短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
〔短編小説〕打ち上げ花火
こんにちは!ring(りんぐ)です!恋愛を描いてみたいと思います。 〔登場人物〕 ・美山 花火(みやま はなび)高校三年生。類の幼馴染で体が弱い。 ・福見 類(ふくみ るい)高校三年生。文武両道だが、女子が苦手。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「おはよ。」類が門の前で私に挨拶をする。「おはよう、類。」私が返事をすると、類が微笑みながら言う。「今日、元気そうだね。」私は子供の頃から体が弱かった。そのせいで学校も休みがちになり、いじめられた事もある。でも その度に、類が私を助けてくれる。そんな類のことが好きだった。 「なぁ花火」類は女子が苦手だったから、いつも私の近くにいた。「ん?どうしたの?」私が言うと、類は顔を赤く していった。「あ、あのさ…土曜日、祭り行かない?」そう言われると私の顔も赤く染まった。「い、いいよ…あっ。 浴衣…着て行こう…かなぁ…」私が言うと類の顔が明るくなった。ちょっと恥ずかしい。 帰ると私は家のベッドに寝転んだ。「あぁー。浴衣なんて無いのにー。はぁ。どうしよ。」そう独り言を言うと、背の高い姉が部屋に入って来た。「妹よ、私は浴衣を持っておるぞ。貸してやらぬことも無き。」「でも、お姉ちゃんの 浴衣大っきいし…」するとニカッと笑っていった。「嘘をつくのと、ぶかぶかを着ていくの、どちらが良いのかと私は聞いたぞ。どうするんだー!」「…っ。分かった。お姉ちゃんの着て行く!」私はベットから起き上がり行った。 「まぁ、花火サイズあるんだけどね。今のはあたし入んないんだよね。」「もっと早く言ってよ…」 水曜の祝日の朝。部屋に姉が入って来た。「んー。何ぃ?朝からぁ…」「妹よ!浴衣の着付けをしようではないか!」 姉が大声で言う。「んー。分かったよ…分かった、分かった…」 姉は浴衣を着せるのが得意だった。5分くらいで着せてしまう。「ほれ、出来た。花火だから、花火の柄ね。」 「しゃれはいいから…」浴衣はちょっと大きかったが、着心地は良かった。「うん、いい感じね。お祭りこれ着て いきな。さぁ、次は髪型じゃぁ!」「…」 姉はくし、ブラシ、ゴム、バレッタを巧みに使いお祭りヘアを完成させた。「んー。どうよ。良くない?」「うん! いい感じ!ありがと、お姉ちゃん!」 土曜の夕方。浴衣を着て、ばっちり髪型を決めて約束の時間を待っている。約束の時間まであと五分。『ピーン ポーン』ドアを開けると浴衣を着た類がいた。「ちょっと早かったかな…あっ!ゆ、浴衣…似合ってる…よ…」 そう言われて2人とも顔が真っ赤になった。 家から出ると、もう太鼓の音がする。「太鼓の音…なってる…ね。」「うん…そうだね…」ぎこちない会話をする。 お祭り会場に着くとたくさんの人がいる。来てから10分程すると、花火が始まった。すると、類が私の腕を引っ張って神社の裏側に来た。「な、何…?」「こっ、ここ…良く見える…よ?」「うん…そっ、そうだね…」 花火を見ていると類が急に立った。「どっ、どうしたの…?」「あっあのさ…おっ、俺と…付き合って…くれない…」 「…っ…嫌だ。」類が驚いたような顔をした。「あっ、そっ、そうだ…よね…」「類に言われるのは嫌。私が言い たい。」「えっ…?」私は立って言った。「大好き。私と付き合ってください!」 花火の音と同時に私達は口づけをした。
奇麗な君。
