短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
嘘で出来た愛
「ねぇ聞いてる?」 その声で目が覚めた。 どうやら寝ていたらしい。 もぅと頬を膨らませたのは親友の梨乃。 放課後はいつも梨乃と過ごす。 この時間は人生で一番楽しい。まだ一生の半分も生きていないけれど、そう思えた。 いつも恋バナをした。梨乃は私の恋を応援してくれたし、私も梨乃の恋を応援した。 そんなある日、梨乃はいつもの教室でなく体育館裏に来てほしいと言われた。 どうしたのかと不思議に思いながらも、私は体育館裏に向かった。 目的地に着くとほんのり甘い香りがして振り向くと梨乃が立っていた。いつもは穏やかで少し細い目が今日は上目遣いで大きく見開かれていた。 「私…彩音が好き…付き合いたい…」 ポツリと呟いた。 私は驚いた。てっきり友達のつもりだったから。返事に迷っていると昨日話した梨乃の言葉が頭によぎった。 「翔琉先輩ってマジかっこいいよね!」 笑顔の梨乃が言った言葉。 「梨乃ってさ翔琉先輩が好きなんじゃないの?」 「それは彩音と一緒に話たかったから…」 「じゃあ翔琉先輩が好きって嘘?」 しどろもどろに答えた梨乃がコクりと頷いた。その瞬間私の中で何かがきれた。 それって今まで話してたことが嘘で出来ているってこと? ショックと怒りでしばらく固まった。 「彩音大丈夫?」 梨乃が私の肩に手を近づける。 私はその手を思いっきり振り払った。 「私は…今まで梨乃と過ごす放課後が楽しかったのに…嘘だったってこと!?」 腹の底から怒鳴った。 梨乃はビクッとしてから泣いた。ごめんねと何度も呟いて。 「嘘をつくほど好きだったの。彩音のことが…だからこれで最後だね」 「え?」 彩音の勘がいいからいけなかったんだよ 私は赤く染まった彩音を抱き微笑んだ。 これからずっと愛し合えるね はじめて書いた系の小説です。 コメントよろしくお願いします!
桜流星群の夜
私はどこまでも広がるような原っぱで寝そべっていた 『きみも桜流星群を見にきたの?』 「あなたは…誰?」 影になって顔が見えない それでも見えたのは星が輝く夜空によって照らされた深い蒼い瞳だった 『桜流星群は、見ると願いが叶うって言われてるんだ』 「そう…なんだ」 【願いが叶う】 それは夢のような言葉だった 今、私にはどうしても叶えたいことがあったから 「それは、いつ見れるの?」 気になって仕方なかった 『きみが見たいと思った時。人生で1回見られたら幸運だよ』 見たい… 今すぐに、その流星群を見てみたい 『今見たいなら、顔を上げてごらん』 その子は空を指差して言う そこには星が降ってきた きらきら輝いて、 まるで光の宝箱のよう… 桜のように可憐で 桜のように儚くて 桜のように…美しく空を舞った それが桜流星群 あぁ… 私が求めていたものは…これだ 暖かい、優しい光 優しく降り注いだ桜の星たちは、 今も私の胸で輝いている ~end~ どうでしたか? よろしければ感想お願いします! 謎の子や桜流星群については想像にお任せします そこについてもぜひ書いてみてください!
静かな夜
「あっつ……」 夜中に目が覚める。 身体を起こしたら、もう一度ベッドに入ろうとも思わなくなった。 何か飲もう。 そう決めると同時にベッドから降りて、リビングに向かう。 明かりをつけると、途端に周囲が眩しくなった。 目がチカチカして、良く見えない。 設定では暗いほうなんだけどな。 感じ方ひとつでこうも違って見えるなんて、改めてすごいなと思う。 まだチカチカする感覚が残っていたが、なんとかコップに水を注ぎ、テーブルに座って飲む。 いつもよりさっぱりした気分になったのは気のせいだろうか。 ふと、カーテンに覆われた窓の隙間から差し込む光が見えた。 カーテンを開けると、そこには優しく光を放つ月の姿が。 月明かりには、昼間に見る太陽の光とは違う良さがある。 ……なんだろうな、この感じって。 「月明かり?どうだっていいじゃないか!」 「まだ眠いんだし、早く寝ろ!」 心の中の私がうるさく言い放つ。 けど、私の身体は立ち止まったままなんだ。 普段は見向きもしないし、何も感じない。だけど…… 「たまには、こういうのもいいな」 こうやって自然に目を向けるのも、何も考えずにゆったりと過ごすことも。 勉強とか部活とか、大人だったら仕事とかで忙しい毎日だけど、息抜きってのも大事だな。 そんなことを思いながらベッドに戻った、夜のひとときだった。 短編小説は初めて投稿しました! まだまだ改善点はあると思いますが、よければ感想・アドバイスをお願いします!
