短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
どうか気付かないで
志帆side 二年前の冬の夜だった。私たちは高校生最初のクリスマスを二人で過ごしていた。あの日は彼の嫌いな雨だったのに、長いデートに付き合ってくれた。相合傘の下で、イルミネーションを眺め、幸せに包まれていた。 「帰りたくないな…」 そう呟いた私に彼はこう言った。 「俺、次のデートが待ち遠しい!今全部楽しむんじゃなくて長い間ずっと一緒に楽しめるように、ね?」 家まで送る、と言って彼は付いて来てくれた。今までこんなに横断歩道の信号が変わらないでほしいと思ったことはない。いつまでも赤のままいてくれたら…もっと長い間彼といられるのに…。 そう思いながら青になった信号から目を離し、一歩踏み出した時だった。 「危ないっ!!」 この後のことはあまり覚えていない。トラックがいきなり突っ込んできたこと。轢かれそうになった私を、彼が庇うように轢かれたこと。そのまま二人とも救急車で運ばれたこと…。 次の日、意識を失っていた私は目を覚まし、彼が記憶喪失の可能性があること、未だ目が覚めていないことを告げられた。彼が庇ってくれたおかげか、三日もすると、私は退院することができた。冬の長期休みの最後の日まで彼の隣で手を握り、目が覚めることを願っていた。 一ヶ月後、彼は目を覚ました。高校でその知らせを聞き、部活もサボって病院に来た。私が目が覚めて良かった、一ヶ月寝たまんまだったんだよ、泣きながらと伝えた時だった。彼は 「あなたは…誰…です…か?」 と言った。今にも嘘だと叫んでしまいそうで、耐えながら彼女だと言おうとした。彼は彼の家族のことさえも忘れていたようだった。 家族を忘れているのに、彼女だと名乗っていいのだろうか?私の事を思い出さない方が幸せなのではないだろうか? 「あなたを支えるいちばんの友達?みたいな?なんでも聞いて、頼ってね!ちなみに名前は志帆だから!」 「志帆…なんか懐かしい感じがします。あ、慣れるまで、敬語でいいですか?なんか落ち着かなくて。」 と彼は笑いながら言った。いいよ、と答え、用事があると私は病院を走って出て行った。そのまま家まで走り、部屋で泣きじゃくった。本当に覚えていないなんて。私たちの関係がリセットされたなんて。一緒にいるって言ったのに。 彼は間も無くして退院した。家で思い出す作業をしていくらしい。彼の親御さんに、私が彼女であることは言わないでほしいと頼んだ。 彼は冬が好きだと言った。雨はなんだか憂鬱だから嫌いだと言った。そんなことを聞くたびに辛くなってしまう。 高校生最初の冬が過ぎ、春が来た。彼は彼女ができたと言った。耳を疑った。でもおかしなことではない。彼の記憶の中に彼女という存在はいなくて、今彼には守りたいと思う存在がいるのだ。 私以外に。 尚人side 僕の名前は尚人という。らしい。志帆さんに教えてもらった。僕には彼女ができた。今までずっとそばにいてくれた志帆さんにも報告はした。泣きそうな顔をしたように見えたのはきっと僕の見間違いだろう。 そこから何ヶ月もかけて、志帆さんや家族と一緒にあらゆることを覚え、思い出す作業を続けた。彼女も思い出す作業を手伝った。僕の友達関係は分からずとも、これから仲良くなっていけばいいからと言ってくれた。 もうすぐ僕の好きな冬が来る。ホワイトクリスマスになるだろうか。 彼女と一緒にイルミネーションなんか見に行けたらいいな。 彼女にイルミネーションを一緒に見に行きたいと伝えると、快く承諾してくれた。 高校生二回目の冬。一回目の冬の記憶はない。これから思い出を作ればいいと彼女は言ってくれた。12月25日、僕たちは一緒にイルミネーションを見に行った。本当に綺麗だった。イルミネーションを見ている時にふと変な感覚が蘇った。隣にいるのが志帆さんのような気がしたのだ。そんなわけがないのに。 帰り道。家まで送ろうと歩いていた時だ。雪で凍った横断歩道を通る彼女が滑って転びかけた。 「危ないっ!!」 支えた瞬間、 全て思い出した。 俺の彼女は志帆だ。 彼女の家に着いたところで、全て思い出したこと、別れてほしいことを伝えた。彼女は、涙を溜めながら、分かったと言い、お幸せに、と呟いて彼女は帰って行った。 そのままイルミネーションにまた行った。志帆は帰っていないだろうか? 何分も探し回って、かなり遠くで泣きながらイルミネーションを見ている志帆を見つけた。 「志帆!」 いきなり抱きついた俺に驚いた顔をする志帆。 「俺、全部思い出したよ…俺の好きな人…これからも守らせて…。」 俺も志帆も泣きながら、二人でクリスマスを過ごした。 ある冬、これからも二人で長い間過ごしていけますようにと願う二人がいた。二人は本当に幸せだった。
何よりも美しかった君
