短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:21

私が頑張れる理由

キュッ。キュッ。 床と靴の擦れる音が、流れている音楽に混ざって聴こえる。 目の前では、男の子が踊っている。 私と彼は、同じアイドル事務所の練習生。デビューを目指して練習室に通って、歌とダンスの練習をする日々。 目の前の男の子は、私なんかよりずっと実力があって。指先や視線にまで魅せられる。 最後にクルッと回って、ストンと、格好よく片手を上げて止まる。 パチパチ、と、思わず拍手をすると、彼がこちらを向いた。 「どうだった?勝手に見てたみたいだけど」 声まで格好いいな、と思いながら、 「ごめん、部屋間違えたんだけど……上手で、見ちゃった。すごいね」 と答える。 彼は別に、発表していたわけではない。少し遅くまで残って、私も彼も練習していて。 それで私が部屋を間違えたら、彼がいた……というだけの話。 「ありがとう。名前はなんて言うの? 教えて」 そう返されたので、 「マリです……貴方は?」 彼の名前も知りたくて、聞いてみた。 教えてもらえるか不安だったけど、あっさり教えてくれて。 「サクヤ。よろしく」 ……これが、彼と私が仲良くなったきっかけ。 私と彼は、それからよく喋るようになった。好きなアイドルは誰か。憧れる先輩はいるか。どうしてここの事務所に来たか。 彼と私は、別に似てなんかいなかったけど、なぜか息が合った。一緒にいて凄く楽しかった。 仲良くなっても私たちは、たくさんたくさん練習して、デビューを目指して頑張った。 ────ある日、彼のデビューが決まった。 口ではおめでとうと言っていたし、実際嬉しかったし。祝う気持ちもちゃんとあった。 ……でも、悔しかったのも事実。 私だってやってやる! って、そこからもっともっと頑張った。 少し経って、オーディション番組に出ないかと言われた。事務所主催の、公開オーディション番組。 受かればデビュー。出ない手はないと思った。それに…… (もう、そろそろ別の道も考えなきゃ) そんな歳になっていた。 オーディション番組で選ばれなかったら、諦めよう。 そう決めた。 『……マリ! おめでとうございます!!』 そうアナウンスがかかった瞬間、泣き崩れた。 ライバルだけど友達。そんな仲間達に、おめでとうと言われながら。 一緒に頑張って来た子も、落ちてしまって……辛くも悲しくもあったけど。 ────でも、やっとデビュー。 言葉に表せないくらい嬉しくて。 終わったあとサクヤに電話したら、おめでとうと言ってくれた。 「みんな~! 本当にありがとうっ!!」 ステージの上で、ファンのみんなに向かって叫ぶ。マイクに乗って、ファンのみんなに届いていく。 初めてのライブが終わって今、思う。 ……サクヤと出会えてよかった、と。 サクヤに会わなければ、こんなに頑張れなかったかもしれない。途中で投げ出していたかもしれない。 デビューできたのは、サクヤのおかげだ。 (ありがとう、サクヤ) そんなことを思いながら、ファンのみんなに向かって、最上級の笑顔を向けた。 END 読んでくださりありがとうございます!完全に想像ですが、楽しんでいただけたら幸いです。 臣です。おみ、と読みます。頑張るって簡単なことじゃないし、私自身頑張ることは苦手。だからこそ頑張ってる人を見ると、思わず応援したくなります。頑張っている人は、すごく輝いて見える(笑) 感想やアドバイス、お待ちしてます。応援してくださる皆さん、大好きです! ※自分がされて傷つくことは、絶対にしないでください。

短編小説みんなの答え:2

お菓子と夢と動物と

今朝、変な夢を見た。  私は、気づくと森の中にいた。見たことも無い森だった。 明るい光が差してとても綺麗だ。そう思いながら森を歩き回ると、ひとつのお菓子の家があった。ちょうどおなかが空いていたので、思わず食べてしまった。 するとみるみるうちに、動物に変わってしまった。よくよく見てみると、うさぎだった。 しばらくすると、お菓子の家の中から話し声が聞こえてきた。家の中に入ると、私と同じような動物がいた。 その動物たちにこれまで起こったことを話した。 するとある動物は、 「このお菓子の家を食べたら、もう二度と人間に戻れないんだ。僕達もお菓子の家を食べて動物になってしまったんだ。」 と言っていた。 しまった、と思った私は動物から人間に戻る方法を聞いた。私にはまだやり残したことがあったのだ。 その動物は「この森の奥だけに咲く花をお茶にして飲むと願いが叶うという言い伝えがあるんだけど…」と言った。 もしかしたら人間に戻れるかもしれない。私は今から探しに行こうと思い立ち上がった。 しかし、その話には続きがあった。 「けど、もうその花は枯れてしまったみたいなんだ。」 もう、一生人間に戻れないんだ…私は絶望した。 そして、目が覚めた。 私はなぜか分からないが安心した。 そして窓際にはどこか見覚えのある動物がいたみたいだ。 私はどこで見たのかおぼえていなかったが、不思議と懐かしい気持ちになり、学校へ向かった。 ________________________ 春兎です(*'ω'*) 読んでいただきありがとうございました!3年ほど前に書いたものをリメイクした小説ですので、わかりにくいところが多いかなと思います。 感想などよかったら…!

