怪盗探偵現る!
私の名前は藤野紗香!小学生探偵をやっている。
「ねぇ、紗香。私の消しゴム無くなったんだけど、どこか推理してくれない?」
こっちは親友の川口心愛。
「そんなのは簡単。それは…」
「運動場」
今のは、私の幼なじみ、石川蓮。
「ちょっと、蓮!先に言わないでよ!」
「別にいいだろ?俺たち揃っての探偵なんだからな。」
「仲良しだねぇ!」
心愛がにやけてる。
「ちょっと!そんなんじゃないってば!逆に憎たらしいよ!」
「ごめんごめん!」
「ただいま〜」
「おかえり。紗香。」
「お、紗香!久しぶりじゃないか!」
「お父さん!帰ってたんだ!」
お父さんは、仕事に行ってたから、しばらく帰ってきてなかったんだ。
あ、お母さんは、私と同じ探偵。お父さんはね…
「おい紗香どけ。」
「蓮…」
実は私たちは同じ家に住んでいる。もう小6なのにさ!と言っても仕方ない。蓮は両親がいないのだから…
「紗香、蓮、話があるんだ。」
「はいはい。分かってるよお父さん」
「こっちに来い」
私たちは地下室に連れて行かれた。
「俺たちは怪盗。だろ?」
「そうだよおじさん」
「当たり前じゃない。私と蓮は怪盗探偵なんだから。」
そう。お父さんと私達は怪盗なのだ。それなのに、なぜ探偵のお母さんと結婚したのかは分からない。
それじゃあなんで二つともやってるかって言うと、どっちも引き継がなきゃいけない。生まれた子供全員。
けれど、両親が探偵と怪盗だからどちらも受け継ぐことになったんだ。で、今昼間は探偵、夜は怪盗として活動してる。
「おい、紗香、聞いてるか?」
「あ、ごめん。」
「もう一回言うぞ。」
「言わなくても分かるよ。そこの新聞に載ってる炎のダイヤってのを盗めばいいんでしょ」
「さすが探偵だな!どうやって盗むかはお前達に任すぞ」
「「分かった!」」
黒い画面に黒い服を身につけた私は、大きなビルの近くの路地裏にやってきた。蓮は、アパートの屋上の物陰にいる。
少し離れてるため、無線機で会話をすることになっている。
「今日はあの小学生探偵のおかげでエメラルドを盗んだ犯人が見つかって良かったよ。」
あいつらは、警察。私たちのことを怪盗だと気付いてない。
『今だ、紗香』
「OK」
私は、睡眠ガスが含まれてる弾を入れた銃を警察に向かって発射した。死なないから大丈夫。ちょっと寝てもらうだけ。
「な、なんだこの…赤い…た……ま……」
「よしっ」
『警察官が寝ているうちに行け。俺は裏から入って鍵を探す』
「うん」
鍵っていうのは、炎のダイヤが入ってる金庫がある部屋の鍵。
私は大きなビルに入った。
やけに人が少ないなぁ…
…なるほど。
私は落ちている瓶の蓋を見て分かった。
この瓶の蓋はワイン。ということは、ここの警察は夜勤の人はお酒を飲んでサボってる。
小学生探偵がいるから大丈夫って油断しているのだ。その証拠に私達が載った新聞がある。私達の写真を丸で囲んでいる。
そこにとても普通の人は読めないような汚い字で【大丈夫】と書いてあるからだ。
『お前何してるんだ?』
「あ、ごめん、推理してた。」
『早く炎のダイヤがある階に行け!』
「OK」
私は音を立てないように素早く階段を走る。ちなみに50メートル走のタイムは5秒だ。
危ない!
もうすぐでそこに積んであったダンボールに当たるところだった。このダンボールはグラスが入ってるから当たったらいくら相手が酔っててもバレる。
「着いた。」
『その階の男子トイレの個室の裏に袋に入れた鍵を置いといた。取りに行け。』
「は?男子トイレ?」
『仕方ないだろ!そこしか無かったんだから!』
「はいはい」
なんでよりによって男子トイレなんだよ。
私は音を立てないように鍵を取る。
「行っていい?」
『良いぞ。だが気を付けろ。近くで酔って寝てる警察がいる。』
警察ちゃんとしろよ。いや、しなくて良い。夜はね。昼はちゃんとしてね。
私は金庫がある鍵を開け、中に入る。あとは簡単。金庫を開けるだけ。金庫は私が設定したから。探偵として。
そして炎のダイヤをぴったり入る箱に入れて、それを風呂敷で包む。
「盗んだよ」
『今回は簡単だったな。俺が鍵を見つけたおかげだな。』
「私が盗んだおかげでしょ」
『いや、俺だ。』
「もう良いよ。」
私達は家に帰った。
「藤野探偵、石川探偵、見てください!炎のダイヤが無くなっています!」
「「大丈夫」」
「な、なぜ?」
「ここに本物があるわ。」
「犯人は偽物を持って行ったんだ。」
ここにあるのは偽物。犯人…私達は本物を持って行った。
これからも、怪盗探偵として頑張るぞ!
ポンチョさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2020年7月9日みんなの答え:1件
「ねぇ、紗香。私の消しゴム無くなったんだけど、どこか推理してくれない?」
こっちは親友の川口心愛。
「そんなのは簡単。それは…」
「運動場」
今のは、私の幼なじみ、石川蓮。
「ちょっと、蓮!先に言わないでよ!」
「別にいいだろ?俺たち揃っての探偵なんだからな。」
「仲良しだねぇ!」
心愛がにやけてる。
「ちょっと!そんなんじゃないってば!逆に憎たらしいよ!」
「ごめんごめん!」
「ただいま〜」
「おかえり。紗香。」
「お、紗香!久しぶりじゃないか!」
「お父さん!帰ってたんだ!」
お父さんは、仕事に行ってたから、しばらく帰ってきてなかったんだ。
あ、お母さんは、私と同じ探偵。お父さんはね…
「おい紗香どけ。」
「蓮…」
実は私たちは同じ家に住んでいる。もう小6なのにさ!と言っても仕方ない。蓮は両親がいないのだから…
「紗香、蓮、話があるんだ。」
「はいはい。分かってるよお父さん」
「こっちに来い」
私たちは地下室に連れて行かれた。
「俺たちは怪盗。だろ?」
「そうだよおじさん」
「当たり前じゃない。私と蓮は怪盗探偵なんだから。」
そう。お父さんと私達は怪盗なのだ。それなのに、なぜ探偵のお母さんと結婚したのかは分からない。
それじゃあなんで二つともやってるかって言うと、どっちも引き継がなきゃいけない。生まれた子供全員。
けれど、両親が探偵と怪盗だからどちらも受け継ぐことになったんだ。で、今昼間は探偵、夜は怪盗として活動してる。
「おい、紗香、聞いてるか?」
「あ、ごめん。」
「もう一回言うぞ。」
「言わなくても分かるよ。そこの新聞に載ってる炎のダイヤってのを盗めばいいんでしょ」
「さすが探偵だな!どうやって盗むかはお前達に任すぞ」
「「分かった!」」
黒い画面に黒い服を身につけた私は、大きなビルの近くの路地裏にやってきた。蓮は、アパートの屋上の物陰にいる。
少し離れてるため、無線機で会話をすることになっている。
「今日はあの小学生探偵のおかげでエメラルドを盗んだ犯人が見つかって良かったよ。」
あいつらは、警察。私たちのことを怪盗だと気付いてない。
『今だ、紗香』
「OK」
私は、睡眠ガスが含まれてる弾を入れた銃を警察に向かって発射した。死なないから大丈夫。ちょっと寝てもらうだけ。
「な、なんだこの…赤い…た……ま……」
「よしっ」
『警察官が寝ているうちに行け。俺は裏から入って鍵を探す』
「うん」
鍵っていうのは、炎のダイヤが入ってる金庫がある部屋の鍵。
私は大きなビルに入った。
やけに人が少ないなぁ…
…なるほど。
私は落ちている瓶の蓋を見て分かった。
この瓶の蓋はワイン。ということは、ここの警察は夜勤の人はお酒を飲んでサボってる。
小学生探偵がいるから大丈夫って油断しているのだ。その証拠に私達が載った新聞がある。私達の写真を丸で囲んでいる。
そこにとても普通の人は読めないような汚い字で【大丈夫】と書いてあるからだ。
『お前何してるんだ?』
「あ、ごめん、推理してた。」
『早く炎のダイヤがある階に行け!』
「OK」
私は音を立てないように素早く階段を走る。ちなみに50メートル走のタイムは5秒だ。
危ない!
もうすぐでそこに積んであったダンボールに当たるところだった。このダンボールはグラスが入ってるから当たったらいくら相手が酔っててもバレる。
「着いた。」
『その階の男子トイレの個室の裏に袋に入れた鍵を置いといた。取りに行け。』
「は?男子トイレ?」
『仕方ないだろ!そこしか無かったんだから!』
「はいはい」
なんでよりによって男子トイレなんだよ。
私は音を立てないように鍵を取る。
「行っていい?」
『良いぞ。だが気を付けろ。近くで酔って寝てる警察がいる。』
警察ちゃんとしろよ。いや、しなくて良い。夜はね。昼はちゃんとしてね。
私は金庫がある鍵を開け、中に入る。あとは簡単。金庫を開けるだけ。金庫は私が設定したから。探偵として。
そして炎のダイヤをぴったり入る箱に入れて、それを風呂敷で包む。
「盗んだよ」
『今回は簡単だったな。俺が鍵を見つけたおかげだな。』
「私が盗んだおかげでしょ」
『いや、俺だ。』
「もう良いよ。」
私達は家に帰った。
「藤野探偵、石川探偵、見てください!炎のダイヤが無くなっています!」
「「大丈夫」」
「な、なぜ?」
「ここに本物があるわ。」
「犯人は偽物を持って行ったんだ。」
ここにあるのは偽物。犯人…私達は本物を持って行った。
これからも、怪盗探偵として頑張るぞ!
ポンチョさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2020年7月9日みんなの答え:1件
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すごい!! ポンチョさん天才です!!本当に11さいですか?
本当は18歳だったりして…
どうして紗香お父さんとお母さんが結婚したのか気になります!!
第二弾ぜひ書いてください!!
ファンになりました!!! ポンチョさんのファン★ω★さん(兵庫・11さい)からの答え
とうこう日:2020年7月10日
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