短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
耳が聞こえなくても【短編小説】(恋愛系)
みんな、口をパクパクさせている。 何かを食べているわけじゃない。 きっと、喋っているんだ。 でも、何を言ってるのかは私は分からない。 だって、耳が聞こえないから。 私は自分の意思で普通の学校に通っている。 だけど、待ち受けていたのは苦労ばかり。 いじめられてはいない。けれど、誰か悪口というものを言っているだろう。 そんなことを思っていたら、肩を優しくトントンと叩かれた。 振り返ると先生がいた。 私のクラスの担任の先生は手話ができる。 内容は、 「今度、学年で手話の勉強をします。お手本、お願いできますか。」 だった。 私は 「良いですよ。」 と、伝える手話をした。 先生は 「ありがとうございます。」 と、手話をしてものすごく口をパクパクしている男子の方へ行った。注意をするのだろうか。 なんだか、ワクワクしてきたなぁ。だって、みんなが私を普段どういう感じで話をするか分かってくれるから。 いよいよ、手話を勉強する日がやってきた。 私はどんどん手話をやっていった。それと同時に先生が口をパクパクさせている。意味を言っているのだろう。 首を傾げて見る人や、興味深そうに見てる人、つまんなさそうに見てる人などがいた。 そして、私は「大好き」という手話をした。 そしたら、ある男子がピクッと体を震わせた。 なんなのだろう。寒かったのだろうか。 そんな疑問を抱きながらも、私は手話を続けた。 男子への疑問は残されたまま、手話を勉強する時間は終わりを告げた。 なんだろう。この気持ち。 車の中で私は考えた。 私は何も聞こえないから、車が来たとき気付かない可能性が大きい。ということで、安全のため車で帰っている。 どうして、私はこんなに男子が体を震わせた理由を知りたいのだろうか。 確か、あの男子は鉛筆を拾ってくれたり、挨拶がわりに手を振ってくれたりした。 まさか……これが、恋? そんな。名前も知らないのに。 だとしたら、私は男子が体を震わせた理由は、私のことが好きだからということであって欲しい、と願ってる? …でも、私のことが好きだとしたら、手話を勉強するかもしれないよなぁ。 あの男子は、手話を全く知らない。知ってたら、手話をやるはずだ。 じゃあ、違うかな…。 どうしよう。 例の男子と隣になってしまった。 緊張しすぎて集中して授業に取り組めない。 大丈夫。私は先生の手話を見るだけ。聞くことは問題ない。というかそもそも聞こえない。 なんとか、授業は終わった。 ホッとしていると、男子に背中をツンツンとされた。 驚いて口を開けてしまった。声は出てるか分からない。 すると、男子はもじもじしながらなんかの紙を私に渡した。 そこには綺麗とは言えない字で 「昼休み 廊下に来て」 と、書かれていた。 も、もしかして…? いや、そんな少女漫画みたいな展開はあるはずがない。 無理だろう。きっとなんかの用事だ。 じゃあ、何でわざわざ廊下に…? 廊下に…来た……。 なぜか手汗がどんどん滝のように出てくる。 男子が来た。 そして男子は「こっちに来て」という手話をした。 ……え?手話?何で?なんで出来るの?…あ、前授業でやったんだった…。そりゃあ、出来るかぁ。 残念な気持ちを隠しながら、私は男子に付いて行った。 行き先は、足がすくみそうな景色が見える屋上だった。 男子は、 「その、大事な話ありました。」 という、手話をした。文が少し変だ。 正しくは、 「あの、大事な話があります。」 だろう。 しかし、大事な話とは…? すると、顔を赤くしながら 「あなたのことが大好きでした。」 と、男子は間違い一つない手話をした。 …え?嘘?夢だよね…? 「良ければ、付き合って下さい。」 という手話を男子は私の目をしっかり見ながらやった。 …。 私はしばらく考えたあと、ある手話をした。 男子は首を傾げた。 あ、そうか。この手話は分からないか。 私はすぐさまメモ帳を出し、こう書いた。 「私はあなたの一生のパートナーになるつもりです。良いですか?」 男子はそれを見て、目を丸くしながらこっちを見た。 そして一秒もたたないうちに、目を輝かせ、たくさんうなずいた。 私たちは笑顔になった。 すると、男子が顔を近づけてきた。 柔らかい感触が私の口にきた。 私たちの唇が重なった。 私は彼の体の中でこう思った。 耳が聞こえなくても、私はあなたを愛します。 どうでしょうか…? あ、私は耳が聞こえます。なのでこの話はフィクションです。 ちなみに男子の名前はそのあと聞いたってことで! 感想待ってます!
