林檎花火とソーダの海
主人公 浅井姫巫 ♀ 小六。超美少女 一人称:姫巫
副主人公 音乃優斗 ♂ 中一。超美少年 一人称:僕
姫巫は音乃優斗くんと付き合っている。
姫巫より一つ年上なんだけどね。
とっても優しいんだ。
「もう姫巫ちゃんは何もしなくて良い!」なんて言って、姫巫がやらなきゃいけない宿題とか全部やってくれる(まぁ、姫巫はやらなきゃいけないのは分かってるんだけどね…)。
でも、とっても良い彼氏。
今日は夏祭り。
やったー!新しく買った浴衣を着られる!
姫巫が買った浴衣は、紫色のモダンな朝顔の浴衣。
丈が膝くらいで可愛いけど、どこか大人っぽくて素敵なんだ。
絶対優斗くんは褒めてくれる筈。
いつも二つに結んで後れ毛を耳の前で垂らしている長い髪は、お団子にしてみたんだけど。
この髪型、したことなかったから似合ってないかも。
いや、いくら似合ってなくても優斗くんなら褒めてくれる筈だ。うん。
「優斗くん〜、お待たせ〜!」
待ち合わせ時間に約束した場所に行った。
「うわぁ、姫巫ちゃん可愛い!めっちゃくっちゃ似合ってる!」
やったぁ!早速褒めてもらった!(^-^)v
「じゃあ、行こっか」
お祭りをする場所は、ここキラキラ市の大きい川のふもと。
大きい川だから、花火がよく見えると評判なんだとか。
優斗くんは私服だ。
優斗くんの中学校は勿論、姫巫の小学校も制服がある。
まぁ、何の制服を着るかは個人の自由なんだけどね。
セーラー服でもブレザーでもニットでも。
優斗くんは小学生の時から黒と紺のかっこいいブレザーを着ていた。
優斗くんの私服見るの、初めて。
水色のYシャツに緑のズボンにクールなスニーカーという完璧な夏の装いをかっこよく着こなしている。
あぁ、なんて素敵。キラキラが溢れている。
かっこいい優斗くんと一緒に歩く。色とりどりの浴衣。
藤色や山吹。紅色や藍色。
綺麗な月が川に映っている。
とても幻想的な、良い夜になりそう。
「何があるかな?」
え〜と。りんご飴を食べたいな。
それから電球ソーダも。
それを優斗くんに伝える。
「良いね!じゃあ僕と半分こしない?」
「最高!」
こんな素敵な夜に、優斗くんと過ごせる。
これ以上幸せなことはない。
りんご飴を半分こして、とても幸せな気分♪
電球ソーダも一緒に飲んだ。
あーあー楽しい!
「ねぇ!優斗くん…」
姫巫は優斗くんに声をかけたが、返事はない。
何だろ、どうした…って!
えっ!!?優斗くんがいない!
さっきまで手を繋いでいたのに!
トイレかな…いや、行くなら姫巫に言ってから行くはず。
探さなきゃ。
「優斗く〜ん」
くそぉ、呼んでも来ない(当たり前、だけど…ね)!
どこ行ったんだよ…
ん…あ、あそこに親友の緋音がいる。
「緋音!優斗くん探すの手伝ってくんない?」
「ひ、姫巫!良いよ、はぐれたの?」
「うん…」
やっぱり緋音は物わかりが早い。
「手は繋いでたの?」
緋音は姫巫と優斗くんが付き合っていることは当然知っている。
「繋いでた!繋いでたのに!」
「あー、分かった分かった。トイレとかじゃない?」
「トイレに行くなら、姫巫に言ってから行くでしょ」
「あー、そうかそうかぁ。彼氏彼女…だもんねぇ。羨ましぃ!」
あーそっかそっか。緋音、彼氏ほしいって言ってるけど相手が出来ないんだっけ。
「じゃあ、探してみるね。10分探したらまたここに戻ってきて」
さてと。どこを捜索しよう?
