【#短編小説】野良猫のミケ
私は猫。三毛猫のメス。三毛猫のメスは、珍しいって人間さんが言ってたんだ!名前?名前ね〜…。ないの。まあ、言いにくいから三毛猫のミケでいっか!お母さんはね、私が赤ちゃんの時に死んじゃったんだ。仲間の猫から聞いたの。お母さんがいなくても、沢山の仲間がいるから、楽しいよ!
「おーい!そこの三毛猫さーん。」
近所の黒猫さんが言った。
「はーい!!」
お宝をいっしょに破って、中身を食べた。ゴミ袋って言うらしいんだけど、私達にとってはゴミなんかじゃない。お宝なんだよ!!いつも仲間と助けあって生きているんだ!大変だけど、食べ物がないときもあるから、食べれたときは幸せ!!
「あ、にゃんにゃん!!」
「うわっ!!」
気が付いたら小さな女の子が目の前にいた。飛び上がった拍子に、猛ダッシュで逃げる。
「ビックリしたぁ…。」
人間さんはきらいじゃないけど、目の前に来たらビックリしちゃうなぁ…。っていうか…
「ここ、どこ…?」
走ったときに、迷子になっちゃったみたい。
「うわあ、どうしよう…!」
見覚えのあるような無いような道を、どんどん進んでいく。塀に登り、屋根に飛び、道に降りていく。
「よぉ。そこの三毛猫さん。」
自分よりずっと大きい虎柄の猫が言った。
「あ、あの、迷子になっちゃったんです…!ここ、どこか分かりますか?」
「なるほど、でもなぁ。俺の陣地にはいっちゃぁ、それはできないなぁ。」
「え?」
「勝手に入ってくるなよこのちびがっ!!」
「ひっ!」
虎柄の猫が襲いかかってきた。
「うあっ!」
どこかで聞いたことがある。ここら一帯のボス、ベスのことを。喧嘩っ早くて、陣地に入ったら攻撃してくる。力が強く、どんな猫にも勝ってしまうのだ。ということは…
「逃げないと!」
必死で逃げた。これしか方法はない。自分より体か大きい上に、ボスだなんて勝てっこない。
「おっとぉ。逃がせはしないよぉ。」
「ぎゃぁ!!」
ベスの爪で引っ掛かれた。そこからはめちゃくちゃにやられた。
「ひい、ひい…。」
運よく逃がして貰えたが、体力はほぼゼロ。帰るといっても、帰るところがない。もう空が赤く染まっている。動くと言っても、動けない。そのままうずくまることにした。
「あ!さっきのにゃんにゃん!」
昼に会った女の子に出会った。
「あら、傷だらけ!可哀想に…。」
「ねえ、このにゃんにゃん、死んじゃう!!ママ、なんとかできない?」
「そうねえ_」
「じゃあさ、____」
気が付いたら、フワフワの何かにくるまっていた。気を失っていたみたいだ。目を開けたら、見たことの無い光景が広がっていた。
「あ、にゃんにゃん、起きてる!!」
女の子の声。
「あら、目を覚ましたのね。ほらアオイ、ご飯あげて。」
「うん!にゃんにゃん、これ食べて!」
目の前に置かれたのは、茶色い塊だった。見たことないけど、良い匂い!食べてみた。
「美味しい!!」
「ママ、にゃんにゃん喜んでる!!」
「良かったわねぇ。アオイ、優しくしてあげてね。」
「うん!」
二人は何度か言葉を交わした。よく分からない言葉もあったけど、これだけ分かった。ここは、アオイちゃんっていう子の「家」ってこと。家は何回も見たけど、入ってみたのは初めて!!そして、この家に住めるってこと!!
「嬉しい!!」
「ねえねえ、にゃんにゃん、うれしそうだよ!!」
そうだよアオイちゃん。だって、嬉しいもん!!
しばらく安静にしていたら、傷はどんどん治ってきた。この家には、アオイちゃんとお母さん以外にも、先輩の犬さんのベル、お父さんがいる。家族もベルも、とっても優しい。前の生活も楽しいけど、初めてのことがあるから、とっても楽しい!
「おーい!!ミケ、ご飯だよー!」
あ、アオイちゃんが呼んでいる。じゃあ、ここで失礼するね。
どもこん!さっぴでーす!!皆さん、いかがでしたか?感想、お待ちしてまーす!!では! さっぴ@日常組大好きさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年9月29日みんなの答え:4件
「おーい!そこの三毛猫さーん。」
近所の黒猫さんが言った。
「はーい!!」
お宝をいっしょに破って、中身を食べた。ゴミ袋って言うらしいんだけど、私達にとってはゴミなんかじゃない。お宝なんだよ!!いつも仲間と助けあって生きているんだ!大変だけど、食べ物がないときもあるから、食べれたときは幸せ!!
