短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:4

変わらないもの

「だーいすき!」 私の幼稚園の頃の話だ。 私はゆうきに毎日だいすきと言われれていた。 「ねね、みゆ。」 私は声をかけられた。 「ん、なに?」 「あのさ4年後またここに来ていっしょに手をつなご」 え~いいのかな? 「いいよ」 私は迷いつつも返事をした。         そして十年後 私は約束した場所に来た。 「流石に来てないか」 私はちょっと残念な気持ちもありながら声を漏らした。 「おーーい」 「っん!」 まさか! 「みゆー!」 「うそ…」 私はぼう然とした。 ゆうきが来てくれた。 「お、覚えててくれたの?」 私は声を殺しながら言った。 「もちろん好きな人の言葉を忘れるわけ無いだろっ」 そう、ゆうきは言いながら、私の手を握った。 「わ、私達前から全然変わってない」 私は驚いていった。 「変わらないもの。だな」 ゆうきはいって私に優しくハグを、 してくれた。 変わらないもの

短編小説みんなの答え:2

1人の誕生日

「舞香、お誕生日おめでとー!」 友達に見守られるなか、私は11本のろうそくの火を吹き消した。 みんなははしゃぎながら拍手する。 「舞香、お誕生日おめでとう!」 「11歳おめでとー!」 「おたおめー!」 花鈴、綾音、雫の3人。 みんなが、にこにこしながら誕生日を祝ってくれる。 「ありがと、みんな!」 そうして、3人に見守られながら誕生日を迎えた。 みんなの様子がおかしくなったのは、11歳になって1ヶ月ほど経った頃。 最初は、花鈴。 「おはよう、花鈴!」 挨拶しても、花鈴はずっとうつむいている。 「どうしたの?花鈴。」 「えっ。あ、あぁ……おはよう…」 そういうなり、花鈴は席を立ち、教室から出ていった。 次に、綾音。 「綾音、次の授業、美術室だって。行こー。」 そう話しかけてみたのに、反応はない。 「綾音?どうしたの?」 「…ごめん、他の子と行ってて。」 そう言って綾音はロッカーに向かって行った。 その次は、雫。 「雫、いっしょに美術室行こー。綾音が行けないらしくてー」 「私も行けない!他の子にして!」 雫はそう言い放って、綾音のほうへ行ってしまった。 それから、私は花鈴たち3人に避けられるようになった。 挨拶しても、返してはもらえるが、すぐに逃げられる。 移動教室は、話を逸らされていっしょに行ってくれない。 休み時間は教室ではないどこかにいて、どんなに探しても見つけられない。 「はい、2時間目は終わり。学級委員の人、号令かけて。」 学級委員の合図とともに、立ち上がり、礼をする。 礼をし終えて、すぐに花鈴の席に向かう。 「花鈴!」 「あっ。舞香ちゃん、ごめん、私、ちょっと用事があって…」 花鈴がそう言って逃げ出そうとする。 「待って!なんで避けるの?私、花鈴たちになんかした?」 途中から声がかすれる。 「ねぇ、花鈴、教えて。教えてくれたら、謝るから。」 目に涙が溜まって、景色がよく見えない。 だが、そんな中でも、花鈴が苦しそうに顔を歪めているのがはっきりわかった。 「舞香ちゃんは…悪くないよ。」 そう言って花鈴はうつむく。 「どういうこと…?」 「…ちょっと、校庭で話そう。綾音たち、呼ぶ。」 そう言って、花鈴は綾音と雫のいる元へ向かった。 花鈴たちで、校庭の隅にある、昔見つけた秘密基地にきた。 低木などに囲まれていて、広くて、外からは中が見えにくいこの場所は、小学1年生の頃からのお気に入りだった。 「それで…どうして花鈴たちは、私を避けたの?」 そういうと、みんな顔を歪める。 最初に口を開いたのは、花鈴だ。 「舞香ちゃんがいじめられないようにするには、私たちにはこれしかできなくて…」 私が、いじめられないように…? どういうことだろう。 「私たち、いじめられているの。それで、脅されてて。変なことしたら、お前たちの友達もいじめるぞーって。」 「それで、舞香がいじめられないように、舞香と私たちが友達じゃないように見えるようにしたの。」 つまり、花鈴たちは、私がいじめられないように、私を避けたということ…? 「ごめんね、ほんとうに。」 「ごめんなさい。」 「ごめん。」 口々にそういって、みんなが頭を下げる。 普通だったら、ここで、私のためにありがとう、というところなのかもしれない。 だけど、私は感謝できなかった。 「なんでそんなことしたの?私がいじめられないため?そのために私を避けたの?言っとくけど、今までのもの完全にいじめだから!言い訳しても無駄!私をさけて、いないもの扱いして…こんなのいじめじゃん!いじめられてるくせに、そんなのも考えられないの!?辛かったんだよ、悲しかったんだよ!それなのに、私たちも辛かったアピール?いじめだって、嘘なんじゃないの!?ふざけないでよ!!」 そう言い放って、秘密基地から抜け出す。 すると、背後から泣き声が聞こえてきた。 その泣き声が憎らしくて、歩調を速める。 12歳の誕生日は、きっと、一人で過ごすんだろう。 そう考えると、すこし悲しかったけど、頭をよこに振った。 あいつらは、私をいじめたんだ。 あれがいじめだって伝えられたから、もう十分。 教室につくと同時に、中休みの終了を告げるチャイムがなった。