き・み・が・す・き
君だから、話しかけるんだよ? 君が好きだから。大切だから。 どんな事も頑張れるんだよ。 だからさ私の気持ちに気付いてよ。 今日も君は、可愛い。かっこいい.... 「ねぇねぇ!那智くん!」 「ん..あぁ陽那か。どうかした?」 「私、好きな人がいるんだけど、 特徴言うから、当ててみて!」 「キラキラ笑顔でね」 「見るだけでドキドキしちゃうの」 「頑張り屋さんでさ!」 「すごく優しいの!」 「今日もかっこよかった!」 「さぁ、誰かわかったかな?」 「えー!わからない..もっとヒント ない?」 「縦に読んでみて!」 「えーと...」 みるみる真っ赤に、赤面になる那智くん。 「..そんな那智くんも、可愛いね」 「ふぇ!?」 そう。私が言った好きな人のヒント は、「キ・見・が・す・き」つまりは、『君が好き』 那智くんの声と、私の心の声が重なった。 「俺も好き」 今度は、私が真っ赤になる番だった。
失恋+新しい恋
なんでもない、6年間歩いた通学路。いつも、同じことを思って友達と歩いた通学路。でも、今日は違った。 私の名前は、石井美香。小学6年生。で、隣にいる友達、親友が山沢真穂。そして、真穂の最近できた彼氏、村井裕太が真穂の隣にいる。 「いやぁー、美香が告ったとはねー!でも、なんでカイは、振ったんだろ~?美香、可愛いのに…。」 「おいおい!真穂、美香泣いてるぞ。」 「あ、ごめんごめん。美香。」 なんか、2人が喋ってる。いいなぁ。真穂は、裕太に告ってさぁ、両思いだったとか…。 「ごめん。今日先に帰るね!じゃあねー!」 必死で泣くのを、堪えて喉から声を出した。そして、言い終わらないうちに走り出して、いつもは学校から15分くらいかかる家までの時間を、5分で帰った。今日も留守番だ。ポストに入っていた、郵便物を出し、インターホンを押した。妹の小3の美桜は、帰っているはずだ。美桜は、やはりもう帰ってきていた。また何か言っているが、聞いている暇はない。2階の自分の部屋に入り、鍵を閉めてベットにダイブした。小1の時に買ってもらった、私の大の友達、クマぬいぐるみに涙をなすりつけた。 ー約1時間前ー 私の好きな人は、今年転校してきた同じ苗字の石井カイ。このことを知っているのは、親友の真穂と、その彼氏、裕太だけだ。真穂は、裕太に最近告って、カップルになった。その2人を、いつも見ていた私は、違うクラスの話したことはないけど、一目惚れした片思いのカイに告ることを決めた。だって、卒業する前に気持ちだけでもわかってもらいたかったから。しかも、中学が違うかもしれないから。 真穂に頼んで、カイに休み時間に体育館の裏に来てもらうように言ってもらった。でも、やっぱり初めての告白だから、緊張に押しつぶされそうだ。重い足を、引きずりながら体育館の裏に行くと、もうカイがキョロキョロと周りを見ながら、立っていた。私は、顔を真っ赤にしながら、 「あ、あの私の名前はね。石井美香。か、カイくん。好きでした。付き合ってとは言わないから…。」 って、勇気を振り絞って言った。そしたら、カイくんは、一瞬驚いた顔をした後、 「ごめん。気持ちはわかったけど…。僕には、好きな人がいるんだ。僕と同じ苗字だね。嬉しかった。僕のクラスにもよくきてたよね…。じゃあね!」 と、優しい声で言った。涙が溢れてきた。今まで、一生懸命に努力してきた。 「うん。ありがとう。来てくれて…。」 そう言って、カイくんと別れた。涙が止まりそうになかったから、拭って下駄箱に行き、上履きを履いた。 そのあとは、覚えていない。急いで、帰りの準備をして、教室から出たことしか。 今も、思い出すと涙がまた溢れてきた。カイくんが、普通に好きだったわけではない。普通よりも、もっと好きだった。カイくんに学校に行けば会えるから、だから嫌なのに、学校に行った。1人で、62冊にも及ぶ、ノートを配った。勉強もしっかり頑張った。髪の毛だって、洋服だって、一生懸命に工夫した。もう、好きになることはない。カイくん。ありがとう。 ー1週間後ー 「あの、転校生の石井カイと、荒井優菜ちゃん付き合ってるらしいよ!」 という、噂が流れた。ちょっと、ショックだった。でも、別に前より傷つきはしなかった。だから、 「マジでぇー!あの、荒井優奈ちゃんが、転校生とぉー。」 って、話に加わった。私の彼氏の、鈴木カズくんもいる。あの、カイくんに告った次の日、カズくんに告られたのだ。私は、また新しい恋をした。 家の近いカズくんとは、いつも一緒に通学路を歩いてる。
初恋と消しゴム
