自分を超えるゴールイン
『位置について、、、よーい、ドンッッッ』
緊迫した空気に銃の音が響く。
スタート地点にいるものは素早く地面を蹴って勢いよく飛び出す。
足が重く感じる。最初の一歩を力強く踏みしめ、自分との戦いが始まった。
『行けー、頑張れぇー』声を張り上げてこちらにエールを送ってくる。
私は達成感というものを追い求めてこの道を選んだ。
こんな所で終わるなんて絶対嫌だ。
その気持ちが私に火をつけた。加速から中間疾走。
よしっ。スピードに乗れてるし抜かせてる。
このままいけば全国優勝も夢じゃない。
汗がにじみ出てポタポタと流れ落ちてゆく。 私は喘いで全力疾走した。
体に気持ち良く風が吹いてくる。
ラストスパート。もう私は勝った。もう私は。
ポキッッ。『えっ?!』
ドサッ。地面に体が強く押し付けられる感覚、、、
うっすらしか見えないが私を追い越していく姿が目に入った。
悔しくて、たまらない気持ちを心の中で何度も呟いた。
ここで私の陸上人生は終わったんだ。せっかく全国まで来たのに、、、
期待を背負って皆の分も頑張るはずだったのに、、、
痺びれと共に私の意識は遠退いていった。
母には期待していたのに残念だったと伝えられた。
最初にそれ言うんだと思い小さく舌打ちをしてやった。
足の痺れが治まらないため母と診断を受けに行った。
どうせ大したことない。こんなのすぐ治るし塗り薬もらえればいいや。
しかし現実はそんなに甘くはなかった。
『娘さんは非常に珍しい筋肉のつき方をされていますね。次また同じような怪我をしたら走ることが厳しいでしょうね。
骨と骨を繋いでいる靭帯を引き延ばすことで切れてしまう恐れもあるので当分は安静にしておいてください。』
『えっ。じゃあ本気で走ったりしたらどうなるんですか。』怖い。どんな答えが返ってくるだろう。
『絶対にとは言い切れないですが、やはり走るのが厳しいかと。』
そんな。陸上どうすればいいの。このまま本気で走れなくなったら選手として活躍できない。
せっかく。なんなんだよっ。
頭が噴火しそうだった。仕方ないって分かってるけどさ。諦めきれないよ、こんな所で。
そのまま沈黙が続いた。
安息の日々を送った。
リハビリを続けて少し走れる位までになった。一生懸命、技量を磨き続けた。
そして私の努力が認められ大会に出させてもらうことになった。
正直、選ばれないと断念していたが思いの外このような結果になった。
しかし先輩たちはこの事について非常に拒んだ。
『何でずっと休んでた奴が大会に出れるんだよ。お前どうせ怪我するのが怖くて本気で走れないくせに。』
その事については何とも言えなかった。そう。内心は本当に怖い。
怪我して選手として存在できなかったら、どうしようと不安に思うのだ。物凄く。
私の腹心の友達、啓将(ひらまさ)に大会に出るべきかどうか相談した。
『えぇ。勝ち負けとかの問題じゃなくてさ、お前が楽しめてるかどうかじゃね?』
『楽しむ。。』
『嫌でやってるより楽しくてやってた方がいい。だから人は限界まで頑張ってみようって思えるんだよ。』
大会の日が切迫する。高校3年最後のチャンス。風呂の中で錯乱状態。
明日もし足が壊れたらどうしよう。それしか考えられなかった。
不安な気持ちを抱えながら大会へと足を運んだ。
目の前には広すぎるドーム型の建物が立ちはだかっていた。
ウォーミングアップする者や顧問から指導されてる者、私は今日ここで、、、走るんだ。
緊張する。私の出番まであと3分。心臓が太鼓のように響いて体が震える。
『次の種目は150m走です。レーンに並びなさい。』
まじで?もう?はやっ。速そうな人ばかり。私はこの人達に勝てるのか。
いいフィジカルしてるな。
やばい。走れないかも。もうやだ。走りたくなくなってきた。怖い。
不安な気持ちが募り意気消沈した。
その時、座席にいる啓将と目があった。
彼の目はまるで、こんじきのように光を帯びていた。
優しい目。
それが私の背中を押してくれた。
拳に活を入れた。
もしかしたら今日私の足はぶっ壊れるかもしれない。
でも今は自分を試してみたいという自分がいる。
今わかった。私は足が壊れるのが怖かったんじゃない。
私が私じゃなくなることが怖かったんだ
『位置について、よーい、、、ドンッ』
緊迫した空気に私は砂煙を巻き起こした。
こんにちは。ナスビです=(^.^)=
今回はスポーツ入れてみました!
