短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
私、限定品です。
私はしがないロボットのような物。 癒しを届けるような事を担当しています。 私達が担当しているのは、山より高く海より深い愛情を注ぐ女性です。 そのような方はたくさんいます、例外もいますが。 一つのモノを担当する物は珍しいとされていますので、いわば私達は限定品です。 担当の方に必要な時に呼び出され、話を聞いたり等の仕事をこなす私達。 日々の作業に疲れた担当の方達を、癒すのが私達限定品の仕事。貴方達に少なからず関わりのある方達ですよ? 物を大切にすると良いことがあるとされていますよね? まあ私達はそのような物です。大切にされた分だけお返しする。私達のシステムはこのような感じです。 初めて担当の場についた時は、何もしませんでした。その方も初めての経験をなさっていたので。 愛情を注ぐ女性は大変です。 私が担当した所は、朝は早起き家事仕事、疲労家事夜だらり。 誰だか分かりましたか? 私達は『お母様』に癒しをお届けしています。 私達の担当するお母様方はとても良い方々です。その分私達はモノを返します。 なので。 私、限定品です。 私達、限定品です。 お母様は特別に、慎重に。 全てのお母様へ、届け物の愛。
「超能力少年」
僕は超能力を使える。 そのわけは、1週間前のこと。僕が散歩していた時だ。 小犬が道路を歩いていた。後ろからトラック。 僕は必死で走った。子犬をおした。子犬はどこかへ行き、僕は目を覚ます。 「ドカーン!!!」交通事故だ。見た感じ、さっきのトラックだ。 それで分かった。今のは"瞬間移動"だ。 それで、家でためした。机にえんぴつを置き、えんぴつに指を向ける。そして、指を右に向ける。 えんぴつも動く。これで分かった。完全に超能力だ。 その動画をSNSにあげ、バズった。それが話題になり、ついにはテレビまで来た。 それで、すごい物を見せた。テレビに指を向けただけで、テレビがついたのだ。 さらに、もっとすごい物を見せた。車を浮かすのだ。道路の真ん中に立った。目の前には、前進するトラック。 僕はトラックに指を向け、そのまま指を上に上げた。そして僕は、 "死んだ。" なにもかも、"たまたま"だったのだ。 小犬を助けたのは?夢。交通事故はたまたま。トラックが同じだというのは、勘違い。夢は、曖昧(あいまい)なのだ。 えんぴつが動いたのも、たまたま風が吹いただけ。窓があいていたことは、知らない。 テレビがついたときは、そのとき、たまたま停電だったのだ。そして指を上げたとき、停電が終わり、テレビが自動でついた。 今までのはすべてたまたまだと知らない僕は調子に乗って死亡し、そのままこの世を去った。 ※この話はすべてフィクションです。全てオリジナルです。 お気軽にコメントください。
蜜柑風呂
蜜柑の皮を剥くと、アルベドと呼ばれる白い筋が、プチプチと千切れて気持ちの良い音を立てる。 さっきはアルベドを少しでも取ろうと思って、蜜柑を揉みすぎて薄皮が破れてしまったから、今回は失敗しないように。 口の中に放り込むと、ほんのりと甘い味がする。 蜜柑って不思議だ。 お腹が空いていない時、 明日が不安な時、 幸福感でいっぱいな時、いつ食べても美味しく感じる。 定番だけど、寒い夜に、炬燵に入ってTV番組を見ながら食べるのが一番すき。 蜜柑を食べると、気づけば、ほっと心が安らいでいる。 「そんなに食べると、手が黄色くなるぜ」 「うるさい」 お兄ちゃんが笑いながら言ってくる。 反抗期真っ最中の私は、いつものように冷たくそう言ったはずだったのに、なぜか柔らかい声になってしまった。 ああきっと、これも蜜柑のせいだ。 蜜柑には、何かこういう成分が入ってんのかな。 「もうそろそろ、年越しだね。」 「あっという間だったな、この一年間。感染症の恐ろしさを実感したよ」 お母さんとお父さんの、そんな会話が背後から聞こえた。 ってか、そろそろって言ってもあと一時間もあるじゃん。 そう言い返しそうになった。いつもならこんな会話聞いても、うるさいとしか感じなかったのにな。 もう今年が終わってしまうからだろうか。 それだけじゃない。やっぱり、蜜柑が関係している。絶対に。 「私、お風呂は入ってくる」 「あっ、その蜜柑の皮で、蜜柑風呂にしてみたら?」 お母さんが、キッチンに置いてあったネットを持ってきて、私の傍にあった、山のような蜜柑の皮を入れる。 ってか、一個のネットにそんなどっさりって、雑すぎでしょお母さんってば。 あれ、まただ。また蜜柑現象が起きた。 「わーった。それで入ってみる。」 正直なところ、蜜柑風呂は入ったことなかった。名前だけ聞いたことあるくらいだ。 躊躇しそうなところだけど、そうは感じないのは、きっとこれが今年最後のお風呂だからじゃなくて、 蜜柑のせいだ。
