短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
花火とキスが重なって。
今日は彼氏の乃亜(のあ)とデートに来ている。 初めてということもあり緊張がいつもより漂う。 涼しげな顔をする彼に笑顔を向けた。 「初めてだねっ!」 「だな。花火すっげー楽しみ。」 花火、か。 私と会うのは楽しみじゃなかった…? ああっ!ダメだ、私。 勝手に被害妄想なんて情けない。 はあ。 吐息の混ざったため息が溢れる。 「どうした?具合でも悪い?」 顔を覗かれ慌てて笑顔になる。 「なんでもないよ?あ、花火見に行こ?」 こうやって毎回言い訳をしてごまかす。 私って性格悪いなぁ…。 「そう?ならいいけど…なんかあったら言えよ?」 暖かい彼の言葉に心が響く。 「うん、ありがと。」 乃亜、あなたと付き合って良かったって思ってる。 でも、私のこと本当に好きなんだろうか。 まだ付き合って1ヶ月。 カレカノっぽいことはしたことがない、もちろんキスも。 してみたいな…キス。 どんな感じなんだろう。 …って行けない! バカっ!私あたおか!(あたおか→頭がおかしい) そんなことを私が思っていると高台についていた。 「ここが予約したとこだけど大丈夫?」 そう言われて空を見上げると綺麗な星が視界に入り、つい声が漏れる。 「うわぁ…綺麗。」 「良かった~。」 にこっと微笑まれ頬が赤くなる。 「あ、あと5分で花火始まるって。」 あと5分か~楽しみだなぁ。 「由奈(ゆな)。願い事ある?」 願い事…? 乃亜とキスしたい、なんて言えない。 あまりにも恥ずかしすぎる。 言える勇気が私にはない。 「願い事…ないかな。」 「嘘つけ、顔に書いてあるけど?」 見事に図星をさされ体が反応してしまった。 「あはは、図星?で、何叶えてほしい?今日だけ特別になんでも叶えてあげる。」 なんでも…。 たまには甘えてみてもいいのかな。 「いいの?」 「もちろん。」 じゃあ、今日だけ甘えてみてもいいよね…。 「キスしたい。」 「キス?」 恥ずかしくて赤面を隠すように視線を外す。 返事が遅く、ダメなんだ、と自覚する。 その時だった。 「由奈。」 不意に呼ばれドキドキして見上げる。って、え? 唇に柔らかいものが触れたと同時に乃亜のドアップ。 そしてその横で「ドーン!」と大きい音が鳴った。 花火だ。 そして5秒ほどの私にとっては長いキスが終わった。 やっと唇が離れるとそこには恥ずかしそうに笑う乃亜の姿。 「乃亜っ…。」 「願い、叶った?」 「う、ん!」 嬉しい。 素直にそれしか思えなかった。 そして今、思った。 乃亜が彼氏で良かった、と。 「乃亜…乃亜が彼氏で良かったっ…!」 今までで一番の笑顔を向ける。 「俺も。由奈が彼女で良かった。」 嬉しくて思わず大粒の涙が溢れた。 「泣くなよ。な?」 「ごべんっ…。」 乃亜、大好きだよ。 口では恥ずかしくて言えないから心で呟く。 そう思いもう一度、乃亜に微笑んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、もちゃです! 恋愛系書かせていただきました! キスシーンあり、どうでしたか?? 書くのがちょっと恥ずかしかったです>< 感想やアドバイスお願いします! 回答で「回答読んでますか?」という質問がありました。 喜んで読んでますよ( ´ ▽ ` ) 反響どうだったかな?みたいな感じで! 回答してくれる方、しっかり覚えてますよ! ファンとか応援してくれてるって思うとやる気が出ます! これからも応援してくれるともっと頑張れます( ^∀^) 最後まで読んでくれてありがとうございました! 長文ごめんなさい!