感想アドバイス頂けたら嬉しいです♪
それではまた〜( ´ ▽ ` )ノ
ナスビさん(神奈川・13さい)からの相談
とうこう日:2020年9月13日みんなの答え:2件
緊迫した空気に銃の音が響く。
スタート地点にいるものは素早く地面を蹴って勢いよく飛び出す。
足が重く感じる。最初の一歩を力強く踏みしめ、自分との戦いが始まった。
『行けー、頑張れぇー』声を張り上げてこちらにエールを送ってくる。
私は達成感というものを追い求めてこの道を選んだ。
こんな所で終わるなんて絶対嫌だ。
その気持ちが私に火をつけた。加速から中間疾走。
よしっ。スピードに乗れてるし抜かせてる。
このままいけば全国優勝も夢じゃない。
汗がにじみ出てポタポタと流れ落ちてゆく。 私は喘いで全力疾走した。
体に気持ち良く風が吹いてくる。
ラストスパート。もう私は勝った。もう私は。
ポキッッ。『えっ?!』
ドサッ。地面に体が強く押し付けられる感覚、、、
うっすらしか見えないが私を追い越していく姿が目に入った。
悔しくて、たまらない気持ちを心の中で何度も呟いた。
ここで私の陸上人生は終わったんだ。せっかく全国まで来たのに、、、
期待を背負って皆の分も頑張るはずだったのに、、、
痺びれと共に私の意識は遠退いていった。
母には期待していたのに残念だったと伝えられた。
最初にそれ言うんだと思い小さく舌打ちをしてやった。
足の痺れが治まらないため母と診断を受けに行った。
どうせ大したことない。こんなのすぐ治るし塗り薬もらえればいいや。
しかし現実はそんなに甘くはなかった。
『娘さんは非常に珍しい筋肉のつき方をされていますね。次また同じような怪我をしたら走ることが厳しいでしょうね。
骨と骨を繋いでいる靭帯を引き延ばすことで切れてしまう恐れもあるので当分は安静にしておいてください。』
『えっ。じゃあ本気で走ったりしたらどうなるんですか。』怖い。どんな答えが返ってくるだろう。
『絶対にとは言い切れないですが、やはり走るのが厳しいかと。』
そんな。陸上どうすればいいの。このまま本気で走れなくなったら選手として活躍できない。
せっかく。なんなんだよっ。
頭が噴火しそうだった。仕方ないって分かってるけどさ。諦めきれないよ、こんな所で。
そのまま沈黙が続いた。
安息の日々を送った。
リハビリを続けて少し走れる位までになった。一生懸命、技量を磨き続けた。
そして私の努力が認められ大会に出させてもらうことになった。
正直、選ばれないと断念していたが思いの外このような結果になった。
しかし先輩たちはこの事について非常に拒んだ。
『何でずっと休んでた奴が大会に出れるんだよ。お前どうせ怪我するのが怖くて本気で走れないくせに。』
その事については何とも言えなかった。そう。内心は本当に怖い。
怪我して選手として存在できなかったら、どうしようと不安に思うのだ。物凄く。
私の腹心の友達、啓将(ひらまさ)に大会に出るべきかどうか相談した。
『えぇ。勝ち負けとかの問題じゃなくてさ、お前が楽しめてるかどうかじゃね?』
『楽しむ。。』
『嫌でやってるより楽しくてやってた方がいい。だから人は限界まで頑張ってみようって思えるんだよ。』
大会の日が切迫する。高校3年最後のチャンス。風呂の中で錯乱状態。
明日もし足が壊れたらどうしよう。それしか考えられなかった。
不安な気持ちを抱えながら大会へと足を運んだ。
目の前には広すぎるドーム型の建物が立ちはだかっていた。
ウォーミングアップする者や顧問から指導されてる者、私は今日ここで、、、走るんだ。
緊張する。私の出番まであと3分。心臓が太鼓のように響いて体が震える。
『次の種目は150m走です。レーンに並びなさい。』
まじで?もう?はやっ。速そうな人ばかり。私はこの人達に勝てるのか。
いいフィジカルしてるな。
やばい。走れないかも。もうやだ。走りたくなくなってきた。怖い。
不安な気持ちが募り意気消沈した。
その時、座席にいる啓将と目があった。
彼の目はまるで、こんじきのように光を帯びていた。
優しい目。
それが私の背中を押してくれた。
拳に活を入れた。
もしかしたら今日私の足はぶっ壊れるかもしれない。
でも今は自分を試してみたいという自分がいる。
今わかった。私は足が壊れるのが怖かったんじゃない。
私が私じゃなくなることが怖かったんだ
『位置について、よーい、、、ドンッ』
緊迫した空気に私は砂煙を巻き起こした。
こんにちは。ナスビです=(^.^)=
今回はスポーツ入れてみました!
感想アドバイス頂けたら嬉しいです♪
それではまた〜( ´ ▽ ` )ノ
ナスビさん(神奈川・13さい)からの相談
とうこう日:2020年9月13日みんなの答え:2件
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すごいいぃぃ! こんにちはぁ!エナガ大好きなシマエナガでーす!
私の大したことない小説に回答ありがとうっっ!!マジ嬉しいっっ!!
上手、上手、上手すぎじゃね!?
その才能分けておくれ!
マジ感動っ!めちゃ分かりやすい!
神小説ありがとうっっ!
では、さいなぁら! シマエナガさん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2020年9月14日 -
ナスビさーーーん!! もっけ飴です(*´∀`*)
ナスビさん、こんにちは〜
スポーツ系を久しぶりに読んだんですけど良いですね!
こういうの大好きですっっ
最後の描写が神ってません!?
私には書けん。。
もう本当に次回も楽しみにしてます!!
それでは〜。 もっけ飴さん(選択なし・13さい)からの答え
とうこう日:2020年9月14日
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- 【「相談する」「相談に答える(回答する)」ときのルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。

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- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの
個人 を判断 することが出来ないため、削除依頼 には対応することは出来ません。投稿しても問題ない内容かよく確認してください。 - すでに回答された内容を、ほぼそのままコピーして自分の回答として投稿されることが増えています。このような投稿はやめてください。またそのような投稿は今後公開しません。
- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの

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