東くんと棗(恋愛)
ったく、何なのアイツ!私は瀧棗(たき なつめ)、私立海中学園2年生!イライラしてて自己紹介適当!ごめん!で、何でイライラしてるかって?さっき廊下で爽やかイケメンとすれちがったわけ、でイケメンには好印象もたられたいじゃん?それで「おはよう!!!」って、挨拶したわけ。そしたら……無視だよ!?いくらイケメンだからって許さないんだから! 「え?棗知らないのぉ?」 この語尾が特徴的なのは海中舞。名前のとおりこの学園の理事長の娘……孫?どっちでもいいか。で、語尾からしてアホそうだけど学年一位の成績優秀者。え?私?どうでもいいでしょ。 「知らないって何が?」 「爽やかイケメンで挨拶返さないっていったら東太陽(ひがし たいよう)くんだよぉ」 「誰それ。てか、挨拶返せ」 「東くんはね……耳と目が不自由なのぉ……」 嘘……。私には到底理解できないような苦しみを抱えた人になんてことを……! 「謝ってくる!」 「ちょ、え?棗ぇ!」 障害持ちだから特クラか?校舎別かよ! ガラッ 「……誰かな?」 「あ、私2年の…………」 東くんは耳と目が不自由なんだった。え、どうやって謝るん? 「何か用なら点字表を使ってくれるかな?」 『私は棗。2年生』(以降、点字表での言葉は『』を使い記す) 「棗……ちゃん?」 それであらすじを説明して謝ったら…… 「あはは。棗ちゃん面白いんだね」 その笑顔にドキッとしたもののちゃんと聞いてみた。 『え?何が?』 「だって僕は君が挨拶してきたことすらわからない。僕からすれば謝られる理由がない」 それは……そうだ。やばい、赤面してきた。あ、でも東くんは目が見えないからよかった……わけない。 そして私は毎日特クラに通うようになっていた。そして……好きになっていた。 「東くんのことが好きぃ?」 「冲、声でかい」 「ごめん。でもあんな怒ってたじゃん」 「それは私が悪いんだからさ」 「でもぉ……無理だよぉ」 は?何で?何で冲はそんなこと言うの? 「何で?何で冲が決めつけるの?」 ダッ。私は特クラに向かって走った。 『……でね、友達とケンカしちゃった』 「ふーん。何でケンカしたの?」 えーと、えーと………。言えるはずない。はぁ、「仲直りしなきゃ」って言われるの待ってたのに……! 「仲直りするなら自分で決めなきゃね」 え、エスパーですか?でも……謝りたい気持ちはある……。 「冲ごめん!」 「わ、私もごめんねぇ」 「……きいていい?何で、無理だって思ったの?」 「だって……東くん、棗の姿とか声とか、わからないんだよぉ?」 ……………そうだ。東くんは視覚、聴覚、五感の内2つが全く持って機能していない。現実がある。私は……どうすればいいんだろう。 私はいつも通り東くんと話していた。東くんが喋れるようになるまでの努力、東くんの家族のこと……。いろんな話をしていた。 「ねぇ、棗。いきなりだけど僕たちって友達?僕は棗とずっと友達でいたい!」 頭が真っ白になった。私は……友達のつもりでいた。(片想いだから違うのかもしれないけど)それよりも……ずっと友達でいたい。「ずっと」。その言葉が私の胸に深く突き刺さった。そして……想いが溢れ出した。 「なんで!?私は東くんが好きだよ!それなのにっ、なのに……っ」 無論、聞こえていない。私のけして大きくない瞳からは涙がボロボロこぼれている。 「棗……泣いてる?」 そりゃ……わかるか。東くんの華奢な手の甲には私の涙が無慈悲にも落ちている。 「……棗。泣かないで。……さっきの言葉、撤回してもいい?…………君が……好きだ」 耳……おかしくなったのかな………。だって……好きだなんて………。もっと涙が出てくる。けど、これは嬉しい泣きだ。 「その涙が答えでいいのかな?」 私も好き。そう伝えようと東くんの手をとろうとしてやめた。この言葉は、気持ちは、想いは……点字で伝えるにふさわしくない。だから、力一杯東くんを抱き締めた。
彼が私を変えたんだよ【短編小説】