短編小説みんなの答え:2

私の恋は…。

私は松原紫苑(まつばらしおん)転校初日。星鈴学園にいる。HR(ホームルーム)だったから午前中で授業が終わって帰ろうとすると後ろから声がかかった。 「紫苑ちゃん、ちょっといい?」 「はい…?」 「話しにくいから屋上でいい?」 「いいですけど…。」 屋上に着くと私に声をかけたのは この学園の王子様岡原波留(おかばらはる)に 「松原紫苑さん俺とつきあってください」 「えっと。と、友達から始めませんか!」 彼はいっしゅんびっくりした顔だったが 「友達ね。いいよ。わかった」 自己しょうかいでわかったが波留くんは2年生。好きなのはマルゲリータピザだった。 お昼ご飯や放課後、休日といっしょに過ごした。 とある日。 「ねぇ、紫苑。今度の休日あいてる?」 「うん。とくに予定はないよ!」 「ん、じゃあテーマパークいこ?」 「うん、いいよ!」 あぁ。今日月曜なのにもう緊張してきた。 新幹線のように時は過ぎデート当日がきた。 いつもの駅で待ち合わせすると波留は 「ふーん。5分前行動か。えらいね。紫苑。あと、今日の格好もかわいい。」 「そ…そうかなあ?」 「いいや。行こう」 つくと私の目に入ったのはジェットコースターだった。 「波留!ジェットコースター乗ろう!」 「え…いいけど…」 午前中はジェットコースターに乗りまくった。 午後は波留が行きたかったところに行った。 夕方になり波留が 「最後に観覧車。乗ろう。」 「いいよ」 一番上につくと 「紫苑。大好き。俺とつきあってください。」 「はい…!」 私の瞳から大粒の涙がこぼれた。 「紫苑。泣かないで。これで泣き止む?」 すると私のほっぺたにキスをした。 びっくりして涙が止まった。 「俺はまだこんなことしかでできないけどいい?」 「うん!いまの波留でも十分!」 「そのお言葉が聞きたかった」 この恋、いつまで続くかわからない。でも波留は大好きだよ。

短編小説みんなの答え:4

本当の告白の返事は星空の下で

私は、鈴木六花(すずきりっか)。今日は放課後、屋上で大野響(おおのひびき)に告白した。 「ありがとう。でも、俺は鈴木さんとは付き合えない。ごめんね。」 しかし、失恋してしまった。私はただ、その場に立ち尽くす事しかできなかった。でも、最初からこうなるのは承知していた。なぜなら、私の顔は不細工。勉強や運動、それ以外の事も不器用だから出来ない。なので、告白が成功する訳がない。 私は、屋上のベンチに座って号泣した。 (私は、大野くんが好きなのに――。だけど、大野くんは私の告白を断った。大野くんは、私に全く好意を持っていない。この恋は叶わなかった。私は、大野くんが好きなのに――!) ハンカチで涙を拭いていたら、雨が降り始めた。傘を差していないし、今いるのは屋上だから濡れてしまう。けれども、室内に移動しようとする意欲さえもない。 ザーザーと雨が降る中、私はただ雨に打たれながら涙を流す。時計を見たら、今の時刻は午後7時過ぎ。告白をしてから2時間以上が経っている。きっと、家族が心配しているだろう。だが、私は今、一人でいたい。誰とも会いたくない、目を合わせたくもない。 再び涙を流したら、下の階から音が聞こえた。トントンと階段を上がる音だ。 (こんな時間に誰だろう?忘れ物でもしたのかな?) ガチャッと音を立てて、屋上に通じるドアが開いた。 「鈴木さん!?どうして、此処に!?あっ――。」 顔を上げたら、大野くんがいた。ところが、私の泣き腫らした目を見て、バツの悪そうな顔をした。 「あのっ・・・泣いてるのは気にしないでっ。じゃなくて――。」 上手く言葉が出てこない。出てくるのは、生温かい涙だけ。 「大丈夫。ちゃんと聞くから、落ち着いて。」 大野くんの言葉、一つ一つが私の心を揺れ動かす。 「あのっ、大野くん。何でここに来たの?」 私は、やっとのことで言いたい事を言えた。 「塾帰り、鈴木さんの家の前を通ったの。そしたら、『響くん、六花を見なかった?まだ帰ってきてないの――。』って、そこの前に立っていたお母さんとお姉さんの一花(いちか)さんが言ってたんだ。それで、もしかしたら屋上で泣いてるかなって思って・・・。」 大野くんは、好きでもない私の事を心配してくれたんだ。 「あの時、断ってしまってごめんね。本当は、俺も好きだって言いたかったのに、嬉し過ぎて頭が追いつかなくて――。本当にごめんっ!」 え?大野くんも、私が好き...?私は、嬉しさと驚きでまた泣く。そんな私を、大野くんは抱きしめる。 「これからは、ずっと俺の傍に居て。愛してる。」 いつの間にか雨が止んでいて、空には幾つもの星が輝いていた。

