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本当の自分
私、そう【私】。私は女として生まれてきたのだ。
本当の自分から目をそらし、一体、いつまで生きていればいいのだろう。


【僕】はいつも気が付けば男子をにらんでいた。この感情が何なのかずっと分からずにいた。
でも、 13歳になった今 分かってしまったのだ。
ずっと「男」という存在が羨ましかったのだと。 あこがれていたのだと。
男として生きている「本当の」男に嫉妬していたのだと。
僕は、女のこの身体が屈辱でしかなかった。
体育で手伝いとして呼ばれるのは、当たり前のように「男」。僕だって力は強いのに。
いや、せめて力だけはと。男と対等に肩を並べられるくらい。と自分を安心させるための、制御材として人一倍の運動と努力をした。
でも僕が「本当の」男だったら努力なんてしなくてももっと力が強かったのかな。
だけど、僕が女でいることは事実として決まってしまっている。
僕はどうすればいいんだ?そう思わない日はなかった。一生女として生きていく方がよっぽど楽だ。
いっそのこと、生きていないほうがいいのではないだろうか。
この身体と名前と容姿とすべてが嫌だった。
女の僕が、自分を隠しながら生きるのも嫌だ。でもカミングアウトしたらどうなってしまうのか、
毎日泣いていた。
もう自分が何なのか、何のために生きているのかも分からなくなった。
だから、もちろん、この事を、こんな事を、 誰にも話すつもりなんてなかった。


そんなある日、僕と同じ人の動画を見た。
自分と同じ人がいて安心と開放感で涙が止まらなかった。
でも性障害のせいで苦労をしたと聞き、同時に恐怖も覚えた。
僕はこんな風になりたくない。
でもその人が最後に言った。 「誰よりも。何よりも。がむしゃらに。まっすぐに、胸を張って」と。
悔しくて悔しくて、涙が止まらなかった。
僕はいったいどこを見ていたのだろう。真下?いや真後ろじゃないか。
僕は僕でいいのかなあ 初めてそう思えた。
僕は僕で私じゃない。そんな事僕が一番知ってて当然だろう。
性別なんて関係ない。 僕は僕だ
僕もこの人に負けないくらい「誰よりも。何よりも。がむしゃらに。まっすぐに、胸を張って」生きよう。
そう、思った。
そう、決めた。



読んでくれてありがとうございました!
書いてみたら割と短くてあれっ?ってなったけど 読んでくれてありがとう!
あぽすさん(北海道・13さい)からの相談
とうこう日:2020年6月28日みんなの答え:0件

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