私のお父さんは浮気癖が強い。 いろいろな女を家に連れ込んでは、毎回お母さんを泣かせた。 お母さんは耐えられなくて私をつれて家を出た。 すると、お母さんは振り向いた。 お母さんは言った。 「恋なんて、するものじゃないからやめなさい」と。 私の名前は白石莉乃。 お母さんはあんなこと言ったけど、私はそんなこと思わない。 志波陽翔(しばあきと)。 彼は私と付き合っている。 でも、付き合っているなんてお母さんには言えない。 クリスマスの夜に、告白された。 イルミネーションツリーの前で、仮の指輪を渡されて、「僕と付き合って欲しい」と。 彼は優しかった。 いつでも私のことを一番に考えてくれる。 「寒いでしょ?マフラー貸すよ。」 「ありがとう。一緒につかおう。」 彼は照れやすいから、顔がすぐ赤くなる。 「赤いね」というと、「寒さのせい!」 と真っ赤になって返すから可愛い。 そんなとき、お母さんにバレた。 「なに恋なんてしてるの!?無駄よ無駄!」 「……はい。」 私は返すことができない。 でも、彼はちがった。 私とは、違った。 「そんなことないです!僕が保証します!」なんて。 初めてその時彼を信じていいんだ、と思った。ねぇ、お母さん。 男の人が全員悪い訳じゃないよ。 恋は、魔法だよ。 お母さん、もう、いいよね。 お母さんの気持ちも分かる。でも……。 大好きだよ。お母さん。 今までありがとう。幸せにね。 そう書き残して、私は家を出た。 初雪がふっていた。 息が白かった。 目の前には、彼がいた。 end… のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪ こんばんは!秋菜だーおっ 小説書いてみました! 実は、このお話は本当のエンドではありません。 このお話は、ハッピーエンドともバッドエンドとも考えることができます! その後をどっちの本当のエンドになるのかみなさんにお任せします! 見てくれるとめっちゃうれしいです♪
タイムリミット
「おはよー!亜優美!」 「おはよー!真里亜!」 私は下駄箱で亜優美に挨拶をした。 亜優美と私はこの間の4月から仲良くなった。 大切な友達。 中学に入学して、始業式の日、友達ができるか不安だった私に 話しかけてくれたんだ。 「ねえ、真里亜。あの時計を見て。なんか変だよ。」 亜優美は下駄箱の近くにある柱についている時計を見て言った。 亜優美の差した方にある時計を見ると、ぐるぐる時計の針が狂った ように反時計回りに回っている。 「あ、止った!」 時計は6時丁度に止まった。 「あれ、今6時だっけ?」 「確認してみるね。」 亜優美はカバンからスマホを出した。 「今は7時だよ。」 「1時間おくれて止まったね。」 私が言った。 「壊れちゃったのかな?」 「部活に遅れるから、早く行こ。」 亜優美が言った。 「うん。」 「はー、朝練疲れた。」 「そうだねぇ。」 靴から上履きに履き替えるとき、時計を私は観た。 すると、時計の針は5時を指していた。 え? 反対に時計の針は動いているの? 朝練は大体1時間だから、7時台になってないとおかしいよ? 「真里亜、どうしたの?」 「あっいや、なんでもない。」 と言って、あわてて上履きに履き替えた。 昼休み、委員会の帰り、私はまた下駄箱近くの時計を見た。 その時計は1時1分を指していた。 と言う事は今何時だ? 計算すると、12時59分だ。 ヤバい、5時間目に遅れる。 私は階段を駆け上がった。 その時だ。 「ジンジン、ジンジン」 突然、機械の振動みたいな音が鳴った。 「針が0時を指したのでこの学校を爆破します。」 え?嘘でしょ。 「爆破まで、5秒前。5、4、3、2、1」
空想少女
透明だった私の体が一瞬にして、色付いた そして、また君の空想の世界が始まる 私は、沙耶。沙耶は君が付けてくれた名前 今度の世界は、遊園地だった 「次何乗る?」 見慣れた君の笑顔が何故か新鮮に感じる 「ジェットコースター」 喋りたいのに緊張が押し寄せてしまう 上がる体温を必死に堪えて、下に顔を引っ込めた 「キャー」 君は真横で楽しそうなのに、私は死にそうなくらい恐怖だった 声も出ずにただただ終わるのを待つ 「大丈夫?」 そう言って君は私の手を温かい手で包み込んでくれた その時、君の顔が紅くなった様に見えたのはきっと気のせいなのだろう 「観覧車でも乗ろうよ」 君の指差す方を見ると、赤や青でライトアップされた観覧車があった 閉園時間10分前だからかやけに人が少ない 狭くて薄暗い部屋に二人っきり 胸の鼓動が高鳴るのが分かる 沈黙が続き時間が経つのは早くて、もう頂上まで来ていた 「あの」 先に口を開いたのは私。何を喋るかはもう決めていた 私が君に作られた、空想で架空の少女のことも忘れて 心の奥から出てくる言葉が止められなくて 「あのね…私。君が…」 そこまで言いかけた時、どこかから大きな声で 「ちゃんと先生の話聞いてたか」 そんな言葉が聞こえた そして気づくと私の隣にはもう君がいなくて、遊園地もなくて 私の体も透明になっていた ただ体温と心拍音だけが力強く残っていた end どうも目高です タイトル念の為被ったりしてないか調べてみたら普通にそんな題名の曲がありました ゴメンなさい。見事に被りました…パクリとかじゃ無いのですみません そして、これも恋愛小説なんですよ
まさか・・・私がキューピッド?
