泡 長文注意!
あたし、西三河かる(にしみか かる)。小学5年生。
今日は、幼馴染の鷲風問(わしかぜ とい)と海に来た。問も、同じ小学5年生だ。
「ねぇ、問。親も来ずに、あたしと問、二人で海で遊ぶの?」
「うん。一応、親は近くの休憩所で待ってるから遊んでろよって。」
「う、うん…。」
あたしと問二人だけの海!?子供男女だけの?と、問ったら…。
「じゃ、かる。さっそく浮き輪に乗って行こうぜ!」
「ok!」
ほんとは気が気じゃないんだけどな…。危ないと思うけど…。
「うわぁ!冷たい!」
「波が!すげぇ!」
「「おぉ!」」
あたしと問は波に乗る。
「一旦、砂浜に戻ろ。」
「いいぜ!」
久しぶりの海は、楽しい。問とだけど。
ー1時間後ー
「あぁ、楽しかったぁー!」
「そうだな。また二人で来ようぜ!」
「そうだね。」
あたしはいつの間にか問との二人での海は楽しいということに気づいた。
服を着替え、親の元に行く。
「お母さん!」
「楽しかった?」
「うん。久しぶりの海、楽しめた!」
「よかったわ。」
海ってやっぱ楽しいところだな。
ー1年後ー
「海行こうぜ!」
「二人で?」
「そうだぜっ!」
あたしと問は小学6年生になっていた。
「つ、冷たい!」
「波が!すごいなぁ。やっぱ最高だぜ。」
「うわぁ!と、問!ぶぶぶっっっ!」
「か、かる!待ってろぉぉぉ!」
あたしは、浮き輪から外れてしまい、海に落ちてしまった。
足はつくけど…。息が…。やばい…。もしかして…、あたし…、はぁはぁ、今日…、死ぬの?
嫌だ。はぁ、はぁ!
「「ぷはぁ、はぁ、」」
「か、かる…。大丈夫だったか…。はぁ、」
「あ、ありがと、はぁ、はぁ。あた、あたし、今、死ぬかと…、はぁ、はぁ…。」
「し、死なないよ。か、かるは。はぁ、」
ー1年後ー
あたしと問は、中学1年生になっていた。
「二人で海行こうぜ!」
「うん。でも、前、溺れそうになったから…。思いだすだけで…。」
「じゃあ、ちゃんと親にも来てもらおうぜ。」
「そ、それならいいよ。」
前は、やばかった。死ぬところだった。
「冷たい!海が冷たい!」
「当たり前だろ。おぉ!波が気持ちぃ!」
前より身長が高くなったから、高いところまでいける。
「うわぁ!」
「ん?何?問?」
「大丈夫…。」
「う、うん…。」
ぶぶぶっっ…。
「何か聞こえるような…。泡かな?大丈夫だよね。」
「う、うん…。」
問もいるし。
「そろそろ砂浜にでよ!問。」
あれ?問は?
「問!?と、問ぃぃ?鷲風、問ぃ!?」
あたしは叫ぶ。必死に。
「はぁ、お、お母さん!問のお母さん!」
「どうしたの?かるちゃん。問のこと叫んでたけど。」
「と、問が消えた。いなくなりました…!はぁ、はぁ。」
「え?何だって!?問!問!」
問のお母さんは叫ぶ。あたしも叫ぶ。あたしのお母さんも叫ぶ。
でも、問の声は聞こえない。
「もしかして、溺れた…?」
「警察に通報するわ。」
プルルル。プルルル。
「えっと、私の子供が海に溺れたかもしれません!早く来てください!」
大丈夫かな。問。あたしの幼馴染、鷲風問。勉強もできて運動もできた。
あたしの唯一の親友で幼馴染。あたしは、問のことが好きだった。
きっと、問も、あたしのこと好きだったんだよね…?
「警察が来た!」
ー2日後ー
「かる!かる!問くんが、見つかったんだって。病院に行きましょ。」
「うん!」
問。問。まだ死なないで。あたしの幼馴染、どうしたの。
「問!」
「まことに残念ながら、鷲風問さんは、亡くなってしまいました…。死因は溺死です。」
「え…?と、問?」
一瞬、嘘だと思った。自然に涙が溢れでてくる。
「問。問。ねぇ、幼馴染の問…。問!」
そう言いながら泣きじゃくる。
「かるさん。これを、かるさんに渡せって言われたので、どうぞ。」
かる。一緒に生きられなくて、ごめんね。俺は、死んでもかるのこと、大好きだから。
俺の代わりに生きてくれ。よろしく。今までありがとう。そして、ごめんね。大好き。
「問…。ってことは、運ばれているときは、意識が少しあったんですか?」
「救急車の中で、この言葉を言ったそうです。それを、救急車の乗込員が紙に書いたものです。」
「はい。」
問は、あたしを支えてくれた、命の恩人。溺れそうになった時に助けてくれた。
「問。今までありがとう。私が救えなくて、ごめんね。問の分まで、あたしが生きるね。」
あたしは、問が逝ったときにあった泡が、問の魂に見えた。
ーーよい子は子供だけで海に行かないでね!文字数制限が!それでは!なまごめみこだめにんでした!ーー なまごめみこだめにんさん(滋賀・13さい)からの相談
とうこう日:2024年8月30日みんなの答え:1件
今日は、幼馴染の鷲風問(わしかぜ とい)と海に来た。問も、同じ小学5年生だ。
「ねぇ、問。親も来ずに、あたしと問、二人で海で遊ぶの?」
「うん。一応、親は近くの休憩所で待ってるから遊んでろよって。」
「う、うん…。」
あたしと問二人だけの海!?子供男女だけの?と、問ったら…。
「じゃ、かる。さっそく浮き輪に乗って行こうぜ!」
「ok!」
ほんとは気が気じゃないんだけどな…。危ないと思うけど…。
「うわぁ!冷たい!」
「波が!すげぇ!」
「「おぉ!」」
あたしと問は波に乗る。
「一旦、砂浜に戻ろ。」
「いいぜ!」
久しぶりの海は、楽しい。問とだけど。
ー1時間後ー
「あぁ、楽しかったぁー!」
「そうだな。また二人で来ようぜ!」
「そうだね。」
あたしはいつの間にか問との二人での海は楽しいということに気づいた。
服を着替え、親の元に行く。
「お母さん!」
「楽しかった?」
「うん。久しぶりの海、楽しめた!」
「よかったわ。」
海ってやっぱ楽しいところだな。
ー1年後ー
「海行こうぜ!」
「二人で?」
「そうだぜっ!」
あたしと問は小学6年生になっていた。
「つ、冷たい!」
「波が!すごいなぁ。やっぱ最高だぜ。」
「うわぁ!と、問!ぶぶぶっっっ!」
「か、かる!待ってろぉぉぉ!」
あたしは、浮き輪から外れてしまい、海に落ちてしまった。
足はつくけど…。息が…。やばい…。もしかして…、あたし…、はぁはぁ、今日…、死ぬの?