ねぇ、覚えているかい? 君と、昔に約束をしたこと。 それぞれを認めるって。 でもさ。僕らは何も守れなかったね。 君を傷つけた。 君の行動を認めなかった。 君はそれでひどく傷ついてしまって。 僕の前から姿を消した。 僕が悪かった。 戻って来てなんて言えるわけもないが。 君の最後は美しかった。 奇麗で、儚かった。 夢だと思い込めないくらいに。 君は遠くへ行ってしまって。 僕らには届かない場所に行ってしまった。 今でも屋上に行くと思いだすんだ。 あの日の出来事を。 君の最後は、奇麗だったから。 僕も、奇麗になりたい。 これは僕の君に対する懺悔だ。 涙を零して。 軽く笑って。 後ろを向いて。 姿を消した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ども、夜です。 私はですね、滅茶苦茶難しい漢字とか使って書くのが好きなんですよね。 ここは普通ひらがなだろーってところを漢字にしたりとか。 でも逆に、ひらがな多めに書くこともあります。 そうしたところで雰囲気を作るのが得意なんです。 あと、宗教とかを題材にしたものも好きです。 コメントしてくれた方、ありがとうございます。 次回作も見ますね!なんて書いてくれた方もいました。 この作品、見てくれるといいなーって思ってます。 雑談が長くなりました。 by夜@米民
いつもの変わらない日々に。
いつもの変わらない日々が、私は大好きだ。平凡と言われても、つまらないと言われても、この時間が大好きなのだ。 皆も、波が立つ海や荒れた海より、平凡な海のほうが好きじゃない? そう、その平凡な日々の中に、1つでも良いことや、幸せな事があれば。 「陽菜!」 「あ、佐久。」 佐久は私の幼馴染。その佐久が、神妙な面持ちで私に告げる。 「あの、俺。陽菜の事が好きなんだ。 付き合ってくれねぇ?」 一瞬、時間が止まったように感じた。 「……いいけど…私の、どこが好きなの?」 そういう私に、佐久は目が真ん丸。 「えっ…と素直な所とか、気配り上手な所とか、あと、…………所。」 「え、最後のが聞こえない?」 わざとではない。素だ。素。 「……かわいいところ(ボソっ)」 へ!?か、可愛い所ぉ!?!?佐久がそんな事を言えるなんて…しらなかった。 それから一ヶ月。彼氏と彼女である私と佐久。二人で過ごす時間が、今では、 『いつもの変わらない日々』である。 ーーーーーーーーーーー 作者のyでーす!暇です最近w休日はめっちゃ暇なので、これから積極的に投稿していきたいなぁと思います。ご意見ご感想、お寄せください
病院の白雪姫
僕の大切な人は病院にいる。 その人は今、病院のベッドに点滴を打ちながら横たわっている。 そんな彼女は明日、死のリスクがある手術を受けるらしい。 そんな彼女のことを僕は見守ることしかできなかった。 わがままだけど、彼女が生きて帰ってきたら僕はーー告白する。 手術前最後に見舞いに行った。彼女は死に怯えた顔だった。 僕はそんな彼女の手を握りながら、「信じて待ってるよ」と言った。 彼女は軽く頷いて手術室に運ばれていった。ややあって手術室のランプが赤く灯った。 ーーーーー 数時間後。しばらくして、ランプが消えた。 医者が出てきた。ものすごく疲れた顔をしている。 僕は医者に聞いた。 「彼女はどうなったんですか!?」 「ーー大丈夫ですよ」 医者のその言葉に一気に緊張が解けた。 僕は床に座り込んだ。 医者は僕の手を取りながら 「会ってあげてください」 と微笑んだ。 僕は急いで彼女に会いにいった。 ガラガラ… 病室のドアをそっと開けた。酸素マスクをして横たわる彼女に胸が締め付けられる。彼女は少し目を開けた。 「正樹?」 「ヒロミ! ……目を覚ましたんだね」 「どう……して……」 「ヒロミが心配で心配で……生きて帰ってきてよかった」 「うっ……、生きてるっ……」 「僕、君が帰ってきたら言いたいことあったんだ……僕、君が好きです! 付き合ってください!!」 「…………へっ、私、夢見てる……の…?」 「夢じゃない」 僕はヒロミの手を優しく握った。 「明日でもあさってでもいい、返事聞かせて、じゃあ」 そう言って立ち上がろうとすると彼女は僕のTシャツの裾を掴んだ。 「……私も、正樹が好きっ! 付き合いたいです!!」 「っ…!」 寝ているヒロミに抱きついた。 ーーーーーーーーーー ども、よもぎです! 結構頑張ってみました(*^^*) 優しい感想待ってますー!