諸星 タケル 私の頭にはその人しか浮かんでこない。 「ああ、幸せ」まさか、タケル君と同じ委員会になるなんて。 そうつぶやく私(佐々木 シオン)は、好きな人ができました!! 放課後、私はタケル君に会って本を貸す予定。 最後のページには「好きです」と書いた手紙を挟む・・・ 「完璧でしょ!」余裕の表情を浮かべるシオンは走ってタケル君のもとへ向かう。 本を貸す。 次の日 「返事はまだかな。」するとイチャイチャしながら歩いてるタケル君とその隣は・・・ 野本 ヒカル先輩! 慌てて周りの生徒に事情を聞く。 「タケル君が野本先輩に本を渡したら付き合ったらしいよ」 以上です!初めて書きました。最後まで読んでくれえてありがとうございます。。 また書いてみよっかなー
冬の呪い
俺は、冬が嫌いだった。 身にしみるような寒さは、孤独を際立たせるから。 ・・・俺の母さんが死んだのも、寒い寒い、冬の日だったから。 大嫌いな冬。 俺にとって、呪われた季節である、冬・・・ 初めて、その話をした時。彼女は、俺の目を真っ直ぐと見据えて、こう言った。 『その記憶、私が上書きしちゃダメですか?』 彼女と過ごした数ヵ月は、同じ冬とは思えない程に、暖かい。 あんなに寂しかったはずの寒さも、彼女に触れればすぐに吹っ飛んでしまう。 ・・・ただひたすらに、幸せだった。 春も夏も秋も冬も、彼女と一緒なら、なんでも。 暖かくて、優しくて、美しい。何もかも全てが、光り輝く思い出になる。 この時間が永遠に続けばいいのにと、切に願った。 だが、それは叶わなかった。 寒い寒い冬の夜。 彼女は、俺に看取られて旅立った。 ゆっくり冷たくなっていく、細い手。 無情な程の寒さが、じわじわと俺の心に染み入ってくる。 そっと、彼女の肩を揺すった。 起きろ。早く起きてくれ。お願いだ。頬を、生暖かい雫が伝う。 俺にとって、また。 冬が、呪われた季節になった。
クロ
堕ちていく、堕ちていく。嗚呼、どれだけ深いの? 闇に攫われた呼吸。息苦しくて真っ黒な空気を吸い込む 肺を"クロ"が満たす。こんなに"クロ"を吸っちゃ駄目だ 少女は息を止めた。 その間にも、少女は ゆっくりと焦らすように堕ちるのを止められない ボロ布のように蹲り、少女は泣き声をあげた 涙は出なかった 呻いて立ち上がると、空気の流れが少女の目を刺した でも、その目には何も映らない 少女が見つめているもの、それは紛れもない虚空だ 昔は。目の見えない世界は、真っ暗なんだって思ってた でも、失って分かった。 色なんてない。何にも見えないんだから。 "クロ"だって潜んでないし、絶望の匂いもしない ただ、匂いがしないだけで、それらは確かに在った "クロ"は生まれてからずっと、少女にまとわりついていた ここ最近、"クロ"は強くなって、少女を締め付ける 少女は"クロ"に囚われる、 あの胃がキュッとなるような緊張を感じ、我が身を抱いた 冷たかった 在るだけの、意味を成さない無用の長物 ・・・ もう二度と、あの人の笑顔も泣き顔も見られない 少女は冷めた息を吐いた 凄く長いように感じたが、ずっと息を止めてられたことが 対して時間が経ってないことを告げる 喉から声を噛んで吐き出すように絞り出したが それは嗄れた獣の唸りのようで、 枯れた喉からは音にならなかった "クロ"が形を作る にんまりと笑うクマの姿だ 体は周りの闇よりもなお濃い漆黒で アケイロ らんらんと輝く瞳はあの夜の鮮烈な光景のような朱色だ 口の端からは鋭い牙と黄色い泡が混じった涎が垂れている 目が見えなくとも、感じた 心に直接語りかけられたようだ 少女の〈魄の糸〉とクマの〈魄の糸〉が 結ばれ、拗れたからであろう クマは唸った 低い低い、この世の何もかもを恨むような厭悪の宿る声 「〈踊り狂訴〉が来るぞ。お前の〈罪の魄〉を喰らいに そうすれば、お前は二度とここから出られまい」 詠うような、楽しむような声だった 実際、クマは少女の苦痛を見ることを楽しんでいた "クロ"が形を変え、腐ったような匂いが辺りを漂う 少女は鼻と口を覆い、溜息をつく まだ、底は遠く昏い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ "クロ"が何かは俺にもあんま分かりません 衝動書き楽しい←←← 〈魄の糸〉→己の魂を紡いでいる糸 〈踊り狂訴〉→罪を喰らう邪悪な精獣 〈罪の魄〉→生前に犯した己や血兄弟の贖罪。
私の家宝