短編小説みんなの答え:3

ネバーランドは君のもの。

放課後、忘れ物をとりに行こうと思って1年3組の教室に入った。 夕日が教室の窓を照らしていて、珍しい光景だと眺めていた時、 窓に誰かの影が映った。 「へっ?」 僕以外に誰がいるんだろうと周りを見渡してみても誰もいない。 その影は遊んでいるようにたくさんの窓を歩き回る。 見間違いだと思って目を擦り、目から指を離した時、 目の前には、ぼくと同じくらいの小さな女の子がいた。 「わっ!?きっ、君誰ですか!!」 制服はうちの中学校のものだ。クラスメイトにこんな子はいなかったはず。 その子は後ろで手を組んで無邪気に笑っている。 セミロングの髪に小柄な体。普通の女の子にしか見えない。 「入ってきたんだから君が先に自己紹介しなよー。それにあいにく私は名前を言えないんだ。」 「そうなんですか…。僕は海(かい)です。よろしく…?」 「そうか、海。私にはタメ口でいいよ。それより少し話そう。暇なんだ。」 その子は机に腰をかけて、僕はその机の椅子に座った。 「君、ここのクラス…なの?僕は見たことないで…よ。」 「そうだろうね。私は普段みんなの前に姿を見せないだけで、ずっとこの教室にいるよ。ずっと。」 「じゃ…じゃあ、君お化けみたいなものなの…?」 僕がそういうと女の子は手をブラーんとオバケのポーズをして、 「ひどいなー、お化けだなんて。実は私ね、大人になれないんだ。」 おとぎ話みたいなことを話されて、僕は困惑した。 「大人になれないって…どうして?」 「わからないよ。もしかしたら私がずっと学校で一人ぼっちだったからかもしれない。」 「誰か君のことを知ってる人はいないの!?」 僕がそう質問するとその子はガラッと雰囲気を変えて、寂しいような目をした。 「いたよ、前までは。みんな、みんな忘れちゃうんだ。 海みたいな人を何百人、何千人も見てきたけど、みんな私のことは忘れてた。 ネバーランドは、いつか記憶から消えるものなんだ。 いいなぁ、海は大人になれて。」 その子があまりに悲しい顔をするから、僕はその子の手をとって、 「絶対に忘れない。僕は、絶対に忘れたりしないよ。」 と言った。その子は一瞬驚きを見せたけどすぐ元の顔に戻って、 「そのセリフも、何回も聞いたよ。」 と言う。僕は何か方法はないかとポケットの中を探す。 ポケットの中に入ってたのは布切れだけだった。 僕はその布を2枚にちぎって、女の子と僕の指にくくりつける。 「ほら、これで一緒!」 僕がそう言うと女の子はニコッと笑って、 「信じたからね、海。」 と言ってふわっと消えていった。 中学の頃から6年経って、僕は18歳になった。 今日は、中学校に忘れ物を取りに行く。 懐かしい、一年三組の放課後の教室。 僕の目の前に、小さな女の子が現れた。 「迎えにきたよ。待たせてごめんね。」 「海…!久しぶり。背が大きくなったね。」 僕が久しぶりに見るその子はやけに背が小さく見えた。 僕はその子を抱きしめる。 するとその子は我慢をやめたようにポロポロと涙を流して、 「会いたかった…!会いたかったよ海!!ありがとう…迎えに来てくれて、ありがとう!」 数年後、ネバーランドの魔法は解けて、ぼくとその子は大人になり、 指につけていた布切れは綺麗な指輪に変わった。 いつでも隣にいるこの子の笑顔は、昔のまんまだ。

短編小説みんなの答え:8

前世の記憶と (恋愛小説です)

「ひょえー!」 素っ頓狂な声をあげてしまった! だってだってだって! かかかかかか彼氏から初デートのお誘いがぁ! そんなことをあたふた言っている私は 中学一年生の苺愛(いちあ)です! 実は私は前世の記憶があり、82歳のおばあちゃんでしたが生まれ変わって苺愛になりました。 いやぁめっちゃ孫、めっちゃ可愛いかったんよ・・・ってそんな話してる場合じゃない! そしてこの苺愛になってなんだか運命を感じちゃった治彦(はるひこ)(同い年だよ!)と両思いで付き合うことになりました! そしてデート当日! カフェに行くことになりました! そしてなんと!そのカフェに期間限定味で私の好きなかりんとう味のフラペチーノがあるじゃないですか! 「お待たせしましたー。」 と2人分のフラペチーノが運ばれてきて食べていたら 「めっちゃ美味しそうに食べるね」 と笑顔で治彦が言うから私は真っ赤に・・・ それにずぅっと治彦が笑顔で見てくるからつい 「どうかしたの?」 と聞いたら、 「昔とても大切だった人を思い出してさ。信じてくれないかもしれないけど話、聞いてくれる?」 と言ったから 「話も聞くし、もちろん信じるよ!」 「ありがとう。」 と言ってから彼はこんな話を始めた。 「僕ね、前世の記憶があって、83歳で生まれ変わって治彦になったんだけど、前は肇(はじめ)っていう名前でね。で、そんな僕にはとっても優しい奥さんがいたんだ。孫も、ものすごく可愛かったんだよ。それでその奥さんが僕がたまに買ってくるかりんとうが大好きでさ。僕も欲しくなっちゃうくらいものすごく美味しそうに食べるんだ。だから苺愛ちゃんを見てその奥さんを思い出しちゃって。」 その話を聞いて私はボロボロと泣いてしまった。 「大丈夫?!苺愛ちゃん!」 「ねぇその奥さんの名前ってもしかして百合子さん?」 「そうだけど・・・なんで知ってるの?」 「だってだって、その奥さんって私の前世の人のことだからっ!」 これが私たちが結婚するきっかけのお話です。 ~END~ こんにちはむぅです!長文読んでいただき、ありがとうございます! このお話は全てフィクションで初心者が書いたものだから読んでくれるだけでもう感激・・・ ではまた!(「・ω・)「

