サーキット・バトル
「ふぅ...明日はいよいよ最後のレースか。」
僕はタナカ。アマチュアレーサーだ。今は大事なグランプリの最中。明日で全ての順位が決まる。緊張しながら、眠りに着いた。
次の日...サーキットに着くと、今までとは格段に違う熱気と興奮で溢れていた。僕のマシンはトヨタのスープラ。番号とスポンサーを背負った唯一無二のお気に入りマシン。こいつで勝つ。
グリッドに着く。シグナルに集中する。
3...2...1...
シグナルが緑になる。全車一斉に飛び出した。エンジンの轟音が響く。
しばらくトップを走っていて、とあることに気づく。「オカダは来ないのか...?」
オカダ...幼なじみでもあり、因縁のライバル。子供の頃から車について話し合っていて、仲が良かった。奴のマシンは日産のGT-Rだ。今まで4戦で2勝2敗。今回どちらが勝つか...絶対自分が勝つ。他のやつなんて気にするな、オカダと自分にだけ気をつけろ。
1周したが、オカダは上がってこない。後ろのヤツらの群れに呑み込まれたか...?
しかし、ファイナルラップに入った途端、状況が変わった。
アマチュアと言えど、チームメイトはいる。サタケだ。そのサタケが
「後ろの集団がクラッシュ!その中から1台上がってくるぞ!」
まさか...オカダか!?
その答えはすぐに分かった。横にGT-Rが並ぶ。オカダだ。
「待たせたな、タナカ!」
ふん、誰も待ってねぇよ。
そうは言っても、こいつが居なければレースにならない。「行くぞ!」
気付けばもう最後のストレート。どちらもゴールを見据えてアクセルを踏み込んでいる。
その時。
キィィィィッッ...しまった!体制が乱れた!
横からオカダに抜かれる。まだ間に合う...何とか立て直した。クラッシュは免れたが、引けを取ってしまった。すかさずアクセルをベタ踏み。
グオオオオオオン、エンジンの回転数とスピードが上がる。負けるかあああっ!
ゴール。結果は...
オカダが勝った。
表彰式では、オカダが表彰台の1位のところに立ってにこやかに笑っているのを、2位のところからぼーっと見ていた。2位か...ちくしょう。
「...良いバトルだった。ありがとう。」
そうオカダに言って、黙ってスープラに乗り込み、僕は走り去ろうとした。その時。「待ってくれ!」
...オカダの声だ。
「タナカ、お前には感謝してる。お前は俺をレースの世界に引きこんでくれた。お前がいなければ俺はここに居なかった。本当にありがとう。」
...。そうかい。良かったな。
「おい、まだ話は終わってないぞ!その...2人でアマチュアチームを立てないか?」
えっ...?僕みたいな弱いやつが...良いのか?
「弱くなんかない、俺にとっては最強の存在だ!頼む、タナカ...チームを作らないか...!」
...分かった。チームを作ろう!
今は、僕とオカダ、あとサタケやその他のメンバーも居る。巷ではアマチュア最強と言われているらしい。でもこれくらいじゃ満足しない。世界に出て、世界一を取るんだ...! ただの車好きな人さん(広島・13さい)からの相談
とうこう日:2020年7月24日みんなの答え:1件
僕はタナカ。アマチュアレーサーだ。今は大事なグランプリの最中。明日で全ての順位が決まる。緊張しながら、眠りに着いた。
次の日...サーキットに着くと、今までとは格段に違う熱気と興奮で溢れていた。僕のマシンはトヨタのスープラ。番号とスポンサーを背負った唯一無二のお気に入りマシン。こいつで勝つ。
グリッドに着く。シグナルに集中する。
3...2...1...
シグナルが緑になる。全車一斉に飛び出した。エンジンの轟音が響く。
しばらくトップを走っていて、とあることに気づく。「オカダは来ないのか...?」
オカダ...幼なじみでもあり、因縁のライバル。子供の頃から車について話し合っていて、仲が良かった。奴のマシンは日産のGT-Rだ。今まで4戦で2勝2敗。今回どちらが勝つか...絶対自分が勝つ。他のやつなんて気にするな、オカダと自分にだけ気をつけろ。
1周したが、オカダは上がってこない。後ろのヤツらの群れに呑み込まれたか...?
しかし、ファイナルラップに入った途端、状況が変わった。
アマチュアと言えど、チームメイトはいる。サタケだ。そのサタケが
「後ろの集団がクラッシュ!その中から1台上がってくるぞ!」
まさか...オカダか!?
その答えはすぐに分かった。横にGT-Rが並ぶ。オカダだ。
「待たせたな、タナカ!」
ふん、誰も待ってねぇよ。
そうは言っても、こいつが居なければレースにならない。「行くぞ!」
気付けばもう最後のストレート。どちらもゴールを見据えてアクセルを踏み込んでいる。
その時。
キィィィィッッ...しまった!体制が乱れた!
横からオカダに抜かれる。まだ間に合う...何とか立て直した。クラッシュは免れたが、引けを取ってしまった。すかさずアクセルをベタ踏み。
グオオオオオオン、エンジンの回転数とスピードが上がる。負けるかあああっ!
ゴール。結果は...
オカダが勝った。
表彰式では、オカダが表彰台の1位のところに立ってにこやかに笑っているのを、2位のところからぼーっと見ていた。2位か...ちくしょう。
「...良いバトルだった。ありがとう。」
そうオカダに言って、黙ってスープラに乗り込み、僕は走り去ろうとした。その時。「待ってくれ!」
...オカダの声だ。
「タナカ、お前には感謝してる。お前は俺をレースの世界に引きこんでくれた。お前がいなければ俺はここに居なかった。本当にありがとう。」
...。そうかい。良かったな。
「おい、まだ話は終わってないぞ!その...2人でアマチュアチームを立てないか?」
えっ...?僕みたいな弱いやつが...良いのか?
「弱くなんかない、俺にとっては最強の存在だ!頼む、タナカ...チームを作らないか...!」
...分かった。チームを作ろう!
今は、僕とオカダ、あとサタケやその他のメンバーも居る。巷ではアマチュア最強と言われているらしい。でもこれくらいじゃ満足しない。世界に出て、世界一を取るんだ...! ただの車好きな人さん(広島・13さい)からの相談
とうこう日:2020年7月24日みんなの答え:1件
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すごく良かった! タナカとオカダの友情がとても良かったです!!
未来への希望に満ち溢れていて、とても幸せな気持ちになる感動的なラストも最高でした! レミー任天堂大好きさん(選択なし・13さい)からの答え
とうこう日:2020年7月29日
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