甘えたがりのキミに恋をした。
私、三村夏夜(みむらかよ)。中学1年生。
大好きな男子には甘えたがりで、女子は苦手なのか少し冷たいキミ。
そんなキミに恋をしてしまった。
「あはははっ」
高めの声で可愛らしく笑う。それが彼ー森野かなとに対する第一印象。
可愛い男の子は個人的に大好き。
だから、クラス内の推し≠ニして、彼を見ていた。
大好きな人にはバックハグをするなど、かわいらしく愛情表現をする。
結構くっついているイメージ。
「ねえゆーまぁ」
声のする方を振り向くと、満面の笑みでゆーま≠呼んでいた。
その笑みが私に向けられたものじゃないと分かっていても、胸が満たされた気持ちになる。
可愛い…!!
笑いをこらえている顔が個人的に1番好き。
一番見てられる、ほんとに尊い。
そんなこんなで推し≠ニして彼を見ていた。
三村と森野。実は出席番号が隣。
だからか、森野くんからしたら、比較的関わる女子ーだとは思う。
だけど必要最低限の会話しかしない。
それはそう。
なぜならば、悲しいことに彼は女子が苦手みたいだから。
用があって話しかけたってそっけない態度だし。
だから、話しかけるのは少し勇気がいる。
まぁでも仕方ないよなぁ。
誰かに甘えてるところを見るだけでも至福のひとときだしっ。
ほんとはもっと話してみたいよ。だけど、叶いそうにない夢だから仕方ない。
ある日のことだった。
出席番号順に活動していたとき、いつにも増して元気がなさそうな彼。
声をかけるべきかかけないでおくべきか。
迷ったけど、私の性格上、何も行動を起こさないわけにはいかなかった。
「ねえ」
顔だけ私の方に向け、返事は特にしない。
その態度に後ずさりそうになる。だけど、私は思い切って聞いた。
「なんかあった…?」
「は…?」
戸惑った表情で私を見る彼。
いつも向けられるような視線じゃなくて、少しだけ驚く。
「あ、ご、ごめん。何かあったら話聞くよってだけ」
「なんで?」
「え?」
「なんでそう思ったの?」
会話をしてくれるだけで驚く。それ以上に驚いた表情をする彼に、震える唇を開く。
「…なんとなく、今日元気なさそうだなって。…ごめん、忘れて」
思わずそう言うと、思わぬ言葉が彼の口から飛び出した。
「…いや、忘れない…。話、聞いて…」
「…え…?」
「三村なら、聞いてくれるでしょ…?」
話の内容は、友人との友達関係だった。
人間関係に悩まされていたらしい彼に、今日一緒に帰らないか、という提案をすると、驚いた表情をしつつも了承してくれた。
この一件だけで、彼との距離が縮まった気がするのは、私だけだろうか。
放課後、並んで帰路に着く。
「森野くん」
「…かなと」
「え?」
「かなとって呼んで?」
そう言って可愛らしく小首を傾げる彼。
尊さで心臓やられそうなんですけど…!?
なんだか悔しくて、私も負けじと言葉を紡ぐ。
「じゃあ私のことも夏夜って呼んで?」
「かよぉー」
…ダメだ、完敗だ。こんなの尊すぎる。
思わず赤面すると、いたずらっぽい笑みを向けられる。
そんなこんなで、心臓バクバクの放課後を過ごした。
それから数日が経ったとき。
「ねぇ夏夜ーっ」
その瞬間、背中に軽い衝撃が走る。
「わっ」
思わずバランスをくずす。
後ろを振り向くと、笑みを堪えるかなとの姿。
…可愛い、好き。バックハグは何回やられてもドキドキ半端ないって。
あの一件から、かなとは私に気を許したのか、よくくっついてくる。
あれだけそっけない態度をとっていたのに、と不思議に思うことも多々ある。
「…またやられた」
「ふふっ、照れてる?」
「照れてないって…!」
「ほんとかなぁー?」
そんなこんなで彼に振り回される毎日。今日も一緒に帰る約束をしている。
「…かわいいね」
思わずそんなことをつぶやくと、彼はムッとした顔をしつつも、どこか笑っている。
一緒に帰路についていた今日。
不意にかなとが口を開く。
「…ねえ夏夜?」
「ん?」
「好き」
「え?」
ドクドクと鼓動が速くなる。頭が真っ白になって、ことをうまく考えられない。
「夏夜が好き。僕と付き合って?」
頬を赤く染めた彼が言う。2秒ほどお互いを見つめる時間がすぎる。
「今の、本当?嘘告じゃないよね?」
「…うん、本当」
耳まで赤くなった彼がいう。尊さメーターはとっくにMAXを超えている。
「嬉しい!私も好き…!」
精一杯の笑みで彼に言う。彼は目を見開いた。
「えっ、ほんとに!?」
「うん…!」
「やったあ!!」
この瞬間から、尊さMAXの恋がスタートした。 打ち上げ花火さん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2024年6月16日みんなの答え:1件
大好きな男子には甘えたがりで、女子は苦手なのか少し冷たいキミ。
そんなキミに恋をしてしまった。
「あはははっ」
高めの声で可愛らしく笑う。それが彼ー森野かなとに対する第一印象。
可愛い男の子は個人的に大好き。
だから、クラス内の推し≠ニして、彼を見ていた。
大好きな人にはバックハグをするなど、かわいらしく愛情表現をする。
結構くっついているイメージ。
「ねえゆーまぁ」
声のする方を振り向くと、満面の笑みでゆーま≠呼んでいた。
その笑みが私に向けられたものじゃないと分かっていても、胸が満たされた気持ちになる。
可愛い…!!