三分間カップル
「ダメ。別れなさい。」 両親の言葉が胸に突き刺さる。 なんでこんなことを言われたか……。 それは……。私の彼氏、西園寺悠人(さいおんじはると)君が家(うち)に挨拶に来たから。 西園寺くんは、元ヤン。 少し前までいろんな人と喧嘩してたんだ。 『どうして?!ママ、パパ!西園寺君は優しくて、私の事も助けてくれ……』 「……小春(こはる)。もう良いよ。 小春のお父さん、お母さん、失礼しました。小春とは別れます。お邪魔しました。」 西園寺君は、それだけいうと、帰っていってしまった。 (嘘……でしょ…。西園寺君と……別…れ…た……。) 私の瞳には、涙が浮かんできた。 (なんで……?西園寺君は、いい人なのに……。喧嘩はもうしてないのに……。) __西園寺君と別れて1ヶ月……。 クリスマス。去年はここで西園寺君とイルミネーションを見たんだっけ。 (今日は親友の柚(ゆず)ちゃんが風邪ひいちゃったから一人で見よ……。) 一人でイルミネーションを見ていると、ふと見覚えがある姿が見えた。 __西園寺君。 たしかにそれは、西園寺君だった。 「こ……は…る……。」 『……西園寺君…。』 「……。お前…。今日誕生日だろ…。」 『……へ?今日何日?!』 「12月14日………。」 西園寺君が小さく答えた。 「コ…レ。誕プレ……。」 西園寺君が、小さな紙袋を渡してくれた。 『えっ……。覚えててくれたの……?』 「おう……。」 『ありがとっ……!』 私は小さく深呼吸した。そしてこう言った。 『あ……のさ!西園寺君……。あと1つだけ……。誕プレもらってもいい?』 「……?」 『私と……。三分間だけデート……、一緒にイルミネーションを見て下さいっ……!』 西園寺君は笑顔で答えた。 「もちろん。」 私たちは三分間だけ、カップルになれたような気がした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー いかちゃんです♪最近は大体毎日小説書いてまーす(^-^*) コメントまっております(//∇//)
質問
ふと、あなたに尋ねた。 『俺がお前を忘れたら、どうする?』 あなたは少し微笑んで、 『もう一度私に惚れさせるわ』 ばきゅーん、と銃を撃つ仕草をした。 ふと、あなたに尋ねた。 『お前が俺を忘れたら、どうする?』 あなたは少し首をかしげて、 『きっと、またあなたを好きになる』 頬を優しくつっつく、細い指。 ふと、あなたに尋ねた。 『俺が死んでしまったら、どうする?』 あなたは少し眉を下げて、 『ずっとあなただけを想い続けるわ』 絶対に忘れない、と威張ってみせた。 ふと、あなたに尋ねた。 『お前が死んでしまったら、どうする?』 あなたは少し辛そうに、 『私を忘れて生きてほしいと思う』 死ぬ予定はないけどね、とVサイン。 ふと、あなたに尋ねた。 『俺が「結婚しよう」って言ったら、どうする?』 あなたは少し驚いて、 『どういうこと?』 『こういうことだよ』 そっと、白い手を取って、華奢な薬指に指輪をはめる。 あなたはボロボロと涙を溢して、 『もちろんOKに決まってる』 ふと、あなたに尋ねた。 『お前は、幸せだったか?』 あなたは少し微笑んで、 『幸せすぎる程幸せな人生でしたよ』 しわくちゃになった手を重ね合わせて、クスクスと笑い合う。 『そろそろ、行くか』 『ええ。二人一緒に、行きましょう。』
電車の切符
電車の切符は、一枚でいろんな電車の乗れる だが、おばあさんが南高校前駅で切符を落とした。 それを見たぼくは 慌てて切符をひらいおばあさんに渡そうとしたとき 電車が発車した ぼくは 「どうしよう」 と思って 南高校前駅の駅長に 切符を渡した 駅員は「切符を届けてくれてありがとう」 といった。僕はうれしかった。 僕は電車が好きだった 今、おばあさんは目的地に着いたと思う 目的地の駅では おばあさんが困ってるかもしれない。 僕はこう思った電車が好きだからこそ こういうときに役立つかもしれないと思った 駅員から 「おばあさんが南高校駅で落とした」 と電話があった 南高校前駅の駅員は 目的地の駅に切符を届けに行った 僕は短編小説は初めてです 電車がすきなので電車の小説を書いてみました 感想をお待ちしております
貴方はどうして死を怖がらないの?
