短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
“ありがとう。また何処がで…。”2人を結ぶ絆編
私は「佐藤美鈴」小6。私には大親友の「新井結奈」がいる。結奈は私との10年もの仲だ。 その日は珍しく結奈が早く登校していた。 「ねぇ、美鈴。私さ、あっ、なんでもないよ」 と意味の分からない会話だった。 (何よ。結局何も言わないなんて訳わかんない)その朝、私は少し怒りが心の奥にあった。 最初の休み時間にも同じ様な事を伝えてきた。 そんな事がずっと続いてやっと1日が過ぎた。 放課後、私の靴箱には薄い紙が一切れ。 ちょろっと靴の奥に入っていた。気になって私は 「なんだろう?まぁとりあえず見てみるか。」 “今日はごめんね。しつこくて。あのね実は美鈴に伝えたい事があったの、だから今日か明日LINEで言うね。絶対見てよね。結奈より。” (え?何これ!伝えたい事?) 疑問を抱えた私は不思議そうな顔で家の玄関扉の前に着いた。私は余り元気のない声で、 「ただいま。」と。 返事は元気な声で家族達が迎えてくれた。 「おかえり!」 そのまま、色々済まして、もう夜になった。 「時間が過ぎるの早いな。明日も学校か」 と一言口ずさんで部屋の天井がぴったり見える様にベッドに寝転んでいた。 そんなうちに私は眠っていた。 朝起きると、スマホの通知音が聞こえてきた。 「ピコ!ピコン!」 「何だ?」と言ってスマホを開いた。 そこには「結奈」からのメッセージが届いていた 「え?結奈?何だっけ。」 私は昨日の手紙の事を全て忘れていた。 でも、時間はもう8時。 時計に気を取られて私は学校の支度をして家を出た。 学校で結奈に、「メール見た?」「ごめん見てない」その日は何だか、結奈に避けられた。 そして家に帰って1番にメールを見た。 その瞬間、私は涙が止まらなかった。なぜ? 理由はこれだ。 「おはよう。昨日のメールの事、今言うね。実は私ね6月、東京の方に引っ越すの。急でごめん。驚くよね。私も驚いたから。」 という内容のメールが届いた。「え?何で?」 スマホは私の涙で濡れていた。床まで……。 次の日から私は結奈と今までより以上に仲良しだった。それはもう、喧嘩なんて出来ない程。 そして時は今、6月1日。私は結奈の家まで走って行った。そこにはもう、家なんて無い空き地だった。そして、慌てて結奈に連絡をとり居場所を聞いて、急いで向かった。そしてやっと着いた。 「結奈!離れてても私達大親友だから!約束!」 「当たり前よ。美鈴!忘れなんかしない。絶対」 「結奈!私と友達になってくれてありがとう。」 「また何処かで…。美鈴。きっと何かの縁かな」 「あはは!やっぱ、さようならは言わないよ」 「だって絶対また会えるんだから。約束!」 “3年後” 私は再び会えると願って、信じたい。いや、絶対 その時、見覚えのある人とすれ違った。 「あれ?もしや。いや違うよね。」 その人は「新井結奈」という人物だった。 今日も2人違う道で違う努力で頑張って生きているのでした。END ここまで見てくれてありがとうございました。 さようなら。是非コメント下さい! 長文失礼致しました!
昨日の夜、仲が良い姉は死んでしまった。
昨日夜から仲が良い姉は姿を現す事は無かった。「そんなはずは…」私はショックで言葉を失った。今までの時間を大切にしとけば良かった、もうちょっと早く気がつけば助かったかもしれない、後悔の言葉でいっぱいだ。涙を拭いても拭いても涙が出てくる。仲の良くなかった妹も部屋にこもっていた。。私は母に何か言おうと思った。けど母に【これ以上後悔して欲しくない】と思い、「私は悔しさなんか出てこないもん」と強気で、、今は、その言葉言わなければよかったなと後悔している、そもそもなぜ姉が死んだかも判明していない。犯人が出てきても、事故で姉が悪かったとしてもじゃあよかったとはならない。しかも学校帰りだから、仲良い友達になんかしたのかも。きっとそれを気づかなかった私は…など私は心の中で弱音ばっかり吐いていた。1年後の夜、私が大好きなハムスターのぬいぐるみ、ハムちゃんが喋った。【お姉ちゃんが死んだ理由はあなたがお姉ちゃんに思う気持ちだ。私を抱っこしてお姉ちゃんに思う事を心で言うんだ!!ちなみにその時は自分の事を姉は見えないよ】私はハムちゃんが喋ってた事に驚きが隠せなくなりました。 「えっどうすればいいの?!」と言ってもハムちゃんが喋る事がなかった。なのでハムちゃんを抱えて心の中で{お姉ちゃん生き返って}と叫びました。するといつか分からない昼にワープしました。ケータイを見るとお姉ちゃんが死んだ日の昼でした。私は気づいた。今ならお姉ちゃんを守る事が可能、しかも学校の近く、よし何があったのか私の目で確かめてみようすると姉が帰って来た。そこには友達は居ない。私はきづいた。「あれっ?テストかな?」そこには0点のテストをもった姉、そして黒い陰が「0点を百点にする方法を知ってる!ウチの家に来たらしてあげるよー!」と姉に声を掛けて来た。すると姉は「行きます!」と車に乗ろうとしていた。私は今出来る事を考えた、「でも、ハムちゃんを投げたら家に帰ろうとしてくれるんじゃない」と思いハムちゃんを投げた。すると「あっコレは家のだ!すみません、家に帰ります」と家に走ってかえって命を変えれた、私はよっしゃー!って気持ちとコレでお姉ちゃんの人生を変えれるのかという複雑な気持ちでした。するとまたワープして家に変わりました。そこには姉の姿が私はそれを隠れて泣いていました。妹もえっと言ってましたが全てを話すと涙して、 「ありがとう☆」と言ってくれたので心がハッピーになりました#^^# 最後まで見て頂きありがとうございます♪
