短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
好きな人よりも高くなりたい
俺は陽太。 一年前好きな人に告白された 彼女の名前は愛菜。 でも、返事はしていない。 うれしくて仕方なかったけど、噂になるのが怖くて… 臆病だよな、俺。 そんなことを考えていたある日、俺の入っているクラスラインに愛菜がはいってきた 俺はすぐに追加した そしたらあっちも追加してくれた。 嬉しくて顔が真っ赤になっていた。。 それから毎日ラインしている。 他愛のない話をまいにち。 でもそれがうれしいんだ 愛菜も告白前と変わらない態度でいてくれるから俺も変わらず接している そして今日、愛菜に背高くなったねと言われた 愛菜は背が低いほうなのに俺はそれよりも小さかった でもやっと勝てたんだ! だから俺は 当たり前だろ~?w と返した ねえ、愛菜。俺が告白の返事しなかったこと、君は怒ってる? もう少ししたら返事するから これは逃げているんじゃなくて、もっと背が高くなって、 お前を守れるくらい男らしくなるから。 それまで…待ってて。
自分を超えるゴールイン
『位置について、、、よーい、ドンッッッ』 緊迫した空気に銃の音が響く。 スタート地点にいるものは素早く地面を蹴って勢いよく飛び出す。 足が重く感じる。最初の一歩を力強く踏みしめ、自分との戦いが始まった。 『行けー、頑張れぇー』声を張り上げてこちらにエールを送ってくる。 私は達成感というものを追い求めてこの道を選んだ。 こんな所で終わるなんて絶対嫌だ。 その気持ちが私に火をつけた。加速から中間疾走。 よしっ。スピードに乗れてるし抜かせてる。 このままいけば全国優勝も夢じゃない。 汗がにじみ出てポタポタと流れ落ちてゆく。 私は喘いで全力疾走した。 体に気持ち良く風が吹いてくる。 ラストスパート。もう私は勝った。もう私は。 ポキッッ。『えっ?!』 ドサッ。地面に体が強く押し付けられる感覚、、、 うっすらしか見えないが私を追い越していく姿が目に入った。 悔しくて、たまらない気持ちを心の中で何度も呟いた。 ここで私の陸上人生は終わったんだ。せっかく全国まで来たのに、、、 期待を背負って皆の分も頑張るはずだったのに、、、 痺びれと共に私の意識は遠退いていった。 母には期待していたのに残念だったと伝えられた。 最初にそれ言うんだと思い小さく舌打ちをしてやった。 足の痺れが治まらないため母と診断を受けに行った。 どうせ大したことない。こんなのすぐ治るし塗り薬もらえればいいや。 しかし現実はそんなに甘くはなかった。 『娘さんは非常に珍しい筋肉のつき方をされていますね。次また同じような怪我をしたら走ることが厳しいでしょうね。 骨と骨を繋いでいる靭帯を引き延ばすことで切れてしまう恐れもあるので当分は安静にしておいてください。』 『えっ。じゃあ本気で走ったりしたらどうなるんですか。』怖い。どんな答えが返ってくるだろう。 『絶対にとは言い切れないですが、やはり走るのが厳しいかと。』 そんな。陸上どうすればいいの。このまま本気で走れなくなったら選手として活躍できない。 せっかく。なんなんだよっ。 頭が噴火しそうだった。仕方ないって分かってるけどさ。諦めきれないよ、こんな所で。 そのまま沈黙が続いた。 安息の日々を送った。 リハビリを続けて少し走れる位までになった。一生懸命、技量を磨き続けた。 そして私の努力が認められ大会に出させてもらうことになった。 正直、選ばれないと断念していたが思いの外このような結果になった。 しかし先輩たちはこの事について非常に拒んだ。 『何でずっと休んでた奴が大会に出れるんだよ。お前どうせ怪我するのが怖くて本気で走れないくせに。』 その事については何とも言えなかった。そう。内心は本当に怖い。 怪我して選手として存在できなかったら、どうしようと不安に思うのだ。物凄く。 私の腹心の友達、啓将(ひらまさ)に大会に出るべきかどうか相談した。 『えぇ。勝ち負けとかの問題じゃなくてさ、お前が楽しめてるかどうかじゃね?』 『楽しむ。。』 『嫌でやってるより楽しくてやってた方がいい。だから人は限界まで頑張ってみようって思えるんだよ。』 大会の日が切迫する。高校3年最後のチャンス。風呂の中で錯乱状態。 明日もし足が壊れたらどうしよう。それしか考えられなかった。 不安な気持ちを抱えながら大会へと足を運んだ。 目の前には広すぎるドーム型の建物が立ちはだかっていた。 ウォーミングアップする者や顧問から指導されてる者、私は今日ここで、、、走るんだ。 緊張する。私の出番まであと3分。心臓が太鼓のように響いて体が震える。 『次の種目は150m走です。レーンに並びなさい。』 まじで?もう?はやっ。速そうな人ばかり。私はこの人達に勝てるのか。 いいフィジカルしてるな。 やばい。走れないかも。もうやだ。走りたくなくなってきた。怖い。 不安な気持ちが募り意気消沈した。 その時、座席にいる啓将と目があった。 彼の目はまるで、こんじきのように光を帯びていた。 優しい目。 それが私の背中を押してくれた。 拳に活を入れた。 もしかしたら今日私の足はぶっ壊れるかもしれない。 でも今は自分を試してみたいという自分がいる。 今わかった。私は足が壊れるのが怖かったんじゃない。 私が私じゃなくなることが怖かったんだ 『位置について、よーい、、、ドンッ』 緊迫した空気に私は砂煙を巻き起こした。 こんにちは。ナスビです=(^.^)= 今回はスポーツ入れてみました! 感想アドバイス頂けたら嬉しいです♪ それではまた~( ´ ▽ ` )ノ
チョコクッキーは恋の予感