短編小説みんなの答え:3

これで、よかったんだよね。

私はマリ。17歳。 私には、初恋の相手がいる。今もその人のことが好き。 その相手は、リクといって、私の幼なじみだ。 でも、リクの好きな人は、もう1人の幼なじみのミオだ。 ちなみに、ミオもリクのことが好き。 それなのに、2人とも、両想いってこと、まだ知らない。だから、 「2人とも両想いだと気づくと、本当に失恋をする」 「2人の親友の恋が実ってほしい」 「実ってほしくない、という気持ちを少し持っている自分が嫌」 という思いを2人に隠しながら生活していた。 でも、決めた。2人には、誰よりも幸せに生活してほしい。 だから、週末に3人で遊んで、私が途中で抜けて、2人になった時に、告白させて、2人を成立させることにした。 そうしたら、私もスッパリ諦められるしね! ~週末~ マ「おはよ~!」 ミ「あ、おはよ!」 リ「おはよう」 リ「じゃ、コ一ヒ一カップから乗ろう。」 とリクが言った。 私はミオに小声で 「今日こそ告白しなよ。」 と助言をした。ミオは こくん、とうなずいた。 正直言って、辛い。でも、これ以上運命から逃げちゃダメだ。 そう自分に言い聞かせた。 コ一ヒ一カップが終わると、私は お手洗いに行ってくる、と言って遊園地を後にした。 2人には、体調が悪くなったから帰る、2人で楽しんで、とメ一ルをした。 はは、まさか、初恋が甘酸っぱくなるなんてね。笑っちゃうよ。 私はガラにもなく、涙をこぼした。 これで、よかったんだよね。 うん、きっとよかったよ。 大好きな2人が幸せになるなら、ね。 一END一 いかがでしたか? 私は、「マリ、失恋させちゃってごめんね・・・でも、そういう話なんだよ・・・えらかったよ。絶対幸せになってね(泣)」 と思いました(笑) コメント、感想、アドバイス、おねがいします! では~!

短編小説みんなの答え:1

「イエスのない恋」ハッピ一&バッ卜END

私は…私は。禁断の恋をした。 ある青い空の下で。 いとこのお父さんに恋したの とっても力ッコイイの…それで気づいたら、恋してた。 この話は私の「ノンフィクション」な話だけど、 いつか「フィクション」にしなきゃいけないから。 「イエス」その声は聞くことが出来ないから。 告白の意味もなくなるような恋だから。 やめなきゃいけない…けどさ? やっぱりおいかけていたいから、あなたのとなりにいたいからさ ずっとがんばってきたの、今まで。だれからも見えない場所でさ まぁでももうしかたないから、今この場所で終らせるの. 君の前で 「イエスは聞けないけど、これからもあなたが、好き。」 気づいてた?この文は君への告白メッセ一ジ この場で終わらせるけど、まだじつは終わってない。 あなたの答え、聞いてないもん! めんどくさくてごめんね?でも、やっぱり聞きたくて… 「分かってたと思うけど、ごめんなさい」 バッ卜END でも、大丈夫なの。 むしろこの告白は、恋を終わらせに来たんだ~ 私、また恋をしたの。あ、安心して!同じクラスの男の子だから! 次はちゃんと力レのとなりにつくんだ! あの曰の同じ、青い空がひろがっていた… ハッピ一END… ユ一ナです! どうでしたか?あ、ちゃんとこの話はフィクションだよ! 実はさいしょの文は告白中だった…と言う卜リック付きにチャレンジしてみました! 女の子の禁断の恋→告白→わかれ→立ちなおり→新しい恋 新しい恋がせいこうしたかは…そうぞうにおまかせします! この女の子にはげまされる人がいたらうれしいな~ バイバイ!

短編小説みんなの答え:1

ナナフシギ

私は聖夜真亜(せいよまあ)。小学5年生。私の学校には「ナナフシギ」がある。でもそのうち6つは解き明かされている。 1,トイレにいった人が行方不明事件→トイレに行った人がおなかを壊していてトイレが長かっただけ 2,理科室のガイコツが動き出した事件→理科室掃除の当番のひとの肩がケースにぶつかっただけ 3,誰もいないはずの音楽室からピアノの音が聞こえる事件→音楽の先生が遅くまで練習していただけ 4,給食室から夜に良いにおいがした事件→夜に給食の先生が給食の研究をしていただけ 5,図書室に真っ黒な本がある事件→1年生が一生懸命ペンで絵本を塗りつぶした(イタズラだったので先生に怒られた)だけ 6,家庭科室の鏡に知らない女の子が映る事件→見た人(1人)がお疲れで見間違えただけ と、学校の歴史ルームに記録されている。7つ目がまだだけど……。今記録されている情報はこれだけ 7,毎年必ず学校に1人はイケメンがいて、そのイケメン男子と付き合ったり恋したりした女子が行方不明事件→? だから、私たち・学校安全委員会が解き明かさないといけない……でもこの「ナナフシギ」の7つ目はもう34年くらい謎のままだ。このことを知っている先生も減ってきている。今日は校長先生にその「ナナフシギ」について取材する予定だ。取材班のメンバーは、琴原夏目ちゃん(ことはらなつめ・5年)、月岡柊眞先輩(つきおかとうま・6年)そして私だ。夏目ちゃんは可愛くて、柊眞先輩はイケメンなんだよね~。この2人、付き合ってるらしいよ~夏目ちゃんは柊眞先輩の彼女13代目らしいよ。ん……イケメン?どこかで共通点があったような……ま、いっか。柊眞先輩が挨拶をする。 「浜野校長先生、今日はよろしくお願いします。」 「よろしく、本当に困ったことが起きていますね。どんどん女の子が消えていきます。」 「はい―。そこで聞きたいのですが―。」                         ・・・ 取材からちょうど1ヶ月。夏目ちゃんが行方不明になった。もしかして、あの事件……?まさか……私は柊眞先輩のクラスへ走った。途中で柊眞先輩に会った。でも、柊眞先輩は紫色のモヤモヤに包まれていた。 「先輩!なんてことをー」 「君も僕のこと好きなんだネ。」 「何言ってるんですか!?そんなこと―」 急に先輩が光の速さで近づいてきた。 「じゃあなんで消えていってるのかナ?」 そう言って先輩は私の頬をなでた。そして抱きしめた。その抱きしめる力はすごく強かった。 「さよなラ。」 また1人、消えた。

