ぽちゃん。
ーピピピピー
目覚まし時計の音がなる
あぁもう…うるさいなぁ
目覚まし時計をつけたのは自分なのに、これじゃあ自分を自分で怒っているも同然だ。
なんてことを考えながら、体を起こし、髪をとかしはじめる。
外からは大雨の音。
ーそういえば、昨日の天気予報で大雨って言ってたっけ?ー
梅雨はめんどくさくて嫌いだ。 じめじめしてて気持ちもどんよりするし、ムシムシしてて暑いし
ーあー。めんどくさいなぁー
大雨なんだから学校に行かなくたっていいじゃないか。
どうせ行かなきゃいけないんだけどさ…
鏡の前に立って自分の不機嫌な顔を睨み返す。
こんなことしてる場合じゃないや。
と、我に返り、黙々と朝食を食べた。
制服に着替えて、持ち物チェック
ー7:40ー
学校に行く時間だ。
ドアをあければ思っていたよりもはるかに強い大雨。地面に強く大粒が落ちていく。
傘をさして外へ一歩踏み出す。
ーじゃぼんー
水溜りを踏んでしまった。
最悪…家から出て一歩目で靴が濡れた。
靴変えるのもめんどくさいし、学校についたら代えの靴下履こうっと。
家から学校まで大体40分かかる。
この大雨(地獄)をあと40分。
自分にとってのこの40分が、一体何分に感じるんだろ…
心の中でグチグチ言いながら、トボトボ歩く。
雨はやまない、やむどころか、より強くなっている気がする。
ーこれ、鞄も濡れたな…ー
中身は無事だろうか、スマホは壊れてないだろうか。
少し心配になったので、雨宿りできそうな場所を探して、鞄からスマホを取り出す。
せっかくだし、音楽でも聞きながら行こうかな。
普段だったら怒られるってわかってるからしないけど。
スマホと自分の耳にイヤフォンを装着。
と、そこで
『あじさい』と書かれた名前の人が電話をかけてきた。
ー誰?ー
こんな人登録したっけ?と怪しく思いながらも電話に出てみた。
「今、あなたの後ろにいるんだよ。」
しかし、後ろを振り向いても誰もいない。
私は内心メリーさんかよ。なんてツッコミながら黙って話を聞いた。
「あなたは梅雨が嫌いなようね。」
「今から梅雨のいいところを見つけてもらいましょう!」
ーちょっと!ー
私がいいかけた瞬間目の前の景色がパッと止まった。
ーえ?ー
なにこれ…?景色が止まったの?それとも私が幻覚を見ているの?
急すぎて何も理解できない。
「それじゃあ始めようか」
後ろから声が聞こえる。
見ると、紫色の帽子と服を着た、女の子が立っていた。
内心少し驚いていたことをうまく隠しながらも
ーどういうこと?ー
と、警戒しながら聞いてみる。
「だーかーら!あなたは梅雨がお嫌いなんでしょ!それで今から梅雨のいいところを見つけてもらいまーす!」
ーなんで?ー
私が聞き返すと
「重たい気持ちって楽しくないから」
なんて訳がわからない返答が返ってきた。
「とにかく!梅雨のいいところを見つけるまで、時は動かしません!」
ーあんたの仕業かよー
薄々気づいていたが、そうだったみたいだ。
めんどくさ。ボソッとつぶやきながら、その女の子の後ろについていく。
ほら見て!と言われて指を指されたのは、あじさいだった。
「綺麗でしょ?よく見てごらん!」
たしかに綺麗だった。花びらが雨の粒に当たりながらも、強く反発している。花びらから落ちていくしずくも、なんとなく魅力的だった。見た目は弱々しいが、以外と強い。
とかいう意味わからない感想をつけた。
女の子はこっちを見ながら不満げな顔をしたけど、次の場所へ移った。
「見てみて!カタツムリ!」
ーカタツムリって以外と可愛かったー
葉の上に乗っかっている姿は、雨の粒に喜んでいるようにも感じた。
梅雨って以外と可愛い?
