短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
真っ白なスケッチブックに
僕は水野蒼(みずのあお)。中学一年生だ。 僕は学校の近くにある神社が好きだ。 その神社の名前は「風神社」。 大きくて綺麗な神社だ。 僕は学校の帰り道に、たまに風神社へ寄り道している。 今日も僕は風神社へ来た。 風神社には桜の木が何本もあり、今がちょうど咲く時期だ。 僕はよく、風神社のスケッチをしている。 今日は桜を描くことにした。 スケッチブックを開き、色鉛筆を手に取った。 描き始めてから20分、あと少しで完成だったその時、 「ビュー」 急に強い風が吹いた。 桜の花びらが舞い、いつの間にか目の前に女の子が現れた。 白くて艶のある髪、青い瞳。歳は十歳くらいだろうか。 僕はしばらくその子を見つめていた。 「その絵、上手だね。」 急に女の子が話しかけてきた。 「ありがとう。あと少しで描き終わるんだ。」 「...じゃあ、しばらく見ててもいい?」 「全然いいよ。」 数分後、桜の絵が描き終わった。 「完成したよ。」 「すごい上手だね。...この絵、もらってもいい?」 「えっ?まぁ...いいよ。趣味で描いてるだけだから。」 「ありがとう。」 女の子が、僕に合ってから初めて笑った。 その笑顔は、太陽のようだった。 女の子に桜の絵を渡すと、女の子は 「大切にするね。」 と言って、また強い風が吹き、どこかへ消えてしまった。 数日後、僕はまた風神社へ来た。 すると、また強い風が吹いて桜の花びらが舞い、女の子が現れた。 「ねぇ、君は一体何者なの?」 と突然聞いてみた。 「...私はここの神社の神様だよ。風の神様。」 一瞬戸惑ったが、何故か彼女の言うことは信用できた。 「...そうなんだ。」 「私も暇でね。たまに人間に姿を見せるんだけど、みんな驚いて逃げちゃうんだ。逃げなかったのは君だけだよ。」 ...なんと答えてあげたら良いのか、分からなかった。 「今日は私の絵、描いてくれる?」 「いいよ。」 まだ真っ白なスケッチブック、鮮やかな色合の色鉛筆。 慣れた手つきで色鉛筆を動かし始める。 この絵はとびきり綺麗な絵にしよう。 そして、彼女に僕の思いを伝える。 『好きだ』と。
無視された少年
夏休み 僕らは山で虫取りをしていた。 でも、あたりが暗くなった。 「ねえ、もう帰ろうよ」 僕が言ったら、 「いいじゃん別に」 想真君が言った。 「あ!分かった。容吉全然虫とれていないから嫉妬しているだろw」 「でも・・・、『暗くなる前におうちに帰る』って先生がいっていたでしょ」 「お前小2になってもそんなこと気にしているのかw」 「だってっっ!」 喧嘩になってしまった。 そして、 「もういい!好きに帰ってろ!!!」 「お前とは絶交だ!!!!」 僕は2人に嫌われて泣きながら帰った。 次の日 起きたら誰もいなかった。 仕方のないから外に出て探すことにした。 でも、みんな僕を見ていない。 するとクラスメイトの由美さんが来た。 「由美さん、僕のパパとママ知らない?」 でも僕を見ずに通りすぎていった。 その後僕は夕方になるまで必死にみんなに話しかけての無視された。 「どうして・・・どうして・・・みんな無視するの?酷いよ・・・」 その時僕はお墓を歩いていた。 向こうに人が集まっていた。 すると、パパとママ、昨日喧嘩した想真くんと勇気くんがいた。 皆泣いていた。 「なんで・・・!なんで・・・!」 「あの時喧嘩しなければ良かった・・・・!」 僕は皆が集まっているお墓の前に来た。 その名前を見て僕は「あ・・・」と声を上げた。 そうだった・・・・・・・・・・・・。 僕は昨日帰っているとき・・・・・・・・・・・・・・・・。
月が綺麗ですねと呟く君。
' 月が綺麗ですね ' この言葉は 「貴方を愛してます。」と言う 素敵な意味をもっている。 私、豊田 あまね は 真っ暗な空を見ながら、 水色のワンピースを風に揺らして 黄緑の草ばかりの道を歩いてる。 「ふぅ。着いた!」 彼と待ち合わせした、 古びた小さな公園に来た。 彼はまだかなぁ… 心が妙に落ち着かない! 頭がふわふわしちゃう。 「あまね!遅くなってごめん」 「い、いや待ってないよ!!」 彼は 宮原 かなた っていう。 昔からの幼馴染というやつだ。 2人で古びたブランコに乗って 軽くこいでみる。 「ねぇ。あまね、なんで夜なのに 公園に呼んだと思う ? 」 「え。