嫌だ。はぁ、はぁ!
「「ぷはぁ、はぁ、」」
「か、かる…。大丈夫だったか…。はぁ、」
「あ、ありがと、はぁ、はぁ。あた、あたし、今、死ぬかと…、はぁ、はぁ…。」
「し、死なないよ。か、かるは。はぁ、」
ー1年後ー
あたしと問は、中学1年生になっていた。
「二人で海行こうぜ!」
「うん。でも、前、溺れそうになったから…。思いだすだけで…。」
「じゃあ、ちゃんと親にも来てもらおうぜ。」
「そ、それならいいよ。」
前は、やばかった。死ぬところだった。
「冷たい!海が冷たい!」
「当たり前だろ。おぉ!波が気持ちぃ!」
前より身長が高くなったから、高いところまでいける。
「うわぁ!」
「ん?何?問?」
「大丈夫…。」
「う、うん…。」
ぶぶぶっっ…。
「何か聞こえるような…。泡かな?大丈夫だよね。」
「う、うん…。」
問もいるし。
「そろそろ砂浜にでよ!問。」
あれ?問は?
「問!?と、問ぃぃ?鷲風、問ぃ!?」
あたしは叫ぶ。必死に。
「はぁ、お、お母さん!問のお母さん!」
「どうしたの?かるちゃん。問のこと叫んでたけど。」
「と、問が消えた。いなくなりました…!はぁ、はぁ。」
「え?何だって!?問!問!」
問のお母さんは叫ぶ。あたしも叫ぶ。あたしのお母さんも叫ぶ。
でも、問の声は聞こえない。
「もしかして、溺れた…?」
「警察に通報するわ。」
プルルル。プルルル。
「えっと、私の子供が海に溺れたかもしれません!早く来てください!」
大丈夫かな。問。あたしの幼馴染、鷲風問。勉強もできて運動もできた。
あたしの唯一の親友で幼馴染。あたしは、問のことが好きだった。
きっと、問も、あたしのこと好きだったんだよね…?
「警察が来た!」
ー2日後ー
「かる!かる!問くんが、見つかったんだって。病院に行きましょ。」
「うん!」
問。問。まだ死なないで。あたしの幼馴染、どうしたの。
「問!」
「まことに残念ながら、鷲風問さんは、亡くなってしまいました…。死因は溺死です。」
「え…?と、問?」
一瞬、嘘だと思った。自然に涙が溢れでてくる。
「問。問。ねぇ、幼馴染の問…。問!」
そう言いながら泣きじゃくる。
「かるさん。これを、かるさんに渡せって言われたので、どうぞ。」
かる。一緒に生きられなくて、ごめんね。俺は、死んでもかるのこと、大好きだから。
俺の代わりに生きてくれ。よろしく。今までありがとう。そして、ごめんね。大好き。
「問…。ってことは、運ばれているときは、意識が少しあったんですか?」
「救急車の中で、この言葉を言ったそうです。それを、救急車の乗込員が紙に書いたものです。」
「はい。」
問は、あたしを支えてくれた、命の恩人。溺れそうになった時に助けてくれた。
「問。今までありがとう。私が救えなくて、ごめんね。問の分まで、あたしが生きるね。」
あたしは、問が逝ったときにあった泡が、問の魂に見えた。
ーーよい子は子供だけで海に行かないでね!文字数制限が!それでは!なまごめみこだめにんでした!ーー なまごめみこだめにんさん(滋賀・13さい)からの相談
とうこう日:2024年8月30日みんなの答え:1件
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切ないわ、、 ヤホォ♪(´ε` )ルルだよ♪♪
[本題]
めっっちゃ切なかったぁぁ、、
でも最後の文、センスありすぎない?!?!!!
表現の仕方がプロすぎる、、!!!!!!!
問くんが生きてたら、かるちゃんと幸せな暮らしをしてたのかなぁ、。
ちょっと悲しくて切ない、でも最後は感動、!‥な小説だった!!
めっちゃおもしろかったよ!!!!
それでは、ばいちゃ♪♪
ルルさん(大阪・12さい)からの答え
とうこう日:2024年12月6日
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