トイレや、あらゆる店を探した。けれど、
どうしよう見つからない。
あと少しで7時。
ん?7時から花火が始まる…って、予定だよね…
あの花火、1000年に1度とか、そういう噂がある。
1000年に1度なら、その1度を優斗くんと見たい…!
あと数分で、優斗くんを見つけ出せるか?
いや、当然無理だ。出来っこない。
けれど、1000年に1度は優斗くんと見たいなぁ。
あと1分。
もう諦めて緋音と見よう。
一人で見るより、友達と見た方がマシだ。
花火がよく見える場所を、優斗くんと一緒に摂った。
「絶対一緒に1000年に1度を見ようね」って約束した。
けれど。
約束を、守れなかった。
優斗くん、ごめんね。
あと10秒。
あれ…緋音、来なくね。
まさか…緋音、別の友達と見るのか?
そうこうしている間にあと5秒。
目を瞑った。
3。2。1。
1の瞬間、姫巫の唇に何かが触れたような気がした。
目を開けた。そこには、優斗くんがいた。
その瞬間に打ち上げ花火が上がった。
1000年に1度、大好きな人と見られた…!
「遅れてごめんね。僕、一人で色んな店を見てて。そしたら遅くなって…本当にごめん。不安だったよね」
林檎でできた綺麗な花火。
ソーダでできた透き通る海。
とても素敵。
けれど姫巫の一番の素敵は。
優斗くん。
どうでしたか?
ではでは!ばいばーい 篠呉さん、猫妖精組大好きリアンさん(千葉・11さい)からの相談
とうこう日:2020年6月22日みんなの答え:1件
副主人公 音乃優斗 ♂ 中一。超美少年 一人称:僕
姫巫は音乃優斗くんと付き合っている。
姫巫より一つ年上なんだけどね。
とっても優しいんだ。
「もう姫巫ちゃんは何もしなくて良い!」なんて言って、姫巫がやらなきゃいけない宿題とか全部やってくれる(まぁ、姫巫はやらなきゃいけないのは分かってるんだけどね…)。
でも、とっても良い彼氏。
今日は夏祭り。
やったー!新しく買った浴衣を着られる!
姫巫が買った浴衣は、紫色のモダンな朝顔の浴衣。
丈が膝くらいで可愛いけど、どこか大人っぽくて素敵なんだ。
絶対優斗くんは褒めてくれる筈。
いつも二つに結んで後れ毛を耳の前で垂らしている長い髪は、お団子にしてみたんだけど。
この髪型、したことなかったから似合ってないかも。
いや、いくら似合ってなくても優斗くんなら褒めてくれる筈だ。うん。
「優斗くん〜、お待たせ〜!」
待ち合わせ時間に約束した場所に行った。
「うわぁ、姫巫ちゃん可愛い!めっちゃくっちゃ似合ってる!」
やったぁ!早速褒めてもらった!(^-^)v
「じゃあ、行こっか」
お祭りをする場所は、ここキラキラ市の大きい川のふもと。
大きい川だから、花火がよく見えると評判なんだとか。
優斗くんは私服だ。
優斗くんの中学校は勿論、姫巫の小学校も制服がある。
まぁ、何の制服を着るかは個人の自由なんだけどね。
セーラー服でもブレザーでもニットでも。
優斗くんは小学生の時から黒と紺のかっこいいブレザーを着ていた。
優斗くんの私服見るの、初めて。
水色のYシャツに緑のズボンにクールなスニーカーという完璧な夏の装いをかっこよく着こなしている。
あぁ、なんて素敵。キラキラが溢れている。
かっこいい優斗くんと一緒に歩く。色とりどりの浴衣。
藤色や山吹。紅色や藍色。
綺麗な月が川に映っている。
とても幻想的な、良い夜になりそう。
「何があるかな?」
え〜と。りんご飴を食べたいな。
それから電球ソーダも。
それを優斗くんに伝える。
「良いね!じゃあ僕と半分こしない?」
「最高!」
こんな素敵な夜に、優斗くんと過ごせる。
これ以上幸せなことはない。
りんご飴を半分こして、とても幸せな気分♪
電球ソーダも一緒に飲んだ。
あーあー楽しい!
