【#短編小説】もう一度、仲間と
※これは、脱獄を推奨するものではありません
俺はベン。一緒にいるのが、友達のシンジとケンタ。実は、今いるのは刑務所なんだ。強盗殺人犯として、捕まった。冤罪なんだけどね。抵抗しても変わらなかったから、
「脱獄しちゃう?」
って言った。皆賛成して、脱獄計画を進めている。昨日は、ケンタの活躍で、スタンガンをゲット。そして今日脱獄を実行する。今あるのは、スタンガン、非常口の鍵、ピンセット、懐中電灯、そしてロープ。これらを使わないといけない。
「ふう…。緊張するな。」
「ここまでやって来たもんね!」
あ、夜の確認とか、必要かな。
「夜、どうするか、確認しとく?」
皆がうなずいた。
「えーと、確か、この側構に入って…」
「一旦食堂に行くんだよ、シンジ。」
忘れっぽいシンジは、ちょっと心配だな。
「あそっか。それで、そこから出て、階段を下りる。」
「そうそう。二手に分かれて、1人はピンセットで鍵を開けて、後の2人は、看守を見張る。」
「俺とシンジは見張り、ケンタは鍵を開けるんだよね。」
忘れないようにしなきゃ。
「ん。それで鍵を開けたら、向こうにある非常口を開ける…。」
こんな流れか。把握した。
「んじゃ、夜、この側構でな。」
俺が言って、皆は別れた。
日中は各々の行動をし、あっという間に夜を迎えた。食堂につくと、側構を下りる。
「じゃ、ケンタ、任せたよ。」
「おう!」
俺とシンジは階段の上に。呼吸でさえ誰かに聞こえてしまいそうだ。
「そこにいるのは誰だ!」
看守の声だ。見付かってしまった。
「こっちだ!」
俺はシンジを連れて、逃げる。食堂の横を通り、風呂場の近くへ。
「はぁっはぁっ。」
体力の無いシンジは、荒い呼吸をしている。
(シンジ…)
シンジを置いていく訳にもいかない。かといって捕まるわけにもいかない。どうしようか迷っていた、その時、
「とどけぇ!!!」
シンジは持っていたスタンガンを投げつけた。俺はキャッチをする。風呂場を曲がって、作業場に着いた。
「はぁ…はぁ…。」
もう看守は追ってこない。逃げ切れた。
(シンジ…)
シンジは捕まってしまったようだ。
(どうしよう…)
考えていた、その時。
「いたぞ!」
また看守だ。
「!!」
これはチャンスだ。スタンガンを使って、看守を止められるかもしれない。
(いくぞ!)
バチィィ…
看守を止めることに成功した。
(今のうちに…)
ケンタの元へ向かった。
「おーい、ケンタ。開いたか?」
声がしない。扉のところに行った。
「え…。」
ケンタはそこに居なかった。鍵は開いているのに。
(非常口の鍵は、俺が持っている。ということは…。)
ケンタも…捕まってしまった。
「くそっ!」
俺一人しか、脱獄できないのか?
(とりあえず、ここから出よう。)
このままでは、俺まで捕まってしまう。俺は鍵を開け、外へ。
(一体、どうすれば…。)
中にいれば捕まってしまう。外でしか方法はない。
(考えろ…考えろ…。)
ふと、手元にあるロープを見た。念のために取っておいたものだ。
「!!」
気付いた。
(これなら、いけるかもしれない。)
着いたところは、独房の外だった。一度、看守に見せてもらったことがある。シンジ逹は、ここにいるかもしれない。通気口から、ロープを垂らす。しばらくすると、ロープが少し引っ張られた。
「ああ、やっぱりいた。それにつかまって、ここから出てくれ。」
ロープに手応えを感じた。俺はロープを引いていく。シンジが出てきた。
「ベン!どうしてここに?」
「俺だけ出たら、2人に申し訳なかったから。お前のスタンガン、なかったら捕まってたし。どうしようか考えてたんだ。だったら、2人は独房にいるんじゃないかって。それで、このロープを使って助けたんだ。ケンタも助けるから、待ってて。」
俺は横の独房に、ロープを垂らした。しばらくすると手応えを感じ、引っ張った。そしてケンタが出てきた。
「これで俺達…」
「抜け出せたね!3人で!」
もう一度一緒になれたことが、何よりも嬉しかった。俺達は、森へ走った。
「楽しいね。」
シンジが言った。
「ああ、そうだな。」
俺とケンタは、そう言った。この時間、これからも続いてほしいな。
どもこん!さっぴでーす!!皆さんいかがでしたか?感想、お待ちしてまーす!!では! さっぴ@日常組大好きさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年8月20日みんなの答え:2件
俺はベン。一緒にいるのが、友達のシンジとケンタ。実は、今いるのは刑務所なんだ。強盗殺人犯として、捕まった。冤罪なんだけどね。抵抗しても変わらなかったから、
「脱獄しちゃう?」
って言った。皆賛成して、脱獄計画を進めている。昨日は、ケンタの活躍で、スタンガンをゲット。そして今日脱獄を実行する。今あるのは、スタンガン、非常口の鍵、ピンセット、懐中電灯、そしてロープ。これらを使わないといけない。