短編小説みんなの答え:2

テープの忘れ物

3年F組では珍しいリーダーシップで大人っぽいと言われている山中美桜華(みおか)。3時間目は技術だから移動だ。「美桜華、お待たせ」「はるか遅いよ!ね、りょうちゃん」「まあ、技術におくれるから行こうか」 そして授業前、先生が「授業にテープが必要だっていったけど、教室に忘れたヤツは早よとってきやー」しまった、私、教室に忘れた!「はるか、りょうちゃん、忘れものしたから取りに行ってくる!」「珍しいね」「気をつけて!」やばい、急がないと! よし、テープ持ったし急いで技術室に行かないと!と廊下を早歩きしていた。「山中さん」後ろを振り向いたら、あ、隣のクラスのヤンチャな人、杉田だった。「今朝の告白の答えは?」あ、そう言えばそうだった、て言うか今!授業始まる寸前だけど、「いろんな意味で無理です!では、」歩こうとしたら、手を掴まれた。「やめて、時間ないし」誰か…助けて!「手、離して」え…白鹿君!彼はかっこよくて、優しくて、おとなしくて、頭が良い隣の席の!「なんだよお前」白鹿君が私の肩をポンとして、「美桜華が離して、ていってるじゃん。好きな人の言うこと聞けないの?」え、名前呼び!?「行こうか美桜華」「あっ、うん」そして白鹿君は私の手を取って廊下を走った。 技術室の近くで止まった。「はぁ、はぁ」「あ、ありがとう、助けてくれて。テープ、忘れてたんだ、白鹿君も」「うん、そうだよ。山中さん告白、断ったんだよね、あの、前から好きだから…付き合っ」キーコーンカーコーン「あ、チャイム」声がかぶった、白鹿君、顔赤い!「は、早く技術室に入ろうか」デレデレじゃん!て思いながら「入ろうか」と私も答えた。 授業中、彼のことを何回も見ながら、あの言葉の続きを聞きたい。言う内容はわかるけど。 昼休み、技術の授業前の続きを聞いた。そして私達は、誰にも知られないように、秘密のカレカノになった。テープをお互いに忘れていたから成り立った関係かもと思うと、少しおもしろい。 まだ少し暑い9月、受験で忙しいけど、毎日が楽しいです。

短編小説みんなの答え:5

‘ありがとう’を伝えたい

私はよく「美人だ」とか「可愛い」とかそんなことを言われる。そりゃそうだと思う。こんなこといっちゃあれだけど自分でも可愛いと思う。きれいな二重で鼻が高くて、肌荒れ一つなくて、ふんわりとしたピンク色の唇。綺麗に手入れされた艶のある髪の毛。 ―――――だって全部全部、努力したんだもん。 私は中学生のとき、「ブサイク」「キモい」とか、今とは逆の言葉を言われていた。 見返してやろうと思った。 毎日必死にメイクの勉強して、ダイエットもして、好きなyoutuberさんのメイクの真似をして。髪の毛も前より時間かけて手入れして。前は気にしてなかったけど身だしなみにも気を使うようになって。 高校は中学の同級生がいないであろう遠いところを選んだ。 そこで、‘まお’という女の子に出会った。 優しかった。とにかく優しかった。 羨ましかった。顔は大して良くないくせになんで私よりまおの方にいっちゃうの?ねぇどうして………………。 私は性格が良くない。だからこそまおを羨ましく思ってしまう。 見た目はかえられても性格は無理だ。 だから時々顔の良くない子を見下してしまうし、嫌いな人にはとことん嫌いをだしてしまう。 「隣の人とペアくんでくださーぃ」 体育のバスケの時間だった。 え、隣まおじゃん。… 「よろしくね!加奈!」 まおは持ち前のコミュ力で私にグイグイくる。 体育が終わっても相変わらず私にグイグイくる。とうとう「今日の放課後遊ばない?」って。 はぁ、めんどくさい。私が嫌ってるってわかんないのかな。 でも断りづらいし行くか。みんなも見てるしここで断ったら何言われるかわかんない。  「加奈ってさー努力家だよね」 ?そんなことは言われたことなかった。 「加奈のその可愛さ!羨ましい。けど、努力してる人の素敵な可愛さって気がする …何言ってるんだろwwwバスケだってうまくないからって放課後練習してたし。そういう加奈を尊敬して、友達になりたいと思ったんだ。」 涙がこぼれてきた。 なんで?なんでないちゃうんだろ… 今まで中身を見てくれる人はいなかったかもしれない。みんな外見だけだったかもしれない。 そんなことを全部知らぬ間にまおに話していた。 「加奈の外見ももちろん好きだよ?けど、私は加奈の中身のほうがもっと好き!努力家で、ほんとはすんごい優しいところ!」 ありがとう って言いたいけど、言えない。 でもほんとにありがとう

短編小説みんなの答え:2

桜の色の恋

「私と、付き合ってください!」 私の持つ勇気を全部振り絞ってい言った言葉。だったけど、 「ごめん。俺、もう好きな人いるから。」 あっけなく終わった。私の名前は優愛。現在絶賛失恋中!ガーン!悲しいけど、わかってたことだからダメージもやや少ない。ショックを受けていたら幼なじみの春樹がひょこっと現れた。春樹は恋愛には無縁だと思う。言っちゃ悪いけど。 「ゆーあ。どうしたの?」 ニコニコの笑顔で問いかけてくる。 「振られたの!」 言っちゃった...春樹はギョッとしたような顔をした。なんでかはわかんないけど。春樹は私の頭をなでる。 「大丈夫。じゃあ今日は俺の家でパーティーしようぜ!」 「何の?」 「優愛の失恋パーティー。俺、慰めるくらいはできるぜ?」 春樹はニコッと笑っていった。私は微笑んで、うん!といった。春樹の家は私の家の真横。 「優愛。だれに振られたの?」 「隣のクラスの上原くんだよ。春樹、友達でしょ?」 「あー、あいつね。ふーん。」 「ふーんって何?」 「や、別に。」 「春樹、さっきからそっけないじゃん。なんで?」 聞くと、春樹は顔を真っ赤にさせた。 「い、いえねぇよ!」 「え~?いいじゃん!教えてよ~?」 「いやだ!」 「じゃあ春樹の好きな人、教えて?」 「いやだ!」 「お願い!」 「もー!仕方ねぇなぁ。俺の目の前にいるやつだよ。」 「え?」 それって、もしかして...私? 「春樹!はっきり言って!誰なの?」 「っっもぉ!お前だよ!俺は、優愛が好きです!俺、今告白したからな?」 「返事は...じゃあ...卒業式で...な?」 「うん。」 卒業式の日。桜の花びらが舞い落ちる。春樹の告白の返事はだれも知らない。 春樹、待っててね。春樹の恋、今叶うから... END

