夜空。
最近、ふと考える。俺の大切な人を。もう抱き締めることさえできない俺のーー。
ガル!
名前を呼ばれて後ろを振り返った。そこに居たのは俺の友達で…俺がずっと…気になっている女 ルーシだ。
「ルーシ、どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!アクアに怒られるよ!早く行こ!」
そう言って俺の手を引っ張った。俺はそんなルーシの姿に見惚れながら駆け足で家に戻った。アクアは俺たちの主人。大柄な男だけど優しい性格をしている。
「ガル、ルーシと水を汲んできてくれ。」
家の扉の前で待っていたアクアはいつも通りの表情で言った。俺は頷いてからルーシと森へ入った。井戸に行くには家の隣にある森を抜けなければならない。ジメジメした空気、森の中には光が届かず暗い、1人では歩きたくないところだ。もう少しで井戸に着くという頃、俺は後ろから気配を感じた。正義感が芽生えて俺はルーシの肩に手を置く。ルーシの顔が赤くなるのが見えた。自分の顔が一気に赤くなるのが分かった。
「ル、ルーシ…」
俺はこの際、ルーシに告白しようかと考えた。そう、感じた気配なんてもう消えていた。俺は手を握りしめて口を開いた。
「ルーシ、あのさ…俺…」
ルーシが目を開いてこちらを見る。
「俺…俺さ!お前のことがさ…!…す、」
「ガル危ない!!」 「……え?」
気づいた時には俺は押し倒されていて、目の前には胸を貫かれたルーシの姿があった。
「……え、ルーシ…?」
ボタボタと頬に落ちてくる血で事態の大きさを理解する。そして俺の理性はとんだ。次目を開けた時、俺の手は真っ赤に染まっていて、倒れていたのはアクアだった。ルーシを刺したのは…アクア?そんな訳……!戸惑う俺を抱き締めてくれたのはルーシだった。
「…ガル。ガルごめんね…大丈夫、ガルは正しいことをした…ガル………ごめんね……。」
なんで?なんで謝るんだ……。アクアは優しくて、恩人で、そんなはずない…アクアが俺たちを殺す…?絶対チガウ、チガウ…。
「ガル!当たり前なんてこの世には存在しない……しないんだよ……。1人にして…ごめんね…。」
虫の息とはこのことか…今にも死にそうな声で、なのに力強い声でルーシは言う。
「……死なないでよ。」
息を漏らすように言った言葉。
「…っ死ぬな!母さんもお前もアクアも!大好きなのに皆居なくなる!」
大好き……言ってしまったと思った。でも止まらなくて………
「俺…お前のこと…っ…愛してたのに…っ」
!! ルーシが俺の手を弱く握っていた。
「……私…も…ガルのこと愛してる…永遠…に……ねぇガル……両思いだね私たち。」
ルーシは、ふふっとぎこちない笑みを見せた。ぶわっと止まらないものが目から溢れ落ちる。ルーシの口から「生きて」と言われて母を思い出した。「大好き」なんで死ぬ時、貴方たちは…っ「幸せすぎるね」なんでっ…なんで同じこと言うんだよ!
「…皆置いてかないでよおおおおおお!!」
失ったものはもう戻らない。泣いたって意味無い。当たり前なんてこの世に存在しない。母さんもルーシもアクアも…もう名前を呼んでくれない、抱き締めることもできない、もう見れない……。でも前を向いていかないといけない…。いけないんだ……。もう会えないことないよね、母さん、ルーシ。俺が死んだら、きっと会えるよね。でも俺には生きる使命がある。だから俺のこと…迎えに来て!母さん!ルーシ!…俺…待ってるから……。
俺は暗い森の中で、夜になるまで泣いた。そして優しく微笑んで星が満開の夜空を見上げた。
灰さん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月24日みんなの答え:1件
ガル!