期間限定ワケあり彼氏
「彼氏募集でーす」 私と真弥はクラスでたった二人の彼氏なし。ということで今日も彼氏募集してまぁす。 「ねえねえそこのお兄さん。彼氏にならない?」 朱理は割と明るく喋っている 「ほぼナンパじゃんか。おもしれーな」 廊下を通る人はみんなそういう ようしきょうもがんばろっ 「おはよう、明里。ごめんね私彼氏できたの。」 私はショックでおめでとうと言うしかできなかった 「彼氏になってくれませんかー」 私は毎日のようにやっている 「よう明里彼氏いなくて寂しいか?」 またどうせいじられんだろうな 「じゃあ期間限定。俺が彼氏になってやる。告白なしでいい、ワケありだから」 それは嬉しかったのだが期間限定?ワケあり?意味不だな 「そういうことでよろしくっ」 それから一緒に帰った 「名前なんだった?」 まだ名前を知らなかった 「俺は、矢谷翔。明里の後ろの席だよ」 そんな近いのに気づけなかったって私ひどっ 「あはは、ごめんね。私は月島明里。よろしく」 なんで?後ろってことは絶対知ってるよね。私の名前。なんで言ったんだろう 「なんか天然だね。面白い。多分みんな喜ぶよ」 そう言って翔が歩いて行ったのはおもちゃやさんだった 「ここは俺の親の店。定員がいなくて困ってるから俺と明里でやろう」 親は2年前に他界したんだって。でも一人暮らしって早くない?16歳だよ? 「時給2000円。彼氏としてそれくらいはしてあげないとね。」 それから7時まで働いた。たくさん客が来て楽しかった 1年経った。 「もう期間過ぎてるんじゃない?」 私が聞いた。期間限定って言ってたのにね 「期間過ぎてるけど何か?ずっと明里といたいけど何か?大好きだけど何か?』 なんかすごいツンツンしだした。 「私の方がもっと大好きなんだけど、翔が彼氏で良かったと思ってるけど文句ある?」 「ないです。」 そして翔は抱きついてきた。 こんなツンデレになるとは思ってもなかった。end こんにちは目高です。 恋愛小説初めて挑戦しました。 恋愛経験ゼロの素人なんで下手くそです。
秋と冬
⚠場面がどんどん切り替わります。読みにくかったらごめんなさい。 「秋葉ねぇね~、起きて~」朝6時半。鳥のさえずりが響く中、私の妹・冬葉(とうは)が、私・秋葉(あきは)を軽く叩いた。『ん…おはよう…冬葉』 冬「朝ごはん食べて学校行こ~」冬葉は小学1年、私は6年だ。『うん、着替えたら行くね。先行ってていいよ』 冬『は~い!』 ~登校中~ 冬「秋葉ねぇね、今日帰ったら、一緒にゲームしよ?」『分かった、ゲームね、良いよ』冬「やったーっ!」冬葉は、手を思いっきり挙げて喜んだ。一生懸命手を伸ばしてて、かわいいな。 ~学校にて~ 「ねぇねぇ、あき~」休み時間、読書をしていたら、そう声をかけられた。私のことを、あき、と呼ぶのは、1人しかいない。親友の、のどかだ。『何?のどか』 の「今日遊べる?」『うーん…』』確か、今日は何かあった気が…ま、いっか!『遊べるよ』の「やった♪じゃあ、2時にウチに集合ねっ☆」 そして、下校中。今日は短縮日課だから、冬葉も一緒に帰る。 冬「秋葉ねぇね、ゲーム何やる?ミリオカート?ユッシークラフトワールド?」あ、そうだ!冬葉とゲームする約束だったんだ!『うーん、ごめん、冬葉。ねぇねね、のどかねぇねと遊ぶ約束しちゃったの。だから、ごめんね。ゲームは明日し…「やだっ!!!!!」『冬葉…??』妹が急に叫んだので、私は驚いた。 冬「やだやだやだ!明日じゃやだっ!!秋葉ねぇね、約束したのにっ!!…秋葉ねぇねのうそつきっ!!」『冬葉っっ!!』そう言い残して、冬葉は、歩道から道路の方に走っていってしまった。『冬葉、あぶないよ!!戻ってきて!!』私も冬葉を追いかけ、走り出した。 が、その瞬間、“パーーーッ”大きなトラックが、冬葉のすぐそばに……大変だ、冬葉が轢かれる!!!!私は、そう思って、走るスピードを上げ、冬葉の側に行き、力いっぱい冬葉を押した。。“ドンッッ”と、音がして、私と冬葉は、歩道に倒れた。トラックは通り過ぎていった。冬葉も私も、無事だった。「うわああぁんっ」冬葉は、泣いていた。「あきはねぇね、ヒック、ごめんなしゃい…ヒック、わたぢのせいでっ‥うわあぁ!」私は、冬葉を優しく抱きしめ、こう言った。『ううん、冬葉は悪くないよ。ごめんね、ねぇねがゲームやるの忘れて、のどかねぇねと遊ぶ約束なんてしちゃったから……本当に、ごめんね。遊ぶの、やめるから。帰ったらゲームしようね。』 冬「えっ、いいのっ??じゃあ、ミリオカートねっっ!!」いつの間にか、冬葉は泣き止んでいた。『うん、ミリオカートね』あとで、のどかに電話しなきゃな。そう思いながら、私達は、手を繋いで一緒に帰った。私たちの後ろには、大きい影と、小さい影が、仲良く並んでいた。 私たちは、仲良し姉妹。ケンカもするけど、やっぱり姉妹。 《“秋と冬”Fin》
肝試し
