【短編小説】白いカトレアの魔法
はじめまして、ねもです ♪作品の感想、アドバイスをしてくださると幸いです。字数制限の都合上、改稿が変だとと思います…すみません
小学5年生の杉宮咲(すぎみやさき)は、帰り道の銀杏(いちょう)並木を一人でとぼとぼと歩いていた。
「はぁ…亜美が悪いよ…」
今日、咲は友達の亜美と喧嘩をしてしまった。喧嘩の原因は二人の意志のすれ違いで起こった。咲は、「亜美が悪い」と決め付けていて、喧嘩したことを亜美にまだ謝れないままでいる。亜美からも謝ってこなかったので結局下校の時間になってしまった。まだ、お互いとても気まずくて、怒っている状況なので一人で帰ることとなった。咲は、銀杏並木を歩きながら、ふと思った。いつも亜美と一緒に帰っていた銀杏並木。楽しく会話をしながら帰っていた、あの時。…でも、今は一人。咲は、そのことに気づいて、ちくっと胸が痛んだ。でも、「亜美が悪いんだ」と思い直す。
「…あれ?」
咲は、周りがおかしいことに気がついた。奥が日光を映した水たまりのようにキラキラと白く光っていた。咲は不思議に思いつつ、白く光っている奥の方へ歩いて行った。歩くと白い光の中に道が見えてきた。道はれんがでできていて、周りには白いカトレアの花畑が永遠と続いている。道をどんどん歩いていくと、白い木の柵で囲まれ、れんがと木でできた可愛らしい小屋が見えてきた。咲は、「入ってみようかな」とも思ったが、やめた。それで後ろを振り返ると、さっき歩いた距離よりもずっと長い道が続いていた。咲は流石にこんな長い距離を歩こうとは思わなかったので、仕方なく小屋に入ってみようと思った。木でできていてカラフルなステンドグラスの小さな窓のついた古びたドアを咲はコンコン、と叩いた。すると「はーい」と女の子の可愛らしい声がした。ガチャと音がするのと同時に咲と同じくらいか少し上くらいの少女が出てきた。ピンクベージュの髪を編み込んだような髪型で、耳にはダイヤのような形の赤っぽいイヤリングをしている。服はワインレッドの無地のワンピース。それはまるで魔女のようで…現実離れしている格好だった。でも容姿はとても可愛らしい印象だった。
「はいはーい…ってあれ?今日は珍しいお客さんが来ているね。…あ、中入って!お茶入れるから」
小屋の中はまるでジブリに出てきそうな印象だった。咲は彼女が指した木製の椅子にちょこんと座った。
「少し待っててね」と彼女は言うと、キッチンに向かった。少しするとお茶をお盆に乗せて持ってきた。彼女は「そのお茶、飲み手によって色が変わる不思議なお茶なの。色だけじゃなく、香りや味も変わるから是非飲んでみて」と言った。咲はお茶の入ったカップを持ってみた。すると、色が赤に変わった。香りも不思議だけど「赤」の香りがした。なんというか、情熱的?燃える?というような。「色、何色だった?」と彼女に聞かれたので、「赤でした」と答えると、「そっかあ…」という返事が返ってきた。 一口お茶を飲むと、これもまた不思議で、「赤」としか言いようのない感じの味がした。彼女に「美味しいです‥!」と言うと「それは良かった」と笑って言ってくれた。そして、彼女はこほん、と咳払いをすると「自己紹介するね。私はリエ。魔法使いです。この小屋で一人暮らしをしています」と言った。咲はこの世界について聞いてみたいと思い、リエに質問してみた。
「私は杉宮咲と言います。咲って読んでもらって構いません。あの、リエさん、この世界ってなんなんですか?それと、私ってなんでこの世界に来てしまったのですか」と言うと、リエは
「えっと、まず一つ目の質問の答えを言うね。この世界は、魔法の世界。サキちゃんがいる世界とは別の世界。私以外にも人はたくさんいるよ。あと、私が魔法を使えば、元の世界へ戻ることができる。…記憶は残るけど。二つ目の質問。それは、確実には分かってないの。いくつかある世界の中から定期的に誰かが来てしまうみたい。」
リエはそう言ってくれた。「あっ、それと聞きたいことがあるんだけど、サキちゃんって悩みがあるの‥?」
いきなりそう言われて、驚いた。でもなんだか亜美とのことを話してみたいと思い、亜美とのことを話した。すると、
「この飴を舐めると、必ず悩みが晴れるの。タダであげるけれど…どうする?どっちでもいいよ」と言った。咲は、驚きつつ、飴に手を伸ばしかけた…でも、やめた。咲は
「大丈夫です。自分の悩みは自分で解決します。」というと、リエは笑顔になって「それじゃ」と言って、杖を振った。すると、ドアが開き、奥にアーチが見えた。リエが手を振ったので、私も振り返し、小屋を出た。
後はご想像にお任せします。あと、白いカトレアの花言葉は「魔力」です。 ねもnemoさん(栃木・12さい)からの相談
とうこう日:2020年8月23日みんなの答え:1件
小学5年生の杉宮咲(すぎみやさき)は、帰り道の銀杏(いちょう)並木を一人でとぼとぼと歩いていた。
「はぁ…亜美が悪いよ…」
