ネガイゴト
私の地域のショッピングモールの広場にはクリスマスの時期になると大きなクリスマスツリーが置かれる。でも、少し変わってるのが長方形の色とりどりの紙に……いわゆる短冊に願い事を書いて吊るす。七夕と混合している。けど、私はそれなりにそのイベントを楽しんでいる。それに明日、友達の紬と短冊を吊るしにいく予定だ。
「遅いよ〜」
「紬が早いんだよ」
「そお?集合時間30分前に来るのは普通だと思うけど?」
「普通じゃない。せめて10分前な」
「ま、いっか。ほら、早くいこ」
短冊、短冊っと……。えーと、紬は桃色が好きだから………あった。私の短冊は……朱色。私が好きな色なわけじゃないけど、私の大切な色だから。
「お〜い、ココア買ってきたよ〜」
「あ、ありがとう。はい、短冊。紬、桃色好きだよね?」
「え、あ、うん」
ん?様子がおかしいな。
「どうかした?」
「ほら、横浜くんいるじゃん?」
紬の恋人か。そういえば横浜とは来なくてよかったんだろうか。
「横浜くん……最近、デートとかあんましてくれなくて……それで私、見ちゃったの、横浜くんが朝橋さんとデートしてるとこ」
なるほど……。あのクールビューティーか。
「だから……見返してやりたいっていうか、私も朝橋さんみたいにクールな女の子になってやる!……みたいな。はは……。」
なるほどなるほど。それで桃色は子供っぽいと。
「あは……。じゃ、願い事書こうか。ていっても、私は決まってるし。奏はいつもの書くんでしょ?」
「うん、まあね」
そう言って私はペンをとる。
『みんなの願いが叶いますように』
「んー、じゃあさ奏の願いは叶わなくてもいいの?」
「……?だって私の願いはこれだから」
「んー、じゃあ自分に関する願いは無いの?」
「無い……かな。一番の願いはもう叶ったから。あ、でももう一つある」
「教えて!」
私は左右に首を振る。
そう……と、紬は不思議そうな顔をしながらも新しく持ってきた深い藍の短冊に『クールな女子になりたい』と書いた。
私はツリーに寄り、下の方に短冊を吊るした。そして目を瞑り、あのときの事を思い出してみた。
私は病気で長くなかった。何年前のことだったか……。それで田舎から入院するためにこの街に引っ越してきた。はっきり言って私が助かる確率は50%にも満たなかった。私も諦めていた。そんなある日、母が私をあのショッピングモールに誘った。私は筋肉が衰えていたから車椅子に乗って。そして、ツリーのある広場に来た。母が「七夕みたいね」と言って私に短冊を差し出してきた。願いを書く気なんてなかった。だって私に未来はないから。そんな私をみかねてか母が「他の人の願い事を見てみたら?」と言ってきた。見ようとは思ったが見えなかった。だって車椅子だから。高くて見えない。母は「ごめんなさい」とただ一言。はぁ……とため息をついたとき、朱色の短冊が目に入った。車椅子の私でも見える高さに吊るしてあった短冊には
『みんなの願いが叶いますように』
自然と涙が出てきた。何故かはわならない。けど、今までいろんな人からかけられたどんな言葉よりも温かく感じた。だから私は短冊にこう書いた
『いつか短冊に「みんなの願いが叶いますように」と書けますように』
………誰かがあの日の私のようにこの言葉で救われますように。これが私のもう一つの願い事。 雨下さん(鹿児島・12さい)からの相談
とうこう日:2020年12月21日みんなの答え:1件
「遅いよ〜」
「紬が早いんだよ」
「そお?集合時間30分前に来るのは普通だと思うけど?」
「普通じゃない。せめて10分前な」
「ま、いっか。ほら、早くいこ」
短冊、短冊っと……。えーと、紬は桃色が好きだから………あった。私の短冊は……朱色。私が好きな色なわけじゃないけど、私の大切な色だから。
「お〜い、ココア買ってきたよ〜」
「あ、ありがとう。はい、短冊。紬、桃色好きだよね?」
「え、あ、うん」
ん?様子がおかしいな。
「どうかした?」
「ほら、横浜くんいるじゃん?」