放課後のこと。 「俺、莉里のことが好き。付き合ってくれ。」 そう言ったのは、私・莉里の幼なじみである広樹。 でも私は断った。広樹は、「なんでだよ!」と言ってるけど。 広樹は私のことが好きで、だけど私は、広樹のことは、あまり......。 だから、広樹を好きになれるのは、分からない。 これから、どうしよう。 そんなある日。 「莉里!」 広樹だった。 「俺、言いたいことがある。」 え?まさか、また、告白だったら.....。 「実は、もうすぐ、莉里、誕生日だろ?バレンタインデーの日に。」 ! そうだった!バレンタインデーの日は、私の誕生日。 「だからな、その日に、莉里に誕生日プレゼントをあげたいんだけど、いいかな?」 広樹、誕生日プレゼントをあげたいのか。じゃあ、プレゼントだし、まぁいいか。告白とかはないし。 「いいよ。」 「ありがと。じゃ、誕生日に、プレゼント渡すから。またな!」 「うん。」 とうとう、バレンタインデーの日である、私の誕生日に。 「莉里ー!」 広樹が私の誕生日プレゼントらしきのものを持ってる。でもそれは、箱だった。 「え?箱?」 「違うよ。この箱に、チョコクッキーがあるんだ。食べてくれないか?俺が頑張って作ったから。じゃ!」 広樹は走っていってしまった。 って、うそ。広樹が作ったんだ。 私は食べたくなったので、家に帰った。 箱を開けると、チョコクッキーが入ってた。でも、上手にできてる。 バレンタインデーだから、チョコクッキーにしたのかな。 私はチョコクッキーを口に入れると、 サクッ。 なんか、すごくおいしい。いい味だ。 そしたら、全部食べて、みんなおいしかった。 そのおかげか、私は、なんだか、広樹のことが、好きになったかも。 次の日。 「ありがとう、広樹。クッキーおいしかったよ。」 「そっか。」 広樹は照れて笑った。 広樹の笑顔、いいな。 もう、広樹のこと好きになったから、私、いい気持ちだよ。 そんなきっかけで、私の恋はいい予感だな。 終わり こんにちは!たみです! 今回も、恋愛物語です! 秋なので、バレンタインデーの日ではありませんが、こうゆうの書きたかったので。(笑) 感想も送って下さい! ※悪口などは送らないで下さい。お願いします。 以上、たみの小説でしたー!
目を開けて。
彼女はよく眠る。 授業中でもお構い無し、ぐーすかぴーすかと寝ていたのを覚えている。 そんな彼女を起こすのが、私の役目だった。 彼女は卒業しても変わらなかった。 眠くても我慢していたのか、流石に寝ることは少なかった。だが、帰宅すると朝まで目を覚ますことはなかった。 そのせいか、数日間眠れない日が続く。そしてそれを繰り返す。 それでも、彼女の涙袋が黒くなることはなかった。 寝れば寝るほど元気になるんだよ。 そう彼女は言っていた。当時の彼女は、とても綺麗で…輝いていた。 「私、眠らないとすぐ疲れるの。」 「だから、たくさん寝ると元気になるんだ。」 それが彼女の口癖だった。 それを私は何も感じずに、ただ笑みを浮かべて相槌を打つだけだった。 ……彼女が病に犯された。 病名は聞かされていない。治ると願って、私は毎日を過ごしていた。 「最近眠れないの。」 彼女が目を擦りそう言った。私は彼女の変わり果てた姿に、驚くことしかできなかった。 目は隈で黒くなり、少し痩せ細った手足、やつれた顔。 「…眠たい。」 彼女の目蓋は、段々おりてきた。 そんな彼女に私は彼女にこう告げた。 「…なら、明日に備えてもう寝ようか。」 「うん、そうする…。 おやすみ…」 彼女はゆっくりと目を閉じた。 目を開けて笑ってほしいな。 なんてね。
「バラの花、歌声」
今ではもう、ずっと昔 19世紀フランスに 歌の好きな少女がいた。 名は…ローズとでも言っておこう。 少女は流れるような長い髪の持ち主で 花のように歌った。 だが…。 ある日、少女に悲劇がおきた。 未発見の病にかかってしまった。 少女の体は随分に侵されていて、手の施しようが無かった。 少女の病気は素手で触ると移ってしまうという病気で 看護婦や医者、家族まで手袋をした。 少女は申し訳ないと思った。 ある夜、少女は病院を抜け出してある花園へ行った。 そして少女は自らを刺し 傷口に不思議なバラの種を埋めた。 そのバラの種は人間の血液で育つ種類の種で 少女はその事を知っていた。 少女はそのまま永遠の眠りについた。 その少女の本当の名を知っている人は誰もいない。 ただ1つ分かっているのは 今もなお、少女はバラの花びらから 自分の歌声を響かせているという事。 今は誰も知らない話…。 ミライです。 「バラの花、歌声」 どうだったでしょうか? 昔の話ってちょっと惹かれません? ちょいホラーっぽくしました。 ※この話はフィクションです。
真っ白な世界
みんなは、真っ白な世界って体験したことある?? たぶん、無い人がほとんどだと思う。 だけど僕は今、体験しているんだ。 僕の世界観のなかで、僕だけの世界は真っ白。 黒も 赤も あなたの好きな色も無い。 テレビも、白黒より見ずらいし 友達も真っ白。 ただ、不思議と目の位置とか体の動きとかは伝わってくる。 いつも行ってたスーパーだって、色味が無く、どことなく不気味。 僕がよくいく公園も、カラフルな滑り台ではなくて真っ白。全てが白い。 カラフルだから、楽しい気持ちになれてた気がしたんだけど、白いのはあまり楽しくない。 想像してみて、あなたの好きなものも人も真っ白。 そんなのつまらないでしょう? 僕もつまらない。 だけど、僕はこの世界の色が白になってから 少しだけ平和になった気がした。 白色にとらわれず、個性の色を出したいっていう人もいるかもしれない。 だから芸術とかがうまれる。それは素晴らしいけど 自分がいいと思った個性も批判で潰されることだってある。 今、問題になってる人種差別だって色が問題だ。 さあ、世界は何色を許してくれるんだろう。 僕は、公園のベンチに座りながら考えた。 そして紙とペンを出し、紙の書き始めに『真っ白な世界』と。
この世界で生きる君に