普通に 話したかったとか ? 」 「ちがう。」 ちがうんだ。じゃあなんなの?って 聞こうとしたら、 それをさえぎるように、 かなたが話した。 「それは後から、わかるよ」 「へー。へんなのぉ」 その時はそれくらいしか 考えてなかった。 あとで、 この日が人生で1番、 最高な日になるというのに。 ポツっとオデコに雨がおちた。 「あれ?雨かな?じゃあ、 そろそろ帰る ?」 「だめ。俺といようよ。 雨が止んで 空が晴れるまで。」 「なんでだよぉ。 まぁ、それくらい言うなら いいけどさ。」 まったく。 めんどくさいやつだ。 雨をあびながら、隣を見る。 かなたも、私を見る。 目が合った。あ、あれ? 私の顔が熱くなっていた。 なんで、、照れるとかじゃないのに? なんでだろ。 「あまね、 もう雨止んだんじゃないか?」 「あっ、た、たしかに っ」 「あまね…」 どうしたの!? かなたが、 綺麗な瞳で、 月を見ながら、涙を流してる。 あぁ。綺麗だな… 水晶みたいな、涙だな。 かなたが私の方を向いて、 こう呟いた。 「月が綺麗ですね。」 今日は人生で1番 素敵な日ですね。
ずっと見守ってるから
「にゃあ?」 あれ?なんで、猫になってるの…? えっと確か、帰り道で車に… じゃあ、私は1回死んだ…、? ____________________________________ こう思ったのはいつだろう… 今は君の家で幸せに過ごしている、 君は私の友達だ、 猫になる前に仲が良かった友達 毎日おしゃべりして…、 一緒に笑ったり、 泣いたり、 時には喧嘩もしたね… 君はわからないと思う 君が飼っている猫が私だってことに でもそれでいいんだ 君が笑顔でいてくれたら、 「ねぇ、絶対に先に死なないでね、」 「にゃ!」 約束した、したよね でも、その約束を私は破った 私は君より先に死んだ 「なんで…、約束したじゃんッ!どうして…、ポロポロ」 ごめんね、 でも、ずっと君のそばにいるよ、 この言葉君には届いてない けれど、君が笑ったりような気がしたんだ
病気とキズなん
はー。。大きくため息をついた。私は、、、私は、、、どうすればいいの。。?私はまこ、小学6年生。私は、重い病気を持っている。何回も薬をたくさん飲んだり、手術をしても治らない。。今日、医師からの報告を聞くと私は、すごい驚いた。「寿命は、もう3年しかありません。残念ですが。。」私は、目から涙があふれてきた。「え?う、嘘だ。。」私の親も悲しんでいた。「先生っ!ど、、どうすれば?どうすればいいんですか?」(まこ)「えーー。。私には、なにもできません。。」(医師) 私は、、、私は、、どうすればいいの、。。?なんか、もう全部嫌になってきた。泣、泣きながら夜は寝た。 次の日、「死ぬまでにやりたいこと、、?」「そう。なにかある?」(母)「。。。?」「考えておいてね!」(母)えー。。 私は、考えたくない。。死ぬってわかっているけど。暇だから、スマホを触った。「悩み」と検索した。あるサイトが目についた。押してみると、「き、キッズなんでも相談。。?」私にぴったりだと思った!「私の悩み、みんな聞いてくれるの!?」私は、さっそく相談した。 「よし!できた。」採用されるといいなー!」私の悩み聞いて欲しいんだもん。。 次の日、キッズなんでも相談をまた見に行った。私の相談あるかなー?わくわくしながら見た。もう、20件ぐらい回答してくれていた。「すごーい!」なんて回答してくれてるかなー?私は、見た瞬間嬉しかった。「まこさん。大変だったね。病気に負けずにがんばれ!」「まこちゃん!死なないように、がんばれー!寿命がのびますように!」などなど、応援コメントがたくさんだった。 「こんなに、応援してくれる人がたくさんいるんだー!」もう、回答している数が80件だった。 あと寿命1ヶ月、だったけど、もう私は、、私は、、もう、早く死んじゃってた。いつの間にか。私、みんなの応援コメントで嬉しかった。。みんな、、!ありがとうね。。まこが死んだ日、優しい雨が降った気がした。 こんにちはー!みりんでーす。(´∀`*)このお話は、感動系(?)なのか?あと、このお話は、実話では、ありません私がつくった話です。お話が上手くないですが、感想まってます。
林間學"虹" ~りんかんがっ"こう"~