孤独な少女と盲目の猫
私の親はお母さんだけ。 私が赤ちゃんの時に離婚したらしい。 じゃあ、いつも連れてくるあの男の人は誰なんだろう。 まぁ、私には関係ないか。 ご飯は今日も冷めたパン。 お母さんは私が寝てる間にどっかに出かける。そして、時間帯は決まってないけど、男の人を連れて帰ってくる。 窓から見えるのは、ランドセルを背負った私と同い年ぐらいの子たち。 私「いいな」 そこにお母さんが帰ってきた。 私「どうしたの?」 私の問いかけに、母は答えなかった。 すると、男の人が入ってきた。 男「お前邪魔。外行けよ」 邪魔なのか。じゃあ公園行こ。 生憎、外は雨だった。 服がびしょびしょになりながら、私は歩いた。 「ニャー」 すると、どこかから声がした。 私は声の主を探した。 そこには、汚れた薄汚い猫が座っていた。 私はその猫に、たまたま持っていたパンの欠片をあげた。 けれど、こっちに来ない。 近くに置くと、ふらふらしながらパンを探して食べた。 その猫の目を見ると、濁っていた。 私「あなた、目、見えないの?」 私が聞くと、猫は 「ニャー」 と一言鳴いた。 次の日、私はパンをいつもより多めに残して猫にあげた。 猫は 「ニャー」 とお辞儀をしてから食べた。 次の日も次の日も、あげ続けた。 それから4年たったある日、猫はいなくなった。 私が探していると、大人の人が話しかけてきた。 大人「猫探してるの?」 私「うん。」 大人「猫ちゃんね、私達職員に保護されたのよ。」 保護? 私「保護って?」 大人「えっ」 私の、見た目とは反対の、幼稚な質問に大人の人は固まった。 そして、大人の人は 「ちょっとおいで」と言って、私の手を握った。 私達が歩いて行ったら、一台の車があった。 私はそこに大人の人と乗った。 暫くして着いたのは、大きな施設だった。 大人の人は他の大人の人と話している。 話が終わると、大人の人が私に 「貴女も保護されるよ」と言った。 そこからは私はその施設で過ごした。 ある日、施設でテレビを見ていると動物の番組があった。 私「あっ」 なんと、そこに映っていたのは、あの猫だったのだ。 ナレーションは 「盲目の猫が、奇跡的に回復し新しい飼い主を見つける事ができました!」と言っていた。 あの猫にまちがいない。私は何故かそう思った。 それから私は勉強して、学校へ行き、卒業した。 来年から私は社会人。 あの猫がいなかったら、私は今頃どうなっていたのだろうと想像すると、ゾッとする。 親とはあれから一度も会っていない。 今日も私は、幸せに暮らしている。 _終わり_
【短編小説】あの日
この写真に手を合わせるのは、今日で何回目だろう。 写真に写っているのは、白いフワフワな毛が特徴で、くりくりしたどんぐりみたいな目。 あの日、ももかが死んだ。 ももかとは、私達が飼ってた犬。犬種はポメラニアン。 小さい体なのに、本当に頑張り屋だった。 ソファーに上ろうと、つまずいても諦めず。おやつをもらおうと必死に鳴いてて。私は諦めかけておやつをあげるとすっごい喜んで。 ももかは私の癒しだった。 一人っ子の私からして、ももかは可愛い妹みたいな存在。 楽しかったな。 ももかが初めてうちに来たあの日。 北海道に旅行に行って、草原で走ったあの日。 ももかが転んで、急いで起こしに行ったら、爆睡してて、お母さんと笑い合ったあの日。 ももかとの毎日は、すっごく楽しかったよ。 ずっと忘れないよ。 ……暑い。今は夏で、部屋の中が蒸し蒸しする。 うちは貧乏で、古いアパートに住んでいる。 周りにあまり木がないから、日光が直行で入るんだ。 エアコン壊れてるし、しかたない。窓を開けるか。 鍵をあけ、部屋の窓を開けた瞬開、髪の毛一つ一つが緩やかに踊り始めた。 風と一緒に遠くから運ばれた木々の夏の香り。 ベランダの地面をみると、洗濯物の日光に反射した影が、気持ちいいと言うようにゆっくり揺れている。 ……ももかも、ベランダで命をたった。 私とお母さんが、買い物に行っていた。 ももかはもうヨレヨレで、自由にさせてあげたいから、ベランダと部屋の中を自由に行き来していいようにしてあげたんだ。 その時はまだ涼しい季節だったから、ベランダに出ても大丈夫だとお母さんが言ってたんだけど、死んだ後、お母さんが 「もしかしたら暑さでやられたんじゃない?」 って言ったの。 それから私はベランダに足を踏み入れてない。 暑さでやられたとは限らないけど。 もしかしたら。と思うと…… ーーーでもーーー 裸足のまま、自然の地面に左足を伸ばす。 次に、右足。 一歩ずつ、ゆっくり進んで、塀に手をかける。 風が私のほっぺに冷たい空気を送り込む。 ももかは優しい風に包まれながら、天国へ行ったのかな。 目頭が熱くなる。 それとも、おいしいおやつの夢を見ながらかな? それとも……それとも…… ほっぺに水がたくさん伝っていく。風で水がすうすう冷たくなる。 「瑠夏ーーーーーーー!夏休みの宿題やってないでしょ!!!」 こういう時、ももかだったら、目から鼻水でてる!とびっくりする顔するんだろうな。 「瑠夏っ!聞いてるの!ベランダにいるでしょ!?」 ももかが幸せだったら私も幸せだよ。 「瑠夏!……裸足!?裸足で外出てるのっ!?」 お母さん……私は急いで手の甲で水をふく。 「ごめん。宿題やってる途中だったの。外から声がして、急いでみたら、小さい子供が遊んでた。」 ここまで読んでくれてありがとうございます^ ^ 感想くれると嬉しいです!
鈍感先輩は気付いてくれない!?
私は吝音(りんね)、中学2年生。私には好きな人がいる。1つ年上の星崎先輩(ほしざきせんぱい)、先輩はかなりの鈍感で私がどんなにアピールしても気付かないって言うか、何と言うか。例えば、この間、学校に行く前の天気予報でちょうどお昼から雨が降るって言っていたから、傘をわざと家に置いて学校に行ったの。予報は見事的中して下校するときには雨がすごい量で降っていて、私は計画通り先輩を見つけて「先輩。私、傘忘れちゃて。」そして先輩は「なら、僕ので良ければ傘、一緒に入る?」っていうのが、私の計画だった。けど先輩は「それは困ったね。そうだ!ハイ。僕いつも折り畳み傘持っているんだ。だから僕折り畳み使うから吝音ちゃんは大きい方使って。それじゃあ。」「あ、ありがとうございます。」(そうだ。忘れていた。先輩は一筋縄では、いかないんだ。)こういう事が沢山あって。さすがに、くじけそうになるけど諦めずに頑張って先輩を落として見せる! 今日は、いつもと違うメイクで先輩をドキドキさせて見せる!名付けて、【ドキドキメイク大作戦!】これで先輩に「可愛いね」って言わせるんだ!今回は自信たっぷり。何故ならメイクはもちろん、髪型もいつもとちがうのだから。メイク・髪型にかけた総合の時間。計2:30 これでいつもと違うのに気付かない人がいるもんですか。あっ、あれは「先輩~!」「あれ?り、吝音ちゃん?だよね?」「はいっ!」「びっくりしたぁ。今日いつもと違うから一瞬誰だろうって思っちゃた」「えへへ。あの、先輩」「うん?」「その私…に、に、似合ってますか!?」「………」?先輩?も、もしかして似合ってなかった?だとしたら先輩、似合ってないって言いづらくて、ハッ。こまってる!?「なっ、なぁ~んて」「うん、か、可愛いよ。