紬の恋人か。そういえば横浜とは来なくてよかったんだろうか。
「横浜くん……最近、デートとかあんましてくれなくて……それで私、見ちゃったの、横浜くんが朝橋さんとデートしてるとこ」
なるほど……。あのクールビューティーか。
「だから……見返してやりたいっていうか、私も朝橋さんみたいにクールな女の子になってやる!……みたいな。はは……。」
なるほどなるほど。それで桃色は子供っぽいと。
「あは……。じゃ、願い事書こうか。ていっても、私は決まってるし。奏はいつもの書くんでしょ?」
「うん、まあね」
そう言って私はペンをとる。
『みんなの願いが叶いますように』
「んー、じゃあさ奏の願いは叶わなくてもいいの?」
「……?だって私の願いはこれだから」
「んー、じゃあ自分に関する願いは無いの?」
「無い……かな。一番の願いはもう叶ったから。あ、でももう一つある」
「教えて!」
私は左右に首を振る。
そう……と、紬は不思議そうな顔をしながらも新しく持ってきた深い藍の短冊に『クールな女子になりたい』と書いた。
私はツリーに寄り、下の方に短冊を吊るした。そして目を瞑り、あのときの事を思い出してみた。
私は病気で長くなかった。何年前のことだったか……。それで田舎から入院するためにこの街に引っ越してきた。はっきり言って私が助かる確率は50%にも満たなかった。私も諦めていた。そんなある日、母が私をあのショッピングモールに誘った。私は筋肉が衰えていたから車椅子に乗って。そして、ツリーのある広場に来た。母が「七夕みたいね」と言って私に短冊を差し出してきた。願いを書く気なんてなかった。だって私に未来はないから。そんな私をみかねてか母が「他の人の願い事を見てみたら?」と言ってきた。見ようとは思ったが見えなかった。だって車椅子だから。高くて見えない。母は「ごめんなさい」とただ一言。はぁ……とため息をついたとき、朱色の短冊が目に入った。車椅子の私でも見える高さに吊るしてあった短冊には
『みんなの願いが叶いますように』
自然と涙が出てきた。何故かはわならない。けど、今までいろんな人からかけられたどんな言葉よりも温かく感じた。だから私は短冊にこう書いた
『いつか短冊に「みんなの願いが叶いますように」と書けますように』
………誰かがあの日の私のようにこの言葉で救われますように。これが私のもう一つの願い事。 雨下さん(鹿児島・12さい)からの相談
とうこう日:2020年12月21日みんなの答え:1件
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深イイ…! なんか、ディープで深い話ですね (いや、ディープと深いって同じ意味だし…)
このようなタイプのお話は書いたことないし、あまり目にしないので、とっても楽しませていただきました!
このお話ですっごく温まりました〜
でも、こんな願い事書く人って、
心のきれいな人なんでしょうね。(私と違って…)
私だったら、「もっとおこづかい欲しい〜」みたいなことを書くと思います…
って、呆れますよね (汗)
とにかく、すごく良いお話で、
良い表現力が雨下さんにはあると思います!
アドバイスとしては、改行をもう少しすることを心がけてみてはどうでしょうか?
特に、場面が変わるところや、誰かが話したりするところ、回想シーンなどに入る時に改行すると、もっと読みやすい作品になると思います!
お話の構成などはバッチリですから、
場面分け?みたいなことをしてみれば、もっと良くなると思います!
あと少しで短編小説の投稿が終わってしまいますが、また機会があれば、雨下さんのお話、読ませていただきます!
また、自分のペースで、お話書いてください!応援してます! ふーみんさん(千葉・11さい)からの答え
とうこう日:2020年12月23日
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