「くじを引いてくださーい」私は、三花。今から肝試しをすることになったんだけど、私怖いの苦手~・・・。「あ、俺、三番だ」そんな声に顔を上げると私の片想い中の優斗が私を見ていた。「優斗も三番なの?私も三番だよ」そう声をかけると「マジ!?奇跡じゃん!俺のペアが三花でよかった~」と言ってくれた。そんな言葉に思わずキュンとした。いよいよ、肝試しスタート。「優斗って怖いのイケる?」そう聞くと、「いや、無理だけど。でも、三花も怖いんだろ?じゃあ、俺が守ってやらないとな」と答えてくれた。「べ、別に怖くないし~」と気づいたら私は意地を張っていた。「怖いんだろ?意地を張るなよ、ほら」そう言って優斗が私と手を繋いできた。「どうして・・・?!」驚いた。「何でだと思う?」優斗の問いかけに答えることが出来なかった。しばらく黙っていると「いいから、行くぞ。さっきから止まったままだぞ!」と優斗に言われ手を繋いだまま走った。「あともう少しでゴールだな・・・」優斗の声が寂しそう。「そうだね・・・」私も頷く。「あのさ、あとで俺の部屋に来いよ」優斗が誘う。「何で?」そう言うと、「さっきの答え、教えてやるから」と言った。さっきの答え・・・、本当は分かっているんだけど、もう少しだけ、わからないふりをしておこうかな。「わかった。さっきの答えのヒント、ちょうだい~」そう言っておねだりをしていると、「仕方ないなぁ。チュッ」そう言って、私のほっぺにチュ―をしてきた。「これがヒントだよ」優斗はそう言って私の手を握ったまま、ゴールへと走った。「無事にゴールしましたね~!えっと、ゴールにかかった時間は、15分です!遅い方ですよ。何があったのか気になりますねぇ~」肝試しを企画したクラスメートが私が繋いでいた優斗の手を見ていた。「あっ、これは、その・・・」必死に言い訳を探そうとした。「俺たちに何があったっていいだろ、行くぞ、三花」優斗がそう言って手を繋いだまま歩き出した。「うん・・・!」私は笑顔で優斗の隣を歩いた。
短編小説 「オレンジ色の空」
暖かい風が私のすぐ横を通り過ぎていった。 上を見上げると、明日の晴れを予言するようなオレンジ色の空。 前を歩く親子がお互いの顔を見て笑っていた。 『ガタンゴトン、ガタンゴトン』 近くの線路に電車が通った。 線路の手前には、ピンクの百合が咲いている。 綺麗に並べられた木々も、いつか転んだ道路も、そして 家に帰る途中の私も、全てオレンジ色に染まっていた。 「あっ!お母さん空を見てみて。一番星が出てるよー!」 前を歩く親子の子供の方が言った。 つられて、私も上を見る。 「本当ね。一番星が出てるね。」 お母さんが笑顔で子供に言う。 空には、小さな星が一つ輝いていた。 終わり 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!良ければ感想もお願いします!
しりとり告白
女子「やっと部活終わったね。」 男子「疲れたー。俺ら鬼コーチだから部活=地獄w」 女子「お疲れさま。」 男子「お前もな。」 女子「あちゃー。」 男子「どうした?」 女子「バス後1時間待たなきゃ来ないよ。」 男子「確かに今日はいつもより長引いたからな。」 女子「じゃあ、このベンチでひと休憩と。」 男子「じゃあ、俺も。」 男子の心「1時間のこいつと一緒にこの小さいベンチで座ってるのか?心臓持たないぞ。」 女子「ねえねえ。」 男子「お、おう。なんだ。」 女子「暇だし、しりとりやろ。」 男子「いいぜ。」 男子の心「よっしゃー。これで気がまぎれる―。」 女子「じゃあ、オシャレ。」 男子「レイワ」 女子「ワオw」 男子「おまえwまあいいや。オウサマw」 女子「だって急に年号言うからまじめだなーってwマキゾエw」 男子「あのな、俺だって真面目になるんだぞ?エイガ」 女子「そうなんだwガス」 男子「スキ」 女子「は?w」 男子「。。。あっ。」 女子「告白の練習ならよそでやれw」 男子の心「俺としたことが。つい口に出しちまった。こうなったら。。。」 女子「ほら、スだよ。あんたから。」 男子「スキ。」 女子「あのねw」 男子「言っただろ俺だって真面目になるって!」 女子「真面目って。。。」 男子「俺は、お前のことが好きなんだ!」 女子「い、いつから。」 男子「入学式の帰り、バスでお前を見た時から。」 女子「いわゆる一目惚れってやつですな。」 男子「解説しなくていい!w」 女子「あはは、ごめんごめんw」チュッ 男子の心「でこ!?」 女子「キス!はい、次あんた。」 男子「す、スキ?」 女子「あはは、顔真っ赤w」 男子「う、うるせー!」 女子「ほら、何か言うことあるでしょ?」 男子「ありがとう。」 女子「ちゃう。」 男子「あ!俺と付き合ってください!」 女子「だいせいかーい!」 男子「で。」 女子「あはは、いいよ。そんなに心配するなよw」 男子「し、心配してねーよ!」 女子「あはは、ありがとう。」 男子「お、おう。」 女子「あーあー。本当は私から言うつもりでしりとり始めたのになー。」 男子「よっしゃー!俺勝ったー!」 女子「もうwじゃあ、よろしくね。」 男子「ああ。よろしくな!」 この物語はフィクションです。 初めて恋愛のようなものを書きました!ぜひ読んでみてください!