短編小説みんなの答え:2

【恋愛短編小説】フィクションはもう終わり。

「はい、カット!」 「なぁ、柚月。俺、お前が好きだ。」 「…うん、私も。大好き、だーい好き。」 「はい、カット!」 監督のかすれた声が響く。 そう、これは演技。 ドラマを撮っている。 ドラマ的には両思いの男女だけど、現実は全然違う。 友達どころか、共演させるとバチが当たる、ってくらい仲が悪い。 そんな噂は、全部本当。 バチが当たるのかは知らないけど。 でも、よく共演させたよね。 変な噂されてるのに。 まぁ、批判はないしいいか。 っていうか、世間的にはこのコンビめっちゃ人気あるらしい。 「だぁーいしゅき!なんてよく言えんな。」 「そんな言い方じゃないし。そっちこそお前が、好きだ。なんて言ってんじゃん」 「んな言い方じゃねーよ。」 そんなたわいない話をしていると、私のスマホがなった。 『もしもし?春?お仕事終わった?』 『うん。クランクアップもね。』 『折角なら、優希くん家に誘えば?家に泊まってっても…』 『嫌だ。知ってるでしょ?仲悪いの。』 『でも…』 『とにかく。』 お母さんは俳優の笹本 優希が大好きだ。 私と仲悪い笹本優希。 「なぁ、折角なら一緒に帰んない?」 「は?」 「は?って。お前のお母さん俺のこと好きなんだろ?」 「だけど…」 そして半ば強制的に一緒に帰ることになった。 「なぁ、俺が春のこと好きって言ったらどうする?」 「なにそれ。私のこと好きなの?」 煽りつつも聞いた。 「うん。」 「え?」 「だから、好き。」 「もう撮影終わってるよ?」 「フィクションはもう終わり。」 「…っ。友達からね?」 「え?俺たち友達じゃなかったの?」 「んなわけないじゃん。じゃあ、恋人からで。」 「オッケー。恋人からね。」 フィクションは、もうとっくに終わっていた。 ーENDー どうですか?あ、自己紹介が遅れました。おやつです。甘いもの大好きっす。 どうでしたか?意外と仲がいいお二人。 感想待っております。ばいばい!

短編小説みんなの答え:22

貴方のために、恋してる 【短編小説】

「美鈴、将来淳吾くんのお嫁さんになるね!」 「僕も美鈴ちゃんより立派なお婿さんになるから!」 この約束は叶わなかった。 「美鈴ちゃん。僕、お引っ越しするの。」 「じゃあ、もう会えないの?」 「うん……でも、いつか会いに行くから!」 「うんっ!」 「まっててね!美鈴ちゃん!」 「待ってるっ!」 そうやって貴方は言ったのに、帰って来なかった。 ずっとずっと、貴方の帰りを待っていたのに……。 あの約束は、嘘だったの? やっと会えたときには、高校生だった。 同じ高校だったことを知って、会いに行った。 「淳吾くん!久しぶり!覚えてる?」 「は?誰?」 「ほーら!美鈴!小さいころ遊んだ!あのときのさ……」 「いや、覚えてねーし。」 「え……?」 「淳吾くん!かえーろ!」 「あぁ雪、今いく。」 「この人だぁれ?」 「なんか、昔遊んでたんだって。」 「ねぇ、今日もキスしてくれるぅ?」 「もちろん。」 「やったぁ!」 そういいながら去っていったよね。 私は10年間も貴方のこと待ってたのに、貴方は忘れていて、しかも彼女もいて。 私との約束すら覚えてなかった。 私はこれまで貴方のために生きてきたのに、貴方に会うために努力したのに、お嫁さんになるために頑張ったのに……。 貴方は覚えてなかった。 悔しい。 だから、頑張る。 貴方に振り向いてもらえるために! あんなちんちくりんに負けたくないもん! 絶対に可愛くなるから…… 『まっててね!淳吾!』 end… ポップポップロリポップ♪どもっ! のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪でお馴染みの秋菜です! 今回も小説書いてみました! 見てくれるとめっちゃうれしいです♪

短編小説みんなの答え:4

恋しちゃダメな人に、恋しました。

今日は私が通う専理学園高等部の卒業式。そう。私、海瀬未慎(かいせ みこと)は、この一年、担任の花岡 竜先生に恋をしているのだ。でも先生と会えるのは、今日が最後。私は、フラれるのを覚悟して、竜先生に想いを伝えることにした。 放課後、私は誰もいない3年D組の教室に、竜先生を呼び出した。 『ごめん海瀬、待たせたな』 「いえ、そんなに待ってないです」 『で、話って何だ?』 「先生と会えるのも、今日が最後じゃないですか。」 『ああ。俺が海瀬と会えるのも、今日が最後だな…』 「私、先生に伝えなきゃいけないことがあるんです。」 『ん?』 私は高鳴る胸を抑え、先生に伝えることを口にした。 「私っ、」 「私、先生のこと、ずっと好きです!」 「だから、付き合ってくださいっ!」 沈黙の間を破ったのは、先生だった。 『ごめん海瀬、その気持ちには応えられない…。』 『俺は海瀬のこと好きじゃないから』 私の視界は、溢れ出る涙でいっぱいだった。 「……っ、ですよね、生徒にこんなこと言われたら困りますよね」 「フってくれてありがとうございました!スッキリしました」 「あっ、一年間、ありがとうございました!また先生と会いたいです」 私は先生の返事を待たずに、教室を出た。 《ギュッ》 すると、私の身体がふわりと後ろから包まれた。 「竜先生…?」 『海瀬の気持ちに応えられない、海瀬のこと好きじゃないって言ったの、何でかわかんない?』 「えっ?」 『海瀬が付き合うのは俺でいいの?俺は海瀬を好きじゃなくて愛してるよ って言ったの』 「…グスッ」 『これからは、海瀬の彼氏として2人で人生歩んで行こう?』 「……はいっ。」 『気持ち、伝えてくれてありがとう』 『愛してるよ、未慎』 「……先生のばかっ」 「大好きです。先生」 これからどんな困難が私を待ち受けていても、先生がいれば乗り越えられる、私はそう思った。

短編小説みんなの答え:1

私を好きになってくれる?