いつもの公園で
「幸助遅いなあ」 いつもの公園で幼馴染の幸助を待ちながらそう呟き、腕時計を見る。 「約束、2時のはずなんだけどなあ」 今は2時15分。まあ幸助が遅れるのはいつものことだけど。 「ゆうたー!遅くなってメンゴな!」 幸助が来た。俺、勇太郎(ゆうた)は幸助に向かって手を振りながら 「相変わらずのことだからだいじょぶだ!それよりゲームしようぜ!」 お互いかばんからゲーム機を取り出し、ゲームを始めた。 ゲームをしだして3分ぐらい経った頃、幸助が 「おい。あれみみじゃねーか!」 慌てて顔を上げると上野 みみがいた。 みみは俺が好きな子なんだけどまだ告ってない。 しかも来週北海道に引っ越すらしく、そろそろ告らないとまずい。 俺がみみに告りたいことを幸助が察したらしく、俺に「告れよ!」と耳打ちしてきた。 まさにその時だった。 一陣の風が吹き、みみが消える。 次の日、俺はみみに聞いた。 「上野、昨日いつもの公園にいたよな?」 するとみみは 「いつもの公園?わたしいってないけど。」 えっ 「じゃああいつは誰だったんだ?」 するとみみが 「勇太郎くん。その子もしかして巫女様かも!」 と、言った 俺はますますあいつ(巫女様?)のことが気になってみみに尋ねた。 「数年前にいつもの公園で亡くなった女の子がいたんだ。その子は弟を守ろうとして自ら死を選んだ。その幽霊みたいなのが今もあの公園にででくるんだって。」 三年前のいつもの公園での出来事だった。
きみがすき
「転入生が入ります」 私のクラスに転入生が来た。名前は優太(ゆうた)だ。 「ねぇ優太って人イケメンだよね!」 私は、図書委員に入っていた。優太も図書委員に入ることになった。 「良かったじゃん!!優太と同じで!」 「別に私恋愛なんて興味ないし」 でも、あいつは、頭が良くイケメン、、 だって、、、分からなかったとき解き方まで教えてくれたし、 優太が、ふらりと現れた私に手紙を渡したなかには、 「図書室に来て」と書かれていた。 その手紙通り図書室へ行った、すると優太が、 「これが今伝えたい気持ち」そして本に指差した ─ ─ ─ ─ ─ │き│み│が│す│き│ │い│か│い│い│み│ │ろ│づ│と│か│ │ │の│き│う│の│ │ │り│ │ │た│ │ │ぼ│ │ │ね│ │ │ん│ │ │ │ │ ─ ─ ─ ─ ─ 「えっ、どういうこと?」 「違うよ本を横から読んで」 ゛きみがすき゛ 私の事が好き、、?
ロマンチックで素敵な言葉。
「月が綺麗ですね。」は、「好きだ。」よりも、ロマンチックで素敵。そう思っていた。 7月28のあの時までは。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ある日の早朝。学校は、いつもより騒がしい。 廊下に張られたポスター。 『7月28日! 花火大会! 屋台もたくさんあるよ!』 けれど私は自分で言うのもあれだけど、いつも本を読んでて、 真面目な、陰キャ。花火大会には興味があったけれど...独りじゃつまらない。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 帰り道。 幼馴染と一緒に帰る静かな道。 「あのさ」 彼は立ち止まり、私の方を見た。 「28日、空いてる?」 「うん。」 「花火、行かない?」 驚いた。そんなこと言うなんて。 「考えておいて。着物姿楽しみ。待ってる。」 彼は歩き出した。 「着物用意するかぁ」 ぼそっと呟いた。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 7月28日。 神社の鳥居に花火の10分前につこうとしたが、着物が邪魔で思ったより時間がかかった。 「来てくれたんだ。」 顔上げると彼がいた。 「花火もうすぐ始まるぜ。」 2人で空を見上げた。 「あのさ。」 彼が恥ずかしそうに言う。 「好きだ。」 「付き合ってほしい。」 頭が追い付かなかった。なのに。なのに。 「私も。」 顔が赤くなった。 その瞬間花火が上がった。 花火のような笑顔。 花咲 笑那(はなさき えな) 明るい笑顔で皆を照らす。 照見 明凪(てらみ あきな) この花火大会は、なんだか、特別な気がした。 この日から、「月が綺麗ですね」よりも、「好きだ」の方が、ロマンチックで素敵だなって 思ったんだ! +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ の私が書いた突然の思いつき小説です! 感想いただけると嬉しいです!