/////」えっ!!!先輩が、あの先輩が。照れているだと!?「あっ、ありがとうございます//////」こっちまで恥ずかしくなってきた/////。「うん…」…………何。この沈黙?余計恥ずかしいよ。「せ、先輩!き、教室早く行かないと間に合いませんよ!早く行きましょ!」「そうだね。急ごう」良かった。なんとか沈黙を破れた。それにしても、照れるなんて、反則だよ。私まで照れるんだから。[吝音の家]「あぁ、ドキドキメイク大作戦。あれ、危険。成功なのか、失敗なのか、よく分かんないし。何より恥ずかしいし。やっぱり先輩は手強いな~。何もしない、ありのままの自分の方が良いのかなぁ~?って、いつの間にこんな時間!?じゃあ今日はもう寝ようかな。」 【翌日、学校】「はぁ、昨日少ししか寝れなかったなぁ。おかげで、今めっちゃ眠いんだよね。」?もしかして「せんぱ」「星崎君。好きです!付き合って下さい。」「ありがとう、でもごめん。」「そっか、ありがとう聞いてくれて。私もう行くね。じゃあ」「うん。」あ、あれって、告白、だよね?先輩断ってたな。何か、ほっとするような。もやもやするような。何だろう?まぁいいや。購買行ってパン買おっと。 【購買】「おばちゃん、サンドイッチ一つ!」「オレはハムカツ!」うわぁ、混んでるなぁ。それにギュウギュウで痛いし。ガサゴソ、ガサゴソ。?ガサゴソ?なんの音?って、カバンの中身、勝手に触られてるんだけど、「あのっ、やめてください!」「黙れよっ!」「痛っ、あっ、お財布」嘘でしょ。お財布、盗まれた…。 ドン「痛い痛い痛い!!!」?「先輩!?何やっているんですか!?」「この人、さっき吝音ちゃんのお財布盗った人だよね?」「はい。」「いでででで!悪かったよ。財布なら返すから、許して下さい~!!」「どうする?」「えっと、もう誰にもしないと約束してくれるなら。」「する!する!だから離してくれよ!」「約束ですよ?」パッ「くそ!逃げろ!」「大丈夫?吝音ちゃん。怪我してない?」「はい。ありがとうございます。先輩こそ大丈夫でしたか?」「僕は大丈夫。それより吝音ちゃんが無事で良かった。」ギュウ。えっ、先輩!?信じられない。先輩が私にハグをしているだなんて。ドキドキドキドキドキドキ。あっ、先輩、早鐘打ってる。もしかして心配してくれていた?にしても「先輩、苦しいです」「あっ、ごめん、つい。」「いえ。」どうしよう。今ものすごく先輩が好きって気持ちが溢れ出てきそう。「先輩。私ずっと前から先輩のことが好きでした。付き合って下さい!」「それ、本当?」「はい」「僕も吝音ちゃんのこと好きだよ。」「先輩…それって」「うん。吝音ちゃん僕と付き合って下さい。」「はいっ。」
ミサンガが繋いだ奇跡。
私は今。愛犬のマロンがいる動物病院へ向かっている。大好きなマロンにミサンガを渡すために。 着くと獣医さんにあいさつをして、病室に入った。 今日も元気そうで良かった。 私はマロンにミサンガをつけた。私もお揃いのね。ミサンガを一緒につけてると、ずっと一緒にいられるんだって。でも一緒にいられたのは後3か月だった。 嘘つき。嘘つき!ずっと一緒じゃないじゃない。もっと一緒にいたかったのに! 私は自暴自棄になってひたすら泣きながら走った。 ドン!バタ。いててて。 あれ?ここはどこ。あたりは一面澄み切った野原。ここでマロンと遊べたら良かったのに。 「ワン!」 この声。マ...ロン?ふりかえると本当にマロンがいた。マロンはミサンガを加えていた。これを持てというように。私はそのミサンガを持った。 「杏菜。今までありがとう。このミサンガをね、杏菜に持ってて欲しいんだ。虹の橋には持っていかないから。」 「こうして会えてるんだから。これからも一緒にいられないの?」 「泣かないで。このミサンガとして僕はずっと杏菜を見てるよ。そろそろ時間だから。ばいばい。」 夢?夢じゃない。マロンのミサンガはここにある。そして、うっすらとだけど虹がかかっていた。 「マロン。幸せだった?私も強く生きる事にするよ。」 そして一滴だけ涙を流して、笑顔で手を振った。
Last’ summer (最後の夏)
私の名前は、蘭。 私には、潤という友達がいる。 私と潤は、病気を背負っていて、潤の病気は、命に関わるらしい。 そのため、私達は、特別教室で授業を受けていた。 そして、私達の先生は、要先生と言って、とてもアホで、バカな教師だ。 私は、朝食を食べ、学校へと向かった。 「はぁ、暑い...」 今年の夏は、去年より暑い。 私は、途中でお茶を買い、学校へ向かった。 その時、後ろから声が聞こえてきた。 「お~い!らーーーんーーー!」 振り向くと、背の高い青年が、走ってきていた。 そう、潤だ。 「ふぅ、やっと追いついた。」 「よくこんな炎天下の中、走れるね。」 「あはは、まぁね!」 潤が無邪気に笑った。 こういう時、胸がドキッとする。 そう思っていた時、 「おい!遅いぞ!」 と、声が聞こえてきた。 学校の方を見ると、そこには、要先生が立っていた。 「はぁ、いつも自分が遅刻してる癖によく言えますね。」 「ギクっ!」 「確かに、毎日先生遅れているよね~。」 「ウッ...」 「ほら、潤にも言われてますよ~。か・な・め・さ・ん~。」 「誰が、クソ教師だ~!!!」 クソ教師までは、言ってないけど、私は、潤を連れて校舎へ、入った。 そして、そんな生活が一ヶ月ほど続き、夏休みに入った。 潤は、学校で、夏季講習を受けていた。 自分で言うのもあれだけど、私は、潤よりかは、頭が良いので、夏季講習には、行っていなかった。 「はぁ、暇だな~。」 その暇を遮る様に、二階から、 「蘭!ヒマワリに水、あげなさいよ!」 と、お母さんの声が聞こえてきた。 一週間前の事... 「なぁ、思ったんだよ。」 「どうしたんですか。先生。」 「この学校には......ヒマワリが無い!!!!!」 「は?」 私は、潤と声を合わせて言った。 「は?じゃない!この学校には、ヒマワリが無いから夏休みの間に育てろ~!!!」 何で急に言い出すんだ。この教師は。 小学生じゃあるまいし、あの教師は、頭の中どうなっているんだ。 私は、そんな事を考えながら、水を汲みにいった。 そして、夏休みが、終わる頃... 「あ、種が落ちてる。」 ヒマワリの種が落ちていて、一個だけ残っていた。 「潤は、何してるかな。」 そう呟いて、最後の種を取った。 その時、携帯が、震えた。 その、電話の主は、要先生だった。 「どうしたんですか?」 「大変なんだ!」 「あぁ、ヒマワリの事ですか?」 「違う!潤が倒れたんだ!」 「えっ!本当ですか?!」 「あぁ、病院に来てくれ!」 私は、不意に、ポケットに最後の種を入れ、病院へ、走った。 私は、勢い良く、病室のドアを開けた。 「潤!大丈夫!?」 「うん。なんとか。」 潤は、元気じゃなかった。 まるで、今にも死んでしまいそうな。 そして、潤は、掠れた声で、 「これ、貰って。」 と、言った。 その手にあったのは、ヒマワリの種。 それを受け取って、私は、潤を抱き締めた。 だって、もう二度と潤に会えないと思ったから。 そして、潤は、私に笑い掛けたあと、ゆっくりと目を閉じた。 この時、潤の命と、潤にとって、最後の夏が終わった。 でも、私と、潤のヒマワリは、永遠に咲き続けた...
