あの子は誰だったんだろう?
小学生の夏休み。僕はおばあちゃんの家に、家族で泊まりに行った。
ドアの前までくると、お婆ちゃんが出迎えてくれた。
「お婆ちゃん、久しぶりだね。」と僕がいうと、
「久しぶりだねえ〜。こんなに大きくなって。さあさ、お入り。」と言って、家の中へ連れてってくれた。
お婆ちゃんは、お爺ちゃんが亡くなって、一人で暮らしていてるから、
僕達が、来るのを凄く楽しみにしている。
お婆ちゃんの家に、行くと決まって行くところがある、それは庭だ。
庭にはお婆ちゃんの子供の時からある、木が生えていて、僕はその木を眺めるのが、昔から好きなんだ。
僕はお婆ちゃんに了承を得て、庭に走った。
庭に着くと、大きくて立派な木が、見えた。木は前来たよりも、少しずつ成長していた。
もっと近くでみようと、歩いて行くと木の裏から、ヒョコッと、小さな女の子が出てきた。
僕は驚いた声を出して、尻餅をついて、戸惑っていると、女の子が僕の手を引っ張ってくれた。
その手が、とても冷たかったことを、今でも覚えている。
立ち上がって、女の子をよく見ると、可愛いお花の髪飾りを付けていて、赤色のワンピースを着ていた。
僕が「ありがとう…一体君は誰?」と尋ねると、女の子は、下を見ながら、「…ゆうこ」と呟いた。
どうやって、ここに来たのかな?誰だろう?と考えていると、お腹がなっている音がした。
音の正体はゆうこからだった。お腹が空いている子には、何か食べさせなさいと、お母さんが言ったので、
「よかったら、僕のお婆ちゃんが育ててる桃をたべていきなよ!」
と言い、桃を台所から持ってきて、一緒に食べた。
女の子は、満足そうにしていた。
僕は桃を頬張りながら、気になったことを、質問してみた。
「君はどこからきたの?どうやってここに来たの?」
すると、ゆうこはこう言った、「分からない…でもね、私がいた場所は毎日サイレンの音がしてた。」
この時、僕はただ、うるさい場所に住んでいるんだな。と思っていた。
僕たちは、桃が食べ終わって、二人でお話や、双六やけん玉などで、遊んでいた。
ゆうこは、とても笑っていて、僕まで嬉しくなった。
やがて、日が暮れ、ひぐらしが鳴く頃時間になった。
また遊ぼうね!と声をかけようとした時、
少女は、もういなかった。
僕が、夕飯を食べている時に、
今日あったことを、家族に伝えると、お婆ちゃんが、とても驚いていた。
何故驚いているのか、聞いてみると…
ゆうこは、戦時中に亡くなってしまった、お婆ちゃんの友達だったそう。
夕飯を片付けている時に、お婆ちゃんが、昔の写真を見せてくれた。
確かにそこには、ゆうこの姿があった。ちゃんと、可愛らしいお花の髪飾りがある。
僕は、お婆ちゃんにこう言った。
「ゆうこ、嬉しそうに、笑ってたよ。」
お婆ちゃんは、泣きそうに、
「よかったねぇ…あの子が、笑ってくれて…」
それから、15歳になった僕は、今でもこの事を忘れてはいない。
ーーーーーーーーーーーーーーー
皆さんこんにちわ!mizuiro Mirai.です
今回初めて、短編小説を書いたのですが、書くのに、一苦労しました。
よかったら、感想お願いします!
Mizuiro mirai.さん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2020年11月14日みんなの答え:2件
ドアの前までくると、お婆ちゃんが出迎えてくれた。
「お婆ちゃん、久しぶりだね。」と僕がいうと、
「久しぶりだねえ〜。こんなに大きくなって。さあさ、お入り。」と言って、家の中へ連れてってくれた。
お婆ちゃんは、お爺ちゃんが亡くなって、一人で暮らしていてるから、
僕達が、来るのを凄く楽しみにしている。
お婆ちゃんの家に、行くと決まって行くところがある、それは庭だ。
庭にはお婆ちゃんの子供の時からある、木が生えていて、僕はその木を眺めるのが、昔から好きなんだ。
僕はお婆ちゃんに了承を得て、庭に走った。
庭に着くと、大きくて立派な木が、見えた。木は前来たよりも、少しずつ成長していた。
もっと近くでみようと、歩いて行くと木の裏から、ヒョコッと、小さな女の子が出てきた。
僕は驚いた声を出して、尻餅をついて、戸惑っていると、女の子が僕の手を引っ張ってくれた。
その手が、とても冷たかったことを、今でも覚えている。
立ち上がって、女の子をよく見ると、可愛いお花の髪飾りを付けていて、赤色のワンピースを着ていた。
僕が「ありがとう…一体君は誰?」と尋ねると、女の子は、下を見ながら、「…ゆうこ」と呟いた。
どうやって、ここに来たのかな?誰だろう?と考えていると、お腹がなっている音がした。
音の正体はゆうこからだった。お腹が空いている子には、何か食べさせなさいと、お母さんが言ったので、
「よかったら、僕のお婆ちゃんが育ててる桃をたべていきなよ!」
と言い、桃を台所から持ってきて、一緒に食べた。
女の子は、満足そうにしていた。
僕は桃を頬張りながら、気になったことを、質問してみた。
「君はどこからきたの?どうやってここに来たの?」
すると、ゆうこはこう言った、「分からない…でもね、私がいた場所は毎日サイレンの音がしてた。」
この時、僕はただ、うるさい場所に住んでいるんだな。と思っていた。
僕たちは、桃が食べ終わって、二人でお話や、双六やけん玉などで、遊んでいた。
ゆうこは、とても笑っていて、僕まで嬉しくなった。
やがて、日が暮れ、ひぐらしが鳴く頃時間になった。
また遊ぼうね!と声をかけようとした時、
少女は、もういなかった。
僕が、夕飯を食べている時に、
今日あったことを、家族に伝えると、お婆ちゃんが、とても驚いていた。
何故驚いているのか、聞いてみると…
ゆうこは、戦時中に亡くなってしまった、お婆ちゃんの友達だったそう。
夕飯を片付けている時に、お婆ちゃんが、昔の写真を見せてくれた。
確かにそこには、ゆうこの姿があった。ちゃんと、可愛らしいお花の髪飾りがある。
僕は、お婆ちゃんにこう言った。
「ゆうこ、嬉しそうに、笑ってたよ。」
お婆ちゃんは、泣きそうに、
「よかったねぇ…あの子が、笑ってくれて…」
それから、15歳になった僕は、今でもこの事を忘れてはいない。
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皆さんこんにちわ!mizuiro Mirai.です
今回初めて、短編小説を書いたのですが、書くのに、一苦労しました。
よかったら、感想お願いします!
Mizuiro mirai.さん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2020年11月14日みんなの答え:2件
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素敵ですね! 私も似たお話を書いたことがあったのですが、この小説は「おばあちゃんのお友達」という設定が良いなあと思いました(*´`)
主人公は、人を大切にできる大人に育っていくのかなぁ…とか、思わず妄想してしまいました(笑)
あと全体的に可愛い雰囲気で、癒されました!
素敵なお話ありがとうございました♪ 臣 さん(長野・14さい)からの答え
とうこう日:2020年11月15日 -
初めてとは思えない! こんちゃぁ〜NICO-MISIAデェス!
初めてとは、思えない作品ですね!
すごい!何か…今と昔が
繋がったって感じがします!
______________________________________
NICO-MISIAさん(神奈川・11さい)からの答え
とうこう日:2020年11月15日
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