この世界で生きる君はどんな風に生きているのかな。 それはきっと、楽しく、辛く、苦しく、もがき、生きているんだろうな。 君も、僕も、世界も、完全じゃ無い。 じゃないと、人生、面白く無いよ。 だから、完璧になろうなんて考えないで。 この世界は、だんだん、不自由になっていくと思うんだ。 それに、不公平に。 大人になったら、不自由というものを押し付けられ、でも、選ばれた特別な人だけは、自由。 それじゃあ、不公平だよね。 でもね、これは変えられるわけでは無いんだ。 だから、責めて今だけは、楽しく生きて。 この世界は、辛いかもしれない。 でも、きっと今は楽な方だよ。 たとえ誰かに嫌われても、 病気であっても、 立てなくても、 笑えなくても、 泣けなくても、 愛せなくても、 愛されなくても、 感情がなくても、 居場所がなくても、 不器用でも、 恋が実らなくても、 大事な人がいなくなっても、 夢が無くても、 生きる理由がなくても、 死んでしまっても、 何も無くても、 それでも、この世界を生きる君には、まだ、生きていて欲しい。 考えは、前向きに、時には落ち込んで、そして、生きる必要さに気がついて。 そして、君は成長するんだ。 君には、運命で死ぬまで、生きて欲しい。 その間には、色々な出会いがある。 守りたい人と巡り合い、そして、可愛い子供も産まれ、そして、二人で年老いて、孫が産まれるかもしれない。 たとえ、こんな事が起きなくても、人生の終幕(フィナーレ)は、必ず、幸せ(ハッピーエンド)を咲かすよ。 だから、必ず生きていて。 死んでしまっても、来世でまた会おう。 巡り逢う奇跡と、永遠の成長。 そしてこの世界の全人類の全てを願って... 幸あれ!!! END?
あなたとふたり、ティータイム。
カチャリと、二人分のティーカップをテーブルに置く。 後ろを振り返れば、妻がうきうきとポットを抱えてこちらへやって来ていた。 ふふふーん、なんて鼻歌を歌いながら、カップにお茶を注ぐ妻。その可愛らしい姿を微笑ましく思いながら、冷蔵庫に仕舞っておいたチョコレートを取り出して、皿に盛った。 二人ともほぼ同じタイミングで、向かい合わせの椅子に座る。 俺達夫婦が、何よりも大切にしている、お茶の時間。例えどれだけ忙しい日でも、必ずこの時だけは、二人でゆったりと語らいながら休息を取る事。いつしかそれが、夫婦間の暗黙の了解となっていた。 『いただきます』 『いただきますっ!!』 俺の挨拶の後に、妻の弾んだ声が続く。湯気越しに見える瞳は、とても優しく細められていて・・・やはり彼女と結婚して良かったと、毎日俺は思うのだ。 幸せを噛みしめるように、ゆっくりとカップを傾ける。 ふわり、と鼻腔を擽る茶葉の香りが、いつもと少し違う。何というか・・・すっと、爽やかな味がした。 『・・・もしかして、この茶葉・・・いつもと違うやつか?』 顔をあげてそう尋ねれば、彼女の顔がぱあっと晴れる。 『気づきましたか!?うふふー、いつもの紅茶じゃなくて、鳩麦とレモングラスのお茶にしてみたんです。お店で試飲したら、とっても美味しかったから』 ああ、この爽やかさはレモングラスか。なるほどと頷きながらもう一度お茶を口に含み、その風味を堪能した。 美味しいですか?とこちらを覗き込む彼女に笑みを返して、その頭をくしゃくしゃと撫でる。 『いい茶葉を選んだな。俺も気に入ったよ』 『リピート、決定・・・?』 『ああ。そうだな』 やったーっ、と妻が両手をあげて喜ぶ。 ・・・別に俺は、お前が選んだ茶葉なら何だって美味しいと思うんだがな。 ニコニコと笑ってカップを傾ける妻の姿は、いつ見ても美しい。・・・自分でも気持ち悪いレベルに惚気だが、本当にそう思うのだから仕方が無いだろう。 麗らかな日だまりの中で、愛する人と、二人っきりのティータイムを。 『俺と結婚してくれて、ありがとうな』 『ふふ、こちらこそ!』
今、恋を知る。
今、恋を知る。 作者:もちゃ! ~あらすじ~ 私に恋をすることなんてない…はずだった。 でも、あった。 私にも、恋をすることが。 それは、今、決まった_ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前からそれほど親しくなかった男子に呼び出された。 それは、内容が思いつくような場所。 もうわかった人もいるはず。 そう、屋上。 初めての告白になるのではないか、とドキドキしている。 青春なんかが私にはないはずなのに。 でもまだ「告白」と言う物に決まったわけではない。 ガチャ。 小さい音を立て、ドアが開いた。 「待たせてごめん。」 そこにはほんのり顔を赤く染める彼がいた。 私はすうっと息を吸って口を開く。 「大丈夫…それで、話って…?」 そう口にすると先ほどまではなかった、曖昧な気持ちが身体中に走った。 「実は…き、きみの事がっ…好き、なんです。」 ドキッ。 …え? びっくりな気持ちと、ドキッと言う不思議な気持ちが重なった。 「いきなり、ごめんっ。でも、今まで思ったんたんだ。」 最初よりも明らかに赤面だ。 それを見て、自分までが顔が熱くなるのを感じた。 「え、っと。」 「好き」や「恋」と言う気持ちがわからない私は戸惑うことしかできない。 すると彼は決心をしたように私を見つめた。 「付き合ってくださいっ…!」 え…。 私がもっと焦ってしまうじゃないか、と思ったら予想通り言葉がつっかえた。 「え、えっと、あ。」 訳のわからない奴を思われてもおかしくない。 でも、彼は笑うことなくじっと私の返事を待ってくれた。 それを見たら心がなんだか落ち着いた。 その時だった。 「俺じゃ、ダメかな。」 彼は反則的な顔で首を傾げた。 ドキッ。 ま、またっ? これってなんて言う思いなの…? その気持ちが膨らんだ。 そんな時、またドキッと言う不思議な気持ち。 でも、私は「ドキッ」の招待がわかってしまったかもしれない。 その答えは…「恋」 違っても、いつか彼に恋に落ちると思った、確信した。 答えを見つけた私は彼に満面の笑みを向ける。 そして、口にした。 「私も、好きですっ。私よければ、付き合ってください…!」 …と。 こんにちは、もちゃです! 短めにしようとしたのについ長めになってしまいましたw ですが、書いてて楽しかったです! 自分的にはこの物語の最初から最後までのシチュエーションがなんかめっちゃ好きでした! すぐ好き→私も!と言う感じではなく、恋を知らない女の子が最後に恋を知るって言うのが好きなんだと思います!(この話関係なw) 最後まで読んでくれてありがとうございました! 感想やアドバイス、喜んで読ませていただきますっ! それでは!