ただの幼馴染
「おーい。千夏(ちなつ)帰るぞ。」 「わかったー」 幼馴染の蒼真(そうま)が私を呼ぶ。小さい頃から家が隣でいつも一緒だった。高校生になった今でも一緒に帰る仲だ。 蒼真は頭も良いしスポーツ万能。高校に入って女子からの人気も高まってきた…らしい。私はそんな蒼真のことを「ただの幼馴染」そう思ってたはず。なんだけど… 「どうした?今日は静かだな。」 ち、ち、ち、近!? バッ「ううん、なんでもないっ!」 蒼真にドキドキするようになってしまったのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ねぇねぇ、ちな!最近、幼馴染君とはどうなの?」 親友の真理子(まりこ)が私の席にかけよって来る。 「後藤くんかっこいいしさーすぐ誰かに取られちゃうよー」 「べつに蒼真の好きにすればいいんじゃない?」 「ウソつけー!ちなは後藤くんのこと大好きだね!私には分かる!」 「ええ?やっぱり好きなのかな…」 顔が熱くなるのが分かる。 「ほら、もうすぐ夏休みじゃん?これ、2人で行ったら?」 「花火大会?」 そういえば去年は受験勉強でバタバタしてて…あの時も蒼真は付きっきりで勉強を教えてくれたな。 私やっぱり蒼真のこと… 「ありがとう真理子!がんばる!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その日の帰り道。 がんばるってどうやって誘えばいいのかな? 「あのさ。」 「え!何?」 「今度の花火大会一緒に行かないかなって思って。」 「へ!」 「誰かと約束とかした?」 「ううん。私も誘おうと思ってたから、びっくりして…」 「まじか!気ぃ合うな!」 クシャっと笑った笑顔もかっこいい。あー私大好きじゃん! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 花火大会当日。蒼真と一緒に屋台をまわる。遊んで、食べて、笑いあって、すごく楽しい。この時間がずっと続けばいいのに。そう思っても、楽しい時間はどんどん過ぎていった。 ヒュ~ドンッ 1発目の花火が打ち上がる。 「花火始まった!ねぇ!久しぶりにあの時の場所行こうよ。」 「おー!そうだな。」 あの時の場所とは、小さい頃に見つけた秘密の場所。ここからの花火が1番綺麗だ。 「花火そろそろクライマックスだな。」 「そうだね…やっぱりここが1番綺麗。」 「なぁ千夏。」 「ん?」 ヒュ~~ドーーーン ひときわ大きな花火が咲く。 花火の光に照らされた蒼真の顔は真っ赤だ。 「千夏は俺のことただの幼馴染としか思ってないかもしれない… でも俺千夏のことずっと好きだった。付き合ってほしい。」 蒼真が私のことを?心臓がうるさくなる。花火の音なんてもう聞こえない。 千夏は震えそうになった声で答えた。 「…はいっ!」 読んでくれてありがとうございました!面白いと思ってもらえたら嬉しいです。
当たり前の日常
あ~あ夏休み短いー…最悪…といつもの日常だとそう思うだろう。でも今現在、世界中はコロナで最悪になっている。だからこそなのかもしれない。学校に行きたくなるのは。明日はその学校だ!とても楽しみに感じる。いつもなら学校になんて行きたくないのに。そう思うと不思議に感じてくる。いつもの日常が当たり前だったけど、コロナでその日常がすべて消えた。でもコロナで気付いた。私達の日常は当たり前ではない。とても大切な時間だと。コロナで嫌なことばかりだけど、私達の日常を大切にするようにしたいと思った。少しだけコロナにありがとうと思った。 どうでしたか?コロナで大切な人々が亡くなられたのはとても悲しいです。でも当たり前の日常を大切にしたい思いました。少しでも私達が過ごした時間は、大切だと言うことを分かって貰えたら幸いです。 ここまで見てくださった皆様、本当に有難う御座いました!
あの夏
8年前のあの日。暑い夏の休日。同時、小学3年生だった俺は祖母の家に来ていた。祖母の家は田舎の方にあり、何もない場所だった。虫取りをしようにも道具がなく、水遊びをしようにも一緒に遊ぶ友達もいない。せっかくの休日なのに…なんて思いながら祖母の家の周りを下を向いて歩いていた。汗を流しながら。 ふと、地面に人の影がうつった。はっ、と顔を上げるとそこには中学生くらいの女の人がいた。変なお姉さん、そう思った。こんなに暑いのに長袖の服と長ズボンを着て、大きなつばの帽子をかぶっている。それに加えて、晴れているのに傘をさしている。俺は気になってお姉さんに声を掛けた。 「お姉さん、何でこんなに暑いのにそんな暑い格好しているの? それに… 何でお姉さんの髪は真っ白なの?何でお姉さんの目は赤いの? お姉さん、変だよ。」 俺がそう言うと、お姉さんは笑って そうだね。 と笑って言った。
味のするフレンチトーストを食べたい。
