短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
傍観者は【短編小説】
こんな名言がある。 「一番悪いのは、被害者でも加害者でもない。一番悪いのはただ見ている人間だ。」 この言葉、非常に共感できる。僕は嘘をつくことが多い人間だが、こればかりは嘘ではない。本当に共感できる言葉だ。 まず被害者は、被害に遭うのに何らかの理由があるかもしれないが、一番損をしている人を一番悪いと言うのはあまりにも可哀想だ。 そして加害者。一部の人は「害加えてるからコイツ一番悪くない?」と思うかもしれない。 でも、現実に、何の理由も無く、「ムシャクシャしたから」という理由で悪いことをする人はいない。 「ムシャクシャしたから」と答えた加害者も、誰かに言いたくないだけで、本当は理由があるのだ。 ストレス、誰かからの命令、被害者への憎悪。色々ある。 では誰か一番悪いのか。それはただ見ているだけの、傍観者である。 例えば、現場に居合わせた人は被害者や加害者とは違い、様々な選択肢がある。 被害者を助ける、助けを呼ぶ、加害者の仲間に加わる、ただ見る、 ただ、見る。 ただ見るだけで、何も行動しない者を人々は「傍観者」と呼ぶ。 上に並べた様に、傍観者には様々な選択肢があり、助ける、助けを呼ぶことも可能であったはずだ。 にも関わらず、ただ見るという選択を選ぶ。苦しむ被害者をそのまま放置するという選択を選んだということだ。 つまり「加害者の仲間に加わる」≧「ただ見る」ということになる。 不思議じゃないか?傍観者はそこに一切関わっていない。 にも関わらず、被害者には加害者と同じほどの苦しみを与えるのだ。 そう、傍観者とは結局のところ、ただの何もせず見ている人ではない。 「沈黙の加害者」だ。 目の前で、何かが起こった時、僕達はただ見ているだけではダメだ。 ただ見ている間に様々なことがマイナスに動いていくかもしれない。 だから、僕は苦しむ人々を助けたい。余計なお世話とか、言われてしまうかもしれないけど、助けたい。 そんなことを独りで考えていると、先程の名言を思い出した。 「一番悪いのは、被害者でも加害者でもない。一番悪いのはただ見ている人間だ。」 この言葉、僕がさっき一瞬で考えた名言にしては素晴らしいと思わないか? もちろん、ウィンストン・ウォルポールという作家は存在しない。嘘の人名だ。 嘘に騙された被害者は悪くない。もちろん、加害者の僕も悪くない。 だって一番悪いのは、ただ見ているだけの、傍観者なのだから。 終わりです。(この物語はフィクションです。) 小説を読んでくれた方々に忠告です。 もちろんですが、嘘をつくのはいけないことです。 一番悪いのは傍観者ですが、同じくらいに、二番目に悪いのは加害者なのです。 皆さん、嘘をつくのはやめましょう。
あざとい悪魔と悪魔だけの君(短編小説)
Γねぇ、君さぁ、私の髪の毛さわった?」 Γまぁね。」 Γなんでよぉ~」 「いいだろ?」 Γん一。いいけど…」 彼のだぼついたそでをピヨピヨひっぱりながら、ほっぺをプクンとふくらせてみた。 Γなにふくらませてんだよ」 思ったとおりの返事をしてくれる。 彼が別の女子としゃべっているときも、Γツンツン」彼の大きくて優しい背中をさわってみたら、ふり向いてくれたよ。 たわいもない話を、彼の横でたくさんたくさんしゃべるのが、最高なんだ。 そのために学校に来ていると言ってもけっして過言じゃないだろう。 他の女子は、冷たい目でこっちを見てくる。彼はクラスでも優しくてかっこいいと評判だから、ずっとしゃべっていると女子が (ずるっ。みんな好きって知ってるでしょ。たまにははなれろよ、ぶりっ子野ろう。)と圧をかけてくるよ。 でもそんなの気にしない。(好きな人と話してなにが悪い。女子に嫌われてもいいよ、彼さえそばにいてくれたらね。) (そんなにずるいと思うならお前らもやればいいだろ。そっかぁ~。お前らはそんなことできないのかぁ。かわいそうに) 心の中でひたすら悪ロをいって、また彼と遊ぶ。 よりかかってみたり、にこにこって笑顏を見せたりして、彼をひきつける。 Γ君としゃべるの、楽しいねぇ。ずっと話していたいよ~。2人きりで」 Γはずかしいこと言うな」ってせめてみたり。 Γ寒い…。ねぇ、あっためてくれない?」「いいよ」 それで手をつないでみたり。 Γあざとい」ということは、自分でも分かっている。 しかし、彼は気にせず優しくしてくれる。だからずっとやっている。 でも…。あんなに優しい彼とこんな私がしゃべっていいのかな? 男子は、彼は、女子の、私の裏を知らない。 これはだましていると言うのだろうか。 Γなにボ一ッとしてるんだ?」 Γ…。ううん、なんでもない。」 そしてまた、か弱いふりをする…。 こんにちは、キッカです! がんばってかいたので、見てもらえるとうれしいです。 感想・アドバイスなどをかいてもらえるとさらにうれしいです!! 漢字のまちがいなどもつっこんで大丈夫です! よろしくお願いします
包囲魔法を使える私。
「包囲魔法!蜘蛛!」 ズシャッ、イギャァァァ!! ふぅ、最近は影が増えてきてるな。 私は、二葉ニコ、この世界を守っている。 この世界は、皆んなが魔法を使える世界だ、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「魔法の種類」 ◯遠洋魔法…遠くの人にも届く。一般的な魔法。 ◯短洋魔法…近くと威力を発揮する。0.9%の人が使える ◯包囲魔法…遠くから強い威力で攻撃できる魔法。0.005%の人が使える。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そして、今、ヒトカゲと言う、影が増えて来ている。 ヒトカゲは、人の手により作り出された。影 作った、人より強くなっている。 それが増えると、いったい犠牲者は何人になるのか… ヒトカゲは主に、私たちを主食とする。 そのヒトカゲを、駆除する為、私は戦う…! はぁ、さっきので3体目…日に日に増えてる気がするよ… 「ざっ、、ぎしゃぁぁぁぁ!!」 うわぁっ、ヒトカゲ! スッ…ダンっ! 「包囲魔法!ナイフ!」 ヒトカゲに、魔法のナイフが降り注ぐ。 クッ…手強いな…それなら。 「包囲魔法。秘技! 月の光!」 シャン…私はヒトカゲの横を通った。 ヒトカゲは、瞬きする間に、斬られていた。 まるで、月が光るように。 私は今も、君の世界と少しズレた世界で戦っている。
ピンチに現れたイケメンくん!?