【短編小説】 陰キャの私と陽キャのあの子。
「これからも、ずぅっと友達だよ!」 これ以上薄っぺらい言葉なんて、あるのだろうか…? 私…潮海湊(しおみみなと)と西丘美琴(にしおかみこ)は幼馴染み。 中学1年のクラス替え。私達は同じクラスだった。手を取り合って喜んだ。 初めのうちはよく2人で話していたが、数ヶ月程経つと、 ミコに新しい友達ができ始めた。 「ねぇミコ、今日一緒に帰れる?」 ミコは胸の前でバツマークを作って言った。 「ごめーん!今日、ちょっと彩葉(いろは)ちゃんに バレー部来ないかって誘われちゃってさー。 ミナト、先帰っててくれる?」 『彩葉ちゃん』とは、中学校で初めて知り合った同じクラスの女の子。 私はもやっとしたが、友達の邪魔はしたくない。 「う、うん、わかった。またね」 ミコは大きく手を振ったが、すぐに背中を向けて体育館へ走っていった。 私は早歩きで、帰宅した。 あの日から、ミコと私はあまり口をきかなくなった。 お互い避けてたわけじゃない。 ミコには、もう新しい友達との居場所ができていたのだ。 人見知りな私は、誰にも話しかけられず、友達も増えなかった。 ミコが積極的な子だったから、私は彼女と仲良くなる事ができた。 「テストおわた 数学捨てるわw」 「うちも~」 「方程式とかマジ意味不明」 いいなぁ、盛り上がってて。でも、私はあの輪の中に入る事などできない。 最近私は、自分の席で1人本を読んでいる事が多くなった…。 …私は陰キャで、ミコは陽キャ。 どうして今まで対等にやってこれてたのかな。 明らかに、私とミコは次元が違うのに。 ミコは、私と過ごすのが辛かったかもしれない。 昔、ミコとこんな約束をした。 「ずっと友達だよ」と。 結局その約束は守れなかった。 私は、自分がもっと積極的だったら…、と悔やむ事しかできなかった。 さらに数ヶ月後。 今日は私の誕生日。 友達の家で誕生日パーティ! …なんてする予定もなく、下校時刻になった。 すると、ミコがぱたぱたと走ってきた。 「ミ、ミナト!」 私はびっくりした。久しぶりに、話しかけてくれた…。 「どうしたの?」 「今日っ、ミナトの誕生日だったよね。誕生日おめでとう!」 ミコはラッピング袋を差し出した。 開けてみると、中には写真立てが入っていた。 「この写真立てに、2人で撮ったこの写真入れない?」 ミコは1枚の写真を取り出した。 小学校の卒業式の時のだ。 満面の笑みの2人だけが写っている。 「最近話しかけなくてごめんね。 私にとっては、ミコトが1番の友達だからね!」 私の目から涙が溢れた。ミコはニコッと微笑んだ。 私は笑いながら、ミコと一緒に校門を出た。 end 読んでくださってありがとうございました(^∇^) コメントくださるととても嬉しいです!
