二人で歩く、その道は。
「え……」
四年前からの片想い。
あぁこのまま片想いで終わるんだろうな、なんて思っていた矢先、彼から告白されたのが三ヶ月前ぐらい。
そして、今日は。
私の誕生日だった。
「ねえ、どう?それさ〜花梨ちゃんに絶対合うぞってビビッときたやつなんだけど!」
彼の興奮した声で、意識が引き戻された。
はいてみて!と屈託なく笑う貴方に、悪意などないのだろうけど。
でもやっぱり、疑ってしまう自分がいる。
だって、貴方からのプレゼントは「靴」なのだから。
靴を贈ると、こんな意味があるらしい。
「その靴をはいて、私の元から去りなさい」
これを知ったのは、数年前の祖母の誕生日に何を贈ろうか、と考えていた時だった。
それが今、こうして喜びの邪魔をするなんて。
私にとって、彼から貰う初めてのプレゼントで。
彼にとっても、初めて贈るプレゼントなのに。
(本当、かな…….)
なんて考えてしまう自分が、嫌だった。
* * *
『今から会える?』
『駅前の居酒屋で』
突然送られてきた彼からのメール。
カフェとかじゃなくて居酒屋を指定する辺り、お酒好きの彼らしいなぁ、なんて思いながら。
『OKです』
貰った靴、履いて行ってみようかな、とか。
* * *
「ん〜……おさけぇ……]
完全に酔い潰れてしまった彼女を前に、俺はどうしたものかと頭をかく。
やっぱ居酒屋じゃなくてカフェにでもしとけばよかったかなぁ、とか後悔をしながら、彼女に水を飲ます。
「んぇ〜」
ごにょごにょつぶやいている彼女の頬を撫でながら、しばらくぼーっとしていると。
「ねぇねぇしゅんくん……」
呂律が回らない口で俺の名を呼び、話し出した。
「このまえさ〜くつ、おくってくれたじゃぁん?
あれ、どういういみなの〜……ん〜」
喋り疲れたのか、首をカクカクし始めた彼女を驚いて見つめる。
どういう意味、とは。
分からなくなって視線を下に彷徨わせると、彼女の新品の靴が目に入った。
あれ、履いてくれてるじゃん。
なにが、と聞こうとしたが、彼女の声で遮られた。
「くつってね、おくるとわるいいみがあるらしくて、ね……」
んーねむい、なんて言う彼女から語られた事実。
喋り疲れたのか眠ってしまった彼女に、自分の上着をかけ、その上から抱きしめる。
―――不安にさせて、ごめん。
スマホで意味を調べた後、そう呟いた。
* * *
「お邪魔しまーす」
何度目だろうか、こう言って彼の家に上がるのは。
十回、二十回、いや五十回?なんて考えながら、靴をぬぐ。
でも。もう来ることはないかもしれない。
靴の件のことを思い出し、不安に飲み込まれそうになって下を向くと、ある物が目に留まった。
私が貰った靴の、色違い。
それはおろらく彼のだろう。私よりサイズが大きいから。
「みかん持ってきたよー」
中にいるであろう彼に声をかけると、「うーい」なんて声が返ってきて思わず頬が緩む。
そういうところが好きだなぁ、嫌われたくないな、なんて。
リビングのドアノブに手をかけると、逆にバンッとドアが開いて。
「今来てもらったところ悪いんだけど、散歩しない?」
君と一緒に、これからも歩いていきたくて。
なんていう声が降ってきた。
そして、少しは恥ずかしそうに、でもはっきりと。
「見えただろうけど、お揃いの、あの靴で」
こう付け足した。
私には、昨日の夜に何があったかはわからないけれど。
きっと彼は。私の不安に、気づいたのだろう。
だったら。
「もちろん!」
そう答えることが、君を世界一愛している私の義務ってもんでしょ。END
*******
こんにちは〜寒いです〜。
いやー雪が降ったので、小説書いてみようかな〜と。(理由が謎)
ちょっとあれなんですよ、最近バカになってきたから色々やばい小説になったかもしれないけども!(笑)
算数の授業で2+3=9とか1+4=4とか意味不明な計算しちゃったんで。
そのうち2+3の方、手挙げて発表したんだよ〜(´;ω;`)
「2+3は5で5個です!」て言った後の沈黙が(笑)
かなり笑われましたよ、ええ。ちょっとも〜笑った人は職員室へ来なさい!
