運命の出会い(微ホラー)
私、猫野 クロナ(ねこの くろな)。私は猫が大好き。なんとなく、私と似てる感じがして、なんか親近感が湧くっていうか。
でも、それ以上に愛情が湧くっていうか。
だからかな、キミを見たとき運命かなって思った。
ダンボールに一匹、黒猫ちゃんがいたんだ。
寒い冬の路地裏。真っ暗な場所で、一人で震えて来るはずもない誰かを待ってる。
そう考えると、なんだかとっても悲しそうで、ほっておけない。
ダンボールに近づいてみる。そしたら、黒猫ちゃんがダンボールから顔を出した。
「大丈夫?」
そう言うと、黒猫は震えた声でニャアと鳴いた。いや、泣いていた。
、、、。そのまま見つめ合ったあと、黒猫の入った大きな段ボールを抱えて家に帰った。
「うーん、キャットフード?にゃんち◯ーる?それよりも、お風呂に入れてあげなきゃかな?」
猫ちゃんをゆっくり持ち上げた。なぜか反抗してこない。
初めての場所って警戒しないの?この猫ちゃんおとなしいなぁー。
そんなことを思いながら、風呂場についた。
シャワーを暖水にして、ゆっくりお湯をかけてあげる。
「ニャ、ニャァー!、、、ニャ?」
最初はびっくりしてたけど、案外気持ちよさそうだ。
猫ちゃん用のシャンプーとかも使って汚れを落としたり、温めてあげる。
そこからは、タオルで拭いてあげて、優しくドライヤーをかける。
毛並みはちょっとブラシを掛けただけで、サラサラになった。もふもふかわえー!
ご飯をあげてみると、美味しそうにバクバク食べた。
とてもお腹が空いてたんだろう。
「これからは、毎日食べさせてあげるからなー。」
「ニャァー」
かわいいなぁ。とにかくそう思った。
私はちょっと疲れて、その場でゆっくり目を閉じた。
目が覚めると、黒猫ちゃんが私の隣でぐっすり寝ていた。
私が目覚めると同時に、黒猫ちゃんも起きたようだ。こっちを見ながら尻尾を振っている。
にしても、連れて帰ったばっかりなのに、相当懐かれたもんだ。
ま、これはこれで可愛いし。そんなことより色々と準備を始めた。
トイレを置いたり、専用の皿も決めた。
おもちゃも通販で注文した、爪切りと、専用のブラシと、あと、、、。
あ、大事なことを忘れていた。
黒猫ちゃんの名前をつけなくては。うーん、、、。
ちらりと黒猫ちゃんの方を見る。
真っ黒できれいでもふもふな毛並み。、、、かわいい。
最初はクロにしようかと思っていたんだけど、、、。
「君の名前、『もふ』にしていい?」
「ニャアー!」
よしよし、気に入ったみたい。
、、、これからもっと楽しくなりそう。
「よろしくね、もふ。」
「ニャ!」
その日はそのまま、お世話をして、家で仕事をして、、、
もふと一緒にゆっくり眠りについた。
次の日。
「ニャァ。」
そんな声がした。
「うぅ、、、ん」
目を覚ますと、器用にお皿をくわえたもふが私のすぐ近くでちょこんと座っていた。
そっか、昨日から飼い始めたんだったと、今更になって思い出す。
水とご飯をあげて、その後は仕事に行く。
寂しいかもだけど待っててね、って言ったら、ニャアって可愛い返事が来た。
飼い始めて2日。
ここ最近わかったことは、もふはとにかく頭がいいってこと。
お皿を器用にくわえられるし、私がなにか言ったら、まるでそれをわかってるかのように返事をする。
お風呂のときも、最初は反抗しないからおとなしいなって思ってたけど、今更考えると、おかしくない?
警戒心が全く見られない。そもそも、懐くのが早いんだよね。ほんと、何がどうなってるのやら。
仕事から帰ってくると、さっそくもふが玄関で迎えてくれた。
仕事の疲れも、疑問も何もかもが一瞬で吹き飛んだ。
これからも楽しくなりそうだな。
〈もふ視点〉
あぁ、、、可愛いあの子のペットになれるなんて。
夢にも見なかった。僕は今とても幸せだ。
僕は、もともと彼女のストーカーだった。
可愛い彼女のみんなが知らないことを、僕だけが知ってる。それが幸福感があったからだ。
彼女のことが大好きだった。
ずっとずっと追いかけ続けた。でも、こっちを見てくれることはなかった。
絶望していた、そんなときに現れたのが、己を神と名乗る人物だった。
一つだけ願いを叶えてくれると。その時僕は、彼女の一番近くにいたいってお願いしたんだ。
そしたら、こうやって彼女の一番近くの存在になれた。
彼女に愛してもらえる。なんて幸せなんだろう。ニャアと言えば、すぐに返事をしてくれる。
僕だけの特権。僕だけしか知らないことも、これからどんどん増えていくんだろう。
僕は、彼女の愛猫『もふ』として、これからも彼女のそばに居続けるのだ。
これからも、楽しくなりそうだな。
運命の出会い-end- ほっしーさん(福岡・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月5日みんなの答え:2件
でも、それ以上に愛情が湧くっていうか。
だからかな、キミを見たとき運命かなって思った。
ダンボールに一匹、黒猫ちゃんがいたんだ。
寒い冬の路地裏。真っ暗な場所で、一人で震えて来るはずもない誰かを待ってる。
そう考えると、なんだかとっても悲しそうで、ほっておけない。
ダンボールに近づいてみる。そしたら、黒猫ちゃんがダンボールから顔を出した。
「大丈夫?」
そう言うと、黒猫は震えた声でニャアと鳴いた。いや、泣いていた。
、、、。そのまま見つめ合ったあと、黒猫の入った大きな段ボールを抱えて家に帰った。
「うーん、キャットフード?にゃんち◯ーる?それよりも、お風呂に入れてあげなきゃかな?」
猫ちゃんをゆっくり持ち上げた。なぜか反抗してこない。
初めての場所って警戒しないの?この猫ちゃんおとなしいなぁー。
そんなことを思いながら、風呂場についた。
シャワーを暖水にして、ゆっくりお湯をかけてあげる。
「ニャ、ニャァー!、、、ニャ?」
最初はびっくりしてたけど、案外気持ちよさそうだ。
猫ちゃん用のシャンプーとかも使って汚れを落としたり、温めてあげる。
そこからは、タオルで拭いてあげて、優しくドライヤーをかける。
毛並みはちょっとブラシを掛けただけで、サラサラになった。もふもふかわえー!