短編小説「second」
高校に入って、彼氏ができた。彼は明るくて、クラスでも人気者だった。夏には一緒にお祭りに行った。クリスマスにはデートをした。他にもたくさん、思い出をつくった。 「汐乃~」 そう私を呼ぶ彼の、全部が好きだった。 特に大きな喧嘩も無く、仲も良かった…はずだった。 「大好きだよ。」 彼が恋人繋ぎをしながらそう言う相手は、私じゃない。見てしまったのだ。彼が他の女と二人きり、放課後の教室で仲睦まじそうにしているところを。 「またそんな調子のいい事言って~。どうせ汐乃って子にも言ってるんでしょ?」 相手は、隣のクラスの人だ。顔が良い事で少し有名だった。 「お前にしか言ってないって。」 まさか、彼に限ってそんな訳ないよね、見間違いだ。そう思い込もうとしても、声も後ろ姿も紛れもない、彼のものだ。 「あいつは二番目。俺が本当に好きなのは、お前だけだよ。」 「どうして?」「何で?」その言葉が頭の中を駆け巡る。私は耐えられなくて、その場から逃げた。 家に帰っても、気持ちの整理はつかない。動揺を鎮めようとコーヒーを淹れても、なんだか味がしない。 彼は、私を裏切ったんだ。いつから?何か怪しい行動をしていなかっただろうか。いや、本当に浮気をしていたのだろうか。この期に及んでそう思ってしまう自分に嫌気がさした。 私はまたコーヒーを一口飲んだ。うん、まだ味は薄く感じる。でも気持ちは少し落ち着いてきた。 彼の怪しい行動。何個か思い当たる事はあったが、その頃は特に気にしていなかった。何より、彼の事を信じ切っていた。馬鹿みたいだな。自嘲の笑みがこぼれた。 「プルルル、プルルル、」 私は彼に電話をかけた。この思いを字面だけで伝えたくなかったからだ。 「どうした?電話なんて。」 「話があるの。私たち、別れよう。」 「え?」 彼の驚いた声が聞こえた。そりゃそうだ、いきなりこんな話をされたら。 「なんでだよ。」 「なんで?そんなの、自分が一番分かってるでしょ。」 「何の事だよ。」 「はっきり言わないと分からないの?私、二番目だったんだね。」 「あんなの冗談だって、」 「私、もう無理だから。」 電話を切り、ため息をついた。言い訳をするとは。別れて正解だな。 私はもう冷め切っていたコーヒーを口に含んだ。 「苦っ」 雑に淹れたからだろうな。私は残ったコーヒーを一気に流し込んだ。 こんにちは、作者のみよはです。題名のsecondはどういう意味だったのか、わかって頂けましたか?感想くださると嬉しいです。それでは、またどこかで。
かくれんぼ
私の名前はサヨ。今、私の学校では、かくれんぼが流行っている。学校の昼休みに、私の仲良しグループ5人でやっている。そのなかでも、仲良しグループの一人、アイカは隠れるのがとっても上手い。今日も5人でかくれんぼ。鬼は私。隠れるのは、明るいミミカ、小柄なマイ、クールなカエデ、そしてアイカ。「もういいかーい?」「もういいよー」かくれんぼスタート!一人目に見つけたのは、ミミカ。ミミカの近くにカエデ。しばらく探すとマイがいた。あとはアイカだけ!けれど、4人で探してもアイカは見つからない。もう夜がくる。もしかして先に帰ったのかな?そう思って4人で家に帰った。すると、私の家の電話にアイカのお母さんから電話がかかってきた。話しによると、アイカがまだ帰って来てないとのこと。おかしいな。朝になって、警察の人も探してくれることになった。時間がたって、その日もアイカは見つからなかった。私には重い罪悪感しかなかった。もちろん学校ではアイカの噂ばかりだった。ある日、アイカを探していた警察の人から連絡があった。学校の運動場の土の中からで白骨化した人が出てきたということ。私は思った。かくれんぼをしているときに行方不明になったのだから、アイカは、私から見つからなように、土の中に隠れたのか。それで私たちに見つからないまま、あのような形になってしまったのか。私たちは、何度も何度も謝った。「ごめんね」「ごめんね」
失恋の雨
少女漫画って、いいよね。 だってさ、主人公が振られてるの、見たことないよ。 私、少女漫画の世界に生まれたかったな。 そしたら、振られることもなかった。 なんで?あんなに勇気を出して告白したのに。 どうして振られないといけないの? 私、何かしたっけ。 私の何が不満なわけ? だって、服とか髪型とか、肌のこととか、めっちゃ頑張ったんだよ。 この日のために。 でも、どうして? なんで違う人のことを好きになるの? 私だけを見つめてよ…。 悔しくて、悲しくて、憎らしくて、でもどこかほっとしていて。 涙が流れた。 空も、涙を流した。 ざぁ、ざぁと音を立てて、空は涙を流した。 私の涙は、空の涙にかき消されてしまうだろう。 そして、誰も私の涙に気付いてくれないだろう。 きっと、彼も私の涙に気付いてくれないだろう。 彼の後ろ姿を見つめた。 彼は一度も振り返らなかった。 *あとがき* こんにちはぁ!エナガ大好きなシマエナガでーす! 久しぶりの失恋小説です。 書いてるだけで、胸が苦しくなりました(涙) 皆さんに楽しんでいただければ光栄でっす!(楽しめるのかこの小説) では!