今日は2023年10月13日。 僕、清太はキャンプ場に来ている。 というのも今日は明日の土曜と続けての林間学校だ。5年生にして初めての合宿行事。 楽しみでたまらない。 僕は現在カレー作り中!流行りの病の影響でレトルトカレーではあるんだけどね… やはり、林間学校は楽しい。 山の上の遊具あたりからは笑い…というか絶叫に近いような楽しそうな声が聞こえる。 また、夜も友達と同じ部屋で寝れるという貴重な経験が出来る。 さらに今回は参加自由の肝試し付き! 最高にも程があるだろう! あ、言い忘れていたが僕は大のホラー好きだ。 そして、夜になった。現在はキャンプファイヤーをしている。みんなで歌ってふざけて笑い合って。こんなに楽しい夜はあっただろうか。なんだか、最初で最後の最高の夜な気がする… すると、先生が「お待ちかねの肝試しの時間だ!参加するみんなはこっちに来てくれ!」と言った。 僕は颯爽と向かった。楽しみで止まない。 ルールは夜の遊具エリアを周るというものだった。おそらく、先生陣も仮装で驚かせて来るだろう。 僕は懐中電灯片手に歩き出した… 久々のこの雰囲気… 最高! すると… 「うわぁ!」 先生がゾンビの仮装をして出てきた… でも、この程度かぁ~っと僕は思っていた。 何か物足りない… すると、今度は…?ジェイソン?見たいな格好をした先生がいた。 あまりにも直立という感じで不気味だった。 でも、肝試しはこうじゃないと! 僕はそう思ってその先生の横を通り抜けた。 そういえば、あれどの先生だっんだろ…? すると、「ブルルルウウウゥゥゥ」っと機械音?がした。 すると、後ろには明らかなチェンソーを抱えたジェイソン仮装の人がいた。 チェンソーも本物…だった。 すると、奴はこっちに走り出した! 「え?」すると、何とすぐ横にいた別の生徒を切り倒した。初めて、人の死体を見てしまった僕は少し、立ち止まった後に必死で走り出した。 何で?何で?僕は自問自答をするしか無かったんだ… は!今日は10/13日!そして…金曜日… さらにここの近くにはキャンプ場がある… そのまんまじゃないか… 奇妙過ぎる林間学校に僕は泣き叫ぶこともできなかった。 もうすぐ、森を抜けるはずだ… あ!すると、森から抜け出せた! すると、そこ…は? 「え?」なんと、真っ昼間、1日目の林間学校の真っ最中だった。 何が起きているのか理解できなかった。 僕はどこかで過去に戻った…? と、思われる。 何故、こんな事になったのか… そこで、夜にチェンソーで切り倒された生徒の事を先生に聞いてみた。 先生!葵さんは…? 先生がこう言った「誰だ?それ?」 「は?」僕は驚く事しか出来なかった。 そういえば僕の行ってる学校はマンモス校だ。 でも、異様に人が少ない… もしかしたら、これまでも何人かが殺されてる…のかもしれない。 ちょっと待て… このままだとここにいる全員が… 嫌な予感しか無かった。 ~BAD END~
人生が変わった日
わたし、柚木月(ゆずきるな)、高校3年生。地味で、こんな子いるよなっていう、"普通の子"。目立たない、普通の子。 ―でも、わたしが"普通の子"を貫き通してきたのには訳があるんだ― 「るーなっ。あーそーぼー!」 「なにする~??」 中学2年の夏休み。親友、だった 三浦琴羽(みうらことは)と、遊んでいた。そわたしは、明るく活発だった。うちほど元気なクラスはないくらい、みんなも元気だった。 鮮明に覚えている。ちょうど、5時になった頃だった。神楽センパイがきたのだ。イケメンで、性格もよく、わたし以外にも神楽センパイを好きな人はいたと思う。 「なぁ、柚木。ちょっといいか?」 周りの視線が一斉にこちらに向いたのがわかった。反射的に、下を向いてしまった。もう一度顔をあげ、言う。 「は、はいっ。なんでしょうか...」 「こっち来て」 言われた通りに、歩く。 「あの、、」 「俺、柚木のことが好きだ。付き合ってください。」 わたしにとってはじめての告白は、神楽センパイからだった。その時、琴羽の声が聞こえた。そう言えば、琴羽も神楽センパイのこと、すきだったっけ。 帰るとき、聞こえた。 「抜け駆けだよ。るなのこと、信用してたのに」 ひっ、と、すすり泣く琴羽の声が聞こえる。怒りと悲しみが混ざったような声だった。 琴羽は、話しかけても答えてくれるし、楽しそうだった。わたしには、そう見えた。でも、あの言葉を聞いてしまったから、誰も相手にしてくれないってことはわかってる。その日、わたしはわたしを捨てた。もちろん神楽センパイもフッた。そのおかげで、神楽センパイからも、ひどく言われてるんじゃないかって、心配だったけど。 別に、いじめられてたわけじゃない。自分で決めた道だ。 でも今、そんな人生が変わろうとしている。 幼なじみの悠が、言ってくれた。 「本当の月がみたい。僕の前では、作らなくていいから。本当の月の方が、僕は好きだよ。」 「悠...」 月、だなんて呼んでもらえたのは、ずいぶん久しぶり。 「僕と付き合って。僕の前では、泣いてもいいから」 気づけなかった。こんなにも近くにあった幸せ。もう、離さない。 「うんっ...!」 目の前にある幸せ、もう離さない。