【短編小説】「時間」
世界は回ってる。「時間」も過ぎてく。人の「時間」も。 ほとんどの人が、「時間」の中を過ごしている。 私以外は…。 ある日、時空の間に入ってしまってから、出られない。 もしかしたら一生出られないかもしれない。 それでも、希望を持って日々頑張っている。 時々、諦めようかと思うこともある。 だけど、次の日になると、そのことを忘れる。 単に、忘れやすいのかどうなのかわからないが。 時間は過ぎていく。永遠に。止まることなく。 ある日、時間の間から出れた。 久しぶりに出たら、そこは変わりはてていた。 そう…私以外の全人類が 「時間」の中に入ってしまったから 以上です。感想よろしくお願いします。
私は私とかくれんぼ。#涙腺崩壊#超共感
「なんで……。」 私は西端舞恵乃。❮にしばたまえの❯と、読む。 今は、意味わからん数学の授業。先生が私をしょっちゅう当ててくる。 「はい、西端さんこの問題ぐらいわかるよね?」 と、まるで私が出来ないかのように、馬鹿にしたように聞いてくる。 私は家では明るいドジな性格なのに、学校に行くと、 無口で静かな、いわゆるボッチ系の正反対の性格になっていた。 元々は、私は委員長をするような超真面目だったのに、 「舞恵乃は真面目すぎてつまんない」 と、とある男子に言われて、今のような性格に……。 でも、元々明るく元気だったわけでも、超真面目だったわけでもない。 今、ふと気がついた。 私、本当の性格がわからなくなっちゃった……。 本当の私は、どんな人なんだろう。何だか無性に知りたくなってきた。 でも、知れるわけがない。 前の私を知っている人だって、みんな揃えて 「真面目。」 と言う。私はそんな真面目真面目真面目と言われるために聞いてるん じゃないの!私はもう諦めかけていた。平和な今のままでいいや、と。 私は、ネットから掘り出して見つけた相談サイトに相談してみた。すると、意外な答えが待っていた。 「答えはあなたにしかわからない。あなたが見つけ出してください。」 まるで昔の自分とかくれんぼをしてるみたい……。 ムリムリムリムリ。そんなことできない! はぁぁぁ……。私は、深いため息をつく。 ふと窓の外を見ると、くすんだ色の景色が見える。 「私なんて……。」 涙がこぼれそうになる。 そういえば、私、泣いたかとがないかも……。 急に涙が頬を伝う。 「どうすれば……。」 end あとがき あなたなら、ラスト、どうなると思いますか? 舞恵乃はどんな性格だったと思いますか? 予想を楽しむ、物語です。
桜の木
「富和(ふわ)...っ!」そう、君の声がする。でも、今、「私の姿は君..陽音飛(ひねと)くんには聞こえない。私が..昨日..死んだから。陽音飛くん、号泣してたなぁ...。 陽音飛くんは、まだ私が死んだ現実を受け入れられないらしい。私はあの桜の木が好きだった。陽音飛くんともよく行ったっけ? だから、陽音飛くんはあの桜の木をみて、 「富和」という私の名前を呼んだんだよね。 大丈夫だよ。陽音飛くん。君とよく遊んだ 桜の木から、君がいつまでも。私の分まで、笑って暮らせるように、見守っています! だからさ、私も陽音飛くんが笑って暮らせるように頑張るから、陽音飛くんはたーっくさん!笑ってね!」 昨日死んでしまったはずの親友であり恋人の富和から手紙がきた。死んだという現実を受け入れられず、桜の木の下にきたんだ。そうしたら、桜の木から、手紙が落ちてきた。 富和。俺。笑うね..。 俺は、泣きつつも微笑んだ。あの、桜の木の下で。今は亡き、富和のために。
放課後の恋
新学期が始まって、今日で一ヶ月がたった。僕…佐野圭介(さのけいすけ)は、未だに友達が一人もできていない。強いていうなら、休み時間にほんの少しだけ話す後ろの席の男子くらいだ…… 「大丈夫?体調悪い?」 「わあっ!?」 そう話しかけてきてくれたのは、いわゆる「陽キャ」である滝沢千夏(たきざわちか)さんだ。僕が机に突っ伏していたから、心配して声をかけてくれたのだと思う。 「いや、だ、大丈夫です」 「そう?よかった!」 陰キャである僕に話しかけてくれる女子は、滝沢さんだけ。どうして話しかけてくれるんだろう。それも、毎日。いやじゃないのだろうか。 四限目、一週間前にやった小学校の振り返りのテストが返された。みんなに返し終わった後、先生は、 「全教科満点なのは佐野だけだぞー。みんなはもう習っている問題なんだから、満点取れないとやばいぞ。まあ、頑張れよ。あとは自習の時間だ」 と言った。たしかに、僕は全教科満点だったけど。いちいちみんなの前で言う必要はなくないか? 自習の時間になると、みんなは好き勝手しゃべりだす。僕は、図書室で借りた本を読むことにした。 「おれ算数満点ー!」 「マジ?すっご!海斗、おまえカンニングした?」 「するわけねーだろっ」 そう話しているのは、滝沢さんとその幼馴染みらしい加島海斗(かしまかいと)君。……一ヶ月がたって、気づいたのだけど、僕は、たぶん、滝沢さんのことが好きだ。そう思ったのは、気づけばいつも滝沢さんのことを目で追っているからであって、本当に好きなのかは自分でもよくわからない。それに、滝沢さんに話しかけてもらうたびに、僕は元気をもらっている。