「生きる」て、美しい
AM 04:47 まだ冷たいフェンスに手をかけて、水平線の向こうから半分顔を出した朝日を見つめていた。 海が光を反射して、キラキラ、キラキラと影を伸ばす。 まるでそれが、朝日へと続く一本橋のように思えて。水平線の向こうまで、真っ直ぐ続いているそれが、時折、ゆらゆらと波にゆらめく。その様子が、あまりにも幻想的で、思わず何かが込み上げてくる。 (いけない。こんなことしてる場合じゃないのに。) 私は銀のフェンスに体重を預け、腰掛けるようにして座る。 「…綺麗だなぁ」 唯一心残りがあるとすれば、この景色をもう見れないことだろうか。 少しずつ顔を出す朝日を、なんとも言えない気持ちで、私が眺めていると 「一ねえ」 不意に後ろの方から、声が聞こえた。 「あんた、死ぬなら向こうでやってくんない?」 知らない声。でも多分、私と同い年くらいの子だろう。 吹いてくる風に髪をなびかせ、私は振り返る。 「ここで死なれたら、迷惑なんだよね」 そう言った彼女の瞳は、驚く程興味なさげに、私をとらえていた。 「……別に、私が死のうが、あなたには関係ないと思うんだけど」 「うん、関係ないし、別に興味無い」 「………」 「…でも、あんたが死んでも、私はこれから生きていくんだよね」 ……はぁ。 「…思い出の場所なんだ、ここ」 「……」 「ここで人が死んだんだよな~って、私の思い出を汚してほしくない」 見かけなければ別に、どうとも思わなかったんだけど。そう続けて、彼女は言った。 「……それで、私に、どうして欲しいわけ?」 冷たい海風が吹いてきて、潮の匂いが鼻をくすぐる。 「…だから、死ぬなら別の場所でやって、て言ったじゃん。さっき。あ、なんならいい場所知ってるから、案内しよっか?」 …それ、今から死のうとしてる人に言うセリフじゃなくない? 「…もっと他に、言葉なかった?」 「おぉ」 何に驚いたのか、彼女は目を丸くする。 「つっこむ気力、あるんだ」 「………え?」 「死のうとしてるくらいだから、もっと病んでんのかと思った」 「……」 「ぶっちゃけさ」そう続けて、彼女は言う。 「死ぬ勇気があるなら、生きられるよ」 「……!」 死ぬ勇気があるなら、生きられる? 「……ふっ」 今更、何を言っているんだ。私は。 「…ないよ、そんなの」 「……え?」 「死ぬ勇気なんてない」 「…じゃあ」 「でも…生きる勇気も、もう…私にはない…」 彼女は大きく、目を見開いた。 「死ぬ勇気も、生きる勇気も、ないから…だからもう、終わりにするほうを選ぶしか、ないんだよ……」 そう。そうだって、わかってるのに。 なんでまだ、涙がでてくるの? 「…だから、もういいの」 「…ちょっと、ほんとにいいの?絶対あんた、後悔するよ。死んでから後悔してももう、遅いんだよ」 「……」 後悔、するのかな、私… ヒュウゥウゥウウゥ 一際強い風が、私を押すように吹いてくる。 「…あっ」 視界が変わる。スローモーションのようにゆっくりと、橋から覗き込む彼女の姿が、遠ざかって行く。 手を伸ばしても、誰も、掴んでくれない。 …ああ。こうやって悩むことも、苦しむことも、誰かに助けを求めることも、もう、できないんだ。 『だからいったのに』 遠ざかってく彼女の口が、そう言ったような気がして。 「……っ」 視界が滲んで、ぼやけていく。 嫌だ。嫌だ。こんなの嫌だ。 一一死にたくない。 そんな私の気持ちなどお構い無しに、彼女の姿はどんどん遠ざかっていく。 ああ。空って、こんなに、綺麗だったんだ。 いつも下を向いてばかりで、すっかり忘れていた。 「今日」が始まる太陽の中、そんなことを思いながら。 私の「人生」は、静かに、静かに、幕を下ろした一一 一一一一っ!! 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 …………… 「夢…?」 起き上がる。全身汗ぐっしょりになっていたけど、そんなの気にしていられない。 体が勝手に動いた。パジャマのまま外に出て、走り出す。 「はぁ…はぁ……」 気づいたら、私は夢で見た、あの橋にいた。 AM 04:47 水平線の向こうから、朝日が半分、顔を出す。 遠くの、遠くの太陽に続く、海にかかった一本橋が、キラキラ、キラキラと輝いて。 あまりにも、幻想的で。綺麗で。美しくて。 私はそのまま泣き崩れた。 よかった。よかった。またこの景色を見れてよかった。死ななくてよかった。夢でよかった。 一一生きてて、よかった一一 [完]
休み時間の暇潰し【図書室】
キーンコーンカーンコーン。 あ、゙自由の鐘゙が鳴った。 私__琴原鈴は内心そう呟く。 私は、休み時間のベルの事を心の中で゙自由の鐘゙と呼んでいる。 何故そう呼ぶのかは、私の学校生活での、ある『楽しみ』が始まるからだ。 クラスメイト達が続々と、外に出たり教室で固まって何やら話していたり、行動はバラバラだ。 そして、私もその一人。 迷いを持たない足取りで、私は席を立つ。 たまに、本当に小さな声で「鈴ちゃんて、友達いないんだね…」という会話などが聞こえる。 確かに、友達がいないことは否めないが私ば友達゙よりも、自分の『好き』を優先するタイプなのだ。 そうこう、考えるうちに、ある場所、『図書室』に着いた。 私は戸を静かに押すと、中には生徒数人と司書の人がいるだけだった。 「お疲れ様です。」 私は先に受付にいてくれた、先輩に声をかける。 私は、図書委員でもあるのだ。 「お疲れ。昨日琴原に受付やってもらったから今日は、アレ行きな」 先輩に軽く会釈をし、先輩が指ずアレ゙に向かって行く。 私が向かうのは、図書室のいっちばん端っこの場所。 貸し出し禁止の文庫が並んでいて、生徒はあまりこの本棚には来ないのだ。 そして、私は慣れた手つきで『青山出版』と書かれた見るからに古そうな本を抜く。 そして、本棚の向こうからニョキッと突き出している、ドアノブを引く……と。 