味のしない夕食を食べ、何が面白いのかわからないバラエティ番組を見る。 疲れてもいないのに、ベットに横たわり、目をつぶる。 「今日、何かあったっけ?」 なにも無い。いつも通りの1日だ。喜びも、スリルも無い。 そして、私は一瞬で眠りに落ちた。 目が覚める。私は腰を上げ、洗面所に向かう。 鏡を見る。はっきり言って、私は完璧だ。美人だし、スタイルも抜群。 その気になればどこの大学にでも入れるくらいの頭脳の持ち主だ。 そんな私は、今まで私は何人もの男に告白された。 でも、私は告白を全て断った。何故なら、私が人を好きになることなんて絶対に無いのだから。 私は自分が嫌いだ。完璧な自分が。つまらない自分が。 私なんて死んでしまえばいいのに。 何度そんなことを思っただろうか。 しかし、私は死なない。死ねない。 心は死んでいるのに、体が死んでくれない。 その絶望感が、私をさらに苦しめる。 カレンダーを見る。 6月10日。 確か、10年目の今日だった。私が、私でないことに気付いてしまったのは。 10年前、私はある博士と暮らしていた。彼は頭がよかった。特に、機械に関しては私以上の知識を持っていた。 その時の私は幸せだった。ベットから起き、心地の良い朝日を浴びて、冷たい水で顔を洗う。 そのまま何も知らないままでいられたら、どれほど良かっただろう。 いつもの様に、彼の作ったフレンチトーストを、彼と一緒に食べる。 私には味覚なんて無いはずなのに、彼の作るフレンチトーストだけは甘い、甘い味がした。 6月10日。 今日もいつも通りの1日。でもその時は、それで良かった。それが良かった。 その時はいつも通りの1日が、ずっと続けばいいのにと思えた。 でも、彼はそれを壊した。 いつもの様に、彼とフレンチトーストを食べる。 でも、彼の顔はいつもとは違った。彼は私を見つめて、何とも言えない顔をする。 「どうしたの?」 私は聞いた。 「...」 暫くの沈黙の後、彼は私に言った。 「あのさ...大事な話があるんだ。」 私は持っていたナイフとフォークを置いた。 「大事な話って?」 「ちょっと手を出してくれる?」 私は言われた通りに机の上に手を差し出した。 その瞬間、彼は私の手をナイフで刺した。 「痛っ!」 思わず言ってしまったが、痛みは感じない。 それどころか、私の手からは血すら出ていなかった。 その代わりに、私の手の、ナイフを突き刺された所で、鉄の様な何かが剥き出しになっている。 「ねぇ...これ何?」 私は困惑の目で彼を見つめる。 そして、彼はゆっくりと口を開けた。 「君は...」 「君は?」 「君は、ロボットなんだ。」 私の中で、何かが爆発した。 「君は僕が造った、人型ロボットなんだ。信じられないかもしれな...」 「ドンッ!」 彼の言葉を遮って、私は逃げた。泣きながら、怒りながら、答えを探しながら。 彼は追いかけてはこなかった。何故だろう。 やがて、私はここに辿り着いた。 そして、私は今もここで暮らしている。 ”普通の人”を演じながら、感覚のない、つまらない日々を送っている。 左手のボディが剥き出しになった部分を見ると、彼のことを思い出す。 また、彼の作った甘いフレンチトーストを食べたい。 それに、彼の元へ行けば、私に感覚をくれるかもしれない。 けれど、私には彼の元へ帰る勇気なんて無い。 私はいつもの様に味のしない朝食を食べる。 いつもの様に、いつもの様に。 変わらない日々を、私は永遠に繰り返す。 ________________________________________ どうもotoufuです。ちょっと長めでしたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。感想、アドバイス待ってます。 ちなみに、主人公が自分がロボットだと告げられた6月10日は、語呂合わせでロボットの日だそうです。
賑やかな街で
心のさざめきは収まるそぶりを見せなかった。 外が騒がしく、僕は今日、近くの神社で祭りがあることを思い出す。 僕はさらに縮こまった。 希望に溢れた、賑やかな街の片隅で何も出来ない僕がいる。 斜め前の部屋は忌まわしき部屋だった。 忌まわしき男を殺した部屋。 あの男は最悪だった。僕の義理の父親。実のお父さんとお母さんはすれ違いが多く、離婚した。 離婚するのは大変だった。彼は狡猾で司法に介入させなかった。 離婚してから三ヶ月前まで彼とは何の関わりもない日々を送った。三ヶ月前、僕の妹の花(はな)が一人で留守番をしている時に突然やって来た。花は抵抗したという。問い正し、家を出るよう交渉した。だが、男は花の言葉を聞かず、傲慢にも家に入り浸った。 僕たちは絶望した。僕たちは苦しみ、絶望し、恐れ、男に怒りを覚えた。 僕は嫌味をねちねちと言われ、花は暴力を振るわれ、お母さんは僕たちを殺すと脅され、体を差し出した。それだけでなく、預金も使い込んだ。全て、競馬などギャンブルに使い込んだ。 家族になぜこんなに苦しいことを強いるのか。 知り合いの弁護士は悲しいが何も出来ないと言った。 家族への横暴な振る舞いに耐えかねた僕は男が好んでいた、酒を冷蔵庫に入れた。警察に聞かれたら弁護士へのお礼と話すつもりだった。