「おはよ。」 「どうしたぁ!?顔色悪いぞ!!?」 私の友人がさぞかし驚いた声で私の顔をまじまじと見た。 「ナオ君が、、、ナオ君が、、、、!」 「お?どうした?」 「一緒に登校するの嫌だっていうんだよぉぉ!」 「はぁ?」 ナオ君とは、私の弟だ。私は弟が好きすぎて何でも買ってしまういわゆる姉馬鹿(あねばか)だ。 今日も一緒に登校しようとしたら拒否されちゃった。 むむむっ!私だって一緒に登校したっていいじゃない!だって私はお姉ちゃんだし。 「もうナオ君も大人なのよ。」 「ううっ。でもまだ中学生だよ?」 「まったく。ナオ君が可愛そうだわ。」 「?」 その日の夕方。 町の中の商店街を通っているとナオ君がいた。 声をかけようと思ったが足を止めた。 な、なおくんが、、、お、女の子とあるっている!? 嘘でしょ、、、彼女がいるなんて、、、 まだ私は恋もしたこともないのに、、、、! どうしよう、、、。 いいや。ここは姉として温かく見守ってやるか。 私はナオ君のことを見なかったことにして家に向かった。 次の日 「おはよー。」 「あっ。姉さんおはよう。」 「あっ。おはよ。ママは?」 「さっきもう家でたよ。」 「そっかそっか。」 「ねぇ、それよりさ、今日一緒に行かない?」 「えっ、、、。」 うーん。どうしようか。 「彼女さんといけば。」 「は?」 ナオ君はとぼけた顔でこちらを見た。またまた~素直じゃないんだから。 「昨日彼女さんと一緒に帰っているところ見たよ。」 「へっ?」そう言ったきりナオ君は何も言わなかった。しばらくたつと、ブハハハッと大笑いをし始めた。 ? なんか私おかしいこといった? 笑いの大波が去った後、ナオ君は私に向かってこう言った。 「姉さん、これ見て」 渡されたのは可愛いラッピングでつつまれた袋だった。 中を開けてみると、、、 「わあ!」 可愛いヘアピンがあった。 「ナオ君これ、、、!」 「姉ちゃんにプレゼントしたいと思ってクラスの女子に選ぶの手伝ってもらったんだ。」 「大事にする、、、いや、家宝にする!!」 するとナオ君は照れたのかそれきり何も言わなくなってしまった。 朝、学校に着くと友達のアケミが待っていた。 「何そのヘアピン!?ちょー可愛い!」 「いいでしょー。私の家宝だよ。」 おはこんにちばんは。トミーです。最後まで見てくれてありがとうございました。 感想などのコメントありがとうございます。とっても嬉しかったです。
彼の魔法
私、中江美穂菜。 超高所恐怖症の大学生。 今日は、彼氏の霧島圭クンと初デート!! 高校生の間は、勉強しなくちゃいけないから、親にデート反対されてたんだ。 だけど、大学生だからいいってことでめっちゃワクワクしてる! 何着て行こうかな? …じゃあ、花柄のワンピースにしよう! 私は、長い髪を整えた。 小学生の頃からずっと伸ばしてる長い髪。 腰ぐらいまであって、私のチャームポイントともいえる。 私は、デート先に向かった。 すると、彼は爽やかな格好で待っていた。 「やあ、美穂菜。待ってたよ。ジェットコースターに乗ろう!」 えっ、私、超高所恐怖症何ですけど…。 だけど、そんなこと言ったらわがままな子だと思われるかもしれない。 第一印象、そんな風には思われたくない。 私は、無理して言った。 「うん、いいよ!乗ろう、乗ろう!」 そして、彼についていった。彼と一緒なら怖くない。直前になってそう思えてきた。 ジェットコースターは、ゆっくりと上昇し始める。 私は、怖くて彼の手をそっと握る。 彼は、手をそっと握り返してくれる。 そして、目で何かを言うように私の方を見た。 「大丈夫。俺がいるから。怖くないよ。」 と言ってくれているようだった。 そして、頂上に来た。彼は、はっきりした口調で言った。 その口調は、怖くないかのようだった。 「目つぶってて。俺に抱き付いてもいいから。」 ジェットコースターは、勢いを増してすごい勢いで坂を下っていった。 私は、大声を出した。 だけど、次の瞬間。一気に怖さが吹き飛んで、すごく楽な気分になった。 ジェットコースターは、すごい勢いで動いているのに。 1回転もしてるのに、全く怖くない。 私、こういうのすごい苦手なのに、彼と乗っていると全然怖く感じない。むしろ、この感覚が気持ちいい。 ジェットコースターを降りると、彼は聞いてきた。 「怖くなかったの?美穂菜、高所恐怖症だって前に言ってたじゃん。グループデートした時。」 