貴方はあと数日で 持病で死ぬ それなのに貴方はそれを怖がらない。毎日ニコニコ、ヘラヘラ笑って周りを楽しませて。 どうして?他人より自分の方が大事でしょう? 最期くらい、自分の好きな事をやりたい筈なのに。 私にはそれが理解できない 「ねぇ、貴方はどうして死を怖がらないの?もう少しで死ぬと言うのに。」そう言うと貴方は困った様な、よく分からない表情で小さく笑う 『死ぬって言っても永遠に眠りにつくだけだよ。僕なんて何の痛みも無いのに。…まぁ、それでも死ぬ事は怖い。皆ともう話せなくなるからね(笑)』 何とも言えない馬鹿馬鹿しい理由で思わず吹き出す 「他人より自分の方が大事なのに、他人を優先する必要はある?」 『そりゃあ人より自分の方が大事だよ。けど自分を大事にする事で人を大事に出来るって僕は思う。人を優先するとその人が笑顔になる。僕はそれを見て笑顔になる。… どう?素敵でしょ?笑』 その時私は気付いた。 この人とは生きてる世界、価値観が違うって。 人を他人呼ばわりしない所も、人の幸せを願う所も。 貴方は私が思ってる以上に素敵な人で「そうだね」分かる様な分からない様な曖昧な感情で、そう言うしか無かったんだ。 今日も時間は進む そして、誰かが消えていき誰かが誕生する。 よく分からない世の中で私達は生きる 突然死ぬ事の恐さを私はまだ知らない
【恋愛短編小説】君の彼氏にはならないで
見てほしかった。振り向いてほしかった。 そんな理由でタメ口使うなんて奴、 俺以外にもいるのかな。 君は年上だからって 焦ってた。 自分は釣り合わないって そりゃ思うよな。 どれだけ側にいても 付き合えない悲しさってあるんだな。 君はもう届かない場所まで 行ってしまっていて。 俺のことなんておいてきぼり。 そんなことして楽しい? 君は 今まで見たこともないくらいな 可愛い顔で笑ってるんだよ。 俺の知らない奴の隣で笑ってるんだよ。 だからもうさ、 今だけは知らないふりをさせてよ。 あきらめられないから知らないふりさせて。 感情が溢れ出てくるような感覚は 恋っていうんだっけ。 君に夢中すぎて何がなんだかわからない。 何も知らないふりで愛したい。 別れを告げることもせずに離れたい。 こんな奴、俺以外にもいんのかな、 もしいるのならさ、 君の彼氏にはならないで。
愛の真相
私は小説家の赤坂玲奈(れいな)だ。15歳という年齢で、私の小説家はいわゆる 「天才」だと言われていて、私の小説は映画やドラマにもなっている。 私「あらゆる恋の一面、捨てられない恋を文章にしよう。」 こんな新しい発送をして、机に向かってひとつの鉛筆を握った。 題名は『愛の真相』という小説であり、それは男女が抱き合っている ように、たったひとつの真っ赤なバラで愛情を注いでいく物語だ。 ~願望~ 愛を抱いている男女が抱き合い、音を合わせて踊っている。 男は青いドレスの女に真っ赤なバラを見せつけて、血が騒いだうえに 女の表情を自分自身の愛を想わせる表情にした。 『愛している』といって、言葉には出せない。 女は男の相手の自由な精神の愛を孤独とは見出せない。 両手の中に広がっている中で、2人は真っ赤な唇でキスをし合う。 二律背反な願望で自身の愛をごまかさない。 愛の真相は、それぞれの愛だけだ。お互いの唇で触れ合い、恋心の 気持ちを伝えるのである。 ~世間~ 小説が書き終わり、出版社に提出をした。3日が経った。 きっと、1週間後には史上最年少として表彰をされるだろう。 そして世間の大人達には、私の小説を大人の恋だと思われている。 男「すみません、赤坂玲奈さんですよね?」 マスコミだ。歓声が広がっている。 私「そうですけど。