双子の約束
ある満月の日のことだった。 2人の約束をしたのは。 今思うと、満月の日に約束をしなければよかったのかもしれない。 私の名前はゆい。小学一年生。 私には双子の妹がいる。妹の名前はゆり 私とゆりはとても仲がいいの! それで、満月の日に、私たちはある約束をした。その約束は、 「いつまでも一緒にいよう!」 っていう約束。 この約束は、『お互いに結婚はしないでいつまでも一緒にいようね!』っていう意味が込められているんだ!(ってゆりが言ってた。) 約束を交わした私たちは今まで以上に、一緒にいた。私にとっても、ゆりにとってもとても、とても幸せな日々だった。 でも、そんな幸せな日々は長く続かなかった。 それは、夏休み前、最後の登校日だった。 ゆりと一緒に小学校から帰っていた日、私たちは事故にあった。 横断歩道を渡っていると突然、トラックが突っ込んできた。 キキーッ、ブレーキのなる音がした瞬間、ボンッという音と共に私の意識は無くなった。 気付けば私は病院にいた。お母さんがそばにいた。 「お母さん、私って事故に遭ったの?」 「うん。でも、ゆいは軽傷で済んだよ!」 「よかった!え、ちょっと待ってお母さん!ゆりは?ゆりは大丈夫なの?」 「ううん。多分、ゆりがゆいのこと、庇ってくれたみたい。」 「え、嘘でしょ?」 お母さんが椅子から立った。 「ゆい、本当なの。でも、ゆりにとってはいい最期だった思うわ。」 お母さんが座ってて見えなかったけど、私の隣のベットにはゆりがいた。 私は思わずゆりに話しかけた。 「嘘でしょ?ゆり、ゆり、ゆり、お願い、死なないで!一緒にいるって約束したでしょ?」 「覚えてくれてたんだ!ゆり、嬉しい!」 「え?」 「ゆりだよ!ゆいの妹の」 「本当にゆり?ゆりなわけないって。ゆり、死んじゃったんだよ?」 「何言ってるの?私はゆり。」 「何しにきたの?」 「約束を守りにきたんだよ!一緒にいるって約束したもんね!」 「うん!」 「ずっと一緒」 「え?」 「ゆりとゆいはずっと一緒」 「約束したもんね」 「じゃあ、こっちの世界においでよ!」 「え? きゃ、きゃぁー!」 「ゆい、大丈夫?ゆい、ゆい!ゆりまで死んじゃったなのにゆいまで死なないで!」 ゆいは、満月の日に約束なんてしなければよかった、そう言って姿を消した。
もう少しあなたといたい
私は、環方美優(わがたみゆ)。 私は、毎朝の通学の時間を楽しみにしている。その理由は、通学に使っているバスに、好きな人が乗っているからだ。 彼の名は、藤原蓮斗(ふじはられんと)。スクールバッグに名札のようなものがついていたので、名前だけは知っている。藤原くんは、私が通う公立中学の近くにある、私立高校に通っているようだ。そこの制服姿がとてもかっこよくて、つい見惚れてしまう。普段は、一心不乱に本を読みふけっているが、たまに私の視線に気付くのか、顔を上げて私の方を見てくる。 (やだ、私ったら。「私の方を見てくる。」って。私を見たわけじゃないかもしれないのに。私が、自意識過剰なだけよ。) ある日の朝、大雨が降った。私が通学する時にはもう治まったが、雨の影響で電車が運転を見合わせた。なので、通学・通勤をする人々は、市バスやタクシーに殺到した。 私は、いつものようにバスに乗ろうとしたが、人が多くてなかなか乗れない。半分諦めて、私は、屋根のあるバス停付近のベンチに座ってスマホを見ることにした。 数分後、隣に誰かが座った。 「おはよう。キミも、バスを待ってるの?」 その人は、なんと、藤原くんだったのだ。突然、彼に話しかけられて、私は少し驚いた。 「あっ、おはようございます。私も、バス、待ってます・・・・・・。」 テンパって、意味不明な返事をしてしまった。 (あぁ、やっちゃったぁ。緊張して、上手く話せなかった・・・・・・。) そんな私を見て、藤原くんはくすっと笑った。 「僕は、藤原蓮斗。