双子のハートフルストーリー
僕は五月 病(さつき やまい)、17歳。
僕には双子の弟、冷(れい)がいる。冷は僕に対していつも素っ気ない態度しかとってくれない。だから僕は冷に仕返しをしてやろうと思う。
今日から3日間、冷に話しかけない事にした。そうすれば冷も僕の気持ちを分かってくれるだろう。3日後が楽しみだ、グフフフ…
1日目。冷に話しかけたい。道にカツラが落ちていた事を言いたい。笑わせたい。などと考えている時、冷が僕に向かって言ってきた。
「兄貴、邪魔なんだけど…」
僕は泣きそうになった。言い返そうとしたが我慢した。気を紛らわすため、今日は早く寝た。
僕は冷が「なんか今日の兄貴元気ないな…?」と呟いているのに気付かなかった。
2日目。今日は早起きしたので一人で服を買いにいくことにした。いつもは冷と一緒に行くのだが、今日はそんな気分ではない。
玄関に向かって「いってきます。」と呟く。ああ、やっぱり冷は僕に興味が無いんだな、そう思いながらゆっくりドアを開けた。後ろから足音が聞こえる。なんだ?と思い振り向くと、後ろに寝癖だらけの冷がいた。
「ちょ、兄貴どうしたんだ!?昨日といい今日といい、様子おかしいぞ!?」
あれ?と一瞬戸惑った。こんな冷は初めて見た。なんとなく恥ずかしかったので、すぐに家を出た。
服は買いに行かずに、夜まで近所の公園で暇を潰すことにした。
「二人だったら、こんな時間すぐに終わるんだけどなあ…」
そう思いながらうたた寝した。
3日目。今日はとても体調が悪い。公園に長時間いたせいか、風邪を引いたみたいだ。僕は自分の部屋で休むことにした。誰にも会いたくない気分だったので、部屋に鍵をかけた。
意識がなくなりそうになったその時。
「おい兄貴!!!!!!!ドア開けろ!!!!!開けなかったら蹴破るぞバカ兄貴!!!!!!!!」激しいノックと共に誰かの大声が聞こえる。
「もう誰だようるさいなあ…」と呟きながらゆっくりとドアを開ける。そこにいたのは冷だった。
「え…なんで…」そう言うより前に、冷が僕に抱きついてきた。凄くやつれた顔をしている。泣いているようだったが、恥ずかしいのか顔を隠している。
「冷、何してんの…?学校は…?」と聞く。
すると冷が涙でぐちゃぐちゃになった顔を僕の顔に近づけ、今まで聞いたことのないくらいの大きさの声で僕に言う。
「そんな事どうでもいい!!!!なんで俺に体調悪いって言わなかったんだよ!!!!凄い心配してたんだバカ!!!!!」
僕は泣きそうになった。なんで冷に仕返ししようなんて考えてしまったんだろう。なんで冷を悲しませるようなことしてしまったんだろう。
そう後悔し、涙を流した。冷の頭を撫でながら「ごめん…」と呟く。冷も「ごめん…」と呟く。
それから二人ともずっと無言だったが、二人とも笑っていた。
〜おまけ〜
「ハックション!!!!!!」冷が大きなくしゃみをする。
僕は「ほらー僕に抱きついたりするから風邪移ったじゃんバカだなー」と言う。すると冷が恥ずかしそうに
「あの時は必死で…って何恥ずかしい事言わせんだバカ兄貴!!!!!」と叫ぶ。
なんかこの喧嘩、幸せだな…僕はそう思った。
こんにちは、作者のおのです!!
自分のオリキャラをイチャイチャさせただけの自己満小説でしたが、楽しんで頂けたでしょうか?
是非感想などお待ちしています!!
おのさん(神奈川・13さい)からの相談
とうこう日:2020年7月4日みんなの答え:0件
僕には双子の弟、冷(れい)がいる。冷は僕に対していつも素っ気ない態度しかとってくれない。だから僕は冷に仕返しをしてやろうと思う。
今日から3日間、冷に話しかけない事にした。そうすれば冷も僕の気持ちを分かってくれるだろう。3日後が楽しみだ、グフフフ…
1日目。冷に話しかけたい。道にカツラが落ちていた事を言いたい。笑わせたい。などと考えている時、冷が僕に向かって言ってきた。
「兄貴、邪魔なんだけど…」
僕は泣きそうになった。言い返そうとしたが我慢した。気を紛らわすため、今日は早く寝た。
僕は冷が「なんか今日の兄貴元気ないな…?」と呟いているのに気付かなかった。
2日目。今日は早起きしたので一人で服を買いにいくことにした。いつもは冷と一緒に行くのだが、今日はそんな気分ではない。
玄関に向かって「いってきます。」と呟く。ああ、やっぱり冷は僕に興味が無いんだな、そう思いながらゆっくりドアを開けた。後ろから足音が聞こえる。なんだ?と思い振り向くと、後ろに寝癖だらけの冷がいた。
「ちょ、兄貴どうしたんだ!?昨日といい今日といい、様子おかしいぞ!?」
あれ?と一瞬戸惑った。こんな冷は初めて見た。なんとなく恥ずかしかったので、すぐに家を出た。
服は買いに行かずに、夜まで近所の公園で暇を潰すことにした。
「二人だったら、こんな時間すぐに終わるんだけどなあ…」
そう思いながらうたた寝した。
3日目。今日はとても体調が悪い。公園に長時間いたせいか、風邪を引いたみたいだ。僕は自分の部屋で休むことにした。誰にも会いたくない気分だったので、部屋に鍵をかけた。
意識がなくなりそうになったその時。
「おい兄貴!!!!!!!ドア開けろ!!!!!開けなかったら蹴破るぞバカ兄貴!!!!!!!!」激しいノックと共に誰かの大声が聞こえる。
「もう誰だようるさいなあ…」と呟きながらゆっくりとドアを開ける。そこにいたのは冷だった。
「え…なんで…」そう言うより前に、冷が僕に抱きついてきた。凄くやつれた顔をしている。泣いているようだったが、恥ずかしいのか顔を隠している。
「冷、何してんの…?学校は…?」と聞く。
すると冷が涙でぐちゃぐちゃになった顔を僕の顔に近づけ、今まで聞いたことのないくらいの大きさの声で僕に言う。
「そんな事どうでもいい!!!!なんで俺に体調悪いって言わなかったんだよ!!!!凄い心配してたんだバカ!!!!!」
僕は泣きそうになった。なんで冷に仕返ししようなんて考えてしまったんだろう。なんで冷を悲しませるようなことしてしまったんだろう。
そう後悔し、涙を流した。冷の頭を撫でながら「ごめん…」と呟く。冷も「ごめん…」と呟く。
それから二人ともずっと無言だったが、二人とも笑っていた。
〜おまけ〜
「ハックション!!!!!!」冷が大きなくしゃみをする。
僕は「ほらー僕に抱きついたりするから風邪移ったじゃんバカだなー」と言う。すると冷が恥ずかしそうに
「あの時は必死で…って何恥ずかしい事言わせんだバカ兄貴!!!!!」と叫ぶ。
なんかこの喧嘩、幸せだな…僕はそう思った。
こんにちは、作者のおのです!!
自分のオリキャラをイチャイチャさせただけの自己満小説でしたが、楽しんで頂けたでしょうか?
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おのさん(神奈川・13さい)からの相談
とうこう日:2020年7月4日みんなの答え:0件
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