ご飯をあげてみると、美味しそうにバクバク食べた。
とてもお腹が空いてたんだろう。
「これからは、毎日食べさせてあげるからなー。」
「ニャァー」
かわいいなぁ。とにかくそう思った。
私はちょっと疲れて、その場でゆっくり目を閉じた。
目が覚めると、黒猫ちゃんが私の隣でぐっすり寝ていた。
私が目覚めると同時に、黒猫ちゃんも起きたようだ。こっちを見ながら尻尾を振っている。
にしても、連れて帰ったばっかりなのに、相当懐かれたもんだ。
ま、これはこれで可愛いし。そんなことより色々と準備を始めた。
トイレを置いたり、専用の皿も決めた。
おもちゃも通販で注文した、爪切りと、専用のブラシと、あと、、、。
あ、大事なことを忘れていた。
黒猫ちゃんの名前をつけなくては。うーん、、、。
ちらりと黒猫ちゃんの方を見る。
真っ黒できれいでもふもふな毛並み。、、、かわいい。
最初はクロにしようかと思っていたんだけど、、、。
「君の名前、『もふ』にしていい?」
「ニャアー!」
よしよし、気に入ったみたい。
、、、これからもっと楽しくなりそう。
「よろしくね、もふ。」
「ニャ!」
その日はそのまま、お世話をして、家で仕事をして、、、
もふと一緒にゆっくり眠りについた。
次の日。
「ニャァ。」
そんな声がした。
「うぅ、、、ん」
目を覚ますと、器用にお皿をくわえたもふが私のすぐ近くでちょこんと座っていた。
そっか、昨日から飼い始めたんだったと、今更になって思い出す。
水とご飯をあげて、その後は仕事に行く。
寂しいかもだけど待っててね、って言ったら、ニャアって可愛い返事が来た。
飼い始めて2日。
ここ最近わかったことは、もふはとにかく頭がいいってこと。
お皿を器用にくわえられるし、私がなにか言ったら、まるでそれをわかってるかのように返事をする。
お風呂のときも、最初は反抗しないからおとなしいなって思ってたけど、今更考えると、おかしくない?
警戒心が全く見られない。そもそも、懐くのが早いんだよね。ほんと、何がどうなってるのやら。
仕事から帰ってくると、さっそくもふが玄関で迎えてくれた。
仕事の疲れも、疑問も何もかもが一瞬で吹き飛んだ。
これからも楽しくなりそうだな。
〈もふ視点〉
あぁ、、、可愛いあの子のペットになれるなんて。
夢にも見なかった。僕は今とても幸せだ。
僕は、もともと彼女のストーカーだった。
可愛い彼女のみんなが知らないことを、僕だけが知ってる。それが幸福感があったからだ。
彼女のことが大好きだった。
ずっとずっと追いかけ続けた。でも、こっちを見てくれることはなかった。
絶望していた、そんなときに現れたのが、己を神と名乗る人物だった。
一つだけ願いを叶えてくれると。その時僕は、彼女の一番近くにいたいってお願いしたんだ。
そしたら、こうやって彼女の一番近くの存在になれた。
彼女に愛してもらえる。なんて幸せなんだろう。ニャアと言えば、すぐに返事をしてくれる。
僕だけの特権。僕だけしか知らないことも、これからどんどん増えていくんだろう。
僕は、彼女の愛猫『もふ』として、これからも彼女のそばに居続けるのだ。
これからも、楽しくなりそうだな。
運命の出会い-end- ほっしーさん(福岡・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月5日みんなの答え:2件
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《最後》えー!(゚Д゚) yo-ho!久しぶりにキズなん見に来たヨルだよー!
最初めっちゃ良い話だなーと思ってたけど
最後えー!(゚Д゚)ってなった(笑)
もふが人間のストーカーだったなんて。。。怖ぁぁ!
すっげー良い話だったよ!
次の小説も楽しみにしてるよ! ヨルさん(大阪・13さい)からの答え
とうこう日:2023年12月2日 -
も、もしかして…モチィ… プクーッ!できたよ!もち.なんだ!モチ←「モチ」が口癖
☆*:.。. START.。.:*☆
も…もしかして…『もふ』が…
飼い主の…ストーカー?モチ?
…うっわ、やばぁーーーーー!モチィィィ!
人間が猫に生まれ変わった!?モチ!?
ストーカーが猫に生まれ変わるとか、
めっちゃ怖いじゃん!モチ!
めっちゃドキドキしたー!モチ!
すごい!私、ホラー好きだから、こういうの好きなんだー!モチ
またよければ、ホラー小説を書いてくれると嬉しいな♪モチ
☆*:.。. FINISSYU.。.:*☆
ばいもち!ヽ(*^ω^*)ノ
#もち./元:みほ 改名遅れてごめん!さん(兵庫・11さい)からの答え
とうこう日:2023年12月2日
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