「あ、にゃんにゃん!!」
「うわっ!!」
気が付いたら小さな女の子が目の前にいた。飛び上がった拍子に、猛ダッシュで逃げる。
「ビックリしたぁ…。」
人間さんはきらいじゃないけど、目の前に来たらビックリしちゃうなぁ…。っていうか…
「ここ、どこ…?」
走ったときに、迷子になっちゃったみたい。
「うわあ、どうしよう…!」
見覚えのあるような無いような道を、どんどん進んでいく。塀に登り、屋根に飛び、道に降りていく。
「よぉ。そこの三毛猫さん。」
自分よりずっと大きい虎柄の猫が言った。
「あ、あの、迷子になっちゃったんです…!ここ、どこか分かりますか?」
「なるほど、でもなぁ。俺の陣地にはいっちゃぁ、それはできないなぁ。」
「え?」
「勝手に入ってくるなよこのちびがっ!!」
「ひっ!」
虎柄の猫が襲いかかってきた。
「うあっ!」
どこかで聞いたことがある。ここら一帯のボス、ベスのことを。喧嘩っ早くて、陣地に入ったら攻撃してくる。力が強く、どんな猫にも勝ってしまうのだ。ということは…
「逃げないと!」
必死で逃げた。これしか方法はない。自分より体か大きい上に、ボスだなんて勝てっこない。
「おっとぉ。逃がせはしないよぉ。」
「ぎゃぁ!!」
ベスの爪で引っ掛かれた。そこからはめちゃくちゃにやられた。
「ひい、ひい…。」
運よく逃がして貰えたが、体力はほぼゼロ。帰るといっても、帰るところがない。もう空が赤く染まっている。動くと言っても、動けない。そのままうずくまることにした。
「あ!さっきのにゃんにゃん!」
昼に会った女の子に出会った。
「あら、傷だらけ!可哀想に…。」
「ねえ、このにゃんにゃん、死んじゃう!!ママ、なんとかできない?」
「そうねえ_」
「じゃあさ、____」
気が付いたら、フワフワの何かにくるまっていた。気を失っていたみたいだ。目を開けたら、見たことの無い光景が広がっていた。
「あ、にゃんにゃん、起きてる!!」
女の子の声。
「あら、目を覚ましたのね。ほらアオイ、ご飯あげて。」
「うん!にゃんにゃん、これ食べて!」
目の前に置かれたのは、茶色い塊だった。見たことないけど、良い匂い!食べてみた。
「美味しい!!」
「ママ、にゃんにゃん喜んでる!!」
「良かったわねぇ。アオイ、優しくしてあげてね。」
「うん!」
二人は何度か言葉を交わした。よく分からない言葉もあったけど、これだけ分かった。ここは、アオイちゃんっていう子の「家」ってこと。家は何回も見たけど、入ってみたのは初めて!!そして、この家に住めるってこと!!
「嬉しい!!」
「ねえねえ、にゃんにゃん、うれしそうだよ!!」
そうだよアオイちゃん。だって、嬉しいもん!!
しばらく安静にしていたら、傷はどんどん治ってきた。この家には、アオイちゃんとお母さん以外にも、先輩の犬さんのベル、お父さんがいる。家族もベルも、とっても優しい。前の生活も楽しいけど、初めてのことがあるから、とっても楽しい!
「おーい!!ミケ、ご飯だよー!」
あ、アオイちゃんが呼んでいる。じゃあ、ここで失礼するね。
どもこん!さっぴでーす!!皆さん、いかがでしたか?感想、お待ちしてまーす!!では! さっぴ@日常組大好きさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2020年9月29日みんなの答え:4件
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うん…長い。 ども!めんへら絵師のあるるでーす!
短編小説にしてはすっっっごい長いっスね。
長文お疲れ様〜
長いお話を書けるの、凄いです!
あと他の方も言ってたけど…スウウ
珍しいのはオスだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
ふぅ…ふぅ…
というわけです!
ここだから許されますが、もし…コンクールとか?もし今後そういう本格的なのに投稿したいのであれば、これは大問題です!
ちゃんと調べましょう!
勿論、ここでも間違えるのは良くないです! あるるさん(北海道・11さい)からの答え
とうこう日:2020年10月4日 -
no めずらしいのわオス! 大さん(選択なし・10さい)からの答え
とうこう日:2020年10月3日 -
あったかい! こんなに心温まる話はひさしぶりです!ミケ、よかったね!これからも、ほっこりストーリー、期待してます! CYATORAさん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2020年10月3日 -
良かった… 心が温まる作品ありがとうございます。最終的に、良い飼い主さんに巡り会えて良かったです。続きがとても気になる話でした。
ちなみに珍しいのは三毛猫のオスです。あと、サビ猫の雄も珍しいです。理由はまずDNAには染色体というものがあります。メスはXXで、オスはXYです。このうちに毛の色がのるのはXのみです。だからXが二個あるメスは、黒と茶色、二色のりますが、一個しかないオスは、黒か茶色、一色しかのらないので多くても色は二色まで、と言うことになるわけです。ですが突然変異で最後の染色体がXXYになる個体がいます。これがオスのミケ(あるいはサビ)になるわけです。確率は三分の一くらいです。
説明の方が長くなってしまい、ごめんなさい。 猫の手さん(群馬・12さい)からの答え
とうこう日:2020年9月30日
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