目の前に桜が舞う。それがとても綺麗で、どこか懐かしささえ覚えた。 きっと、この懐かしさの正体は、彼女のことだ。 俺の初恋の人。こんな、女なのに俺という自分のことを、親友と思ってくれていた子。 でも、それはほんの一瞬だった。一年すら持たなかった。まるで、この桜みたいに。 どちらも人間のせいで枯れてしまうんだ。努力に努力を重ねていけば、この桜はいつか永遠に見れるようになるはずなのに。 世界はそれはしようともしない。俺だって、彼女なら認めてくれる、そんな謎の期待から関係を壊してしまったんだ。 今でも後悔する。でも、セーブとロードなんてないから。もう戻れないから。そう考えると何かが頬を伝う。 綺麗な桜と綺麗とは言えない俺の涙が触れ合う。彼女とこんなふうになれたら。せめて、誰かと誰かを繋ぐ風になれたら。 そんな希望は叶わない。きっと、来世でも、彼女と巡り会って恋人になることなんて、できないんだ。 そもそも、彼女の好きな男の子の話を聞いているだけで胸が苦しくなるようなやつが、風になんてなれるわけないんだ。 風にすらなれない。人の幸せを祝えない。そんなやつに、生きる価値があるんだろうか。でも、それでも。 俺はいつか来るはずの幸せを今日も待つ。明日も、これから先も。どんなに辛くたって。今日を乗り越える。 永遠にくる明日を、今日を。幸せになんてなれるわけないのに目指す。 無謀だけど、もう少しこの生活を続けてもいいかな。そう思う。 俺は今日も、一歩も前に進まず、生きていく。
偽物の自分
私は、魔法学校のるな。3年生だ。 いろんな魔法を使っている人がいる。 授業では、強い敵と戦ったり、魔法のコントロールを学んだり。 私の友達にリンという花の魔法を持つ子がいて、大会のときは、ずるしまくってる。 あるひ、私がリンに会うと、リンに、 「あの子が私の友達よ。」 と言われて見たことのない子を私の所に連れてきた。そしてその子が、 「こんにちは!るなさん!この学校に転校してきたさくらです!」 と言われ少しびっくりした。 先生も転校生が来るって言ってなかったのに・・・。 まあ新しく仲間が増えるんだしいいか! 「よ、よろしくね!」 緊張しながら挨拶をした。しかし、この二人が後にとんでもない事になることを、 考えてもいなかった。 「ねえるな、さくらさんを案内してあげて!」 「あ、うん。さくらさん学校内を案内してあげる!こっちに来て!」 「あら!ありがとう!」 そういって私についてきたけど行くときに、リンの方を向いて、ニヤリと笑ったのがすごく気になった。 「ここが教室。近くに図書室があるわ!」 「へー!すごい!」 色々な所を案内した。しかし、時々窓の外をチラチラ見ている。 気になって、覗いてみたら、二人のリンがいて、一人のリンが眠らされて連れていかれた。 そう、この時私が除かなければさくらさんと喧嘩になっていなかった。 覗かれていたのに気ずかれて、 「あなた、見てしまったのね・・・。見ないでほしかったわ。」 「え?どいうこと?」 「言った通りの意味よ!あなたは見てはいけない物を見てしまった!悪く思わないでね・・・。」 「きゃあああ!」 「フフフ・・・」 「と、思ったかな・・・。」 「え・・・、嘘でしょ・・・。」 「あなた、分身使いでしょ。」 「なぜそれを・・・。というか無傷?どうして・・・」 「私は一瞬で治療する魔法なのよ・・・。わかった?私は、あなたに本当のことを言ってほしい。」 「本当のこと・・・。」 「フッ。あなたには負けたわね。そう、私は分身使いの助手。傷つける気持ちはなかったの。」 そう、さくらさんは傷つける気持ちはなかったのだ。 「私は国に帰らなければ・・・。転校してきたなんて嘘よ。また戦おうね。まだ戦いはこれからよ。」 「うん、また会おうね。」 そして、空へ飛んでいくさくらをいつまでも見送った。 (無事にリンも、るなに助けられました。)終 どうでしたか?読んでくれた皆さんに感想欲しいです。 よろしくお願いします!
いつものように
いつもと同じ 道を通って いつものように 学校へ向かう いつもの時間に 学校について いつものように 教室に行く そこには、今日も彼がいた。 黙々と数学をしている。 私も、ノートを開く。 いつものように、何も言わない。言えない。 ずっと、このままなのか。別に構わないけど。 すぐそこにいるのに?他人のままなの? 「おはよう 今日も早いんだね」 「そっちこそ 今日も早いんだな」 意外と、案外、うまくいくのかも? いつもと同じ 道を通って いつものように 学校へ向かう いつもの時間に 学校についたら、 いつものように 彼が待ってる ずっとずっと、こんな日が続くと、当たり前のように、過ごしてた。 毎日が、彼との思い出で満たされる。 「いつものように」楽しいなんて。 いつもと同じ 道を通って いつものように 学校へ向かう。 いつもの時間に 学校についたら、 ・・・? 「どうしたの?なんかいつもと違うよ」 「いやー、実はさ・・・俺、彼女ができたんだ」 「そう。おめでとう」 「だから、明日からは、お前とは過ごせないから。」 いつもと同じ 道を通って いつものように 学校へ向かう いつもの時間に 学校について、 「いつものように」、ひとりでノートを開く。 終 感想お待ちしてます!