私に正しい言葉を伝えたいのであれば、文章を はっきりと読んで判断をしてください。」 私は男性に文章を見せた。驚いている表情で、私を見てこう言った。 「あなたの文才で、あなたは世界を感動させる力があります。世界を 感動させてください。」天才が想う愛では、他人でも愛する事の限りがある。 私「それはもう分かっています。ですから、そこを通してください。」 マスコミの人達は去った。明日は私の家に来るのだろう。 ~表彰~ 1週間が経った。私はいま、表彰式のスピーチにいる。 私「こんにちは。赤坂玲奈です。このようにして、私はいままでの小説で沢山の人の心を動かしました。ですが、「愛の真相」という 小説を出版し、世間の人達には歓声が広まりました。私はこれでも 天才少女だと思われています。」 20分間のスピーチで、自分で書く物語を伝えた。 END~作者からのメッセージ~ こんにちは。れいなです。私の短編小説の「愛の真相」はどうでしたか?赤坂玲奈という名前の設定で天才少女にしました。こんな短編小説を書くのは初めてです。それでは、みなさんのたくさんの感想をお待ちしております。
僕がいなければみんな幸せになるよね
僕は、天野 海斗(あまの かいと)。 中学一年生だ。 僕は別にいじめを受けているわけでもなく、成績も普通、運動も普通だ。 だが、そんな僕には、変わった能力がある。 それは、僕が幸せになるとみんなが不幸になり、僕が不幸になるとみんなが幸せになるという力だ。 これに気づいたのは、小学生のときだった。僕が、転んで泣いてた時、みんなは嬉しそうな顔をしていた。 それ以来、僕は、僕が不幸でいれば、みんなが幸せになるんじゃないか、と思うようになった。 そして、今、僕は、紐を目の前にしている。これでみんなが幸せになるなら、こんなに嬉しいことは無いよね。 ーーーENDーーー どうでしたか?作者のわたがしKです! 内容病んでてごめんなさい! 出来れば感想を教えてください!
見える、見えない。
僕の視界はお先真っ暗となった。 その……失明したんだ。 その事を親から聞いたのか、友人が病院へすっ飛んできた。 「お目々、見えなくなったの?」 僕の頬を包んで優しく問いかけてきた。 『…うん、見ての通り。』 口で言うよりも早い、そう思って僕は友人へ光が宿らないであろう僕の瞳を見せた。 ハッと息を飲む音がした。大方、友人が口をおさえたのだろう。鼻をすする音も聞こえる。 母は僕を抱いて震えながら泣き、父は廊下で啜り泣いて、友人は口をおさえて静かに泣く。 まあ、これは僕の予想なんだけど。 「…僕が代わりになるよ。」 「____お前の目に。」 そう言われた時は思わず泣いてしまった。 その時だけ、生きている心地がした。目の前が明るくなったんだ。 「直ぐそこ、段差あるよ」 「お外に出るの?…お手々貸して」 それから友人は本当に僕の目となってくれた。 とても有難い。だけとたまに羨ましく思う。 『君が羨ましいよ。周りが、世界が明るいだなんて』 「…僕は確かに目は見えるけど、耳がちょっと疎かなんだ。だから、僕はお前が羨ましいよ」 友人は前から耳が遠かった、僕は前から目が悪かった。どちらも少しずつ悪くなっていて、僕が先にゴールしちゃったんだ。 『…お互いの耳と目、交換したいね。』 「………医療技術が、進んだらの話だけどね。」 二人で笑いあった。 ___これはきっと、夢だ。 見えないだなんて、有り得ない。 …目を覚ますと。そこはやはり病院だった。 「あら、おはよう。」 母が僕にぎこちなく笑いかける。 母は少しやつれていて、隈もうっすらと出来ていた。 『お母さん、ちゃんと笑ってよ。』 母は何も言わなかった。 