私を好きになってくれる人はいない。 親でさえ好きになってはくれない。 そんな自分が嫌いだ。 私は井上結衣。ただの中2 学校で仲のいい友達はいない。最近学校に行く理由が分からない。 先生)席につけー。転校生を紹介する。 伊藤賢)いとうけんです。よろしくお願いします。 (この季節に転校生...ま、関係ないどうせ私のことは嫌いになる) モブ1)え!かっこいい...イケメン! 先生)そうだなじゃあ伊藤は井上の隣で。 賢)はい。 モブ1)えぇ先生!あんな子賢くんにはあわないですよ?私の隣にしたらどうですか? 先生)はいそこうるさーい (私の隣!?) 賢)よろしくお願いします 結衣)え、あうん 先生)井上ー後で校舎を案内してやってくれ! 結衣)わかり、ました モブ1)ちぇ ーーーーーーーーーーーーーーー 結衣)ここが音楽室。これで終わったわ。他に何かある? 賢)ねぇ (?) 賢)辛くないの? 結衣)なにが? 賢)クラスで浮いてるでしょ? 結衣)あぁそのこと。どうでもいいの、どうせ私は嫌われるんだから。あなたも私のこと嫌いでしょ。隣の席で残念だったわね。 賢)誰もお前を嫌いって言ってないけど 結衣)?!そりゃ初対面だからわかんないかもだけど!私を好きになってくれる人はいないよ! 賢)誰もお前をすきとは言ってないよ 結衣)なんなの?!やっぱり嫌いじゃん! 賢)嫌いとも言ってないけど 結衣)!!ぐぬぬ 賢)!プッ...ククク 結衣)ちょっと!笑わないでくれるかな?! 賢)わりぃわりぃ笑でもなんかあった時は俺にいいな 結衣)なんでよ? 賢)相談乗るし そう言ってあいつは私にべーと舌を出してきた ねぇ 私を好きになってくれる? 私とちょっと意地悪な賢はどうなったのか それは遠い未来の話...

短編小説みんなの答え:1

夢の中で

『うたたねに 恋しき人を 見てしより       夢てふ物に 頼みそめてき』   あの日、あの時から私は夢というものを頼るようになってしまいました。 ────貴方に会うために。 貴方がいる。 貴方と話している。 なんと楽しいことなのでしょう。 私に微笑みかける貴方の顔はとても優しくて、美しい。 その愛おしさに私は貴方へ手を伸ばした・・・・・。 ─────そこで、目が覚めました。 いつの間にか、うたたねをしていたのでしょう。今のが夢であったことに気がつき、私の気分は少し沈みます。 会えない貴方のことを想いすぎてしまっていたのでしょうか。 寂しさから夢を見たのかも知れません。 ・・・・・夢の中ならば、何度でも会えるのですものね。 あなたの優しい顔が、再び頭の中に蘇ります。 ・・・・・もう一度、眠ることが出来たならば、私は貴方に会えるのでしょうか。 少しの期待に身を寄せながら、私は眠りにつきました。 こんにちは、月詠 詩(つくよみ うた)です。 このお話は、上にある小野小町が詠んだ歌を元にして書いたものです。 初めてなので下手です。ご了承ください。

短編小説みんなの答え:6

弔い

左頬が熱くなる。 女子にグーで殴られたのは初めてだった。 目に涙を溜めてプルプルと震える理央。 途端に教室を飛び出して行った。 「……ってーな」 口の中が切れてしまった。 よろけながら立ち上がると、静稀が手を差し伸べてくる。 「そりゃあ、理央の1番の怒りのツボを押しちゃったからねぇ」 「そんなの知んねーし」 手を掴み、やっとの事で体の重心を整える。 すると晴稀が、ある提案を持ちかけてきた。 「図書室、行こうよ」 ◆◇◆◇ 「……こんなとこで何すんの」 「まあいいから」 静稀に窓辺の背の低い本棚に顎で促される。 俺は黙って本棚に腰掛けた。 風が心地良さそうに、静稀は目を閉じる。 「…お前さ、理央に何て言ったの」 「『男みたいな立ち振る舞いが気持ち悪い』って」 「うっわー、ド直球」 静稀は苦笑いする。 けれどすぐに真剣な顔になった。 「これからの話は、真面目に聞いて」 一息置くと、「長くなるかも」と前置きをして、話し始めた。 「僕と理央は幼馴染なんだ。 僕らは小さい頃から遊んでた。 僕、理央、そして理央のお兄さんの3人で。 どんな時も一緒だった。でも、事件が起きた。 理央のお兄さんが、死んだ。 事故だった。 歳も近かったし、理央は僕以上に現実を受け入れられなかったんだ。 理央は学校に行かず閉じこもる様になって、性格も陰気になっていって。 でも、いつもの様に僕が朝、学校へ誘いに行くと、理央が顔を出したんだ。 目の下は赤く腫れてたし、いたたまれない姿だったけど、強く、はっきりと僕に向かって言ったんだ。 『お兄ちゃんの分も、私が生きる。私、お兄ちゃんになる』って。 それから理央の一人称は『俺』になった。 休み時間は男子に混じって外遊び、服装もだんだん男の子っぽくなってきた。 でも、理央は女子である自分も大切にしてたよ。 流行りには敏感だし、女子の輪にも入っていく。 理央は男子からも女子からも、人気だった。 あんなにカリスマ性のある人間は、理央以外に知らないね」 そこまで言うと、晴稀はクスクスと笑った。 けどその目は何処か懐かしそうで、悲しそうに見えた。 「…理央の口調や素振りは確かに男の子だよ。 事情を知らない人は、それこそおかしいと思うはずさ。 でも、あれは理央なりのお兄さんへの弔いなんだ。 お兄さんは、理央と一心同体、同じずつ成長してるんだ。 …だからさ、理央に謝ってあげて欲しい」 俺は何も言えなかった。 転入してきたばっかで、慣れない学校とクラスメイト。 いきなりポニーテールの女子から「俺が学校案内してやるよ」って声をかけられたら、そりゃ指摘する。 でも、俺が間違ってた気がしてきた。 心は、ちゃんと女の子なのに。 傷つきやすいのに。 「…わかったよ」 静稀は半泣きで肩を組んでくる。 「転入生が『りょう』で良かったよ…!」 「ったく、いつも笑ってる静稀も、好きな奴の為になると熱くなるんだな」 「え、ちょっ、凌っ…」 2人で笑い合いながら図書室を後にする。 左頬は、まだ痛い。