私、カホ! 恋に憧れるJC! 私、恋したことないんだー、、、、 だから、恋ってすっごく憧れるんだ! だから、毎朝ネットで 恋愛占いしてる! えっと、、、しし座、しし座っと。 あった! ~今日の恋愛運~ 今日の運は最高! 運命の人と出会うか、 もしくは好きな子と付き合えるかも!? 運命の人との出会い方は、 「ピンチを助けてもらう!」 今日中にピンチがおとずれそう! でも大丈夫! 1人の男の子が助けてくれるよ! そしてその子が、運命の人! ウソ!? サイコーじゃん! よし!気合い入れるぞー! 制服もピシッと着こなして。 髪も可愛くゆるみつあみに! うん、いい感じ! 「いってきまーす!」 「いってらっしゃい!」 私は、ゴキゲンに外に踏み出した。 ーその日の休み時間ー ふぅー。疲れた。 今のところピンチはなし! もうすぐ1日終わっちゃうよ? 占い外れてたのかなー? そう思いながら外に出る形の 渡り廊下を渡ってたその時! バーン! 「うへっ!」 顔にボールが当たった! それもかなりの勢いで。 「いったぁ、、、」 真っ赤になった顔をさすりながら ボールを拾いにきた子に怒ろうと顔を上げた時。 「っ、、、!」 思わず息を飲んだ。 すっごくイケメンだったんだもん! モデル!?何!?俳優!? すると、だんだんその子が近づいてきて、、、 「え?」 フワッ 体が浮いた!? きゃぁーーーーー 周りの女子がさけぶ。 え?これって、、、 お姫様抱っこ!? 「ごめん!だいじょぶ?ケガしてない? 今保健室連れてくから!」 そう言って、イケメンくんは心配しているような顔を 1度ニコッとさせると、私を抱いたまま保健室に向かった。 え?神様いいんですか!? 恋愛経験のない私にこんなこと!? いいんですか!?ホントに!? そのまま、保健室に連れてってもらったけど、 なんとなく頭がほわぁーとして、あんまり記憶がない。 後日、お姉ちゃんに このほわぁーの原因を聞いてみたところ 「あんた恋したね。おめー」 だそうだ。 恋、したんだ。 恋したんだ!私! なんだか、昨日よりずっと楽しい日常を送れるような気がした。
不老不死の薬
この学校のどこかに、『不老不死の薬』があるらしい。 俺は、最近その噂を聞いてから、それを探した。 俺のうちは裕福だ。なんでもできるし、何でもある。 俺は、そんな裕福な時間をずっと過ごしたい。 けれど、遊んでいるうちに、時間というものはどんどんと過ぎていく。俺は、それがつまらない。 だから、不老不死になれば、一生遊んで暮らせる。 「ねえ、あなた。もしかして、不老不死の薬を探しているの…?」 ふと後ろを向くと、別の生徒がいた。普通の女子だが、どこか怪しい雰囲気だ。 「だから何だ。」 「やめておいたほうがいいよ!あれは本当に危険なんだから!」 そいつは、必死そうに言う。 俺は頭にきた。こいつは何もわかってないくせに。 それに、こいつはきっと貧乏だ。よれよれの制服、汚い顔。俺と全然違う。格が違うんだ。 「貧乏人に何がわかる。お前は引っ込んでろ!」 「…そんなに、不老不死になりたいの?」 俺はうなずいた。 すると、そいつはポケットから、小さな小瓶を取り出した。中に液体が入っている。 「これが、不老不死の薬だよ。そんなに欲しいなら、あげる。」 すごく驚いた。こいつが持っていたなんて。 けれど、俺はすかさずそいつから瓶を奪い取り、栓を開けた。 俺は、さっそく液体を口に含む。 そいつは、ため息をついた。 「本当にわかってないんだね。不老不死の本当の意味。」 液体をのどに通す。目の前が真っ暗になり、息が止まり、俺は倒れこんだ…。
本音&嘘
「瑠美、私、転校する。」 そうもちかけられたのは夕方のことだった。 私、前沢瑠美。 「瑠美ー!おはよ。」 「絵奈波。おはよう。」 彼女の名前は右崎絵奈波。人の世話を焼くのが好きな女子だ。 「昨日の宿題やるのわすれちゃってさー。」 「えー?私の見せてあげる!どうぞ!」 「わーありがとうー。絵奈波。」 私はもう絵奈波にうんざりしている。どうして彼女のためにわざと宿題をやらなかったのか。その問いを自分に何度聞いたか。答えは決まっているのに。一人にならないためだ。このクラスでも一番苦しくないと思うグループのリーダーの彼女に気に入られれば一人の可能性は減るだろう。そのためにわざと宿題をやらない。ヘアゴムを忘れる。水筒を忘れる。彼女のために、わざと、しているのだ。もうこんな生活いやだ。と思いつめすぎた時だった。 「瑠美、私、転校する。」 そうもちかけられたのは夕方のことだった。 親友の三河世奈が転校するというのだ。 