「消しゴム、見てくれた?」 昼休みの教室で、彼女はそう告げた。僕が首を振ると、彼女は不安そうな顔をした。僕はまだ、消しゴムの中を知らずにいる。 委員会の仕事がひと段落ついて、水の入ったバケツを眺めている最中に、山内愛花は現れた。見て見ぬふりをしようにも背後に回られて、無視できなかった。しかたなく「また来たのか」と反応してあげる。 シャツとツインテール。それらを見やって、僕は目線をバケツに戻した。けれど濁った水面にも彼女がいて、ため息を吐く。 「掃除、やってたんだ」 「そりゃあな。」 「ふーん、そっか。きみは掃除に恋してるんだもんね」 彼女は言う。 「掃除に恋、ねぇ」 バカバカしいが、あながち間違いではないのが癪に障る。だけど、それをイジりのネタにされるのは余計に癪だ。振り返る。 「単なる趣味だよ。恋じゃない。そもそも僕はまだ恋なんて……あ」 しまった、口が滑った。慌てて、視線をバケツに戻す。 「へぇ。きみ初恋まだなんだ。……ふーん」 水面に浮かんだ彼女の笑みは歪んでいる。どうせまた悪趣味なイジりを思いついて、ニマニマと笑っているのだろう。 「あ、じゃあそろそろ私、帰るね」 彼女の声が耳を通る。 「ああ。……って。もう、か」 「だってほら、時間だし」 時計を見る。16時57分。完全下校まではあと3分。まだ教室にいたい、名残惜しいといつも感じる。僕はその欲を振り切って、バケツの水を水飲み場に流す。 僕がふたたび教室に戻ったときにはもう、彼女はいなかった。 開けた覚えのないリュックのチャックを閉めて、背負う。靴を履き替えて、昇降口を出る。 そのとき、視線を感じて右を見ると、彼女がいた。段差に座り、夕焼けを浴びる彼女の頬は、いつもより輝いていた。 「まだいたのか」 「うん。まぁね」 僕も彼女から少し離れた場所に座る。それっきり会話が止まる。数秒経ってから、彼女は僕にものを差し出してきた。隣を見るなり、指には夕日のように赤い飴玉が摘まれているのが見えた。 「はい、あーん」 「……また、か」 からかっているんだと知りながらも、僕は夕日のように赤くなった。顔を逸らす。 「自分で食え。というか、そもそも持ち込みは校則で……!」 「マジメだなぁ。バレなきゃいいの。ほら。あーん」 やめてくれという想いで息を吐いたが、伝わらなかったようだ。僕が諦めて手のひらを差し出すと、そこに飴玉が乗る。舌に絡ませたストロベリー味は、甘酸っぱい。 「バカ」 「欲しければほしいって言えばいいのに。素直じゃないなぁ。あ、もしかしてさっきの期待しちゃった?」 「……やめてくれ。僕だって不意打ちだったんだよ」 「きみってば可愛いなぁ」 彼女が、にへへと笑う。僕の頬がまた紅潮していく。 しばらく談笑を交わしてから、僕たちは校門を出た。僕と彼女の家は正反対の場所にある。 「じゃあ、また明日な」 「うん。あ、そうだ!」 彼女は、背を向けようとした僕を止めた。 「消しゴム!」 「え?」 「消しゴム、見といてね!」 その言葉だけを置き去りに走っていく彼女に、僕は足を止めたままだった。風が、優しく頬を撫でた。 「消しゴムの中、見てくれた?」 翌日、昼休みの教室で、彼女はそう告げた。僕が首を振ると、彼女は不安そうな面持ちになる。聞いても理由がわからないまま、放課後を迎えてしまった。 どうせイタズラだろ。僕はそうやって心に暗示をかけながら、机を雑巾で拭いていく。その手は僕の机で止まった。 なぜこんなにも胸騒ぎがするのだろう。胸に手を添えると、心臓が高鳴っていた。 そうか、僕は、彼女の心根を知りたがっているんだ。 誰もいない教室で、ひとりペンケースを取り出す。ごくん、と息を呑む音がする。中身を漁る音が、やけにうるさく感じる。 「あった」 消しゴムはわずかに温かい。一呼吸置いて、僕は消しゴムの紙ケースを外した。 「あ」 口が滑るのと同時に、扉が開いた。振り返る。 「まだ掃除して……って、あ。えと、見て、くれたんだ」 「いつ、書いた」 彼女は顔を赤くしていた。昨日の、夕焼けみたいだった。 「昨日、きみがバケツ片付けてる間に。きみのボールペン借りてね」 そうか、と納得する。昨日、開けた覚えのないリュックが開いていた理由。ため息を吐く。 「あの……改めて、なんだけど。私と付き合って、ください……!」 頭を下げる彼女に、僕は目を見開いた。 そのとき、僕が惚れていたのは掃除ではなく、彼女といるこの瞬間だったのだと気づいた。 それ以来、僕は彼女、山内愛花による恋の消しゴムを使っていない。 表面に刻まれた『好き』の二文字が、やがて削れてしまわないように。
仲良くしようなんて思ってなかった
『葉月とは最初から仲良くしようなんて思ってなかったから。』 『私こそだよ!』 翠は泣きながら、人混みの中に去っていった。 翠と喧嘩した。 だって、私と翠の好きな人がかぶっていたから。 私は昨日、翠に会いに、二年C組に向かっていた。 そのとき、翠は私の知らない子と話していた。 私はその二人に近づこうとし、 『やほー、何話してるのー?』 と言おうとすると、 『翠が葉月に勝つわけないよ。かずくん、絶対翠のこと好きだもん』 え……どういうこと? 翠は三年の坂上先輩が好きなんじゃ…… 『そう?でも、前ちょこっと聞こえちゃったんだけどね、私のこと好きって言ってたの。』 そのことを言ってくれなかったことにイラついた。お互いの恋愛のことは応援していたのに。 騒がしい廊下を寂しく一人で歩く。 いつもは私の隣に翠がいるのに。 