ねぇ聞いて,ナナ。
私には,ずっと昔からの友達がいる。 名目上は専属メイドらしいけど。 いつでも私の味方で,黙って話を聞いてくれる。 怖い夢を見ちゃった時。 お父様とお母様の喧嘩を見た時。 いつも,ぎこちなくて冷たい右手で,頭を撫でてくれる。 そんな友達…ナナのことが,私は大好きだった。 「ねぇ聞いて,ナナ。」 そう言って私が話しかけると,ナナはゆっくり振り向いてくれる。 ナナは喋らないけど, 「なあに。」って答えてくれてるんだろうなって 私には分かるんだ。 私はナナにいろんなことを話す。 友達のこと,お姉様のこと,好きな男の子のこと。 お掃除の手を止めて,じっとこっちを見て聞いてくれる。 ナナも私のことが,きっと大好きだった。 お食事の時,お父様は決まって私にこう言う。 「ハヅキ,そろそろメイドを変えたらどうなんだ? もう古いんじゃないのか?」 なんか,新しいのの方が,できることが多くていいらしい。 「確かにずっと前からだけど,絶対いやだ。 私はナナがいいの!ナナとずっと暮らしたい!」 お父様はため息を吐く。 私はナナのことが大好きだから,しょうがない。 ちょっと前,お姉様がペンダントを2つくれた。 きらきらで綺麗。 「ハヅキがトパーズ,ナナちゃんはルビーね。 欲張って独り占めしちゃだめよ?」 「わかってるよ!お姉様ありがとう」 お姉様は,ナナを「1人」として接してくれるんだ。 それにお姉様も,ナナのことが大好きだと思う。 ある日の夕暮れ。 メイドのミスで,調理室から火が出たらしい。 みるみる燃え上がって,やがてお屋敷が大火事になった。 私はナナを連れて逃げようとした。 早くみんなの方へ行こう。 でもナナは,なんだか元気がなかった。 私がナナをおんぶしてあげようとしたけど, あんまりにも重すぎて,無理だった。 暑いよ。すぐ目の前に火がいっぱい…。 私は,必死にナナを抱きしめた。 せめて離れないように。ずっと一緒にいられるように。 ナナのことが,大好きだから。 ふらふらする意識の中で,私はみんなに囲まれていた。 ここはどこだっけ。 ふと遠くに,真っ黒に焦げたお屋敷があるのが見えて, いきなり記憶が蘇った。 ナナ。 ナナはどこ? …ナナ! でもナナは,黒い煙を出してうずくまっていた。 壊れちゃったんだ。 ナナは…NA-7は元々,家事代行ロボットとして生まれたから。 小さい頃から私の子守りをするように作られてるから。 私を…守るように,作られてるから。 きっとあの火事から守ってくれたのは,ナナなんだ。 でもきっとプログラムや設定なんかじゃなくて, 心から私を思ってくれたんでしょ? ねぇ,そうでしょ? ルビーのペンダントを,温かい右手で丁寧に撫でて私は言った。 「ねぇ聞いて,ナナ。大好きだよ」
恋の始まり
【登場人物】 禪 希(ゆずり のぞむ) 神院 依(しんいん より) 私と幼馴染の希くんは正反対だ。 弱々しくて、自分の意見を言わない、ネガティブな私。 武道を習っていて、バンバン意見を言う、ポジティブな希くん。 小学校に入る前は仲良くしていたのに、中学2年生になるまで1回も同じクラスにならなかったせいで、自然と話さなくなってしまった。 初めて同じクラスになって、いつもクラスの真ん中にいる希くんの姿を見ると、とても眩しく感じる。 ある日の放課後、先生に34箱ある段ボールを下まで運んでほしいと頼まれた。 階段を降りている最中、足元に何かあるのを気づかずに、踏んでしまった。 その瞬間、私の身体は下へと落ちて行く。 地面にぶつかる―思わず目を瞑った。 目を開けると、希くんが私のことを受け止めてくれていた。 「依、大丈夫?!」 「う、ん…あ!!希くんごめんね?!」 慌てて目を合わせた瞬間、私の中で何かが動いた。 「依?」 耳元で声が聞こえた瞬間、一気に心臓が高鳴って、顔が熱くなった。 辺りは私の頬のように赤く、夕日に染まっていた。
404
この世界はバグを起こしている。 これは狂気染みたこの世界で、今日君に逢う為に死んでいる凶器の僕のおはなし。 すこし難しかったらごめんね。でも、君にだけは知っていて欲しいんだ。 君だけが知っていればいい。君以外は知らなくていい。 僕は毎日君に手紙を出す。 3404/11/4 大好きな君へ ハロー、ハロー、元気かな?僕は普通かな。 君は綺麗だね。ええと、なんだっけ、あ、そうそう。青空?みたいだ。本で読んだことあるよ。僕はまだ見たことがないからいつかみてみたいなぁ。こんな鼠色で水が落ちてくるだけの空なんてもう懲り懲りだ。 今日も僕たちは鼠色のこの場所で死んでいるよ。いや、この手紙を書いているときだけは生きているのかもしれないね。今日もラジオから聞こえてくるのは「私たちたちは負けない」なんていう言葉ばかり。