今日、咲は友達の亜美と喧嘩をしてしまった。喧嘩の原因は二人の意志のすれ違いで起こった。咲は、「亜美が悪い」と決め付けていて、喧嘩したことを亜美にまだ謝れないままでいる。亜美からも謝ってこなかったので結局下校の時間になってしまった。まだ、お互いとても気まずくて、怒っている状況なので一人で帰ることとなった。咲は、銀杏並木を歩きながら、ふと思った。いつも亜美と一緒に帰っていた銀杏並木。楽しく会話をしながら帰っていた、あの時。…でも、今は一人。咲は、そのことに気づいて、ちくっと胸が痛んだ。でも、「亜美が悪いんだ」と思い直す。
「…あれ?」
咲は、周りがおかしいことに気がついた。奥が日光を映した水たまりのようにキラキラと白く光っていた。咲は不思議に思いつつ、白く光っている奥の方へ歩いて行った。歩くと白い光の中に道が見えてきた。道はれんがでできていて、周りには白いカトレアの花畑が永遠と続いている。道をどんどん歩いていくと、白い木の柵で囲まれ、れんがと木でできた可愛らしい小屋が見えてきた。咲は、「入ってみようかな」とも思ったが、やめた。それで後ろを振り返ると、さっき歩いた距離よりもずっと長い道が続いていた。咲は流石にこんな長い距離を歩こうとは思わなかったので、仕方なく小屋に入ってみようと思った。木でできていてカラフルなステンドグラスの小さな窓のついた古びたドアを咲はコンコン、と叩いた。すると「はーい」と女の子の可愛らしい声がした。ガチャと音がするのと同時に咲と同じくらいか少し上くらいの少女が出てきた。ピンクベージュの髪を編み込んだような髪型で、耳にはダイヤのような形の赤っぽいイヤリングをしている。服はワインレッドの無地のワンピース。それはまるで魔女のようで…現実離れしている格好だった。でも容姿はとても可愛らしい印象だった。
「はいはーい…ってあれ?今日は珍しいお客さんが来ているね。…あ、中入って!お茶入れるから」
小屋の中はまるでジブリに出てきそうな印象だった。咲は彼女が指した木製の椅子にちょこんと座った。
「少し待っててね」と彼女は言うと、キッチンに向かった。少しするとお茶をお盆に乗せて持ってきた。彼女は「そのお茶、飲み手によって色が変わる不思議なお茶なの。色だけじゃなく、香りや味も変わるから是非飲んでみて」と言った。咲はお茶の入ったカップを持ってみた。すると、色が赤に変わった。香りも不思議だけど「赤」の香りがした。なんというか、情熱的?燃える?というような。「色、何色だった?」と彼女に聞かれたので、「赤でした」と答えると、「そっかあ…」という返事が返ってきた。 一口お茶を飲むと、これもまた不思議で、「赤」としか言いようのない感じの味がした。彼女に「美味しいです‥!」と言うと「それは良かった」と笑って言ってくれた。そして、彼女はこほん、と咳払いをすると「自己紹介するね。私はリエ。魔法使いです。この小屋で一人暮らしをしています」と言った。咲はこの世界について聞いてみたいと思い、リエに質問してみた。
「私は杉宮咲と言います。咲って読んでもらって構いません。あの、リエさん、この世界ってなんなんですか?それと、私ってなんでこの世界に来てしまったのですか」と言うと、リエは
「えっと、まず一つ目の質問の答えを言うね。この世界は、魔法の世界。サキちゃんがいる世界とは別の世界。私以外にも人はたくさんいるよ。あと、私が魔法を使えば、元の世界へ戻ることができる。…記憶は残るけど。二つ目の質問。それは、確実には分かってないの。いくつかある世界の中から定期的に誰かが来てしまうみたい。」
リエはそう言ってくれた。「あっ、それと聞きたいことがあるんだけど、サキちゃんって悩みがあるの‥?」
いきなりそう言われて、驚いた。でもなんだか亜美とのことを話してみたいと思い、亜美とのことを話した。すると、
「この飴を舐めると、必ず悩みが晴れるの。タダであげるけれど…どうする?どっちでもいいよ」と言った。咲は、驚きつつ、飴に手を伸ばしかけた…でも、やめた。咲は
「大丈夫です。自分の悩みは自分で解決します。」というと、リエは笑顔になって「それじゃ」と言って、杖を振った。すると、ドアが開き、奥にアーチが見えた。リエが手を振ったので、私も振り返し、小屋を出た。
後はご想像にお任せします。あと、白いカトレアの花言葉は「魔力」です。 ねもnemoさん(栃木・12さい)からの相談
とうこう日:2020年8月23日みんなの答え:1件
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不思議〜 もっけ飴です(*´∀`*)
不思議な感じですね!!
ねもさん、流石です☆
表現が綺麗だと思いました!
次回作も楽しみにしてます♪
それでは〜。 もっけ飴さん(選択なし・13さい)からの答え
とうこう日:2020年8月24日
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