Last’ summer (最後の夏)
私の名前は、蘭。
私には、潤という友達がいる。
私と潤は、病気を背負っていて、潤の病気は、命に関わるらしい。
そのため、私達は、特別教室で授業を受けていた。
そして、私達の先生は、要先生と言って、とてもアホで、バカな教師だ。
私は、朝食を食べ、学校へと向かった。
「はぁ、暑い...」
今年の夏は、去年より暑い。
私は、途中でお茶を買い、学校へ向かった。
その時、後ろから声が聞こえてきた。
「お〜い!らーーーんーーー!」
振り向くと、背の高い青年が、走ってきていた。
そう、潤だ。
「ふぅ、やっと追いついた。」
「よくこんな炎天下の中、走れるね。」
「あはは、まぁね!」
潤が無邪気に笑った。
こういう時、胸がドキッとする。
そう思っていた時、
「おい!遅いぞ!」
と、声が聞こえてきた。
学校の方を見ると、そこには、要先生が立っていた。
「はぁ、いつも自分が遅刻してる癖によく言えますね。」
「ギクっ!」
「確かに、毎日先生遅れているよね〜。」
「ウッ...」
「ほら、潤にも言われてますよ〜。か・な・め・さ・ん〜。」
「誰が、クソ教師だ〜!!!」
クソ教師までは、言ってないけど、私は、潤を連れて校舎へ、入った。
そして、そんな生活が一ヶ月ほど続き、夏休みに入った。
潤は、学校で、夏季講習を受けていた。
自分で言うのもあれだけど、私は、潤よりかは、頭が良いので、夏季講習には、行っていなかった。
「はぁ、暇だな〜。」
その暇を遮る様に、二階から、
「蘭!ヒマワリに水、あげなさいよ!」
と、お母さんの声が聞こえてきた。
一週間前の事...
「なぁ、思ったんだよ。」
「どうしたんですか。先生。」
「この学校には......ヒマワリが無い!!!!!」
「は?」
私は、潤と声を合わせて言った。
「は?じゃない!この学校には、ヒマワリが無いから夏休みの間に育てろ〜!!!」
何で急に言い出すんだ。この教師は。
小学生じゃあるまいし、あの教師は、頭の中どうなっているんだ。
私は、そんな事を考えながら、水を汲みにいった。
そして、夏休みが、終わる頃...
「あ、種が落ちてる。」
ヒマワリの種が落ちていて、一個だけ残っていた。
「潤は、何してるかな。」
そう呟いて、最後の種を取った。
その時、携帯が、震えた。
その、電話の主は、要先生だった。
「どうしたんですか?」
「大変なんだ!」
「あぁ、ヒマワリの事ですか?」
「違う!潤が倒れたんだ!」
「えっ!本当ですか?!」
「あぁ、病院に来てくれ!」
私は、不意に、ポケットに最後の種を入れ、病院へ、走った。
私は、勢い良く、病室のドアを開けた。
「潤!大丈夫!?」
「うん。なんとか。」
潤は、元気じゃなかった。
まるで、今にも死んでしまいそうな。
そして、潤は、掠れた声で、
「これ、貰って。」
と、言った。
その手にあったのは、ヒマワリの種。
それを受け取って、私は、潤を抱き締めた。
だって、もう二度と潤に会えないと思ったから。
そして、潤は、私に笑い掛けたあと、ゆっくりと目を閉じた。
この時、潤の命と、潤にとって、最後の夏が終わった。
でも、私と、潤のヒマワリは、永遠に咲き続けた... かきのみさん(神奈川・10さい)からの相談
とうこう日:2020年8月16日みんなの答え:0件
私には、潤という友達がいる。
私と潤は、病気を背負っていて、潤の病気は、命に関わるらしい。
そのため、私達は、特別教室で授業を受けていた。
そして、私達の先生は、要先生と言って、とてもアホで、バカな教師だ。
私は、朝食を食べ、学校へと向かった。
「はぁ、暑い...」
今年の夏は、去年より暑い。
私は、途中でお茶を買い、学校へ向かった。
その時、後ろから声が聞こえてきた。
「お〜い!らーーーんーーー!」
振り向くと、背の高い青年が、走ってきていた。
そう、潤だ。
「ふぅ、やっと追いついた。」
「よくこんな炎天下の中、走れるね。」
「あはは、まぁね!」
潤が無邪気に笑った。
こういう時、胸がドキッとする。
そう思っていた時、
「おい!遅いぞ!」
と、声が聞こえてきた。
学校の方を見ると、そこには、要先生が立っていた。
「はぁ、いつも自分が遅刻してる癖によく言えますね。」
「ギクっ!」
「確かに、毎日先生遅れているよね〜。」
「ウッ...」
「ほら、潤にも言われてますよ〜。か・な・め・さ・ん〜。」
「誰が、クソ教師だ〜!!!」
クソ教師までは、言ってないけど、私は、潤を連れて校舎へ、入った。
そして、そんな生活が一ヶ月ほど続き、夏休みに入った。
潤は、学校で、夏季講習を受けていた。
自分で言うのもあれだけど、私は、潤よりかは、頭が良いので、夏季講習には、行っていなかった。
「はぁ、暇だな〜。」
その暇を遮る様に、二階から、
「蘭!ヒマワリに水、あげなさいよ!」
と、お母さんの声が聞こえてきた。
一週間前の事...
「なぁ、思ったんだよ。」
「どうしたんですか。先生。」
「この学校には......ヒマワリが無い!!!!!」
「は?」
私は、潤と声を合わせて言った。
「は?じゃない!この学校には、ヒマワリが無いから夏休みの間に育てろ〜!!!」
何で急に言い出すんだ。この教師は。
小学生じゃあるまいし、あの教師は、頭の中どうなっているんだ。
私は、そんな事を考えながら、水を汲みにいった。
そして、夏休みが、終わる頃...
「あ、種が落ちてる。」
ヒマワリの種が落ちていて、一個だけ残っていた。
「潤は、何してるかな。」
そう呟いて、最後の種を取った。
その時、携帯が、震えた。
その、電話の主は、要先生だった。
「どうしたんですか?」
「大変なんだ!」
「あぁ、ヒマワリの事ですか?」
「違う!潤が倒れたんだ!」
「えっ!本当ですか?!」
「あぁ、病院に来てくれ!」
私は、不意に、ポケットに最後の種を入れ、病院へ、走った。
私は、勢い良く、病室のドアを開けた。
「潤!大丈夫!?」
「うん。なんとか。」
潤は、元気じゃなかった。
まるで、今にも死んでしまいそうな。
そして、潤は、掠れた声で、
「これ、貰って。」
と、言った。
その手にあったのは、ヒマワリの種。
それを受け取って、私は、潤を抱き締めた。
だって、もう二度と潤に会えないと思ったから。
そして、潤は、私に笑い掛けたあと、ゆっくりと目を閉じた。
この時、潤の命と、潤にとって、最後の夏が終わった。
でも、私と、潤のヒマワリは、永遠に咲き続けた... かきのみさん(神奈川・10さい)からの相談
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