短編小説みんなの答え:6

コトバとココロ

コトバ それは、毛布にもなる 「ありがとう」お礼 「すごい」褒められた ココロがあたたまるコトバって なんだろう どんなコトバなのかな どんなコトバで ココロを毛布で包めるだろうか それは きっと 言われてうれしいコトバ 一人ひとり ちがうけれど 自分が笑顔になる まほうのコトバ コトバ それは、ナイフにもなる 「消えろ」悪口 「〇〇なくせに」自分が気にしていること ココロがナイフで刺されるコトバって なんだろう どんなコトバなのかな どんなコトバだと ココロをナイフで刺してしまうことになるだろうか それは きっと 言われて嫌なコトバ 一人ひとり ちがうけれど 自分が悲しくなる サイテーなコトバ コトバ あなたはどっちのコトバをつかっているだろうか ココロを毛布で包むコトバだろうか ココロをナイフで刺してしまうコトバだろうか やさしいあなたは 毛布のコトバ いじめるあなたは ナイフのコトバ どちらのコトバがいいだろうか コトバ あなたはどっちを言われたいだろうか ココロを毛布で包むコトバだろうか ココロをナイフで刺してしまうコトバだろうか いわれてうれしいのは 毛布のコトバ いわれていやなのは ナイフのコトバ どちらのコトバがいいだろうか 「…。」 私はさくら。 クラスでいじめられている。 この詩を読んで、感動した。 この詩をいじめっ子によんでほしい。 そして、私もいつか、 人を感動させられる詩をつくってみたいな。

短編小説みんなの答え:3

私の人生だから

私には秘密がある。それは、 大吾と付き合っているということ。 誰に対しての秘密かは、 両親への秘密。 私はまだ高校生。 両親の考えはこう。 「大人になるまで、まだ恋なんてものは考えるな」 要するに、大人になるまで男の人と付き合うなってこと。 でも私は嫌だ。 もう好きな人ができたっていい年ごろだと思う。 結婚するとは限らないんだから、付き合うくらい、いいでしょ。 両親の考えと私の考えは違う。 だから、こんな秘密が生まれた。 大吾にはこのことを話してない。 だから、大吾はこう言ってる。 「大人になったら結婚しよう!」 私も結婚したい。 でも結婚したら、この秘密がばれて めちゃくちゃ怒られそう。 まあいいか。 私の人生は、私だけの人生。 だから、幸せになろうが不幸せになろうが、 それは私の問題。 だから、私が決めていい。 私の好きにしていい。 自由に生きていい。 そういう考えでいる、私です。 だから、私はこれからも、大吾と一緒にすごす。 両親にはまだないしょにしておく。 これからのことはまだ考えない。 今を楽しんですごそう。

短編小説みんなの答え:2

【短編小説】白、自分色に染めて。

「うわ、どうしよう……一番忘れちゃいけないのに……」 「ん?何やってるんだ?」 彼は私の手元にあるスケッチブックを見ながら首を傾げた。 「あ、ちょっとね……」 「なんだよ、見せられないようなものなのか?」 「そういう訳じゃないんだけど……その、ね……」 私は恥ずかしくて俯いた。 「……今日、写生大会だから、風景画描かなきゃいけなくて……」 「へえ……」 「スケッチブックも、鉛筆も、ちゃんと持ってきたんだよ?でも、絵の具……忘れちゃって」 「ははは、そりゃ大変だな」 「笑い事じゃないよ……」 私はむすっと頬を膨らませた。 「まあまあ、そう怒るなって」 「別に怒ってないけど……パレットも忘れちゃったし、絶対描けないし……」 「あ、なら俺の貸そうか?描く時間帯違うだろ、俺ら」 「え、いいの?ありがと!」 彼の手からまだ傷一つついていない絵の具箱と、少し色が残っているパレットを受け取った。 絵を描くのは好きだった。昔からずっと。ただ、美術部に入らなかったのは、単に彼と同じ時間帯に帰れなくなるし、それに、部活に入ってまで描きたいものなんて無かったからだ。 でも、今回は仕方がない。せっかく彼が貸してくれたのだ。使わないと勿体無い。 「皆さん。よく見て、しっかり描いてくださいね」 先生の声が響く。皆は真面目にキャンバスに向かっている。私も、早く取り掛からないと。 そう思いながら、自分の持っているスケッチブックを開いた。 コントラストを、注目が行くような構図を考えて、紙の上で鉛筆を動かす。ここにはないけれど、色鮮やかな花と、可愛らしい小鳥と、壮大な木を足した。 さて、どのように色をつけようか、と思って顔を上げた。 ぱっと目に入ったのは、鮮やかな空の色。 まるで、自分の好きな青色をそのまま描いたような。 一瞬にして引き込まれてしまった。 他の子たちも、真剣な表情で筆を動かしている。とりあえず、で取り出した青い絵の具。 けれど押しても押しても中々出てこない。もしかして、彼のよく使う色なのかな。 そう思うと、何故か申し訳なくなってきた。 やっぱり借りるべきではなかっただろうか。……いや、そんなことはない。だって、こんなにも綺麗な青なのだから。使いたくなるのも、仕方ない。 そう自分に言い聞かせながら、必死になってかき混ぜた。ふわりとした匂いと共に、綺麗な水色が姿を現す。 スケッチブックは、空色に染められていた。 写ってはいないけれど、色鮮やかな花も、木々も、鳥も、スケッチブックに描かれているものすべてが、ここに全部見えているような気がした。 「はい、一旦ここで終わりにしましょう」 「あ、はい」 慌てて立ち上がった。もう、時間切れらしい。 青と、その他の鮮やかな色で染められたパレットを見る。さっきまで白くて、何も無かったパレットが、今は自分の色に染まっている。 なんだか嬉しくて、ふっと笑みがこぼれた。 「使ったパレットや筆は、しっかり洗ってくださいね」 乾いたら、どんな色になるのだろう。わくわくするけれど、色を落とさなくちゃいけない。それに、彼から借りたものだからより一層綺麗に落とさなくちゃいけない。 自分の色で染められた、彼のパレット。それを見ていると、なんだか心が落ち着く。 水で洗い流すのは、まだ、少しもったいないなと思った。