そろそろステーキの話とかもしてほしいものだよ。あんな強い星に僕たちが本当に勝てると思っているのかな? 早く君に逢いたいなあ。いつかの今日、また逢おうね。 じゃあ、今日も凶器になってくる。じゃあね。 君に早く逢いたい僕より 「…!!………?…!…」 憂鬱なラジオの声が耳を不快になでる。 2xxx年、旧XXX帝国は宇宙で生命体を発見した。褒め称えられ、崇められた。 それに嫉妬した他の国は、その生命体を絶滅させようとある薬品を注入した。だが、相性が悪かったようで、生命体は凶暴化し、火星やら土星やら地球の近くの星を乗っ取り、地球の破壊を試みた。だが、その頃はまだそいつらも体に適応しきっていなかった。だから、1度目は俺の先祖が住んでいた日本?という国が消えただけだった。それをきっかけに、宇宙と地球は戦争を始めた。まあ、君は知っているだろうけど。 あぁ、もう時間だ。今日も行ってこないと。 もしも、もしも今日あいつらに勝てたら、君に逢えるかもしれないんだ。 何度も何度も失敗したけど、今度の今日は勝ってみせるから。 もし君に会えたのなら、僕は君に このおはなしはここで途切れている。この後彼がどうなったのかは誰も知らない。 これは本当に「おはなし」なのだろうか?
“あなたの左手を握らせて”
私は音道結奈。彼は中村翔。 彼は私の中学の頃からの仲だ。 そして今は付き合って2年目。高校1年生。 彼と同じ高校を志望した。 彼は生まれつき左手の骨が弱い。 だからいつ会っても、左の手首から親指の爪下くらいまで包帯が巻かれてある。いつも私は (辛いんだろうな。私も何か出来ることは…?) 彼はいつも右手で私の手を優しく握ってくれる 彼は月に1回、手を治療しに病院に通っている。 彼の夢は小学生の頃から変わらず、小学校の教師だそう。 大好きな彼の夢を“叶えたい”それが私の“夢”。 次の日、彼はお姉さんを連れてきてくれた。 彼のお姉さんとは仲が良く、気を遣わずに気軽にお話しが出来る。 私のお姉ちゃんとも同い年で友達にもなっている 親同士は幼馴染だそう。通りで仲が良い訳だ。 翌日、今日は彼とデート。 水族館に行くんだって、私はとっても楽しみ! 彼は何のお土産でも買ってくれる。 反対しているのにね。 でもそれは優しいから良いかなぁ。 帰りのお土産屋ではお揃いのイルカのキーホルダーとか、カワウソのクッキーとかを買った。 やっぱり今日も彼が買ってくれた。 本当に彼は優しい。だからずっと一緒が良い。 午後からは大人気の某遊園地に遊びに行った。 そこには高さ約40mもあるんだって。 凄い高さに私達2人は吃驚(びっくり)!! 遊園地はよく行くからお土産は買わなかった。 次の日は日曜日だったから昨日の事を考えて少し休んだ。 でも家に居ただけで寝て居た訳では無い。 だって、彼とトランプで遊んでいたから。 今日もずっと彼と一緒に過ごしたい。 毎日、毎日、永遠に愛してる。
3年c組前廊下。(恋愛小説)
「でさ、結局誰が好きなん?」 今日もあちこちからこんな話が聞こえる。 私はまな。受験勉強真っ最中の中3女子。 私は3年c組で、3年生の中で1番真ん中にある教室にいる。 そんな中で私は廊下側の1番隅っこの方だ。 だから色んな人の話が聞こえる。 聞こえてくる話の殆どが恋バナだ。 そのせいか私はみんなが好きな子、結構知ってる。 聞いてきた恋バナでも、特にみんなが好きな子は、雄輔だ。 私も好きな男子。 雄輔は優しくて、ちょっと天然な子。 ちゃんとメリハリがついた子。 まさに私のタイプだ。 もしも付き合えたら…。 そんなことを考えながら勉強に取り掛かった。 そんないつも通りのある日、いつもの廊下で3年a組の健人と大輝が、雄輔ににやけた顔で、 「なあなあ、雄輔、好きな子おる?」 と質問していた。私は慌てて顔を伏せてそっと耳を傾けた。 そういえば雄輔の恋バナ、初めて聞くなぁ。どんな子が好きなんだろう。 タイプは可愛い子?それともカッコいい子?そんなことを考えながら聞いた。 「え~?僕はね~。c組の…。」 ここまでしか聞こえなかった。 でもc組の誰かが好きということはわかった。 それってうちのクラスじゃん!? それを思い出した後、自分と決まったわけでもないのに顔を真っ赤にして喜んだ。 そして3日後。3年c組前廊下にたくさんの人が集まっていた。 そして、 「あ、いたよ!あの子。確かに可愛いねー!」とか、「俺に彼女できない代わりに頑張るんだーっ!」とか言っている。 (あ、もしかして雄輔が好きな子のこと言ってるんだな。流石人気者の雄輔。) そんなこと考えてるその時。 「まな!まな!大変なことになってるよ!」 あ、ななみだ。ななみは私の幼なじみの友達。 私はななみに 「これって雄輔が好きな人がc組にいるからきてるんだよね?」 