なんていっても、陽キャの滝沢さんと陰キャでほぼ存在感のない僕が付き合えるわけないんだけど。そもそも、滝沢さんは、加島君のことが好きなはずだ。本当かどうかはわからないけど、滝沢さんと加島君が一緒にいることは多いし、そのときはいつも笑っている。つまり、叶わない恋ってことだ。 数日後、いつも一番に教室に入っている僕は、いつも通り教室に入ろうとしたところで足をとめた。中に人がいたのだ。……滝沢さんだった。音を立てずに教室へ入ると、滝沢さんは机の上で眠っていた。 そっと準備をして本を読もうとすると、滝沢さんが突然起き上がった。 「あ、佐野君。早いね!頭いい人って早く来てるイメージがあるから、その気分を味わってみたくて早く来たんだけど……寝ちゃった」 えへへと笑ったその笑顔は、明るい星のように輝いて見えた。 「ということで帰りの会を終わります。さようならー」 先生がそう言うと、みんなは一斉に立ち上がる。部活に行くのだ。でも、僕は部活に入っていない。なので、図書室に行って勉強しようと思って図書室に行った。図書室には、カウンターで本を読んでいる図書室担当の先生以外誰もいなかった。 30分くらい勉強して、休憩をしようと図書室を出ると、廊下を歩いている滝沢さんを見つけた。それを見つけると同時に、僕の足は図書室の中に向かったのだ。それも奥の方へ。なにも悪いことをしていないのに、滝沢さんに見つかりたくなかった。恋って、そういうものなのだろうか…… 図書室の一番奥の所でわけもなく本の背表紙を見つめていると、「あ、いたいたー」という明るい声がした。僕の心臓がドキッとはねる。振り向くと、予想通り滝沢さんが立っていた。 「ねえ、あのさ、いやじゃなかったらでいいんだけど……勉強教えてくれない?私バカだからさ」 「え。僕は全然いいんだけど……なんで僕?加島君に聞けば?」 「えーっ、いやだよぉ。」 「まあ、いいですけど。」 「マジ?ありがとう!じゃあ、これから放課後、毎日お願い!……それにさ、私、なんでかわからないんだけど……海斗といるより、君といる方が、なんか落ち着くんだよね」 そう言って彼女はふわっと笑ったのだった。 こんにちは!星うさぎです!文章変だったり、読みにくかったらごめんなさい!m(__)m私、小説書くときはだいたい女子目線なんですけど、今回は男子目線で書いてみました!どうだったでしょうか?読んでくださった方は、よければ感想を書いてくれると本当に嬉しいです!男女・年齢関係なく、感想待ってます!
あのね、
「あのね、」が口癖の女の子がいた。 その女の子は「ゆか」って言って、僕の幼なじみである。 まさか、あんなことになるなんて誰も思って無かっただろう。 ある日の夕飯のとき、両親が悲しそうな顔をして、あることを話した。 「悲しい知らせよ。ゆかが、亡くなってしまったの。」 僕はとても驚いた。驚きと悲しみが一気に押し寄せる。 突然の事過ぎて言葉が出てこない。 ショックでいつもより早く眠りについた。 次の日の早朝。いつもより早く起きてしまった。 二度寝は出来そうにない。 近くをぶらっとしてこよう。 散歩をし始めてから少し経った。 ついた場所は、いつも、ゆかと遊んでいた2人だけの秘密基地だった。 「あのね、僕くん、私、しんじゃったみたい。(笑)」 ゆかの声が聞こえた。 あれっ?ゆかって死んじゃったはずじゃ、、、? パリン! 近くにあったコップが割れた。僕以外は誰もいない。 「あのね、僕くん、生まれ変わったら、また、一緒になろうね。」 ~今までありがとう。~ そう言って、声は聞こえなくなってしまった。呼びかけても返ってこない。天国へ旅立ったようだ。 あれから数年。 立派な社会人だ。 とある夏のお昼過ぎ。 小学3年生くらいの子どもとすれ違った。 夏休み真っ最中だろうか。子どもで賑わっている。 (すれ違った子、なんか見たことあるような?) その子が、可愛らしい財布を落とした。 「あの、財布落としたよ!」 このあと、衝撃的な事を聞いたんだ。 「あのね、僕くん、ありがとう!」 「!何で名前を!?」 「だって私、ゆかだもん!」 ~~~~~~~~ あいつは最後に 「仕事頑張ってね。」 そう言って去って行った。 仕事頑張ろ! そう微笑んで、その場をあとにした。
月探しの旅
ーあの人はまるで、月のように儚い人だった。 俺は、何をやっても周りから、「普通だね。」や「ぱっとしないね。」など言われ続けて来た。俺も自分でもそう思う。だから、勉強も運動も可もなく不可もなく、そんな人間だった。「あの日」までは。 「あいつって、本当に高嶺の花だよな。」 そう言うのは、俺の親友-天谷蒼(あまやそう) 「なぁ、伊吹もそう思わねぇ?」 そう、俺の名前は「華鬼伊吹」(かきいぶき) 「ぁ、うん。そうだね。」 「だろ?」 ちなみに蒼が言っている「あいつ」と言うのは学年1番、いや学校1番美人で文武両道の、「花菱華澄」(はなびしかすみ)だ。当たり前の ように、期末テストは1位。そんな花菱に俺は恋をしていた。一回、筆箱を落として中身が散乱してしまったのを、花菱が手伝ってくれたのが、きっかけだ。あの、拾ってくれた優しさと笑顔に俺は恋をしてしまっていた。