高校一年生。キミの名前は?」 「私は、環方美優です。中学二年生です。」 「へぇ、美優っていう名前なんだ。可愛いね。」 可愛いと言われて、顔がかあっと熱くなる。 私は、バスを待っている間、藤原くんとおしゃべりをした。 (あっ、そうだ。私、言ってみたいことがあるんだよね。「雨が止みませんね。」これは、「もう少しあなたといたい。」っていう意味らしいの。友達から聞いたんだ。) 「藤原くん、雨が止みませんね。」 「あぁ。雨、なかなか止まないな。このままだと、学校に遅刻するかも。」 (藤原くん。もしかして、この言葉の意味がわかってない?) 相手が意味をわかっても恥ずかしいし、わからなかったら少し寂しい。 (複雑な気持ちだなぁ。だけど、一緒にいられるだけで嬉しい。) そう思い、私は雨が降り続ける空を見上げた。
つながる
「好きです、付き合ってください」 ああ、やっと言えた。 彼とは高校で3年間同じクラスだった。 その間、彼のやさしさとかかっこよさとか、いろいろなところを知って、好きになった。 今、ついに思いを打ち明けたのである。 心臓がものすごく早く脈打っている。 顔が熱い。 返事が聞きたいけど、聞きたくないような。 足元で何かの草が揺れている。 おねがい、はやくこたえて。 もしくは、ときよとまって 「はい。こちらこそよろしくお願いします」 はっ、と顔をあげると、大好きな彼の、はにかんだような笑顔があった。 照れくさそうに鼻の下をこすっている。 「僕も・・・君が好きなんだ。まさか、両想いだったなんてね」 嬉しい。 抜け駆けちゃった。 照れるとこんな顔するんだ。 恥ずかしい。 色々な気持ちが一斉にこみあげて、力が抜けてしまい、膝から崩れ落ちた。 「わあ、大丈夫!?」 彼の声がすぐ目の前に近づいていた。 思わず顔をあげると、バチっと目が合った。 しばらく見つめあう。 彼の妙に熱っぽい視線がくすぐったい。 ほほに彼の手がそえられる。温かい。 唇が近づく。つやのあるコーラルピンクだ。 鼻先に彼の息が触れる。 私の心臓が早鐘を打つ。脳が揺れるようだ。 もうすぐ2人の唇がつながるんだ。 残り何センチだろう。4、3、2、1、 「・・・っ」 なんの感触もなかった。 私は、顔をそむけてしまったらしい。 顔を戻すと、彼が、おやつをおあずけされた子犬のようにしょんぼりとしている。 「ごめん、嫌だったかな」 「まだ、実感がないっていうか、心の準備ができてないっていうか」 「そっか」 「ごめんなさい・・・」 「いや、いいよいいよ。ちょっとずつ互いになれていこう。ペースってものがあるしね」 こんな時も彼は優しい。好きだ。 でも少し、いやだいぶ申し訳ない気持ちになった。 私は何をしてあげればいいのかな。 そうだ、 「手をつなぐのなら、多分大丈夫だよ」 そう言って手を差し出した。彼は少し戸惑っている様子。 だんだんと彼のほほに赤がさしていく。 「やったーっ」 とっても無邪気に私の手を握ってきた。私よりも随分と大きいてのひらだ。 私達はついに繋がることができたんだ、という実感がじわじわと胸に広がる。 ずっとつながっていたい。そう思った。
その日まで。
一生懸命な背中。 眩しかった。 ずっと憧れてる、ふたつ上の先輩。 優しい笑顔、明るい言葉。 ちょっぴり生真面目なところだって、大好きだった。 いつも私たちに「頑張れ」って言ってくれた。 何気ない言葉でも嬉しくて、それだけで頑張れた。 あの人みたいになりたいな。 「きっとなれるよ」と言葉をかけてくれた。 胸に刻んで、今日も生きている。 信じ合い、同じ夢を追いかける。 この先に輝かしい未来があるなら、いくらだって努力する。 挫けそうなときもあるけれど、力を貸してくれる。 今日も全力で練習に励む。 自分を超えるために。 あの人に近づくために。 苦しくても、諦めない。 目指してる未来は今よりずっと輝いているはずだから。 一足先に旅立った。 次会えるのはいつだろう。 「大好き」のひとことも伝えられてないのに。 次会えるときには私も立派になっているのかな。 あなたみたいになってるかな。 その時まで待ってるね。
時空を超えて
