いつまでも
僕の名前は“鈴木和音(かずね)。
この前、知り合いになった人がいるんだ。“琴音(ことね)”って名前。僕と同じ下の名前に“音”がついてて嬉しくなった。僕はいつのまにか琴音が好きだったんだ。優しい声に桃色の頬。本当に今までで一番好きになった人だ。
「かあさーん、遊びに行ってくるね!」
「最近いつも遊びに行っているわね。お友達でもできたの?」
「うん!琴音って名前の子。」
「…そう。じゃあね。いってらっしゃい。」
「行ってきまーす!」
いつもの道を走る。琴音のことを思って。
「琴音ちゃーん!」
「あ!和音。今日も来てくれたの?ありがとう。」
「今日は何をするの?」
「そうだなぁ。そういえばそろそろ弟の誕生日なんだ。」
「へー。花でもつんでプレゼントしよか?」
「うーん、でもいい。自分でやるわ。」
「へー。弟思いなんだね。」
「…ありがと。」
次の日。
「琴音ちゃーん!」
「和音!聞いてほしい話があるの。聞いてくれる?」
「もちろん!琴音ちゃんの頼みだもん!」
「あのね、守護霊って知ってる?」
「ええっと、亡くなった人が今生きてる人のことが心配でそばにいる」
「ええ。守護霊ってどんなイメージがある?」
「えぇ、怖いなぁ。だって僕が気づかないうちに僕のことをずーっと見てるんだよ。気持ち悪いな。」
「……へー、」
次の日。
「琴音ちゃーん!琴音ちゃーん!いないのぉー!」
琴音ちゃんが急にいなくなった。どうしたの?僕のこと嫌いになったの?僕は悲しくて悔しくてしくしく泣いた。琴音ちゃん、どこに行ったの?好きなんだよ。
夕食で大好きなカレーでも僕は元気にならなかった。
「和音、どうしたの?何かあったの?話してみなさい。」
母さんが優しい声で聞いてくれた。少しだけ楽になった。
「…はい。この前言った琴音ちゃんがね、今日いなかったの。僕何もしてないのに。悲しいよ。」
最後は涙声になってしまった。
「どんな会話をしたの?」
「ええと、守護霊の話。守護霊って気持ち悪い、って言ったんだ。それ以来何も話してない。」
「原因はそれよ。明日いつものところにお母さんを連れて行って、お願い。」
「…別にいいけど。」
「和音、ありがとう。明日は琴音ちゃんに会えるわよ。最後になるかもしれないけどね。」
…?最後?そう聞こえた気がしたけど聞き間違いかな。明日は琴音ちゃんに会えるといいな。僕の誕生日だから。
いつもの場所。
いつもなら琴音ちゃーんって呼ぶけどそんな元気がない。だってドキドキしてるんだもの。
「琴音!琴音!」
お母さんが琴音ちゃんを読んでいる。どうして?お母さんは琴音ちゃんに会ったことないのにね。
「……」
琴音ちゃんだ!琴音ちゃんの目には涙がつまっていた。そして涙の膜を壊した。
「おかあさん!おかあさん!」
「琴音!琴音!」
お母さん?
「和音、ごめんね。和音のお母さんは私のお母さんなの。…私たち兄妹だったのよ。」
…びっくりして声も出なかった。
「琴音ちゃん…」
「そうだ、和音。お誕生日おめでとう。ほら、和音の好きな花、コスモスだよ。」
………そうだ!思い出した!小さい頃から僕には姉がいてコスモスをくれたんだ。でもどうして忘れていたんだろう?