拝啓 甘い味の恋に
私は彩乃(アヤノ) 私には好きな人がいます それは後ろの席の雄(ゆう) 家が近くて幼馴染なんだ。 雄はかっこよくて誰にでも優しくて…… 私は友達としか思ってもらえない そんな時雄が私に話しかけてきた。 「なぁ、彩乃。」 「ん?何?雄。」 「行きな奴に……告白するって……ど…したらいい?」 (ズキンっ) 雄好きな人、いたんだ。 「その好きな人って……?」 「隣のクラスの……美弥……////」 美弥ちゃn……あ、そっかいや、そうだよね 美弥ちゃん可愛いもん 「お、男ならガツンと言ったほうがいいよ!!」 「なんだよそれwwまぁありがとな彩乃」 「……うん」 雄は振り返って何処かへ走ってった 今頃美弥ちゃんに告白してるのかなぁ あれ?目にゴミが 「うぅ…ふぅ……っ」 あぁ私、こんなに雄のこと好きなんだ。 次の日 「あぁ!お前ら付き合ってんだ!!」 朝からなn……!? 雄と……み…やちゃ…ん て……繋いでる…… あ、あははお似合いだなぁ 「ガタンッ」 「彩乃、昨日はありがとな。」 (グッ……) 口をぎゅっとつぶんだ 泣きそう。……そして耐えられなくなった私は 「ガタッ!」 思わず教室を飛び出した 「え!?彩乃!?」 「グスッ…」 みんなびっくりしてたなぁ モゥ学校行けないや よかったねの一言ぐらいいえばよかった 次の日 ・・・ 「えー…彩乃は今日も休みか」 彩乃…… 放課後 「美弥一ついい?」 「何?」 俺は、耳元で言った 「~~~~~~~」 「え!?なん……」 「今日よる場所あるから先行くな!それじゃ さよなら」 彩乃…… 「ピーンポーン♪」 「はーい」 「あ、彩乃のお母さんこんにちは 彩乃は……?」 「あ、そうね。あやのー!! 雄君が、きてるわよー!!」 「…………」 「あら?」 「ちょっと失礼します。」 「雄君!?」 「がちゃ」 「彩乃!今日なんで学校来なかったの?」 「来ないで……」 「彩乃!」 「……雄が…美弥ちゃんと~%$~||>|$[」 「俺が美弥と何?」 「……!!雄が好きだった!! 雄は私の気持ちを聞きもせず 美弥ちゃんを選んだ…… 好き……なのに……」 布団に潜ったまま私は言った 言ってるの? 美弥ちゃんと雄が両思いになれたのに 「違う!」 「え?な、何が」 「興味やと別れた」 「なんで!?」 「俺が昨日飛び出した彩乃を、 追いかけようとしたら 彩乃ちゃんのことはほっといて 私と話しましょ♪って それでわかったんだ。美弥は優しさが足りないって あと、好きでもなかったやつを追いかける。 これは好きって気持ちなことを。 彩乃。好きだよ。付き合って。」 「っ!!はい!」 涙をこぼしながら私は言った。 この恋は苦く、甘く、しょっぱくでも 最後は甘い 私の恋はそんな感じだ 拝啓ー甘い味の恋にー あとがき どうでしたか?甘恋キュンキュンした方 などいたらコメントください! 甘恋見ていただきありがとうございます!
幼馴染みに恋をしました
私には好きな人がいる。その人の名前は、尾崎琢磨。 彼は勉強も運動もできる。しかもモテモテで、私の幼馴染み。 それに対して、私は勉強はそこそこだが、運動無理。体育は拷問です。 彼とは家が近くで、一緒に帰る。それがどんなに幸せなことか。 「凛、先に門の前で待ってて」 「うん、早く来てね」 琢磨は日直だ。階段を降り、靴を履き替える。部活がなくてよかった。 歩いて門まで向かった。 しばらくして、琢磨が走ってきた。 「よっ、お待たせ、んじゃ帰ろう」 私と琢磨はいつも通り会話しながら帰る。 別れ道についた。いつもここで別々になる。 だから、ここが嫌いだ。引き離されているみたいで。ずっと彼と一緒にいたいのに。 「__あのさ、凛」 琢磨が真剣な表情で話しかけてきた。 「どうしたの?」 「俺…、凛のことが好きだ。付き合ってください!」 嬉し涙が溢れそうで、必死に耐えた。 答えなんて、もちろん決まっている。 「私でよければ…お願いします」
桜
去年の4月、桜の木の下で君に告白した。 「付き合って下さい」 君が困った顔をしたから直ぐに答えは分かったよ。 君は言いにくそうに 「御免ね、友達でいたい。」 典型的な言葉で私を振った。 答えは分かってたのに何故か涙は止まらなかった。 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった私の顔を見て、 「泣かないで」 君はそう言った。 たった一言なのにとても優しく感じて、涙は溢れるだけだった。 最後まで私に優しくするなんてズルいよ。 もうこれで私と君の関係は終わりなのに。 今年の4月 君は私と真反対な女の子と付き合った。 あの桜の木の下で、告白されたんだってね。 「好きです、付き合って下さい」 私と一言違うだけじゃん。何で? 本当は知ってたけどね。 2人は両想いだって事。 そして、今日。 私はあの桜の木の下でこう言うんだ。 「浮気されろ」 愛と嫉妬の桜の木
拝啓お姉ちゃん【短編小説★考察求む】
ねえねえ、おねえちゃん。いまげんきにしてる?あいたいよ。このあいだきゅうにいなくなって。どこにいるの?ぼく、ずっとおねえちゃんにあいたくておてがみをかこうとおもってたんだ。そのためにひらがなとカタカナがんばったの。ぼくがトラックさんにあってからあぶないって言って、あかいえのぐをあたまにつけてあそんでたね。そのあときゅうきゅうしゃさんにはこばれたね。かおにまっしろなタオルかけてねてどうしたの?へやにいつもいたおねえちゃんがしゃしんだけになっちゃった。もどってきてよ。またいっしょにおままごとしようよ。いっしょにこうえんいこうよ。ずっと、ずっとまってるからね。 たろうより ー終わりー 4月からきてなかったら新しいカテゴリーできてたので投稿します。小さい男の子という設定のため、漢字表記はしてません。考察、感想待ってます!