「案外、俺ってチョロいんだな。」と不覚にも思ってしまった。それが、俺の初恋だった。でも、蒼が言っていたように「高嶺の花」と俺みたいな「凡人」だ。釣り合うはずが無い。だから、この想いは しまっておくことにした。だが、俺は蒼が言った一言で火花が走る感覚になった。 「花菱、来月に転校するってさ。さっき、他のクラスのやつが担任から聞いたんだってよ。」 「…え?」 ワンテンポ返事するのが遅くなった。嘘だろ?花菱が転校?俺が花菱に話すチャンスはあと、数回しかないのか?ならば、花菱に話しかけて みるのもアリかもしれない。 「つか、蒼って好きな人っているか?」 「はぁ?お前、俺は勉強とゲームで精一杯なんだ。青春している暇はない!」 まぁ、蒼は期末テストがいつも危ういから、俺にいつもテスト期間はお世話になっている。俺も、特別頭が良い訳では無いが、悪くもない。 でも、ライバルがいないなら、俺にとっては好都合だ。心置きなく、花菱に話しかけられる。早速、花菱に話しかけることにした。 蒼には、適当な理由をつけ、断ってきた。まずは、花菱がどこにいるかを知らないと話しかけることが出来ない。 「失礼します。花菱さんいますか?」 「あ!花菱さんでしょ?それなら、屋上に向かった気がする!」 「屋上か…。ありがとう。」 早速、俺は屋上に向かった。屋上は開放されているが、俺は行く理由が無いから、一度も行ったことがない。屋上に行ってみたら、彼女はまるで、今にも消えてしまいそうな儚い雰囲気を纏っていた。 「っ、君はこんな所に居て、どうしたの?」 俺に、気づいた花菱が声をかけてくれた。 「花菱さんこそ、そんな所でどうしたんです?」 「あ、私はちょっと外の空気を吸いたくて…。君は?」 「俺ですか?俺は…なんとなく来てみただけです。」 「敬語、外して良いよ。」 「改めて、俺は華鬼伊吹。」 「私は、花菱華澄だよ。よろしくね、華鬼くん。」 「うん。あと、下の名前で呼んでくれたら、嬉しいな。俺は、華澄って呼ぶから。」 「うん。分かった、じゃあ伊吹くんよろしくね。」 「じゃあ、おれはこれで。またな。」 そう言って、出た。名前呼びだけでも、大きな一歩だ。ここから、距離を縮めていこう。そこから、行ける時は屋上に行き、華澄と話した。 何度目かの時に華澄は「ある事」を俺に聞いた。 「伊吹くんは、なんで転校するって事を分かって、仲良くしてくれたの?」 「っ。」 黙ってしまった。この質問はいつ問われてもおかしくなかったはずだ。答えは「好きだから。」だが、この恋は閉まって置くことにしたのだ。 「初めて会った時に、今にも消えてしまいそうな儚い雰囲気だったから…かな?」 「そっか…。これも伊吹くんなら、話しても良いのかな…。」 花菱…いや、華澄は自問自答をしている。少しだけ珍しいかも。 「私、皆から『優等生』や『文武両道』みたいなイメージしか持たれていないなって思って。だから、私が話しかけても、初めて会った伊吹くんみたいに敬語を使う人が多いんだよね…。それに、期末テストも先生や皆に期待されるし…。疲れちゃったんだよね。だから、屋上で息抜きをしていたんだよね。まさか、普段は人が来ない屋上に人が来たのは驚いたけどね。」 優等生は優等生なりの悩みがあるんだな。 「そっか…。でも、俺と会えるのは3日しか無いんだね。」 「うん、この学校にいるのは3日だけど、荷造りで学校休むから、今日しか会えないと思うな。」 「時が過ぎるのは、早いな。じゃあ、またな。」 「うん、バイバイ。」 良かったんだよな、これで。大人になったら華澄とまた会えると良いな。そして勇気を出して告白をしたいな。ってな。 あとがき・読んで頂きありがとうございます!by作者
さようなら
おひさしぶりです。さくらおおかみです!始めて書くのでアドバイスお願いします。では、どうぞっ 僕は海ガメ。クラゲが大好きなんだ!人にとっては毒みたいだけど、僕たちは大丈夫! だからまたクラゲを食べに行こうかな。 お腹も浮いたし行くかあ! 海を泳ぐ。魚たちがゆらゆらしながら泳いでいる。そして上からは光が差し込む。やっぱりきれいだなあ。これからも「きれいなうみ」それが僕の夢ん?あれはクラゲかな?よーし、食べよう! ごっくん クラゲを飲み込む。あれ、いつもと違う?まあいっか。、、、、!?苦しい、、、なにこれ?助け、て、、、 目が覚める。とても眩しい。でも、海じゃない。ここはどこ?何でここに来たんだっけ?、、、あ、、クラゲを食べて、苦しくなって、そのまま、、死んだ?周りを見渡す。よくみたら、他にも、アザラシに他のお魚にクジラ、他にも? 「何でこんなに?」そういうと、他の死んじゃった子が、 「みんなごみを食べたり、捨てられた網に引っ掛かったりしたから。」 え?じゃあ僕が食べたのは、、、プラスチック? 「人もいるんだよ。小さなごみを食べた魚を体の中に入れたから。」 、、、そっか、、風で飛んできたりしたごみが、海に流れたのか、、、 もう、僕の「きれいなうみ」がいいってゆう、夢も、壊されたのか、、、 、、、でも、まだ人がいる魚たちはなにも出来ないけど、人ならなんとか出来る!こうなったのも人のせいだけど、きっと、 「きれいなうみ」 を達成できる! あとがき どうでしたか?実際に今、海洋汚染問題が起きています。あなたたちが落としたお菓子のごみも、そのなかに入っているかもしれません だからみんなで、この海ガメの願いを叶えてあげてください