友人が相も変わらず見舞いに来てくれた。小さな紙を持って。 「見て見て。今日健康診断があったんだ…あ、ごめ」 『いや、気にしないで。大丈夫』 友人は気まずそうに眉を下げた。 「視力検査でね…ここ。 お前は見えないだろうけど、視力が落ちてたんだ。」 『携帯の見すぎかな?』 「いや、携帯は見なくなったよ。」 『…何か思い当たる節は?』 「あー…、お前のことは見てたけど… 物理的に。……それよりさ、」 そう言って友人は結果の所へ指をさした。 「AからDになったんだ。 この間、試しに眼鏡かけてみたんだけど、それでもぼやけるんだ。」 『そっか…。ちゃんとお目々治してよ?…僕の代わりなんだから』 僕は笑みを浮かべ友人の背中を撫でた。 寒さのせいか、 僕の指先はいつもより赤かった。
汚いココロ
私はかなりの潔癖症である。 人の物を触るのがとにかく嫌。 あ、加藤さん!この書類、職員室まで運んでくれる? 嫌だ。汚い。 彩香!!その本面白そう!良かったら貸してくれないかな? 嫌だ。汚い。触んないで。 とか。 なんでよ。私が潔癖症なの知ってるくせに。 とある日。私の周りには誰も居なくなった。 みんなどうしたんだろう?と思いながら考えた。 ふと、思った。本当に汚いのは私のココロでは無いのか、と。
君まで届け。届け。
私「都華の夢が叶えばいいのにね」 そう君に言う。嘘にならなきゃ良いのにな。 君の夢はあの娘と付き合う事だよね。 実際は凄い落ち込んでるんだ。 都「どうしたの?急に」 私「!いや、なんでも。」 どんな言葉をかければ良いのかな。私には何もできないのかな。君の感情なんてなんだってわかるのに。 私はポンコツの馬鹿な酷いただのロボットだとみんな私を笑っていた。それでも君は私と笑いあってくれて、それがきっと______私の生まれた意味だ。 君まで届け。この気持ち。 私「明日も都華と居たいな。」 都「うん。そうだね。」 早いうちに消えていくんだろうな。私の感情と『大好き』の言の葉。 始まりがあれば終わりもきっと来るから。 都「!!大丈夫?」 私はいつの間にか涙を流していた。 私「………ありがとう…いつまでも忘れないよ」 都「?」 これが私の中での、精一杯の告白だった。 私「ごめん。なんでもない」
友達以上 恋人未満
貴方は私と今年、クラスが分かれた なんだか私、寂しいんだよね、貴方がいないと でも、好きな人じゃないんだ それが不思議なの 私は貴方のことが友達だと思ってる だけど、いないと私は貴方を探す 会えると嬉しくて 会えないと寂しくて 恋じゃない でも好きなんだ 友達以上恋人未満ってやつなのかな いつも一緒に帰ってるから必ず一回は会えるのに 6時間目までの間に会えないと 自然に涙が 落ちてくる こういう気持ち初めてだから分からないや 好きな人じゃないのは分かってる 私は貴方を求めている 心のどこかで どうすればいい 分からない 友達以上恋人未満なんだね きっと。
十五夜~変わらぬ想いを月に~(恋愛)
暗闇の中、柔らかい光をポウっと放ちながら浮かぶ満月。 そう、今日は十五夜。 十五夜、というか満月になると、君のことを思い出すんだ…。 あれは確か、1年前。 その日も綺麗な月だった。 「今日は十五夜かぁー。」 俺はもぐっ、と団子を食べながら、ベランダから月を見上げた。 月ってなんか不思議だよな。 模様があるみたいで。 ウサギ?ザリガニ?あれ、女性だっけ。 どうでもいいことを考えながら月を見つめていると、月に女の子の影が映った。 驚くことにその影は、どんどんこちらに近づいてくる。 「ん…。目の錯覚…?」 目を擦りもう一度開けると、目の前に女の子がいた。 