「そうなんだ、じゃあ絵奈波と楽しくやっていくよ!」 私はできるだけ明るく元気に言った。 「瑠美、それ、本当の気持ち?」 ぎくっ マンガだったらこの文字が書かれていただろう。 「そうだよ。嘘だよ。絵奈波はもういや。」 「やっぱり。でも瑠美。それは瑠美だけじゃないよ。私も。」 「世奈も?!」 「うん、絵奈波にうんざりしている。絵奈波のためにやる、わざと、が多すぎて辛いんだ。それが転校する理由の一つとも言ってもいいけどね。」 「へー 私だけじゃなかったんだ…。」 ちょっとスッキリした。同じ気持ちになっている人がいるんだってね。 ……でも世奈はもうこの学校にはいなくなる。 「だから瑠美だけには言っておきたくて、じゃあ。」 世奈、かっこいい。バスケ部のエースで長い髪の毛にクール。でも私が言いたいのはそうところじゃなくていやだからやめる、っていう行動力と判断力がかっこいいんだ。 「みんなー静かに、…三河世奈さんが転校しました。」 先生がそう告げた。絵奈波を見ると眉間にしわをよせていた。 「ねぇ瑠美。世奈が私に何も言わずに転校すると思う?ひどくない?親が強制的に転校させたんでしょ。私、世奈の親に文句言ってくるわ。瑠美も行く?」 「ううん、今日、塾あるから。ごめん。」 絵奈波は小走りで下校していった。今日も私は彼女にうそをついた。 実は絵奈波が文句言うって言ってから一週間経つ。先生は風邪と言っているがさすがに一週間休むとしたら彼女の家に行くしかない。 ピーンポーン ピーンポーン インターホンを鳴らしても誰も出てこなかった。諦めて帰ろうとしたら、絵奈波が立っていた。 「絵奈波…。」 「…………瑠美のバカ。」 「絵奈波。」 「どうして?瑠美もそうなんでしょ?世奈と同じなんでしょ?私にわざと気をつかって嘘をついているんでしょ!?」 「そうだよ。」 「なんでなの?私のことがきらいなの?」 「そうだよ。もう絵奈波にうんざりしているのよ。世話好きだからって、わざと、がんばってきたもの。」 初めて右崎絵奈波に本音が言えた。 「もういい!もうあんたなんか死んじゃえばいい!」 「絵奈波まってよ!」 「何よ!?」 「私は我慢してきたよ!辛かったよ!苦しかったよ!悲しかったよ!うざかったよ!最低だったよ!私だってがんばったんだから絵奈波だってがんばってよ!」 「…そ。」 そう言って絵奈波は走って帰っていった。本音を言えて気持ちいいのか悲しいのか、私には分からなかった。 翌日。絵奈波が学校に来た。 「ねぇ瑠美。ぞうきん持ってきてよ。」 「やだよ。」 「ひまそーじゃん?」 「ちりとり担当だもん。いつゴミがくるか分からなでしょ。」 「でも時間あるじゃん?」 「自分でやったほうが絶対早いし。」 こんな幼稚園児以下の会話を毎日するようになった。 「ねぇ瑠美。消しゴム忘れた。」 「しょうがないな。貸してあげる。」
蜘蛛が言いたいこと
私は蜘蛛、私はおしりから糸を出してお家を作るのが大得意なの。 そのお家はねばねばした粘着物がついていて、飛んできた虫を捕まえることができるのよ? まあ、強いて言えば自然の掃除屋みたいな物かしらね? でも、みんな蜘蛛が大っ嫌いみたい・・・私が一生懸命にお家を作っても長い棒や箒等でせっかく作ったお家を壊しちゃう。ほんと失礼しちゃう!。私は蜘蛛の巣をつくって皆が大っ嫌いな蚊やゴキブリやハエ等の害虫を駆除してあげてるのに。 ていうか私意外と親切なのよ!皆の体や顔に引っかからないように高い所を選んでかけてるのに、私を見るとキャーキャー悲鳴を上げる子もいるのよ? ほら!今も私のお家を壊そうとして一人の少女が箒を持って現れた!もう!いい加減にして頂戴!何でそんなことするのよ!さっきも言ったでしょ!私は自然の掃除屋だって! お願い私を見ても怖がらないで?貴女達の家族を守るためにここにいるんだから。 蜘蛛の巣は病気等の災いをとらえるって言い伝えもあるんだから。
通報
今日もまた、「おやすみ」を言うために、 彼女に電話を掛けた。しかし、話を始めてから5分後くらいで異変が起きた。 電話口の向こうから、 「あなた誰?出て行って!」 という彼女の悲鳴、それに続いて、 ガチャンという、ガラスが割れる音が聞こえたのだ。 すぐに警察に通報したが、のんびりとした口調で、こちらの連絡先や名前を聞いてくるだけ。 いたずら電話を疑っているようだ。 僕はいらいらして電話を切った。そして、タクシーを捕まえ、彼女の部屋に駆け付けた。 ドアをどんどんと叩く。返事はない。 しかし、中からうめき声が聞こえてくる。 僕は、ドアを開け、彼女の家に駆けこんだ。 彼女の家に入り、僕は驚いた。 