空の上の郵便屋さん
私は、空の上の郵便屋さんです。名前は羽瑠ではるといいます。私は、空の上の住人たち日常から来た手紙を届けています。みんながその手紙を見て喜んでいます。私はその笑顔を作る郵便屋としてこの仕事に誇りを持っています。そして、この世界の住人たちはみんなここに来る前までの記憶を持っています。だから、自分がここに来るまで自分の周りにいた人を思い浮かべて笑うことができます。だけど、私にはその記憶がありません。なんでかはわかりません。それでも幸せにこの世界にいるから大丈夫です。また手紙が来ました。
私は、真っ白な雲のようなポストから一枚の封筒を取り出した。そして、その手紙の封を開けた。それは、この世界に来てから初めて届いた私宛の手紙だった。私はその手紙の封を慎重に、丁寧に開けた。
「青空羽瑠様」と、きれいな字で書いてあった。
「拝啓、空の上のあなたへ
こんな事言うのはおかしいですが、久しぶり。あなたは私のことを覚えていますか?私は、あなたが空の上の住人になってからもずっと忘れていません。あなたは私にとってそのくらい忘れられない人です。唐突に言うけど、そのくらい愛してた。いや、今も愛している。僕とはもう違う世界にいるのはわかっているけど、それが気にならないくらいあなたのことが好きなんだ。
本当は、あの日に言うはずだったことがあるんだ。でも、あんなことになると思わなかったからいうのが遅くなちゃった。本当は、あなたが空の上に行く直前にも言ったんだけど、あなたは聞こえなかったでしょうからもう一度言いたいと思います。手紙で言うはずじゃあなかったんだけど。そうそう、この封筒ともう一つ届くと思うからそっちも見てみてね。では本題に移りたいと思うよ。
あなたのこと、今でも一日たりとも忘れられないくらい愛している。本物にはなれなかったけど、せめてでも、僕の心のそばにはずっといてほしい。だから、お願いです。僕と結婚してください。あの日に言うはずだったんだ。でも、言えなかったからこの手紙で言うことにした。もしも、返事がOKだったら、空から僕のいる場所に108本のバラを降らせてくれ。こんなわがままな僕だけど、あなたのこと、本当に愛しているんだ。それでは、また。 世界一君を愛している人より」
私は、この手紙を読んで今まで忘れていた記憶をすべて思い出した。私は当時、大学4年生で、この手紙を書いてくれた晴斗という恋人がいた。とても優しくて、ひだまりみたいなあたたかそうで、太陽みたいな人だった。そんな彼にクリスマスにデートに誘われた私は、まるでほっぺたがラズベリーのような色になり、心と体がチョコレートのように溶けていく感触にもなるくらい彼と会うことを待ち望んでいた。だけど、人通りの少ない場所を通って近道をしようとしたことで、私は信号無視したトラックに轢かれて__死んだ。
最後に聞こえたのは最愛の彼の涙と混じった声で、私に聞いている人が恥ずかしくなるような愛の言葉を並べて、必死そうな顔で何かを言っている光景だった。私の手を握りながら、何かを持っていた。周りの看護師の人達も目に涙をにじませながら彼の言葉を嬉しそうに、でも悲しそうに聞いていた。私は、そんな周りの人の暖かい青空のような太陽のような優しさに触れながら空の上に来た。でも、やっぱり彼のことを悲しませてしまった後悔と言うはずだったことを最後まで言わせてあげられなかった自分を恨み、記憶がなくなってしまったのだろう。でも、もう大丈夫。返事は最初から決まっている。これから彼に本当の奥さんができても、心のなかに私は住み続けることができるのだから。そう思い、もう一つの封筒を開けた。その中には婚約指輪と結婚指輪が入っていた。私が憧れている。と彼にこぼしたことを覚えていた。そのブランド品の指輪に私と彼の名前が刻んであった。私はその指輪たちを胸に抱えながら泣きじゃくった。やっぱり、隣に居続けたかった。彼と子供を一緒に育てたかった。そういう思いは捨てきれなかったけれど、それでも私はその言葉と指輪が特別輝いて見えた。
彼に薔薇を送らなければ。108本の結婚してくださいという意味を持つ薔薇を。そう思い、私は空から彼を探して薔薇を108本降らせた。もしも、分からなくてもきっと大丈夫。そう思いながら下を向いていたら、やっぱり彼のひだまりみたいな優しい顔がこちらを向いて、耳と顔を赤くさせながら、フニャッと笑っていた。やっと、彼の笑顔がまた見れた。私は、そう感じた。
私は、空の上の郵便屋さんです。名前は陽輝羽瑠です。私は、今日も大好きな旦那さん心のに住みながらみんなに笑顔を届けています。これからもきっとそう思いながらみんなに笑顔を届けます。そして、___私を愛してくれている彼にも。 檸檬と蜜柑さん(茨城・12さい)からの相談
とうこう日:2023年8月1日みんなの答え:1件
私は、真っ白な雲のようなポストから一枚の封筒を取り出した。そして、その手紙の封を開けた。それは、この世界に来てから初めて届いた私宛の手紙だった。私はその手紙の封を慎重に、丁寧に開けた。
「青空羽瑠様」と、きれいな字で書いてあった。
「拝啓、空の上のあなたへ
こんな事言うのはおかしいですが、久しぶり。あなたは私のことを覚えていますか?私は、あなたが空の上の住人になってからもずっと忘れていません。あなたは私にとってそのくらい忘れられない人です。唐突に言うけど、そのくらい愛してた。いや、今も愛している。僕とはもう違う世界にいるのはわかっているけど、それが気にならないくらいあなたのことが好きなんだ。
本当は、あの日に言うはずだったことがあるんだ。でも、あんなことになると思わなかったからいうのが遅くなちゃった。本当は、あなたが空の上に行く直前にも言ったんだけど、あなたは聞こえなかったでしょうからもう一度言いたいと思います。手紙で言うはずじゃあなかったんだけど。そうそう、この封筒ともう一つ届くと思うからそっちも見てみてね。では本題に移りたいと思うよ。