短編小説みんなの答え:6

春愁

「この度は、ご卒業おめでとうございます」。その言葉と同時に、体育館内に拍手が湧いた。長く椅子に座っているのも辛かった。花で作られたアーチを通って、後は帰るだけだ。そう、帰るだけだ。 寂しい。これが春愁(しゅんしゅう)か。 ローファーが、時折コツコツと音を立てて揺れる。廊下を歩くと、各教室内の黒板には、教師からなんらかの言葉が書かれている。 綺麗事だな、と少し思う。 教室の窓から下を覗くと、色とりどりな制服、袴が集まっていた。皆が花畑の花のように見えた。それに比べて、自分は1人で教室に居た。今日、泣いてる人が意外と多くて、改めて自分は、中学校になんの思い出も、なんの笑いも涙も無かったのだな、と感じる。 窓から桜の花びらがひとつ、舞い降りてきた。それを手のひらで包むと、その花びらは私の手にピタっと、張り付いた。 その花びらだけは、私に寄り添ってくれている気がした。その途端、 「先輩」という声が聞こえてきた。 後ろを振り返ると、吹奏楽部の後輩くんが居た。いつもの気が強そうな顔をしてる。私は笑って後輩くんに駆け寄った。 「どうしたの、後輩くん」 「…ご卒業おめでとうございます。」 なんだ、彼はわざわざそれを言いに来たのか。少し、笑ってしまった。 「先輩、」 「どうしたの、」 「せんぱい、」 後輩くんは、泣きそうな声で、私の肩に縋りついてきた。 だけど、その腕はすり抜けた。 「先輩、もう3年生ですよね」 「そうだね、」 「先輩、なんで卒業証書貰ってないんですか」 後輩くんの声が、だんだん小さくなっていくのを感じる。それに応えるのに、どうしようと思っている中、窓から、風が吹いた。桜の花びらが、教室にも舞った。 「理由は君が1番知ってるでしょ」 「君の家系、神社とかに関係してるでしょ」 「だから君は、私が見えるの。」 カーテンが揺れる。 「先輩、学校好きですか」 「うん、好きだよ。」 「先輩、卒業しちゃうんですか」 「私は分かんないな」 「先輩、」 「どうしたの」 「俺、先輩の事が」 その時、ぶわっと風が吹いた。そして、最後のチャイムも鳴った。私にとって、最後のチャイムだった。 後輩くんの下の床が濡れてるのを見る。後輩くんは、自分の顔は見せまいと顔を隠している。 そんな彼を見て、 最後のチャイムが鳴ってから、思ってしまった。 「ねぇ、後輩くん」 「私まだここに居ていいのかな」 「こうはいくん」 「俺の血縁が、許してくれるか分かりません」 「なにせ、俺は」 「先輩の存在を消してしまった」 「血を持っているから」 。 お互いに関わりあえなかった幽霊の女の子と後輩くんのお話。 春愁は、春に感じる少し物寂しい気持ち。みたいな感じです。

