逆さ合わせの運命
決して交わらない心と心。
それは、そういう運命だから。
全ては巡り逢い、そして別れていく。
それは、そういう運命だから。
これは、逆さ合わせで出逢った儚い少年と不老不死の少女の譚。
禁忌の出会い・・・
争いが絶えぬ世、一人、森の中を歩く者がいた。
その少年は、髪が蒼くワスレナグサの様だった。
「そろそろ帰ろ。」
少年は、早足で小屋へと進む。
すると、ガサガサと葉が揺れた。
少年はその方向を見た。
葉の中から出てきた少女は、とても傷があった。
そして、少女はぐらりと地面に倒れた。
少年は、少女を抱え小屋へと向かった。
廻り出す歯車・・・
僕の名前は、彗(けい)。
帰っている途中に急に少女が現れ、ドタンと倒れたので、小屋に運んでやった。
中々目を覚まさないなと待っていると、少女がゆっくり目を開けた。
「此処は何処..?」
「此処は、森の中の隠れ家。」
名前を尋ねると、彼女は、誌音(しおん)と言った。
髪は、名の通りシオン色だ。
そして、僕達はとても仲が良くなった。
誌音の怪我も治った頃、僕はある事を尋ねた。
「ねぇ、誌音は何処から来たの?」
すると、誌音は俯いてこう言った。
「決して交わらない、そんなところかな。」
それから何度も話してみたけど、帰ってくるのはその言葉だけだった。
「彗は、何処から来たの?」
「う〜ん。僕は、元々王子だったんだよね。」
すると、誌音は驚いた顔をした。
驚くのも無理はない。
「今、戦争があるから、小屋まで逃げてきたんだ。正確には、逃げろと言われた。」
「そう、だったんだ。」
そんな平和な日々が何日も続いた。
争いの燈・・・
僕が、小屋へ歩いていると、何か、焦げ臭い匂いがしてきた。
その方向は、小屋の方からした。
僕は、急いで小屋へと向かう。
すると、突然炎の矢が飛んできた。
ギリギリで躱し、小屋へと急ぐ。
小屋の近くまで行くと、木が薙ぎ倒されていた。
「まさか..」
ふと、頭に思い浮かんだのは戦争。
おそらく、敵の軍が此処までやってきたのだ。
僕は、木と木の間を通り、何とか小屋へ抜けた。
そこには、小屋は無く火の渦が巻いていた。
真ん中にいるのは...誌音。
僕は、誌音の方へ向かう。
「誌音!」
「彗!私は大丈夫。」
すると、誌音は火の渦へと進んでいく。
「誌音!!!」
必死に手を伸ばすが、その手は虚しく虚空を切る。
僕は、その場に座り込んだ。
すると、後ろから声がしてきた。
「何処にいる!彗!」
この声は..敵の軍団!
僕は、火の渦を避け、必死で森の外へと向かった。
森は、抜けられたが大人の足には勝てない。
僕は、取り押さえられたしまった。
その時、後ろから聞き覚えのある声が響いた。
「彗!」
交わらぬ、逆さ合わせの運命・・・
「誌音!?」
僕は耳を疑った。
だが、後ろを振り向くと本当に詩音がいた。
「何で、生きているんだ!?」
「実はね、私..」
誌音の次の言葉を僕が紡ぐ。
「まさか..不老不死なのか?」
「うん。多分彗、もう少し前から知ってたでしょ?」
誌音が不老不死だという事は薄々気づいていた。
昔、読んだ本に誌音の事が書いてあったからだ。
『シオンという少女は不老不死であり、決して交わらぬ逆さ合わせの世界にいる。』
でも、そんな事は信じられなかった。
もう一つの証拠。
それは、出逢った時、誌音が「何処から来たの?」と言った事だ。
何故違うところから来た事を知っていたのか?
その時、誌音目掛けて軍の者達が一斉に走り出した。
「あの、誌音という化け物を殺せ!!!」
僕は、動かす事を封じられている手を、振り解こうとする。
振り解いても何もない事を知りながら。
不老不死なら死なない、けどこれ以上誌音を傷つけたくない。
何とか振り解き誌音へと走る。
が、腕を掴まれる。
ヒヤリと、頸にあたるのは鋭いナイフの様な物。
「彗!!!!!」
誌音が此方へ走ってくる。
僕は、届くかも分からない言葉を零す。
「誌音。キミと会えて良かったよ。キミだけは逃げて。それと..