転生トンネル
私の名前は、ゆみ 友達と遊んでいたはずが、いつの間にか大きなトンネルの前に来ていた。トンネルの入り口には、転生トンネルと、書かれていた。進んでみると、タッチパネルが置いてあった。手に取ると、私が転生できる生き物が書かれていた。猫 インコ ゾウ キリンのどれかに転生できるらしい。 (私まだ生きているのに。)と、疑問を抱きながら猫のボタンを押した。すると、タッチパネルが、地図に変化した。私は、地図に沿って、道を歩くことにした。そしてだいたい100メートルほど歩いたすると、地図を落としてしまった。そのときは、何事もなく拾った。そして、また歩き出すと、転んでしまった。転ぶ回数は増えて、最後には四つんばいでしか歩けなくなった。すると、身長が縮んでいることに気づいた。すると、目の前に学校のような建物が見えた。私は、その建物に入った。中に入ると、猫が出迎えてくれた。私は、猫についていく事にした。中には、人が5人ほどいた。するとチャイムがなった。そして猫は、みんなに猫耳を配った。みんな、猫耳を着けた。すると、猫が喋り出した。 「私の名前は、キャラメルです。明日から皆さんが完璧な猫になれるように、精一杯指導します。今から皆さんの住む寮に案内します。」 そして、キャラメルについていくと、丸いベッドと、猫のつける尻尾と、肉球の手袋などが入った箱、キャットタワーが、置いてあった。そして、先生は 「箱の中の物を着けて今日は、寝てください。」 と言い部屋を出ていった。私が箱を、見ると、猫クリームとかかれたものがあった。説明書には、体全体に塗れと書かれていた。そして猫の声飴をなめ、オモチャの手袋、尻尾を、着けて寝ることにした。 次の日の朝オモチャだったものが、本物のように、ついていた。身長は、子猫ほどになり、人間の言葉が話せなくなっていた。チャイムがなり、教室に行った。昨日まで、人が5人いたのに、猫しかいない。その日から、一ヶ月ほど、キャラメルの指示にしたがい、猫の訓練をした。そして今日猫の学校から、卒業した。そしてキャラメルは、みんなの人間の頃の記憶を、消してトンネルのそとまで案内された。 私は、今ペットショップで、私を飼ってくれる飼い主を探している。
約束の日、ケヤキの木の下で
約束、したのに。 『明日、公園のケヤキの木の前で待ってるからな』 て言ってくれたのに……。 来なかった。 ヒロキは、来なかった。 待ってたのに、ずっと、ずっと…。 一緒に神社へ行く予定だった。 私の病気の回復祈願。 その日私は、八月の暑い日差しの中、ケヤキの木の下でじっと立っていた。五分、十分、三十分……。いつまで立っても、来なかった。携帯にも連絡が来ない。 入院する前日だったのだ、その日は。もしかしたら、会うのが最後になるかもしれない日だった。なのに……。 私は、病院の白いベッドの上で、ため息をつく。はあ、あぁ……。 あれから一日。ヒロキから連絡が来ないまま、私は病院に入院した。 明日は手術の日。怖い。怖い。いやだ。 ヒロキ、助けてよ……っ! コン、コン ドアがノックされた。そして、入ってきた人物を見て、私は泣き出してしまった。 ヒロキ、だった。 「ヒロキ……ヒロ、うっ、ぁあーん!」 「ごめんな、昨日。本当にごめん!」 ヒロキも泣いていた。顔をぐしゃぐしゃにして。 「リラ、俺約束の日な、おじいちゃんの法事があって、どうしてもいけなかったんだ。急なことだったし、電波もつながらないしでリラに連絡も入れられなくて……ごめん!」 私は首を横に振る。 「いいの。ヒロキの顔を見れただけで、それだけで嬉しいから」 私たちは、両想いなのだろう、きっと。 でも、付き合うことはなかった。 それでもいい。たった一人でも、自分のことを思ってくれる人がいるのは、幸せなことなんだから。 「リラ、俺は、いつまでも、リラのことを応援してる。ずっと、ずっとな……」 ヒロキは微笑んだ。優しい瞳だった。 むぎわらぼうしです!感想お願いします!辛口なしでお願いします!タメ口オッケー!