今は本当に嬉しいことがあったとしても喜ばない気がする。 教室に入ろうとすると、ドアの前で足が動かなかった。 教室に黒い雲がかかっているみたいだ。 C組ってわけじゃないのに、一歩も中に入りたくない。 『大丈夫?さっきから暗いけど。』 お前のせいだよ。一翔。 好きなんだけどさ。 『放課後、待っててくれない?』 『あ、いいよ』 なんだろうか。翠のほうが好きだから、とかで俺たちのことについてなにも言うな、とか言われるんだろうか。 どよーんとした空気を自分につかせ、放課後を待った。 『好きなんだけど。付き合ってほしい。』 予想外のことを言われ、固まる私。 に対して、真剣な瞳で私を見つめる一翔。 でも、私は目の前の人より翠のことを考えていた。 これを知った、翠は。 裏切り者、卑怯な人、自分勝手な人、そう思うよね。 『ごめん』 どう考えてもその答えしか出せなかった。 答えを出した私は、翠を探しに、走った。 なんで、気づかなかったの。 私はなんて、自分勝手なの。 なんで、翠は嘘をついても平気なの。 私は知らぬ間に、翠の腕を掴んでいた。
二人を繋ぐ スノードームの夢
『紗良姉さん、二人で同じ夢を見ることってあるのかなぁ。』 少し前、ひとつ年下の従姉妹_真衣に言われたことを思い出す。 『世界にはたくさんの人がいるし、あたしはあると思うんだぁ。』 そう言った真衣は私のお母さんに呼ばれて、お母さんの所へ歩いてった。 忘れられない夢がある。2年前に見た夢。 そこは、一面の雪。星空にオーロラ。そして目の前に広がる、どこまでも続く塀。 綺麗で、綺麗で。その景色に見惚れていると、高い声が聞こえた。 「お姉さん、お姉さん!お父さんを…お母さんを…お姉ちゃんを助けて!」 「えっ」 突然私よりも少し小さな女の子が現れた。小4くらいだろうか。 「どうしたの?お父さん達はどこにいるの?」 私が聞くと、女の子は私の服の裾を引いて、何処かへ連れて行った。 「………」 そこは、先程の景色とは正反対の燃えた家々。 女の子は、ただただ泣いていた。 今は中学校の入学式、の後の自己紹介の時間だ。何故これを今思い出したかというと、目の前にいるからだ。その、「女の子」が。 「白沢優です。好きなものはいちごです。1年間、よろしくお願いします!」 白沢優。そう名乗った彼女は、私よりも年下の少女の姿ではなく同い年だ。でも、あの女の子と瓜二つだった。 「紗良ちゃん、紗良ちゃんの番だよ」 「あっ、うん!」 ボーッとしてたら後ろの子からそう言われた。自分の自己紹介の番が来ていたみたいだ。 「瀬川紗良です…!とにかくみんなと仲良くやっていきたいです…!よろしく…?」 最後が疑問形になってしまったけどまあいいか。席に座った。 「紗良ちゃん。よろしくね」 「…!」 白沢優、彼女がいきなり挨拶をしてきた。多分ただのそっくりさんだ。気にしない気にしない。 そう思いその入学式で出会った彼女と仲良くしていくことになる。 「優ちゃんって、昔夢に出てきた子に似てる。」 入学式から数カ月後、夏休み直前。うっかり優ちゃんの前でそう言ってしまった。 優ちゃんは驚いた様子だ。 「私ね、孤児なの。」 と、優ちゃんは呟いた。 「え?」 「3年前…4年生の頃のニュース。覚えてない?」 3年前。3年前というと、ショッキングなニュースが確かにあった。 大規模な放火事件。真夜中だったこともあって死傷者は87人だった。 「もしかして…。」 「うん、あのね…。私はその時肺炎で入院してて、それでお父さんとお母さんとお姉ちゃんが…。」 ふと、あの夢が蘇る。 燃える家々、泣く少女。 「紗良ちゃん、うち来ない? 里親の人達、優しいんだよ。」 微笑んでそう言う優ちゃんの提案に、私は戸惑いながらも了承した。 「ここだよ、私の家ー!」 そこは、大きくも小さくもない、普通のよくある一軒家。 「お邪魔しまぁす…。」 玄関に上がると、優ちゃんの部屋に案内される。 勉強机とベッド、本棚と、「子供部屋」を想像すると出てくるような部屋。 だけど机の上に、小さな小さなスノードームがあった。雪と星空とオーロラと、塀。 「これね、あの日お姉ちゃんに貰ってあの夜、これを病院のベッドの側に置いていたんだ。そしたら、夢を見たの。」 「夢…。」 「現実と全く同じ、お父さん達が焼けていなくなる夢。助けを求めて走ってたらこのスノードームと同じようなところに来てて、紗良ちゃん。紗良ちゃんみたいな子がいたの。とにかく助けを求めたの。」 それは、私が見たものとも同じ。 「私も見た、その夢!」 優ちゃんは驚きつつも、微笑んだ。 「私、あの塀の向こうを見てみたい。紗良ちゃんと。」 「塀の向こうを…。」 「ちょっとだけ、お昼寝しない?」 そう言うと優ちゃんは寝転んだ。 私もゆっくりと寝転んだ。 雪。星空。オーロラ。塀。 またこの景色を見るときが来るなんて。 「本当に来れたね、紗良ちゃん。」 隣には、同い年の、中学1年生の優ちゃん。 「うん…!」 目の前の塀を見ると、何故か階段ができていた。 