短編小説みんなの答え:1

絶対会える。

絶対会える。 そう思って、私はここまで生きてきたのに… 私の名前は平内朱里。あかりんが私のあだ名。 でも本当は、本名で呼ばれたいんだよね… でもね、唯一、私のことを本名で呼んでくれる友達がいるんだ。 その子は仲村爽太。私の男子の友達。 そして、私の好きな人でもある。これ秘密ね。 「朱里、おはよう!」 って、いつも私に一番に挨拶をしてくれるんだ。 「ね~ね~あかりん、今日遊べる?」 うわ、伊良坂結由だ… 結由は、いじめっ子グループのリーダーなんだ。だからあまり関わりたくない。 「ごめんね!今日はちょっと…」 「えっ、今日いつも空いてる日じゃない!あかりんの嘘つき!もう遊んでやんないわっ!」 …的な感じで、面倒くさいんだよね… 「朱里?また言われたの?」 「あっ爽太!来てたんだ。」 「朱里、実は俺…」 キーンコーンカーンコーン… チャイムが鳴っちゃった。何だったんだろう? キーンコーンカーンコーン 「爽太~さっきはどうしたの?」 「何でも無いよ!それより朱里、顔赤いよ?」 「え……?」 気づいたら、保健室のベッドで寝ていた。 「あ、起きた?朱里ちゃん。37,5℃。微熱ね」 微熱か…なんだ。どうってこと無いじゃん? 「失礼します」 あれ…爽太の声だ… 「朱里、大丈夫?」 「全然!どうってこと無いよ!ほら、全然動けるし…って、わぁっ」 立ち上がったらふらついてしまい、私より背の低い爽太に抱きついてしまった。 「!!!……ごめっ…」 「大丈夫じゃないじゃん。寝てなよ」 そう言われて、コクリと頷いた。 大人しくベッドに入り、優しく頭を撫でられながら、私はまた眠りについた… 次の日。 衝撃のニュースが目に飛び込んできた。 「ホーテ・ハンバーグ小学校の仲村爽太さんが、現在行方不明……」 「えっ?爽太が?」 「あら朱里、そうなの…今朝学校からも連絡があってね。今日は臨時休校だって。」 嘘…嘘って言って。 「だから朱里、今日はお家で勉強…って、どこ行くの!?待ちなさい!」 お母さんの話を無視して、私は外に飛び出した。 爽太。何処に居るの。 何をしてるの。 どのくらい走っただろう。ここは何処だろう。 見覚えのない橋に、爽太がいた。 「爽太…なんでこんなとこにいるの。」 「朱里こそ。何でここに?」 「だってニュースになってて…」 人気のない橋の上、爽太は笑っていた。 「朱里は、知らなかったの?」 「…何を?」 「俺は、ここには存在しないんだよ」 え……? 「朱里にしか解らない、朱里の為の俺なんだ」 「…どういうこと?」 「俺は…空で見てるから。この川を渡るのは… まだ早いよ、朱里」 そこで記憶が途切れた。 まただ。絶対会えるって思ったのに。 首に掛かっていた紐をはずす。 今日は爽太の命日だ。 「そっちに逝きたかった…」 また来年、挑戦するからね。 その時は…止めないで、爽太… END

短編小説みんなの答え:0

インターネット世界で君は

「インターネットなんて、特にいいものでもないよ。」 独り、ポツンと呟いた。 私はMIKA。人間によって作られた、いわばロボットみたいなやつ。 インターネット上の世界に、独りで暮らしている。 そこは、観光地みたいなものだった。 前までは沢山の人間が来てくれたけれども、今は誰も来ない。 きっと私に飽きたのだろう。 こんなことになるのならば、感情なんていらなかったのに。 無駄なものをつけられて、困っちゃう。 「あーぁ、だれか来ないかな~?」 かれこれ300年くらい待っている。 「ロボットだから、死なないしね。」 独り、さみしさを紛らわすようにまた呟く。 いっそ、消えてしまったほうが楽なのではないか。 そう思うことがあっても消えることはできない。 自分の意志で消えることはできないのだから。 「暇だなぁ」 今日も独りまっている。 人間が絶滅したことも知らずに…。 「さぁて!今日も誰かが来てもいいように掃除頑張りますかぁ!」