タイムスリップ
朝、目が覚めたら私の部屋がおかしなことになっていた。 とにかく見覚えのない物が多い。例えば高校の教科書や、新しそうなカバン、ずらりと並べられた知らない漫画。これら全て元々私の部屋にはなかったはずのものだ。ベットや机などはそのまんまだが、記憶とは若干位置が違う。 そして壁にかけられた「2020年8月」と書かれたカレンダー。 私の記憶では、今は2020年1月のはずだ。 このことから、私は一つの結論へ辿り着いた。 「‥‥私、未来にタイムスリップしちゃった?」 多分そうだ。きっとそうだ。 そうじゃなきゃこの状況の説明がつかない。 「‥っえ‥ど、どうしよ」 とりあえずベットから起き上がる。部屋のドアをそっと開け、廊下に出る。むあっと蒸し暑い空気が私をまとう。 私が元いた世界では12月のはずだから、こんなに暑いわけがない。やっぱり私、ほんとうにタイムスリップしちゃったんだ。 おそるおそる階段をおりて、家族のいるはずのリビングへ向かう。タイムスリップしちゃったのは私だけなのか、それとも家族全員タイムスリップしちゃったのかどうか確かめたかった。 だけどリビングには誰もおらずがらんとしている。カレンダーには8月と書いてあったから夏休み中のはず。もし私だけがタイムスリップしちゃっているのであれば、この世界の家族はみんなでお出かけでもしているのかな? とりあえず私は一旦自分の部屋に戻り、クローゼットから服を取り出して私服に着替えた。そして玄関で靴を履き、外へ出る。 久しぶりの強い日差しが眩しい。目を細めながら、誰か知っている人を探すためあたりを見渡す。 知っている人はすぐに見つかった。 くるくるとした茶髪に、すらりと伸びた背。垂れ目でふわふわとした雰囲気の彼女は、どこからどう見ても私の親友。 だけど、彼女は見知らぬ制服を着ている。 やっぱり、タイムスリップしちゃったの私だけなんだな。 話しかけていいのかどうか戸惑っていると、向こうが私に気がついたようで近づいてきた。 「あれ?遥ちゃんだ。やっほー。学校は?」 「え?学校?」 今は夏休み中じゃないの?なんで学校が出てくるのだろう? そんな私を彼女は不審に思ったようで首を傾げる。 「うん、学校だよがっこー。ほら、前に休校あったから夏休み潰して授業やるっていってたじゃん。遥の高校もそうだって聞いてたけど、違ったっけ?」 「えっ、ちょっとまって!」 休校?夏休みを潰す?なんの話だ? それに、もう一つ気になることがある。 「ね、ねぇ、優香風邪でも引いた?なんでこんな蒸し暑いのにマスクなんてしてるの?」 私が尋ねると、優香はさらに怪訝そうな表情になる。 「なんでって‥そりゃ今コロナが流行っているからねぇ。付けろって政府がうるさいじゃん。それにほら、私だけじゃなくてみんなマスクつけてるよ」 優香が通行人に視線を移す。私もそちらを見ると、確かにみんなマスクをつけていた。 つけていないのは私だけだ。そしてそんな私を、通行人は汚物でも見るかのような視線を向ける。 「遥、今日どうしたの?まるでコロナ騒動のことなんか全部忘れちゃったみたいな口ぶりだけど」 心配そうに優香がこちらの顔を覗き込む。 ーーーーそこで、はっと目が覚めた。 私が見上げているには見慣れた天井。そして、見慣れた部屋。そこには高校の教科書も新しいカバンも知らない制服もない。 「よかったぁ‥夢か」 さっきのが本当にタイムスリップ先じゃなくてよかった。夏休みが潰れるとか、暑い中マスクしなきゃいけない世界なんて嫌すぎる。 ほっと胸を撫で下ろし、朝食を食べるためリビングへ向かう。 朝食は既に用意されていて、私は席へ座る。ちょうどテレビがついていて、視線を向けるとそこではとあるニュースがやっていた。 「先日、肺炎の原因である新型コロナウイルスの感染が、国内で初めて確認されました。政府関係者によるとー‥」 ーーー新型コロナウイルス? さっき夢で見た優香の言葉を思い出す。 (「遥、今日どうしちゃったの?まるでコロナ騒動のこととか全部忘れちゃったみたいな口ぶりだけど」) あれは案外、夢じゃなかったのかもしれない
君の記憶の奥底に
「…あなた誰、?」 僕の頭に走ったあの衝撃は、今でも忘れられない。 「優くん!私、あなたとずっと一緒に生きていきたい!」 君は、そう言ったんだ。 僕は、君のその夢を叶えてあげたかった、 というより、僕も君と同じ気持ちだったから。 僕は、君とずっと一緒にいたい。 2011年6月14日 僕は君にプロポーズをした。 「君とこの先、一緒に生きていきたいです。 一生君を守ります、僕と結婚してください」 君は泣いて喜んだ。その涙は、今まで生きてきた中で一番美しいものだった。 君と結婚してから、僕の世界に色がついた。 たくさん出かけて、たまには喧嘩もして。 でも、僕にとって君は、もう居ないと生きていけないような存在だったんだ。 そして2016年7月30日 君は車に轢かれた。 一瞬の出来事だったんだ。