__20xx年 「なんだよ、そんな辛気臭い面すんなよ」 「すみません」 自身の口から零れ落ちたのは、一言の簡潔な言葉、唯でさえのポーカーフェイス。何も含んでない様に感情を押し頃したつもりだったのに、この人にはお見通しらしい。目の前の幼さを残す青年は、癖のあるツートンカラーの茶髪を揺らし、困ったように頭を掻いて笑みを浮かべる。ふと目に入る彼のトレードマークの赤いジャケットだって、もう二度とお目にかかる事は無い、それが分かっているから、いのこる心算もなければ、もう時間もない。あとほんの数刻が経てば、次元装置が自身の元のいた世界線へと送り飛ばしてくれるのだ。最後のチャンスなのだ。 「お前だけじゃないんだよ、寂しいのは だって、先輩が此処で止めたらさ、後輩のお前に示しがつかないだろう?」 そういう割にその態度はやけにあっけらかんとしたもので、嗚呼、今飛び立ったら直ぐ自身という存在が彼の脳裏から居なくなりそうだ。此処にこれ以上留まっても、迷惑がかかるから、もう行きますね、と顔は見せずに時空を越える装置に乗り込んだ。刹那、反射的、といっても差し支えないように手を掴まれる。 「…〇〇さん?」 「…俺って悪い先輩だよな、本来なら此処でお前に心配かけないように笑顔で見送ってさ。そうしたら、いいのに」 もう片方の手で鳶色の目から零れ落ちる透明な雫を拭うものだから、彼の赤いジャケットの袖が濃い赤へと染まっていく。普段の明るい彼からは想像できないくらい、何かに縋るように、蚊のなく様な声で零れ落ちた__行くなよ__の4文字が自身の胸に突き刺さるのは分かった。少し経った後、赤く腫れた、まるで宝石の様な瞳の縁に雫を溜めて、彼は微笑んだ。 「お前が、俺達の未来をより良いものにしてくれるのを願ってる、お前の幸せだけを俺は願ってるから。だから、…また会おうな!」 その時の彼の無邪気な本心からの笑顔は、脳裏に焼きついて離れない、きっと一生ものなんだろう。二度と会える筈がないなんて、分かっているんだ、だから今だけは、彼の勇姿と温もりに溺れさせて欲しい。 「ええ、〇〇さん。また会いましょう。……本当は、貴方の事が__」 かたん、最後の言葉が紡がれることはなく、未来に生きる後輩は装置ごと姿を消した。最後の言葉は分からなかった。ただその場で、瞳から零れ落ちる雫で赤いジャケットにもう一度深い赤のシミを作り、無意識の後に呟いていた。 「俺も、お前の事が」 __________________________ とある理由で過去に飛んだ未来人、目的を果たし未来へ帰る別れ際の話 先輩 後輩呼びなのは住んでる時代が違うので、その時系列的な所より 最後の言葉は貴方のご想像に end
私達は、最初で最後の恋をした。
私は晴菜(ハルナ)と申します。桜井家の姫。 ですが、普通の小学校に通っています。 なぜなら、私、普通の生活に憧れているのです。 ランドセルを背負って、お友達とご一緒に登校を し、何気ないお話をしながら、クラス替えで わくわくしたり...そんな普通の生活をしてみたいと 思い、家来とお父様に申し上げますと、渋々、 お許ししてくれたのです。まぁ、お友達とご一緒に登校は お許しされなかったのですが。そんな毎日が楽しかったのです。 あの方と出逢うまでは。 「俺は、楠木稔です!!皆と仲良くなりたいです!、 よろしくね~」 最後に目があったのは気のせいですか...ね。 「席はどうしましょうかね」 先生はおっしゃいまし... 「桜井の隣がいいです!!」 え...はい?今この方、なんとおっしゃいました? 「あ...え...?はい、分かりました...」 先生の慌てた声。ってはいっっっ!? ガタガタ、ガタガタ、 ざわざわ、ざわざわ お机が運ばれる音、周りの方々がさわぐ音。 「よろしくね、桜井♪」 これは...何なのでしょう。 「桜井?」 「はっ、はへ?」 私ったら何を?お恥ずかしい...っ! 「桜井のこと、顔見て、すぐわかった、可愛いよ」 可愛い......かかかか可愛......い...!? 「なななななな何をおっしゃるのですか、おおおおお恥ずかしい」 こーゆー人って何とおっしゃるんでしたっけ...えーと、えーと。 よ、よ、よ、よ、よう、よう、陽、、、、、 「桜井さん?」 先生の微かな声が聞こえました。 「陽キャでしたっ!!!(そうだ、陽キャとおっしゃるんでした!」 「え...」 クラス全員がこちらの方を向いたような視線が...? 「え...えっと。あの桜井さん、自己紹介中ですが...?」 「はへ?あ...あ、すみません」 うぁぁぁやっちゃったぁぁぁぁぁ!!!!((泣 ん?なんか隣からすごく笑顔な人が...眩しいです!! 太陽より眩しいですっ! 「桜井、俺、好きな人出来たかも」 「あぁ、そうなのですか」 「女子ってさ、ひとめぼれ、あり??」 なんで初対面の男子から恋相談をされているのでしょうか。 「あぁ、いいんじゃないでしょうか」 「桜井って彼氏いんの?」 「えぇ!?いませんよ。ていうかいたこともないです!」 稔さんの好きな人、誰なんだろう。何なのですか、この気持ち。 期待と不安が混じりあったような...。なんで初対面のひとに どきどきとしているのですか。 「じゃぁさ、俺が桜井の...いや、晴菜の最初で最後の彼氏になれませんか?」 ーこの人の最初で最後の彼女になりたいー