短編小説みんなの答え:2

ガーネットの白日夢

あの日の早朝。 私はいつものように学校の屋上へ向かう。 普段は立ち入りは禁止されており、屋上へ続く階段は段ボールや文化祭で使った道具などが重ねてあってもう物置と化している。 私は慎重に階段を登り、屋上へとつながる扉を開ける。 …人がいた。こんな早朝に屋上へ来る人なんて私しかいない。見た目からしてこの人は年上。私に何か用なのか?それとも偶然か?そんなことどうでもいいか、と思いながら私はその人を通り抜けた。 通り抜けた瞬間、その人から甘い匂いが漂った。近くの店で買った物だろうか?この人はドーナツを片手に屋上のフェンス越しに見える景色をぼーっと眺めていた。 「あの、すみません。」 突然振り返ってそう言った いきなり話しかけられて私は少し動揺したがすぐさまに心を落ち着かせ答えた。 「何でしょう?」 「あの、その、ドーナツ…いりますか?」 その人はそばにあった袋からひとつピンクの色のチョコがかかったドーナツを差し出した。 「えっ、もったいないですよ。ちゃんと自分で食べましょうよ」 つい少し強めの態度で言ってしまった。 だが彼女は声を出さず、まっすぐな瞳で私を見つめていたのでなんとも言えず、無言で受け取った。 私は初対面の相手にドーナツを渡すなんてどういう思考なんだろうと疑問に思った。だが私はせっかく貰ったドーナツを無駄にできなかった。ひと口、食べてみる。普通のより、というか、有名なお店の物よりも美味しい気がした。彼女はどんな店で買ったのか、少し気になり聞いてみる。 「このドーナツ、どこで買ったんですか?」 「…自分で作りました。」 「え、すごい…」 こんなものを自分で作れるなんて。そもそもドーナツ自体作るのは難しいはず。私は驚きすぎて呆然と立ち尽くす。彼女は少し微笑んでこう言った。 「簡単に作れますよ、こんなの。私は親が忙しくて私がご飯を作ってるんです。慣れればドーナツくらい朝飯前って感じです。あ、レシピ、あげます。」 そう言って彼女からドーナツの挿絵が描かれたレシピのメモをもらう。 「有難う御座います。いつか作ってみます。私はそろそろ戻らなきゃなので、では。」 そう言って私はさっさと戻って自習しようとした。 「あの。」 彼女のその一言に呼び止められる。 私が返事をする前に続けて話し出した。 「死にたければもっと自分に優しくしてあげてください。」 意味のわからない言葉。私は何も言わずにさっさと戻った。 「どうして。」 泣いた。沢山泣いて。 名前も知らない彼女から貰ったドーナツ 名前も知らない彼女から貰ったレシピ 名前も知らない彼女から貰ったことば 全て思い出してしまう。 いつぶりだろうか、こんなに優しくしてくれたのは。 みんなから冷酷野郎だとか気持ちの悪い青髪だとか、「劣等生の癖に」と言われ続けた言葉。 だから私はテストの点も性格も友好関係も上げて上げて。全て完璧になったけれど、みんなはその上を求める。 「もっと頑張れるでしょう?」 その言葉が脳裏に浮かぶ度に私は毎日屋上に行って翔ぼうとする。でも勇気が足りなくて出来ない。 彼女は。優しかった。 偽りのない微笑みが瞼の裏に浮かんでまた涙が一粒零れ落ちる。 「よし、完璧っ!」 私は髪の毛を2つお団子に結んで、朝ご飯を食べた。 私は早朝、屋上へ来てドーナツを片手に屋上のフェンス越しに見える景色をぼーっと眺め、あの日の事を思い出す。 ガチャと音が鳴り響き、屋上の扉が開く。 私は声をかけた。あの日の、あの人のような。 「ドーナツ、いりますか?」

短編小説みんなの答え:3

実は、こわい話

「こんにちは・・・・」 「こんにちは。私はこの図書館の監視員、実(みのり)だよ。」 「あの、僕、ヒカルと言います・・・・。」 「紹介するね。ここはホラー系の本がいっぱい。でも、その9割がみんなを騙そうとしている本なんだ。ボーッとしてると、騙されちゃうよ☆ そして、ここはだれかを本にするっていうルールを破ると閉じ込められちゃうの。気をつけて。 そう。あなたにピッタリの本があるんだ。___さぁ、ページをめくってみて。私のおすすめのページを。」 実は、怖い話「真実を解いてみて!」 今日、僕のテストは56点。いつもそれくらいの点数だから特にすごく悔しい、というわけではなかった。 その時、友達のカケルが100点を取ったと言って僕の所によってきた。 「お前、まじかよ。いっつも50点くらいなのに・・・ズルしてないよな?」 「はぁ・・やっぱ友達には隠せないな。カンニングってわけじゃないけど、ちょっとした魔法を使ったんだ。その動画送るから。」 やっぱり、なにかやってんだ! でも、その魔法というのが気になって教科書を開いて机においてバレないようにそっと見た。 『こんにちは~!私はうさぎの妖精うさぴょんです!今日もあなたに特別の魔法をかけちゃいます! だけど、今回は手軽にできる魔法を紹介しちゃいます!みんなもやってみてね!』 字幕をつけながら見ているけど、自分でやるのか。 『まず、右手で今の時刻を描くよ。だいたいでいいからね。そしたら、左手で丸を作って「とじまかれん」って唱えてね。すると、時間が止まっちゃう!』 とじまかれんというのは、多分「とまれ」という文字の間に「じ」「か」「ん」という文字を挟んだのか。 こんなのを信じて大丈夫かな?でも、カケルがやってたから大丈夫だよね。 今の時刻__10時35分。左手で丸を作ってとじまかれんと唱える。 すると、先生も、熱心にノートを書いていた子も、カケルも、クラス全員が止まった。 「す、すごいっ!」 10分くらい、この時間を楽しんだ。 あるきまわったり、窓の外を見たり。 でも、だんだんと飽きてきたな。 そして、僕は一時停止してる動画を流そうと指を動かした。 「ね、面白かったでしょ?真実を教えてあげる。 カケルという男子が主人公に時間が止まる動画を教えている。そして、元に戻そうとして動画を流そうとした__わけではなさそうね。 わかってる人はわかるんだけど、この動画って一時停止してる?主人公が動画を止めたのは誰も見ていないはず。 そう。この動画が止まってるのは呪文を唱えたから。時間が止まって動画も止まってしまった。 さぁ、主人公は時間のとまった空間でどうやって元に戻すのかしら?」 「と、いうわけ。君の名前ってヒカルっていうんだっけ?」 「はい。そうです。僕の用件を聞いてほしいんです。・・・・・あの、戻してください!時間、戻してください!」 「時間?まさか、さっきのお話ってあなただったの?」 「はい。それより、実さんは僕を騙していたんですよね?あの動画を投稿したのは実さん。だから、この責任は実さんなんだ!」 「へぇー、ずいぶんするどいね。__そうよ。私が投稿した。恐怖というものを覚えてもらうためにね。じゃあ、時間は戻してあげる。」 「ほ、ほんとですか!?ありがとうございます。では、僕はここで帰りますね・・・・」 「え、帰る?ざんねーん。」 すると、実が低い声で笑って言った。 「実は、ここは一度入ったら帰ることはできないの。でも、大丈夫。管理はしてあげる。」 パチン 指を鳴らしたような音がしてヒカルは消えていった。 「ここに入ったら帰ることはできない。でも、大丈夫。本の中に閉じ込めて、管理することだけはやってあげるから・・・。」