強制下校から始まる恋。【短編小説】
夏休み。この短い間、俺は一瞬で、恋に落ちた。 ミーンミンミンミーーーーーン…… 皆、ダルそうな顔をして、学校のプールへと歩いていた。 「い~ち、にぃ、さぁん、しぃ~」 やる気のなさそうな準備運動の声が、耳に響く。 「お前ら、やる気あんのか!真面目にやれ、真面目にぃ!」 体育の、鬼頭(きとう)先生が怒鳴る。 「鬼頭、うるせ。早く終わりにしろ」 駿(しゅん)が、ボソッとグチをこぼす。 「聴こえてるぞ?坂井駿!やる気が無いんなら、もう帰れ!」 先生に聴こえてしまい、駿は試着室で着替え直し、強制的に下校させられた。 昇降口に、一人の女子が靴を履いていた。 「お前も鬼頭にグチったのが聴こえて、強制下校?」 駿が、からかうように声をかけると、女子は首を横に振った。 「いや…私、学校着いて着替えてたら、アレになってて…」 「アレ?アレって何だよ。」 「毎月、一回女子だけにくるやつ。」 「あ……そうだったんか。ごめん。」 「ううん。大丈夫、気にしてないよ。家に誰もいないから、ゆっくり歩けるし。ラッキー、かな…」 「そうか…あ、暇だし、一緒に帰ろうぜ。名前何?俺は、駿。」 「私は、彩実(あやみ)っていうの。 駿くんって、3組の人だよね?」 「なんで、知ってんの?」 そう俺が言うと、彩実は少し笑った。 「だって駿くんって、美術の時間に木材で刀作って、先生に怒られた人だよね?皆、知ってるよ。3組の坂井がなんかやらかしたって。」 「な、何それっ…!はっず!!有名になってんじゃん。変な所で。」 それを聞くと、彩実はもっと笑った。 「あははっ!なんか男子って、ガキくさいイメージ持ってるけど、駿くんは、面白いね。」 「そーか?なんか嬉しいわ。はは。」 駿は、心の中で、少しドキッとしたような気がした。 …すると隣から、同じく強制下校の男子生徒が、 「お前ら、何、イチャついてんだよ。ズルいぞ、フゥ、フゥ~♪」 そう言って、冷やかす。 「やめろよ。そんなんじゃないし。ただ話してるだけだろ。彩実は、ちゃんと下校する理由あるし、(俺は理由ないけど)イチャついてなんかねーよ!!」 駿がそう言い、男子を追い返すと、彩実が申し訳ないと言ったように声をかける。 「なんか、ごめんね。私のせいで冷やかされちゃって。迷惑だったよね…」 「…別に。気にすんなよ。迷惑じゃないし。…なぁ、もし彩実が良ければ、今度お前にシュシュ、だっけ?そいつ、やるよ。姉ちゃんがもらったんだけど、いらないって言うから捨てようとしてたんだよ。」 「えっ、いいの?あ、ありがとう。」 「……あのさ、こんな会話してるだけでこんなこと言うのおかしいと思うかもだけどさ、俺、彩実のこと好きになったんだけど。」 突然の告白に、彩実は戸惑う。 「ええっ!?あ、ありがとう。私も、ちょっと、面白い人だなって、気になってたんだけどね。 でも、好きになっちゃったら、安心して引っ越せなくなっちゃうかも…」 「え?どういうこと?」 「私ね、この夏休みで、北海道に引っ越すんだ。だから、心残りがあると、ちょっと心配で。」 「…そう、だったんか…」 「だから、すっごく嬉しいんだけど、本当、ごめんなさい…。」 「……謝るなよ。俺のこと、好きになればいいじゃねーかよ!離れても、俺の気持ちは絶対変わんねーから、だから、俺と、付き合ってください!!北海道にもシュシュ、送ってやるから!」 「…っ、うん、私で良ければ…!」 そして、その数日後。彩実は、北海道へと、飛び発ってしまった。 「駿!彩実って子から、手紙届いてるよ!」 「サンキュ、姉ちゃん!」 坂井駿くんへ こんにちは。久し振りです。私は今、北海道で、元気に楽しく暮らしています。 そして、シュシュありがとう! とっても可愛くて、いつもつけています。 離れてしまい、とても寂しいです。 でも、新しい地で頑張ります。 駿くん、大好きです。 宮瀬彩実より 俺は、手紙を読んだ後、もっと彩実のことが好きになった。
私とET
私は英語が好きだ。そして英語の先生(ここではET)のことも好きだ。今回はET(English Teacher)と英語に関する話をするために相談室に来ている。 私とETの2人だけの時間。お互い女性なのに、いるだけで顔が赤くなりそう。そう思いつつ会話が始まる。 ET 「貴方は本当に英語が上手ですね。発表のときもう少しゆっくり言えればいいですね。」 私 「ありがとうございます。今後も頑張ります。」 ET 「貴方は英語を頑張っているみたいだけど、英語のどんなところが好きですか?その情熱はどこからくるの ですか?」 私 「それに関しては今話そうと思います。ですがその前に言っておきたいことがあります。今から話す内容の 中には、先生にプレッシャーを与えるものもあるかもしれません。」 ET 「それはいいので話してください。」 私 「分かりました。私はライティングとスピーキングの力を高めるために英語を勉強しています。先生の授業では 毎回ライティングの時間があり、授業後に提出していますよね。そしてそれを後日こちらに返却していますよ ね。私はそれが大好きなのです。自分の思いや考えが先生に伝わることは私にとって喜びです。英文法を習う 時間はとてもつまらないです。しかし英文法を身につけた分、自分が表現できる内容が広がります。英文法を 習う理由はきっとそこにあります。長文を理解することは難しいです。しかし私が自分の書いた英作文を理解 してほしいと願うように、教科書に載せた人も文章を少しでも多くの生徒に理解してもらいたいと願っている と思います。長文を理解する理由はきっとそこにあります。英語は大変ですが、その分努力が見える教科だと 思います。私は先生からの強い安心感を望んでいます。だからこそ自分が頑張るのと同じくらい先生にも頑張 ってほしいのです。もっとよく英作文を見てもらいたいんです。」 ET 「分かりました。今回はありがとうございました。また話しましょうね。」 私 「はい。ありがとうございました。」 完
君に出会って恋をした。《夏の恋物語》