二人でそこをゆっくりと登る。 塀の向こうは、星空とオーロラが反射する水面。それは揺れひとつしていない。凪状態とはこのことを言うのだろうか。 「あ」 隣の優ちゃんが声を出した。 よく見ると水面には、女性二人と男性も写っていた。 「お父さん!お母さん!お姉ちゃん!」 優ちゃんの呼びかけを、その3人は聞いているような気がした。 「私ね、中学生になったんだよ!ほら、お友達もできたんだよ!」 優ちゃんがそう言うと、水面の3人は優ちゃんと私に微笑んだ。 夏休み、私は祖父母の家に来ていた。 「紗良姉さん!久しぶり!」 先に来ていたであろう真衣とその家族が駆け寄ってきた。 「久しぶりだね、真衣。この前真衣が言ってた二人で同じ夢を見るっていう話、面白い話があるんだ。」
ずるいところ
1分47秒。 私の鼓動は高鳴る。 1分20秒。 柑橘系のレモンの香りが私の身体を淡くまとう。 22秒。 少し赤くなった頬。 0。 きっかけはささいなことで。 彼との出会いもそうだった。 「先輩!」 「...ひなっ。」 「先輩、好きなんです……」 「ッッ…!……俺は…………」 俺は? 答えは? はい? いいえ? ねぇ先輩。 私の恋は。 私の好きな人は。 私の……先輩は。 もう、私の元へ 来ては、くれないんですか? 「…先輩?」 必死に目をこする。泣いちゃダメだ。 「…ひなのっ........俺は……俺…は。」 早く言ってよ。 どうせこの恋は。 この人は。 私の元になんて。 きっと 来てなんて、 くれない。 「………………ごめん。」 ほら。 やっぱり。 先輩は。 先輩は……。 「ずるいよ。」
愛してる。君だけ。
「天音!!また明日!!」 その言葉が聞こえて朝が来た。 (ああ懐かしいな。。) その声は紛れもなく「彼」のものだった。 私は微風天音(そよかぜあまね)。女子高生。 少し引きずっている人がいるけど。。。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5年前。天音は12歳。 私には幼馴染が「いた」。彼は相川龍瓦(あいかわりゅうが)。 女の子からだけではなく、男の子からも人気があった。 そんな彼に私は、小学生ながら恋心を抱いていた。 ただ、彼はなにも言わずに外国へ引っ越して行った。 それ以降、彼の事は考えなくなった…いや、違う。 私が「考えたくなくなったんだ」。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (もう学校にも行きたくないな…) そう思い、重い足を持ち上げながら学校へ向かった。 学校に着くと、みんながザワザワしていた。 「おはよう。なんかあったの?」 学級委員の子に尋ねてみると、 「なんかこのクラスに転校生が来るらしいんですって。」 へぇ。まあ私には関係ないな… そう思いながら、教室の中でドアが開くのを待った。 ガチャ 先生が入ってきて後ろに転校生がいた。 どんな子なんだろうと思いながら顔を見てみると驚いて声が出なくなった。 気が付いたら頬に涙がたれていた。 「りゅ..龍瓦…?」 目の前にいたのは他の誰でもない、あの日外国に行ってしまった龍瓦だった。 むこうも私に気づいたのか驚いた顔をしていた。 「天音…?」 「え?微風さん、あのイケメンと知り合いなの?」 「天音やるじゃぁん!!」 周りの会話が聞こえる中先生が言った。 「ああ、相川と微風知り合いなのか。じゃあ席も隣座ってくれ。」 え!?やったぁぁ!! 心の底からそう思った。こんな本当に喜んだの久しぶりだなぁ。。 「隣よろしくね!」 龍瓦が言った。返事をする気もなく、私は言葉を発した。 「あの…次の休み時間ちょっと良い?」 笑顔でうなずく彼にまた心を揺さぶられた。 休み時間になり、2人で廊下を歩いていた。 人のいない校舎に行き、私は言った。 「なんであの時、何も言わずに行っちゃったの?」 「それは…」 「私…そんなに龍牙に嫌われてたかなぁ。」 「ちがっ!!」 「じゃあ! なんで…あの時私には言ってくれなかったの…」 龍瓦は確信をつかれたかの様に黙り込んでしまった。 やっぱり私は嫌われてたのかなぁ…。 落ち込んでいたら、龍瓦が口を開いた。 「俺は!あの時言わなかったのは 天音が…天音のことが好きだったから。」 え……今、なんて言った? 「俺は天音のことが好きで、悲しませたくなかったから言わなかった。」 私の頬にまた涙がこぼれた。 「もちろん向こうでも毎日天音のことを考えていたし、今もこれからも天音を好きな気持ちだけは何があっても変わらない。」 「だから、これからは彼氏として天音の隣に居たいと思っている。」 「え…もちろん!!私も龍瓦の事が大好き!!」 「まじ!よっしゃぁ!!ずっとずっと、愛してる。もちろん天音だけ。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 長いのに最後まで読んでくれてありがとうございます!! 感想よろしくお願いします!
