#本当の親友
瑠衣「何でもいいって何?杏菜はいっつもそればっかり。杏菜だって、自分が欲しいものくらい分かるでしょ!?」
杏菜「……」
瑠衣「もういい。帰って!」
瑠衣ちゃんに、玄関へ押し返された。
だって、決められない。
どっちでもいい。何でもいい。
例え自分が欲しいものだとしても、自分の意見で相手をイラつかせるなら、これでいいんだ。
なのに、親友は逆。
私が何でもいい、どっちでもいいって言うと、イラついた。
優柔不断な私からしたら、大きな問題。
元はといえば、私・杏菜(あんな)が親友の瑠衣(るい)ちゃんの家に遊びに来て、おやつの時間になったのがきっかけ。
瑠衣『ケーキあるんだ!苺のショートケーキとチョコレートケーキ、ロールケーキとモンブラン、どれがいい?』
目の前に4種類のケーキが並べられた。
杏菜『何でもいいよ』
即答した。
本当、赤い苺ののった、ショートケーキが食べたかったけど……。
瑠衣『えー。じゃあ私はショートケーキがいい!杏菜、残りから選んでいいよ』
杏菜『いいんだ、何でも。瑠衣ちゃんが選んで?』
ピタリと瑠衣ちゃんの動きが止まった。
杏菜『瑠衣ちゃん……?』
瑠衣『杏菜さあ、自分だって欲しいものくらいあるでしょ?何で言わないの?』
瑠衣ちゃんのこめかみがピクピク動いて、眉毛がつり上がっていた。
杏菜『何でもいいから……』
瑠衣『何でもいいって何?杏菜はいっつもそればっかり。杏菜だって、自分の欲しいものくらい分かるでしょ!?』
──それで、現在に至る。
瑠衣ちゃんと遊べば、絶対「何でもいい」「どっちでもいい」って言ってたな。
でもそれは、瑠衣ちゃんを傷つけたくなかったからなんだよ。どうして、私の気持ちは誰にも分かってもらえないの。
分かってくれる人はいないの────。
杏菜「……私が、悪かった?」
瑠衣ちゃんが言うように、自分の意思を口に出せばいいの?そしたら、瑠衣ちゃんも怒らないでくれるかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私、瑠衣。親友の名前は杏菜。
杏菜は優柔不断で、いつだって自分の欲しいものを言ってくれない。私が何を言っても「何でもいいよ」「どっちでもいい」だった。
実を言うと、私はそんな杏菜にイライラしていた。
私は杏菜の本当の言葉が欲しい。杏菜が何て思っているのか分かるくらい、仲良しの親友になりたいと思ってる。
だから今日は怒りに耐えられなくて、杏菜にキレちゃった。
瑠衣「私って、そんなに信用できない友達かなあ……」
杏菜は優しいから、きっと自分の意思を示したら、相手をイライラさせるなんて考えてるんだろうな。そういう性格、私には見えてる。
杏菜の本当の気持ちを聞かせて欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
──翌日。
杏菜「瑠衣ちゃん!」
私はすぐに瑠衣ちゃんの席に行った。
瑠衣「杏菜……」
杏菜「今日、うちに来て欲しいの。4時によろしくね」
もちろん、瑠衣ちゃんはビックリしてる。いつも時間は瑠衣ちゃんが決めてたし、私が遊びに誘うなんてことなかったから。
今日、絶対瑠衣ちゃんに私のこと、分かって欲しい。
瑠衣「お邪魔します」
杏菜「どうぞ!」
リビングに入って、こたつの電源をつけた。
杏菜「ジュースあるよ。アップルとオレンジなの」
瑠衣「ああ……杏菜はどっち飲む?」
瑠衣ちゃんはいつものように聞いてくる。
キュッと拳を握った。
杏菜「……私はっ!オレンジがいい!」
瑠衣「杏菜……!?」
優柔不断から脱出できた。
瑠衣ちゃんが呆れること、もうしない。
杏菜「ほ、ホントは私にも意思はある。こっちがいい、とか思ってるけど、相手のこと考えてどっちでもいい、って言っちゃうの。瑠衣ちゃんは特に、傷つけたくなかったんだよ……」
瑠衣ちゃんは黙ってる。
杏菜「だから、これからも友達でいて、欲しい……」
勇気を出した時間だった。
私が意思を示すことなんて、家族にも友達にも、絶対になかった。
瑠衣「そんなことだろうと思った」
杏菜「えっ」
瑠衣ちゃんは意外にも、ふわっと笑ってくれた。
瑠衣「私は、杏菜に本当のこと言って欲しいと思ってたんだよ。何も隠さなくていいし、遠慮しないで欲しい。本当に仲良しの親友になりたい」
杏菜「瑠衣ちゃん……」
今まで以上に、これからもずっと、瑠衣ちゃんと仲良くできるかな。
私たちがお互いを信じている限りは……きっと大丈夫なハズ。
“本当の親友”。
何でも言い合える、遠慮ナシで向かい合える親友がいて、幸せ───。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは。みなみんです!
最近投稿してなかったので小説書きました!