「こんばんは。」 「のわぁっ!?だ、誰!?」 ふふふ、と女の子は優しく笑う。 「今夜は月が綺麗ですね」 「あ、ぁ。そうだな?」 信じられない光景に目を見張る。 ピコピコ。 ん?うさ耳…? 「なぁお前。ハロウィンでもないのに、なんでコスプレしてんの?」 「これ?コスプレじゃないわよ。私ウサギだもの。」 「…は?」 まてまて、これは夢だ。 こんな美少女がウサギで、月から降りてくるなんて。 「ふふっ。十五夜にしかこっちには来れないもの。信じて貰えなくて当然かもだけど」 その子はずっとニコニコして、笑顔を絶やさない。 「それよりウサギさんよー。なんでここに来たの?」 「あら、それは最初に伝えたはずなんだけど…」 「はぁっ?」 俺は変な声を出してしまった。 「まぁいい。それより、お前月から来たの?」 「そうよ。月には国があって、私みたいな子がいっぱいいるの。」 そう言ってニコッと笑った。 その子の笑顔に、ついドキッとしてしまう。 ん、まて。 これは一目惚れってやつか? だとしたら、俺が惚れたのはウサギ…? 照れ隠しのために少し下を向くと、ウサギのやつはスクッと立ち上がった。 「じゃあ私、そろそろ帰るわね」 「えっ、もう!?さっき来たばかりじゃ…」 「仕方ないわ。ここにいられるのは1時間だけだもの。」 その瞬間なんとなくだけど、うさ耳がしょぼんと下を向いた。 「あ、名前。お前、名前は?」 「ルナ…。覚えてない…?星夜。」 「え?」 その子は初めて、悲しそうな顔を見せた。 ドクン。 ルナってまさか…! どんどん記憶が蘇る。 交通事故でなくなった、俺の彼女…。 あまりにも衝撃的すぎて、ショックでほとんど記憶になかった。 ふわっと1人の女の子の笑顔が浮かぶ。 「なん、で?お前死んだはずじゃ!」 「生き返り?というか、幽霊に近いかもだけど…」 そういうとまた笑顔を浮かべ、ふわりと髪を揺らした。 「まてっ、まだ行くな!もう会えないんだろ!?」 「また来年の十五夜、ここにくるから。楽しみにしてるね…」 そして青い瞳に涙が光り、俺の手へと落ちる。 「星夜、月が綺麗だね…」 そう言いながらルナは消えた。 そこから知ったんだ。 「月が綺麗ですね」の意味は、「あなたを愛しています」ということを。 ルナはきっと、ずっと俺の事好きでいてくれて逢いに来てくれたんだな…。 そう思うと胸がズキンと痛み、どうしようもなく苦しい。 そんなこともあったな。 今日は十五夜。 あれから1年か…。 「ルナ、来てくれんのかな…」 そう言って月を見上げると、月からふわりと女の子が降りてくる。 「久しぶりだね、星夜。」 「待ってた。おかえり、ルナ」 「ただいま。」 そう言って、お互いを見つめ合う。 「星夜、月が綺麗だね」 「ずっと前から綺麗だぞ、月。」 「えっ」 ルナの顔が赤くなる。 「そうだね。ずっとずーっと前から綺麗。」 俺、同じ人に2度恋したんだな。 年1度しか会えなくても、例えウサギだとしても。 俺は月を見つめながら、何度でも恋をする…。 そして何年でも、君と会えるのを楽しみにしてる…。 2人は優しい光に照らされ、ゆっくりと微笑んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーー あーやです^^* 今回は十五夜をテーマにかいてみたしました。 今年の十五夜は、10月1日だそうです。 前も満月のお話書いたのでちょっと似てしまってるかもですが、楽しんで頂けたら幸いです(*^^*) 星夜の言った「ずっと前から綺麗だぞ」っていうのは、「ずっと前から愛してる」って意味ですよ♪ 良ければ感想、アドバイス、リクエストなども待ってます!