ということで、読んでくれてありがとうございました( *´艸`)
寒さには負けません(by短パン小僧)
ましろさん(福岡・12さい)からの相談
とうこう日:2020年12月19日みんなの答え:4件
四年前からの片想い。
あぁこのまま片想いで終わるんだろうな、なんて思っていた矢先、彼から告白されたのが三ヶ月前ぐらい。
そして、今日は。
私の誕生日だった。
「ねえ、どう?それさ〜花梨ちゃんに絶対合うぞってビビッときたやつなんだけど!」
彼の興奮した声で、意識が引き戻された。
はいてみて!と屈託なく笑う貴方に、悪意などないのだろうけど。
でもやっぱり、疑ってしまう自分がいる。
だって、貴方からのプレゼントは「靴」なのだから。
靴を贈ると、こんな意味があるらしい。
「その靴をはいて、私の元から去りなさい」
これを知ったのは、数年前の祖母の誕生日に何を贈ろうか、と考えていた時だった。
それが今、こうして喜びの邪魔をするなんて。
私にとって、彼から貰う初めてのプレゼントで。
彼にとっても、初めて贈るプレゼントなのに。
(本当、かな…….)
なんて考えてしまう自分が、嫌だった。
* * *
『今から会える?』
『駅前の居酒屋で』
突然送られてきた彼からのメール。
カフェとかじゃなくて居酒屋を指定する辺り、お酒好きの彼らしいなぁ、なんて思いながら。
『OKです』
貰った靴、履いて行ってみようかな、とか。
* * *
「ん〜……おさけぇ……]
完全に酔い潰れてしまった彼女を前に、俺はどうしたものかと頭をかく。
やっぱ居酒屋じゃなくてカフェにでもしとけばよかったかなぁ、とか後悔をしながら、彼女に水を飲ます。
「んぇ〜」
ごにょごにょつぶやいている彼女の頬を撫でながら、しばらくぼーっとしていると。
「ねぇねぇしゅんくん……」
呂律が回らない口で俺の名を呼び、話し出した。
「このまえさ〜くつ、おくってくれたじゃぁん?
あれ、どういういみなの〜……ん〜」
喋り疲れたのか、首をカクカクし始めた彼女を驚いて見つめる。
どういう意味、とは。
分からなくなって視線を下に彷徨わせると、彼女の新品の靴が目に入った。
あれ、履いてくれてるじゃん。
なにが、と聞こうとしたが、彼女の声で遮られた。
「くつってね、おくるとわるいいみがあるらしくて、ね……」
んーねむい、なんて言う彼女から語られた事実。
喋り疲れたのか眠ってしまった彼女に、自分の上着をかけ、その上から抱きしめる。
―――不安にさせて、ごめん。
スマホで意味を調べた後、そう呟いた。
* * *
「お邪魔しまーす」
何度目だろうか、こう言って彼の家に上がるのは。
十回、二十回、いや五十回?なんて考えながら、靴をぬぐ。
でも。もう来ることはないかもしれない。
靴の件のことを思い出し、不安に飲み込まれそうになって下を向くと、ある物が目に留まった。
私が貰った靴の、色違い。
それはおろらく彼のだろう。私よりサイズが大きいから。
「みかん持ってきたよー」
中にいるであろう彼に声をかけると、「うーい」なんて声が返ってきて思わず頬が緩む。
そういうところが好きだなぁ、嫌われたくないな、なんて。
リビングのドアノブに手をかけると、逆にバンッとドアが開いて。
「今来てもらったところ悪いんだけど、散歩しない?」
君と一緒に、これからも歩いていきたくて。
なんていう声が降ってきた。
そして、少しは恥ずかしそうに、でもはっきりと。
「見えただろうけど、お揃いの、あの靴で」
こう付け足した。
私には、昨日の夜に何があったかはわからないけれど。
きっと彼は。私の不安に、気づいたのだろう。
だったら。
「もちろん!」
そう答えることが、君を世界一愛している私の義務ってもんでしょ。END
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こんにちは〜寒いです〜。
いやー雪が降ったので、小説書いてみようかな〜と。(理由が謎)
ちょっとあれなんですよ、最近バカになってきたから色々やばい小説になったかもしれないけども!(笑)
算数の授業で2+3=9とか1+4=4とか意味不明な計算しちゃったんで。
そのうち2+3の方、手挙げて発表したんだよ〜(´;ω;`)
「2+3は5で5個です!」て言った後の沈黙が(笑)
かなり笑われましたよ、ええ。ちょっとも〜笑った人は職員室へ来なさい!