「精一杯生きるよ」
私は、昔から重い病気を患っていた。 余命が減っていく恐怖と戦うのが、どんなにつらいか。 夜空に浮かぶ星を眺める。 「時間なんて戻せないよね、バカみたい」 空に向かって言う。 時間を見る。夜の十一時。 鏡に映った姿は、自分でもわかるほどやつれている。 そう。ここは病院。 私は、内緒で詩を書いている。 今日もペンを走らせる。 「お父さんへ 私は病気だけど、頑張って生きてるよ 生きることに疲れたと言って 生きることをやめてしまう人もいるけど 私は頑張って生きるよ だから 私が死んでしまっても 生きることをやめないで 今、会いに行くって言って 帰ってこなくなったら 残されたみんなが悲しむよ だから 私は精一杯生きるよ 天国のお母さんと私より」 _朝_ 私がペンを持つことはなかったけれど、鳥がきれいな鳴き声で、チュンチュンとさえずっていた。 そのころ、お父さんは私の詩を読んで涙を流していた。 「詩織、美緒・・・」 やがて、お父さんは再婚した。 新しい家には、私の詩が飾ってあった。 私の詩は、お父さんがコンクールに出して、優勝した。 お父さんは、私のことをまだ覚えていた。 そして、お父さんに子供ができた。 その少し前、私は神様にお願いした。 「もう一度、〇〇」と。 お父さんの子供は、菜織と名付けられた。 その子は、菜織は、ある春の日に言った。 「その花、どうするんだい?」とお父さんが聞くと、 「おねいちゃんに、あげるの」と言った。 「いい子だね。お母さんが、カレー作ってくれるぞ。」 「やったー!」 「詩織も、カレー好きだったなあ」 お父さんがつぶやく。 菜織は、「おねえちゃんの好きなもの、みんな私と同じなの」 と言って、子供らしく笑った。 おしまい。 {解説} 菜織は、詩織ちゃんが転生?した子供だったから 好きな食べ物が全部同じだったってことです。
君が残した最期のいたずら。
はぁ。今日もか。 私の靴箱にはいつもくしゃくしゃになった紙が入っている。 まわりを見渡すとひとりの男子がにやにやしながらこちらを見ていた。 「ゆうまー!!」 あいつの名前はゆうま。 私の同級生でいつもちょっかいをかけてくる。 「うわ!見つかった!」 と言いながら鬼ごっこがはじまる。 「またやってんのー?」 廊下にいた友達に言われた。 「見てんなら助けてよー」 みんなは、いつもの夫婦喧嘩だろーと言ってながされる。 ってか夫婦っていうより腐れ縁だわ。 そして次の日もその次の日もいたずらはつづく。 そして1週間が過ぎたある日の事だった。 靴箱にはいつものようにくしゃくしゃになった紙が入っている。 またゆうま... すると紙には文字が書いてあった。 そこにはゆうまの字でアホと書いてあった。 あいつ… そしていつもの鬼ごっこがはじまる。 この時はまだ普通だった。 ただ紙に文字が書いてあるのが何日も何週間も何ヶ月もつづいた。 おかしいなと思い、ゆうまに話しかけてみた。 「ゆうま。なんかあったの?」 するとゆうまは辛そうな顔をして 「すずな、ごめんな。おれ、転校するんだ。」 と言った。 「…え?」 わたしはおもわず声が出なくなった。 「どこに?」 「…北海道に。」 わたしたちが住んでいるのは神奈川県だ。 「と、遠すぎるよ…いつ出るの?」 「明後日の午後。」 「わかった…」 わたしは複雑な気持ちのまま家に帰った。 それから2日後。 今日ゆうまがこの街から出ていく。 歩きながらゆうまの家に向かうとトラックがあった。 そしてその後ろにゆうまのお父さんが乗ってる車があった。 間に合わないかも…と思いながら歩いていたが 「すずな!!」 私の名前が聞こえた。 振り向くとゆうまがこちらを向いている。 「絶対に、帰ってくるから!」 わたしは泣きそうなのをこらえて 「うん!待ってるから!」 と言い、ゆうまを見送った。 それから1年後ゆうまが交通事故で無くなったことを聞いた。 まさかあの会話が最期になるなんて考えもしなかった。 わたしは悲しい気持ちでいっぱいになった。 そして学校に向かう。 去年まで当たり前のように入っていたくしゃくしゃの紙はない…はずだった。 今日はなぜだかくしゃくしゃの紙が入っていた。 おそるおそる開いて見るとそこには見慣れた字で 「好きでした。」 と書いてあった。 「ばか…わたしもだよ…」 いたずら好きな同級生が最期に残したのはくしゃくしゃになった一通の手紙だった。