あ、そういえばグループデートの時、友達の真子が私のこと「高所恐怖症」紹介してたんだった。 「全く怖くなかった。楽しかったよ!ありがとう!」 彼は、驚いて目を真ん丸にしてる。 「そうなの?俺、何もした覚えないけど。」 私は、思った。 彼の魔法にかけられたんだなって。 きっと、彼は知らないうちに私に魔法をかけていたんだ。 私は、自分を守ってくれる彼のことがとても好きだ。 5年後。 私たちは、結婚した。 私のウェディングドレス姿は、鏡で確認するとすごく似合っていた。 髪が長いから、ヘアアレンジもたくさんできた。 花びらが舞う中でみんなに祝福された。 「美穂菜、圭!結婚おめでとう!」 私たちは、笑い合った。 幸せな家庭を築いていけますように、って祈りながら。 読んでいただきありがとうございます! 中2の雪です! 力作です。
アイシテル[ホラー]
私には愛する彼がいる。 そして彼も私を愛してる。 そうでしょ? じゃあ、なんであんなコトしたの? 目の前でカタカタと震えている彼の背中に私はニヤリと笑い、声をかけた______ 私には愛する彼氏がいる。 イケメンだし、優しいし、私がヤキモチをやいてもちゃんと『お前が一番』って言ってくれるんだ。 私とっても幸せ! 今日はデートに来てる。 今はレストランでランチ中! 「ひろくん、大好きだよ。」 「うん、俺も。」 「私の事愛してる?」 「うん、愛してる。」 「私が一番だよね?私だけを愛してるよね?」 「お前が一番だし、お前しか見えてないよ。」 「えへへ」 私はこの会話が大好き。 ひろくんに愛されてるなぁ、って感じることができるから。 「ちょっとトイレ行ってくるね。」 「うん、いってらっしゃい!」 ひろくんが席を立って、少しした後、ひろくんのスマホがバイブ音とともにメールの通知を知らせる。 友達からかな? 少し気になった私は、ひろくんのスマホを少しだけ見てみることにした。 電源を入れてロック画面を見る。 「え…?」 そこには、『ゆみ』という名前と、『もぉ、早く彼女とは別れて私と付き合えばいいのにぃ』というメッセージ。 また『ゆみ』から新しいメッセージが来る。 『ていうか、私とあんな事しといて、まだ別れて無いんだw』 「おまたせー、って俺のスマホ勝手に見るなよ。」 「…これ、誰?」 私がスマホの画面を見せると、明らかに動揺しだす彼。 「あっ、それは、と、友達だよ。」 涙が溢れてきて、上手く頭が働かなくなる。 「私しか愛してないんじゃないの?あんなことって何? 「…」 「ねぇ、何とか言ってよ!」 レストランにいる人たちが私たちの事を見ているけれど、気にしてられない。 「お、お前、重すぎなんだよ!気持ちわりぃんだよ!もうお前の事は好きじゃないんだよ!だから、あいつと、」 「あいつって、ゆみとかいう人?浮気してたの?」 「あぁ、そうだよ。もうお前は懲り懲りなんだよ!」 もう聞いていられなくて、レストランを飛び出す。 涙のせいで、頬がひんやりとする。 足が痛くなっても、走り続けた。 家に帰って、布団の中で、泣き続けた。 今日は、ひろくんと一緒になる日。 ひろくんにメッセージを送った。 『この前はお金も払わずに帰ってごめんね。 私はひろくんの事が大好きです。愛してる。 でも、ひろくんは違ったみたい。 ゆみって人がやっぱり許せないけど、ひろくんのことは大大大大大大大大だーいすきなんだ。 だから、ひろくんとずっと一緒に居たいんだ。 だから、今日から私とひろくんはずーーーーーーっと一緒だよ? 永遠に一緒。同じ場所で眠ることはできないけど、お空の上でずーーーーーーっと一緒に居られるんだ。 楽しみだなぁ。 ちょっと痛くなるけど、我慢してね? ひろくん、 アイシテル。』 ひろくんの背中を追いかけながら、様子を伺う。 ひろくんがスマホを立ち上げた。読んでくれるかな。 背中がカタカタ震えてる。ふふ、読んでくれたみたい。今行くよ。 きらりと光るそれを手に持って、ひろくんに近づく。 「ヒロクン、アイシテルヨ」 ゆっくりと振り向いたひろくんと、一緒になれるまで、あと少し_________
君が休んだ日に