部屋の中には、すでに警察官が到着している。 無事に事件は解決したのだろうか。 ならばよかった。僕は安心して帰ろうとした。 すると、警察官に腕をつかまれた。 「お前が、毎晩電話をかけてくるストーカーだな。正体がわからなかったから、人芝居させてもらい、おびき出させてもらったよ。」 僕は、怒りに震える声で反論した。 「何を言っているんですか?廊下を歩いていたら悲鳴が聞こえてきたから、心配してのぞいてみただけじゃないですか!」 「心配してねえ…。で、どうやってこの部屋に入ったんだい?鍵がかかったこの部屋に」 僕は思い出した。ドアにカギがかかっていたから、こっそり作った合いカギで、部屋のドアを開けたことを。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは!悪魔の笑みです!小説書くのが楽しくなってきました!最後に驚くような結末がある小説にしてみました! 他の皆さんに比べたら、まだまだ下手ですが、頑張っていきます! また、感想、アドバイス、よろしくお願いします!それでは、バーイ
黄金の鐘
「お前さんに、わしの願い事を一つだけ聞いてほしい。」 私「はい。願い事とは一体どんな願い事でしょうか?」 爺さんは真剣な顔をしながら私に願い事を伝えようと思い、その思いを胸に込めて伝えた。 「少女よ、今からわしの言う事は未来に関する言葉があるから決して 忘れてはいけない。 この世界は残酷だと言う限り、栄光の力が必要である。」 そう言った爺さんは悲しんでいる母と男の子に杖を向けた。 「見よ、あそこの壁に寄りかかっている親子がいる。 親子は家もなく、マッチを売っているが一本も売れていない。 このままにしてマッチが売れなかったら凍え死ぬだろう。」 親子を見て、私は悲しくなった。 私「爺さん、助けに行きます。」そう言い、私は親子の方へ向かった。 母「マッチを買ってください……。買ってくれないと、私たち親子は……もうダメなのです……。」 私「私がマッチを買います。あなた達のために私は未来と向き合わなければいけませんから。必ずあなた達を救い、あなた達が生きる場所を探しますから。」 沢山のマッチを買った事で親子は涙に暮れた顔から笑顔になった。 男の子・母「ありがとう……。あなたは命の恩人です………。」 一つだけの命を救った私。その瞬間にあの鐘は世界を幸せにするもの だと気付いた。 END
あざやかに、あでやかに。
私は、小梅。 フラワーデザイナーをやっている。 お花は、いろいろなことに使われるので、いろいろな人が来る。 今日は男の人だ。 「あの...」 「はい、なんでしょうか??」 「母の日に、花をプレゼントしようと思ってるんですけど、選べなくて...」 「あ、それなら、定番のカーネーションの他にこれを組み合わせて...」 「本当にありがとうございました。きっと喜びます!」 「いえいえ、またのご来店をお待ちしてます。」 一週間後、あの男の人から、告白用の花束の注文が入った。 あの人、好きな人がいるんだ。その人に告白するんだ。 私は胸がズキンと傷んだ。 次の日、完成した花束を持って待っていると、あの男の人がやって来た。 「あ、完成したんですね!さっそく、もらって行っても良いですか?」 「良いですよ。告白頑張ってくださいね。」明るく言おうと思ったのに、沈んだ声になってしまった。 「え、ああそれは...」彼は言葉をにごす。 「この際だから、言ってしまおう。本当は後で食事にでも誘って...と思っていたんだが。」 「君のことが好きだ!結婚を前提に付き合ってください!」 そう言って、花束を差し出して来た。 「もう!告白する本人に花束をつくらせるなんて...」 「それに、出会って少ししかないのに、私になんて。」 「君を一目見た時から、好きだったんだ!優しくて、純粋で愛らしい。」 「でも...そう、ですよね...?」 「僕なんかを好きになれないですよね。」 「好き、」 「え、今なんて...?」 「だから、好きなの!私だって好きです!」 「良かった!!これから、お茶でもしてゆっくり話しませんか??」 「ええ、」 彼がくれた花束は、私が作った時よりもずっと、輝いて見えた。 あざやかに。あでやかに。
友達