卒業式が待ち遠しい
彼に片思いを知られる前に、卒業してしまいたい。 早く高校進学して、 彼への恋心を絶ってしまいたい。 こんなに好きになった人、今までにいない。 でも、彼には彼女がいるし、友達も多い。 私の恋がかなうわけない。 私が彼に告白してしまわないように、 そして嫉妬してしまわないように、 一刻も早く卒業してしまいたい。 涙が出てくる。 放課後の教室で、一人泣く。 卒業式が待ち遠しい。 この恋心を絶ってしまいたい。 ああ、卒業式まで、1か月もある。 誰かに、この私のことを止めてほしい。
君と僕の恋物語
僕には、好きな人がいる。でもその恋は、叶いそうにない。でもなるべく叶えたい。あの男の子と・・・・・。 こんにちは、僕の名前は「雷」(読み方は、らい)。序盤でも話した通り、僕には、男の子の好きな人がいる。 この事で、散々いじめられてきた。けど、諦めきれない。絶対に叶えたい恋だから。 相手の名前は「海」(読み方は、うみ)。イケメンはイケメンだけど、あまりモテない。どうしてだろうか。 でも、僕は、女子たちに告られる。海よりイケメンじゃないのに。 女子にモテても仕方ないから、「好きな人がいるから」と断る。 また、今日も告白された。そのことで遅くなっても、海は、まってくれる。でも今日は、いつになく不機嫌だ。だから僕は「海、なんかあったか?」と質問する。けど海は、「別に、何でもないよ。」と返す。僕は、心のなかで(良かった。なんにもないなら)とホッとしていた。 でも、本当の海の気持ちは違った。突然海サイドになりまーす! 俺は、雷のことが好きでも言えない。だって、雷がモテているから。 雷が女子に告白されるたびに、胸が痛くなって、不機嫌になってしまうのだ。でも、明日こそは、雷に告白したい! そして雷サイドになりまーす!僕は、明日こそ海に告白して、恋人?になりたい! そして次の日 「おはよう、海。」 「おはよう、雷。」と僕は、海に挨拶し、早速本題に入ろうとした瞬間、海が口を開いて言った。 「今日の放課後予定ある?」と。僕は今のところ何も予定がなかったから「ないけど、どうしたの?」と返した。すると「俺、雷に話したいことあるんだけど、屋上にこれる?」と聞いてきたから、僕は「わかった!」と言い席についた。そして放課後、僕は、海に言われたとおりに、 屋上に向かった。そこには、真剣な眼差しで僕を見てくる海がいた。そして、海は僕をなんで屋上に呼び出したか話し始めた。 そして話が終わると、海は僕に向かって「俺ね、雷のことが好きなんだよね。」と言った。僕はびっくりした。そんな事言われると思ってなかったから、そして僕も「海、ありがとう。実は僕も海のことが好きなんだ。」と返事をした。海は嬉しそうに僕に抱きついてきた。僕も抱き返した。この先何があっても、2人で乗り越えていこう。と誓った。 長くなりましたが、海と雷幸せになってほしいですね。 では ばーい!
ストーカー…?
『ストーカーにあっている』 彼にそう言われた。 え、大丈夫なの? 安心して、私が必ず守るから おはよう、今日も可愛いね、 モニター越しの彼もまた尊い… ストーカーからは私が守る ストーカー…か、 誰?彼にそんなことするのは それにしても… 今日の彼も本当に可愛い あぁ、今すぐ抱きしめたい 今日はこれからバイトだよね? ちゃんとあいに行くよ 終わるのは8時頃だっけ? 大変、したくしないと 他の女と話すのは許さない こうやって見ておかないと じゃないと、安心出来ないでしょ? あ、失敗してる 焦る君も本当に可愛いね… アルバムにおさめておかないと 彼が出てきた… 後ろ姿も可愛いなぁ… 飛びつきたくなるよ 今日も無事に家についたね、 さてと、第1任務完了 家に戻ってモニターをつけないと 何かあったら大変でしょ? 彼は私のもの、他の奴には渡さない 君の全てが、私の全て 大丈夫、ちゃんと見てるよ ストーカーからは、私が守るからね