私は恋をした。 夏に神社で出会った君に。 これは、私のある夏の恋のお話。 私は毎年、夏休みの間だけ両親の仕事の都合で祖父母の家に来ていた。 今日、私…鈴狐(すずこ)は家がある村の神社にいる。 苔のつく古びた石段を登り、境内に入る。 するとそこには、私と同い年らしき少年がいた。 胸が高鳴る。 そう、私が恋をしたのはこの少年だ。 「あ、鈴狐じゃん。」 「…司」 彼の名前は司(つかさ)。 容姿端麗で、もしも私の学校にいたら絶対モテるタイプ。 でも、少し不思議な雰囲気をまとっている。 「今日も来たんだ。」 「うん、夏休みの間しかいられないから…」 「まぁまぁ。ほら、行こう、鈴狐」 そう言って司は太陽の様に眩しく笑った。 私と司は今年の夏休みにこの神社で会ってから、よく一緒にいる。 神社の境内を歩き回ったり、村の曰く付きの場所に行ってみたり。 司との時間は、とても楽しかった。 だから私は、これが恋だと気づくまで少し時間がかかった。 君となら、何処へでも行きたい。 いつのまにか、そう思うようになっていた。 その後も公園に行ったり、裏山に入ってみたり。 村の図書館に行った事もある。 そしてあっという間に楽しい時間は経ち、帰る二日前。 知らぬうちに待ち合わせ場所の様になっていた神社の境内に入る。 そこには、いつも通り司がいた。 「お、鈴狐。」 「司、あと二日で帰らないといけないの」 「そう。」 司は少し悲しげな顔になる。 でも、司はこの村の人だと思うし、また来年も。 「来年も絶対来るね。」 「鈴狐のこと待ってるから」 そう言って司は微笑んだ。 そして、とうとう帰る前日。 寂しい気持ちを抱きながらも私は神社に向かった。 「司!!」 「ん、鈴狐。明日だっけ?」 「うん」 「そう。じゃあさ、今日の夜…ここで待ち合わせで良い?」 今日の夜…? 「う、うん」 「良かった。それじゃあ、今日も!」 「うん!」 今日で最後だ。 精一杯楽しもう。 その時間は、あっという間に過ぎた。 最後に二人で行ったのは、神社の林だった。 そして、夜。 一度別れた私たちは、再び神社で待ち合わせ。 「司、どうするの?周りも真っ暗だし」 「まぁまぁ。今日はさ、特別な日なんだ」 「え?特別な日って?」 「もうすぐ分かるよ」 それから、私たちは他愛のない会話をした。 それに紛れ、私は最後にこう伝える。 「司、好きだよ」 口に出してからとても恥ずかしくなってしまう。 司は目を丸くした後優しく微笑み、こう言った。 「そんなの分かってる。後…俺も好きだから」 その瞬間… ヒュ~、バーン!! 黒く染まった空に、赤い火の花が咲いた。 花火だった。 「花火っ!?」 「毎年花火はいつも鈴狐が帰ってから上がるけど、今年は間に合ったみたいだな」 「綺麗…」 色とりどりの花火が鮮やかに夜の空に咲く。 「鈴狐、さっき言ったよね、俺のこと好きって」 「!」 再び一気に私の顔が赤くなる。 「俺も鈴狐のこと好きなんだから、浮気するなよ。待ってるから」 「当たり前でしょ。絶対、行くから」 花火が上がる中、私の心は気づかぬうちにとても暖かくなっていた。 翌日。 朝早く私は自分の町に帰った。 だから、最後に司に会ったのは花火の時だ。 『待ってるから』 という司の声が頭の中に蘇るたび、私は思わず微笑む。 来年がとても待ち遠しかった。 そして、翌年の夏。 嬉しさと緊張が入り混じった気持ちを必死で抑えながら私はあの境内に向かった。 「司!!」 あれ、いない…?? 不安になり、辺りを見回す。 すると… 「こっちだよ」 懐かしい、彼の声。 声のした方…後ろを慌てて振り向くと、そこにはあの時の様に優しい微笑みを浮かべる司が立っていた。 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、作者のあおねこです! 最後まで読んでくださった方、ありがとうございます(^^) 感想頂けると嬉しいです。(辛口はお控えください、すみません!) では!
お盆のお迎え(ホラーです!)
ねぇ、知ってる? お盆はね、水の事故が多いの。 理由はね、海水浴とかに行く人が多いこと。 それと・・・ 霊が迎えにくるから なんだよ。 それは、そんなお盆の日のお話・・・。 みーんみんみんみーーん…… 「ぁっづーぃ!」 今日の最高気温は39℃。 私、鈴木 夢桜(すずき ゆら)は 溶けちゃいそう・・・。 今は塾の夏期講習の帰り。 ちょうど2時ですごく暑い! 「ちょっとベンチで休憩っ・・・。」 木陰のベンチに腰掛ける。 みーんみんみんみーー…… 「あれ?夢桜・・・?」 「え?」 そこには、見覚えのある顔が。 「えっ!?れ、れい!?」 「やっぱり!夢桜だ。久しぶりだね!3年ぶりじゃない?」 そう。私たちは、3年ぶりに会う。 れいは、3年前に転校して行った親友。 色白で、黒髪のボブ。 まさに、白雪姫みたいな可愛い子。 「今日、お母さんの出張でついてきたの。せっかく会えたんだし、この街案内してよ!」 「いいよ!覚えてるかもだけどねっ。いこ!」 私はれいの手をとる。 あれ?れいの手、すっごい冷たい・・・。 アイスでも食べたんかな? まぁいっか! れいと過ごす時間は本当に楽しい。 昔に戻ったみたい・・・。 そんなこんなで、もう夕方の5時。 「暗くなってきちゃったね。そろそろ帰る?」 「うん、そうだね。あ、最後に一つだけ行きたい場所あるんだけど、夢桜付き合ってくれる?」 「うん!もちろん。どこ行くの?」 「それはね、あの河原」 「あっ、あそこか!」 私たちは、3年前によくあの河原で遊んだ。 綺麗で、涼しくて。 本当に大好きな場所だったなぁ。 ごおぉぉぉぉぉぉ…… 私たちは、河原についた。 それも、後ちょっとで水に足が着くかつかないかの、ギリギリの所で止まった。 「ついた!けど・・・。ちょっと水ヤバいね。ごおおって言ってる」 「うわ!水凄いね!あぁ、きっと昨日の大雨だよ。凄かったもん。危ないから、早く帰ろ?」 私が、怖くなって足を1歩引く。 「ふふっ。そうね。一緒に帰りましょ・・・」 どんっ!!! 「きゃっ!!?」 どぼん…… 私は川に落ちた。 え、今、れいに背中押された・・・? ザパッ! 流れが速いっ! 倒れている気になんとか捕まる。 「ちょっ!れ、い!?なっ、なにすん・・・ゴホッ・・・のっ!助けて・・・!」 「嫌よ。これから、夢桜は私と一緒に天に帰るのよ?」 「何言って・・・!れい、は死んでるの・・・!?」 「あら、やっと気づいた?私は去年交通事故で死んだの。 私が今日ここに来た理由はね、あなたと永遠にいる為に迎えにきたのっ!」 にっこりと微笑むれい。 もう、腕の力が限界・・・!! 「きゃっ!?ゴボッ・・・れ、い!たす・・・け・・・ゴボッ・・・」 「ふふ。これからはずーっと一緒ね。夢桜♪」 『本日のニュースをお伝えします。 昨日、○○県○○市の河原で行方不明になった鈴木夢桜さんの遺体が発見されました。 くわしくは、警察が・・・』 ーーーーーーーーーーーーーーーー あーやです^^* ホラー小説を書いてみました! 感想、アドバイスなど待ってます!