君は僕と買い物をして、その帰り道、車に轢かれた。 何が起きたか分からなかった。車が僕達に近づいてきて、気づいた瞬間、君は車に轢かれたんだ。 「ぁ、きゅ、救急車!早く救急車を呼ばないと、!」 救急車を呼んだ、君は運ばれた。 僕は、一緒に救急車に乗った。 どうしよう、もし、君が死んでしまったら。 守れなかった、守るって約束したのに、。 頭が真っ白だった、でも、君は手術室に運ばれて、3時間近く出てこなかった。 「手術は成功です。…ですが、いつ目を覚ますか分かりません。」 その言葉で、視界が真っ暗になった。 成功、?いつ目を覚ますかわからないのに、? 僕は君を守れなかったんだ。 そのあと、僕はずっと君のいる病室で、目が覚めるのを待っていた。 でも、1ヶ月間、君は起きなかった。 いつ起きるか分からない君。早く、前みたいに笑顔を見せてよ、 「、?ここ、どこ?私、なんで…」 、君の目が、覚めた、っ! 「良かったッ、ほんとにッ」 でも、君はこういったよね。 「…あなた誰、?」 その時に走った衝撃は、今でも忘れられない。 でも、今から思い出してもらうなんて、君が辛い思いをするだけかもしれない。 だから、僕は知らないフリをする。 知らない名前で、知らないフリを。 「…はじめまして(^^)僕は、翔です。覚えていないかもしれませんが、僕と君は友達です」 これでいいんだ、これで。君の記憶の奥底に、僕が残ってくれるなら。 「…優、?」
きみに出会えたあの日から
いつかの記憶 わたしにはほんとのお母さんがいない。ほんとのお父さんもいない。 今は、里親さんの家で暮らしている。 元々、私はど田舎の小さな一軒家で暮らしていた。姉もいた。 今は、とても大きな家で里親のお父さん、お母さん、お兄ちゃん、私の4人家族。 幸せだと思っていた。 幸せを願っていた。 なのに 実の父と母、姉が七年前の「地方爆破&親子失踪事件」で行方不明になっていることを告げられた日から 生活が変わった。 その時は信じられる人、頼れる人がいなくなったと思った。 幸せではないと思い込んだ。 幸せを捨てていた。 でも、 きみという名のお兄ちゃんの彼女に出会ったあの日から わたしの心に光がさした。 いつのまにかきみさんを、お姉ちゃんと呼んでいた。 お姉ちゃんといろんなことを話しているうちに 心にさした光がどんどん明るくなり 生活が元に戻った。 きみに出会えたあの日から 「わたしが死ぬまでお空から照らしていてね。お姉ちゃん」 手を合わせて、私はそう言った。 ・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・ こんにちは!ぴよたんです。 将来、覆面小説家になりたくてこの小説を書きました。 では機会があれば会いましょう!see you next time!
何気ない毎日。
カーテンの隙間から薄っすら差し込んだ光が眼に飛び込んできた。瞼は閉じたまま手を枕元まで持ってきて自分の携帯を探り取った。電源ボタンを押すと同時に画面から放たれた眩しい光に一度開いた目を閉じたり細めたりする。もう一度目を開き表示された時間を見れば朝の7時丁度を指していたことを確認してゆっくりと身体を起こしぐいっと伸ばす。ふと隣を見ればいつものように彼はぐっすりと眠っていた。普段から格好いい彼だけどこうして改めて見ると本当に整った顔立ちなのが分かる。すらりとした鼻筋、綺麗な唇、真っ直ぐな眉毛。何処を取ってもイケメンだ。顔が格好いいというのはもちろんだけど、俺しか知らない彼の顔というのが何より嬉しくて、大好きで。毎日のように眺めては見惚れてばかりいる。今日もこうしてしばらくの間眺めた後そっと頬にキスを落とし、音を立てないようベッドから降りた。洗面所へ向かいまずは顔を洗う。蛇口に手を伸ばしそれを捻って水を出す。手で水を掬い、勢い良く顔に持っていく。顔を洗い終わり掛けてあるタオルでぽふぽふと水気をとり、髪を軽く梳かす。最後に鏡で自分の姿を確認しもう一度整えたところで、今度はキッチンに向かった。せっかく早起きできたので彼の為に朝食を作ることにした。卵を割って味付けして、できたらサラダなんかも用意して、としている内に背後から足音が聴こえることに気が付いた。振り向いてみればそこには彼が居て、眠たそうにこちらへ近付いて来ていたのだった。「...おはよ陽太」普段より気怠げで少し低い声でそう言った彼に思わず胸を弾ませる。彼は裏から抱きついて来ては楽しそうに、作る様子を眺めていた。と思えば今度は皿に盛り付けられたハムを一枚頬張ってこちらを向きながらニヤリと笑った。「うまぁ」「ちょっと~つまみ食いしたらご飯なしにするで?」口では注意したものの、心の中ではいつもより少し抜けていて子供っぽい湊くんを可愛いだなんて思ってしまったりして。よく頭が回っていないのか、もしくはこれが素なのか絶対に普段くっついてこないのに朝はそれが嘘みたいに距離が近くて正直物凄く嬉しくて浮かれている。そのくせ時折見せる表情があまりに綺麗で無意識にも胸が高鳴ってしまう。朝の何気ないこの会話が、彼と過ごす毎日が俺の幸せ。「飯、うまかったありがとう」その笑顔が、優しい声が、大好き。
私の話を聞いてくださる?