私は路地裏でギターの弦を弾く。
また、いつものように駆けていく。 何があっても。 約束しているのだから。 ****** 「また、お前か!」「お前、邪魔だよ」 耳をつんざくような罵声が浴びせられる。 私は光希。高校2年生だ。昔いじめられて、学校には行けてない。 でも、私は夢がある。 そう、皆の耳を幸せにできるようなギターの音を奏でるようになりたい。 でも、最近はこんなことばかり。 駅前で許可をしてもらって弾いているのにこんなことを言われる。 あの頃のようなことを言われ、辛い過去を持っている私は嫌で怖くて悲しい感情に苛まれてしまう。 たくさん弾きたいのに…… 私の生きる理由を見つけていたいのに… でも、弾きたい。 そんなことを言っても誰も気にしてくれない。 親には迷惑をかけてしまっている。 どうしよう。 私はこんなことを考えているうちに夜は更けてしまった。 ****** 足取りが重すぎる。 私は辞めることにした。 いつもの夜にいつもの懐かしい場所で。 さよならのライブをすることにした。 結構な数の人が集まってくれた。 私のオリジナル曲から、カバー曲まで弾いた。 ひとつひとつのメロディーに私の気持ちを込めて。 「ありがとうございました。」 もう、後には引けない。 全て中途半端な私と蹴りをつけるのだ。 なんで、なんでだろう。 私の濁った瞳から涙が零れ落ちてくる。 そうか、悲しいのか。 感情の制御まで出来ない。 最後は微笑んでさよならしたい。 こんな私でも最後は微笑む。 そして、駆けていく。 ****** яasuです。たぶん展開早くて分かりにくいと思います。
〈短編小説〉またあの手を握らせて
「ずーっとこうやっていたいね」 「そうだね、ずーっと一緒にいようね」 手を繋いで、私たちはそう約束したっけ。 もうこの約束はないことになってるのかな。 蓮は、私のことをどう思ってるのかな…。、 あ、私の名前は大原くるみ。中1。 私の幼馴染、蓮(れん)と幼稚園の時、約束したことを、最近よく思い出す。 ───それは、私たちは隣の席だから。 中1になって初めての席替え。 運が良かったのか、後ろの方の席で、しかも蓮と隣の席。 「蓮!よろしくね!」って言ったのに、「おー」しか言わない。 でも、近くで一緒に入れるから、余計に 思い出す。 私は、胸が苦しくなるくらい、蓮のことが好き。 次の日 「…ヤバ!数学の教科書忘れた!」 よし、こーなったら…。 「蓮、数学の教科書忘れちゃったから見せてくれる?」 「いいぜ」 っしゃあぁ! 「どーもー」 適当に感謝の言葉。 ああ、数学の授業が楽しみ…! だって、机くっつけて近くでいられるんだもん。 4時限目 数学 「ねえ蓮、これってどーゆー意味?」 「これは…」 私が質問したことに、次々と答えてくれる蓮。 こういう所が優しくて好き。 私が教科書に手を置くと────。 「あっ」 そこにはちょうど、蓮の手があった。 昔、手を繋いだ時より、ずっとごつい。 「ご、ごめんっ」 「あー」 ………。 沈黙が続く。 「あのさっ」 「ん…?」 ドキドキと、心臓が音を立てている。 「昔こーやってやったよね。なんか、恥ずかしいかも」 …ってあれ!? スルスルと言葉が出てくる。 「…俺は嬉しいけど?」 「え…?わ、私も…」 「って考えれば、今授業中だね」 「あ…、ほんとだ…」 「やB…」 そこに、先生の声が飛ぶ。 「そこ!何を話している!今の問題答えろ!」 ヤベえ…。 蓮も同じようなことを考えてたみたいで、2人で苦笑い(^_^; 放課後 「蓮、久しぶりに一緒に帰らない?」 「あー」 私たちは肩を並べる。 って、蓮の身長おっきい…。 「身長ちっさ」 「もう!どーせ私は150センチないですー!……てか、…手、繋がない?」 「…は?」 私は無言で手を差し出す。 「また幼稚園の時みたいに、手、握らせて」 私は勝手に手を繋ぐ。 昔から私は、積極的だから、こーゆーのもできる。 「…昔のこと思い出すな。約束しただろ?」 「え?ウ、ウン」 「あれ、今も思ってるから」 「…ん?」 「俺はずっと手を繋いだまま、一生いたい」 「…っ、私もっ!」 私は、思い切り蓮の元へ抱きついた。 蓮は恥ずかしがっていたが、次第に笑顔になり、私たちは抱き合った。