そう聞くと、 「一応そうだけどさ!なんでそんなに呑気なの?!雄輔がまなに告るから来てるのに!」 私はこの発言を聞いて思わずななみに、「はっ?」と言ってしまった。 「え、知らなかったの?!3日前、雄輔が好きな子、まなって明かされたんだよ?!」 その時私は一気に言葉を失った。 「それで雄輔、今日まなに告るんだってよ!?」 まだ雄輔が私のこと好きだったっていう事実すら飲み込めてないのに!? 私はもっとパニックになった。 「っていうことは、つ、つまり、今から雄輔が私に告…。」 どうしてもその後が言えない。 そしてついに。 ドアの前に雄輔は立っていた。 「失礼します。あの…。まなさん、いたら来てください!」 私はとりあえずヤケクソで 「はっ、はいっ!」 そう言って急いで行った。 ななみは「頑張れ!」そう言いかけるように、にっこり笑った。 その後、雄輔は、体育館裏に私を連れて行った。 雄輔と私は、3年生c組前廊下に集まっていたみんなに見送ってもらった。 そして雄輔は、私に、 「僕ね、ずっとまなが好きだった。だからさ、僕と付き合ってくれる?」 そう言われた。私は、 「もちろんだよ。」 そう言って付き合うことになった。 3年c組前廊下は、現在、雄輔が彼女を作るきっかけになった場所として今でも有名だ。
あの日から…
小学校入学したあの日からずっと思っていた 横顔を見て、走る姿を見て、笑顔を見て、いろんな姿を見てずっと思っていた。「かっこいいな」 一年生。その頃は恋なんて知らないし,「好き」って気持ちもわかんなかった。 おんなじクラスじゃないのになんで「かっこいい」なんておもってたんだろうう。 六年生。その時まで気づかなかった。「私,あの人のこと好きなんだ。」 やっと気づいた「好き」って気持ち。やっと気づいた「かっこいい」の正体。 その人を見れば胸が熱くなり、ドキドキが止まらない。ドクン,ドクン体に響く。あぁ、これが恋なんだ。初めて気が付いた。 ずっと恋なんてわかんなかった。友達にはうそをついてしまった。なにが恋かわからない区別がつかない。でも今はわかる この気持ち誰にも渡さない。 恋をしてからきらいだった学校も好きになった。あなたのおかげ。早く会いたい。顔を見て話したい。そしてこう伝える。 「私あなたをひとりじめしたい。ずっと目で追ってたの。あなたを考えるとドキドキするの。好きだから。」 あの日から。 終わり
片思い
私の名前は篠原優実。小6のごく普通の女子… でありたかった。でも普通になれるのは簡単なことではない。なぜなら、、。 顔と声と性格、、何もかもダメである。 毎日鏡を見るたびに悲しくなる、そんな毎日を送るとは思っていなかった。学校も楽しいとは思わない。友達いないし、先生にまで嫌われてる…だからいつも本を読んでいる。 そんな毎日を送っている。でも一人でも楽しい、と思える日も中にはある。 そんなある日。 いつものように本を読んでいると、とある男子が話しかけてきた。 「ねぇ、篠原さん」と声をかけられた。 なので「何がご用でも?」と聞くと、 「今日、宿題わかんなかったから教えて?」 と言われた。なので、 「いいけど、こんな私だよ?」というと、 「何言ってるのさ、そもそも俺が篠原さんに話しかけたということは教えてほしいからだよ」と言われた。なんだか心がドキドキして うまく教えづらかった。でも何とか乗り越えて教えることが出来た。 「篠原さん、ありがとう」と言われると、 「ぅ、うん!」と言われた。 そして彼のことが好きになってしまった。嬉しいことに段々と彼との関わりが多くなってきた。 しかし彼は学年1のイケメン、そんな彼が好きな人はたくさんいるのに、こんな私が関わっていいのか、と、不安になった。 そんなこんなで卒業。中学校はみんな一緒だから彼とは一緒。 中学校生活が始まって、彼との関わりも減ってきた。少し悲しいけれど一緒の中学校だけでもありがたい… そしてとある日、 「ねぇ篠原さん?小学生のころ、彼と仲良くしてたんだって?」いきなりのことだったから、「そうですが…何か?」というと、 「ふざけんな!!!!」といわれ、ついに4人グループに、いじめられる日々が待ち受けていた。怖くて不安な毎日。ものを捨てられたり、蹴られたり、殴られたり… そんな毎日だった。また始まった…その時、 「お前ら!何してんだ!」余りにものことで、4人は去っていった…そう、彼が怒鳴ったのだ…そして私に、「篠原さん、ごめんね。 前から気づいていたよ。でもなんて言えば分からなくて…本当はごめん。それに…もう一つ…好きだよ。」私は涙で溢れていた。 そして、「私もだよ」といって付き合った… 数年後、 「ママーパパー!」と言っている夏菜。 そう我が娘だ。あの彼と付き合い、高校、大学…そして結婚…。幸せな日々を送れることが出来たのだ。片思いだと思っていた、でも両思いだった! 終わり