「和音に私のことを思い出して欲しくなかったの。そしたら和音、泣いちゃうからさ。私の記憶を消した。でもこうして最後出会えてよかった。」
「……最後?」
「和音、今日は琴音が亡くなって四十九日経つから“あそこ”にいかなきゃならないの。」
「今までありがとね。和音、お母さん。」
「琴音…」
「琴音ちゃん…」
「じゃあね!どこにいても私がいるから!」
「待って!」
「……和音。」
「言わせて…、、、お姉ちゃん大好き!」
「和音…ううん、私の弟、大好きよ。」
「「「じゃあね!」」」
まばたきする間にお姉ちゃんは消えていた。
ガラスさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年9月1日みんなの答え:1件
この前、知り合いになった人がいるんだ。“琴音(ことね)”って名前。僕と同じ下の名前に“音”がついてて嬉しくなった。僕はいつのまにか琴音が好きだったんだ。優しい声に桃色の頬。本当に今までで一番好きになった人だ。
「かあさーん、遊びに行ってくるね!」
「最近いつも遊びに行っているわね。お友達でもできたの?」
「うん!琴音って名前の子。」
「…そう。じゃあね。いってらっしゃい。」
「行ってきまーす!」
いつもの道を走る。琴音のことを思って。
「琴音ちゃーん!」
「あ!和音。今日も来てくれたの?ありがとう。」
「今日は何をするの?」
「そうだなぁ。そういえばそろそろ弟の誕生日なんだ。」
「へー。花でもつんでプレゼントしよか?」
「うーん、でもいい。自分でやるわ。」
「へー。弟思いなんだね。」
「…ありがと。」
次の日。
「琴音ちゃーん!」
「和音!聞いてほしい話があるの。聞いてくれる?」
「もちろん!琴音ちゃんの頼みだもん!」
「あのね、守護霊って知ってる?」
「ええっと、亡くなった人が今生きてる人のことが心配でそばにいる」
「ええ。守護霊ってどんなイメージがある?」
「えぇ、怖いなぁ。だって僕が気づかないうちに僕のことをずーっと見てるんだよ。気持ち悪いな。」
「……へー、」
次の日。
「琴音ちゃーん!琴音ちゃーん!いないのぉー!」
琴音ちゃんが急にいなくなった。どうしたの?僕のこと嫌いになったの?僕は悲しくて悔しくてしくしく泣いた。琴音ちゃん、どこに行ったの?好きなんだよ。
夕食で大好きなカレーでも僕は元気にならなかった。
「和音、どうしたの?何かあったの?話してみなさい。」
母さんが優しい声で聞いてくれた。少しだけ楽になった。
「…はい。この前言った琴音ちゃんがね、今日いなかったの。僕何もしてないのに。悲しいよ。」
最後は涙声になってしまった。
「どんな会話をしたの?」
「ええと、守護霊の話。守護霊って気持ち悪い、って言ったんだ。それ以来何も話してない。」
「原因はそれよ。明日いつものところにお母さんを連れて行って、お願い。」
「…別にいいけど。」
「和音、ありがとう。明日は琴音ちゃんに会えるわよ。最後になるかもしれないけどね。」
…?最後?そう聞こえた気がしたけど聞き間違いかな。明日は琴音ちゃんに会えるといいな。僕の誕生日だから。
いつもの場所。
いつもなら琴音ちゃーんって呼ぶけどそんな元気がない。だってドキドキしてるんだもの。
「琴音!琴音!」
お母さんが琴音ちゃんを読んでいる。どうして?お母さんは琴音ちゃんに会ったことないのにね。
「……」
琴音ちゃんだ!琴音ちゃんの目には涙がつまっていた。そして涙の膜を壊した。
「おかあさん!おかあさん!」
「琴音!琴音!」
お母さん?
「和音、ごめんね。和音のお母さんは私のお母さんなの。…私たち兄妹だったのよ。」
…びっくりして声も出なかった。
「琴音ちゃん…」
「そうだ、和音。お誕生日おめでとう。ほら、和音の好きな花、コスモスだよ。」
………そうだ!思い出した!小さい頃から僕には姉がいてコスモスをくれたんだ。でもどうして忘れていたんだろう?
「和音に私のことを思い出して欲しくなかったの。そしたら和音、泣いちゃうからさ。私の記憶を消した。でもこうして最後出会えてよかった。」
「……最後?」
「和音、今日は琴音が亡くなって四十九日経つから“あそこ”にいかなきゃならないの。」
「今までありがとね。和音、お母さん。」
「琴音…」
「琴音ちゃん…」
「じゃあね!どこにいても私がいるから!」
「待って!」
「……和音。」
「言わせて…、、、お姉ちゃん大好き!」
「和音…ううん、私の弟、大好きよ。」
「「「じゃあね!」」」
まばたきする間にお姉ちゃんは消えていた。
ガラスさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年9月1日みんなの答え:1件
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いいお話だぁー! あーやです^^*
感動!まさか幽霊?守護霊?だったとは思わなかった!
天国に行くまでは49日ってやつ、私も知ってるー(どうでもいい
感動したしすごく面白かったよ!
次の作品も楽しみにしてるね! あーやさん(東京・13さい)からの答え
とうこう日:2020年9月2日
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