見事、本棚が動き図書室の゙秘密部屋゙が開いた。 そう、私の楽しみはこの『秘密部屋』に来る事なのだ。 私は素早く開けた本棚をまたもとの向きに戻し、他の生徒にばれないようにした。 「よ、鈴。サボり常習犯め」 ぱっと見、物置みたいな部屋だが、生徒は私以外にもいる。 今、私に話しかけたのは、三年の明石先輩。 眼鏡を掛けているけど、ミステリアスな瞳とサラサラの黒髪には、恋愛に興味のない私もドキッとしてしまう。 「最近、図書室人少ないのでサボりやすいんですよね(笑)」 唯一私が笑みを見せるのはここにいるときだけかも知れない。 すらと、ガチャッと音がし、先ほど受付にいた先輩__麻南(あさな)先輩が入ってきた。 「麻南受付やらなくていいのかよ?」 「うん、あとは先生やってくれるって」 麻南先輩と明石先輩が慣れたように会話をする。 思わず、ぼーっとし、ここに初めて来た日を思い出した…。 一年の春。 教室で居場所がなくて、よく図書室に私は逃げていた。 本を読んでいると、嫌な気持ちがすーっと消えるからだ。 「よく来てるね、本好きなの?」 そう麻南先輩に話し掛けられたのが始まりだった。 私はいつも、愚痴などを聞いてくれる麻南先輩が好きになり図書委員になった。 そこで、この部屋のことも知った…。 「あ。琴原ー。うちら、来月で図書委員辞めるから」 「え」 唐突に麻南先輩が語り出した。 「な、何でですかっ?」 うろたえながらも聞くと、今度は明石先輩が少し悲しそうに答えてくれた。 「三年になると、夏には辞めるんだ。」 あ。そうか。 私は我に帰った。 この、図書室での日々が楽しすぎていつの間にか一年経ってたことを忘れていた。 「だから、この委員会が潰れないように新しいメンバー探しといてね?」 私は、ひどく悲しい思いに浸りながらも小声で、「はい…」と答えた。 二人が卒業して、私が三年になったら、悩んでいる子の事を本で救えるのかな。 でも、麻南先輩は私の事を一瞬で救ってくれたから、恩人だから。 私もそう思われる、先輩になりたいな。 そう、心の中で決意をした…。 数ヶ月後。 「はぁ~…。」 私は、図書室の端っこの席でため息をつきながら本を読んでいる子を見つけた。 顔はいかにも、悲しそうで辛そうで明るさはなかった。 (昔の私もあんな顔してたのかな…) そう思いつつ、自然な足取りで私は彼女の元へ向かった。 二年前の、麻南先輩のようにね。 「本好きなの?」 そんな私の声は、希望に満ちていた。 完 ーあとがきー どうも、ゆにっこ。(元利久)です(*’▽’) 利久で覚えてくれた方は、そのままの呼び名でも良いし、ゆにでも良いです♪ 何か、展開早いし意味不だし… 超駄作でごめんなさい…!! 私、小学生なので中学校のお話書いた時に、少し違和感あるかも知れませんが、許してください笑 感想などがあれば、書いてくださると嬉しいです! では~。
好きだと届けられたなら【短編小説】
秋に近づいた頃の少しやわらかな風が、俺の髪と、心を揺らした_________ 「ねぇ、駿斗(しゅんと)。」 …びっくりした。中学生になってから、お前に俺の名前を呼ばれた事なんて一度もなかったのに。 「何だよ」 「好きな人いる?」 言うはずないだろ。いや、言える訳ない。 幼稚園からの仲だが、俺が好きなのはお前だなんて、恥ずかしすぎて死んでも言えない。 「……いない」 つい、そう言ってしまった。 おそるおそる、表情をうかがう。 「だよね。駿斗のことだもん。急にごめん」 そう言い、微妙(びみょう)な笑顔を作って教室を出ていった。 「どうしたん?なっちゃーん」 「待って、私も行く~」 アイツの友達が、後を追う。 「お~い駿斗~、何かあったんかよ?そんなことよりさぁ、マジであのクエストむずいんだって。クリアしたんなら、さっさとやり方教えろよ。」 「教えたところで、お前には一生無理だろうけど」 「はぁーん!?バカにすんじゃねーよ!さっさと教えろコイツぅ~~」 「…わかったわかった、教えるから。頭押すなよ」 俺は少し、後悔した。 本当のことを、言っておけばよかったか… 「明日行われる、体育祭について説明します。まず集合時間ですが…」 休み時間が終わり、担任が教卓に立って、話を始めた。 あぁ、面倒くさい。 俺は男子の中でも運動が得意な方だが、こういう行事は嫌いだ。 …待てよ、体育祭が終わった後にアイツに告るのはどうだろう。 女子は、こういうマンガ的な演出好きそうだし。良い考えかも。 俺は期待に胸を踊らせつつ、少し緊張していた。 「…ねぇ、駿斗。」 「何だよ」 「明日、体育祭だね。」 「だな。面倒くせぇ。」 「昔からこういう行事、嫌いだよね。駿斗は。」 「ハハっ。まぁな。」 「……あ、あの、あのね、私、ずっと前から駿斗のことが、す…」 「す?」 「す、すごいガキくさいなって、思ってたんだ。」 「…なんだよそれw俺ってガキじゃなくて、中2だから、中二病かもな。じゃ、またな」 「あ……じゃあね」 下校中、そんな他愛(たあい)のない会話をしていた。 でも、今はわからなかった。 告白しようとしていて、さっきまで話していた相手が、次の日この世を絶ってしまうことを。 「な、んで、だよ…」 俺はその話を聞いた瞬間、頭の中が混乱して、上手く言葉が出なかった。 アイツは下校中に、カーブに耐えきれなかった車に引かれ、そのまま病院に搬送されたが死亡が確認されたという。 「うわぁぁぁん、やだよぉぉ、絶対ウソだぁ、死んでなんかないよぉ~」 「…まだ楽しい思い出も、たくさん残っていたのに…」 担任や2年4組のクラスメートたちが、涙を流しながらアイツの死を悔やんでいた。 俺も泣きたかった。 アイツの家まで、一緒に送っていってやっていたら、俺がカッコよくアイツの事をかばって、死ななかったかもしれない。 でも、泣かない。 