絶対にこの気持ちは伝わらない。
「うわー!綺麗なローズマリー!匂いもいい。お母さん、私これ欲しい!」 僕の平凡な日々。ある、小さなホームセンターで、ずっと買って貰えるのを待っていた。本当は、僕は男の子に買ってもらいたかったけど、しょうがない。 グイッ 「うわー。急にやめてよー。」そんな僕の声は届かない。君は急に僕を持ち上げ、レジとか言うところに持って行った。 「500円です!」 いつも僕のお世話をしてくれた、人間だ。君は、丸いお金を出して、母親の所に僕を連れて行って、3人で帰り道を行った。 1ヶ月…。 君は、僕によーく、世話をしてくれた。ある時は、水をかけすぎられたけど…。でも、雨に濡れそうになると、あったかい君の部屋に入れてくれて肥料もくれた。今日は何をしてくれるかな?あ、きたきた! 君は、男の子を連れていた。僕が買って貰いたかったような男の子。 「ねえ!みてみて!ローズマリーのロイ!可愛いでしょ!」 君は、男の子に僕を指差して言った。 「あー、例の。やっぱり、華は、名前どうり花が好きだな。」 男の子は、言った。なんか、心の中がモヤモヤした。なんでだろ? 「え~!快晴。もうやめてよ~!うふふふ!」 君は、快晴とか言う子に普段僕には見せない、満面の笑みを見せた。あー、ムカつく。 10年後…。 君は、快晴と、僕の真ん前でキスをした。僕の花が咲いたからって…。あ、快晴が憎い。 「ロイの花。まじ綺麗!あ、快晴はイケメン!」 「もう良いよ~!華の方が、このロイより綺麗だし…。」 「ありがとう」 「うん!」 僕は、目を瞑る。君は、またキスをするから。僕は、君に恋をしたらしい。最近気づいた。でも、僕はもう寿命も短い。快晴頼んだぞ。 また、10年後…。 「おぎゃぁー。おぎゃー。」 「可愛い!」 ある母親の手の中で、小さな命が抱かれていた。名は、ロイといった。
飛べない天使
私はミカ。天使の見習い。 今は天使になる検定をしている。 「はい、最後の試練です。飛んでください」 「は、はい…」 高台に行き、そこから飛び立つ。でも… 「…?どうしましたか?早く飛んでください」 「…むっ…、無理です!」 私は、飛べない。 飛ぼうとすると、足が震えて、頭が痛み、飛ぶのを拒む。 飛ぶのが大好きだったあの頃、いつでもどこでも飛んでいた。 でもある日… 『おい!大丈夫か!?』『落下!落下です!』『頭を強く打ってます!』 …私はその日から、飛べなくなった。 今でも後遺症で頭が痛くなることがある。 でも、そんな私を見捨てないでくれた天使の見習いがいた。 「…ミカ、今日もダメだったんですか?」 「えぇ…無理だったわ」 彼はジェル。 受かる見通しがついていない私を置いていかないように、 検定を受けないで待ってくれているのだ。 「本当にもう、ミカは。見本を見せますね」 そう言ってジェルは飛び立った。 (…いいな) 「ジェルさーん。ジェルさーん?」 「はい、なんですか」 ジェルは降り立って言った。 「ジェルさんはもう合格とします。練習での技も完璧ですしね」 「…え?」 …ジェルが、天使として…ここから離れる。 一緒に行くには、私が空を飛ばないといけない。 「嫌だ…嫌だ」 「…ミカ」 「離れたくない…絶対」 「ミカ」 「嫌よ…絶対!」 「ミカっ」 「絶対嫌よ!飛ぶのも…離れるのも!」 「ミカ!!」 「うるさいわね!1人にさせて!」 …定期検定の日。 そして…ジェルが天使に強制転生される日。 『うるさいわね!1人にさせて!』…あの日から、一言も話してない。 (…飛ばないと…でも、でも…) 「ミカっ!」 振り向くと、そこには警備員に囲まれたジェルがいた。 「絶対飛べとは言わないです!でも…でも!僕と離れるより、飛んで落下して怪我をする方が怖いですか!?」 …違うわ。そんな訳ないじゃない。 ジェルと離れて、置いていかれる方が…よほど怖いわよ。 「ジェル!私…頑張るわ!」 「…はい!その意気です、ミカ!」 「ミカさん。あなたの番です」 そう言われて高台に着く。ジェルに最高の笑顔を見せて、思いっきり飛んだ! (…思い出した。飛ぶのって…楽しい!) 「ミカ、人間界調査仕事が入りましたよ。まだ下級なんですから、ちゃんとしないと」 「いいじゃない。せっかく天使になれたんだもの」 「まったく」 「まぁいいわ。行きましょ、ジェル!」 そう言って2人は雲を飛び降り、人間界に降り立った。 「さぁ、行くわよ!」
運命の席替え
俺は坂場健祐(さかばけんすけ)サッカー部の中学3年生だ。俺には小学5年生の時から好きな人がいる。その人の名前は神谷彩音(かみやあやね)だ。彼女はテニス部、とても頭が良くて運動神経も抜群、クラスのみんなから好かれている存在だ。それに比べて俺は勉強ができなくて、運動しか取り柄のないただの馬鹿だ。彩音のことは小学校の頃から好きだったけれどクラスは小学校低学年の時に一度同じクラスになっただけだった。でも3年生の始業式の日、クラス発表で同じクラスになった!本当に嬉しかった。まだ付き合ったわけでもないのに… ウキウキしたまま教室に入った。やっぱり彩音はクラスの女子たちと仲良さそうに喋っている。そこをボーッと見つめていると親友の斉藤樹(さいとうたつき)に話しかけられた。そこで言い放たれた。 「昔から薄々思ってたんだけど彩音のこと好きっしょ?」 そう聞かれた瞬間とっさに 「いや嫌いじゃないけど好きでもないよ。ほとんど喋ったことないし…」 とはぐらかした。 時は経ち最後の大会も終わって部活を引退した。俺は志望校を本格的に決め始めた。やっぱり彩音のことが好きだった。彩音と同じ学校に行きたい。