もし、男が飲まなければ本当にそうしようと思っていた。 男は酒を飲み、遂に群発頭痛に苦しんだ。群発頭痛とは自殺頭痛と言い、とても強い痛みを持つ頭痛のことだ。頭に苦しみ、男はあの部屋で自殺した。 殺人は自殺として処理された。 芳恵(よしえ)。あの言葉、信じていいの? 僕がつい漏らしてしまった犯行の計画。 事件の後、お父さんとお母さんは復縁し、結婚した。 家族も知らない真実を、中学からの友人だけは知っていた。 「死んでいい人はいないと思う。でも、殺さなきゃ生きられない人も悲しいことだけどいるんだよね。……言わないよ。正司(まさし)」 嘘かもしれない。 信じてはいけない言葉かもしれない。 今、警察に言っているのかもしれない。 周りの人たちに吹聴しているのかもしれない。 でも、僕は信じたかった。 絶対に信用出来る人なんかいない。そんなによく出来た人なんているはずがない。 でも、僕は芳恵を信じたかった。 一人で抱えて、怯えているのに。 いつ明るみに出るか、白日のもとにさらされるか、怯えているのに。人を殺した自分に怯えているのに。 電話が鳴った。 発信者は芳恵だった。 「もしもし」 「もしもし。正司。お祭りに行かない?」 「でも……」 「正司。君は優しい人。ふざけた理由で人を殺すようなことはしない人だよ。優しくて、家族思いの神様のような人だよ。もし、仮に君がやったことが明るみになっても、家族は君を非難しないし、世間もきっとそう。私だって君を嫌ってないし、むしろ好きだよ。……君は悪くない」 心に響いた。 息を吸い込み、気になったことを聞いた。 「ねえ。好きって?友達として、それとも男として?」 芳恵が焦っている気配がある。やがて、ポツンと、 「男として……です」 「ん。じゃあ、祭りに行こっか。カップルとして。鳥居の前で待ってて」 芳恵が黄色い悲鳴をあげる。 僕は電話を切って、財布をポケットに入れて、自室を出た。 実のお父さんが 「芳恵ちゃん?」 と聞いてくる。 僕は頷くと、 「青春だなー」 と一人でニヤついている。 僕は家を出て、鳥居に向かって走り出した。
心の叫びに気付いて。
カタカタ、カタカタ ひとりぼっちの暗い寂しい部屋にパソコンのキーボードをタップする音が響く。 ネットをして、動画見て、ゲームして。 そんな生活を私は送っている。 私は凪。高校生だけどある事情で学校には行ってない。 私は2年前まで普通の生活を送っていた。 でも、親や担任からの過度な期待によって心を閉ざしてしまった。 ガチャっ ドアの開く音がした。 「な、凪。夜ご飯よ、あなたの好きなうどんよ。」 何が“あなたの好きな”だ。 こっちは辛いんだよ。 いつまでもニコニコした顔で。 娘の好物は把握してるくせに苦しめて、地獄に落として。 はあ、もういやだ。 自分で自分を殺めるのはいやだ。 でも、生きるのもいやだ。 どうすればいい、、、 学校に行ってないから頭が悪くて考えられない。 辛い、辛い、、、 気付いてよ。 私の心の叫びに。 誰か、、、! ーーーーーー яasuです。 少し精神が辛いときに書いたので語彙力パネェです。すいません。
曼珠沙華の花道で
私、永倉 千春は高校2年生 私は今日事故に遭った。 死んだのかな? いや、死んでないただの植物状態。 嬉しくもない 悲しくもない あ、そういえば今日 私の家で年に一回やる 曼珠沙華祭りだ。 行きたかったなぁ 蓮見 廉………廉と 眠ったままで ただ考えるだけ それ以外何もできない いつ起きれるか分からない。 人工冬眠そんなやつなら私はどうなるか 歳をとらずに眠るだけ そんなの嫌だ。 起きたい 起きたい 「千春ー!!」 誰!?起きなきゃ…! 起きなきゃ…! 目を覚まして!! 私!!「千春起きろ!!」 ふっ 目を覚ましたんだ 誰かが手を握ってくれる 「れ……くん……」 「千春!!良かった!! じゃあ行こう!」 どこに?声も整わないまま私は連れ出された 車椅子に病院の服どこに行くの? 「こ……まん……げ……まつ……」 「そうだよ。曼珠沙華祭りだよ。」 「な……で……つれ………だ…て…くれ…た…の?」 「好きだから。」 !?好き!いまむっちゃちゃんと話したいって思った 「結婚してくれないか?僕のお姫様」 「夢の中で何度も叫んだんだ。 目を覚ましてくれって」 差し出したのは……指輪……!! 「わた……で………いの?」 「君がいいんだ」 「は……い!!」 いま話せた!! ちゃんと好きな人に!! 退院してからは私に後遺症が残ってしまったようで あまり手は動かせず リハビリは続く それでも君がいるから 私は頑張れる 共に歩こう私のパートナー。
お母さんはいない
もうお母さんなんていないんだ。 私は、思った。優しく褒めてくれた大好きなお母さんはいない。 死んだわけじゃないけど、私からすればいない。 お母さんは、冷たくなった。夜遅くに出かけて朝まで帰ってこない。 私を檻の中に閉じ込めて。 お腹がすいたよぉ。 そう言ったって、もうお母さんは来ない。 お母さん。マッテルネ。 次のニュースです。○県○市の住宅で幼い少女が遺体で発見されました。 少女は檻の中に・・・・・・・ END