ずっと見守っているよ ~小説~
私の親は離婚してしまい…新しい男の人をつれてきたんだけど全く気に入ってない。お父さん…戻ってきてよ。 次の日 いつも通り学校に行った。 「ねぇ。元気ないね」 『え!?』 やっぱり顔に出てたかな。 「お前の親離婚したんだって?」 『うん…』 「俺にでもいいから相談しろよ。ゆうきを出せ!」 それからその男の子は私の相談にのってくれたり一緒に遊んでくれたりした。その子のおかげで私は少し明るい気持ちになれた。 その日のよる。 『引越し!?嫌だ!』 「ごめんね。しょうがないことなのよ。」 私は来週引っ越すことになった。あのつれてきた男の人とは再婚するらしい。あんなに反対したのに…もう死にたい気持ちになってしまった。 明日が引っ越す日だ。に引っ越すことは男の子には言わなかった。話すと悲しくなるから。 「ねぇ。なんか隠してる?」 『え、』 「バレバレだよ」 『…私…ね、明日引っ越すの』 その男の子は全く表情を変えず頭をぽんぽんと撫でてくれた。 「そっか…」 『嫌だの…君といたいよ…』 私は君の名前も知らない。 もし戻れたとしても気づけないかもしれない。 「大丈夫だからさ。俺は絶対分かるって自信があるから」 ニカッと笑う君。 『どうして名前を教えてくれないの?』 「へへっナイショ。」 『え…』 「俺さ。」 「ずっとお前を見守っているよ。ゆうき出せ!」 その言葉を最後に男の子は走って行ってしまった。 まって…あの子誰かに…。 『ハッ…』 今思い出した…小学生の時に…事故から守ってくれて…命をおとした。 確か名前は 勇樹くん…? 私は今、夏の暑い日差しの中涙した。 こ~くんです。小説を書いてみました。感想くれると嬉しいな。
運命のいたずらで
今は昔、平安時代貴族は贅沢をして、平民は歯を食いしばって働いている時代の話 どこからか琴の音が聞こえる。桜の樹の下で12歳くらいの少女が琴を弾いてる 「おい!そこの娘」と上等の貴族の服を着た男の人が言った 「なんでございましょう」と少女が返事をした 「お前は何者だ!」 「私は、琴を弾いて稼いでいる花純という者です」と少女が答えると男の人が怒った顔で叫んだ 「無礼者!お前のような身分の低いものがなぜ上等な琴など弾いてる!」 「え?」 バチ!男が少女を叩いた「そんなものどこで手に入れた!盗んだんだろう」男がそう言うと少女が答える暇もなく手を引っ張られ奉行所に連れていかれた。奉行所は罪人を裁く所です 「おい!お奉行殿この娘をさばけ」 「なるほどこの娘が琴を盗んだと」奉行が言った「そうだ」男が答えた 「わかった罰を与える」 「お奉行様!どうか許してください!この琴は昔お坊様がこれで稼げとくれたものです!」少女が必死に訴えた その時、後ろの方から「待て」と声がした、すると奉行と男が驚いたように言った『三条殿!』少女が同じく驚いて 「このお方が三条様」 「ああいかにも私が三条 久光だお前、歳はいくつだ?」 「じゅ、12です」 「そうか、どうだ私の娘の女中にならんか?お前と同じ歳だ」 「いいんですか?」 「そうだお前は娘によく似てる娘も喜ぶだろう」 「ありがとうございます!働かせてもらいます」 「お前の名はなんだ」「花純です花が純むと書いてカスミです」「娘は香夜という香おる夜と書いてカヤだ」 花純が三条様の屋敷に着いたその庭には古い八重桜の木が植えてあった。案内された先にいた先にいたのは花純によく似た、いやまるで分身のような少女が居た花純は恐る恐る行った「あなたが香夜様ですね」 「いかにもわらわが香夜じゃ、お前は・・・まるで鏡を見てるようだ」香夜はまるで琴の音のような美しい声で答えた 『まるで双子みたい!』花純と香夜の声が重なった 「あなた琴を弾けるんでしょう?弾いてくれるかしら?」 「は、はい!承知しました」 「この琴で弾いてください」花純が返事すると香夜が白色の八重桜の掘られた美しい琴を差し出した。そして琴の音が聞こえてきた「きれい・・・」香夜の声が聞こえてきたと思ったら次の瞬間、2人の体が光ってもう1つ黒色の同じ琴がが現れたそして2人ともまるで無心になって琴を弾き始めると花純の着物が白色の八重桜の柄の美しい着物を、香夜の着物は黒色の八重桜の柄の美しい着物になってその音色が屋敷の庭に植えてあった古い八重桜の木に花が咲いたそれを見た屋敷の人々が口を開いてただ見つめていた「香夜の君様!・・・それに女中の娘」驚いた女中の1人が言ったその時、桜の木が光った、その時、美しい桜の精霊が現れた「葉桜!お前・・・」三条様が驚いて言った 「久光さん私は桜の精霊でした、そんな私はあなたを愛してしまって人の姿になってあなたの妻になった。それでも、人と結ばれてはいけなかったなので罰として双子に生まれるはずだったこの子達を離れ離れにうまてしまったのです」 「じゃあこの子達は・・・」三条様が戸惑うように聞いた。すると精霊は花純と香夜に触れたその時2人は目が覚めた。「あ、あなたは・・・」花純が聞いた「私はあなたたちの母なのです」 「私と香夜様は姉妹でわありません!」 「ええそうです私は精霊でありながら人と結ばれてしまった、その罰であなたたちは離れ離れで生まれた双子です。罰で離れていたので出会うことは許されないのです」 『私たちが?なぜ出会えたの?』2人が戸惑って聞いた 「運命のいたずらです、それで出会ってはいけない2人を巡り会わせたのです。あなたたちは精霊の血をひいているだからあなたたちにそんな力があったのです」 「葉桜!お前は香夜を産んだ時死んだんじゃ・・・」 「罰で人としての命を取られたのです、そしてこの子達を探し出して千歳の命ではなくなるようにするそれがこの子達の幸せなのですそうすればきちんと双子に生まれられる」そう言って精霊は目が見えないくらいに光ったそれきり、たぶんみんなその時の記憶がないのだろう。そして私はもといた桜の木の下にいた私の記憶と八重桜の琴と着物以外もとどおりになっていた。それから私は琴の名手と呼ばれ北のほうにいる。香夜は南で琴の名手になったそれ以来会っていないそして時々人に言われる「南の名手の香夜様にあってみたら?」と、そしたら、たぶん香夜もこう言うだろう 『現世では会えないでしょう、でもいつか会えるでしょうね、輪廻転生を信じる限り』私はそう言って空を仰いだ