でも、大雨でめんどくさいのは事実。そう簡単には好きになれない
「これが最後だよ。」
と言って女の子の小さい指の先にあったのは、大きな川。
ー最後が川かよー
ちょっと順番が… なんて意味不明なことを考えながら、川の近くへ降りていく。
川の水が虹色に光っていた。自分が下を見続けていたせいか、自然と雨が強くなっていると勘違いしていたようだ。
川の上の大きな空には少しの光が雲の隙間から指していた。
「雨っていうのはね。自然に光と希望を与えるんだよ。」
ー希望?ー
「そう、希望。」
自然と希望?何が関係あるのだろう。謎だ。
「希望はね、自然は水と共に生きてるも同然じゃない?それに、大雨が降ったあとの快晴は、どんな天気よりも、最高に私達に感動を与えてくれるの!!あぁ この光を信じ続ければ、明日の希望が見えてきたって、元気をもらえるの!」
そう女の子が小さい涙を流しながら大きな声で伝えてくれた瞬間にパッと景色が動き始めた。
一瞬にして消えた女の子
着信履歴をみても『あじさい』の名は無かった。
ー今日の梅雨は快晴だったー みすずさん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2020年6月22日みんなの答え:3件
目覚まし時計の音がなる
あぁもう…うるさいなぁ
目覚まし時計をつけたのは自分なのに、これじゃあ自分を自分で怒っているも同然だ。
なんてことを考えながら、体を起こし、髪をとかしはじめる。
外からは大雨の音。
ーそういえば、昨日の天気予報で大雨って言ってたっけ?ー
梅雨はめんどくさくて嫌いだ。 じめじめしてて気持ちもどんよりするし、ムシムシしてて暑いし
ーあー。めんどくさいなぁー
大雨なんだから学校に行かなくたっていいじゃないか。
どうせ行かなきゃいけないんだけどさ…
鏡の前に立って自分の不機嫌な顔を睨み返す。
こんなことしてる場合じゃないや。
と、我に返り、黙々と朝食を食べた。
制服に着替えて、持ち物チェック
ー7:40ー
学校に行く時間だ。
ドアをあければ思っていたよりもはるかに強い大雨。地面に強く大粒が落ちていく。
傘をさして外へ一歩踏み出す。
ーじゃぼんー
水溜りを踏んでしまった。
最悪…家から出て一歩目で靴が濡れた。
靴変えるのもめんどくさいし、学校についたら代えの靴下履こうっと。
家から学校まで大体40分かかる。
この大雨(地獄)をあと40分。
自分にとってのこの40分が、一体何分に感じるんだろ…
心の中でグチグチ言いながら、トボトボ歩く。
雨はやまない、やむどころか、より強くなっている気がする。
ーこれ、鞄も濡れたな…ー
中身は無事だろうか、スマホは壊れてないだろうか。
少し心配になったので、雨宿りできそうな場所を探して、鞄からスマホを取り出す。
せっかくだし、音楽でも聞きながら行こうかな。
普段だったら怒られるってわかってるからしないけど。
スマホと自分の耳にイヤフォンを装着。
と、そこで
『あじさい』と書かれた名前の人が電話をかけてきた。
ー誰?ー
こんな人登録したっけ?と怪しく思いながらも電話に出てみた。
「今、あなたの後ろにいるんだよ。」
しかし、後ろを振り向いても誰もいない。
私は内心メリーさんかよ。なんてツッコミながら黙って話を聞いた。
「あなたは梅雨が嫌いなようね。」
「今から梅雨のいいところを見つけてもらいましょう!」
ーちょっと!ー
私がいいかけた瞬間目の前の景色がパッと止まった。
ーえ?ー
なにこれ…?景色が止まったの?それとも私が幻覚を見ているの?
急すぎて何も理解できない。
「それじゃあ始めようか」
後ろから声が聞こえる。
見ると、紫色の帽子と服を着た、女の子が立っていた。
内心少し驚いていたことをうまく隠しながらも
ーどういうこと?ー
と、警戒しながら聞いてみる。
「だーかーら!あなたは梅雨がお嫌いなんでしょ!それで今から梅雨のいいところを見つけてもらいまーす!」
ーなんで?ー
私が聞き返すと
「重たい気持ちって楽しくないから」
なんて訳がわからない返答が返ってきた。
「とにかく!梅雨のいいところを見つけるまで、時は動かしません!」
ーあんたの仕業かよー
薄々気づいていたが、そうだったみたいだ。
めんどくさ。ボソッとつぶやきながら、その女の子の後ろについていく。
ほら見て!と言われて指を指されたのは、あじさいだった。
「綺麗でしょ?よく見てごらん!」
たしかに綺麗だった。花びらが雨の粒に当たりながらも、強く反発している。花びらから落ちていくしずくも、なんとなく魅力的だった。見た目は弱々しいが、以外と強い。
とかいう意味わからない感想をつけた。
女の子はこっちを見ながら不満げな顔をしたけど、次の場所へ移った。
「見てみて!カタツムリ!」
ーカタツムリって以外と可愛かったー
葉の上に乗っかっている姿は、雨の粒に喜んでいるようにも感じた。
梅雨って以外と可愛い?
でも、大雨でめんどくさいのは事実。そう簡単には好きになれない
「これが最後だよ。」
と言って女の子の小さい指の先にあったのは、大きな川。
ー最後が川かよー
ちょっと順番が… なんて意味不明なことを考えながら、川の近くへ降りていく。
川の水が虹色に光っていた。自分が下を見続けていたせいか、自然と雨が強くなっていると勘違いしていたようだ。
川の上の大きな空には少しの光が雲の隙間から指していた。
「雨っていうのはね。自然に光と希望を与えるんだよ。」
ー希望?ー
「そう、希望。」
自然と希望?何が関係あるのだろう。謎だ。
「希望はね、自然は水と共に生きてるも同然じゃない?それに、大雨が降ったあとの快晴は、どんな天気よりも、最高に私達に感動を与えてくれるの!!あぁ この光を信じ続ければ、明日の希望が見えてきたって、元気をもらえるの!」
そう女の子が小さい涙を流しながら大きな声で伝えてくれた瞬間にパッと景色が動き始めた。
一瞬にして消えた女の子
着信履歴をみても『あじさい』の名は無かった。
ー今日の梅雨は快晴だったー みすずさん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2020年6月22日みんなの答え:3件
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すごい!! 良いストーリーだね!!
めっちゃ良い!!
うるっときたぁ〜!
センスあるね!! 納豆☆さん(選択なし・9さい)からの答え
とうこう日:2020年6月23日 -
いい! すごく読みやすくて、ストーリーも伝わってきました!
雨はあまり好きでは無いのですが、こんなきれいな景色が見られるならそう悪いものでも無いですね! はちみつさん(千葉・14さい)からの答え
とうこう日:2020年6月23日 -
確かに! すごい!!
確かに、雨って嫌だけど次の日の晴れは感動する…!
この梅雨を楽しもうと思いました!
良い小説をありがとう! ゆんさん(選択なし・13さい)からの答え
とうこう日:2020年6月23日
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