短編小説みんなの答え:11

フィクションの住民【短編小説】

感情移入しやすい僕にとって、「本」は嫌いなものの1つだ。 いや、正確には、作られた話、つまりフィクションの世界が、だ。 主人公たちがどんなに楽しい想いをしようと、主人公たちがどんなにすごいことを成し遂げようと、「終わり(この物語はフィクションです。)」の一文で全て無かったことになってしまう。全て「真っ赤な嘘」ということになってしまう。 もちろん作り話に嘘も何もないのだが、いつも物語を読み終えると、悲しい気持ちになるのだ。 しかもこの世界には、「幸せ過ぎる話は大体フィクション」というよくわからない法則もある。 「幸せ過ぎるノンフィクション」なんて僕が知っている限り、伝記くらいだ。 ...なんて小難しいことを、僕はいつも考えてしまい、ボーッとしてしまう。 僕はそんなとき、いつも隣にいる彼女に起こされるのだ。 「あれ、またボーッとしてる。起きてー、おーい、まーくーん。」 意識を脳内から現実に戻すと、僕の恋人、五月(さつき)ちゃんが僕の目の前で手を振っていた。 「あ、起きた起きた。ほら、バス、着いたよ。映画館。」 僕達は、自分たちで言うのは違うかもしれないが、非常に仲の良いカップルだ。 お互いがお互いを愛しあっていて、2週に1度はデートに行く。 今日も恋愛映画を観賞しに映画館でデートだ。 1時間50分の観賞時間は本当に楽しかった。 映画の内容も面白かったが、五月と映画を観れることが何よりも幸せだった。 帰りのバスを待っていると、五月が僕の肩をトントン、と叩いて、 「ところでさ、まー君、明々後日、誕生日だよね?」と問いかけてきた。 「うん、そうだよ。」 「じゃあさ、これあげる!」 五月が差し出した包みを広げると、自分好みのカッコいい筆箱が入っていた。 「え!すごいね!でもすごいちゃんとした筆箱じゃん!高かったでしょ!」 「何言ってんのまー君、これ、私が作ったんだよ。」 「ええ!めちゃくちゃクオリティー高いじゃん!本当にもらっていいの!」 「いいよいいよ。まー君にあげるために作ったんだから。でも...その代わり...ずっと私のそばに居てね。ずっとだよ...」 五月は頬を赤らめてそう言った。 僕は、言葉で「もちろん!」と言うのは何か恥ずかしかったので、黙って、五月の手を握った。 ああ、僕達は、幸せ過ぎるくらい幸せだ。 その時、僕の頭に1つの言葉がよぎった。 「幸せ過ぎる話は大体フィクション」 今、僕は幸せ過ぎる。ということは、僕達の存在がフィクションである可能性は十分にある。 ひょっとすれば、僕は、作り話の作者に、やりたいように踊らされているだけなんじゃないか。 「まーくーん!もうバス来たよー!」 !!また考え事をしてしまった。僕達はバスに乗り、他に乗客は居なかったので、2人で並んで座席に座った。 さっき考えたことは多分思い違いだろう。確かに僕は今幸せ過ぎるが、だからと言って「フィクション」と決定付けるのは違う気がする。 「まー君。」 五月が僕の肩にコトン、と傾くような形で倒れこんできた。きっと眠いんだろう。 「五月、寝てもいいよ。」 「ありがとう、まー君。大好きだよ。」 まもなく彼女は寝息をたてて、寝てしまった。 やっぱり僕は幸せだ。でも、幸せということに何か恐怖を感じているのも事実だ。 やっぱり幸せ過ぎる=フィクションなんだろうか。 それを考えなおした時、僕は一気に恐怖に襲われた。 嫌だ。「この物語はフィクションです。」この一言が現れるだけで、僕の、僕達の幸せな日常は全部嘘っぱちということになる。 その時、僕に、いや、この世界に何かが迫って来ている気がした。 僕にはわからないが、何かが。 「ん...?あ...私寝ちゃってた。」 五月が起きた。 「えへへ、ごめんね。」 そういうと五月は僕に抱きついてきた。 やめてくれ。これ以上、幸せを重ねないでくれ。 「この物語はフィクションです。」この一言で、この世界は終わってしまうというのに。 やめてくれ、やめてく... 終わりです。(この物語はフィクションです。) それでは、感想待っています!

短編小説みんなの答え:1

親友との仲直り

あ、今日もやってるな。 音楽室の前を通りかかった時、私はそう感じた。 うちの学校はもうすぐ音楽コンクールに出る。その練習をしているのだろう。みんな必死だ。 私は楽器が上手くないから参加していない。今じゃオーディション前まであった自信なんて一切ない。 そう。忘れもしない二週間前。私はコンクール曲のオーディションに出た。その時私の親友と一緒に出た。 これが間違いだった。 親友は受かり、私は落ちた。 結果が届いた時の、あの親友の顔。嬉しいような、悲しいような、申し訳ないような。 私はあの顔を忘れることができない。 申し訳ないのもあったし、なんであいつがってのもないわけじゃない。 そのことがきっかけで私は自信を無くした。だからオーディションの後一回もピアノに触ってない。 頑張ったのに。今までにないぐらい、すんごく頑張ったのに。 頑張ったら頑張っただけ、自信を無くすことになる。 そんな暗い思い出があるから私はこのコンクール曲を聞くたびに気分が悪くなる。憂鬱だ。 あれから親友との仲は急速に悪くなった。 気まずくてどっちからも話かけない。話す友達が変わってくる。つまり親友は成功者、私は負け組。そんな極端なことまで考えるようになった。 さ、気分が悪くなるからさっさと帰ろう。 次の日… 今日も学校行きたくない。みんなに気を使わせてしまう。気まずいし、みんなを巻き込んでると思うと罪悪感がすごい。 でも親がほぼ追い出すように見送ってきた。だからもういくしかない。 いつものように教室に入る。親友が不安な顔をして本を読んでいた。そして意外なことに私の方に走ってきた。 「あの…由利ちゃん!」 「な、何?」 急に話しかけられてびっくりしたし、ちょっと嫉妬してるって言うのもあったから受け答えが感じ悪くなってしまった。まあいい。ちゃんと聞いてないと。 「あの、私、あの…受かったじゃない?でも、ほかの受かった子が、ちょっとあれで…あの、えっと、だから…」 私の表情が緩む。温かいものが身体中を駆け巡る。じんじんするぐらい早く巡っている。 「また前みたいに、仲良くしてほしいの!」 「もちろんだよ!」 私の口からこんなにさらりとこの言葉が出るなんて思ってもみなかった。 その日からは、あの曲を聞いても気分が悪くならなくなり、学校も楽しみになった。 信頼できる友達がいる。これが嬉しくて、今日も学校へ通う。