嫌だなぁ。転校なんて。お父さんの仕事がどうとか言ってるけど、もっと考えてよ。私気が弱くて、友達作りに苦労してるのに……。 私は車に乗りながらそんなことを考えていた。また引っ越したら、どんなに仲のいい友達がいても別れちゃうのに。最悪。 引っ越すと言われたあの夜、お父さんはあやまった。いつもごめんな、って。でもそのセリフだって何回聞いたかわからない。いいよって言ってるけど、本当のところは許せないし。 まあ、今更文句言っても遅いんだけど。 顔が不満そうだったのか、お父さんが話しかけてきた。 「本当に悪いって思ってるよ。すまない、本当に…」 私はフン、と言った。お父さんは少しうつむいた。 それから1時間くらいして、引越し先の家に着いた。なかなかいいかな。少なくとも前のオンボロアパートよりは。 それから何日かたった。 「いってらっしゃい」 「うん」 私は今日初めて転校先の学校に行く。後からお母さんも来るらしい。足が重い。孤立しないかな?不安だ… ドキドキする。初めて教室に入るからだ。転校生がきます、と先生が紹介している声がする。恥ずかしい。あああ、入ってって言われた。よし、頑張ろう。 ガララッと扉を開けて、お辞儀をして名前と軽い自己紹介をした。よかった。隣の席は女子だ。 「よろしくね」 隣の子が話しかけてきた。ニッコリ笑っていて、手を出してくれている。 「こちらこそ、よろしくね」 それからその子と私は仲良くなった。一緒に遊んで、話して、帰って。とにかく楽しかった。でも私の恐れていたことが起こってしまった。 「あの、もう一度転校しなくてはいけないんだ…」 「嘘でしょ⁉嫌だ!」 そんなの嫌だよ。あの子とは一番の仲良しなのに。 「しょうがないでしょ。仕事なんだから」 結局引っ越すことになってしまった。嫌だよ…… 引越し当日。 車に乗り込むと、近くを走ってくる人がいた。 「由香子ちゃん!」 「美奈ちゃん!?」 「見送りに来たよ!引っ越すって、聞いて」 「ありがとう!会いたかった!」 「私も、会えて、よかった」 美奈ちゃんは肩で息をしている。容赦なく車は発進した。美奈ちゃんは走って手を振ってくれる。 「由香子ちゃんと、会えて、よかった、いつか、また、会おうね!」 「もちろんだよ!」 美奈ちゃんはずっと手を振ってくれていた。 それから何年も経った。私は大人になった。今私は美奈ちゃんと会った街に住んでいる。 ショッピングモールでのことだった。すれ違ったその人は… 「美奈ちゃん!?美奈ちゃんだ!」 「あ!由香子ちゃん!」 私たちは奇跡的に再開できた。嬉しい。嬉しい!
お父さんは先輩!?
「お母さんね、有希に紹介したい人がいるの。」 夜ごはんを食べている途中、急にお母さんが言った。 私の家は母子家庭で、お母さんは私を一生懸命、16歳まで育ててきた。 お父さんは、私がまだ、小さいころに家を出て行ってしまった。 だから、私にはお父さんの記憶があまり残っていない。 「え、そうなんだ。」 と私は言った。 「お母さん、その人と結婚したいんだけど、いいかな?」 結婚!? 結婚するということは、私のお父さんができるということだよね。 でも、お母さんが幸せになれるのなら、本当に嬉しい。 「うん、いいよ!」 2日後の土曜日 私とお母さんは今、あるレストランにいる。 ここで、私のお父さんとなる人と会うそうだ。 は~、もうすぐ私のお父さんとなる人と会うんだ。 そう思うと、緊張する。 「シャラララ~」 レストランのドアを開けるときに鳴る鈴の音が聞こえてきた。 すると、お母さんは立ち上がって、 「こっち、こっち~」 と手を振った。 お母さんが手を振った方を見てみると、背の高い男の人が見えた。 遠くから見ているから、顔はわからないけど… すると、背の高い男の人は私達に気づいたみたいで、私達のいるテーブルに向って歩いてきた。 そして、私達のところまできた。 なんか見たことあるな?? 椅子にすわると、私の顔をみた。 あ! 「夏川拓実です。」 「な、夏川先輩!!」 え、嘘でしょ~!? 夏川先輩は私と同じ文芸部に所属していて、頼りがいのある先輩だ。 しかも、スタイルがよくて、イケメンだから、女の子に人気がある。 こ、この人が私のお父さんになるの? この人が、これから、一緒に暮らすの? 想像できない…。 お母さんが45歳で、先輩が18歳。 「さ、お食事しましょうか。」 お母さんが言った。 そして、メニューの冊子を私に渡してくれた。 冊子をみていてもメニューを選ぶのに集中できない。 冊子ごしに、先輩のお母さんに気づかれないように、ふたりを見た。 ふたりは楽しそうにメニューを選んでいる。 「奈美さん(お母さんの名前)はどれがいい?」 「えーと、チーズハンバーグにしようかな。」 「拓実くんは?」 「えーと、ぼくは…奈美さんと同じチーズハンバーグにしようかなぁ~」 ふふ、仲良しだな。 食事中も楽しかった。 デート中のお母さんの話とかして、話を盛り上げてくれた。 こんな家庭、楽しそうだな。 先輩がお父さんだと、楽しそうだな。 「もう遅いし、帰ろうか。」 お母さんは言った。 そして、私が立ち上がったとき、先輩が僕に聞いた。 「僕がお父さんでいいですか?」 「もちろん、お父さん。」 と私は言った。