(悲しい話)トッぺルゲンガーの友達
千夏にはトッぺルゲンガーの友達がいる。でもトッペルゲンガーに会うと数日中に死んでしまうから千夏はいつか死んでしまうのだけれど・・そして千夏はいつものようにトッぺルゲンガーと遊んでいた。「ねえ。私のトッペルゲンガー?トッペルゲンガーに会うと数日中に死んじゃうみたいだけれどほんとに私大丈夫かなぁ?」「大丈夫。私が何とかするから。」千夏はホッとした。そして千夏はトッペルゲンガーと毎日遊んでいるうちに元気がなくなってきた。そしてトッペルゲンガーと遊んでいると千夏は息が苦しくなってきた。「ねえ、私のトッペルゲンガー。わ、私・・い、息が・・苦しい・・よ・・私今日・・死んじゃう・・んだ・・よ・」「千夏!待ってて!」その時ザバーンという音がした。その音と同時に千夏は息ができるようになっていた。「ねえ、息ができるように・・あれ私のトッぺルゲンガー・・いない・・きゃああああああああ!」千夏は悲鳴を上げてしまった。だって川には千夏のトッペルゲンガーが流れていたから。千夏の目から涙があふれた。
ほっこりしてしまう世界『R犬知事』
私たちは、『人』です。 でもここからは、犬の世界を見てみましょう。 少しだけなので、よく見てください。 準備はいいですか? 3,2,1 0!!! 「ふぁわぁ」 今は、朝。犬が起きました。 この世界では、お分かりの通り犬語が聞こえるのです。 では、楽しんでください! 「さてと、今日も犬知事を頑張るぞぉ!」 【この世界の特徴】 この世界には、県知事の代わりに、犬知事という犬の県知事がいる。 「R犬知事、しゅっぱーーつ!!」 この犬=Rが声を張り上げた。 「今は、大家さんがいないから運動できないしなぁ」 【この世界の特徴】 大家さん=飼い主さん 運動=遊び 「よぉーし。1人運動でもしますか」 そういって、ころころとボールを動かした。 そうすると、日が、ぐぅいぃぃぃっっっつ!と上り、大家さんが起きた。 「さあ、今日のご飯は何かなぁ?ふふっ♪」 Rは、とってもグルメなのです。 「はーい。R,ご飯。」 「うはぁっ!美味しそー♪Rだーいすきキャベツもあるし。」 そうしてパクパクとご飯を食べました。 「ふー。美味しかった(^-^)」 「さてと、老人ホームへ行かないと。」 【この世界の特徴】 老人ホーム=年寄りのインコがいる小屋 「おーい!インコのぴゅー!」 「ぴゅーー!!(はーい!)」 「元気?」 「ぴゅーー!!!!!(元気ーー(^-^))」 「そうか、そうか。Rは、これから県民の皆さんに、悩み事を聞きに行くんでなぁ」 「ぴゅぴゅーー!(がんばれ!がんばれ!)」 「うん。頑張るなっ!」 「・・・にしても、すごいよなぁぴゅーって。普通はピーって鳴くのに」 Rは、すぅぅぅぅぅって息を吸うと、 「やあ!!みんな!!!」 と、大きな声で言った。 「へへん。犬は、耳がいいから遠くまで聞こえるんだよね」 「はーい」「なーに?」「R-」 「さてと、県民(大阪の県知事だから府民だけど)のみんな、悩みはないか。」 「あのね、あのね、・・・・・っていう事なんだけど・・・」 「ふむふむ。それはなぁ・・・・」 どんどん時間が過ぎていく。 「もうないか?」 「犬知事!犬知事!」 「なんだ?ミルク?」 「私、思うんです。人間って、すごいなぁって。でも犬ってちっぽけだし、寿命短いし・・だから自信なくて…」 「アー確かにー」「うんうん」「私もそー思う!」 「ミルク!!!」 「あっ・・はい。」 「確かに、犬はちっぽけだ。でもっつ!!」 「・・・でも、色々頑張ることは、出来る。人間のことはあんまりわからなくても。でも、人間だって、犬のこと、分からない時もある!たとえどんなにちっぽけでも、どんなに無駄だとしても・・・」 犬たちがRを見つめる。 「努力は、無駄じゃない!だから、一生懸命生きていこうよ。」 ああ・・・ Rってとってもすごいな・・・ ミルクが、そう思う。 それは、きっとほかの犬もだろう。 いつか・・・いや今から、R犬知事のように・・・ はい、終了。 犬の世界、どうでしたか? 感想待ってます。 もしかしたら、感想が犬たちに読まれるかも・・・
【短編小説】白いカトレアの魔法