星と、声と、太陽。
「きれい。」 隣で、つぶやく声が聞こえた。 久しぶりに聞いた、彼の声は、少しかすれてて、でも、よく通る声だった。 (これが、今の陽くんの、声…) 小さい頃は、もっとか細くて、自信がなくて。でも、私はあの声が大好きだった。 「くれちゃん」って呼ばれるたびに、心が太陽みたいに輝いて。 私が、この街からいなくなって、その間に成長した陽くん。 (この声になるまでを、となりで見ていたかったな…) また、空を見上げる。昼間も同じ空を見ていたはずなのに、夜の空は、深い青色。 手を伸ばしてその空をかき混ぜても、本当の姿は見えない。そんな気がした。 (今の、陽くんみたい。) また、星が流れた。 「き、れ、い」 私も、陽くんの真似をして言ってみる。 「うん、きれい」 また隣からそんな声が聞こえた。 (私、この声が、陽くんが、好きだ…) 心の底からそう思った。 それは、まるで、会えなかった数年間を埋めるように、私の心に広がった。 あの頃は、私が手を握らないと、ずっとその場にしゃがみ込んでいそうなくらい弱かったのに、今は、どんどん前に行ってー。 (あの頃、私は、どうやって手を握ってた…?) もう一度、あの手を握りたい。 暗闇に隠れる、彼の、陽くんの、顔が、かすかに見えた。 手を伸ばしてみる。 (あと少し。あとー) 「!」 不意に手を掴まれた。 「え…」 何も考えられなくて、陽くんを、見る。 「くれちゃん、手、ちっちゃいね。」 そう言って、笑った彼の笑顔は、もう、あの頃のものじゃない。 (でも…) 「陽くん」 「私、」 「ずっと」 「一緒にいたい。」 「…」 「うん」 そう言って、もう一度笑った彼の顔は、あの頃とは違っていたけど、 (でも、笑った時のあの太陽みたいな気持ちは、変わらないね。)
「会いたかった。」ただそれだけ
私・芳家愛羅(ほうけあいら)は双子だ。いや双子だった。芳家愛奈(ほうけあいな)私達が5年生の時両親が離婚して私は母・愛奈は父に引き取られた。それから16年たって私は17歳になって高校2年生になった。 愛羅 「行ってきます」 母 「行ってらっしゃい」 私は家を出て高校へ向かった。 (クラスは...) 愛奈・愛羅 「名前あったっ!」 愛羅 「えっふふっ初めまして」 愛奈 「初めまして!私は芳家愛奈ですっ!」 (愛奈?双子の...) 愛羅 「宜しくね。愛奈ちゃん私は芳家愛羅だよ」 (えっ?愛羅?双子の...) 愛羅・愛奈 「ねぇ」 愛羅 「ふふっ。何?愛奈ちゃん」 愛奈 「愛羅...お姉ちゃん?」 愛羅 「っっっっ」 (やっぱり...愛奈なの?) 愛羅 「愛奈...お姉ちゃん?」 私達は二人の事を愛羅お姉ちゃん・愛奈お姉ちゃんと呼んでいた。 愛羅 「愛奈お姉ちゃん...会いたかった」 愛奈 「愛羅お姉ちゃん会いたかったよぉ」 二人で一緒に笑って。二人で一緒に泣いて。悲しいことは半分こそれが11歳の時に無くなって。そこから16年たってまた会えた。それって奇跡だよね。神様本当にありがとうEND こんにちは!作者のsara*‐です。シンプルですが感想下さい,
サイゴノセカイ
ああ わたしはもう・・・・・ か弱い声でささやきながら声を上げた わたしはある病気にかかっている 9歳の時 その日は平日でいつも通り授業を受けていた はずだが・・・・・ わたしは急に気持ち悪くなり授業が終わる前に吐いてしまった わたしはすぐに保健室に連れ出された そのときクラス中がすごくザワザワしているのは覚えている そして保健室に着いた保健室の先生からポリ袋を出された (吐きたくなったらそれで吐いてね)らしい そうするとわたしから逃げるように部屋を出て行った (あーあ暇だなー) この時のわたしはまだこんなことになるとは思いもしなかった やがて時間が経ち全校生徒下校の時間になった そして保健室の先生に聞かれた (大丈夫?一人で帰れる?) この時すでに頭痛とめまいがわたしに襲いかかっていた だと言って先生に迷惑もかけたくないので 大丈夫ですとわたしは言った じゃあ気をつけて帰ってねと保健室の先生に言われた はい さようならと返して玄関をでた さあ ここからが戦いだ わたしの家まで8分 ということは8分間の間我慢しよう そして後少しのとこまで来た ふぅ、ふぅ、 体温がものすごく暑い 前がくるくるする 体がふにゃふにゃする もう、無理 ばたっ あれ?ここ・・・ よく起きたね ひゃあ?! そんなにびっくりしなくていいよ ところで今どんな状況かわかってる? えっと病院、、、あ!わたしっ倒れて! それは覚えているんだね おかあさん!