真面目で何が悪い。【短編小説】
私の学校には、ちょっとした校則違反を犯す、悪い人が居る。 髪が長い娘は、基本的に髪をゴムで結んでくる。 その時のヘアゴムの色は黒、白、茶、紺のいずれかということになっているのだが、ヘアゴムを違う色にしていても、先生は気づいていないのか、あまり注意してこない。 それにつけこむ様に、悪いヤツらはピンクとか、可愛らしい派手な色のヘアゴムで髪を結んでいる。 それを見た普通の娘達も、真似をしておしゃれな色のヘアゴムを使い始めた。 私には正直理解が出来ない。 まあ、ヘアゴムなんぞを制限する学校もわからないが、そうではなく、学校が設けた校則を平然と破れる人の神経がわからないのだ。 ある日の朝のお話。 いつもの様に、隅に「宮前紗英(みやまえ さえ)」と書いたシールの貼ってある机に鞄を置き、1時間目の準備をしていると、西田千穂(にしだ ちほ)が近寄って来た。 彼女とは、たまに喋るくらいの、ただの友達だ。 千穂は、駆け寄ってくるなり、こう話した。 「ねえねえ紗英ちゃん。ヘアゴム何色?」 私は、普通に答えた。 「いや...黒だけど...」 「え!?何で何で!?」 これまた普通に答える。 「いやだって、校則だから。」 「うわっ、真面目かよ!」 彼女は笑いながらそう言うと、他の女の子のもとへ駆け寄って行った。 彼女のポニーテールを結んでいたヘアゴムは、よく見ると、校則違反の赤色だった。 それにしても納得が行かない。家に帰ったのにも関わらず、まだ考えてしまうほど納得が行っていないことがある。 彼女は最後に、「真面目かよ!」と、笑いながら言い残していった。 真面目に生きて何が悪いのか。真面目に生きてなぜ笑われなくてはいけないのか。 絶対におかしい。悪いのは、笑われるべきなのは、校則を守らないヤツらの方じゃないのか。本当に納得が行かない。 「やっぱり世の中って理不尽なのかもな。」 私は独りでそう呟いて、黒いヘアゴムを外し、学校指定のブレザー、学校指定の膝下のスカートから部屋着に着替えた。 終わりです。(この物語はフィクションです。) どうも、鈴木爆撃機です。 自分の思っていることをそのまま書きました。本来小説ってそういうものだったはずです。 生真面目に生きることも、自分が楽しいと思うことに打ち込むことも、良いことだと思います。 ですが、たまに、真面目に生きている人が損をし、真面目でない人が得をすることがあるこの世界、理不尽だなと思います。 だから僕は、「真面目かよ!」とツッコんでくる人に、こう言い返します。 真面目で、何が悪いんだ、と。
ゆっくり、進め。
私のクラスは恋の話題で押しきっていた。 そう、今日はクラス一美人な雛形雪子が付き合ったと言う記念すべき日なのだ。 雪子は顔を耳まで赤く染めて、仲の良い子だけに相手の名を教えている。 そんな人気な話題でも、友達が少ない私はうまくのめり込めず、せっかく振ってもらった話も掴めないまま、休み時間が終わった。 『うーん…。』 「輝?何してるの?」 めったに話もリアクションもしない無口な輝が、珍しく唸り声をあげている。 『雛形雪子のカップル誕生は、祝うべきでは無いと思う…』 またその話か…私の耳も聞きあきたろうに、仲の良い輝までもがその話をするとは…。はとに豆をやり過ぎたときみたい。 『俺、正直恋とかわかんねーんだ。だから話も振って貰えんし。友達は離れていくし。雛形のせいで俺の友情はボロボロだっ!』 ドンッと机を叩いてから、正気に戻ったのかわからないが机を慰め始めた。 私は輝に同情した。机を叩くことは良くないと思うが、私だって友達は皆この話題にスラスラ入っていくから、私だけ浮いてる。 『ま、お前が浮いてる時は俺が助けてやんよ。』 うん。と返した。輝はこうして私を庇ってくれる。 あれ?この感覚は…確か二年前の…? 遡ること二年前の夏。私は夏休みに入ると同時に辛い荒波に直面していた_ 「お前ウザいんだよ。このクズがさ。」 言い返せずに、ボーッとしていた。 私の上履きは涙で濡れ、さらにはその涙すらからかわれて。 家族にも友達にも誰にも頑張りを認められないし、誰にも辛さを感じてもらえない。 私は、絶望と言う名の崖から転落しかけた。 その落ちかけた私の足をとったのが、輝だった__。 『努力して見返そ。俺が助けてやるからな。』 大人が手を取ったように、感じた。 輝は、私を惚れさせた。 その日から、意識をするようになった。 あのときの感覚だ。 私は、輝に守られて、今までやって来たんだ。 頑張れば、イケる。少しずつで良い、目標を達成すれば。 ゆっくり、進め。
