかりだろうか…。 二・ロク・ゼロ・二・ヨンを数字に直して 読んでみて、2は、「ふ」と読んで、0は、前の言葉を伸ばしてみると…? どういう呪いがかかっているか分かりますよ。 分かったら教えて下さいね!! 分かると背筋が凍ります、そして、寒くなると思います!!(多分) 感想もよろしくお願いします_(._.)_
初めての3D映画
私、夏芽(なつめ)は幼なじみの優斗(ゆうと)と映画を観にきた。 「なっち、今日は3Dやでー!!」 優斗は明らかに上機嫌。もちろん、私も。 「絶対迫力満天で面白い!!あの3Dメガネってどんな感じなんだろ」 2人とも3D映画は初体験でドキドキワクワク。 「でも映画といえばポップコーンも必須やな!!なっち、何味にする?」 「キャラメルがいいかなぁ、でも安定の塩バターもいいかも...」 「ハーフ買おか!!」 「いいね!!」 ポップコーンで早速盛り上がり、購入。 そしてスクリーンへ...。 「こちら、3Dメガネですー」 店員の人に2人文のメガネを渡され、とりあえず席に着く。 「なぁ、なっち」 「ん、何?」 「メガネ...着けてみん?」 「えっ、早くない?」 「いいやんかぁ、なっちのメガネ姿とか一生見られんかもしれんし」 私はしぶしぶとメガネをつける。世界が赤く染まった。 「うお、似合いすぎやろ!!パリピやん」 「優斗も着けてよ!!」 「...どう?」 ちょっと茶髪なだけあって異様なほどパリピ感をかもしだしている。 「あははは、めっちゃパリピ!!」 「なっちもなかなかやで!!」 もしかしたら映画放送中より盛り上がったかもしれない。 映画が終わった後、2人でスーパーパリピな姿で写真を撮りました。 ーーーーーー どうも、Air(あいる)です。 実を言うと、私も3D映画観たことありません...w あくまで想像の世界なのでご了承下さい。 感想書いてくれれば嬉しいです!! ありがとうございました!!