僕の事、忘れないで。」
花言葉・・・
少女は走り出す。
陽の方向へと。
少年の最後の言葉は、少女に届いた。
ワスレナグサの花言葉。
それは僕を忘れないで。
そして少女はシオンの花言葉を零す。
「大丈夫。彗の事、絶対忘れないよ。」
どうも。ハッピーライクです
かきのみから、変えました
10歳も11歳に変えました
あともうちょっとで誕生日なので
辛口、タメ口okです
ぜひ、感想下さい(^∀^)! HAPPI*LIKEさん(神奈川・11さい)からの相談
とうこう日:2020年8月31日みんなの答え:0件
それは、そういう運命だから。
全ては巡り逢い、そして別れていく。
それは、そういう運命だから。
これは、逆さ合わせで出逢った儚い少年と不老不死の少女の譚。
禁忌の出会い・・・
争いが絶えぬ世、一人、森の中を歩く者がいた。
その少年は、髪が蒼くワスレナグサの様だった。
「そろそろ帰ろ。」
少年は、早足で小屋へと進む。
すると、ガサガサと葉が揺れた。
少年はその方向を見た。
葉の中から出てきた少女は、とても傷があった。
そして、少女はぐらりと地面に倒れた。
少年は、少女を抱え小屋へと向かった。
廻り出す歯車・・・
僕の名前は、彗(けい)。
帰っている途中に急に少女が現れ、ドタンと倒れたので、小屋に運んでやった。
中々目を覚まさないなと待っていると、少女がゆっくり目を開けた。
「此処は何処..?」
「此処は、森の中の隠れ家。」
名前を尋ねると、彼女は、誌音(しおん)と言った。
髪は、名の通りシオン色だ。
そして、僕達はとても仲が良くなった。
誌音の怪我も治った頃、僕はある事を尋ねた。
「ねぇ、誌音は何処から来たの?」
すると、誌音は俯いてこう言った。
「決して交わらない、そんなところかな。」
それから何度も話してみたけど、帰ってくるのはその言葉だけだった。
「彗は、何処から来たの?」
「う〜ん。僕は、元々王子だったんだよね。」
すると、誌音は驚いた顔をした。
驚くのも無理はない。
「今、戦争があるから、小屋まで逃げてきたんだ。正確には、逃げろと言われた。」
「そう、だったんだ。」
そんな平和な日々が何日も続いた。
争いの燈・・・
僕が、小屋へ歩いていると、何か、焦げ臭い匂いがしてきた。
その方向は、小屋の方からした。
僕は、急いで小屋へと向かう。
すると、突然炎の矢が飛んできた。
ギリギリで躱し、小屋へと急ぐ。
小屋の近くまで行くと、木が薙ぎ倒されていた。
「まさか..」
ふと、頭に思い浮かんだのは戦争。
おそらく、敵の軍が此処までやってきたのだ。
僕は、木と木の間を通り、何とか小屋へ抜けた。
そこには、小屋は無く火の渦が巻いていた。
真ん中にいるのは...誌音。
僕は、誌音の方へ向かう。
「誌音!」
「彗!私は大丈夫。」
すると、誌音は火の渦へと進んでいく。
「誌音!!!」
必死に手を伸ばすが、その手は虚しく虚空を切る。
僕は、その場に座り込んだ。
すると、後ろから声がしてきた。
「何処にいる!彗!」
この声は..敵の軍団!
僕は、火の渦を避け、必死で森の外へと向かった。
森は、抜けられたが大人の足には勝てない。
僕は、取り押さえられたしまった。
その時、後ろから聞き覚えのある声が響いた。
「彗!」
交わらぬ、逆さ合わせの運命・・・
「誌音!?」
僕は耳を疑った。
だが、後ろを振り向くと本当に詩音がいた。
「何で、生きているんだ!?」
「実はね、私..」
誌音の次の言葉を僕が紡ぐ。
「まさか..不老不死なのか?」
「うん。多分彗、もう少し前から知ってたでしょ?」
誌音が不老不死だという事は薄々気づいていた。
昔、読んだ本に誌音の事が書いてあったからだ。
『シオンという少女は不老不死であり、決して交わらぬ逆さ合わせの世界にいる。』
でも、そんな事は信じられなかった。
もう一つの証拠。
それは、出逢った時、誌音が「何処から来たの?」と言った事だ。
何故違うところから来た事を知っていたのか?
その時、誌音目掛けて軍の者達が一斉に走り出した。
「あの、誌音という化け物を殺せ!!!」
僕は、動かす事を封じられている手を、振り解こうとする。
振り解いても何もない事を知りながら。
不老不死なら死なない、けどこれ以上誌音を傷つけたくない。
何とか振り解き誌音へと走る。
が、腕を掴まれる。
ヒヤリと、頸にあたるのは鋭いナイフの様な物。
「彗!!!!!」
誌音が此方へ走ってくる。
僕は、届くかも分からない言葉を零す。
「誌音。キミと会えて良かったよ。キミだけは逃げて。それと..
僕の事、忘れないで。」
花言葉・・・
少女は走り出す。
陽の方向へと。
少年の最後の言葉は、少女に届いた。
ワスレナグサの花言葉。
それは僕を忘れないで。
そして少女はシオンの花言葉を零す。
「大丈夫。彗の事、絶対忘れないよ。」
どうも。ハッピーライクです
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10歳も11歳に変えました
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