今日、風邪でいつもいじってくる君が休んだ。 席が隣だから、今日休みだってことを改めて思い知らされる。 「…こんなに寂しかったっけ……」 友達がいるのに、授業も楽しいのに…何かが足りない。 君が…居ないから…? 次の日も君は学校を休んだ。 君の元気な声がしない。君がいない。話しかけてくれない。 なんだか、学校に来る意味が無くなってしまったみたいで。 そこで初めて気づいた。 君のいるクラスが好き。君の声が好き。全部好きなんだって。 いつの間にこんなにも好きになってしまっていた。 明日は絶対来るよね、そう思って学校へと向かう。 『おはよ。』 そこにはまだ鼻声気味な君がいた。 久しぶりに会って嬉しすぎて顔が赤くなった気がしたけど、 「お、おはよー」 私は大好きな君に挨拶を返した。
ただの雨宿りでも、
__いっそのこと、時間が止まってしまえばいい。 心臓がうるさい、頼むから落ち着け心臓。 相手に聞こえないか、少し心配になってしまう__聞こえるわけないが。 「いやー、雨、降ったね」 「だ、だね」 声が裏返らなかったことに感謝した。 もっと恥ずかしくなるところだった。 隣には、僕の友達であり、好きな人の菜奈がいる。 心臓がすごいドクドクしてる。頼むから一瞬だけ止まれ心臓。 「ねぇ、隼人。これ、止むかな? 観たい番組始まっちゃう…」 「それは大変だ、早く止むといいね」 嘘だ。僕は嘘をついた。 止まないで欲しい。いっそのこと、このまま時が止まってほしい。 『好き』。この言葉を言えたら、どれだけいいだろう。 もしも言えたなら、こんなに苦しい思いをしなかったのだろうか。 「__あっ、見て!」 菜奈が、店の窓の外を指さした。 「あそこ、晴れてない? 雨も弱まってるし、きっともうすぐで止むよ」 「__そっか」 あぁ、よかったと、笑顔になる君を見て、なんとも言えない思いがあった。 __止まなくてよかったのに。 「よし、もう出てもいいよね。んじゃ、ばいばい!」 「ばいばい。___また明日」 水溜まりを踏んで、遠ざかっていく君の背中。 「__また、言えなかったよ」 空は晴れておらず、まだどんよりと曇っていた。
食用ロボット[意味怖]
「このロボットは、食べられます」 そう言って見せられたのは、猫型のロボット。 「実用的な機械」と題して、半年前に社員全員がプレゼンを要求されていた。 今日がそれの発表日なのだが、中々興味深い物がたくさんある。 中でも、やはり吉田のプレゼンが1番だ。 「ペットロボット」という吉田の発明は、名前の通りロボットのペットだ。 基本形は猫だが、お好みの動物に姿を変えるらしいのだ。 でも、それだけじゃない。 このロボットは、音波を吸収し理解する小さなチップを、色が変わる粒子が包んでいる仕組みになっている。 チップは特殊な引力を出しているので、粒子はチップから離れることはない。 そして、チップが出す信号に反応し、粒子が色を変え移動し、様々な動物になるのだ。 「更に粒子を噛み潰すと中から汁が出てきて、まさにその動物の味がするのです。牛、豚、鶏、馬。現在はこの4種類しかバリエーションがありませんが、これから増やすつもりです」 吉田は自慢げに語る。 商品化は吉田のものに決まったな。 現代的で珍しく「食べられるロボット」という新しいレッテルを持つので、売り上げも期待できそうだ。 「寒さや暑さを訴えることは無いので極寒の地や砂漠でも連れて行けますし、宇宙ステーションや戦場で食べ物に困った場合など、幅広く利用出来ます。どうです、試しに部長、1週間程飼ってみませんか?」 吉田は、俺の隣に座っている部長に声をかける。 部長は独身。 家で独り寂しくないよう、気にかけたのか。 「愛でるも遊ぶも食べるのも、自由ですよ」 「それは是非、飼わせていただこう」 案の定、部長は嬉しそうにペットロボットを持って帰った。 きっかり1週間後。 部長が直々に吉田を訪ねてきた。 「どうでした?ペットロボットは」 「いやぁ、期待以上だったよ」 「持ってこられてないということは、食べたんですね。味の方はどうでした?」 「意外と美味かったな」 そう楽しそうに話す2人を見て、俺は思わず口に出してしまった。 「部長、何か付いてますよ。ほら、お尻に紐のようなものが…」
私もずっとあなたが好きでした。