そう思い勉強した。でも彩音が目指しているのは県内3位には入る難関高校。今まで勉強をあまりしてこなかった俺はやればやるほど頭がこんがらがってわからなくなってしまった。この時本当に後悔した。全力を尽くした部活で負けた時以上に悔しい。それでも俺は一生懸命勉強した。 2ヶ月に一度のの席替えの日がやって来た。微かに彩音の隣の席になりたい。そう思っていた。そしてなんと彩音の隣になることができた。幸せだった。隣の席で授業を受けていると今まで知らなかったことを知ることができた。そのせいかもっと彩音のことが好きになっていった。知らぬ間に俺と彩音の距離は近づいていて、沢山喋るようになった。そこで俺は勇気を出して言った。 「あのさ勉強教えて欲しいから放課後一緒に勉強しない?」 彩音の答えはYESだった。嬉しかった。そして放課後一緒に勉強することになった。 彩音の教え方はうまかった。今まで1人でやっていて全然分からなかった単元も彩音に教えてもらうとみるみるわかるようになった。30点台を連発していた数学もテストで60点は取れるようになった。しばらく放課後一緒に勉強して遂に告白しようと覚悟を決めた。 「彩音いつも勉強を教えてくれてありがとう。彩音は俺の憧れの存在だ。よければ俺と付き合ってください!!」 彩音はびっくりしていた。少し間が空いて彩音が喋り出した。 「私も健祐のことがずっと好きだった。付き合ってください!」 俺は今まで彼女ができたことがなかった。だから1番好きな彩音と付き合えて本当に嬉しかった。 次の日学校に行くと噂はすぐに広まっていた。樹にも「やっぱり好きだったんじゃねぇかよ。上手く行くようにな。」と声をかけられた樹もみんなもいい奴だ。変な目で見てくる人は誰1人としていなかった。 そして時は経ち高校生になった。俺はサッカーのスポーツ推薦、彩音は一般入試で合格して同じ高校に行くことになった。ついでに樹もスポーツ推薦で同じ高校だ。親友と同じ高校、今も付き合っていて幸せな時間を過ごしている。あの時の席替えが運命を変えた。心からそう思った。
貧困
腹が減った。 こんな事思うの、何回目だろう。 俺は地球のある国に生まれた。そこは貧困が酷い国だった。ちゃんとした食べ物、飲み物なんてないから、虫や草を食べて、泥水を飲んだり、誰かの嘔吐物を飲んでいる人もいた。そして、病気になっても、治療ができない。だから俺の両親どっちも、もうこの世にいないし、弟だって2歳を迎える前に…。俺は少し体が頑丈だったから耐えられた。俺には名前がない。いや、ほとんどの人は名前がない。親は名前なんて考えるより、自分自身が「生きる」ことと、自分の子供を「生きさせる」事に必死だったのだ。 っ…! 「ゲホッ!…ガハッ、うっ!」 苦しいっ…!はじめての苦しさだ…っ。手と地面に血が付いている。 あ…。俺、もうすぐ死ぬ…。 母さんもだし、町中の人たち数十人も血を吐いていた。そして、それからすぐ、体が冷たくなっていった。 怖い…。 死にたくない…。苦しい生活でも…生きたい…。だれ…か…たす…け…… 「ゴフッ…」 もう一度血を吐いた。終わりだ。 貧困がない世の中に…したい。もし、生まれ変わったら…世界を…救い…たい… 体の感覚がなくなってきて、意識が、なくなっていっ… ある科学者が世界を救った。貧困をなくして、世界中の人々に幸せを届けた。その科学者はこう言った。 「なぜだか、貧困のことを考えると、苦しくなってくるんです。心も、体も。でも、更に苦しい思いをしていると思うと、俺…あ…僕の役目だって思うんです。なぜだか、その人たちの姿が、鮮明に浮かぶんです。」と。そのさき、この科学者は、全ての人に「ヒーロー」と呼ばれた。
入れ替わりごっこ『意味怖』
私は奏。私の通っている中学校は学校公開記念日は早帰りという決まりのようなものがある。 私は友達に聞いたんだ。どうやら、“公開記念日の夜12時に校長室前の鏡に立つと 自分が映る。そして大きな声で校歌を歌う。すると鏡に引き込まれて、 本物の自分と入れ替わってしまう、または吸い込まれて異世界に連れて行かれる”というものだった。 私はこういう話が大好きだ。 いつも放課後、図書館に行って怖い話が載っている本を借りている。 「丁度明日だし、明日塾の日だけど確か塾、明日は休みだから行けるかも!行こうかなー」 ー翌日ー 「よし、あと30秒で12時だ、、、!!」 『57』 『58』 『59』 「我らの街にーーーーー…」 校歌を大きい声で歌った。んーなんか変化ある? えっうそ、、、!!??なんか私、、吸い込まれる!! 「きゃあああああーーーーー!!」 ー1週間後ー 「お母さんおはよー」 「おはよう。 …ねぇ、奏、、、あなた、最近なんか変じゃない?」 「全然そんなことないよ」 「まさか、、、開校記念日の“あれ”やったんじゃないよね…?」 「あぁー あれ。 うん やった」 「うそぉ、、」 「じゃあ、奏を元戻したいなら、来年の公開記念日、校長室の鏡に来てよ。」 ー意味ー 鏡に映った偽物の奏は、「来年の公開記念日に来て」ということ。 本物の奏は、吸い込まれてしまった。 でも、正しくは“入れ替わる”である。 つまり、本物の奏と入れ替わるということ。 奏は元に戻るけど、引き換えに、お母さんが今度は入れ替わってしまうのだ。 そして、来年、奏か、またはその家族が行くことになり、入れ替わるのだろう。 一体、いつこの入れ替わりごっこは終わるのだろうか。 以上です!みてくださりありがとうございました! タメ口、年下年上全然構いません。 辛口は避けていただけると嬉しいです! 感想お待ちしております!