娘さん起きましたよ! そうすると菜羽~と言って誰かが走ってきた えっ?おかあさん?! 菜羽生きてたのね! うわぁーん わたしはつられ泣きしてしまった まあそれはそこらへんにしといて、なんの病気か見ないとですから そして診断の結果、これはなんの病気か分かりません えっ! わたしは思わず声を出した それは治るんですか? おかあさんが問いかけた 今のところは分かりません でもしばらく入院だとは思います そん、、な こうしてわたしは入院することになった そして次の日 ふー、ベッドめっちゃふかふかだったなー 時計を見ると10時だった そっかみんな授業か (まあでもみんなには迷惑かかるけどやっぱり勉強しないのはいいな こうして入院するのも悪くない)とずっと思っていた そして3ヶ月後そんなことを思ってるわたしにバチが当たった うぐっ イタイ!イタイ!急激にお腹が痛くなった わたしはまた診断された 別の病気がかかっていると もちろんそれも何の病気かわからないし 治るかも分からない そこでやっと自分自身がすごく大変なことに気がついた そして10歳ごろ2人の友達ができた美夜と羽見だ 美夜は元気いっぱいな子 羽見は優しい女の子 よく皆で遊んだ 暇さえあれば遊んでいた 2人とも最高の友達だ! そして11歳のころ気になる人ができた佐有大くんだ 最近入院し始めたらしい かっこいいな~ そして13歳の時友達が死んだ 美夜が手術ミスで 羽見は突然の痛みで もちろん佐有大くんも世話忘れで どうしてこんなに死んじゃう人が多いかというとあるウイルスが大流行したからだ それで病院は大パニック わたしは生きる希望を失った そして14歳 大切な人がいなくなってから1年 わたしは友達ができず毎日暇で空を見上げていた 今でも何で私だけ生き残っているの? わたしだけ死ねばよかったのにとずっと後悔している そして今、15歳 わたしは死にそうなほど弱っていた 基本的にいつも元気がなかった そして多分もうすぐ死ぬ 最後に夢を見ておこうと眠りについた わたしはお花畑にいた しばらく歩くと湖があった 湖には私が写っていた 今までの人生のことが見れるようだ これが走馬灯というやつか 見終えた後、体がぽかぽかした いつの間にか元の世界に戻っていた ああもう死ぬんだ みんな今までありがとう わたしはこの人生大変なこともあったけど幸せだったよ 来世はきっと人の役に立つ素敵な人になるからね そう言って菜羽は永遠の眠りについた 誰もいない部屋で静かに眠っていった ーーー皆さんは人生を大切にしていますか? 皆さんは今幸せですか? いつ死ぬかも分からないこの世界だか らこそ1分1秒を大切にしましょう 後悔のない人生をーーー
冗談から始まる恋
私と同じクラスの白尾 楓 彼とは部活(吹奏楽)と委員会も同じなの だけど 毎日毎日煽られてばっか… けど、唯一否めないのが楽器が上手。彼はサックス担当で、ソロとか本当にかっこいい。 帰りの途中。 「百合花、好きな人いる?」 「は?(なんか冗談で嘘つかうかなw)いるに決まってんじゃんw」 「ふーんw」 次の日の放課後。 元楓と同じクラスだった結衣ちゃんと楓が話している姿が見える。何話しているんだろ。 「あのね、私楓が好きなの!だから付き合って!」 え、結衣ちゃん楓が好きだったの? モヤモヤする…? 「…。まぁ、俺好きな人いるかもしれないし。」 「え?」 「まぁ、お前とは付き合えない。じゃ。」 …楓。あの子のこと好きじゃないんだ。仲良かったからそうかと思った。 「百合花?」 「え!楓」 「聞いてた?」 「う、うん。聞いた」 「マジかよw誰にもいうなよ」 「うん」 昨日のは冗談なはずだったんだけど… “好きな人”が目の前にいるのかもしれない
おしゃべりタイム!(面白系でーす)
登場人物 筆ンス・バッコ…筆箱『』 ドセル・ランざえもん…ランドセル「」 ノートリアン…ノート【】 【はーっ】 『もう、ため息つかないでよ。』 「ため息つくと、くすぐったいんだからね!?」 【いやいやそれだったら私の方が毎日毎日書かれて、ちょっと痛いのよね。最初はシンプルなのに、どんどん派手になっていくし…。】 『それがノートリアンのお仕事でしょう?』 「確かにwでも、蛍光ペンとかは気持ちいいとかって言ってなかったっけ?」 【そうなんだけどさ、ご主人様は、蛍光ペンじゃなくて、ボールペン派だから、最近使ってもらえなくて…。】 「『ひゃーw』」 【もうっ!ひゃーwって何よ!でも、それでいったら、バッコが一番楽なんじゃない?】 『まあそうだねー。2人に比べたら結構楽だよ?その筆箱可愛いねってご主人様の友達にも言われるし。』 「そうそう、私なんて、重-いあなた方を載せなきゃいけないんですから。雨にも撃たれるし。」 【『ちょっと!重いって何よ!』】 「あーごめんw」 『まあでも、これが仕事なわけだし、頑張りますかー!』 【あっ、ずるーい!そのポジティブ役!】 あははw…… こんな感じで、3人は毎日仕事をし続けるのでした…。 あなたの文房具たちもこんな感じでおしゃべりしてるかもよ? 読んでくれてありがとうございまーす!軽いお話を書いてみました。楽しかったー! ばいちゃ∨=∀=∨