「ふう…。緊張するな。」
「ここまでやって来たもんね!」
あ、夜の確認とか、必要かな。
「夜、どうするか、確認しとく?」
皆がうなずいた。
「えーと、確か、この側構に入って…」
「一旦食堂に行くんだよ、シンジ。」
忘れっぽいシンジは、ちょっと心配だな。
「あそっか。それで、そこから出て、階段を下りる。」
「そうそう。二手に分かれて、1人はピンセットで鍵を開けて、後の2人は、看守を見張る。」
「俺とシンジは見張り、ケンタは鍵を開けるんだよね。」
忘れないようにしなきゃ。
「ん。それで鍵を開けたら、向こうにある非常口を開ける…。」
こんな流れか。把握した。
「んじゃ、夜、この側構でな。」
俺が言って、皆は別れた。
日中は各々の行動をし、あっという間に夜を迎えた。食堂につくと、側構を下りる。
「じゃ、ケンタ、任せたよ。」
「おう!」
俺とシンジは階段の上に。呼吸でさえ誰かに聞こえてしまいそうだ。
「そこにいるのは誰だ!」
看守の声だ。見付かってしまった。
「こっちだ!」
俺はシンジを連れて、逃げる。食堂の横を通り、風呂場の近くへ。
「はぁっはぁっ。」
体力の無いシンジは、荒い呼吸をしている。
(シンジ…)
シンジを置いていく訳にもいかない。かといって捕まるわけにもいかない。どうしようか迷っていた、その時、
「とどけぇ!!!」
シンジは持っていたスタンガンを投げつけた。俺はキャッチをする。風呂場を曲がって、作業場に着いた。
「はぁ…はぁ…。」
もう看守は追ってこない。逃げ切れた。
(シンジ…)
シンジは捕まってしまったようだ。
(どうしよう…)
考えていた、その時。
「いたぞ!」
また看守だ。
「!!」
これはチャンスだ。スタンガンを使って、看守を止められるかもしれない。
(いくぞ!)
バチィィ…
看守を止めることに成功した。
(今のうちに…)
ケンタの元へ向かった。
「おーい、ケンタ。開いたか?」
声がしない。扉のところに行った。
「え…。」
ケンタはそこに居なかった。鍵は開いているのに。
(非常口の鍵は、俺が持っている。ということは…。)
ケンタも…捕まってしまった。
「くそっ!」
俺一人しか、脱獄できないのか?
(とりあえず、ここから出よう。)
このままでは、俺まで捕まってしまう。俺は鍵を開け、外へ。
(一体、どうすれば…。)
中にいれば捕まってしまう。外でしか方法はない。
(考えろ…考えろ…。)
ふと、手元にあるロープを見た。念のために取っておいたものだ。
「!!」
気付いた。
(これなら、いけるかもしれない。)
着いたところは、独房の外だった。一度、看守に見せてもらったことがある。シンジ逹は、ここにいるかもしれない。通気口から、ロープを垂らす。しばらくすると、ロープが少し引っ張られた。
「ああ、やっぱりいた。それにつかまって、ここから出てくれ。」
ロープに手応えを感じた。俺はロープを引いていく。シンジが出てきた。
「ベン!どうしてここに?」
「俺だけ出たら、2人に申し訳なかったから。お前のスタンガン、なかったら捕まってたし。どうしようか考えてたんだ。だったら、2人は独房にいるんじゃないかって。それで、このロープを使って助けたんだ。ケンタも助けるから、待ってて。」
俺は横の独房に、ロープを垂らした。しばらくすると手応えを感じ、引っ張った。そしてケンタが出てきた。
「これで俺達…」
「抜け出せたね!3人で!」
もう一度一緒になれたことが、何よりも嬉しかった。俺達は、森へ走った。
「楽しいね。」
シンジが言った。
「ああ、そうだな。」
俺とケンタは、そう言った。この時間、これからも続いてほしいな。
どもこん!さっぴでーす!!皆さんいかがでしたか?感想、お待ちしてまーす!!では! さっぴ@日常組大好きさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年8月20日みんなの答え:2件
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いつも拝見させていただいてます! いつも拝見させていただいてます!シンジ、ケンタの視点があったので、まさかベンも…。と思ってたのですが、やはりあったんですね!嬉しいです!!3人の視点を読み比べると、とても友情を感じることができました!!とても面白かったです!また書いてください! レイルさん(宮城・11さい)からの答え
とうこう日:2020年8月21日 -
さっぴちゃん!こんにちは! 面白いお話ありがとう!!
仲間との絆が深くて脱獄だけど
いい話しだったよ!!(笑)
改めて仲間の大切さに気づかされた
素晴らしい小説だと思ったよ!
これからもよろしく!さっぴちゃん! みおりぬ(元ちゃろりぬ)さん(選択なし・14さい)からの答え
とうこう日:2020年8月21日
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