愛してたよ、君のこと。
高校1年、人生で初めての彼氏ができた。中学からの片思いだった。本当に心から好きと言える人と結ばれた、と笑顔になった。浮かれた気持ちでLINEを送る。司(つかさ)と表示された画面を見てはやきもきしていた。一緒に帰ったりデートしたり。甘い甘い幸せな日々だった。幸せだったのに。
それから2ヶ月。司との甘い日々は長くは続かなかった。一緒に帰れなかったり、デートを断られたり…しかもLINEが全く返ってこなくなった。1日に1回くらいしか返信が無い。おかしい。前までは送ればすぐに返信があったのに。浮気…?司にかぎってそんな事はない、と自分に言い聞かせる。きっと忙しいんだ。
「司、今度の日曜デートいかない?動物園行きたい!」
「あ、詩音…ごめん…その日アキと出かける約束しちゃった…また誘って!ほんとごめん」
「わかった…」
またこれだ。「アキと出かける」アキくんは、司の幼なじみでかなりのイケメン男子だ。最近このアキと出かける、だとかアキの宿題手伝う、とかいう理由でいろんなことを断られてる。私のことがめんどくさくなったのかな…ふとそう思ってしまってこぼれかけた涙をこらえる。一旦司と距離を置いてみよう。そう決め、気分転換にいつもと違う道で帰ろうと思って歩き出し、しばらくした頃だった。目の前には司とアキくん。2人は道で手を繋いでいた。私は目を見開いた。おふざけなのかな、と目をそらそうとした時だった。2人の顔が重なった。私は即座に顔を上げる。どういうこと…?キス…したの…?2人の姿をとらえた私の目は動かない。2人は繋いでいた手をパッと離すと指を絡め、いわゆる恋人繋ぎをしだした。私はもう見ていられなくなって静かに来た道を走って戻った。息を整える暇も無く涙があふれる。私じゃダメなのかな、私には無いものがあったのかな、って1度出てきた気持ちは止まらない。それからいろんなことを考えて、眠れなかった。学校では今日も仲良さそうにアキくんと司が話している。きのうの光景と照らし合わせて唇を噛む。司の方へゆっくり歩み寄る。
「今日の放課後ちょっと時間空けて、ほんとにちょっとでいいから」
うつむいたまま一息で言い切った。
「わかった」
その言葉を聞いてすぐ、逃げるように立ち去った。放課後になるのはあっという間だった。誰もいない教室に司がやって来る。私はしっかり顔を上げて、司の目を見て話す。
「昨日、何してたの。アキくんとキス、してたよね」
「……詩音に話したい事がある」
そう言うと私の手を引いて学校の玄関まで連れて行った。そこにはアキくんがいた。
「俺は、アキと付き合ってる」
「え、は、どういうこと」
「俺とアキは付き合ってる。今まで言えて無くてごめん。伝える勇気が無かった。でも俺が詩音を好きだった事に変わりはない。2ヶ月、ありがとう。でも昔からアキのことが好きだったって気づいた自分の気持ちに素直になりたい。」
そこまで聞いて私は自分が泣いている事に気づく。
「え、あ、うわ、ごめん…涙止まんない…まず伝えたいのは…正直に話してくれたこと、ありがとう。でも隠してたのは傷ついた。私怖かったから…司に何かしたのかな、って。理由、ちゃんとわかってスッキリした。」
「ごめん…」
「私…司のこと、愛してるよ、今でも。でも愛してるからこそ司には幸せになって欲しい。」
司の頬に涙が流れた。
「司、ありがとう。愛してたよ。」
そう言うと2人は雨の中、外へと消えていった。「愛してた」なんて嘘。今でも愛してる。でも司みたいに幸せを掴みたい。自分の手で。
私の春がまだ青いうちに。
小鳥遊さん(選択なし・14さい)からの相談
とうこう日:2020年7月26日みんなの答え:0件
それから2ヶ月。司との甘い日々は長くは続かなかった。一緒に帰れなかったり、デートを断られたり…しかもLINEが全く返ってこなくなった。1日に1回くらいしか返信が無い。おかしい。前までは送ればすぐに返信があったのに。浮気…?司にかぎってそんな事はない、と自分に言い聞かせる。きっと忙しいんだ。
「司、今度の日曜デートいかない?動物園行きたい!」
「あ、詩音…ごめん…その日アキと出かける約束しちゃった…また誘って!ほんとごめん」
「わかった…」
またこれだ。「アキと出かける」アキくんは、司の幼なじみでかなりのイケメン男子だ。最近このアキと出かける、だとかアキの宿題手伝う、とかいう理由でいろんなことを断られてる。私のことがめんどくさくなったのかな…ふとそう思ってしまってこぼれかけた涙をこらえる。一旦司と距離を置いてみよう。そう決め、気分転換にいつもと違う道で帰ろうと思って歩き出し、しばらくした頃だった。目の前には司とアキくん。2人は道で手を繋いでいた。私は目を見開いた。おふざけなのかな、と目をそらそうとした時だった。2人の顔が重なった。私は即座に顔を上げる。どういうこと…?キス…したの…?2人の姿をとらえた私の目は動かない。2人は繋いでいた手をパッと離すと指を絡め、いわゆる恋人繋ぎをしだした。私はもう見ていられなくなって静かに来た道を走って戻った。息を整える暇も無く涙があふれる。私じゃダメなのかな、私には無いものがあったのかな、って1度出てきた気持ちは止まらない。それからいろんなことを考えて、眠れなかった。学校では今日も仲良さそうにアキくんと司が話している。きのうの光景と照らし合わせて唇を噛む。司の方へゆっくり歩み寄る。
「今日の放課後ちょっと時間空けて、ほんとにちょっとでいいから」
うつむいたまま一息で言い切った。
「わかった」
その言葉を聞いてすぐ、逃げるように立ち去った。放課後になるのはあっという間だった。誰もいない教室に司がやって来る。私はしっかり顔を上げて、司の目を見て話す。
「昨日、何してたの。アキくんとキス、してたよね」
「……詩音に話したい事がある」
そう言うと私の手を引いて学校の玄関まで連れて行った。そこにはアキくんがいた。
「俺は、アキと付き合ってる」
「え、は、どういうこと」
「俺とアキは付き合ってる。今まで言えて無くてごめん。伝える勇気が無かった。でも俺が詩音を好きだった事に変わりはない。2ヶ月、ありがとう。でも昔からアキのことが好きだったって気づいた自分の気持ちに素直になりたい。」
そこまで聞いて私は自分が泣いている事に気づく。
「え、あ、うわ、ごめん…涙止まんない…まず伝えたいのは…正直に話してくれたこと、ありがとう。でも隠してたのは傷ついた。私怖かったから…司に何かしたのかな、って。理由、ちゃんとわかってスッキリした。」
「ごめん…」
「私…司のこと、愛してるよ、今でも。でも愛してるからこそ司には幸せになって欲しい。」
司の頬に涙が流れた。
「司、ありがとう。愛してたよ。」
そう言うと2人は雨の中、外へと消えていった。「愛してた」なんて嘘。今でも愛してる。でも司みたいに幸せを掴みたい。自分の手で。
私の春がまだ青いうちに。
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