名前を呼ばれて後ろを振り返った。そこに居たのは俺の友達で…俺がずっと…気になっている女 ルーシだ。
「ルーシ、どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!アクアに怒られるよ!早く行こ!」
そう言って俺の手を引っ張った。俺はそんなルーシの姿に見惚れながら駆け足で家に戻った。アクアは俺たちの主人。大柄な男だけど優しい性格をしている。
「ガル、ルーシと水を汲んできてくれ。」
家の扉の前で待っていたアクアはいつも通りの表情で言った。俺は頷いてからルーシと森へ入った。井戸に行くには家の隣にある森を抜けなければならない。ジメジメした空気、森の中には光が届かず暗い、1人では歩きたくないところだ。もう少しで井戸に着くという頃、俺は後ろから気配を感じた。正義感が芽生えて俺はルーシの肩に手を置く。ルーシの顔が赤くなるのが見えた。自分の顔が一気に赤くなるのが分かった。
「ル、ルーシ…」
俺はこの際、ルーシに告白しようかと考えた。そう、感じた気配なんてもう消えていた。俺は手を握りしめて口を開いた。
「ルーシ、あのさ…俺…」
ルーシが目を開いてこちらを見る。
「俺…俺さ!お前のことがさ…!…す、」
「ガル危ない!!」 「……え?」
気づいた時には俺は押し倒されていて、目の前には胸を貫かれたルーシの姿があった。
「……え、ルーシ…?」
ボタボタと頬に落ちてくる血で事態の大きさを理解する。そして俺の理性はとんだ。次目を開けた時、俺の手は真っ赤に染まっていて、倒れていたのはアクアだった。ルーシを刺したのは…アクア?そんな訳……!戸惑う俺を抱き締めてくれたのはルーシだった。
「…ガル。ガルごめんね…大丈夫、ガルは正しいことをした…ガル………ごめんね……。」
なんで?なんで謝るんだ……。アクアは優しくて、恩人で、そんなはずない…アクアが俺たちを殺す…?絶対チガウ、チガウ…。
「ガル!当たり前なんてこの世には存在しない……しないんだよ……。1人にして…ごめんね…。」
虫の息とはこのことか…今にも死にそうな声で、なのに力強い声でルーシは言う。
「……死なないでよ。」
息を漏らすように言った言葉。
「…っ死ぬな!母さんもお前もアクアも!大好きなのに皆居なくなる!」
大好き……言ってしまったと思った。でも止まらなくて………
「俺…お前のこと…っ…愛してたのに…っ」
!! ルーシが俺の手を弱く握っていた。
「……私…も…ガルのこと愛してる…永遠…に……ねぇガル……両思いだね私たち。」
ルーシは、ふふっとぎこちない笑みを見せた。ぶわっと止まらないものが目から溢れ落ちる。ルーシの口から「生きて」と言われて母を思い出した。「大好き」なんで死ぬ時、貴方たちは…っ「幸せすぎるね」なんでっ…なんで同じこと言うんだよ!
「…皆置いてかないでよおおおおおお!!」
失ったものはもう戻らない。泣いたって意味無い。当たり前なんてこの世に存在しない。母さんもルーシもアクアも…もう名前を呼んでくれない、抱き締めることもできない、もう見れない……。でも前を向いていかないといけない…。いけないんだ……。もう会えないことないよね、母さん、ルーシ。俺が死んだら、きっと会えるよね。でも俺には生きる使命がある。だから俺のこと…迎えに来て!母さん!ルーシ!…俺…待ってるから……。
俺は暗い森の中で、夜になるまで泣いた。そして優しく微笑んで星が満開の夜空を見上げた。
灰さん(選択なし・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月24日みんなの答え:1件
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感動、、、+面白かった、、、、 こんちゃ、、、こーぽーだよ、、、
悲しい、、、、両思いだったんだ、、、、、
続き気になります、、、、
てか主人公、母も亡くしてたの!?
可哀想過ぎる、、、、
めっちゃ面白かったです☆また書いてください☆
灰さん、推します!!頑張ってください☆ こーぽーさん(大阪・10さい)からの答え
とうこう日:2024年1月6日
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