短編小説みんなの答え:2

つづく。

道はつづく どこまでも いつまでも 僕はあるく 苦しくても 悲しくても 僕があるく先につづく道は 真っ直ぐだ ただ真っ直ぐだ 目標という道は ずっと つづく _____目標ってなんだろう。 時々僕は考えるんだ。そして目を瞑ると、そこにはただ真っ直ぐに伸びている道があるのが見える。どこまでも続くあの道の先に、きっとゴールとなる目標があって…それは苦しくても、悲しくても、前に進んでいかなければたどり着けないのだと思う。 _____なのに。 「あんた、また学校休むの?」 今僕は母に問いただされている。 「行かない。行っても白い目で見られるだけだよ。」 僕は今、逃げている。前に進むどころか、後ろに下がって行っているような気さえする。 先程言った道なんて何も見えなくなっていた。目を瞑っても真っ暗で何も見えない。まさにお先真っ暗だ。 僕が視線を感じるようになったのは、一ヶ月も前のこと。 最初は髪型や、服装が乱れているからだと思った。でも…次第に【それ】は酷くなっていった。 僕の悪口を言う人間が出てきた。…はじめからいたのかも知れないけど、少なくとも僕の耳に直接入ってくるようなものではなかった。 段々僕は疲れていった。精神的な苦痛に耐えられなくなっていって、とうとう学校に行かなくなった。 (ああ…僕には目標があるのに。) 僕の目標は、〇〇高校に入ること。あそこは学力も高いし、生徒へのケアも手厚い。何より、教育大学への進学率が一番高い。僕は国語教師になりたいと思っている。だから〇〇高校に入るのは大きな目標だ。 …その目標を壊しているのは自分なのに。情けなくって、一歩も歩けない。 僕はもう目標なんか考えたくもなくなっていた。 _____そんなとき。 「〇〇高校に入るの…諦めてみよっか。」 母に突然言われた。 「え…」 一番応援してくれていたのが母だっただけに、驚いた。 「何で…?」 「だって、学校に行くっていう目標も達成できない子が、〇〇高校なんて行けないんじゃない?」 「うっ…」 厳しい一言に僕は撃ち抜かれた。 「確かに…」 母は言う。 「大きな目標なんていらないのよ。」 母は更に続ける。 「大きな目標を持つからプレッシャーも大きくなる。まずは朝だけでも学校に行けるようにする。これも立派な目標でしょう?」 母の言葉に僕はハッとした。今までの僕は、目標は大きくなければならないと思っていた。でも、小さな目標を積み重ねていくことで、大きな目標を達成することができるんだ。 母の微笑みに感謝した。言ってもらえなければ気付けなかった。 「…お母さん」 「ん?」 「ありがとう」 母は照れたように顔をそらしてしまった。 「僕、明日から頑張ってみるよ。」 僕は静かに目を瞑った。そこには、前のようにつづく、目標への道が見えた。 でもその道には、たくさんのゴールがあった。小さなゴールがずっとつづいて、大きなゴールにつながっている。 大きな目標を持つ必要はない。小さなゴールを積み重ね、大きなゴールに向かっていく。 朝。いつものような起きたときの憂鬱感がなかった。爽やかな朝だった。まずは朝だけでも学校に行く。僕の最初の小さな目標。たくさんの目標をクリアしていって、僕は国語教師になりたいと思う。 「行ってきます」 いつもより元気に挨拶をして、僕は学校に向かった______。 追記 通りすがりのポエマーです。これからも書いていきますので温かく見守ってください。 それでは、失礼致します。

短編小説みんなの答え:4

最後の一葉~予想外な終わり方~

みなさんは、「最後の一葉」というお話を知っていますか? ただ今から話す話は、ちょっと違ううのです。 絶対にあなたの予想を裏切ることでしょう。 では、みなさん・・・Are You Ready? *汐里(しおり) *愛菜(まな)      汐里は十二歳の女の子だ。 ふつう十二歳と言ったら、おしゃれしたり、友達と遊んだり、テストの点数で悩んだり・・・ いかにも「青春満喫中!」といった感じだろう。 でも、汐里は違った。そういうことができないのだ。 いじめとかそんなことじゃない。 千人に一人とかの稀にみる病気で、余命が後・・・一カ月しかないのだ。 だから、汐里は今病院に入院している。 「汐里ちゃん。ここにホットミルク置いておくね。」 看護師さんが優しい声で言い、病室を出ていく。 何もそこまで気を使わなくていいのに、と思う。 子供では珍しく、汐里はパニックにならなかったし、泣きもしなかった。ただし家族は大泣きだったが。 まあ、小さなころから病気がちだったので、死と隣り合わせという感情に慣れてしまったのだろう。 ただそんな汐里にも一つだけ気がかりなことがあった。 親友の愛菜のことだ。 愛菜とは、幼稚園のころから仲良しでどんな時も一緒だった。 お茶目で明るい愛菜と、クールで完璧主義の汐里とは、全く性格が違ったが、意外なほどに気が合っていた。 (私が死んだら愛菜悲しむだろうな・・・) 窓の外を見ると、イチョウが黄色に色づいていた。 (もうすぐで冬か…。) 来年はもう私はここにはいないだろう。そう考えると、ほおを涙がつたってきた。 みんなの前では泣かないけれどやはり汐里も悲しくて怖いのだ。 (あーもうっ。ホットミルクでも飲もうっと。) ホットミルクを飲もうかと立ち上がった時、 「汐里!!」 聞きなれた声が病室に飛び込んできた。愛菜だ。 あわてて、後ろを向き涙をぬぐう。 「・・・何?」 「汐里、余命一カ月って本当なの?」 震える声で愛菜が言う。思わず振り返った。 目が赤く泣きはらしている。相当泣いたのだろう。 「・・・そうだよ。」 「嘘だよね・・・嘘って言ってよ!!」 愛菜が飛びついてきた。そのまま抱きとめる。その時、窓の外の もうすぐ冬なのに、まだ青々と生い茂っている木が目に入った。 「・・・愛菜」 「え?」 「わたしは、あの木の葉っぱが全て落ちた時に死ぬんだよ。」 なるべくきっぱりと、でも優しく言った。愛菜も黙る。病室の外からも鼻をすすり上げたような音がする。 言うことはすべて言ったと私がきびすをかえしたとき、愛菜が突然叫んだ。 「でもその木、常緑樹だから、葉っぱ、永遠に落ちないよ!!」 振り返った私の顔がみるみる赤く染まる。 病室の外のすすり声が、いつの間にか、大きな笑い声にかわっていた。 *  *  *  *  *  *  *  * こんにちは!涼香でーす!!長文失礼しました! みなさん見事に予想を裏切られましたか?楽しんでいただけたら嬉しいです。 ちなみに主人公の汐里は、この後、嘘のように病気が治ってしまい、今は三人の子供を持った優しーいお母さんになったそうです。よかったよかった!! では、またどこかで会いましょう! GOODRACK!!☆涼香☆