はじめまして、ねもです ♪作品の感想、アドバイスをしてくださると幸いです。字数制限の都合上、改稿が変だとと思います…すみません 小学5年生の杉宮咲(すぎみやさき)は、帰り道の銀杏(いちょう)並木を一人でとぼとぼと歩いていた。 「はぁ…亜美が悪いよ…」 今日、咲は友達の亜美と喧嘩をしてしまった。喧嘩の原因は二人の意志のすれ違いで起こった。咲は、「亜美が悪い」と決め付けていて、喧嘩したことを亜美にまだ謝れないままでいる。亜美からも謝ってこなかったので結局下校の時間になってしまった。まだ、お互いとても気まずくて、怒っている状況なので一人で帰ることとなった。咲は、銀杏並木を歩きながら、ふと思った。いつも亜美と一緒に帰っていた銀杏並木。楽しく会話をしながら帰っていた、あの時。…でも、今は一人。咲は、そのことに気づいて、ちくっと胸が痛んだ。でも、「亜美が悪いんだ」と思い直す。 「…あれ?」 咲は、周りがおかしいことに気がついた。奥が日光を映した水たまりのようにキラキラと白く光っていた。咲は不思議に思いつつ、白く光っている奥の方へ歩いて行った。歩くと白い光の中に道が見えてきた。道はれんがでできていて、周りには白いカトレアの花畑が永遠と続いている。道をどんどん歩いていくと、白い木の柵で囲まれ、れんがと木でできた可愛らしい小屋が見えてきた。咲は、「入ってみようかな」とも思ったが、やめた。それで後ろを振り返ると、さっき歩いた距離よりもずっと長い道が続いていた。咲は流石にこんな長い距離を歩こうとは思わなかったので、仕方なく小屋に入ってみようと思った。木でできていてカラフルなステンドグラスの小さな窓のついた古びたドアを咲はコンコン、と叩いた。すると「はーい」と女の子の可愛らしい声がした。ガチャと音がするのと同時に咲と同じくらいか少し上くらいの少女が出てきた。ピンクベージュの髪を編み込んだような髪型で、耳にはダイヤのような形の赤っぽいイヤリングをしている。服はワインレッドの無地のワンピース。それはまるで魔女のようで…現実離れしている格好だった。でも容姿はとても可愛らしい印象だった。 「はいはーい…ってあれ?今日は珍しいお客さんが来ているね。…あ、中入って!お茶入れるから」 小屋の中はまるでジブリに出てきそうな印象だった。咲は彼女が指した木製の椅子にちょこんと座った。 「少し待っててね」と彼女は言うと、キッチンに向かった。少しするとお茶をお盆に乗せて持ってきた。彼女は「そのお茶、飲み手によって色が変わる不思議なお茶なの。色だけじゃなく、香りや味も変わるから是非飲んでみて」と言った。咲はお茶の入ったカップを持ってみた。すると、色が赤に変わった。香りも不思議だけど「赤」の香りがした。なんというか、情熱的?燃える?というような。「色、何色だった?」と彼女に聞かれたので、「赤でした」と答えると、「そっかあ…」という返事が返ってきた。 一口お茶を飲むと、これもまた不思議で、「赤」としか言いようのない感じの味がした。彼女に「美味しいです‥!」と言うと「それは良かった」と笑って言ってくれた。そして、彼女はこほん、と咳払いをすると「自己紹介するね。私はリエ。魔法使いです。この小屋で一人暮らしをしています」と言った。咲はこの世界について聞いてみたいと思い、リエに質問してみた。 「私は杉宮咲と言います。咲って読んでもらって構いません。あの、リエさん、この世界ってなんなんですか?それと、私ってなんでこの世界に来てしまったのですか」と言うと、リエは 「えっと、まず一つ目の質問の答えを言うね。この世界は、魔法の世界。サキちゃんがいる世界とは別の世界。私以外にも人はたくさんいるよ。あと、私が魔法を使えば、元の世界へ戻ることができる。…記憶は残るけど。二つ目の質問。それは、確実には分かってないの。いくつかある世界の中から定期的に誰かが来てしまうみたい。」 リエはそう言ってくれた。「あっ、それと聞きたいことがあるんだけど、サキちゃんって悩みがあるの‥?」 いきなりそう言われて、驚いた。でもなんだか亜美とのことを話してみたいと思い、亜美とのことを話した。すると、 「この飴を舐めると、必ず悩みが晴れるの。タダであげるけれど…どうする?どっちでもいいよ」と言った。咲は、驚きつつ、飴に手を伸ばしかけた…でも、やめた。咲は 「大丈夫です。自分の悩みは自分で解決します。」というと、リエは笑顔になって「それじゃ」と言って、杖を振った。すると、ドアが開き、奥にアーチが見えた。リエが手を振ったので、私も振り返し、小屋を出た。 後はご想像にお任せします。あと、白いカトレアの花言葉は「魔力」です。
未来の旦那さん
俺は小学6年生の優樹今日は、転校生が来るらしい。 そのためか今日はとてもみんな機嫌が良い。 でも俺は本当の事を言うと転校生なんかどうでもいい。 だって転校生は女だから もし転校生が男だったら 俺も少しはテンション上がるかも知れないけど [ガラガラガラ]先生が入ってきた。 「転校生もう来てるから今から呼ぶぞー あっそうそう転校生の名前は花華覚えとけよ」 「はーい 花華さん入っておいで~」 う~ん・・ 花華ってどこかで聞いた事あるような? まあ世界には、何万何億人居るんだし 聞いた事ある名前の人が居たっておかしく無いよな そう考えてる内にもう花華は教室に入っていた。 あれ!!あの顔!6年前の! ~さかのぼる事6年前~ 「ねえねえ!優樹君 優樹君ってやっぱりカッコイイね~ 花華、優樹君の事だーいすき 絶対結婚しようねー」 そうだ!花華は、一緒に結婚を誓いあった子だ!! 俺は恐る恐る花華を呼びだし 「俺の事覚えてる?」と聞いた。 すると懐かしいあの声で 「覚えてるよ優樹君でしょ! 忘れるわけ無いじゃん! だって優樹君は、私の未来の旦那さんだもん!!」