犯人は、、
最近ストーカーに悩まされている。 時々、私の後をつけてくる気配がある。 その事を彼氏に相談したら、彼氏は私を安心させようとしたのか、お揃いのネックレスをくれた。 「これでいつでも繋がってるよ」 そんなベタなことを彼氏が言うので私は思わず笑ってしまった。 彼氏だけが、私の心の支えだった。 それからも私はストーカーに悩まされた。 ストーカーは毎日のように私の後をつけてくるようになった。 今日も後をつけてくる気配がする。もう、怖い感情よりも怒りの感情の方が込み上げてきて、私はストーカーの気配がする方に近づいて行った。人の影が見えた。この人が私のストーカーだ。私は思わずその人の腕を掴んだ。その腕には私とお揃いのネックレスが光っていた。 最後まで読んでくれてありがとうございます! 感想など教えて下さると嬉しいです!
親からの贈り物
「こら!塑那谷。部屋汚いじゃないの!!片づけなさい!!」 また親の怒鳴り声・・・うぜぇんだよ・・・。 「はいはい。わかったから・・・!」 僕(横山 塑那谷・・・中2)はそう適当に返事を返して部屋を片付けた。 親の小言が本当にうるさいし、うざい。 親からの愛情?とかやさしさとか全部むかつく・・・そう僕は絶賛反抗期であった。 塾で教材の忘れ物したとき、頼んでもないのに教材を持ってきて、その様子をみんなに見られて笑われたこともあった。 朝学校行くときも「名札ついてる?」 「予備のマスク持ってる?」 「体操服忘れてない・・・?」 僕にかまわないで・・・もうほっといてよ でもさすがに部屋は汚すぎたかな・・・片づけよっと。 机の上もぐちゃぐちゃ・・・この前までテスト勉強してたせいか、ワークやらプリントやらたくさんあった。 それを一つ一つ確認してゴミ袋に入れていると小さな個包装のお菓子が出てきた。 なんだろこれ・・・チョコだ・・・なんか書いてる・・・ 「テスト頑張れ!」 こんなの用意してたんだ。きっと机が汚すぎて分からなかったのだろう。 こんなのあっても何も意味ないし そう思って僕はごみ箱に捨てた。 それから数か月経ったある日・・・母さんが倒れた・・・。 すぐさま病院に搬送されたが間に合わなかった。 外は、すごく晴れていて家族が楽しそうに歩いている・・・ それから僕はいまさらだけど親からのたくさんの愛情に気づいた。 なんで今まで気づかなかったのだろう。 昨日だって塾から夜遅く帰宅したら急いで温かいご飯を準備してくれた。 成績について熱心にアドバイスしてくれた。 でもそれを僕は・・・ それから僕は受験を頑張った。母さんが行ってほしいと言っていた高校にも受かった。 そこから僕は先生を目指した。 10年後 僕は小学校の教師になった。 「ここ分かる人~」 「せんせ~そこの漢字がちがうよ~」 あ、ほんとだ。 「ごめん。ごめん。」 「せんせいいっつもまちがえるんだから!」 そう児童に言われてしまう。 なんかうざいんだよな~。でも僕は今夢をかなえられて幸せだから良かった。 でもなんか優しいしなんか誰かに似てるんだよな~ まあいっか・・・。 「まるで・・・・・・・・みたいだ・・・」 「せんせい~どしたの?」 「ごめん何もない。え~っとどこからだっけ?」 「もう先生ったら~」 また彼女に怒られた。 外はすごく晴れていた。まるであの日のようにーーー (終わり) こんにちは。 国語力ない人の作品なんであれ?って思うことあるかもしれませんが、許してください。 感想待っています。
大好きだよ
わたし、雨宮 夢羅(あめみや ゆら)は初恋をしています! 恋をするとこんなにも世界が変わるんだ。と感心しています。 「ねえまた見てるの?春兎(はると)のこと!」 そう言うのは私の親友、鈴村 凛(すずむら りん) わたしは照れて顔を赤くする。 凛はこの高校に入る前から付き合っている彼氏がいるらしい。 あーわたしも彼氏がほしい!!!!!!! そう思いながら、また少しだけチラッと春兎先輩を見る。 この恋って叶うのかな。そもそもこれって恋なのかな。 でも前話した時すごくドキドキした。やっぱり恋だ。 春兎先輩が近づいてくる。これは話しかけるチャンスだ!! 「夢羅いっちゃえ~!」 「う、うん!いってくるね」 「春兎先輩!あの、」 何話そう?考えてなかった。 「お!夢羅?」 え認知されてる!?前話した時に名前言って良かった!!!!!!! 「はいそうです!名前覚えてくださったんですね。ありがとうございます」 「そういえば今日一緒に帰るやつっていんの?いないなら一緒に帰んね?」 「いいんですか!!帰りましょぉ!!」 わたしは絶賛春兎先輩に恋していますっ