だからといって、アイツの死が悲しくない訳じゃない。 俺まで悲しんだら、アイツが心配するからだ…… 俺が出来る事はただ一つ、この体育祭で一位をとって、アイツに想いを伝えるだけだ。 ____________________________ 『…優勝は、2年4組。得点は、572点』 あぁ、終わった。 皆でアイツが死んだ悔やみを背負いつつ、一丸で頑張ってきた成果が、発揮された。 俺はタオルで汗を拭い、一呼吸置いた。 「夏実(なつみ)……」 俺は初めて、“アイツ”…そう、『夏実』の名を呼んだ。 そういえば、夏実が俺の名前を初めて呼んだのは、昨日のことだったなぁ… 昨日、夏実が帰りに本当に言おうとしていた言葉を、考えてみた。 『……あ、あの、あのね、私、ずっと前から駿斗のことが、好きなんだけど』 俺は、空に広がるオレンジ色の雲を見つめて、笑った。 「俺も、好きだ。夏実……」 **************************** 投稿者のしばばんです。 文が長いのと、展開が速くなってしまいすみません!! この物語は、読んでの通り、駿斗目線で書いてます。わかりにくいかもしれないですが… もしよかったら、感想よろしくお願い致します。
ある日の転校生
私は桜井恵美。 ある日、転校生がやってきた。 「…高森蘭。…よろしく」 高森さんは暗いイメージだった。休憩時間はずっと図書室にいる。 すごい美少女でしかも賢く、運動神経もいい。 自分の好きな人…中野陵にも告られていた。 高森さんは今日どれだけ告られたかわからない。 「高森さん…。」 中野くんが告ろうとしている。 「…何…?」 相変わらず無愛想に答える高森さん。 「あのっ…」 「あのさ、そうゆう風に時間かかるの嫌いだから。てか、どうせ好きですとか言うんでしょ?無理。」 「…」 中野くんはタッと走っていってしまった。 これは何でもひどいと思う。 「たっ…高森さんっ!今のは…今のはいくらなんでもひどいんじゃないの!?中野くんはきっと勇気を出してあなたに告白したのにっ!」 「勇気?なにそれ。」 高森さんはニヤっと笑い、くるっと一回転した。すると、すごい風と共に今まで制服だった高森さんの服は黒いドレスに変わった。 そして私は風に耐えられず吹き飛んだ。 「これだけの風で吹き飛ぶんだ。人間って弱いんだ。早速報告ね。…その前にあなたを消さないと。あと…あなたも。」 「えっ!?」 後ろには中島くんがいた。 高森さんは私たちにツカツカと近寄るとまずは中島くんをヒョイっと上に持ち上げ首筋を噛んだ。 ゴクゴク… 「な、中島…く…ん…?」 そこには青白い中島くんが倒れていた。 「さ、次はあなたの番。ちなみに私はフラン。ここへはスパイとしてきたの。正体がわかっちゃたら消さないと。」 フランはニコっと笑ってこっちに近づいてきた。 「だ、誰…か…」 その瞬間、私は倒れた。 フランは「さ、行かなきゃ。」 そう呟くとニヤっと笑い、飛んでいった。 こんにちはー。 どうでしたか? 皆さん、薄々気づいてると思いますが高森さん(フラン)はコウモリです! まぁ、何らかの事情でスパイをしたって言う設定です! 感想、アドバイスよろしくです! ばいちゃ
その言葉は私から
『ごめん……ごめん!!さよなら!!』 まっさ青な顔をして君は私から離れた 北上 結愛。今日、大好きだった彼氏に振られました 元々、表情を表に出さなくて 毎日無表情だった そのせいか私は『氷の女王』と呼ばれている でもやっぱり一方的に告白して 自ら私から離れるのはキツイなぁ…… 辛い気持ちを抱え私は『あの場所』へと向かった 私だけが知っている森の中の湖。 毎日誰もいなくて…… 小鳥の声、やの音が聞こえていて……落ち着く 湖は、淡青色に光っていて 夕焼けと合わさると、とっても綺麗になる あそこではありのままの私でいれるんだ え…人が…いる………? 男の子だ… 茶色くさらりとした髪 背筋の良い背中 誰だろう…?あ、振り向いた 「君は……誰?」 話しかけられた。 誰って……私は少し近づいた 「結愛………北上結愛。あなたは?」 相変わらず硬い口調 「結愛か。俺は和泉 健斗。」 和泉ね。 「和泉。なんでここにいるの?」 「なんでって。落ち着くから……だな」 同じだ…… 落ち着くよね… 「そぅ…あぁ……夕日が出てきた……綺麗…」 「……俺もぅ行くな。またな。」 あれ?何だろうこの気持ち また…会いたい… 「また……明日も会える?」 『あぁ。もちろんさ。また明日。』 『ま、また明日!!』 あれ?今、表情が明るくなった気がする また明日……か… 早く明日が来ないかなぁ 「はぁっはぁっはぁはぁ……い…和泉!!」 「あぁ。結愛。走ってきたのか?」 「はぁはぁ……っ…うん!」 たくさん話して 君を知っていった また明日。 帰り際に言う君のその言葉 私はなぜか見とれる 「結愛……ごめん」 「え?」 頭が真っ白になった 「ごめん……ごめん!!もぅ会えないんだ!!」 あ……今、元彼の言葉と重なって聞こえた 会えない…… 「会えない?」 「……っ……」 気まずそうに頷いた 「っ……~~~…さよなら!!」 走ろうとした 私は力を振り絞って言った 「待って!!最後に言わせて!!和泉!!」 「は?」 「また明日!!大好きだよ『健斗!』もぅ会えなくても ずっとずっと!!大好き!!」 「結……結愛…あの…」 私は気がついた また明日…じゃない…さよならなんだ 「あ………また明日……じゃなか…ったね…… さよ……ならだったんだ……ご…めん……ね」 泣いてる…情けない ぎゅうっ……… え? 抱きしめられた 「大好き……俺もだよ。もぅ会えなくても はい。これ。お守り。また会えるように ……じゃあ…また……明日!!」 「また明日!!」 手の中には月と星が浮かぶ湖のペンダント 心の中には君との思い出 君との合言葉 それは また明日!! きっと明日も笑って生きていける!!