あいつは僕の前を走っている
あいつは転校生。 あいつは転校してから一ヶ月も経たないうちに、クラスの注目を集め、このクラスの中心となった。 なぜならあいつは勉強も、運動神経も、周りからの評価も抜群だったからだ。 テストではいつも100点、体育では何でも出来たし、そのレベルも一段と他の人よりも高かった。さらに、人柄も良かったため、クラスの生徒だけでなく、先生からの信頼もあつかった。あいつは、頭脳明晰、運動神経バツグンの、「完璧」な人間だった。 あいつが来る前までは、僕はクラスのトップだった。僕は学業、スポーツでは、誰にも負けないつもりだった。でも、今はあいつに負けて、いつも2位だ。しかも、不器用な僕が苦手な、美術や図工で、あいつはハイレベルな作品を仕上げ、いつもみんなを感心させてみせた。しかも、歌も上手かった。 50メートル走では、僕が8.23秒、でも、あいつは7.12秒。僕、クラス2位。 50問テストでは、僕が一問ミスって98点、あいつは100点。また2位。 僕はあいつが憎らしかった。僕が言うのも嫌だけど、あいつは女子にものすごくモテて、すらっとした長身で、顔も体型もモデルみたいな、カッコいい奴だった。めっちゃカッコ悪くて、恥ずかしいけど、僕はあいつにものすごく嫉妬していた。あいつの欠点を探し回る最低な人間だった。 あいつを出し抜こうと、勉強をいつもより頑張った。でも、今日も2位。あいつの100点満点のテストを褒めまくっている周りの同級生に、あいつは爽やかな笑顔で微笑み返していた。調子に乗ってんじゃねーよ。 ちぇっ。僕は舌打ちした。僕の手にある、96点のテストが、とてもカッコ悪く見えた。俺は乱暴に立ち上がり、テストをゴミ箱に放り投げて、あいつを睨んだ。 あいつは完璧な優等生。僕は?ライオンを睨んでいるちっちゃなハイエナ、つまり、ただの下っぱ野郎ってこと。僕はみじめにうつむいた。サ・イ・ア・ク… ---------------------------------------- ある日のことだった。僕はいつものようにあいつを睨んでいた。すると次の瞬間、僕にチョークの粉の雨が降りかかった。僕はチョークで真っ白になった。どうやら粉をかけたのは、このクラスの男子で、意図的なものだったらしい。突然のことだったため、僕はその場に呆然と立ちすくんでいた。そんな僕を見て、教室は笑いに包まれた。僕は恥ずかしくなり、やめろと言おうとした。すると、机をバンッと叩く音が聞こえた。笑いが止まった。机を叩いたのは、「あいつ」だった。 「お前ら何やってるんだよ。関係ないやつにチョークの粉ぶっかけて笑って。恥ずかしくねーのかよ。人間として、こんなのありえねーだろ。お前らも、お前らも、お前らも。こんなことされて、笑いの種にされて、馬鹿にされて、嬉しいか?こんなくだらない、最低なことして楽しいか。謝れ。こいつに謝れ。そしたら、片付けろ。ぼーっとつっ立ってないで、ほら、早く。」 あいつは顔を真っ赤にし、形相を変えて叱った。みんな、あいつが初めてあんな暴言を吐いたから、驚きとショックで、呆然としていた。しかし、その後、ふと我にかえったかのように、「ごめんね」「ごめんなさい」「ごめんよ」などと、次々と謝りに来て、僕の下の床を掃除し始めた。他の子は、僕の服に付いたチョークの粉を払い落としてくれた。僕はあいつの顔を見た。あいつは僕の顔を見て、微笑み、ゆっくりと頷いた。僕は泣きそうになったが、じっとこらえて、あいつから目をそらした。そして、目を閉じた。あいつへの見る目が変わった。 もし僕だったら、あんなことを言えただろうか。もし僕だったら、あんなこと、そもそも言おうとしただろうか。いや、僕は多分、みんなと一緒に大笑いし、「みっともねーカッコ悪りぃ!マジウケる」なんて言っていただろう。 僕は、あいつは、僕の前を走っている、と思った。そして、俺は一生あいつには追いつけないな、とも思った。青空の下、僕は、あいつのいつもと変わらない、爽やかな笑顔にに戻ったあいつの顔を見て、ふっと微笑んだ。こいつ、やるな。いつものあいつへの嫌な感じは、一切無かった。あいつは敵、そう思っていたが、今はあいつを好敵手、と見て、今日もあいつと競っている。あいつと友達にも…なれるかもしれない。そう、正直に思った。 ハロー!ふーみんです!読んでくれて、ありがとう!コメント(アドバイス、感想、指摘、などなど)お待ちしております!