笑いをこらえている顔が個人的に1番好き。
一番見てられる、ほんとに尊い。
そんなこんなで推し≠ニして彼を見ていた。
三村と森野。実は出席番号が隣。
だからか、森野くんからしたら、比較的関わる女子ーだとは思う。
だけど必要最低限の会話しかしない。
それはそう。
なぜならば、悲しいことに彼は女子が苦手みたいだから。
用があって話しかけたってそっけない態度だし。
だから、話しかけるのは少し勇気がいる。
まぁでも仕方ないよなぁ。
誰かに甘えてるところを見るだけでも至福のひとときだしっ。
ほんとはもっと話してみたいよ。だけど、叶いそうにない夢だから仕方ない。
ある日のことだった。
出席番号順に活動していたとき、いつにも増して元気がなさそうな彼。
声をかけるべきかかけないでおくべきか。
迷ったけど、私の性格上、何も行動を起こさないわけにはいかなかった。
「ねえ」
顔だけ私の方に向け、返事は特にしない。
その態度に後ずさりそうになる。だけど、私は思い切って聞いた。
「なんかあった…?」
「は…?」
戸惑った表情で私を見る彼。
いつも向けられるような視線じゃなくて、少しだけ驚く。
「あ、ご、ごめん。何かあったら話聞くよってだけ」
「なんで?」
「え?」
「なんでそう思ったの?」
会話をしてくれるだけで驚く。それ以上に驚いた表情をする彼に、震える唇を開く。
「…なんとなく、今日元気なさそうだなって。…ごめん、忘れて」
思わずそう言うと、思わぬ言葉が彼の口から飛び出した。
「…いや、忘れない…。話、聞いて…」
「…え…?」
「三村なら、聞いてくれるでしょ…?」
話の内容は、友人との友達関係だった。
人間関係に悩まされていたらしい彼に、今日一緒に帰らないか、という提案をすると、驚いた表情をしつつも了承してくれた。
この一件だけで、彼との距離が縮まった気がするのは、私だけだろうか。
放課後、並んで帰路に着く。
「森野くん」
「…かなと」
「え?」
「かなとって呼んで?」
そう言って可愛らしく小首を傾げる彼。
尊さで心臓やられそうなんですけど…!?
なんだか悔しくて、私も負けじと言葉を紡ぐ。
「じゃあ私のことも夏夜って呼んで?」
「かよぉー」
…ダメだ、完敗だ。こんなの尊すぎる。
思わず赤面すると、いたずらっぽい笑みを向けられる。
そんなこんなで、心臓バクバクの放課後を過ごした。
それから数日が経ったとき。
「ねぇ夏夜ーっ」
その瞬間、背中に軽い衝撃が走る。
「わっ」
思わずバランスをくずす。
後ろを振り向くと、笑みを堪えるかなとの姿。
…可愛い、好き。バックハグは何回やられてもドキドキ半端ないって。
あの一件から、かなとは私に気を許したのか、よくくっついてくる。
あれだけそっけない態度をとっていたのに、と不思議に思うことも多々ある。
「…またやられた」
「ふふっ、照れてる?」
「照れてないって…!」
「ほんとかなぁー?」
そんなこんなで彼に振り回される毎日。今日も一緒に帰る約束をしている。
「…かわいいね」
思わずそんなことをつぶやくと、彼はムッとした顔をしつつも、どこか笑っている。
一緒に帰路についていた今日。
不意にかなとが口を開く。
「…ねえ夏夜?」
「ん?」
「好き」
「え?」
ドクドクと鼓動が速くなる。頭が真っ白になって、ことをうまく考えられない。
「夏夜が好き。僕と付き合って?」
頬を赤く染めた彼が言う。2秒ほどお互いを見つめる時間がすぎる。
「今の、本当?嘘告じゃないよね?」
「…うん、本当」
耳まで赤くなった彼がいう。尊さメーターはとっくにMAXを超えている。
「嬉しい!私も好き…!」
精一杯の笑みで彼に言う。彼は目を見開いた。
「えっ、ほんとに!?」
「うん…!」
「やったあ!!」
この瞬間から、尊さMAXの恋がスタートした。 打ち上げ花火さん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2024年6月16日みんなの答え:1件
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う ま す ぎ .' :..o○*・*:..。o○**:..。o○*・
ども~♪
凛々犬/りりワン
だわん.'
○o。.本題わん.。o○
うますぎ
なんだが.'
現実的で
良い♪
タイトルも
凄く合う!!
キリカエわん.'
(▽・u・▽)
読んでくれて
ありがと~♪
では~.'
バイわん♪
☆ (>v<#)☆
:..o○*・*:..。o○**:..。o○*・ 凛々犬/りりワン_*元瑠海* #長文ごめさん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2024年9月22日
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