「ねぇ!優斗くん…」
姫巫は優斗くんに声をかけたが、返事はない。
何だろ、どうした…って!
えっ!!?優斗くんがいない!
さっきまで手を繋いでいたのに!
トイレかな…いや、行くなら姫巫に言ってから行くはず。
探さなきゃ。
「優斗く〜ん」
くそぉ、呼んでも来ない(当たり前、だけど…ね)!
どこ行ったんだよ…
ん…あ、あそこに親友の緋音がいる。
「緋音!優斗くん探すの手伝ってくんない?」
「ひ、姫巫!良いよ、はぐれたの?」
「うん…」
やっぱり緋音は物わかりが早い。
「手は繋いでたの?」
緋音は姫巫と優斗くんが付き合っていることは当然知っている。
「繋いでた!繋いでたのに!」
「あー、分かった分かった。トイレとかじゃない?」
「トイレに行くなら、姫巫に言ってから行くでしょ」
「あー、そうかそうかぁ。彼氏彼女…だもんねぇ。羨ましぃ!」
あーそっかそっか。緋音、彼氏ほしいって言ってるけど相手が出来ないんだっけ。
「じゃあ、探してみるね。10分探したらまたここに戻ってきて」
さてと。どこを捜索しよう?
トイレや、あらゆる店を探した。けれど、
どうしよう見つからない。
あと少しで7時。
ん?7時から花火が始まる…って、予定だよね…
あの花火、1000年に1度とか、そういう噂がある。
1000年に1度なら、その1度を優斗くんと見たい…!
あと数分で、優斗くんを見つけ出せるか?
いや、当然無理だ。出来っこない。
けれど、1000年に1度は優斗くんと見たいなぁ。
あと1分。
もう諦めて緋音と見よう。
一人で見るより、友達と見た方がマシだ。
花火がよく見える場所を、優斗くんと一緒に摂った。
「絶対一緒に1000年に1度を見ようね」って約束した。
けれど。
約束を、守れなかった。
優斗くん、ごめんね。
あと10秒。
あれ…緋音、来なくね。
まさか…緋音、別の友達と見るのか?
そうこうしている間にあと5秒。
目を瞑った。
3。2。1。
1の瞬間、姫巫の唇に何かが触れたような気がした。
目を開けた。そこには、優斗くんがいた。
その瞬間に打ち上げ花火が上がった。
1000年に1度、大好きな人と見られた…!
「遅れてごめんね。僕、一人で色んな店を見てて。そしたら遅くなって…本当にごめん。不安だったよね」
林檎でできた綺麗な花火。
ソーダでできた透き通る海。
とても素敵。
けれど姫巫の一番の素敵は。
優斗くん。
どうでしたか?
ではでは!ばいばーい 篠呉さん、猫妖精組大好きリアンさん(千葉・11さい)からの相談
とうこう日:2020年6月22日みんなの答え:1件
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え、めちゃ良いじゃん? 物語も悲劇とかあって凄い面白い!
それに恋愛ものにしたのが正解だね。
これ続きも書いて欲しいなぁ!
俺こんな上手いの書けんw
タイトル凄い甘そうな名前…
でも俺男だけど甘いの好きだから食べてみたいかなw
続き宜しく!
By 15歳になって調子に乗っていたらこんなに面白い短編小説がネットに乗っていてビビった土方くん哀愁のテーマ(長い) 土方くん哀愁のテーマさん(宮城・15さい)からの答え
とうこう日:2020年6月23日
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