忍ばせた魔法の言葉【恋愛短編小説】
【本日はご多用の中、 私達のためにお集まりいただき、ありがとうございます。 突然、式を挙げて驚かれた方もいると思います。 そのような連絡が私達のところにたくさん来て、 今更ながらあまり言ってなかったんだなぁと思い、 今日は少しだけ私から 彼を好きになったエピソードをお話ししたいと思います。 私は高校生の時の2年間、入院していました。 生きる意味をずっと考える毎日で、答えなんて見つからない毎日でした。 彼にはそんな風に 考えているなんて言わなかったのですが、 気付いてたのかこんな言葉を教えてくれたんです。 「Dream as if you’ll live forever. Live as if you'll die today」 これは 「永遠に生きるつもりで夢を抱け。 今日死ぬつもりで生きろ」 という意味。 私はこれを聞いて...】 もうすぐ結婚式を挙げる私達。 私達スピーチをすることになったんだけど、 原稿を覗き見てくる。 彼宛てなのに。。笑 「ねぇなんでそんなご機嫌ななめなの」 『えー、やっぱり呼ぶの』 「だって日頃の感謝を伝えたいって言ったのそっちじゃん。 もう招待状出しちゃったし?」 『いっそ2人で式挙げよ。 ドレス姿見せたくない、絶対可愛い』 「やだよ、」 『なぁーんで』 「嫌です、笑」 そう言っても聞いてくれない。 彼の腕に背中から包まれて耳元で囁かれる。 『その続きなんて言うの』 「まだ秘密」 『えー、教えてよ』 「なんで」 『事前に知っとかないと泣くかもよ?笑』 「泣くとこ見たい」 『だめ』 もう書くのやめようかなって。 せっかくなら式で言いたいし泣かせてみたい。 ー 『最後に。 俺のこと好きになってくれてありがとう』 「…もう、、!」 『ふふ、泣かせちゃった。笑』 「さっきの私のスピーチで、泣いたの知ってるから。笑」 『マジか』 私はこれを聞いて、 この人の考え方、話し方、元気付け方… 本当に全部大好きだって、 ずっと一緒にいてほしいって、思ったんです。 ー*ー こんにちは。 結婚式のスピーチの話です。 私の大好きな言葉を軸に、肉付けしていったものです。 私が大好きなこの言葉、皆様の勇気になったのなら幸いです。 感想待ってます。
思えど叶わぬ
教室、休み時間。 幸喜(こうき)の方になんとなく目をやってみた。 ああ、幸喜のそばで笑う女子がまた増えている。 幸喜は決して抜きでた顔の持ち主ではない。運動がずば抜けて出来る訳でもないし、趣味はゲーム。ここまではそこら辺にいる普通の男子だ。 しかし、誰に対しても変わらぬ態度で接することが非常に評価をあげているらしく、彼のそばにはいつも幸喜を狙う女子では溢れている。(本人曰く、よほど嫌いな人間以外はみんなにできるだけ優しくしているのだそう。やさしさに騙された女子も多いだろうに。罪な男だ) 私は一応幸喜の幼なじみだから、幸喜のことはまあまあ知っている。 だから、こんなことまで分かる。 あの時の、幸喜を取り囲んでいた女子。 ………という子だ。彼女は清楚、純粋という言葉がぴったりであった。 ある日幸喜が………に向けていた目は間違いなく彼女に対する好意を隠した目だった。 好きなのにそれを言わずに過ごす幸喜にある種の苛立ちを覚えた。 私なら気づいてやれる。隠しているあなたの気持ちに気付ける。 ………………私なら。私のそばにいてよ あれから何日か間をおいたあとに気づいてしまった。 ああ、そうか。私は幸喜が好きなんだ、と。 そこに至るまでに何かあったわけでもない。 ただ、ある日突然自分の中に入り込んできた感情。 受け入れることは出来なくとも、蔑ろにもできない。 そして、幸喜はまだ彼女に好意を隠した目線を送り続けている。 好きになった相手には1番の幸せを。そう願うのは自然なことだろう。 なら、やることは決まった。 《私は幸喜を嫌いになろう》 《あのふたりが幸せになる手伝いを》 両片想いなら比較的簡単に成就させられるだろう。 秋らしい、乾いた風が私を撫でる。 中3の秋、私は人を嫌いになろうとしている。 自ら望んだことなのに、何故だろうか。 ………涙が止まらないの ーーーーー 駄文ですが、感想くださると跳び跳ねて天井に刺さります。
そっちに行かないで
ダメっ! そっちに行っちゃダメ! そっちは怖くて、恐ろしくて、後悔する世界だよ……? 楽しくもなくて、悪い人ばっかで。 ああ、怖い。 思い出すと吐き気がする。 ……ほら、まだ行きたい? 私はそっちの世界を経験したの。 私のいうことを聞いてっ! お願い、もう苦しむ人を増やしたくないの……! 『私は行くわ。だって楽しそうだもの。』 彼女は嬉しそうに笑った。 何も無い、そっちの世界へ。 声をかける暇もなく彼女の背中は遠さがっていった。 そっちに行って後悔するのは貴方よ。 最後にそう呟き彼女もまた、一瞬で消えた。 風のように、一瞬で_。END 読んでくれてありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです。 もちゃ!です。 ところで、どういう意味か分かりましたか? これは、人間界へ行く赤ちゃん、一度人間界へ行ったことがある女性のお話です。 女性は人間の頃、イジメられていて赤ちゃんが人間界へ行くのを止めたいと思っています。ですが赤ちゃんはもちろん好奇心旺盛なため、女性の言うことは聞きません。 その結果、赤ちゃんは結局人間界へ行く、という事です。 女性は、自分がイジメられていたので赤ちゃんの事を止めていますが、赤ちゃんが人間界へ行き、どうなったかは皆さんの想像に任せます…。