あなたのこと、今でも一日たりとも忘れられないくらい愛している。本物にはなれなかったけど、せめてでも、僕の心のそばにはずっといてほしい。だから、お願いです。僕と結婚してください。あの日に言うはずだったんだ。でも、言えなかったからこの手紙で言うことにした。もしも、返事がOKだったら、空から僕のいる場所に108本のバラを降らせてくれ。こんなわがままな僕だけど、あなたのこと、本当に愛しているんだ。それでは、また。 世界一君を愛している人より」
私は、この手紙を読んで今まで忘れていた記憶をすべて思い出した。私は当時、大学4年生で、この手紙を書いてくれた晴斗という恋人がいた。とても優しくて、ひだまりみたいなあたたかそうで、太陽みたいな人だった。そんな彼にクリスマスにデートに誘われた私は、まるでほっぺたがラズベリーのような色になり、心と体がチョコレートのように溶けていく感触にもなるくらい彼と会うことを待ち望んでいた。だけど、人通りの少ない場所を通って近道をしようとしたことで、私は信号無視したトラックに轢かれて__死んだ。
最後に聞こえたのは最愛の彼の涙と混じった声で、私に聞いている人が恥ずかしくなるような愛の言葉を並べて、必死そうな顔で何かを言っている光景だった。私の手を握りながら、何かを持っていた。周りの看護師の人達も目に涙をにじませながら彼の言葉を嬉しそうに、でも悲しそうに聞いていた。私は、そんな周りの人の暖かい青空のような太陽のような優しさに触れながら空の上に来た。でも、やっぱり彼のことを悲しませてしまった後悔と言うはずだったことを最後まで言わせてあげられなかった自分を恨み、記憶がなくなってしまったのだろう。でも、もう大丈夫。返事は最初から決まっている。これから彼に本当の奥さんができても、心のなかに私は住み続けることができるのだから。そう思い、もう一つの封筒を開けた。その中には婚約指輪と結婚指輪が入っていた。私が憧れている。と彼にこぼしたことを覚えていた。そのブランド品の指輪に私と彼の名前が刻んであった。私はその指輪たちを胸に抱えながら泣きじゃくった。やっぱり、隣に居続けたかった。彼と子供を一緒に育てたかった。そういう思いは捨てきれなかったけれど、それでも私はその言葉と指輪が特別輝いて見えた。
彼に薔薇を送らなければ。108本の結婚してくださいという意味を持つ薔薇を。そう思い、私は空から彼を探して薔薇を108本降らせた。もしも、分からなくてもきっと大丈夫。そう思いながら下を向いていたら、やっぱり彼のひだまりみたいな優しい顔がこちらを向いて、耳と顔を赤くさせながら、フニャッと笑っていた。やっと、彼の笑顔がまた見れた。私は、そう感じた。
私は、空の上の郵便屋さんです。名前は陽輝羽瑠です。私は、今日も大好きな旦那さん心のに住みながらみんなに笑顔を届けています。これからもきっとそう思いながらみんなに笑顔を届けます。そして、___私を愛してくれている彼にも。 檸檬と蜜柑さん(茨城・12さい)からの相談
とうこう日:2023年8月1日みんなの答え:1件
[ まえへ ]
1
[ つぎへ ]
1件中 1 〜 1件を表示
-
めっちゃ凄い!! こんちゃっ(^^♪花凜です(#^.^#)
【本題】
めっちゃ凄い!!
読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪ 花凜*かりん*#元舞凜#陽キャJSさん(岐阜・12さい)からの答え
とうこう日:2023年9月13日
[ まえへ ]
1
[ つぎへ ]
1件中 1 〜 1件を表示
-
- 【「相談するとき」「相談の答え(回答)を書くとき」のルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
-
- 「短編小説投稿について」をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
-
- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの
個人 を判断 することが出来ないため、削除依頼 には対応することは出来ません。投稿しても問題ない内容かよく確認してください。
- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの
- カテゴリごとの新着相談
-
-
- みんなの好きな短歌は?11月29日
-
- 画面が...01月15日
-
- どう思われるの?01月16日
-
- 学校に行けない01月16日
-
- 家族のことがすきじゃない01月15日
-
- テスト勉強01月15日
-
- 生理なのかわからない01月16日
-
- 2週間以上咳が出る01月16日
-
- 外部コーチが嫌なんだけどみんなはどう思う?01月15日
-
- みんなのカラオケの十八番曲は?01月15日
-
- ブルーロック好き集まれー01月15日
-
- 好きな男の子の話01月16日
-
- 地雷系の靴や鞄がわからない01月15日
-
- みんなの好きなお寿司のネタは?01月16日
-
- コピック使ってる人教えてー!01月15日
-
- あの場所で 〜笑顔と感動の物語〜09月30日
-
- 吐き気を消すにはどうしよう01月16日
-
いじめで困ったり、ともだちや先生のことで不安や悩みがあったりしたら、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してね。
・>>SNSで相談する
・電話で相談する
・>>地元の相談窓口を探す
18歳までの子どものための相談先です。あなたの思いを大切にしながら、どうしたらいいかを一緒に考えてくれるよ。