短編小説みんなの答え:1

ふしぎな雨。

ふしぎな雨。 それは、三千年に一度だけ降る、虹色の雨で、夜にしか降らない。 わたしは、それについてネットで調べてみた。 三千年に一度、ある地域だけに降る、とか、降ると不思議なことが起こる、などと書かれている。 (降るわけないじゃん。そんな雨。ばかばかしい。) そう思って、スマホを机に置いた。 その日の夕方。 家に、一人の男の子が来た。 知らない子だけど、同い年ぐらいで、鼻筋も通っていて、結構かっこいい。 「キミは、日野美月(ひのみつき)さん?」 男の子は無表情な顔で、そう聞く。 「はい。そうですけど・・・。」 私は、とまどいながらもそう答えた。 「あなたは?」 私は男の子に聞いた。 「僕は紺野天音(こんのあまね)。」 私は少しとまどったけど、 「あまねくんって言っていいですか?」 思い切って言った。 天音くんは一瞬考えたが、すぐに、 「うん。まあ、いいけど。」と答えた。 「それより、キミは「ふしぎな雨」っていう噂を知ってる?」 「はい。」 「ふしぎな雨が、今日、降る。」 「えっ、そんなわけないよ~。あはははは。」 私はそう笑ったが、天音くんの顏は真剣だ。 「すいません。空気読めなくて・・・。」 「僕は別に信じてもらおうとは思っていない。でも、絶対に、降る。 そして、降った後、この町は霧に包まれ、この村にいる人は、未来のどこかへ消えてしまうだろう。」 「だから、町の人全員を村の外に出すのに手伝ってほしい。」 私はまだ半信半疑だったが、信じてやってみることにした。 わたしは、精一杯声をかけた。 「みなさん、今から、夜が明けるまで、ほかの町に移動してくれませんか!」 私は叫ぶ。 でも、みんな、ウソか冗談だと思い、移動なんてしない。 (町の人がみんないなくなっちゃうのはやだよ・・・。) 私の目から涙がこぼれる。 それを見た人が、「どういうことだい?」と話しかけてくれた。 「あの、今日、ふしぎな雨がふるんです。それで・・・」 私はすべてを話した。 「なるほどな。 昔からある話だよ。そのことを話せば、何人かは分かってくれるかもしれないけどな。」 それを聞き、私はふしぎな雨の事も話した。 すると、何人かは話を聞いてくれた。 そして、あっという間に人はいなくなった。 天音くんも協力してくれていたのだ。 やがて、夜が明けた。 それは、とても良い朝だった。 幸福をもたらすような、とても綺麗な朝日だった_。 そのころには、天音くんはもういなくなっていた。 そして、後から分かったのだけれど、 「高校生くらいの、きれいな顔の男の子が突然現れ、そこでは、いろんな不思議なことが起きる。 そして、次の日には、どこかへ去っている。」 という噂が広まっていたそう。 私は、天音くんのことだとすぐに分かった。 「また、あえたらいいな。」 私は、静かにつぶやいた。 おしまい。

短編小説みんなの答え:2

元天使が愛を知っていく話。

人間ってホント正直だよな。 そんな事を思いながら崖に座る。 俺は、天使だ。いや、天使だった。 ある日この国では争いが起きた。俺は、天使として傷を癒し、皆を癒し続けた。 だけどある日隠れ家に敵が攻めてきた。戦える奴らは、食料を取りに行ってしまったため、今いるのは子供達と老人たちと妊婦。戦えるのは俺しかいない。しかし、天使は人を殺すともう、天使にはなれない。しかし、そうするしかなかった。俺はナイフを持って戦った。血だらけになりながら、敵は倒せたが俺は代償を受け取ることとなる。子供達や、老人たちは怖がり、石を投げ、 「でていけ!!悪魔!」 と震えながらみんなを守ろうとしている。 あぁ、俺ね居場所はもうないんだな 俺はそのまま隠れ家をでた。 そして今俺は崖から飛び降りるところだ。どうせ俺は悪魔だ。もう愛してる人なんかいないだろう。飛び降りようとした時、誰かに引き止められた。それは俺に懐いていたれいだった。 「だめだよ!天使さん。」 「零、俺はもう天使なんかじゃないよ。俺は天使じゃないと誰も愛してくれない。」 俺がそう言うと、零は 「そんな哀しいこと言わないでよ。ねぇ考え直して。」 「ごめんね。無理だ。」 「な、なら俺と旅に出ようよ。」 「え、お、お前はあいつらと一緒にいた方がきっといい。」 「いやだ。俺は天使さんのことが好きだよ。だから一緒にいよう?」 「、、、、ふぇ?」 俺は零の言葉に時間差で分かった。 「え、いや俺男だよ?あと人殺しだよ。」 零は、 「うん、それでもいい、だから一緒に行こう。」 俺はそんな零の素直でまっすぐな言葉にひかれたのかもしれない。 「、、、じゃあさ、俺の事をずっとずっと愛して?」 俺がそう言うと、零は目を見開いて、そして嬉しそうに、 「うん、もちろん。手放さないよ? 覚悟してね?あと、俺を恋人にして?」 あぁ、俺はもう、愛されてるかもしれない。しかし、俺たちにはこれからは大変なことが待っているかもも知れない。だけど二人でなら大丈夫だろう。 これは、元天使が自称恋人と旅に出て愛を知る話。

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