私、藍原 唯乃には男の子の幼馴染兼恋人がいる。【心の中に。】 私は幼稚園のときから仲の良かった楓夜 風季が好きになった。話して見るととても面白いし、顔もかっこいい。だから当然男女問わず人気者だった。それに比べて私は地味でクラスでは空気のような存在だった。だから彼が話しかけてくれてとっても嬉しかった。風季はいつもニコニコしていた。泣く事なんて見たことがない。裏で泣いているのを知らずに私は決めつけていた。ある日私は風季に「家に来てよ」と誘われた。特に用事はなかったため学校が終わってそのまま風季の家に行った。リビングでは話せないといい私は彼の部屋に案内された。私と風季が座ると何故か空気が凍り付いた。「話しってなに?」沈黙が嫌だったため風季に聞いた。「実は俺余命宣告されたんだ。生きれてもあと半月って。」涙を堪えるような悲しい笑顔で彼は言った。私は何も言えなかった。声が出なかったんだ。ただただ私は彼の背中をずっと忘れないようにさすっていた。その後私は家に帰りベットの中で静かに涙を流した。 1週間前から入院で風季は学校を休んでいた。「寂しいな」と呟いたがその言葉は風の中に消えてった。家に帰るとお母さんが「唯乃!大変よ!ランドセルを下ろして今すぐ来て!」と言って無理やり私を車に押し込んだ。車の中で「お母さん。どうしたの?」「もうすぐ分かるわ。」車が止まったのは風季が入院している病院だ。お母さんはわたしを連れて受付に来た。焦った様子で「楓夜さんの病室はどこですか?!」と30代前半らしき女性に聞いた。聞いたあとはすぐに私の手を取ってエレベーターに乗った。風季の病室に着くと白衣を着た医者と看護師達が忙しそうに走り回っていた。医者の1人が言った。「楓夜様の友人ですか?」頷くと風季の顔が見える所を空けてくれた。風季は余命宣告を私に伝えた時のような悲しい笑顔だった。「藍原…来てくれたのか、ありがとうな。でももう俺はもうすぐで永遠の眠りについてしまうからこれを言っておくな。俺はずっと藍原が好きだった。でももうお前を守る事が出来ないから嫉妬するが他の男に任せる。俺はお前のことを空から見とくからな!!」「私もずっとあなたが好きでした。」すーっと涙が頬を伝った。彼も涙を流して今までより1番輝いた笑顔で「俺はお前の中で生きる。藍原も俺の心の中で生きてるからな!」と私に遺し永遠の眠りについた。
クリスマスツリー、見に行こう?
今年もクリスマスがやってきた。 そう思うと僕は悲しくなる。 なんでかって言うとね、それは僕が5歳だった時_ 「おかぁさん!くりしゅますしゅつりー見に行こぉ!」 僕はまだ「す」が言えなかった。 その時はそれが本当に嫌だった。 「そうだねー行こっか!」 お母さんは優しくて、僕の自慢のお母さん。 僕のためにおもちゃを買ってくれたり、一緒に遊んでくれたりするんだ。 僕が一番お母さんにされて嬉しいのはね、僕の事をぎゅーって抱きしめてくれる事。 お母さんはあったかくて、お布団みたい。 そんなお母さんが大好きだった。 でもその日、事件は起こった。 「お母さん、まだぁ?」 「うん。少し広場までは遠いからね。歩かせてごめんね。」 お母さんは申し訳なさそうに僕に謝る。 「ううん!全然いいよ!僕くりしゅますしゅつりー見るために頑張るの。」 えへへ、と僕が笑うと、お母さんも笑ってくれた。 それが嬉しくて仕方がなかった。 その時だった。 キキーッ! 「きゃあああああああ!」 一瞬、何が起こったかわからなかった。 びっくりして、つい目を閉じた。 少しして、ゆっくり目を開けるとお母さんの姿がなかった。 どこだろうと探している時、少し先にお母さんのバッグが落ちていた。 その先を辿ると、倒れているお母さんの姿。 「あっ!おかあs……。」 え? 慌ててお母さんに駆け寄る。 「お母さん?ねぇ、こんな所で寝ちゃダメだよ……?」 寝てるんだよね? そうだよね? 僕はお母さんの体を必死に揺らす。 それでも、お母さんは起きなかった。 少しして、青い姿のおじさんが来た。 もしかして、前お母さんが教えてくれた警察って言う人達かな。 「君、こっちに来てね。」 体を引き寄せられて、慌てて口にする。 「お母さんはっ?お母さん、寝てるのに起こしてあげないの?」 そう言うと、警察の人達は悲しそうな顔で僕をみた。 なんで? なんでそんなに悲しそうにするの? 「ごめんね……。お母さん、もう目が覚める事はないんだ。」 「なに、いって、るの?」 お母さんがもう起きない? そんなはずないじゃん。 そうだよね?お母さん。 「ごめんね。辛いよね。はっきり言うと、君のお母さんは亡くなられたんだ。」 亡くなった……てことは死んじゃったって事? 訳が分かった瞬間、僕は泣き叫んだ。 「嘘だっ!そんなはずっ……そんなはず!うわぁぁぁぁぁぁ!」 それからの事は詳しく覚えていない。 ただ、泣き叫んだ事だけは覚えている。 その日からクリスマスが僕は嫌いになった。 そして今日。 そのクリスマスがやってきた。end