ご感想送っていただけたら幸いです。
それではー♪
みなみんさん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2020年12月20日みんなの答え:3件
杏菜「……」
瑠衣「もういい。帰って!」
瑠衣ちゃんに、玄関へ押し返された。
だって、決められない。
どっちでもいい。何でもいい。
例え自分が欲しいものだとしても、自分の意見で相手をイラつかせるなら、これでいいんだ。
なのに、親友は逆。
私が何でもいい、どっちでもいいって言うと、イラついた。
優柔不断な私からしたら、大きな問題。
元はといえば、私・杏菜(あんな)が親友の瑠衣(るい)ちゃんの家に遊びに来て、おやつの時間になったのがきっかけ。
瑠衣『ケーキあるんだ!苺のショートケーキとチョコレートケーキ、ロールケーキとモンブラン、どれがいい?』
目の前に4種類のケーキが並べられた。
杏菜『何でもいいよ』
即答した。
本当、赤い苺ののった、ショートケーキが食べたかったけど……。
瑠衣『えー。じゃあ私はショートケーキがいい!杏菜、残りから選んでいいよ』
杏菜『いいんだ、何でも。瑠衣ちゃんが選んで?』
ピタリと瑠衣ちゃんの動きが止まった。
杏菜『瑠衣ちゃん……?』
瑠衣『杏菜さあ、自分だって欲しいものくらいあるでしょ?何で言わないの?』
瑠衣ちゃんのこめかみがピクピク動いて、眉毛がつり上がっていた。
杏菜『何でもいいから……』
瑠衣『何でもいいって何?杏菜はいっつもそればっかり。杏菜だって、自分の欲しいものくらい分かるでしょ!?』
──それで、現在に至る。
瑠衣ちゃんと遊べば、絶対「何でもいい」「どっちでもいい」って言ってたな。
でもそれは、瑠衣ちゃんを傷つけたくなかったからなんだよ。どうして、私の気持ちは誰にも分かってもらえないの。
分かってくれる人はいないの────。
杏菜「……私が、悪かった?」
瑠衣ちゃんが言うように、自分の意思を口に出せばいいの?そしたら、瑠衣ちゃんも怒らないでくれるかな?
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私、瑠衣。親友の名前は杏菜。
杏菜は優柔不断で、いつだって自分の欲しいものを言ってくれない。私が何を言っても「何でもいいよ」「どっちでもいい」だった。
実を言うと、私はそんな杏菜にイライラしていた。
私は杏菜の本当の言葉が欲しい。杏菜が何て思っているのか分かるくらい、仲良しの親友になりたいと思ってる。
だから今日は怒りに耐えられなくて、杏菜にキレちゃった。
瑠衣「私って、そんなに信用できない友達かなあ……」
杏菜は優しいから、きっと自分の意思を示したら、相手をイライラさせるなんて考えてるんだろうな。そういう性格、私には見えてる。
杏菜の本当の気持ちを聞かせて欲しい。
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──翌日。
杏菜「瑠衣ちゃん!」
私はすぐに瑠衣ちゃんの席に行った。
瑠衣「杏菜……」
杏菜「今日、うちに来て欲しいの。4時によろしくね」
もちろん、瑠衣ちゃんはビックリしてる。いつも時間は瑠衣ちゃんが決めてたし、私が遊びに誘うなんてことなかったから。
今日、絶対瑠衣ちゃんに私のこと、分かって欲しい。
瑠衣「お邪魔します」
杏菜「どうぞ!」
リビングに入って、こたつの電源をつけた。
杏菜「ジュースあるよ。アップルとオレンジなの」
瑠衣「ああ……杏菜はどっち飲む?」
瑠衣ちゃんはいつものように聞いてくる。
キュッと拳を握った。
杏菜「……私はっ!オレンジがいい!」
瑠衣「杏菜……!?」
優柔不断から脱出できた。
瑠衣ちゃんが呆れること、もうしない。
杏菜「ほ、ホントは私にも意思はある。こっちがいい、とか思ってるけど、相手のこと考えてどっちでもいい、って言っちゃうの。瑠衣ちゃんは特に、傷つけたくなかったんだよ……」
瑠衣ちゃんは黙ってる。
杏菜「だから、これからも友達でいて、欲しい……」
勇気を出した時間だった。
私が意思を示すことなんて、家族にも友達にも、絶対になかった。
瑠衣「そんなことだろうと思った」
杏菜「えっ」
瑠衣ちゃんは意外にも、ふわっと笑ってくれた。
瑠衣「私は、杏菜に本当のこと言って欲しいと思ってたんだよ。何も隠さなくていいし、遠慮しないで欲しい。本当に仲良しの親友になりたい」
杏菜「瑠衣ちゃん……」
今まで以上に、これからもずっと、瑠衣ちゃんと仲良くできるかな。
私たちがお互いを信じている限りは……きっと大丈夫なハズ。
“本当の親友”。
何でも言い合える、遠慮ナシで向かい合える親友がいて、幸せ───。
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こんにちは。みなみんです!
最近投稿してなかったので小説書きました!
ご感想送っていただけたら幸いです。
それではー♪
みなみんさん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2020年12月20日みんなの答え:3件
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お話の内容はいいと思うけど…… こんにちは!まーちゃんことまつぼっくりです!
まずはアドバイス!
タイトル通りお話の内容はいいとは思いますが、かぎかっこの前に名前を入れたら小説のようにはならないのでかぎかっこの前には名前を入れないといいと思います。
〈例〉
瑠衣「杏菜」×
「杏菜」○
相手の名前を言うことでどっちがどっちということが分かるので、別にかぎかっこの前に名前を入れなくても大丈夫だと思います。
感想……!
優柔不断だからしょうがないよねぇ……
でも自分の意見は言った方がいいよぉぉぉ!
感想少なくてごめんね!以上!まーちゃんことまつぼっくりでした! まつぼっくりさん(京都・12さい)からの答え
とうこう日:2020年12月22日 -
なるほどー! 私もこういう経験あります。
友達の前で遠慮しちゃうってありがちだと思います。
杏菜ちゃんに共感しました!
みなみんさん、素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください! あみ。さん(奈良・14さい)からの答え
とうこう日:2020年12月21日 -
うん、すごいなー! すごい!
友情がとても良く分かったお話でした!
みかんさん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2020年12月21日
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