短編小説みんなの答え:2

真夏の恋は冬実る。

私は天野あかりです。今は電車の中にいます。あ!見えてきました!あそこが私のおばあちゃん家です。とっても田舎だけど村の人はみんな優しくて大好きです!さあ。少しだけお話ししますね。 去年の今頃もここにいたんだ。最初の何日かは家族で過ごしてたんだけど、散歩に行った時1人の少年と出会ったの。 「ねぇ。君、ここの人?」 「あ、こんにちは。違うよ。おばあちゃん家に来てるだけだよ。」 今思えば懐かしくて戻りたい。その日から毎日その子と遊ぶようになった。どんどん仲良くなって毎日離れるのはすごく寂しい。あれ?ただの友達にこんなこと思ったことあったっけ? やっぱり今は大切に今を過ごそう。 そして別れの日。もう会えないのは嫌だったから想いを伝えることにした。 「ねぇ。絶対冬休みも来るからさ。また私と遊んでくれますか?」 「そっか。明日帰っちゃうんだね。もちろん。俺待ってる!」 会えないってこんなに寂しいんだ。なんでいつもいつも。あなたのこと考えちゃって勉強に集中できないじゃない! でも冬休みまで頑張れば会えるんだよね。そしてこの思いを持ち続けたまま、 冬休みになった。 「また帰ってきたよ。」 「おかえり。今回もたくさん遊ぼうね!」 言葉どうり、彼はたくさん私に接してくれて、地元の友達も紹介してくれた。優しい彼が大好き。え?友達として、、なのかな、この気持ち..... それでもまた別れの日はやってくる。ずっとこのままがいいのに。 「明日帰るね。」 「そっか。帰っちゃうのか。あの、さ...。 その。俺と付き合ってくんね?やっぱ半年に一回しか会えないってきつい。そのために母ちゃんにお願いして携帯も買ってもらった。絶対寂しい思いはさせないから。頼む。」 「私。好きな人がいたみたい。」 「え?そっか。ごめんな急に...」 「違うよ!私あなたに恋してる。これが恋って今気づいた。私もあなたが大好きです。付き合ってください。」 あなたのおかげで幸せです。あなたが勇気を出してくれたから、私に今度は支えさせてください。これからもよろしくね!

短編小説みんなの答え:1

舞い散る花びら。

こんにちわんこそば!初投稿です!良かったら読んでみてください 「冬菜~!席替えの席どこだった?」 私は白鳥冬菜(しらとりふゆな)。私のことを呼んでいるのは私たちのムードメーカー、西村楓香(にしむらふうか)。 私はちょっと時間をあけて答えた。 「あの席!楓香は?」 「あそこ!」 「遠いなぁ笑 残念」 そう笑いあいながら席に着いた。 《あ、この人…》と名前もわからない人のことをちらちら見ながら授業を受けた。 「ちょっとちょっと!まなっちの隣地味男じゃんか!!」そう言ったのは男子からモテモテの河野咲(こうのさき)。 「あ!ほんとだぁぁぁぁ!地味男ぉぉ!」 「ちょっと声大きいよ!しー!」注意してくれたのが、元気でおバカな南海奈那子(みなみななこ)。 地味男というのはこのクラスにいる松田洸祐(まつだこうすけ)て人だ! 「そうだぁぁ!思い出したぁぁ!」 「わ!何!びっくりするんだけど!笑」 「そんなにびっくりしなくていいじゃん咲、笑」 そういう会話をして昼休みが終わった。 「次は美術か~」 「そうだね。楓香、美術苦手だもんね。笑」 「そういう冬菜も苦手じゃんか!笑」 「はーい皆さん。今日は、二時間ですよ!ということで隣の席の人の笑顔を書きましょう!まずは窓側の子が先に書きましょう!楽しいですよ!」 「え~むず過ぎな~笑」 そして私は作業に取り掛かった。 「あ、あの、わ、笑って?」 「あ、うん」 《えぇぇ、前髪があってわかんね~》 「あ、あの、ま、前髪あげて?」 「ん」 「あ、ありがとう、ご、ございます?」 《えぇぇぇ、イケメン。普通に。》 私はその隠れイケメンに恋をしてしまった。だって、ズキュンって、ズキュンって、なったから。 このこと楓香たちになんて言えばいいのかな?ん~?そのまま?う~? ここは帰りに経験豊富の咲にいってみるかぁぁ! 「ね!咲!」 「ん?」 「美術の授業でさ、あの人の顔書いたの!」 「うんうん。見てほしいってか?どれどれ。え、へったくそ~笑笑」 「いやでも意外とうまくない?え、鼻とか!笑… いや、そういう話じゃなくて、あの人前髪あげたら意外とイケメンなのよ~!」 「それで?一目ぼれか?」 「え、わかっちゃった?鋭すぎ!」 「だって、耳真っ赤!笑」 「えぇぇぇ!」 「んっふふ」 「笑うなぁ!」 「あ、」 「え?あ、家だ」 「じゃあね!また聞かせて!」 そういって私と咲は解散した。 家に帰るとなぜか胸が苦しくなった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちわんこそば!なー。です! 初投稿!!どうでしたか? アドバイス、感想お待ちしております! 毎日投稿できるかな? じゃあね!わんこそばいばい!

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