2月14日の放課後。
春の穏やかな光が、放課後の教室に差し掛かる。「さようなら」後、教室に残った私と谷場。他にも放課後の係当番の人も残ってるけど、その光は、まるで私達のためにだけあるように感じる。私が今話している彼は、谷場佑馬(たにばゆうま)。私は滝尾莉花(たきおりか)。二人で、しょうもないことを話している。 「担任、話バリ長いよな」 「それな。」 「ヤバい!来た」 「え、ヤバ!」 「ちょ、行こ!」 「うん!」 谷場と笑いながら、階段を急いで駆け下りる。笑顔がすてきな谷場のこと、私は好きだ。私の片思いだけど。 私と谷場は、小学校6年のときから、2年連続でクラスが同じだ。彼はサッカーをしていて、常に輝いている。 私と谷場は、今同じ学級委員をしている。だから、放課後に残って仕事をして、帰りも途中まで一緒。谷場が委員長で、私が副委員長だけど、実際は私の方が仕事してる。 今日2月14日は、そう、バレンタイン。今から、私は谷場に告白する。すっごく緊張してきた…! 「滝尾、そういえば、なんかあるって言ってなかったっけ?」 「うん。校舎裏行こ。」 「あ、うん。」 誰もいない校舎裏。静かで涼しいところだけど、おひさまは優しく私を応援してくれる。 「えっと…私は、」 「うん。」 「谷場のことを思ってる。」 「え?」 「私は、谷場が好き。」 谷場、口を開けてフリーズしてる。 両手でチョコが入ったハートの箱を差し出しながら、 「私と…付き合ってください!」 箱は受け取ってくれた。気持ちは、どうだろう。 「返事は急がないから。バイバイ!」 恥ずかしすぎて、ダッシュで帰る。恥ずかしい! 翌日。谷場から、放課後校舎裏来てと言われた。返事、だよね。 「あの、昨日のことだけど…」 「うん。」 「俺が滝尾に好きな人聞いても、絶対『さあ?』だったから、ちょっとびっくりした。」 「うん。」 「で、返事的には…オッケー。」 「え?」 「だから、オッケー。付き合おう。」 「いいの?こんな私だけど。」 「こんなって。滝尾は立派だよ。学級委員の仕事も真面目にやってくれるし、面白いし、たまに優しいし。」 「たまにって!滝尾じゃなくて、名前で呼んで!りかって」 「りか!俺のこともゆうまって呼んで!」 「ゆうま!」 こうして、私の片思いは、両思いになった。これから、楽しい中学校生活が待っている気がする!
あの時…
私「日野原美優」のクラス、3年2組は争いが絶えなかった。 『こいつが悪いんだ!』とか、『死ね』とか。 それに、いじめもどんどんエスカレートしていた。 ターゲットは「佐野夏波」だった。 私と夏波は入学して初めての友達で、とても仲が良かった。 でも、夏波は運動神経が悪く、いつも仲間外れにされる。 もうこのクラスになって半年経った今は後藤先生も注意しなくなった。 最近の夏波は保健室登校している。 _ある日の3時間目 私と夏波はバレーボールチームが一緒になった。 「あっ危ない! バタンッ!」 クラスの男子「北脇将」が前を見ていなかったらしく、 夏波の足を踏んでしまった。夏波は捻挫した。 それからもいじめはエスカレートしていき、ついには不登校になった。 _半年後 私は高校生になった。でも夏波はならなかった。 自ら命を絶ったのだ。今日はお葬式だ。 私は夏波の母から1枚の紙をもらった。 『美優へ 私は美優が1番の親友だと思ってるよ 大好き。幸せに生きてね。』 「ぽたっぽたっ ぐすんっ 夏波……私も夏波が1番の親友だと思ってるよ」 3行の言葉が心に刺さった。私がもっとサポートしていれば…。こうならなかったのに。 *・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・ 初めて書いたので下手ですが、感想ください。 【登場人物】 ・日野原美優 2007/06/12生まれ 学級委員で優等生 (ひのはらみゆ) 甘いものが大好き ・佐野夏波 2008/02/24生まれ 運動神経が悪くいじめられている (さのかなみ) 男子とか関わるのが苦手 ・北脇将 2007/11/08生まれ 運動神経クラスNo.1 (きたわきしょう) チャラくてうるさい ・後藤樹先生 1991/05/29生まれ 自己中心的でいつも煽ってくる (ごとうじゅり) 生徒からの評判が悪い