ということで、読んでくれてありがとうございました( *´艸`)
寒さには負けません(by短パン小僧)
ましろさん(福岡・12さい)からの相談
とうこう日:2020年12月19日みんなの答え:4件
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初めまして。秋菜と申します(*´▽`*) のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪
こんばんは♪秋菜です(*´▽`*)
ましろさん、初めまして。
秋菜と申します(*´▽`*)
名前覚えてくれるとめっちゃうれしいです♪
本題へっ!
とてもほっこりするお話だなぁ、と最初はそう思っていたら、途中からえっ!?ってなって、最後はまたほっこりするようなドキドキ展開のお話で最高でした♪
ましろさんは文章上手ですね、秋菜と違って…(´;ω;`)
秋菜もやったことあります。
みんなの前で、
先生「523×265はー?」
秋菜「1!」
やってしまいましたね…。
素敵なお話書いてくれてありがとうございました♪
じゃ、ばいちゃ☆
お体に気をつけてくださいね! 秋菜(元ゆーな☆)@ゆの花嫁志望!さん(北海道・13さい)からの答え
とうこう日:2020年12月20日 -
あとがきまで愛すw 1+4=4の分かりみが深すぎる…(笑)なんだろう、あれ多分掛け算しちゃってるのかな。なんか意味わからん答え出してるんですよね。
あ、小説の感想ですね。えっと(←おい)。
とにかく好みでした!!
お酒に酔った彼女の本音を聞いて「そっか」って、不安の種を取り除いてあげる彼氏くん…っていうストーリーがもう好み。今まで何個読んできたことか。
で、他の設定やストーリーまで好みで…とことん愛せる小説でした(*´▽`*)
素敵なお話でした!ありがとうございました♪ 臣 さん(長野・14さい)からの答え
とうこう日:2020年12月20日 -
つぼったwwましろちゃん面白すぎww どうも、ゆにと申します…(*´ψψ`)
冒頭からごめん(笑)
あとがきのましろちゃんに盛大に吹いて、中身忘れたんで読み返しましたw
え、ましろちゃん小説書けるんや
ってなりましたね(∵←こういう顔で
靴の意味なんて知らなかったから、普通に感心…何で調べたんだろう(圧)
中身もちゃんと構成づけられていて、非常に読みやすかったです!
彼女さんが酔っぱらうとこで、「行け!吐いちゃえ!(もちろん靴の事)」とか念じてました(笑)
何か文章ぐちゃくちゃですが…
面白かったです♪
これからも応援してます!
ではー。
Ps.『2+3』を算数に出すとかどんな授業やねんっ。(by.短パン野郎) ゆにっこ。さん(福島・12さい)からの答え
とうこう日:2020年12月20日 -
ごめんなさい!間違えた(笑) 何、2+3=5はあってんじゃん。
9だよ9!
何やってんだよ昨日のましろさんー(笑)
本当にごめんなさい〜 ましろさん(福岡・12さい)からの答え
とうこう日:2020年12月20日
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