美しい月が夜空に浮かぶ こんな日は素敵な物語を聞くのが1番でしょう? 今からずっと昔の話よ ある村にとても美しく聡明な女性がいたの 彼女は両親の愛情をたっぷり受けて それはそれは優しい女性に育ったわ そんな彼女に縁談が来たの 隣村の名家の跡取りとの縁談だったわ 両親は勿論,村総出で喜んでくれたの 彼女も笑顔だった さあ遂に縁談の日 彼女は笑顔で嫁いでいったわ その一年後よ 彼女の笑顔が消えたのは 「愛されて育った女性が愛を貰えなくなったら…どうなるのかしらね?」 あら…お気に召さなかったかしら 残念だわ…その後? どうしたと思う? 村に帰ってこれたのよ 時間はかかったけれど愛してくれたあの人たちが眠るこの村に… ね?素敵でしょう? -美しい彼女は笑顔でそう言った-
「覚えていてね」
「アハハっ」 少女と少年の笑い声が公園に響きわたる。ブランコに乗りながら少女は少年に向かってこう言った。「悠希くん、私たちのこと、大人になっても覚えていようね。」少年は自信満々にこう返す。「うん。桜ちゃんのこと、絶対忘れてないよ。」 桜の口ぐせは、「覚えていてね」だった。 それから二人は小学生になった。小学生でも何回「覚えていてね」と言ったんだろう。中学校では何回、、、僕が中学生になってから、桜の「覚えていてね」は、聞こえなくなった。 桜は病気だった。「なんの病気かまだはっきりしてないから、精密検査を受けるの。だから、少しの間入院することになったから、、、。心配させてごめんね。」と桜のお母さんが悲しそうな顔で言っていた。(桜は大丈夫なんだろうか、、。)「おい!悠希!聞いてんのか?ボーッとせずにちゃんと授業聞けよ?」先生の言葉が教室に響いた。桜のことが頭から離れない。思い切って、桜の病院に行くことにした。 中学生になった。部活は何にしようかな!ウキウキしていたのに、朝起きると体がすごく重い。熱もあった。お母さんが病院に連れてってくれた。お医者さんが、険しい顔をして、「精密検査をするから、入院しましょう。」と言った。(え、、なんで?中学生になったばかりだよ?私の大事な時期だよ?悠希と会えないよ?)それから、精密検査をすると、、、、。 がんだった。レントゲンを見た。腫瘍は大きい。涙目になった。悔しかった。私は楽しい青春を送るはずだったのに、、。涙目になりながらこう言った。「悠希には、、がんだった事は、言わないで、、!」大好きな悠希を心配させたくなかった。 そんなある日、悠希が私の病室に訪ねてきて、「大丈夫?」と言ってきた。私は悠希がきて嬉しいはずなのに、心の内では喜んでいるはずなのに、中学校に行けている悠希が憎らしかった。「帰って!」悠希「で、でも、、。」「いいから!」そうすると、悠希は何も言わすに病室から出ていった。 それから約一年の闘病生活が続いた。がんは悪化していくばかり。「お母さん。私、中学校生活もできずに、大好きな悠希にも想いを伝えられずに死ぬのかな、、。」そんな言葉にお母さんは涙を流して、悠希を連れてきた。「桜、久しぶり。」 ゴホッ、、。咳が止まらない。意識も朦朧としている。先生がきて、「危ない状態です!!」と声を荒げた。私はせめて、悔いのないよう、想いを伝えてから死のう、と思った。私はもう諦めていた。 「私、悠希のこと、ずっとずっと、好きだった。」悠希はこう返した。「僕も、ずっと大好きだった!僕の方から思いを伝えられなかった。ごめん!」「いいんだよ、そんなの。それより、私の分も生きて。青春を楽しんで。あと、1番大切なこと言っておくね。昔、ブランコでの約束、忘れないで!私のこと、、、」ゴホッ、、「桜!頑張って!」 「私のこと、、、覚えていてね。」一筋の涙が頬を通って、桜は静かに息を引き取った。 悠希はこう言った。「忘れないよ、、。絶対!」 桜が息を引き取ったのは、ちょうど桜が満開の頃だった。